JPH09120365A - 製造装置診断の判定データ作成方法 - Google Patents

製造装置診断の判定データ作成方法

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JPH09120365A
JPH09120365A JP27526195A JP27526195A JPH09120365A JP H09120365 A JPH09120365 A JP H09120365A JP 27526195 A JP27526195 A JP 27526195A JP 27526195 A JP27526195 A JP 27526195A JP H09120365 A JPH09120365 A JP H09120365A
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JP
Japan
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Pending
Application number
JP27526195A
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English (en)
Inventor
Hidetaka Kubozono
秀隆 久保園
Hidehiro Ueyama
英弘 植山
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Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備の正常時と異常時の状態量から判定値を
合成する。またこの判定値を別の状態量を重ね合わせて
判定値を得る。 【解決手段】 設備の正常時の動作を表す状態量と異常
時の動作を表す状態量を内分して判定値を得る。またこ
のようにして得た判定値を動作を表す他の状態量と重ね
合わせ、両者の条件の厳しい部分を合成して判別値を作
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同一の作業を繰り返
す製造装置を診断する判定データの作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機、プレス装置、産業ロボッ
ト、NC旋盤等は同一作業を比較的短いサイクルで繰り
返している。このような装置が異常となると不良品を多
量に製作してしまうので、これらを常に監視し、正常に
動作させる必要がある。このためこれらの装置につい
て、その状態を表す状態量、例えばNC旋盤の場合は工
具を回転するモータの電流などを監視し、異常な状態を
検出し、摩耗した工具の交換などを行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような装置の異常
を判定する基準として従来は正常な設備における状態量
を表すセンサの出力波形が用いられ、判定式としては、 判定値=A×基準値+B ここでA,Bは定数 が用いられていた。判定式には設備異常時の情報が用い
られておらず、装置の異常状態を正確に判定することが
困難であった。
【0004】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、正常時の状態量のみならず異常時の状態量をも
含めて判定値を作成する方法を提供することを目的とす
る。また、このようにして作成した判定値をさらに別の
状態量に基づく基準を重ね合わせ厳しい条件にした判定
値を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、同一作業を繰り返す製造装置診
断の判定データ作成方法において、作業状態の特徴を表
す状態量の初期データを測定し、次に作業状態の特徴を
表す状態量の異常データを測定し、前記初期データと合
成して判定データを作成する。
【0006】判定値を作成するデータとして装置の初期
状態、つまり正常に稼働するように設定された状態の状
態量と、異常が発生した状態の状態量とを内分等により
合成して判定データを作成する。これにより異常状態も
反映した判定データが得られ、異常な状態になるのを予
防することができる。
【0007】請求項2の発明は、同一作業を繰り返す製
造装置診断の判定データ作成方法において、作業状態の
特徴を表す状態量の初期データを測定し、次に作業状態
の特徴を表す状態量の異常データを測定し、前記初期デ
ータと合成して仮判定データを作成し、作業状態の他の
特徴を表す状態量の異常データを測定し、前記仮判定デ
ータと重ね合わせ両者の条件の厳しい部分を合成して判
定データを作成する。
【0008】請求項2の発明では、請求項1で得られた
判定を仮の判定データとし、作業の他の特徴を表す状態
量の異常データを測定し、仮判定データと重ね合わせ、
両者の条件の厳しい部分を合成して判定データを作成す
る。これによって複数の異常状態のデータを考慮した判
定データが得られ、異常状態になるのを防止することが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明を実施する判
定装置の構成を示すブロック図である。CPU1は全体
を制御する。ROM2はCPU1が実施するプログラム
を記憶する。RAM3はCPU1がプログラムを実施す
る際の作業エリアとなり、キーボード4により、データ
が入力される。CRT5は表示装置で、作成した判定曲
線などのデータを表示する。インターフェース6は対象
装置の状態量を測定するセンサ7との取り合いを行う。
アラーム8はセンサ7からの状態量が判定値を越えた
時、または判定値を下回った時アラームを発生する。
【0010】図2は上限値の判定値を得る場合の説明図
である。基準値Aは正常な設備から出力されるセンサ出
力波形であり、基準値Bは基準値Aを測定した設備にお
いて、異常となるまで稼働させ、その時の状態量を表す
センサ出力波形である。基準値Aと基準値Bとを用いて
判定値を次式により作成する。 判定値=(基準値A×x+基準値B×y)/(x+y)……(1) 上式は基準値Aと基準値Bを内分した値で、この比率は
x,yにより任意に設定することができる。この場合、
基準値Bは基準値Aより大きな値になるものとする。
【0011】図3は下限値の判定値を得る場合である。
状態量によっては正常な設備の状態が異常となるに従い
値が減少するものがある。基準値A,基準値B共図2の
場合と同様にして得られた値である。また判定値も
(1)式より得ることができる。
【0012】図4は図2で得られた判定値と、さらに他
の異常時の状態量とを重ね合わせた判定値を説明する図
である。基準値Cとは例えば、工具が使用限度まで摩耗
した設備における工具駆動用モータの電流値などのセン
サ出力波形である。この場合基準値Cは上限値を示し、
この値以下で設備を使用することを示す。仮判定値は図
2で得られた上限値の判定値である。この仮判定値と基
準値Cとを重ね合わせ、低い値となる方を取り、仮判定
値を修正して判定値とする。図では太線で表す曲線が判
定値となる。このように基準値Cは経時変化するような
状態量を用いる場合が多い。
【0013】図5は図3で得られた判定値と他の異常時
の状態量とを重ね合わせた判定値を説明する図である。
この場合の基準値Cは下限値を示し、この値以下での使
用は異常となることを表す。図3で得られた判定値を仮
判定値とし、基準値Cと重ね合わせ高い値となる方を用
い、仮判定値を修正して判定値とする。図では太線で表
す曲線が判定値となる。
【0014】次に判定値を得る動作フロー図を説明す
る。図6は図2〜図5で示した判定値を得るための全体
フロー図である。まず対象設備の測定条件を備える(S
1)。これは基準値Aの場合は設備を初期状態となるよ
うに諸条件を設定する。基準値Bの場合は設備が異常と
なる状態に設定するもので、これは基準値Aの測定終了
後に行う。次に基準値Aを測定し(S2)、その後基準
値Bを測定する(S3)。次にこの基準値Aと基準値B
とを(1)式により内分し、図2および図3の判定値を
得る(S4)。このようにして得た判定値に対して、更
に異常を表す状態量による修正を行うか調べ(S5)、
必要であれば、図4、図5で説明した基準値Cを測定し
(S6)、図2、図3で得た判定値に基準値Cを重ね合
わせ修正を行う(S7)。このようにして判定値を確定
した後(S8)、この判定値により装置の異常の診断を
行い、異常があれば警報を出力する(S10)。
【0015】図7は図6のステップS4に示す判定値の
作成の詳細内容を示すフロー図である。まず基準値Aが
図2に示した上限値を得るものであるか、図3に示した
下限値を得るものであるか調べ(S20)、上限値を得
る場合は、まず基準値Aと基準値Bの内分率を決めるn
の値を設定する。nの範囲を0≦n≦10とし、この中
心値の5を初期値とする(S21)。次に(1)式の
x,yをnで表した判定値を求める式に初期値n=5を
代入し、この上限値を得る(S22)。このようにして
得られた上限値を図1で示したCRT5に基準値A,基
準値B,上限値,最大値,最小値を示すグラフ表示をす
る(S23)。この上限値でよいか操作者が確認し(S
24)、基準値Aに判定値(上限値)を近づけたい時は
nをn−1として(S25)、ステップS22で上限値
を求め、ステップ23で求めた結果をグラフ表示する。
またステップ24の上限値確認で基準値Bに近づけたい
ときはn=n+1として(S26)、ステップS22,
S23を行う。このようにして所望の内分率となるまで
ステップS22〜S26を繰り返し、所望の内分率を確
定する(S24)。なお、ステップS20で下限値を求
める場合は、上限値とほぼ同じくなるが(S27)、ス
テップS22,S23,S24の「上限値」が「下限
値」となる。
【0016】図8は図6のステップS7における判定値
修正処理の詳細フロー図である。本フローは図4に対応
している。まずステップS5で得られた判定値が上限値
であるか下限値であるか調べ(S30)、上限値であれ
ばこれを仮の上限値として基準値Cと比較する(S3
1)。なお、この基準値Cも上限値を表し、この基準値
Cより小さい値で動作する設備は正常であるとする。仮
の上限値が基準値Cの範囲より大きい範囲では、上限値
は基準値Cとなり(S32)、仮の上限値が基準値Cと
等しいか小さい場合、その範囲の上限値は仮の上限値と
なる(S33)。このようにして得られた上限値につい
て仮の上限値、基準値C、上限値、最大値、最小値をC
RT5にグラフ表示する(S34)。この画面上で上限
値がよいか確認する(S35)。また、ステップS30
で下限値である場合は、下限値の算出を行う(S3
6)。
【0017】図9は図8のステップS36の下限値算出
の詳細フロー図である。本フローは図5に対応する。ま
ず図6のステップ5で得られた判定値が下限値であるこ
とが図8のステップS30で確認され、これを仮の下限
値とし、また基準値Cも下限値を表し、この基準値Cよ
り大きい値で動作する設備は正常であるとする。この仮
の下限値と基準値Cとを比較し、基準値Cが大きい範囲
では下限値は基準値Cとし(S41)、仮の下限値が基
準値Cと等しいか大きい範囲では下限値は仮の下限値と
する(S42)。このようにして得られた下限値につい
て、仮の下限値、基準値C、下限値、最大値、最小値を
CRT5にグラフ表示し(S43)、この画面上で下限
値の確認をする(S44)。
【0018】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は、正常な設備における状態量と異常な設備における状
態量を合成することにより、正確な判定値を得ることが
できる。さらにこの判定値を径時変化等をした設備にお
ける状態量で修正することにより更に正確な判定値を得
ることができる。また判定値を合成するに当たり、2つ
の状態量を内分することにより簡易に判定値を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する装置のブロック図である。
【図2】基準値Aと基準値Bから上限の判定値を得る説
明図である。
【図3】基準値Aと基準値Bから下限の判定値を得る説
明図である。
【図4】仮の判定値と基準値Cを重ね合わせて上限の判
定値を得る説明図である。
【図5】仮の判定値と基準値Cを重ね合わせて下限の判
定値を得る説明図である。
【図6】判定値を作成する全体フロー図である。
【図7】基準値Aと基準値Bとから判定値を合成する動
作フロー図である。
【図8】仮の上限値と基準値Cを重ね合わせて上限の判
定値を得るフロー図である。
【図9】仮の下限値と基準値Cを重ね合わせて下限の判
定値を得るフロー図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 キーボード 5 CRT 6 インターフェース 7 センサ 8 アラーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一作業を繰り返す製造装置診断の判定
    データ作成方法において、作業状態の特徴を表す状態量
    の初期データを測定し、次に作業状態の特徴を表す状態
    量の異常データを測定し、前記初期データと合成して判
    定データを作成することを特徴とする製造装置診断の判
    定データ作成方法。
  2. 【請求項2】 同一作業を繰り返す製造装置診断の判定
    データ作成方法において、作業状態の特徴を表す状態量
    の初期データを測定し、次に作業状態の特徴を表す状態
    量の異常データを測定し、前記初期データと合成して仮
    判定データを作成し、作業状態の他の特徴を表す状態量
    の異常データを測定し、前記仮判定データと重ね合わせ
    両者の条件の厳しい部分を合成して判定データを作成す
    ることを特徴とする製造装置診断の判定データ作成方
    法。
JP27526195A 1995-10-24 1995-10-24 製造装置診断の判定データ作成方法 Pending JPH09120365A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021015445A (ja) * 2019-07-11 2021-02-12 株式会社リコー 異常検知装置、情報処理方法およびプログラム
US11698619B2 (en) 2021-05-27 2023-07-11 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Machining step monitoring apparatus and machining step monitoring method
WO2023189352A1 (ja) * 2022-04-01 2023-10-05 オムロン株式会社 異常判定装置および異常判定方法

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