JP2002223324A - 通信内容記録再生システム及び通信内容記録再生装置 - Google Patents

通信内容記録再生システム及び通信内容記録再生装置

Info

Publication number
JP2002223324A
JP2002223324A JP2001016683A JP2001016683A JP2002223324A JP 2002223324 A JP2002223324 A JP 2002223324A JP 2001016683 A JP2001016683 A JP 2001016683A JP 2001016683 A JP2001016683 A JP 2001016683A JP 2002223324 A JP2002223324 A JP 2002223324A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
call
data
recording
terminal device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001016683A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Tamai
幸司 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denon Ltd
Original Assignee
Denon Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denon Ltd filed Critical Denon Ltd
Priority to JP2001016683A priority Critical patent/JP2002223324A/ja
Publication of JP2002223324A publication Critical patent/JP2002223324A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】通信内容記録再生システムおいて、ファイル検
索を行うための作業が煩雑であり、通信継続中の通信デ
ータを再生することができない。 【解決手段】通信回線を伝送する通信信号を通信データ
に変換して記録再生を行う通信内容記録再生装置と、通
信内容記録再生装置に記録された通信データを読み出し
再生する端末装置とを備えた通信内容記録再生システム
において、端末装置は、複数の通信データから特定の通
信データを選択する条件を設定する設定手段を備え、通
信内容記録再生装置は、通信データと通信データに関す
る通信情報とを記録する記録手段と、通信情報に基づい
て設定手段により設定された条件に適合した通信中の通
信データを検索する検索手段と、設定手段により設定さ
れた端末装置に条件に適合した通信中の通信データを送
信する送信手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信回線等の回線を介
して伝送される通信信号の記録再生を行う通信内容記録
再生装置、及び、通信内容記録再生装置、構内交換機、
複数の電話機、複数の端末装置(例えば、パーソナルコ
ンピュータ)等を備えた通信内容記録再生システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】電話回線等の通信回線を介して複数の端
末装置間で伝送される通信内容(通話内容など)を記録
し、また、記録した通信内容を再生することができる通
信内容記録再生装置がある。電話回線を利用した証券取
引等においては、取引の通話内容を証拠として残すた
め、通信内容記録再生装置が用いられ、通話毎に通信内
容を記録することが一般的に行われている。
【0003】従来の通信内容記録再生装置は、構内交換
機(PBX:Private Branch exchange)の外線側若し
くは内線側に接続され、回線上の通信信号(通話音声)
をデジタル信号に変換し、当該デジタル信号に圧縮処理
を施し、ハードディスク、光ディスク等のディスク状記
録媒体、または、磁気テープ等のテープ状記録媒体に逐
次記録を行う。
【0004】このような通信内容記録再生装置は、予め
定められた容量の記録媒体に多くの通信データを記録す
るために、回線毎にオンフック・オフフックの検出を行
い、オンフック状態(通話がない)の回線に対して通信
内容の記録を行わず、オフフック状態(通話がある)の
回線のみ通信内容の記録を行う機能を持つ。
【0005】また、オフフック状態においても、通話音
声の無音部分を検出して無音部分のデータを削除し、ま
た、高い圧縮率で通信データを圧縮することにより、通
信データのうち記録媒体に記録するデータ量を減らし、
長時間の通信内容を記録できる機能も有している。
【0006】通信データは、予め定めたデータ量毎に1
のファイルに変換され、記録媒体に記録される。記録媒
体に記録された複数の通信ファイルのファイル検索およ
びファイル管理のために、通信ファイルには、通信デー
タ毎に回線番号や通信時の日付、通信開始時刻と通信終
了時刻等の時間情報が付加される。
【0007】また、高機能の通信内容記録再生装置で
は、通話記録中の回線における発信者電話番号や受信者
電話番号をPBXから取得し、その電話番号情報を通信
データと関連づけて記録し、通信内容の再生時における
ファイル検索やファイル管理に利用している。
【0008】近年では、コンピュータと電話の統合化
(CTI:Computer Telephony Integration)が進み、
通信内容記録再生装置もローカル・エリア・ネットワー
ク(LAN:Local Area Network)に接続され、通信内
容記録再生装置を制御するアプリケーションプログラム
がインストールされたLAN上の端末装置(例えば、パ
ーソナルコンピュータ)から通信内容記録再生装置の制
御を行うことができる。
【0009】LANを介して端末装置が通信内容記録再
生装置を制御し、通信内容記録再生装置にファイル検索
を行わせ、検索した結果の通信ファイルを通信内容記録
再生装置本体で再生させたり、また、通信ファイルを端
末装置にダウンロードして、端末装置で通信データを再
生することもできる。
【0010】このようなCTIに対応した通信内容記録
再生装置は、例えば、特許第2939465号公報等に
開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信内容記録再
生装置では、ユーザが、通信データの再生が必要な時
に、必要とする通信データを特定するための検索条件
(回線番号、通信日時、発信者電話番号、受信者電話番
号)を入力し、通信内容記録再生装置にファイル検索を
行わせる。検索された通信ファイルは、通信内容記録再
生装置本体で再生されたり、またはLAN経由でユーザ
が使用する端末装置に送られ、当該端末装置で再生され
る。
【0012】したがって、通信内容記録再生装置に記録
された複数の通信データを再生する場合には、それら複
数の通信データを特定するための検索条件を、複数の通
信データ毎に設定しなければならないため、当該複数の
通信データを再生させるまでに時間がかかると共に、通
信内容記録再生装置にファイル検索を行わせるための作
業(検索条件の入力等)が煩雑である。
【0013】また、ユーザと通信相手との通信が終了し
た直後に、ユーザが直前に通信を終了した通信内容をす
ぐに再生したい場合でも、ユーザが当該通信データを特
定するための検索条件を入力し、通信内容記録再生装置
にファイル検索を行わせなければならない。そのため、
通信終了直後に、直前に通信していた通信データを再生
させる場合でも、通信データの再生までに時間がかかる
と共に、通信内容記録再生装置にファイル検索を行わせ
るための作業が煩雑になる。
【0014】また、検索可能な通信ファイルは、通信
(通話)が完了した通信ファイルが対象となるため、L
ANに接続された端末装置は、通信継続中の通信データ
を再生することができず、通信(通話)完了を待って再
生しなければならない。
【0015】本発明は、通信内容記録再生装置に記録さ
れたファイルの検索を行う作業を簡素化し、通信データ
の再生までにかかる時間を短縮し、ユーザが予め設定し
た条件に対応する通信が継続中の場合でも、ユーザが設
定した端末装置において通信継続中の通信データを再生
することができる通信内容記録再生システム及び通信内
容記録再生装置を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するため手段】本願の請求項1記載の発明
は、通信回線を介して伝送される通信信号を通信データ
に変換して記録再生を行う通信内容記録再生装置と、該
通信内容記録再生装置に記録された通信データを読み出
し再生する端末装置とを備えた通信内容記録再生システ
ムにおいて、前記端末装置は、複数の通信データから特
定の通信データを選択する条件を設定する設定手段を備
え、前記通信内容記録再生装置は、前記通信データと前
記通信データに関する通信情報とを記録する記録手段
と、前記通信情報に基づいて前記設定手段により設定さ
れた前記条件に適合した通信データを検索する検索手段
と、前記条件に適合した通信継続中の通信データを前記
設定手段により設定された端末装置に送信する送信手段
とを備えることを特徴とする。
【0017】本願の請求項2記載の発明は、請求項1記
載の通信内容記録再生システムにおいて、前記通信内容
記録再生装置は、前記条件に適合した通信継続中の通信
における予め定めた条件に適合した区間を検出し通信開
始から前記予め定めた条件に適合した区間検出時までの
通信データ又は前記予め定めた条件に適合した区間検出
時から次の前記予め定めた条件に適合した区間検出時ま
での間の通信データを1の転送データとして端末装置に
送信することを特徴とする。
【0018】本願の請求項3記載の発明は、通信回線か
ら通信信号を受信して通信データに変換する記録ボード
と、前記通信データと前記通信データに関する通信情報
とを記録する大容量記録装置と、ネットワークを介して
入力される検索条件を記憶するメモリと、前記記録ボー
ドから前記通信データを読み出して前記通信データと前
記通信情報とを用いて通信ファイルを生成して大容量記
録装置に記録させる制御を行うと共に前記検索条件に基
づいて前記大容量記録装置に記録された通信ファイルの
検索を行い通信中の前記検索条件に適合する通信データ
を前記大容量記録装置から読み出し前記ネットワークに
接続されている端末装置に送信する制御を行う主制御部
とを備えたことを特徴とする。
【0019】本願の請求項4記載の発明は、請求項3記
載の通話内容記録再生装置において、前記主制御部は、
前記条件に適合した通信継続中の通信における予め定め
た条件に適合した区間を検出し通信開始から前記予め定
めた条件に適合した区間検出時までの通信データ又は前
記予め定めた条件に適合した区間検出時から次の前記予
め定めた条件に適合した区間検出時までの間の通信デー
タを1の転送データとして端末装置に送信する制御を行
うことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の通信内容記録再
生システムの一実施例の概略構成を示す模式図である。
図1において、通信内容記録再生システム101は、公
衆電話回線網(PSTN:Public Switched Telephone
Network)102に接続され、通信内容記録再生システ
ム101は、構内交換機(PBX)103、内線電話機
104a〜104n、通信回線端末装置(端末装置)1
05a〜105n、通信内容記録再生装置106、LA
N107を備える。また、通信内容記録再生システム1
01には、広域ネットワーク(WAN:Wide Area Netw
ork)108が接続され、WAN108には、ネットワ
ーク端末装置(端末装置)109a〜109nが接続さ
れている。
【0021】本実施例では、通信回線としてアナログ電
話回線の場合を例に挙げ説明するが、それに限定され
ず、ISDN(Integrated Services Digital Networ
k)等のデジタル回線でもよい。また、通信回線を伝送
する通信信号として通話信号の場合を例に挙げ説明する
が、それに限定されず、通信回線を伝送する信号が映像
信号やコンピュータ等に用いるデータであってもよい。
【0022】PBX103は、PSTN102に接続さ
れている。PBX103とPSTN102とは、複数の
回線(例えば、10回線等)により接続されている(図
1においては、1の線にて表す)。また、PBX103
には、複数の内線電話機104a〜104nが接続され
ている。
【0023】PBX103は、外線(PSTN102と
接続されている回線側)から入力される通話信号の電話
番号(着信側電話番号)に基づいて、外線側の回線と内
線電話機104a〜104nとを接続する回線の切り替
えを行う。
【0024】具体的には、PBX103の外線側に3本
の回線(例えば、各回線番号が、L1,L2,L3)が
接続され、内線側に5台の内線電話機(それぞれ異なる
電話番号(例えば、電話番号が1111,2222,3
333、4444,5555)を有する5台の電話機)
が接続されている場合、PBX103は、外線側の3回
線から入力されるそれぞれの通話信号の電話番号に基づ
いて、外線側の回線と前記電話番号を有する内線電話機
とを接続する。
【0025】例えば、回線番号「L2」の回線を介して
伝送される通話信号が、電話番号「3333」の内線電
話機にかけられた通信信号である場合、PBX103
は、回線番号「L2」の回線と電話番号「3333」を
有する内線電話機とを接続する。
【0026】このとき、PBX103は、通話状態(外
線側の回線と内線電話機とが接続された状態)にある回
線の電話番号情報として、発信者電話番号および着信者
電話番号を通信内容記録再生装置106に出力する(図
1においては、1の線にて表す)。
【0027】通信内容記録再生装置106は、PBX1
03の外線側に接続され、PSTN102の回線上の通
話内容を逐次デジタル信号に変換し、データ圧縮処理し
た後、内部のハードディスクに記録を行う。通信内容記
録再生装置106は、PBX103からの発信者電話番
号及び着信者電話番号の電話番号情報と、通話日、通話
開始時刻および通話終了時刻等の時間情報とをあわせた
通話情報をファイルヘッダとして通話データに付加して
通話ファイルとして記録する。前記通話情報は、通話フ
ァイルのファイル検索に用いられ、通話データ及び通話
情報によりデータベースを構築する。
【0028】通信内容記録再生装置106には、LAN
107を介して複数の通信回線端末装置105a〜10
5nが接続されている。通信回線端末装置105a〜1
05nは、内線電話機104a〜104nに対応して設
置され、通話相手に関する情報(発信者電話番号、氏名
など)をモニタ等に表示する。また、通信回線端末装置
105a〜105nは、通信内容記録再生装置106に
通話ファイルのファイル検索を行わせるための検索条件
の入力等の操作に用いられたり、検索した通話ファイル
に関する情報をモニタ等に表示する。
【0029】WAN108は、LAN107に接続され
ている。WAN108には、複数のネットワーク端末装
置109a〜109nが接続され、ネットワーク端末装
置109a〜109nは、WAN108及びLAN10
7を介して通信内容記録再生装置106にアクセスし、
通信内容記録再生装置106に蓄積された通話ファイル
のファイル検索や、検索した通話ファイルの再生を行う
ことができる。
【0030】図2は、本発明の通信内容記録再生装置の
一実施例の概略構成を示す模式図である。図2におい
て、通信内容記録再生装置201は、記録ボード202
a〜202n、主制御部(本実施例では、CPU(Cent
ral processing Unit))203、タイマ204、メイ
ンメモリ205、大容量記録装置(本実施例では、ハー
ドディスクドライブ)206、再生ボード207、PB
Xインターフェース208、LANインターフェース2
09を備えている。
【0031】通信内容記録再生装置201は、PBX1
03の外線側の複数の電話回線(図1においては、1の
線にて表す)を介して伝送される通話データをハードデ
ィスクドライブ206のハードディスクに記録するため
に、各回線毎に接続される複数の記録ボード202a〜
202nを備えている。また、通信内容記録再生装置2
01は、ハードディスクドライブ206又はメインメモ
リ205に記録された通話データを再生するための再生
ボード207を備えている。
【0032】記録ボード202a〜202n、CPU2
03、タイマ204、メインメモリ205、ハードディ
スクドライブ206、再生ボード207、PBXインタ
ーフェース208、LANインターフェース209は、
バス210により接続されている。
【0033】記録ボード202a〜202nは、各電話
回線毎に接続されている。記録ボード202a〜202
nは、それぞれ、オートレベルコントローラ211、レ
ベル検出部212、オンフック・オフフック検出部21
3、DTMF検出部214、A/D(Analog/Digital)
変換部215、データ圧縮部216、記録用メモリ21
7、コントローラ218、レジスタ219を備えてい
る。
【0034】電話回線から入力される通話信号は、オー
トレベルコントローラ211、レベル検出部212、オ
ンフック・オフフック検出部213及びDTMF検出部
214に入力される。
【0035】オートレベルコントローラ211は、通話
信号を予め定めたレベルとなるように信号レベルを調節
し、後段のA/D変換部215に出力する。
【0036】レベル検出部212は、通話信号の信号レ
ベルが予め定めた信号レベル以下の無音部分を検出し、
通話信号の無音部分を示す信号を検出結果として後述す
るコントローラ218に出力する。
【0037】予め定めた信号レベルは、例えば、−30
dBであり、電話機の受話器(ダイナミックレンジは、
約−60dB)から入力される通話者の音声と、受話器
から入力される通話者の音声以外の音(通話者の周りの
音)とを区別するレベルとする。
【0038】オンフック・オフフック検出部213は、
回線上の直流電圧の変化を監視し、当該回線がオフフッ
ク状態かオンフック状態かを検出し、検出結果としてオ
フフック状態かオンフック状態かを示す信号を後述する
コントローラ218に出力する。
【0039】電話機の受話器があがると、回線はオフフ
ック状態となり、オンフック・オフフック検出部は、通
話が開始したことを検出する。また、受話器が戻される
と、回線はオンフック状態となり、オンフック・オフフ
ック検出部は、通話が終了したことを検出する。
【0040】DTMF検出部214は、通話信号からD
TMF信号を検出し、検出結果を後述するコントローラ
218に出力する。DTMF信号は、通話信号に重畳さ
れた高群・低群の2種類の周波数からなる信号である。
DTMF信号は、電話機において、「0」〜「9」、
「#」、「*」の操作ボタンが押されることにより発生
し、各操作ボタン毎に周波数が異なる。DTMF検出部
214は、周波数に基づいて、押された操作ボタンを判
定し、その結果をコントローラ218に出力する。
【0041】A/D変換部215は、オートレベルコン
トローラ211から出力されるアナログ信号をデジタル
通話データに変換し、データ圧縮部216に出力する。
【0042】データ圧縮部216は、後述するコントロ
ーラ218の制御に基づいて、A/D変換部215から
出力される通話データに圧縮処理を施し、記録用メモリ
217に出力する。データ圧縮部216において、通話
データを圧縮する場合のデータ圧縮率は、後述するコン
トローラ218により決定される。
【0043】データ圧縮部216における圧縮方法とし
ては、例えば、ADPCM(Adaptive Differential Pu
lse Code Modulation)やITU−T(International T
elecommunication Union − Telecommunication Standa
rdization Sector)勧告のG.729(次世代移動信用
音声符号化方法)等を用いることができる。
【0044】記録用メモリ(例えば、FIFO(First
In First Out)217は、データ圧縮部216から出力
される通話データを一時記憶する。
【0045】コントローラ218は、レベル検出部21
2の検出結果、オンフック・オフフック検出部213の
検出結果及びDTMF検出部214の検出結果を、検出
データとしてレジスタ219に書き込む。
【0046】コントローラ218は、データ圧縮部21
6において、通話データを圧縮する場合のデータ圧縮率
を決定し、データ圧縮部206の制御を行う。コントロ
ーラ218は、レベル検出部212からの検出結果によ
り、通話データの無音部分に少ないビット数を割り当て
てデータ量を少なくし、通話データを圧縮するようにデ
ータ圧縮部216を制御する。
【0047】データ圧縮部216から出力された通話デ
ータは、コントローラの制御により、単位時間毎のブロ
ックデータとしてオンフック・オフフック検出部213
の検出結果である通話の有効、無効のフラグが付加され
て記録用メモリ217に書き込まれる。このとき、DT
MF検出部214でDTMF信号が検出された場合、当
該DTMF信号も通話データに付加され記録用メモリ2
17に書き込まれる。
【0048】レジスタ219は、コントローラ218か
らの検出データを一時格納する。
【0049】CPU203は、一定周期毎に記録ボード
202a〜202nにアクセスし、レジスタ219に格
納されている検出データに基づいて、記録ボード202
a〜202nに通話データがあるか否かを判別する。記
録ボード202a〜202nに通話データがある場合、
CPU203は、記録用メモリ217に記憶されている
通話データとレジスタ219に格納されている検出デー
タとを読み取り、メインメモリ205に一時記憶させ
る。
【0050】このとき、CPU203は、後述するタイ
マ204から得られる時間と、レベル検出部212の検
出結果、オンフック・オフフック検出部213の検出結
果及びDTMF検出部214の検出結果とに基づいて、
通話データの時間に関する時間情報(通話日、通話時
刻、DTMF信号の発生時刻、並びに、通話の無音部分
が予め定めた時間(例えば、3秒)継続した無音区間)
を取得する。また、PBXインターフェース208を介
してPBX103から回線番号及び電話番号情報を取得
する。
【0051】ここで、本実施例においては、予め定めた
条件に適合した区間を、通話の無音部分が予め定めた時
間(例えば、3秒)継続した区間(無音区間)とする。
通信データが映像データやコンピュータ等に用いるデー
タの場合、予め定めた条件に適合した区間は、映像デー
タ又はコンピュータ等に用いるデータにおいて、例えば
「0」のデータが予め定めた個数以上連続した区間とす
る。
【0052】CPU203は、メインメモリ205に一
定量の通話データが蓄えられると、メインメモリ205
に書き込まれた通話データ及び検出データと、回線番
号、電話番号情報、時間情報とをハードディスクドライ
ブ206のハードディスクに記録させる。
【0053】当該通話の通話データは、検出データ、回
線番号、電話番号情報及び時間情報からなるファイルヘ
ッダが付加され、1のファイル(通話ファイル)として
ハードディスクに記録される。このことにより、ハード
ディスクドライブ206にデータベースが構築される。
【0054】ハードディスクへの通話ファイルの記録に
おいて、通話が開始した後メインメモリ205に一定量
の通話データが蓄えられると、通話が開始した後にメイ
ンメモリ205に蓄えられた一定量の通話データにファ
イルヘッダを付加した通信ファイルをハードディスクに
記録させる。当該通話開始時のファイルヘッダには、検
出データ、回線番号、電話番号、通話開始時刻が書き込
まれる。
【0055】その後、継続する当該通話の通話データ
は、当該ファイルに連続して追加記録される。通話デー
タの追加記録時に、通話ファイルのファイルヘッダの検
出データ(レベル検出部212の検出結果、オンフック
・オフフック検出部213の検出結果、DTMF検出部
214の検出結果)及び時間情報(DTMF信号発生時
刻、無音区間発生時刻)も追加記録される。
【0056】通話が終了した時、通話ファイルのファイ
ルヘッダに、通話終了時刻、通話時間、検出データ等が
書き込まれる。
【0057】CPU203は、通話データの再生要求が
あった場合に、メインメモリ205又はハードディスク
ドライブ206から、再生要求のあった通話データを読
み出し、再生ボード207に送信する制御を行う。
【0058】CPU203は、検索データを格納するメ
モリ(例えば、RAM(Random Access Memory)を備
え、ハードディスクドライブ206に記録された通話フ
ァイルの検索を行うための検索条件を検索データとして
格納している。検索データは、通信回線端末装置105
a〜105n又はネットワーク端末装置109a〜10
9nから通信内容記録再生装置に送信され、前記メモリ
に登録される。
【0059】CPU203は、検出データ、電話番号情
報又は時間情報に基づいて、ハードディスクドライブ2
06又はメインメモリ205に記憶された通話ファイル
から、メモリに記憶された検索条件に適合した通話ファ
イルを検索する検索手段を備える。CPU203がファ
イル検索を行う場合には、当該メモリに記憶された検索
データによりファイル検索を行い、検索結果に基づいて
ハードディスクドライブ206又はメインメモリ205
から通話ファイルを読み出す。
【0060】タイマ204は、年月日及び時間を計測
し、CPU203からの要求により時間情報を出力す
る。
【0061】メインメモリ205は、CPU203の制
御により、記録ボード207から入力される通話データ
及び検出データを一時格納する。
【0062】ハードディスクドライブ206は、CPU
203の制御により、メインメモリ205から送られて
くる通話データ及び検出データ(レベル検出部212の
検出結果、DTMF信号)、PBX103から取得した
回線番号及び電話番号情報(発信者電話番号、着信者電
話番号)、タイマ204から取得した時間情報(通話
日、通話開始時刻、通話終了時刻、無音区間発生時刻)
からなる通話ファイルを記録する記録手段である。
【0063】通話ファイルは、通話データと通話情報
(通話ファイル名、回線番号、電話番号情報、時間情
報、DTMF信号など)とからなり、通話情報はファイ
ルヘッダとして通話データに付加され記録される。
【0064】図3は、通話情報の一例を示す表である。
通話情報は、通話ファイルの検索用情報に用いられる。
通話情報としては、通話ファイル名、回線番号、発信者
電話番号、着信者電話番号、通話日、通話時刻(通信開
始時刻及び通信終了時刻)、DTMF信号及び無音区間
(図示せず)等である。
【0065】通話ファイル名は、通話に使用された外線
側の回線の回線番号と、当該通話の通話日及び通話開始
時刻に基づいて、通話毎に自動的に生成される。通信内
容記録再生装置201は、1の回線毎に1の記録ボード
が接続されるため、記録ボード202a〜202n毎に
回線番号が予め決まっている。回線番号、発信者電話番
号および受信者電話番号は、CPU203がPBX10
3から取得する。通話日および通話時刻は、CPU20
3が、タイマ204から取得する。
【0066】再生ボード207は、再生用第1メモリ2
20、レジスタ221、コントローラ222、データ伸
長部223、再生用第2メモリ224、D/A(Digita
l/Analog)変換部225、増幅部226を備えている。
【0067】再生用第1メモリ220は、CPU203
の制御により、メインメモリ205又はハードディスク
ドライブ206から送られてきた通話ファイルを一時記
憶する。
【0068】レジスタ221には、再生する通話ファイ
ルに関する情報が書き込まれる。通話ファイルに関する
情報としては、通話データをデータ伸長するか否かに関
する情報、通話データの出力先情報(再生ボードから出
力するか、LANに出力するかを示す情報)等である。
【0069】コントローラ222は、レジスタ221に
書き込まれた通話ファイルに関する情報に基づいて、デ
ータ伸長部223を制御すると共に通話データをD/A
変換部225に出力するか再生第2メモリ224に出力
するかを制御する。
【0070】コントローラ222は、レジスタ221に
書き込まれた出力先情報に基づいて、再生ボード207
から出力する場合には通話データをD/A変換部225
に出力させ、LANインフェース209を介してLAN
107に出力する場合には再生用第2メモリ224に出
力させる。
【0071】データ伸長部223は、コントローラ22
2の制御により、通話データを再生用第1メモリ220
から読み出し、通話データに伸張処理を施し、または、
伸長処理を施さずに出力する。
【0072】再生用第2メモリ224は、コントローラ
222の制御により、通話データをLANに出力する場
合、データ伸長部223から出力された通話データを一
時記憶する。再生用第2メモリ224に記憶された通話
データは、CPU203の制御により読み出され、LA
Nインターフェース209を介してLAN107に送信
される。
【0073】D/A変換部225は、デジタル通話デー
タをアナログ通話信号に変換して出力する。増幅部22
6は、通話信号を増幅して出力する。
【0074】PBXインターフェース208は、CPU
203がPBX103から電話番号情報を取得するため
のインターフェースである。LANインターフェース2
09は、再生ボード207から読み出した通話データ又
は通話ファイルをLAN107に送信するためのインタ
フェースである。LANインターフェース209は、C
PU203により検索された、前記端末装置により設定
された検索条件に適合した通話ファイルを端末装置に送
信する送信手段である。
【0075】通信内容記録再生装置が通話データを記録
する動作について説明する。電話回線から入力される通
話信号は、記録ボード202a〜202nのオートレベ
ルコントローラ211、レベル検出部212、オンフッ
ク・オフフック検出部213、DTMF検出部214に
入力される。オートレベルコントローラ211は、回線
から入力される通話信号を予め定めたレベルとなるよう
に信号レベルを調節し、A/D変換部215に出力す
る。
【0076】レベル検出部212は、通話信号の信号レ
ベルが予め定めた信号レベル以下の無音部分を検出し、
通話信号の無音部分を示す信号を検出結果としてコント
ローラ218に出力する。また、オンフック・オフフッ
ク検出部213は、当該回線がオフフック状態かオンフ
ック状態かを検出し、オフフック状態かオンフック状態
かを示す信号を検出結果としてコントローラ218に出
力する。DTMF検出部214は、通話信号からDTM
F信号を検出し、検出結果をコントローラ218に出力
する。
【0077】オートレベルコントローラ211から出力
される通話信号は、A/D変換部215により、通話デ
ータに変換され、データ圧縮部216に入力される。デ
ータ圧縮部216に入力された通話データは、コントロ
ーラ218がレベル検出部212の検出結果及びオンフ
ック・オフフック検出部213の検出結果に基づいて決
定した圧縮率により圧縮され、または、圧縮されずに、
記録用メモリ217に記憶される。
【0078】コントローラ218は、レベル検出部21
2の検出結果、オンフック・オフフック検出部213の
検出結果及びDTMF検出部214の検出結果を、検出
データとしてレジスタ219に書き込む。
【0079】CPU203は、一定の周期毎に記録ボー
ド202a〜202nのレジスタ219にアクセスし、
記録ボード202a〜202nに通話データがあるか否
かを検出する。記録ボード202a〜202nに通話デ
ータがある場合、CPU203は、記録ボード202a
〜202nの記録用メモリ217から通話データを順次
読み出し、また、レジスタ219から検出データを読み
出し、逐次メインメモリ205に蓄積させる。
【0080】CPU203は、タイマ204から時間情
報を取得し、PBX103から回線番号及び電話番号情
報を取得する。CPU203は、メインメモリに予め定
めたデータ量の通話データが蓄えられると、回線番号、
時間情報、電話番号情報及び検出データからなる通話情
報をファイルヘッダとして通話データに付加し、通話フ
ァイルとしてハードディスクドライブ206に記録す
る。
【0081】通話データを再生する動作について説明す
る。通話データの再生は、通信内容記録再生装置106
(201)本体で再生する場合とLANに接続された端
末装置(通信回線端末装置105a〜105n又はネッ
トワーク端末装置109a〜109n)で再生する場合
とがある。
【0082】通信内容記録再生装置201本体での再生
要求があった通話データを再生する場合について説明す
る。通信内容記録再生装置201の操作部(図示せず)
のキー入力により、通話データの再生要求があると、C
PU203は、入力される検索条件(発信者電話番号、
着信者電話番号、通話日、通話開始時間、通話終了時
間、DTMF信号等)に基づいて通話ファイルのファイ
ル検索を行い、検索条件に適合した通話ファイルをハー
ドディスクドライブ206から読み出す。
【0083】CPU203は、再生ボード207におい
てデータ伸長、D/A変換等が行われ出力される際に、
出力される通話信号が途切れないように、ハードディス
クドライブ206から予め定めたデータ量の通話ファイ
ルを、予め定めた時間毎に読み出し、再生ボード207
の再生用第1メモリ220に書き込む。このデータは、
データ伸張部223により読み出され、伸張処理が施さ
れる。
【0084】伸張された通話データは、D/A変換部2
25に入力され、D/A変換部225により、通話デー
タから通話信号に変換される。通話信号は、増幅部22
6により増幅された後、スピーカ(図示せず)から出力
される。
【0085】LAN107に接続された端末装置(通信
回線端末装置105a〜105n又はネットワーク端末
装置109a〜109n)で通話データを再生する処理
について説明する。ユーザが、LAN107に接続され
た端末装置を操作して、通話ファイルの再生を要求する
と、端末装置からの再生要求信号は、LAN107を経
由し、通信内容記録再生装置106(201)のLAN
インターフェース209を介してCPU203に入力さ
れる。
【0086】CPU203は、端末装置からの再生要求
があった場合、前述した通信内容記録再生装置201で
の再生処理と同様に、LAN107経由で送られてくる
検索条件に基づいて通話ファイルのファイル検索を行
い、検索条件に適合した通話ファイルをハードディスク
ドライブ206から読み出す。
【0087】送信先の端末装置により通話データの伸張
処理が可能な場合、圧縮した通話データのままの通話フ
ァイルを、再生要求のあった端末装置に送信する。送信
された通話データは、送信先の端末装置により伸長処理
が施され出力される。
【0088】送信先の端末装置により通話データの伸張
処理が不可能な場合、CPU203は、再生ボード20
7においてデータ伸長、D/A変換等が行われ出力され
る際に、出力される通話信号が途切れないように、ハー
ドディスクドライブ206から予め定めたデータ量の通
話ファイルを、予め定めた時間毎に読み出し、再生ボー
ド207の再生用第1メモリ220に書き込む。この書
き込まれたデータは、データ伸長部223で伸張処理が
施された後、再生用第2メモリ224に書き込まれる。
【0089】このとき、CPU203からレジスタ22
1経由でコントローラ222に制御コマンドが発行され
る。この制御コマンドにより、コントローラ222は、
データ伸長部223を、通常の処理速度の数倍で動作す
るように制御する。
【0090】すなわち、再生ボード207から通話信号
を出力する場合には、データ伸長部223は、通話信号
が記録時と同じ時間で再生されるように、通常の処理速
度でハードディスクドライブ206から読み出された通
話データのデータ伸長を行う。
【0091】ハードディスクドライブ206から読み出
された通話データを通話信号に変換して送信先に送信す
る場合、データ伸長部223は、通話信号の記録時と同
じ時間で再生されるように通話データの伸長を行う必要
がなく、当該通話信号のデータ伸長にかかる時間を短く
するため、通常の処理速度の数倍で動作し、通話信号を
記録時より早い時間でデータ伸長を行う。
【0092】また、この場合、コントローラ222は、
再生ボード207から通話信号を出力する必要がないた
め、D/A変換部225を停止状態にし、増幅部226
のゲインを下げる(ミュート状態)。
【0093】再生ボード207の再生用第2メモリ22
4に書き込まれた通話データは、CPU203の制御に
より読み出され、メインメモリ205又はハードディス
クドライブ206のテンポラリ作業領域に一時蓄積され
る。
【0094】この蓄積された通話データが1通話分の容
量に達すると、CPU203は、蓄積された通話データ
を、標準的なOS(Operating System)で扱うことが可
能なフォーマットの音声ファイルに変換し、再生要求の
あった端末装置にLAN107経由で送信する。端末装
置は、送信されてきた音声ファイルを再生する。
【0095】以上に述べたLAN107に接続された端
末装置での再生における再生ボード207のデータ伸張
処理は、CPU203の動作スピードが速く処理能力が
高い場合、CPUのソフトウェアが代行することもでき
る。
【0096】次に、ユーザが端末装置(通信回線端末装
置105a〜105n又はネットワーク端末装置109
a〜109n)において設定する通話ファイルのファイ
ル検索を行うための検索条件について説明する。図1に
示す通信内容記録再生システム101において、それぞ
れユーザは、端末装置により任意に検索条件を設定する
ことができる。通信内容記録再生装置106は、端末装
置により設定された検索条件に基づいて、通話ファイル
のファイル検索を行い、設定された検索条件に適合する
通話ファイル、又は、設定された検索条件に適合する通
話ファイルを特定する情報(通信ファイルよりデータ量
が少ないデータ(例えば、識別番号等))を、指定され
た端末装置に自動的に送信する。
【0097】すなわち、それぞれ端末装置において、そ
れぞれのユーザが必要とする条件を検索条件として設定
し、通信内容記録再生装置106に登録しておくことに
より、通信内容記録再生装置106は、当該検索条件に
適合した通話ファイルを検索し、設定された検索条件に
適合する通話ファイル、又は、設定された検索条件に適
合する通話ファイルを特定する情報を、ユーザにより設
定された端末装置に自動的に送信する。
【0098】例えば、図1において、通信回線端末装置
105aがある検索条件を設定すると、通信内容記録再
生装置106に記録された通話ファイルのうち、設定さ
れた検索条件に適合する通話ファイルが、予め指定され
た送信先の通信回線端末装置105aに自動的に送信さ
れる。
【0099】また、ネットワーク端末装置109a〜1
09nについても同様に、通信内容記録再生装置106
に記録された通話ファイルのうち、設定された検索条件
に適合する通話ファイルが、予め指定されたネットワー
ク端末装置109a〜109nのうちのいずれかに自動
的に送信される。
【0100】図4は、ユーザが検索条件を入力する場合
に端末装置のモニタに表示される検索項目入力画面の一
例を示す。図4に示すように、ユーザが設定できる検索
項目は、発信者電話番号、着信者電話番号、双方向設
定、通話日、通話時刻、DTMF信号、送信先アドレス
である。これらの項目のうち、1以上の項目が通信内容
記録再生装置に登録されると、通信内容記録再生装置
は、登録された検索条件に基づいてファイル検索を行
う。複数の項目が入力された場合、それら複数の項目の
全てに適合した通話ファイルが検索される。
【0101】発信者電話番号は、通信回線端末装置10
5aに接続されている内線電話機104aに電話がかか
ってきた場合、発信者側の電話番号である。着信者電話
番号は、通信回線端末装置105aに接続されている内
線電話機104aに電話がかかってきた場合、着信側の
電話番号である。
【0102】双方向設定は、通話データを送信先アドレ
スに送信する条件として、発信者番号と着信者番号とが
逆になった場合も有効とするか否かを決定する。すなわ
ち、双方向設定「ON」の場合、発信者番号と着信者番
号とが逆になった場合も送信の対象の通話データとな
り、双方向設定「OFF」の場合、発信者番号と着信者
番号とが逆になった場合は送信の対象とならない通話デ
ータとなる。
【0103】図5は、電話番号情報に関する検索条件の
一例を説明する図である。例えば、図5(a)に示すよ
うに、「ユーザNo.1」の登録No.1では、双方向
設定が「ON」であるため、発信者電話番号「5311
351234」、着信者電話番号「975579219
8」の通話に対しても、登録No.1の条件が有効にな
り、当該通話ファイルが「ユーザNo.1」に送信され
る。
【0104】また、「ユーザNo.1」の登録No.2
では、双方向設定が「OFF」であるため、発信者電話
番号「5311351234」、着信者電話番号「97
55797654」の通話ファイルは「ユーザNo.
1」に送信されない。
【0105】また、「ユーザNo.1」においては、登
録No.1及び登録No.2で設定された発信者電話番
号と着信者電話番号に一致する通話が記録された場合、
通信内容記録再生装置106は、その通話ファイルを設
定されている送信先アドレス「yamada_tarou@abc.co.j
p」にLAN107介して自動的に送信する。
【0106】また、図5(b)において、「ユーザN
o.2」が発信者電話番号「all」として設定した場
合、着信者電話番号「5311359012」で受けた
通話ファイルは、全て送信先アドレス「kawakami_hanak
o@abc.co.jp」に自動的に送信される。
【0107】また、図5(c)において、「ユーザN
o.3」が発信者電話番号「all」、着信者電話番号
「5311359870」、「531135901
2」、「5311351234」のように設定した場
合、これら3つの着信者電話番号の何れかの通話の場合
に、それらの通話データは、全て送信先アドレス「tana
ka_ichirou@abc.co.jp」に自動的に送信される。
【0108】また、双方向設定「ON」であるため、前
記3の電話番号で発信した場合でも登録No.1が有効
になり、それらの通話データは、全て送信先アドレス
「tanaka_ichirou@abc.co.jp」に自動的に送信される。
このような設定登録は、証券取引等において、部下の取
引を把握する必要がある管理責任者が利用する場合に用
いることができる。
【0109】図4において、通話日は、通話が行われた
日であり、年、年と月、又は、年月日により設定でき
る。通話日は、第1の日と第2の日とを設定することに
より、それらの間に通話された通話ファイルが検索項目
に適合する。通話時刻は、通話が行われていた時刻であ
り、時、又は、時分により設定できる。通話開始時刻と
通話終了時刻とを設定することにより、その時刻の範囲
に通話された通話ファイルが検索項目に適合する。
【0110】DTMF信号は、通話中に通信回線上を伝
送する番号等であり、例えば、予め定められたユーザ番
号である。発信者側が公衆電話機等を用いた場合、PB
Xから発信者側電話番号が通知されないため、発信者電
話番号を検索項目とするファイル検索ができない。この
とき、発信者にユーザ番号(DTMF信号)を入力させ
ることにより、そのDTMF信号に基づいて通信内容記
録再生装置に記録された通話ファイルのファイル検索を
行うことができる。
【0111】送信先アドレスは、検索項目に適合した通
話ファイルを送信する端末装置を特定するための項目で
ある。送信先アドレスを指定することにより、1の通話
ファイルを複数の端末装置に送信したり、他の内線電話
機で行われた通話の通話ファイルを自らの端末装置に送
信することができる。
【0112】次に、端末装置で通話ファイルを再生する
場合について説明する。図6は、本実施例の通信内容記
録再生システムにおいて端末装置の表示画面の一例を示
す模式図である。端末装置(通信回線端末装置105a
〜105n又はネットワーク端末装置109a〜109
n)には、当該端末装置が設定した条件に基づいて通信
内容記録再生装置106が送信された通話ファイルに関
する情報が表示される。
【0113】図6に示すように、通話ファイルに関する
情報が表示され、ユーザは、通話日、通話開始時刻、通
話終了時刻、通話時間、相手先番号(氏名)に基づい
て、通話内容を確認する通話ファイルを選択することが
できる。一度再生された通話ファイルは、再生済みを示
す印(例えば、白丸印等)が付される。
【0114】ここで、通信内容記録再生装置は、通話フ
ァイルをLAN又はWAN経由で送信するため、通信内
容記録再生装置が通話ファイルを暗号化し、暗号化した
通話ファイルを端末装置に送信し、端末装置側で通話フ
ァイルの暗号を解除し、再生するようにしてもよい。
【0115】また、本実施例では、通信内容記録再生装
置106からの通話ファイルの送信は、設定された条件
に適合した通話ファイルの全てを端末装置に送信する
が、それに限定されない。通信内容記録再生装置から端
末装置に条件に適合した通話ファイルの通話情報のみを
送信し、端末装置によりその通話情報(条件に適合した
通話ファイルの全て又は一部)の再生を行う再生要求が
あったのち、端末装置から送られてくる再生要求に基づ
いて、通信内容記録再生装置が当該通話ファイルを端末
装置に送信するようにしてもよい。
【0116】このことにより、通信内容記録再生装置か
ら端末装置に、設定された条件に適合した通話ファイル
の全てが送信されることがないため、端末装置が大容量
の記憶部を備える必要がない。
【0117】また、通信内容記録再生装置は、端末装置
から送られてくる再生要求に基づいて、設定された条件
に適合した通話ファイルの一部のみを端末装置に送信す
ることもできるため、常に設定された条件に適合した通
話ファイルの全てを端末装置に送信する場合に比べ、通
信内容記録再生装置のデータ送信の処理にかかる時間を
低減することができる。
【0118】また、通信内容記録再生装置は、端末装置
から再生要求があった場合のみ通話データを送信するた
め、常に設定された条件に適合した通話ファイルの全て
をそれぞれの端末装置に送信する場合に比べ、LANや
WANで伝送されるデータ量が少なく、データ転送速度
が遅くなることを防止することができる。
【0119】以上のように、本実施例の通信内容記録再
生装置において、ユーザが、予め通話ファイルの検索を
行うための条件を登録しておくことにより、その条件に
一致した通話があった場合、通信内容記録再生装置が指
定された送信先アドレスへ通話ファイルを自動的に送信
するため、ユーザが必要とする通話ファイルを再生する
毎に、端末装置で検索項目を入力し、通信内容記録再生
装置のデータベースにアクセスし、ファイル検索を行わ
せる必要がない。
【0120】すなわち、検索条件を登録することによ
り、必要とする通話ファイルを、ユーザがファイル検索
を行うことなく、簡単に必要とする通話データの再生を
行うことができ、通話内容を確認するための作業効率が
よくなる。
【0121】また、通話ファイルに関する情報のみを端
末装置に送り、前記情報の添付ファイルとして通話デー
タを送るため、ユーザが使用する端末装置に通話ファイ
ルを再生するための専用のアプリケーションソフトウエ
アをインストールする必要がなく、標準的なメールソフ
トウエアを使用することができる。システム導入時のコ
ストも低減することができる。
【0122】前述した実施例では、通話が終了した通話
データを端末装置に転送する場合について説明したが、
設定された条件に適合した通話である場合に、通話が継
続している通話データを端末装置に送信するようにして
もよい。
【0123】図7は、本実施例の通信内容記録再生シス
テムにおいて端末装置の通話継続中の通話がある場合の
表示画面の一例を示す模式図である。通信が開始したと
きに、通話ファイルのファイルヘッダとして、電話番号
情報、通話開始時刻がハードディスクに記録される。通
話継続中の通信が、設定された条件に適合した通話であ
る場合、端末装置には、図7に示すような表示画面が表
示される。すなわち、表示画面に、「NO.4」として
通信継続中の通信に関する情報(通話日、通話開始時
刻、相手先番号(氏名))が表示される。通話時間の欄
には「通話中」が表示される。
【0124】ユーザが、当該表示画面を見て、通話中で
ある「NO.4」の通信データの転送要求を行った場
合、通信内容記録再生装置106(201)は、端末装
置からの転送要求により、ハードディスクドライブ20
6に記録されている、設定された条件に適合した通話デ
ータを、指定された端末装置に転送する。
【0125】図8は、本実施例の通信内容記録再生装置
における通話データの転送の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。ユーザが端末装置に表示された図7
に示す表示画面を見て、「NO.4」を選択し、通信内
容記録再生装置201に通話データの転送要求を行う
と、通信内容端末装置201のCPU203は、通話フ
ァイルの通話情報から時間情報(通話開始時刻)、電話
番号情報(発信者電話番号、着信者電話番号)等を取得
し、それらの情報を用いて、ハードディスクドライブ2
06のハードディスクに記録された通信ファイルを検索
し、設定された条件に適合した通話データを特定する
(ステップ1)。
【0126】設定された条件に適合した通話データが特
定されると、CPU203は、タイマ204から時間情
報(現在時刻)を取得する(ステップ2)。
【0127】CPU3は、特定された通話データと時間
情報とから、当該通話データの通話が、通話開始から予
め定めた第1の時間(例えば、15秒)経過したか否か
判断する(ステップ3)。当該通話が通話開始から予め
定めた第1の時間経過していない場合、当該通信が終了
したか否かを判断する(ステップ4)。
【0128】ここで、第1の時間は、本実施例において
き15秒とするが、この時間のみに限定されず、15秒
より短い時間、または、15秒より長い時間であっても
よい。
【0129】通常、一人が連続して発音する時間は長く
ても5秒〜10秒程度であり、会話(通話)した場合、
会話の時間は短くても10秒以上と考えられる。第1の
時間が極端に短い時間(例えば、5秒)に設定した場
合、通話データを転送する間隔が短くなる。通信内容記
録再生装置には複数の電話回線が接続されており、通話
データの転送間隔が短くなると、通信内容記録再生装置
は通話データを端末装置に頻繁に転送しなければならな
くなる。この場合、データ転送の処理が煩雑になり、他
の処理(例えば、ファイル検索)に要する時間が長くな
ることがある。
【0130】また、第1の時間を極端に長い時間(例え
ば、120秒)に設定した場合、通話データは、通話が
開始してから120秒経過した後に端末装置に転送され
る。このような場合、端末装置が転送されてきた通話デ
ータを再生するときに、実際の通話に対して120秒以
上の遅延が生じる。通話が短い会話の場合(例えば、2
0秒)には、通話が終了した後100秒経過してから端
末装置で通話データの再生が可能になり、通話の継続中
に通話内容を再生することができない。
【0131】CPU203は、通話ファイルの通話情報
から通話が終了していると判断した場合(ステップ
4)、当該通話の通話開始から通話終了までの通話デー
タを、指定された端末装置に転送(最終転送)する(ス
テップ5)。
【0132】当該通話が通話開始から予め定めた第1の
時間経過した場合(ステップ3)、CPU203は、通
話ファイルのファイルヘッダに書き込まれた無音区間情
報から、当該通信の無音区間を検出する(ステップ
6)。
【0133】当該通話が通話開始から予め定めた第1の
時間経過した後、無音区間が検出された場合(ステップ
6)、CPU203は、通話開始から無音区間検出時
(無音区間開始時)までの間の通信データを、指定され
た端末装置に転送する(ステップ7)。
【0134】当該通話が通話開始から予め定めた第1の
時間経過し、無音区間が検出されない場合(ステップ
6)、CPU203は、当該通話が通話開始から予め定
めた第2の時間(例えば、30秒)経過したか否か判断
する(ステップ8)。
【0135】ここで、第2の時間は、本実施例において
き30秒とするが、この時間のみに限定されず、30秒
より短い時間、または、30秒より長い時間であっても
よい。
【0136】第2の時間が極端に短い時間(例えば、1
0秒)に設定した場合、通信内容記録再生装置は、通話
の途中で通話データを端末装置に頻繁に転送しなければ
ならなくなる。端末装置で通話データを再生した場合
に、通話がとぎれとぎれになり、通話内容を確認しづら
くなる。また、通信内容記録再生装置のデータ転送の処
理が煩雑になり、他の処理(例えば、ファイル検索)に
要する時間が長くなることがある。
【0137】また、第1の時間を極端に長い時間(例え
ば、240秒)に設定した場合、端末装置に転送する通
話データのデータ量が多くなり、1の通話データを通信
内容端末装置から端末装置に転送するために係る時間が
長くなり、通信内容記録再生装置と端末装置とを接続す
る通信回線が混雑する。通話が開始してから240秒経
過した後に端末装置に転送された場合、端末装置が転送
されてきた通話データを再生するときに、実際の通話に
対して240秒以上の遅延が生じる。通話が短い会話の
場合(例えば、20秒)には、通話が終了した後220
秒経過してから端末装置で通話データの再生が可能にな
り、通話の継続中に通話内容を再生することができな
い。
【0138】当該通話が通話開始から予め定めた第1の
時間経過し、無音区間が検出された場合(ステップ
6)、CPU203は、通話開始から予め定めた第1の
時間経過した後、無音区間が検出された時点までの間の
通信データを指定された端末装置に転送する(ステップ
7)。
【0139】当該通話が通話開始から予め定めた第1の
時間経過し、無音区間が検出されず、当該通話が通話開
始から予め定めた第2の時間経過した場合(ステップ
8)、CPU203は、当該通話が通話開始から予め定
めた第2の時間経過するまでの通話データを、指定され
た端末装置に転送する(ステップ7)。
【0140】CPU203は、指定した端末装置に通話
データを転送したのち、ステップ2〜ステップ8までの
処理を繰り返し行う。
【0141】以上の処理により、設定された条件に適合
した通話が通話継続中である場合でも、通話データを端
末装置に転送することができる。端末装置では、通話中
の通話の内容を確認することができる。
【0142】通話継続中の通話データを端末装置に転送
する場合の転送方法について、具体的に説明する。図9
は、本実施例の通信内容記録再生装置における通話継続
中の通話データを端末装置に転送する場合の転送方法を
示す模式図である。図9において、通話データは、例え
ば、1分25秒の通話であり、当該通話において4ケ所
の無音区間がある場合を示す。
【0143】LANに接続されている端末装置から通話
データの転送要求が発生した場合、通信内容記録再生装
置201のCPU203は、通信ファイルの情報に基づ
いて検索を行い、転送要求のあった通信データを特定す
る。
【0144】CPU203は、タイマ204から時間情
報を取得し、当該通話が通話開始から15秒経過したか
否かを判断する。当該通話が通話開始から15秒経過す
ると、CPU203は、通話開始から15秒経過するま
では、通話ファイルの通話情報から通話が終了している
か否かを判断し、通話継続中であることを確認する。
【0145】当該通話が通話開始から15秒経過する
と、CPU203は、通話の無音期間の検出を行う。
【0146】第1無音区間が検出された時(通話開始か
ら20秒後)、通話開始から第1無音期間検出時までの
通話内容(通信データA)を、転送データ1としてを端
末装置に転送する(第1転送)。
【0147】転送データ1を転送(第1転送)した後、
CPU203は、第1転送時から15秒経過したか否か
を判断する。CPU203は、第1転送時から15秒経
過するまで、通話ファイルの通話情報から通話が終了し
ているか否かを判断し、通話継続中であることを確認す
る。
【0148】第1転送時から15秒経過する前までに第
2無音区間を検出した場合は、CPU203は、当該第
2無音区間検出時において、通話データの転送は行わな
い。
【0149】第1転送時から15秒経過した後、CPU
203は、無音区間の検出を行う。
【0150】第1転送時から15秒経過した後、無音区
間が検出されず、30秒が経過すると、CPU203
は、第1転送時から30秒経過した時点までの通話内容
(第1無音区間+通話データB+第2無音区間+通信デ
ータC1)を転送データ2として、端末装置に転送する
(第2転送)。
【0151】転送データ2を転送(第2転送)した後、
CPU203は、第2転送から15秒経過したか否かを
判断する。CPU203は、第2転送から15秒経過す
るまで、通話ファイルの通話情報から通話が終了してい
るか否かを判断し、通話継続中であることを確認する。
【0152】第2転送から15秒経過する前に第3無音
区間を検出した場合、CPU203は、第3無音区間検
出時において通話データの転送は行わない。
【0153】第2転送時から15秒経過し、30秒経過
する前に、第4無音区間を検出した場合(第2転送時か
ら25秒後)、CPU203は、第2転送時から第4無
音区間検出時までの通話内容(通話データC2+第3無
音区間+通信データD)を、転送データ3として端末装
置に転送する(第3転送)。
【0154】転送データ3を転送した後、CPU203
は、第3転送から15秒経過したか否かを判断する。C
PU203は、第3転送から15秒経過するまで、通話
ファイルの通話情報から通話が終了しているか否かを判
断する。
【0155】当該通話が終了した場合、CPU203
は、第3転送時から通話終了時までの通話内容(第4無
音区間+通話データE)を、転送データ4として端末装
置に最終転送(第4転送)する。
【0156】以上のように、通話中の通話データの転送
要求があった場合、CPU203は、通話開始又は最新
のデータ転送後から予め定めた第1の時間(例えば、1
5秒)経過するまで、ハードディスクに通話データを蓄
積し、通話開始又は最新のデータ転送後から予め定めた
第1の時間(例えば、15秒)経過するまでは通話デー
タの転送を行わない。
【0157】このことにより、通信内容記録再生装置か
ら端末装置への通話データの転送が、予め定めた第1の
時間単位に行われるため、通信内容記録再生装置の通話
データ転送に係る処理が煩雑になることがない。また、
通話中の通話データの転送のために、通信内容記録再生
装置と端末装置とを接続しているLAN又はWAN等の
回線を介して伝送されるデータ量が増え、データを伝送
する速度が遅くなることがてい。
【0158】また、CPU203は、通話開始又は最新
のデータ転送後から予め定めた第1の時間(例えば、1
5秒)経過した後に無音区間の検出を行い、無音区間を
検出したとき、通話開始又は最新のデータ転送後から無
音区間検出時までの通話データを、指定された端末装置
に転送する。
【0159】端末装置は、実際の通話の時間に対し、少
なくとも予め定めた第1時間(例えば、15秒)遅延し
て通話データを再生する。端末装置において、通信内容
記録再生装置から転送されてきた通話データを早送り再
生(早聞き再生)した場合、ある時点において、再生す
る通話データに対する実際の通話の時間の遅延が予め定
めた第1の時間より短くなる。そのため、端末装置に転
送されてきた通話データを再生したときに、通信内容記
録再生装置から転送され端末装置に蓄えられている通話
中の通話データがなくなる。
【0160】このよう場合、端末装置では、通信内容記
録再生装置から次の通話データが転送されてくるまで、
通話中の通話データの再生ができない。通信内容記録再
生装置において、ある時間毎に通信データを転送した場
合、再生している通話の内容が途切れる場合がある。
【0161】例えば、実際の通話において「こんにち
は、ABCD会社のEFGIJKです。」と発音した場
合に、端末装置においては、転送されてきた通話データ
を再生したとき「こんにちは、AB」の通話データが再
生され、その後に「CD会社のEFGIJKです。」の
通話データが再生されることがある。
【0162】このため、本実施例の通信内容記録再生装
置では、通話の無音区間を検出し、通話開始から無音区
間または無音区間から無音区間までの通話を1つの転送
データとして転送するため、すなわち、通話の切れ目で
通話データを転送しているため、端末装置において通話
の途中(発音している途中)で途切れることが少なく、
通話の内容を理解しやすい。
【0163】また、通話開始又は最新のデータ転送後か
ら予め定めた第1の時間(例えば、15秒)経過した後
に、無音区間が検出されず、予め定めた第2の時間(例
えば、30秒)経過したとき、CPU203は、通話開
始又は最新のデータ転送後から予め定めた第2の時間
(例えば、30秒)までの通話データを、指定された端
末装置に転送する。
【0164】無音区間のみを監視して通話開始から無音
区間検出時まで、又は、無音区間検出時から次の無音区
間検出時までの通話データを転送する場合、通信開始時
から通信終了時まで通信データを端末装置に転送できな
いことがある。例えば、通話信号のレベルが高い場合
(周りの音が大きい場合など)、無音区間が検出できな
いため、端末装置には、通信が終了した時に通信データ
が転送される。
【0165】本実施例の通信内容記録再生装置では、通
話開始又は最新のデータ転送後から予め定めた第2の時
間(例えば、30秒)経過したときに、通話データを端
末装置に転送するため、通話信号のレベルが高く無音区
間が検出できない場合でも、端末装置において通信継続
中の通信データを再生し、通信内容を確認することがで
きる。
【0166】
【発明の効果】本発明において、通信内容記録再生装置
にファイル検索を行わせるための作業を簡素化し、通信
データの再生までにかかる時間を短縮し、ユーザが予め
設定した条件に対応する通信が継続中の場合でも、ユー
ザが設定した端末装置において通信継続中の通信データ
を再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信内容記録再生システムの一実施例
の概略構成を示す模式図。
【図2】本発明の通信内容記録再生装置の一実施例の概
略構成を示す模式図。
【図3】通話ファイルの通信情報の一例を示す表。
【図4】ユーザが検索条件を入力する場合に端末装置の
モニタに表示される検索項目入力画面の一例を示す。
【図5】電話番号情報に関する検索条件の一例を説明す
る図である。
【図6】本実施例の通信内容記録再生システムにおいて
端末装置の表示画面の一例を示す模式図。
【図7】本実施例の通信内容記録再生システムにおいて
端末装置の通話継続中の通話がある場合の表示画面の一
例を示す模式図。
【図8】本実施例の通信内容記録再生装置における通話
データの転送の動作を説明するためのフローチャート。
【図9】本実施例の通信内容記録再生装置における通話
継続中の通話データを端末装置に転送する場合の転送方
法を示す模式図。
【符号の説明】
101・・・通信内容記録再生システム、102・・・
PSTN、103・・・PBX、104a〜104n・
・・内線電話機、105a〜105n・・・通信回線端
末装置、106・・・通信内容記録再生装置、107・
・・LAN、108・・・WAN、109a〜109n
・・・ネットワーク端末装置。201・・・通信内容記
録再生装置、202a〜202n・・・記録ボード、2
03・・・CPU、204・・・タイマ、205・・・
メインメモリ、206・・・ハードディスクドライブ、
207・・・再生ボード、208・・・PBXインター
フェース、209・・・LANインターフェース、21
0・・・バス、211オートレベルコントローラ、21
2・・・レベル検出部、213・・・オンフック・オフ
フック検出部、214・・・DTMF検出部、215・
・・A/D変換部、216・・・データ圧縮部、217
・・・記録用メモリ、218・・・コントローラ、21
9・・・レジスタ、220・・・再生用第1メモリ、2
21・・・レジスタ、222・・・コントローラ、22
3・・・データ伸長部、224・・・再生用第2メモ
リ、225・・・D/A変換部、226・・・増幅部。
フロントページの続き Fターム(参考) 5B075 NK48 5D044 AB05 BC08 CC09 DE29 DE49 EF05 FG18 GK12 HL02 HL11 5D077 AA38 BB18 CA02 CB01 DC01 DC03 DC11 DE01 DF01 HC05 HC21 5K101 NN22 PP05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信回線を介して伝送される通信信号を通
    信データに変換して記録再生を行う通信内容記録再生装
    置と、該通信内容記録再生装置に記録された通信データ
    を読み出し再生する端末装置とを備えた通信内容記録再
    生システムにおいて、前記端末装置は、複数の通信デー
    タから特定の通信データを選択する条件を設定する設定
    手段を備え、前記通信内容記録再生装置は、前記通信デ
    ータと前記通信データに関する通信情報とを記録する記
    録手段と、前記通信情報に基づいて前記設定手段により
    設定された前記条件に適合した通信データを検索する検
    索手段と、前記条件に適合した通信継続中の通信データ
    を前記設定手段により設定された端末装置に送信する送
    信手段とを備えることを特徴とする通信内容記録再生シ
    ステム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の通信内容記録再生システム
    において、前記通信内容記録再生装置は、前記条件に適
    合した通信継続中の通信における予め定めた条件に適合
    した区間を検出し通信開始から前記予め定めた条件に適
    合した区間検出時までの通信データ又は前記予め定めた
    条件に適合した区間検出時から次の前記予め定めた条件
    に適合した区間検出時までの間の通信データを1の転送
    データとして端末装置に送信することを特徴とする通信
    内容記録再生システム。
  3. 【請求項3】通信回線から通信信号を受信して通信デー
    タに変換する記録ボードと、前記通信データと前記通信
    データに関する通信情報とを記録する大容量記録装置
    と、ネットワークを介して入力される検索条件を記憶す
    るメモリと、前記記録ボードから前記通信データを読み
    出して前記通信データと前記通信情報とを用いて通信フ
    ァイルを生成して大容量記録装置に記録させる制御を行
    うと共に前記検索条件に基づいて前記大容量記録装置に
    記録された通信ファイルの検索を行い前記検索条件に適
    合する通信中の通信データを前記大容量記録装置から読
    み出し前記ネットワークに接続されている端末装置に送
    信する制御を行う主制御部とを備えたことを特徴とする
    通信内容記録再生装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の通話内容記録再生装置にお
    いて、前記主制御部は、前記条件に適合した通信継続中
    の通信における予め定めた条件に適合した区間を検出し
    通信開始から前記予め定めた条件に適合した区間検出時
    までの通信データ又は前記予め定めた条件に適合した区
    間検出時から次の前記予め定めた条件に適合した区間検
    出時までの間の通信データを1の転送データとして端末
    装置に送信する制御を行うことを特徴とする通信内容記
    録再生装置。
JP2001016683A 2001-01-25 2001-01-25 通信内容記録再生システム及び通信内容記録再生装置 Withdrawn JP2002223324A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001016683A JP2002223324A (ja) 2001-01-25 2001-01-25 通信内容記録再生システム及び通信内容記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001016683A JP2002223324A (ja) 2001-01-25 2001-01-25 通信内容記録再生システム及び通信内容記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002223324A true JP2002223324A (ja) 2002-08-09

Family

ID=18883004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001016683A Withdrawn JP2002223324A (ja) 2001-01-25 2001-01-25 通信内容記録再生システム及び通信内容記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002223324A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008538677A (ja) * 2005-04-29 2008-10-30 モトローラ・インコーポレイテッド セルラー通信システムにおける通知用の方法および装置
JP2015076808A (ja) * 2013-10-10 2015-04-20 株式会社日立情報通信エンジニアリング 通話録音システム及び録音ファイル処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008538677A (ja) * 2005-04-29 2008-10-30 モトローラ・インコーポレイテッド セルラー通信システムにおける通知用の方法および装置
JP2015076808A (ja) * 2013-10-10 2015-04-20 株式会社日立情報通信エンジニアリング 通話録音システム及び録音ファイル処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5896165A (en) Method and system for a video answering machine
JP2002223324A (ja) 通信内容記録再生システム及び通信内容記録再生装置
JP2002094663A (ja) 通信内容記録再生システム及び通信内容記録再生装置
JP2001230885A (ja) 注釈のついた音声メール応答のための方法および装置
US20020106061A1 (en) Telephone answering system
JPH02305053A (ja) 音声蓄積装置
KR100238704B1 (ko) 자동응답전화기에서 특정 음성 메시지 보존 방법
JPH1093939A (ja) 映像応答装置のための方法及び装置
JP2653548B2 (ja) 留守番電話機
JPH05103076A (ja) 留守番電話装置
JP3296638B2 (ja) テレマーケッティングシステムにおける音声蓄積装置
JP3115027B2 (ja) 音声蓄積装置
JPH08331239A (ja) 留守番電話機
JP3307171B2 (ja) 音声蓄積装置
JPH0981200A (ja) 通信器
JPS6218858A (ja) 留守番電話装置
JPH05130211A (ja) 留守番電話装置
KR20010045118A (ko) 컴퓨터를 이용한 디지털 전화녹음장치 및 그 방법
JPH05207128A (ja) Isdn用留守番電話端末
JPH07154766A (ja) 留守録機能を有するテレビ会議装置
JPH05297900A (ja) 音声録音再生装置
JPH07170320A (ja) 情報記憶装置
JPH05300224A (ja) 留守録装置
JPH01241255A (ja) 留守番電話機
JPH0358655A (ja) 音声蓄積装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080401