JPH09120932A - 積層電子部品 - Google Patents

積層電子部品

Info

Publication number
JPH09120932A
JPH09120932A JP8210672A JP21067296A JPH09120932A JP H09120932 A JPH09120932 A JP H09120932A JP 8210672 A JP8210672 A JP 8210672A JP 21067296 A JP21067296 A JP 21067296A JP H09120932 A JPH09120932 A JP H09120932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
metal powder
resin
electronic component
laminated electronic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8210672A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Takahara
弥 高原
Takaya Ishigaki
高哉 石垣
Makoto Morita
誠 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP8210672A priority Critical patent/JPH09120932A/ja
Publication of JPH09120932A publication Critical patent/JPH09120932A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、ハンダ付け等の加熱において
の熱膨張による端子電極、内部電極の強度劣化を抑え、
耐湿性等が確保できるような、鉛を主成分とする誘電体
材料を使用した積層電子部品を提供することである。 【解決手段】内部電極と、鉛をPbO換算で50wt%
以上含む誘電体材料とを交互に積層してなり、前記内部
電極と接続する外部電極を有する積層電子部品におい
て、該外部電極は、前記内部電極と電気的に接続する焼
き付け層と、メッキ層と、焼き付け層とメッキ層との間
に配置された熱硬化性樹脂に金属粉末を含有した金属粉
末含有樹脂層とを有し、該金属粉末含有樹脂層の厚みが
5〜200μmであることを特徴とする積層電子部品。
これは、特に熱歪みによるクラックの発生を防止でき、
信頼性の向上が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積層電子部品に係り、特
に、熱歪みによりクラック等の発生を防止して、信頼性
が高められた積層電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】積層電子部品は、内部電極を有する積層
体とそれに導通する外部電極で構成されている。従来、
積層電子部品の外部電極は、焼き付けにより電極を形成
し、その上にハンダ耐熱性の良好なメッキ層、例えばN
iメッキ層、その上にハンダ付け性の良好なメッキ層、
例えばSn又はSn/Pbメッキ層で構成されている。
メッキ層を形成する場合、通常、溶液中で行うことが多
い。焼成後の外部電極はポーラスであり、メッキ液は外
部電極を介して内部電極層に浸入する。その時、メッキ
液が素地と外部電極の密着強度を保持させているガラス
成分を溶かし、外部電極を劣化させるという問題があっ
た。また、内部電極層に浸入したメッキ液が積層電子部
品の絶縁抵抗を劣化させ、信頼性、特に耐湿性を低下さ
せる問題があった。これを解決するために、例えば積層
チップコンデンサにおいては、特開昭62−24232
4号公報に開示されているように、外部電極にレジン系
導電層を設ける、または、内部電極と接続する層を真空
蒸着法や無電解メッキ法によって金属薄膜層を析出さ
せ、さらにレジン系導電層を形成させる手法があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鉛をP
bO換算で50wt%以上含む誘電体材料を使用した積
層チップコンデンサ等の積層電子部品の場合、ハンダ付
け等の加熱においては、熱膨張が大きく、上記の外部電
極端子の構成では、例えば、直接内部電極との接続を有
するレジン系導電層を外部電極とした場合には、その電
極にヒビが入り耐湿性が確保できない。また、内部電極
との接続が開放になり、端子としての強度が劣化する。
真空蒸着法や無電解メッキ法によって金属薄膜層を形成
させその上にレジン系導電層を設けた場合は、端子とし
ての強度は確保できるものの、製造コストが著しく高く
なるという問題点があった。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するも
ので、外部電極の構成を変えることによって、製造コス
トが低く、高い信頼性の積層電子部品を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】具体的には、下記(1)
〜(7)の構成により達成される。
【0006】(1)内部電極と、鉛をPbO換算で50
wt%以上含む誘電体材料とを交互に積層してなり、前
記内部電極と接続する外部電極を有する積層電子部品に
おいて、該外部電極は、前記内部電極と電気的に接続す
る焼き付け層と、メッキ層と、焼き付け層とメッキ層と
の間に配置された熱硬化性樹脂に金属粉末を含有した金
属粉末含有樹脂層とを有し、該金属粉末含有樹脂層の厚
みが5〜200μmであることを特徴とする積層電子部
品。
【0007】前記金属粉末樹脂層の厚みを5〜200μ
mとすることにより、特に熱歪みによるクラックの発生
を防止でき、信頼性の高い積層電子部品が得られる。ま
た、前記焼き付け層を有することにより、内部電極と外
部電極の電気的接続の信頼性を向上させることができ、
また、焼き付けにより形成しているために製造上のコス
トが低い。
【0008】(2)前記金属粉末含有樹脂層の金属粉末
の含有量が70〜95wt%である(1)に記載の積層
電子部品。
【0009】(3)前記金属粉末含有樹脂層の比抵抗が
1×10-2Ω・cm以下である(1)又は(2)に記載
の積層電子部品。
【0010】(4)前記金属粉末含有樹脂層の熱硬化性
樹脂は、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂及びポリイミド樹
脂の少なくとも1種であり、金属粉末は、Ag、Ni、
Cu及びPdの少なくとも1種である(1)〜(3)に
記載の積層電子部品。
【0011】(5)前記焼き付け層がAg又はAg及び
Pdを有する合金からなる(1)〜(4)に記載の積層
電子部品。
【0012】(6)前記メッキ層がNiメッキ層とSn
又はSn/Pbメッキ層からなる(1)〜(5)に記載
の積層電子部品。
【0013】(7)積層電子部品が、積層磁器チップコ
ンデンサである(1)〜(6)に記載の積層電子部品。
【0014】
【発明の実施の形態】鉛をPbO換算で50wt%以上
含む誘電体材料を使用した積層電子部品特有の問題点
(例えば、酸性やアルカリ性を示すメッキ液により浸食
されやすく、信頼性や機械的強度に問題が生ずる等)を
解決するために本発明は、内部電極及び、該内部電極に
導通する外部電極を有する積層電子部品において、上記
外部電極が、焼き付けにより前記内部電極と接続する外
部に電極層(焼き付け層)と、はんだにより基板回路の
プリント電極等と接続するメッキ層と、焼き付け層とメ
ッキ層の間に厚さ5〜200μmの熱硬化性樹脂に金属
粉末を含有してなる電極層(金属粉末含有樹脂層)を有
している積層電子部品である。
【0015】前記の通り金属粉末含有樹脂層、即ち、熱
硬化性樹脂に金属粉末を含有してなる電極層の厚みは5
〜200μmである。これは、厚みが5μmに満たない
とクラックが多発し、厚みが200μmを超えると等価
直列抵抗(ESR)が劣化するためである。
【0016】また、前記金属粉末含有樹脂層、即ち、熱
硬化性樹脂に金属粉末を含有してなる電極層の金属粉末
の含有量が70〜95wt%であることが好ましい。含
有量が70wt%に満たないとESRが劣化し、含有量
が95wt%を超えるとクラックが多発し好ましくな
い。
【0017】さらに、前記金属粉末含有樹脂層、即ち、
熱硬化性樹脂に金属粉末を含有してなる電極層の比抵抗
は小さければ小さい程良く、上限は1×10-2Ω・cm
以下であることが好ましい。実際は1×10-6〜1×1
-2Ω・cm程度であれば使用上問題ない。
【0018】加えて、前記金属粉末含有樹脂層、即ち、
熱硬化性樹脂に金属粉末を含有してなる電極層の熱硬化
性樹脂は、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂及びポリイミド
樹脂の少なくとも1種であり、金属粉末は、Ag、N
i、Cu及びPdの少なくとも1種であることが好まし
い。
【0019】前記焼き付け層は、Ag、Ag及びPdを
有する合金又はCuからなることが好ましく、Ag又は
Ag及びPdを有する合金からなることがより好まし
い。この焼き付け層の作製方法は一般的な作製方法であ
ればよく特に限定されない。例えば、上記金属を含む金
属ペーストをスクリーン印刷法により印刷して焼き付け
る。また印刷法により形成された焼き付け層の厚みは、
通常5〜20μmである。
【0020】前記メッキ層はNiメッキ層とSn又はS
n/Pbメッキ層からなることが好ましい。Niメッキ
はハンダ耐熱性に優れており、Sn又はSn/Pbメッ
キはハンダ付け性に優れているためである。ここで、C
uメッキ層を形成した後に、NiメッキとSn又はSn
/Pbメッキとを形成してもよい。
【0021】鉛をPbO換算で50wt%以上含む誘電
体材料としては、例えば、Pb(Mg1/3Nb2/3)−P
bTiO3−MnO系、Pb(Mg1/3Nb2/3)−Pb
TiO3−Pb(Mg1/21/2)−MnO系、Pb(M
1/3Nb2/3)−PbTiO3−Pb(Mn1/3
2/3)−MnO系等が挙げられる。その中でもPb
(Mg1/3Nb2/3)−PbTiO3−MnO系、Pb
(Mg1/3Nb2/3)−PbTiO3−Pb(Mg1/2
1/2)−MnO系が好ましく、Pb(Mg1/3Nb2/3
−PbTiO3−MnO系がより好ましい。また、上記
誘電体材料の鉛の含有量はPbO換算で50〜95wt
%の範囲が好ましい。特に電気的特性が優れているため
60〜70wt%の範囲のものが好ましい。
【0022】本発明に係る積層電子部品は、様々な形態
があるが、特に積層磁器チップコンデンサであることが
好ましい。
【0023】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明
をさらに詳細に説明する。
【0024】金属粉末を含有する樹脂層の厚みの信頼性
に対する影響を見るために、その樹脂層厚みを表1に示
すように2、5、50、100、200、250μmと
変えて積層チップコンデンサを作製して、その電気的諸
特性を測定し、耐湿性、熱衝撃試験を行った。
【0025】なお、図1は、本発明の一実施例による積
層コンデンサの断面図を示す。同図中1は一般式Pb
(Mg1/3Nb2/3)−PbTiO3−MnO系で表され
る組成材料においてPbOが67.78wt%、Nb2
3が25.74wt%、TiO2が1.26wt%、M
gOが5.14wt%、MnOが0.08wt%である
セラミック誘電体層、2は内部電極層、3は外部電極、
3aは焼き付け層、3bは金属粉末を含有する熱硬化性
樹脂層、3cはNiメッキ層、3dはSn/Pbメッキ
層である。
【0026】また積層チップコンデンサは以下のような
手順で作製した。
【0027】酸化鉛等を主成分とした誘電体ペーストを
ドクターブレード法によりグリーンシート状にし、さら
に、そのシート表面に、Ag及びPdの貴金属微粉末に
セルロース系樹脂バインダーを混合した導電ペーストを
スクリーン印刷法によって所定の配線状に塗布して内部
電極層2を形成したものを100層に積層し、その後熱
圧着し、その物を所定の形状に切断加工する。こうして
得られたグリーンチップを空気中で400℃にてバイン
ダーを焼却し、同様に空気中、1100℃で2時間焼成
することによって、コンデンサ素子を作製した。次に外
部電極の焼き付け前に内部電極の露出率を確保するため
バレルを行った。さらに、Ag、ガラスフリット及び樹
脂バインダーを混合した導電ペーストを塗布、700℃
で焼き付けを行い焼付け層を形成し、その後Agの含有
量が80wt%のAg−エポキシ樹脂系導電ペーストを
熱硬化後に表1の樹脂層厚みとなるように塗布、150
〜180℃にて硬化を行い金属粉末含有樹脂層を形成し
た。この後、電気メッキにてNiメッキ層、さらにSn
/Pbメッキ層を形成した。
【0028】静電容量、誘電損失は、インピーダンスア
ナライザ(YHP製 4284A)を用い、1KHz、
1Vrmsの条件にて測定を行った。
【0029】等価直列抵抗(以下ESR)は、インピー
ダンスアナライザ(YHP製 4291A)を用い、1
MHzにて測定した。
【0030】耐湿性は、60℃−90〜95%RH中に
500時間放置し、放置後のESRを測定した。
【0031】熱衝撃は、−55〜125℃(JIS規
格)の範囲で、各試料10個を1000サイクルの熱衝
撃試験を行った後、試料を研磨し、クラックの発生数を
金属顕微鏡により確認した。
【0032】比抵抗は、金属粉末を含有するエポキシ樹
脂系導電ペーストを所定のパターンに印刷、熱硬化させ
た後、デジタルマルチメータ(アドバンテスト製 R−
6871)により測定した。
【0033】層の厚みは、試料を研磨し、金属顕微鏡に
て計測を行った。
【0034】
【表1】
【0035】表1より、請求範囲内の金属粉末含有樹脂
層の厚み(5〜200μm)である積層チップコンデン
サは電気的諸特性を満足し、耐湿性、熱衝撃に優れてい
ることがわかる。しかし、その下限より薄い場合、すな
わち2μmでは熱衝撃によるクラックが多発している。
これは金属粉末含有樹脂層の厚みが薄くなると、熱伝達
が悪いため電極よりの熱分散が非常にわるくなり、部分
的に熱落差が大きくなり、それにともない積層チップコ
ンデンサ内の熱歪みでクラックが発生すると考えられ
る。プリント基板等に積層チップコンデンサをハンダ付
けする必要があることから、熱歪によりクラック等の発
生があってはならない。すなわち特性の劣化が生じ、信
頼性的に問題が発生するためである。一方、その上限よ
り厚い場合、すなわち250μmでは耐湿性試験後のE
SR値が大きくなっている。これは金属粉末含有樹脂層
の厚みが厚いと、耐湿性試験において、水分の吸収によ
り樹脂が膨潤し、金属粒子間のつながりが粗になり、E
SRが劣化すると考えられる。一般的に積層チップコン
デンサのESRは、100mΩ以下でないとコンデンサ
の使用上、性能に問題が発生するため好ましくない。
【0036】次に、金属粉末含有樹脂層の金属粉末含有
量の信頼性に対する影響を見るために、その金属粉末含
有量を表2に示すように変えて積層チップコンデンサを
作製して、その電気的諸特性を測定し、耐湿性、熱衝撃
試験を行った。なお、試料となる積層チップコンデンサ
は金属粉末を含有する樹脂層の金属粉末含有量を変え、
層厚みを100μmに統一した以外は前記と同様な手順
及び条件により作製した。また、各測定、試験も前記と
同様な方法、機器を使用し行った。
【0037】
【表2】
【0038】表2より好ましい範囲内の金属粉末量を含
有する樹脂層を含んでなる積層チップコンデンサは電気
的諸特性を満足し、耐湿性、熱衝撃に優れていることが
わかる。しかし、その下限より少ない場合、すなわち6
5wt%では耐湿性試験前後のESR値が共に100m
Ω以上であり、前記したような理由により好ましくな
い。これは金属粒子間のつながりがやや粗であり、さら
に水分の吸収により樹脂が膨潤し、ESRが劣化すると
考えられる。一方、その上限より多い場合、すなわち9
8wt%では熱衝撃によるクラックが多発しており好ま
しくない。これは金属粒子間のつながりは密であるが、
樹脂によるつながりがほとんどない電極層となるため
に、熱を加えたとき金属粉末の熱膨張を緩和する部分が
ないために、電極部分にクラックが発生すると考えられ
る。
【0039】さらに、金属粉末を含有する樹脂層の樹脂
及び金属の種類による信頼性に対する影響を見るため
に、その樹脂及び金属の種類並びに金属粉末の含有量を
表3に示すように変えて積層チップコンデンサを作製し
て、その電気的諸特性を測定し、耐湿性、熱衝撃試験を
行った。なお、試料となる積層チップコンデンサは樹脂
層の樹脂及び金属の種類並びに金属粉末の含有量を変
え、層厚みを100μmに統一した以外は前記と同様な
手順及び条件により作製した。また、各測定、試験も前
記と同様な方法、機器を使用し行った。
【0040】
【表3】
【0041】表3より請求項4に示されているように樹
脂としては、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂及びポリイミ
ド樹脂の1種を選択し、金属の種類としては、Ag、N
i、Cu及びPdの少なくとも1種を含有させた導電ペ
ーストを外部電極の第2層目として構成することによ
り、特性の劣化のない、信頼性の高い積層電子部品とす
ることができることが認められる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、内部電極と、PbO換算で50wt%以上の
鉛を含有する誘電体材料を交互に積層した積層電子部品
は、焼き付けにより内部電極と接続する層と、メッキ層
と、焼き付け層とメッキ層との間に配置された熱硬化性
樹脂に金属粉末を含有した金属粉末含有樹脂層とを有
し、該金属粉末含有樹脂層の厚みを5〜200μmとす
ることにより、特に熱歪みによるクラックの発生を防止
でき、信頼性の高い積層電子部品を提供することが可能
である。また、前記焼き付け層を有することにより、内
部電極と外部電極の電気的接続の信頼性を向上させるこ
とができ、焼き付けにより形成しているために製造上の
コストが低い。
【0043】また、金属粉末樹脂層の金属粉末含有量、
樹脂及び金属の種類を前記範囲内に選択することや、メ
ッキ層の構成を前記のものに選択することにより、さら
なる信頼性の向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る積層セラミックコンデンサの一例
の断面図である
【符号の説明】
1.セラミック誘電体層 2.内部電極 3.外部電極 3a.焼き付け層 3b.金属粉末含有樹脂層 3c.Niメッキ層 3d.Sn/Pbメッキ層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部電極と、鉛をPbO換算で50wt%
    以上含む誘電体材料とを交互に積層してなり、前記内部
    電極と接続する外部電極を有する積層電子部品におい
    て、該外部電極は、前記内部電極と電気的に接続する焼
    き付け層と、メッキ層と、焼き付け層とメッキ層との間
    に配置された熱硬化性樹脂に金属粉末を含有した金属粉
    末含有樹脂層とを有し、該金属粉末含有樹脂層の厚みが
    5〜200μmであることを特徴とする積層電子部品。
  2. 【請求項2】前記金属粉末含有樹脂層の金属粉末の含有
    量が70〜95wt%である請求項1に記載の積層電子
    部品。
  3. 【請求項3】前記金属粉末含有樹脂層の比抵抗が1×1
    -2Ω・cm以下である請求項1又は請求項2に記載の
    積層電子部品。
  4. 【請求項4】前記金属粉末含有樹脂層の熱硬化性樹脂
    は、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂及びポリイミド樹脂の
    少なくとも1種であり、金属粉末は、Ag、Ni、Cu
    及びPdの少なくとも1種である請求項1〜3に記載の
    積層電子部品。
  5. 【請求項5】前記焼き付け層がAg又はAg及びPdを
    有する合金からなる請求項1〜4に記載の積層電子部
    品。
  6. 【請求項6】前記メッキ層がNiメッキ層とSn又はS
    n/Pbメッキ層からなる請求項1〜5に記載の積層電
    子部品。
  7. 【請求項7】積層電子部品が、積層磁器チップコンデン
    サである請求項1〜6に記載の積層電子部品。
JP8210672A 1995-08-18 1996-08-09 積層電子部品 Withdrawn JPH09120932A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8210672A JPH09120932A (ja) 1995-08-18 1996-08-09 積層電子部品

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21083595 1995-08-18
JP7-210835 1995-08-18
JP8210672A JPH09120932A (ja) 1995-08-18 1996-08-09 積層電子部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09120932A true JPH09120932A (ja) 1997-05-06

Family

ID=26518205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8210672A Withdrawn JPH09120932A (ja) 1995-08-18 1996-08-09 積層電子部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09120932A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001075940A2 (en) * 2000-03-30 2001-10-11 Avx Corporation Electronic device and process of making electronic device
JP2008112758A (ja) * 2006-10-27 2008-05-15 Tdk Corp 電子部品及びその製造方法
KR101444528B1 (ko) * 2012-08-10 2014-09-24 삼성전기주식회사 적층 세라믹 커패시터 및 그 제조방법.

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001075940A2 (en) * 2000-03-30 2001-10-11 Avx Corporation Electronic device and process of making electronic device
WO2001075940A3 (en) * 2000-03-30 2002-01-31 Avx Corp Electronic device and process of making electronic device
GB2378816A (en) * 2000-03-30 2003-02-19 Avx Corp Electronic device and process of making electronic device
GB2378816B (en) * 2000-03-30 2005-02-16 Avx Corp Electronic device and process of making electronic device
CN100449654C (zh) * 2000-03-30 2009-01-07 阿维科斯公司 电子器件和制造电子器件的方法
JP2008112758A (ja) * 2006-10-27 2008-05-15 Tdk Corp 電子部品及びその製造方法
KR101444528B1 (ko) * 2012-08-10 2014-09-24 삼성전기주식회사 적층 세라믹 커패시터 및 그 제조방법.

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100277382B1 (ko) 다층전자부품
JP2852372B2 (ja) 積層セラミックコンデンサ
US20070242416A1 (en) Surface-mounting ceramic electronic component
US7285232B2 (en) Conductive paste and ceramic electronic component
CN101189693A (zh) 电子器件及其制作方法
JP2001307947A (ja) 積層チップ部品及びその製造方法
CN115050576A (zh) 陶瓷电子部件
JP3760770B2 (ja) 積層セラミック電子部品及びその製造方法
JPH0837127A (ja) 積層セラミックコンデンサおよびその製造方法
EP0997941B1 (en) Conductive paste and ceramic printed circuit substrate using the same
JP2023099415A (ja) 積層型電子部品
JP2000331866A (ja) 積層型セラミック電子部品
JP4239534B2 (ja) 絶縁性ガラスセラミックおよびこれを用いた積層電子部品
JPH08107039A (ja) セラミック電子部品
JPH10135073A (ja) 複合セラミック電子部品およびその製造方法
JPH09190950A (ja) 電子部品の外部電極
JP4380145B2 (ja) 導電ペースト及びセラミック電子部品の製造方法
JP2000100653A (ja) チップ型積層電子部品
JPH09120932A (ja) 積層電子部品
KR20190058239A (ko) 적층 세라믹 커패시터 및 그 제조방법
JPH07201636A (ja) 積層電子部品及びその製造方法
JP4637440B2 (ja) セラミック素子の製造方法
JPH0563928B2 (ja)
JPH04293214A (ja) チップ型電子部品用導電性ペースト
JPH10163067A (ja) チップ型電子部品の外部電極

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031104