JPH09120477A - 自動販売機の制御装置 - Google Patents
自動販売機の制御装置Info
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- JPH09120477A JPH09120477A JP27728495A JP27728495A JPH09120477A JP H09120477 A JPH09120477 A JP H09120477A JP 27728495 A JP27728495 A JP 27728495A JP 27728495 A JP27728495 A JP 27728495A JP H09120477 A JPH09120477 A JP H09120477A
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- Vending Machines For Individual Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】チェーンラックを備えた自販機で、商品搬送や
2連コラム販売における動作タイミングの設定・調整作
業を容易にし、異常時を含め適切な搬送制御を行う。 【解決手段】主制御部1が搬出制御装置5へ商品販売指
令を送ると、搬出制御装置5は商品棚駆動モータ部6を
介して商品棚の搬送を開始する。商品搬出開始後、RA
M3にあらかじめ記憶された所定の搬出時間が経過した
ことをタイマ4により検知すると、主制御部1は搬送停
止指令を出し、上記と同様にして搬送が停止し、次回の
販売待機状態にもどる。これにより、検知スイッチなど
なしに、搬送の動作タイミングが制御でき、設定・調整
作業も容易になる。また、隣接するコラムの両商品棚に
1つの商品をのせて搬送する場合に、商品の搬送姿勢や
異常状態への適切な制御が可能となる。
2連コラム販売における動作タイミングの設定・調整作
業を容易にし、異常時を含め適切な搬送制御を行う。 【解決手段】主制御部1が搬出制御装置5へ商品販売指
令を送ると、搬出制御装置5は商品棚駆動モータ部6を
介して商品棚の搬送を開始する。商品搬出開始後、RA
M3にあらかじめ記憶された所定の搬出時間が経過した
ことをタイマ4により検知すると、主制御部1は搬送停
止指令を出し、上記と同様にして搬送が停止し、次回の
販売待機状態にもどる。これにより、検知スイッチなど
なしに、搬送の動作タイミングが制御でき、設定・調整
作業も容易になる。また、隣接するコラムの両商品棚に
1つの商品をのせて搬送する場合に、商品の搬送姿勢や
異常状態への適切な制御が可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、チェーンラック
を備えた自動販売機(以下、自販機という)の制御装置
に関する。
を備えた自動販売機(以下、自販機という)の制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図5はチェーンラックを備えた自販機の
ラック部を示す断面図である。なお、通常は複数のチェ
ーンラックが並んでいるが、図では1コラム分だけを示
す。11はラックケース、12は上下一対のスプロケッ
ト13に架けられたエンドレスの搬送チェーン、14は
スプロケット13を介して搬送チェーン12を駆動する
ベンドモータ、15は搬送チェーン12の周上に所定の
間隔で取り付けられた棚板、16は搬送チェーン12が
下降中に棚板15を水平に保つガイドレール、17は最
下位置に並ぶ棚板15を次回の販売に備えて所定の販売
待機位置に停止制御させるための棚板検知スイッチ、1
8は棚板5にのせた商品である。なお、19はチェーン
ラックの下方に設置した水平コンベア機構で、棚板15
から搬出された商品18を前方の商品取出口(図示して
いない)へ搬送する。
ラック部を示す断面図である。なお、通常は複数のチェ
ーンラックが並んでいるが、図では1コラム分だけを示
す。11はラックケース、12は上下一対のスプロケッ
ト13に架けられたエンドレスの搬送チェーン、14は
スプロケット13を介して搬送チェーン12を駆動する
ベンドモータ、15は搬送チェーン12の周上に所定の
間隔で取り付けられた棚板、16は搬送チェーン12が
下降中に棚板15を水平に保つガイドレール、17は最
下位置に並ぶ棚板15を次回の販売に備えて所定の販売
待機位置に停止制御させるための棚板検知スイッチ、1
8は棚板5にのせた商品である。なお、19はチェーン
ラックの下方に設置した水平コンベア機構で、棚板15
から搬出された商品18を前方の商品取出口(図示して
いない)へ搬送する。
【0003】上記のチェーンラックの動作は次のとおり
である。制御部(図示していない)から販売指令を受け
ると、ベンドモータ14が始動し、棚板15を搬送チェ
ーン12に沿って下降させる。これにより、Hと図示し
た最下位置に並んでいた棚板15がガイドレール16か
ら外れて垂れ下がり、棚板上にあった商品18は水平コ
ンベア機構19上に落ちて搬出される。さらに、この搬
出された商品の一つ手前に並んでいた棚板15が下降し
て販売待機位置までくると、棚板検知スイッチ17を作
動させる。このスイッチからの信号を受信した制御部
は、ベンドモータ14を停止させ、販売待機状態に戻
す。
である。制御部(図示していない)から販売指令を受け
ると、ベンドモータ14が始動し、棚板15を搬送チェ
ーン12に沿って下降させる。これにより、Hと図示し
た最下位置に並んでいた棚板15がガイドレール16か
ら外れて垂れ下がり、棚板上にあった商品18は水平コ
ンベア機構19上に落ちて搬出される。さらに、この搬
出された商品の一つ手前に並んでいた棚板15が下降し
て販売待機位置までくると、棚板検知スイッチ17を作
動させる。このスイッチからの信号を受信した制御部
は、ベンドモータ14を停止させ、販売待機状態に戻
す。
【0004】また、搬送する商品の寸法が大きくて1コ
ラムの棚板にのせられない場合は、隣り合った2つのコ
ラムの棚板にまたがらせて商品をのせ、2基のチェーン
ラックを連携して駆動することによって搬送する(2連
コラム販売という)。図6はこの搬送状態を模式的に示
す。すなわち、商品18を、隣り合う2つのコラムの棚
板15a,15b上にまたがらせてのせて搬送してい
る。
ラムの棚板にのせられない場合は、隣り合った2つのコ
ラムの棚板にまたがらせて商品をのせ、2基のチェーン
ラックを連携して駆動することによって搬送する(2連
コラム販売という)。図6はこの搬送状態を模式的に示
す。すなわち、商品18を、隣り合う2つのコラムの棚
板15a,15b上にまたがらせてのせて搬送してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の制御装置には次
の問題がある。 (1)棚板検知スイッチは、上述したようにコラムごと
に販売待機位置を検出するので、コラムごとに設置しな
ければならない。したがって、コラム数だけスイッチが
必要で、またスイッチの取付・調整作業も面倒であっ
た。 (2)2連コラム販売の場合、ベンドモータの起動・停
止の特性のバラツキなどにより両棚板が上下にずれる
と、商品が前または後に傾いたまま水平コンベア機構上
に落ちる。このとき、商品がコンベアの搬送方向に対し
後ろに傾いていると、商品の後端が先にコンベア機構に
のることになる。そこで、商品の前端がラックケースか
ら抜け出ないうちに、商品が後に傾いたまま商品取出口
に向かって搬送されると、商品の前端がラックケースの
前縁に引っ掛かり搬出できないおそれがある。
の問題がある。 (1)棚板検知スイッチは、上述したようにコラムごと
に販売待機位置を検出するので、コラムごとに設置しな
ければならない。したがって、コラム数だけスイッチが
必要で、またスイッチの取付・調整作業も面倒であっ
た。 (2)2連コラム販売の場合、ベンドモータの起動・停
止の特性のバラツキなどにより両棚板が上下にずれる
と、商品が前または後に傾いたまま水平コンベア機構上
に落ちる。このとき、商品がコンベアの搬送方向に対し
後ろに傾いていると、商品の後端が先にコンベア機構に
のることになる。そこで、商品の前端がラックケースか
ら抜け出ないうちに、商品が後に傾いたまま商品取出口
に向かって搬送されると、商品の前端がラックケースの
前縁に引っ掛かり搬出できないおそれがある。
【0006】図7(b)は上記の状態を示す。すなわ
ち、コラム#1とコラム#2の棚板15に段差ができ、
商品18が後ろに傾いたまま水平コンベア機構19上に
落ちるので、商品18の前端がラックケース1の前縁に
引っ掛かっている(1点鎖線で図示)。これを防ぐため
に、落下時に商品が少し前に傾いているように、つま
り、商品の前端側をのせる棚板が、後端側をのせる棚板
よりも少し低い位置で停止するようにする。このため
に、両コラムのラック機構の棚板検知スイッチに段差を
つけて設置する。
ち、コラム#1とコラム#2の棚板15に段差ができ、
商品18が後ろに傾いたまま水平コンベア機構19上に
落ちるので、商品18の前端がラックケース1の前縁に
引っ掛かっている(1点鎖線で図示)。これを防ぐため
に、落下時に商品が少し前に傾いているように、つま
り、商品の前端側をのせる棚板が、後端側をのせる棚板
よりも少し低い位置で停止するようにする。このため
に、両コラムのラック機構の棚板検知スイッチに段差を
つけて設置する。
【0007】図7(a)はこのようにして商品が搬出さ
れる状態を示す。すなわち、棚板検知スイッチにより棚
板が停止する位置にΔHの段差を設けている。上述のよ
うに、2連コラム販売の場合、従来の制御方法では棚板
検知スイッチの取付・調整作業が面倒であった。 (3)2連コラム販売の場合、棚板の下降中に、たとえ
ば片側のベンドモータが停止するなどの異常が起こった
とき、従来はただちに両棚板の搬送を停止していた。し
かし、商品の形状によっては、搬送停止により商品が棚
板間に詰まったり、つぶれたりすることがあった。
れる状態を示す。すなわち、棚板検知スイッチにより棚
板が停止する位置にΔHの段差を設けている。上述のよ
うに、2連コラム販売の場合、従来の制御方法では棚板
検知スイッチの取付・調整作業が面倒であった。 (3)2連コラム販売の場合、棚板の下降中に、たとえ
ば片側のベンドモータが停止するなどの異常が起こった
とき、従来はただちに両棚板の搬送を停止していた。し
かし、商品の形状によっては、搬送停止により商品が棚
板間に詰まったり、つぶれたりすることがあった。
【0008】この発明の課題は、商品搬送や、2連コラ
ム販売における動作タイミングの設定・調整作業を容易
にし、異常時を含め適切な搬送制御を行うことである。
ム販売における動作タイミングの設定・調整作業を容易
にし、異常時を含め適切な搬送制御を行うことである。
【0009】
(1)発明1による自販機の制御装置は、チェーンラッ
クを備えた自動販売機において、商品搬送開始から終了
までの搬送時間を記憶する搬送時間記憶手段と、搬送開
始指令により商品搬送を開始し、搬送停止指令により商
品搬送を停止する搬送手段と、商品搬送開始時点から、
搬送時間記憶手段による搬送時間が経過したとき、商品
の搬送停止を搬送手段に指令する制御部とを備える。
クを備えた自動販売機において、商品搬送開始から終了
までの搬送時間を記憶する搬送時間記憶手段と、搬送開
始指令により商品搬送を開始し、搬送停止指令により商
品搬送を停止する搬送手段と、商品搬送開始時点から、
搬送時間記憶手段による搬送時間が経過したとき、商品
の搬送停止を搬送手段に指令する制御部とを備える。
【0010】これにより、搬送を開始してから所定時間
後に搬送を停止するので、スイッチなどの機械的な調整
が不要で、商品搬出の動作タイミングの設定・調整作業
が容易に行われる。 (2)発明2による自販機の制御装置は、発明1の制御
装置において、隣接する第1のコラムと第2のコラムと
により2連コラム販売を行う場合に、第1のコラムの搬
送開始後、第2のコラムの搬送を開始するまでの遅延時
間を記憶する遅延時間記憶手段を備え、制御部は、第1
のコラムの搬送開始後、遅延時間記憶手段による遅延時
間が経過したとき、第2のコラムの搬送開始を搬送手段
に指令する。
後に搬送を停止するので、スイッチなどの機械的な調整
が不要で、商品搬出の動作タイミングの設定・調整作業
が容易に行われる。 (2)発明2による自販機の制御装置は、発明1の制御
装置において、隣接する第1のコラムと第2のコラムと
により2連コラム販売を行う場合に、第1のコラムの搬
送開始後、第2のコラムの搬送を開始するまでの遅延時
間を記憶する遅延時間記憶手段を備え、制御部は、第1
のコラムの搬送開始後、遅延時間記憶手段による遅延時
間が経過したとき、第2のコラムの搬送開始を搬送手段
に指令する。
【0011】これにより、2連コラム販売時に、第1の
コラムの搬送を開始してから、所定時間後に隣接した第
2のコラムの搬送を開始するので、スイッチなどの取り
付け・調整なしに搬出商品の姿勢の適切な制御が行われ
る。 (3)発明3による自販機の制御装置は、発明2の制御
装置において、商品搬送中に異常が発生した場合の、搬
送開始時点から搬送停止までの異常確定時間を記憶する
異常確定時間記憶手段を備え、制御部は、商品搬送中
に、第1のコラムと第2のコラムの両方のコラムに搬送
異常があった場合は搬送を停止させ、両コラムのうちの
いずれかのコラムに搬送異常があった場合は、その異常
状態が異常確定時間記憶手段による異常確定時間が経過
するまでに解消したときは搬送を継続させる。
コラムの搬送を開始してから、所定時間後に隣接した第
2のコラムの搬送を開始するので、スイッチなどの取り
付け・調整なしに搬出商品の姿勢の適切な制御が行われ
る。 (3)発明3による自販機の制御装置は、発明2の制御
装置において、商品搬送中に異常が発生した場合の、搬
送開始時点から搬送停止までの異常確定時間を記憶する
異常確定時間記憶手段を備え、制御部は、商品搬送中
に、第1のコラムと第2のコラムの両方のコラムに搬送
異常があった場合は搬送を停止させ、両コラムのうちの
いずれかのコラムに搬送異常があった場合は、その異常
状態が異常確定時間記憶手段による異常確定時間が経過
するまでに解消したときは搬送を継続させる。
【0012】これにより、2連コラム販売時の搬送終了
までに、隣接したコラムのうちのいずれかが異常となっ
たときでもただちに搬送を停止させないので、搬出時に
商品が詰まったりしない。 (4)発明4による自販機の制御装置は、発明1から発
明3までのうちのいずれかの発明の制御装置において、
搬送時間記憶手段に記憶させる搬送時間は、商品搬送開
始と同時に計時を開始し、商品搬出部に設置した搬出商
品有無検知手段により商品搬出終了を検知することによ
って求める。
までに、隣接したコラムのうちのいずれかが異常となっ
たときでもただちに搬送を停止させないので、搬出時に
商品が詰まったりしない。 (4)発明4による自販機の制御装置は、発明1から発
明3までのうちのいずれかの発明の制御装置において、
搬送時間記憶手段に記憶させる搬送時間は、商品搬送開
始と同時に計時を開始し、商品搬出部に設置した搬出商
品有無検知手段により商品搬出終了を検知することによ
って求める。
【0013】これにより、各コラムに棚板検知スイッチ
がなくても商品の搬出が確認できるので、商品搬出のタ
イミングや、2連コラム販売における動作タイミングの
設定・調整作業が容易に行われる。
がなくても商品の搬出が確認できるので、商品搬出のタ
イミングや、2連コラム販売における動作タイミングの
設定・調整作業が容易に行われる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、発明1〜4の一実施の形
態を示す構成ブロック図である。1は自販機全体を制御
する主制御部で、ROM2,RAM3,およびタイマ4
を内蔵している。5は主制御部1に接続された搬出制御
装置で、チェーンラックを駆動する商品棚駆動モータ部
6、商品の有無により商品搬出を検知する商品有無検知
スイッチ部7、および商品棚を制御するスイッチ類に接
続された商品棚制御スイッチ部8に接続され、主制御部
1との間でデータの送受を行う。 (1)発明1,発明4について 図2は発明1,発明4を組み合わせた要部動作を示すフ
ローチャートである。図1を参照しながら動作を説明す
る。
態を示す構成ブロック図である。1は自販機全体を制御
する主制御部で、ROM2,RAM3,およびタイマ4
を内蔵している。5は主制御部1に接続された搬出制御
装置で、チェーンラックを駆動する商品棚駆動モータ部
6、商品の有無により商品搬出を検知する商品有無検知
スイッチ部7、および商品棚を制御するスイッチ類に接
続された商品棚制御スイッチ部8に接続され、主制御部
1との間でデータの送受を行う。 (1)発明1,発明4について 図2は発明1,発明4を組み合わせた要部動作を示すフ
ローチャートである。図1を参照しながら動作を説明す
る。
【0015】主制御部1は、搬出制御装置5へ商品販売
指令を送信し(ステップS1)、商品搬出時間を計るた
めにタイマ4をセットする(ステップS2)。次に、搬
送機構に異常があったかどうかを判断する(ステップS
3)。この判断は、所定時間内に商品有無検知スイッチ
部7からの搬送終了信号が搬出制御装置5を介して主制
御部1に届いたかどうかによる。異常があれば(分岐
Y)ステップS2でセットしたタイマ4をクリアして
(ステップS4)終了する。異常がなければ(分岐
N)、商品有無検知スイッチ部7の信号により搬出制御
装置5を介して搬出終了信号を主制御部1が受信したと
き、タイマ4を停止させる(ステップS5)。
指令を送信し(ステップS1)、商品搬出時間を計るた
めにタイマ4をセットする(ステップS2)。次に、搬
送機構に異常があったかどうかを判断する(ステップS
3)。この判断は、所定時間内に商品有無検知スイッチ
部7からの搬送終了信号が搬出制御装置5を介して主制
御部1に届いたかどうかによる。異常があれば(分岐
Y)ステップS2でセットしたタイマ4をクリアして
(ステップS4)終了する。異常がなければ(分岐
N)、商品有無検知スイッチ部7の信号により搬出制御
装置5を介して搬出終了信号を主制御部1が受信したと
き、タイマ4を停止させる(ステップS5)。
【0016】次に、搬送にかかった時間、すなわちタイ
マセット時(ステップS2)からタイマ停止(ステップ
S5)までの実測時間をRAM3に記憶させる(ステッ
プS6)。さらに、この実測時間に対し、ROM1に格
納された、その商品に対する搬送時間の基準値、コラム
ごとの機械的なバラツキや磨耗などを参照して補正し、
そのコラムの商品の搬送時間としてRAM3に記憶させ
(ステップS7)終了する。
マセット時(ステップS2)からタイマ停止(ステップ
S5)までの実測時間をRAM3に記憶させる(ステッ
プS6)。さらに、この実測時間に対し、ROM1に格
納された、その商品に対する搬送時間の基準値、コラム
ごとの機械的なバラツキや磨耗などを参照して補正し、
そのコラムの商品の搬送時間としてRAM3に記憶させ
(ステップS7)終了する。
【0017】以上の操作を各コラムごとに行うことによ
り、各コラムに対しての商品搬送時間が設定・記憶され
る。次に、実際の商品販売時には、図示していないが、
主制御部1から販売指令が搬出制御装置5に出される
と、商品棚駆動モータ部6がチェーンラックの駆動を開
始する。また、同時に主制御部1はタイマ4による計時
を始める。そうして、上述したようにRAM3に記憶さ
れた搬送時間が経過したとき、主制御部1は搬出制御装
置5に対し商品搬出停止を指令する。これにより、搬出
制御装置5が商品棚駆動モータ部6を介して駆動モータ
を停止させ搬送を停止する。
り、各コラムに対しての商品搬送時間が設定・記憶され
る。次に、実際の商品販売時には、図示していないが、
主制御部1から販売指令が搬出制御装置5に出される
と、商品棚駆動モータ部6がチェーンラックの駆動を開
始する。また、同時に主制御部1はタイマ4による計時
を始める。そうして、上述したようにRAM3に記憶さ
れた搬送時間が経過したとき、主制御部1は搬出制御装
置5に対し商品搬出停止を指令する。これにより、搬出
制御装置5が商品棚駆動モータ部6を介して駆動モータ
を停止させ搬送を停止する。
【0018】以上の動作によって、商品搬出タイミング
をタイマに基づいて容易に設定・調整でき、この搬送時
間データに基づいて商品搬出ができる。 (2)発明2について 図3は発明2の要部動作を示すフローチャートである。
図1を参照しながら動作を説明する。なお、発明2は、
2連コラム動作の場合に対する発明である。
をタイマに基づいて容易に設定・調整でき、この搬送時
間データに基づいて商品搬出ができる。 (2)発明2について 図3は発明2の要部動作を示すフローチャートである。
図1を参照しながら動作を説明する。なお、発明2は、
2連コラム動作の場合に対する発明である。
【0019】まず、たとえば発明4で決めた商品搬送時
間に対し、あらかじめテスト販売で決めた、棚板に所定
の傾斜をつけて商品搬送するのに必要なチェーンラック
の動作開始に対する遅延時間を、RAM3に記憶させる
(ステップS8)。主制御部1から商品販売指令を受信
すると、搬出制御装置5は、まず第1のコラム(コラム
N)のチェーンの下降を開始させる(ステップS9)。
間に対し、あらかじめテスト販売で決めた、棚板に所定
の傾斜をつけて商品搬送するのに必要なチェーンラック
の動作開始に対する遅延時間を、RAM3に記憶させる
(ステップS8)。主制御部1から商品販売指令を受信
すると、搬出制御装置5は、まず第1のコラム(コラム
N)のチェーンの下降を開始させる(ステップS9)。
【0020】次に、搬送機構に異常があるかどうかを、
所定の時間内に搬送終了信号が搬出制御装置5を介して
主制御部1に届いたかどうかにより判断する(ステップ
S10)。異常があれば(分岐Y)ステップS9で起動
した第1のコラムの搬送を停止し(ステップS11)終
了する。異常がなければ(分岐N)、ステップS8で設
定した遅延時間後に、隣り合った第2のコラム(コラム
N+1)のチェーンの下降を開始させる(ステップS1
2)。
所定の時間内に搬送終了信号が搬出制御装置5を介して
主制御部1に届いたかどうかにより判断する(ステップ
S10)。異常があれば(分岐Y)ステップS9で起動
した第1のコラムの搬送を停止し(ステップS11)終
了する。異常がなければ(分岐N)、ステップS8で設
定した遅延時間後に、隣り合った第2のコラム(コラム
N+1)のチェーンの下降を開始させる(ステップS1
2)。
【0021】その後、第1,第2のコラムは、RAM3
に記憶されたそれぞれの搬送時間後に商品を搬送終了す
る(ステップS13)。以上の動作によって、第1,第
2のコラムのチェーンの動作タイミングの設定・調整作
業が容易にでき、商品を適切な傾きで確実に搬送でき
る。 (3)発明3について 図4は発明3の要部動作を示すフローチャートである。
図1を参照しながら動作を説明する。なお、発明3も、
2連コラム動作の場合に対する発明である。
に記憶されたそれぞれの搬送時間後に商品を搬送終了す
る(ステップS13)。以上の動作によって、第1,第
2のコラムのチェーンの動作タイミングの設定・調整作
業が容易にでき、商品を適切な傾きで確実に搬送でき
る。 (3)発明3について 図4は発明3の要部動作を示すフローチャートである。
図1を参照しながら動作を説明する。なお、発明3も、
2連コラム動作の場合に対する発明である。
【0022】まず、たとえば発明1,2で決めた商品搬
出時間と遅延時間に基づいて、第1のコラムのチェーン
搬送開始から、第2のコラムのチェーン搬送終了までに
搬出異常になると予想される異常確定時間を予測し、あ
らかじめRAM3に記憶させる(ステップS14)。両
コラムの搬出動作が行われ(ステップS15)、いずれ
かのコラム側が正常動作かどうかを、所定時間までに搬
送が終了しないことにより判断する(ステップS1
6)。両コラムとも異常のときは(分岐N)すべての動
作を停止させ(ステップS17)終了する。両コラムの
いずれかが正常のときは(分岐Y)そのまま両コラムの
動作を継続させ(ステップS18)、次に、異常状態の
コラムがステップS14で記憶された異常確定時間内に
異常が解消されたかどうかを判断する(ステップS1
9)。異常が解消されていれば(分岐Y)正常な搬送が
行われたものとして処理し(ステップS20)、異常が
解消されないときは(分岐N)搬送異常として動作を停
止させ(ステップS21)終了する。
出時間と遅延時間に基づいて、第1のコラムのチェーン
搬送開始から、第2のコラムのチェーン搬送終了までに
搬出異常になると予想される異常確定時間を予測し、あ
らかじめRAM3に記憶させる(ステップS14)。両
コラムの搬出動作が行われ(ステップS15)、いずれ
かのコラム側が正常動作かどうかを、所定時間までに搬
送が終了しないことにより判断する(ステップS1
6)。両コラムとも異常のときは(分岐N)すべての動
作を停止させ(ステップS17)終了する。両コラムの
いずれかが正常のときは(分岐Y)そのまま両コラムの
動作を継続させ(ステップS18)、次に、異常状態の
コラムがステップS14で記憶された異常確定時間内に
異常が解消されたかどうかを判断する(ステップS1
9)。異常が解消されていれば(分岐Y)正常な搬送が
行われたものとして処理し(ステップS20)、異常が
解消されないときは(分岐N)搬送異常として動作を停
止させ(ステップS21)終了する。
【0023】以上の動作によって、一方のコラムに異常
があったときただちに搬送を停止させないで、もう片方
のコラムが正常にもどれば商品の搬出をさせるので、商
品が詰まったりつぶれたりするするおそれがなくなる。
があったときただちに搬送を停止させないで、もう片方
のコラムが正常にもどれば商品の搬出をさせるので、商
品が詰まったりつぶれたりするするおそれがなくなる。
【0024】
【発明の効果】発明1によれば、搬送開始して所定時間
後に搬送を停止するので、スイッチなどの機械的な調整
が不要となり、商品搬出のタイミングの設定・調整作業
が容易になる。発明2によれば、2連コラム販売時に、
隣接した片方のコラムの搬送開始後、所定時間後にもう
片方のコラムの搬送を開始するので、スイッチなどの機
械的な装置なしに商品搬出時の商品の姿勢が制御できる
ので、搬出時の商品の詰まりやつぶれなどが防止でき、
適切な搬送が行える。
後に搬送を停止するので、スイッチなどの機械的な調整
が不要となり、商品搬出のタイミングの設定・調整作業
が容易になる。発明2によれば、2連コラム販売時に、
隣接した片方のコラムの搬送開始後、所定時間後にもう
片方のコラムの搬送を開始するので、スイッチなどの機
械的な装置なしに商品搬出時の商品の姿勢が制御できる
ので、搬出時の商品の詰まりやつぶれなどが防止でき、
適切な搬送が行える。
【0025】発明3によれば、2連コラム販売時に、搬
送終了までに隣接したコラムのうちのいずれかが異常と
なっても、その異常が所定時間内に解消したら、正常な
ほうのコラムで搬送するので、搬送停止によって商品が
詰まったりつぶれたりするおそれがなくなる。発明4に
よれば、搬出部の商品の有無によって商品の搬出を検知
するので、各コラムに棚板検知スイッチがなくても商品
搬出のタイミングや、2連コラム販売における動作タイ
ミングの設定・調整作業が容易にできる。
送終了までに隣接したコラムのうちのいずれかが異常と
なっても、その異常が所定時間内に解消したら、正常な
ほうのコラムで搬送するので、搬送停止によって商品が
詰まったりつぶれたりするおそれがなくなる。発明4に
よれば、搬出部の商品の有無によって商品の搬出を検知
するので、各コラムに棚板検知スイッチがなくても商品
搬出のタイミングや、2連コラム販売における動作タイ
ミングの設定・調整作業が容易にできる。
【図1】この発明の一実施の形態を示す構成ブロック図
【図2】発明1,4の動作を示すフローチャート
【図3】発明2の動作を示すフローチャート
【図4】発明3の動作を示すフローチャート
【図5】チェーンラックを備えた自販機のチェーンラッ
ク部の断面図
ク部の断面図
【図6】2連コラム販売の状態を模式的に示す図
【図7】2連コラム販売の商品搬出状態を示す図で、
(a)は商品が前傾姿勢で搬出される状態を示す図、
(b)は商品が後傾姿勢で搬出される状態を示す図
(a)は商品が前傾姿勢で搬出される状態を示す図、
(b)は商品が後傾姿勢で搬出される状態を示す図
1…主制御部、2…ROM、3…RAM、4…タイマ、
5…搬出制御装置、6…商品棚駆動モータ部、7…商品
有無検知スイッチ部、8…商品棚制御スイッチ部。
5…搬出制御装置、6…商品棚駆動モータ部、7…商品
有無検知スイッチ部、8…商品棚制御スイッチ部。
Claims (4)
- 【請求項1】チェーンラックを備えた自動販売機におい
て、 商品搬送開始から終了までの搬送時間を記憶する搬送時
間記憶手段と、 搬送開始指令により商品搬送を開始し、搬送停止指令に
より商品搬送を停止する搬送手段と、 商品搬送開始時点から、搬送時間記憶手段による搬送時
間が経過したとき、商品の搬送停止を搬送手段に指令す
る制御部とを備えたことを特徴とする自動販売機の制御
装置。 - 【請求項2】請求項1記載の制御装置において、 隣接する第1のコラムと第2のコラムとにより2連コラ
ム販売を行う場合に、 第1のコラムの搬送開始後、第2のコラムの搬送を開始
するまでの遅延時間を記憶する遅延時間記憶手段を備
え、制御部は、第1のコラムの搬送開始後、遅延時間記
憶手段による遅延時間が経過したとき、第2のコラムの
搬送開始を搬送手段に指令することを特徴とする自動販
売機の制御装置。 - 【請求項3】請求項2記載の制御装置において、 商品搬送中に異常が発生した場合の、搬送開始時点から
搬送停止までの異常確定時間を記憶する異常確定時間記
憶手段を備え、制御部は、商品搬送中に、第1のコラム
と第2のコラムの両方のコラムに搬送異常があった場合
は搬送を停止させ、両コラムのうちのいずれかのコラム
に搬送異常があった場合は、その異常状態が異常確定時
間記憶手段による異常確定時間が経過するまでに解消し
たときは搬送を継続させることを特徴とする自動販売機
の制御装置。 - 【請求項4】請求項1から請求項3までのうちのいずれ
かの項に記載の制御装置において、搬送時間記憶手段に
記憶させる搬送時間は、商品搬送開始と同時に計時を開
始し、商品搬出部に設置した搬出商品有無検知手段によ
り商品搬出終了を検知することによって求めることを特
徴とする自動販売機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27728495A JPH09120477A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 自動販売機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27728495A JPH09120477A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 自動販売機の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09120477A true JPH09120477A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17581392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27728495A Pending JPH09120477A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 自動販売機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09120477A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007066028A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 自動販売機 |
CN115294689A (zh) * | 2022-08-02 | 2022-11-04 | 广东便捷神科技股份有限公司 | 一种基于售货机自检的出货故障判定系统 |
-
1995
- 1995-10-25 JP JP27728495A patent/JPH09120477A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007066028A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 自動販売機 |
CN115294689A (zh) * | 2022-08-02 | 2022-11-04 | 广东便捷神科技股份有限公司 | 一种基于售货机自检的出货故障判定系统 |
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