JP2021015445A - 異常検知装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

異常検知装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】異常検知性能を向上させると共に、ユーザの異常検知性能に対する不安を解消することができる異常検知装置、情報処理方法およびプログラムを提供する。【解決手段】異常検知対象から検知された検知信号について異常判定するための異常判定パラメータを用いて、異常と判定される候補となる異常候補信号を生成する生成部と、生成部により生成された異常候補信号を提示する提示部と、異常候補信号に対する異常度について規定する異常度情報を取得する第1取得部と、生成部により生成された異常候補信号と、第1取得部により取得された異常度情報とに基づいて、新たな異常判定パラメータを算出して更新する更新部と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、異常検知装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
ポンプ、コンプレッサ、および工作機械等の稼働状況をマイクロフォンまたは振動センサ等で監視し、自動的に異常を検知するシステムが広く検討および導入されている。このようなシステムに、機械学習を適用すれば、過去に取得した異常データを基に、異常を高精度に検知することができるようになる。しかし、異常の発生が非常に稀であるケースでは、取得できる異常データの量が限られる、あるいは、全く取得できないために、精度の高い学習モデルを生成することが困難となるため、そのようなアプローチは採り難い。そこで、容易に取得可能な正常データのみを学習し、正常からの逸脱度を異常度とみなして、異常検知を行う技術が既に知られている。
このような異常検知のシステムとして、雑多な取得情報の中から学習させたい取得情報を効率よく選別することを可能にしつつ、異常判定の精度の低下を抑制する目的で、通常は取得情報を用いてオンラインで異常検知のための学習空間を更新していくが、現状の学習空間上で異常度が高いと判定した取得情報に対しては、ユーザ等に更新に適した情報であるかを選択させ、その選択結果を更新に反映させる技術が開示されている(例えば特許文献1)。
従来の異常検知システムでは、異常データ不足から、どれほどの異常度を異常として検知するのかについて適切な設定することが難しいという問題があった。そのため、正常を異常として誤検知したり、異常を正常として見逃したりする可能性が大きかった。また、機械学習を適用したシステムでは、適切に正常データの学習が行われたのか、および、学習後のシステムの異常検知性能は十分な値まで達したのかを確認する手段も限られるため、ユーザは異常検知システムの性能に対して不安を覚えてしまい、システム提供者もサポートが長引いてしまうといった問題があった。上述の特許文献1に記載された技術では、このような異常の見逃し、およびユーザの不安を解消することが不十分であるという問題がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、異常検知性能を向上させると共に、ユーザの異常検知性能に対する不安を解消することができる異常検知装置、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、異常検知対象から検知された検知信号について異常判定するための異常判定パラメータを用いて、異常と判定される候補となる異常候補信号を生成する生成部と、前記生成部により生成された前記異常候補信号を提示する提示部と、前記異常候補信号に対する異常度について規定する異常度情報を取得する第1取得部と、前記生成部により生成された前記異常候補信号と、前記第1取得部により取得された前記異常度情報とに基づいて、新たな異常判定パラメータを算出して更新する更新部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、異常検知性能を向上させると共に、ユーザの異常検知性能に対する不安を解消することができる。
図1は、実施形態に係る異常検知システムの全体構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る異常検知装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る工作機械のハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る異常検知装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る工作機械の機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図6は、異常設定画面の一例を示す図である。 図7は、異常範囲を設定するための異常設定画面の一例を示す図である。 図8は、過去に記憶した検知信号を表示する異常設定画面の一例を示す図である。 図9は、変化指定設定画面の一例を示す図である。 図10は、変化指定・異常設定画面の一例を示す図である。 図11は、実施形態に係る異常検知装置の異常判定パラメータの更新処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る異常検知装置、情報処理方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
(異常検知システムの全体構成)
図1は、実施形態に係る異常検知システムの全体構成の一例を示す図である。図1を参照しながら、本実施形態に係る異常検知システム1の全体構成について説明する。
図1に示すように、異常検知システム1は、異常検知装置10と、工作機械20(異常検知対象の一例)と、A/Dコンバータ30と、を含む。
異常検知装置10は、工作機械20による加工サイクルで発生する振動データを検知信号として受信し、異常の有無についての検知、判定等の分析処理を行う情報処理装置である。異常検知装置10は、検知信号をA/Dコンバータ30により変換されたデジタル信号として受信する。異常検知装置10は、受信した検知信号を表示するためのディスプレイ58を備えている。異常検知装置10は、工作機械20のNC制御装置25から、後述するコンテキスト情報を受信し、工作機械20において加工処理中であることを示す動作信号をA/Dコンバータ30を介して受信する。また、異常検知装置10は、図1に示すように、ネットワークを介してクラウド40に接続し、取得した検知信号等を当該クラウド40に保存させることもできる。なお、異常検知装置10がクラウド40に接続されていることは、必須ではない。
工作機械20は、工具を用いて、加工対象に対して切削、研削または研磨等の加工を行う機械である。工作機械20は、異常検知装置10による異常検知の対象となる対象装置の一例である。工作機械20は、加工サイクルで発生する振動を検知する振動センサ24が設置されており、ホルダ22により保持され加工対象に対して切削、研削または研磨等の加工を行う工具23と、加工サイクルの動作を制御するNC(Numerical Control)制御装置25とを備えている。
なお、異常検知装置10による異常検知の対象は、工作機械20に限定されるものではなく、振動または音の波形等の解析により動作の異常を検知することができる対象であれば、例えば、プリンタまたは自動車等(異常検知対象の一例)を対象とすることもできる。また、図1に示す例では、異常検知装置10は、工作機械20とは別体の装置となっているが、これに限定されるものではなく、工作機械20に搭載されるものとしてもよい。
振動センサ24は、工作機械20とは別個独立に設置され、ドリル、エンドミル、フェイスミル、ロングドリル、バイトチップまたは砥石等の工具23が発する振動(または音等)の物理量を検知し、検知した物理量の情報を検知信号(振動データ)としてA/Dコンバータ30へ出力するセンサである。振動センサ24は、例えば、加速度センサ、AE(Acoustic Emission)センサ、またはマイクロフォン等で構成される。なお、振動センサ24の個数は複数であってもよい。
なお、工作機械20が発生する物理量を検知するセンサとして振動センサ24について説明しているが、異常検知装置10における分析処理の対象となるのは、振動センサ24が出力する振動データに限定されるものではない。例えば、工具の回転トルクを検知するトルクセンサ、加工対象等にかかる荷重を検知するロードセル等の外付けのセンサ、温度情報を検知する温度センサ、または画像を検出するカメラ等であってもよく、これらのセンサから出力される検知信号に対して分析処理を行うものとしてもよい。
工具23は、加工対象に対して切削、研削または研磨等の加工を施すためのドリル、エンドミル、フェイスミル、ロングドリル、バイトチップまたは砥石等の加工ツールである。
NC制御装置25は、NCプログラムを実行することにより、工作機械20における加工サイクルの動作全体を制御する装置である。NC制御装置25は、後述するコンテキスト情報、および加工処理中であることを示す動作信号を出力する。
A/Dコンバータ30は、振動センサ24から入力したアナログの検知信号(振動データ)を、デジタル信号に変換する装置である。また、A/Dコンバータ30は、NC制御装置25から出力される加工処理中であることを示す動作信号をデジタル信号に変換する。すなわち、振動センサ24から出力されたアナログの検知信号、および、NC制御装置25から出力される動作信号は、それぞれA/Dコンバータ30の別々のチャネルに入力される。A/Dコンバータ30は、変換したデジタル信号を異常検知装置10へ出力する。なお、A/Dコンバータ30は、異常検知装置10とは別の装置となっているが、例えば、異常検知装置10に拡張ボードとして組み込まれるA/D変換ボードであってもよい。また、NC制御装置25から出力される動作信号は、A/Dコンバータ30へ送信されるのではなく、オン/オフ信号として、異常検知装置10へ直接送信されるものとしてもよい。
(異常検知装置のハードウェア構成)
図2は、実施形態に係る異常検知装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図2を参照しながら、本実施形態に係る異常検知装置10のハードウェア構成について説明する。
図2に示すように、異常検知装置10は、CPU(Central Processing Unit)51と、ROM(Read Only Memory)52と、RAM(Random Access Memory)53と、通信I/F54と、センサI/F55と、入出力I/F56と、補助記憶装置59と、音声I/F61と、を有し、各部が互いに通信可能となるようにバス60で接続されている。
CPU51は、異常検知装置10の全体を制御する演算装置である。CPU51は、例えば、RAM53をワークエリア(作業領域)としてROM52等に格納されたプログラムを実行することで、異常検知装置10全体の動作を制御し、診断機能を実現する。
通信I/F54は、工作機械20等の外部装置と通信するためのインターフェースである。通信I/F54は、例えば、Ethernet(登録商標)、およびTCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)に準拠したインターフェースである。
センサI/F55は、工作機械20に設置された振動センサ24から検知信号(振動データ)、および動作信号を受信するためのインターフェースである。実際には、センサI/F55は、当該検知信号および動作信号がA/Dコンバータ30によってA/D変換されたデジタル信号を受信する。なお、検知信号を受信するインターフェースと、動作信号を受信するインタフェースとは、別々であってもよい。
入出力I/F56は、各種装置(例えば、入力装置57およびディスプレイ58)とバス60とを接続するためのインターフェースである。
入力装置57は、文字および数字等の入力、各種指示の選択、ならびにカーソルの移動等の操作を行うためのマウスまたはキーボード等の装置である。なお、入力装置57は、例えば、タッチパネルの入力機能(タッチ操作機能)により実現されてもよい。
ディスプレイ58は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字または画像等の各種情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)または有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等の表示装置である。
補助記憶装置59は、異常検知装置10の設定情報、工作機械20から受信された検知信号(振動データ)、後述する異常判定パラメータ、OS(Operating System)、およびアプリケーションプログラム等の各種データを記憶するHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、またはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)等の不揮発性の記憶装置である。なお、補助記憶装置59は、異常検知装置10が備えるものとしているが、これに限定されるものではなく、例えば、異常検知装置10の外部に設置された記憶装置であってもよく、または、異常検知装置10とデータ通信可能なサーバ装置、またはクラウド40等に含まれる記憶装置であってもよい。
音声I/F61は、音声入出力機器(例えば、マイクロフォンまたはスピーカ62)とバス60とを接続するためのインターフェースである。スピーカ62(音声出力装置)は、音声を出力する装置である。
なお、図2に示した異常検知装置10のハードウェア構成は一例を示すものであり、図2に示した構成要素を全て含む必要はなく、または、その他の構成要素を含むものとしてもよい。
(工作機械のハードウェア構成)
図3は、実施形態に係る工作機械のハードウェア構成の一例を示す図である。図3を参照しながら、本実施形態に係る工作機械20のハードウェア構成について説明する。
図3に示すように、工作機械20は、CPU71と、ROM72と、RAM73と、通信I/F74と、駆動制御回路75と、信号I/F77と、を有し、各部が互いに通信可能となるようにバス78で接続されている。振動センサ24は、上述の図1で示したように、工具23による加工サイクルで発生する振動を検知できる位置に工作機械20に設置されているが、工作機械20と直接データの送受信はしておらず、上述したようにA/Dコンバータ30へ検知信号(振動データ)を出力する。
CPU71は、工作機械20の全体を制御する演算装置である。CPU71は、例えば、RAM73をワークエリア(作業領域)としてROM72等に格納されたプログラム(NCプログラム)を実行することで、工作機械20全体の動作を制御し、加工機能を実現する。
通信I/F74は、異常検知装置10等の外部装置と通信するためのインターフェースである。駆動制御回路75は、モータ76の駆動を制御する回路である。モータ76は、ドリル、エンドミル、フェイスミル、ロングドリル、バイトチップまたは砥石等の工具23を駆動する。
信号I/F77は、工作機械20において加工処理が行われている場合に動作信号を異常検知装置10へ送信するためのインターフェースである。信号I/F77は、例えば、10BASE−2等のEthernet規格に準拠したBNC(Bayonet Neill−Concelman connector)のコネクタ等を介した同軸ケーブルが接続される。
なお、図3に示した異常検知装置10のハードウェア構成は一例を示すものであり、図3に示した構成要素以外の構成要素を含むものとしてもよい。例えば、工作機械20は、ディスプレイを備えるものとし、異常検知装置10が備えるディスプレイ58の表示内容と同様のものを表示できるものとしてもよい。
また、上述の図1に示したNC制御装置25は、例えば、CPU71、ROM72、RAM73、通信I/F74、および駆動制御回路75を含む装置となっている。ただし、これに限定されるものではなく、工作機械20は、NC制御装置25が備えるCPU71とは、別にCPUを備える構成であってもよい。この場合、CPU71とは別のCPUは、加工動作以外の動作、例えば、工作機械20に備えられたランプまたはLED(Light Emitting Diode)等の点灯動作、および、加工動作とは直接関係のない回転部21の位置決めを行う回転モータの制御等を行うものとしてもよい。
(異常検知装置の機能ブロックの構成および動作)
図4は、実施形態に係る異常検知装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。図4を参照しながら、本実施形態に係る異常検知装置10の機能ブロックの構成および動作について説明する。
図4に示すように、異常検知装置10は、検知信号取得部101と、異常判定部102と、異常判定結果提示部103と、異常候補信号生成部104(生成部)と、異常候補信号提示部105(提示部)と、異常度情報取得部106(第1取得部)と、変化指定情報取得部107(第2取得部)と、パラメータ更新部108(更新部)と、記憶部109と、入力部110と、表示部111と、通信部112と、信号受信部113と、を有する。異常検知装置10は、異常を検知するという異常検知装置としての基本機能に加え、異常候補信号(後述)を生成して提示し、ユーザから異常度情報(後述)を取得する機能を有する。このうち、異常候補信号を生成して提示し、ユーザから異常度情報を取得する機能における異常度情報の取得は、例えば、異常検知装置10による上述の基本機能の動作の実行前、または実行中に行われる。異常を検知するという異常検知装置としての基本機能は、主に、上述の検知信号取得部101、異常判定部102および異常判定結果提示部103によって実現される。また、異常候補信号を生成して提示し、ユーザから異常度情報を取得する機能は、主に、異常候補信号生成部104、異常候補信号提示部105、異常度情報取得部106、変化指定情報取得部107、およびパラメータ更新部108によって実現される。
検知信号取得部101は、工作機械20に設置された振動センサ24からA/Dコンバータ30を介して、信号受信部113により受信された、振動または音等の検知信号を取得する機能部である。検知信号取得部101は、例えば、図2に示すCPU51がプログラムを実行することによって実現される。
異常判定部102は、記憶部109に記憶されている異常判定パラメータを用いて、検知信号取得部101により取得された検知信号が、異常を示す信号であるか否かを判定する機能部である。異常判定部102により異常判定の対象となる検知信号は、例えば、信号受信部113により動作信号が受信されているときに受信された検知信号(すなわち、工作機械20が加工処理中に得られた検知信号)とすればよい。ここで、異常判定パラメータとは、検知信号取得部101により取得された検知信号に対して異常判定処理を行うためのパラメータであって、例えば、事前に記憶している検知信号のデータ、そこから抽出した特徴量(検知信号波形の振幅、周波数、パワー等の検知信号を特徴付ける物理量)、検知信号から機械学習により得られた各種学習モデル(ガウス混合モデル(Gaussian Mixture Model:GMM)、サポートベクタマシン(SVM)、またはニューラルネットワーク等)のパラメータ等を示す。
また、異常判定部102は、判定結果を異常判定結果情報として、異常判定結果提示部103へ出力する。ここで、異常判定結果情報は、例えば、正常か異常かを示す情報であってもよく、異常度の大きさを表現する値等であってもよい。異常判定部102は、例えば、図2に示すCPU51がプログラムを実行することによって実現される。
なお、異常判定部102は、検知信号について異常か正常かのみ判定することに限定されるものではなく、現状の異常判定パラメータでは異常か正常かを明確に判定できない場合(例えば、今まで取得されていた検知信号と比較して想定されていない信号が取得された場合等)、その旨を異常判定結果情報に含めるものとしてもよい。
異常判定結果提示部103は、異常判定部102により出力された異常判定結果情報を提示する機能部である。例えば、異常判定結果提示部103は、異常判定結果情報を表示部111に表示させる、異常判定結果情報の内容に応じてアラームもしくは音声を発生させる、あるいは、異常判定結果情報の内容をメール等で通知する等の処理を行う。異常判定結果提示部103は、例えば、図2に示すCPU51がプログラムを実行することによって実現される。
異常候補信号生成部104は、記憶部109に記憶されている異常判定パラメータに基づいて、異常候補信号を生成する機能部である。
例えば、異常候補信号生成部104は、過去に取得・記憶した検知信号の中から特に異常度の高いものを選択して異常候補信号としてもよい。また、異常候補信号生成部104は、予め用意した典型的な異常信号パターン(例えばインパルス波、ホワイトノイズ等)を過去に記憶したデータと合成して異常候補信号として生成するものとしてもよい。また、異常候補信号生成部104は、先に挙げたような信号をVAE(Variational Autoencoder)、またはGAN(Generative Adversarial Network:敵対的生成ネットワーク)等で学習された生成モデルを用いて生成した信号を異常候補信号としてもよい。ここで、生成モデルによる異常候補信号の生成時には、どの信号を選択するか、どの異常パターンをどんな比率で混合するか、生成モデルの入力をどうするか等を指定する必要がある。これは、例えば、後述する変化指定情報取得部107により取得される変化指定情報によって指定することができるようにしてもよく、または、予め定めた固定値もしくは乱数値を用いてもよい。
また、異常候補信号生成部104は、後述する変化指定情報取得部107により取得された変化指定情報に従って変化させて異常候補信号を生成する。
異常候補信号生成部104は、例えば、図2に示すCPU51がプログラムを実行することによって実現される。
異常候補信号提示部105は、異常候補信号生成部104により生成された異常候補信号を提示する機能部である。例えば、異常候補信号提示部105は、異常候補信号の波形、スペクトログラムまたは特徴量を表示部111に表示させる、異常候補信号をスピーカ62から再生する、あるいは、異常候補信号をメール等で送信する等の処理を行う。異常候補信号提示部105は、例えば、図2に示すCPU51がプログラムを実行することによって実現される。
異常度情報取得部106は、ユーザにより入力部110に対する操作入力によって入力された、異常候補信号提示部105により提示された異常候補信号に対する異常度について規定する情報(異常度情報)を取得する機能部である。ここで、異常度情報は、例えば、提示された異常候補信号に対して異常であるか否かの二値を指定した情報、異常候補信号に対して何らかの基準で点数を付けたデータ、異常候補信号について異常と判断できる範囲を指定した情報、または、これらの情報に時間情報を紐付けた時系列データ等であってもよい。入力部110に対する操作入力としては、例えば、表示部111に表示されたボタンに対するクリック操作またはタッチ操作、物理的なボタンの押下操作、キーボードによる入力操作、または、マウスもしくはタッチペン等での異常範囲の指定動作等が挙げられる。異常度情報取得部106は、例えば、図2に示すCPU51がプログラムを実行することによって実現される。
なお、異常度情報取得部106により取得される異常度情報は、入力部110に対する操作入力により発生したものだけでなく、例えば、通信部112により外部から受信された情報であってもよい。
変化指定情報取得部107は、ユーザにより入力部110に対する操作入力によって入力された、異常候補信号生成部104により生成される異常候補信号をどのように変化させるのかを指定する情報(変化指定情報)を取得する機能部である。ここで、変化指定情報とは、例えば、異常度の高さ、異常成分の混合比率、または、異常のパターン等に対する変化を指定した情報である。このようにユーザにより変化指定情報を指定することによって、提示された異常候補信号についてユーザが異常であるか否かの判断に迷った場合に、当該異常候補信号に変化を与えて、変化させた信号を参考にすることができる。また、明らかに異常または正常と判断できる信号をスキップして、性能向上のために有益な異常かどうかの境界に近い信号の情報を素早く得ることができる。入力部110に対する操作入力としては、例えば、クリック操作またはタッチ操作による特徴空間上の座標指定操作、物理的なボタン、スライダまたはツマミ等に対する操作、または、キーボードによる数値入力操作等が挙げられる。変化指定情報取得部107は、例えば、図2に示すCPU51がプログラムを実行することによって実現される。
なお、変化指定情報取得部107により取得される変化指定情報は、入力部110に対する操作入力により発生したものだけでなく、例えば、通信部112により外部から受信された情報であってもよい。
パラメータ更新部108は、異常候補信号生成部104で生成された異常候補信号と、異常度情報取得部106により取得された異常度情報とに基づいて、新たな異常判定パラメータを算出し、記憶部109に記憶されている前回の異常判定パラメータに対して更新する機能部である。パラメータ更新部108により更新された異常判定パラメータは、異常判定部102による検知信号に対する異常判定、および、異常候補信号生成部104による異常候補信号の生成に用いられる。なお、異常判定パラメータとして、少なくとも機械学習の各種学習モデルのパラメータを含む場合、パラメータ更新部108は、異常度情報、および異常候補信号を新たな学習データとして、学習モデルを更新し、更新した学習モデルのパラメータを、新たに算出した異常判定パラメータとしてもよい。パラメータ更新部108は、例えば、図2に示すCPU51がプログラムを実行することによって実現される。
記憶部109は、例えば異常判定パラメータを記憶する機能部である。パラメータ更新部108により新たな異常判定パラメータが算出されると、そのとき記憶部109に記憶されてる異常判定パラメータが更新される。記憶部109は、図2に示すRAM53および補助記憶装置59の少なくともいずれかによって実現される。
入力部110は、ユーザからの操作入力を受け付ける機能部である。入力部110は、図2に示す入力装置57によって実現される。
表示部111は、異常判定結果提示部103および異常候補信号提示部105の情報の提示処理に従って、当該情報を表示する機能部である。例えば、表示部111は、後述する図6〜図10に示す各種画面を表示する。表示部111は、図3に示すディスプレイ58によって実現される。
通信部112は、工作機械20とデータ通信を行う機能部である。例えば、通信部112は、工作機械20からコンテキスト情報を受信する。ここで、コンテキスト情報とは、工作機械20についての識別情報および動作情報等を含む情報である。コンテキスト情報は、例えば、工作機械20の識別情報(型式等)、駆動部204(後述)の識別情報、そのときの動作状態、回転数および加工速度、駆動部204に駆動される工具23の径および材質等の加工条件、ならびに、シーケンス番号、サイクル番号およびツール番号等を含む。通信部112は、図2に示す通信I/F54によって実現される。
信号受信部113は、工作機械20において加工処理中であることを示す動作信号、および、工作機械20に設置された振動センサ24から加工処理中に発生する振動または音を検知した検知信号を、A/Dコンバータ30を介して受信する機能部である。信号受信部113は、図2に示すセンサI/F55によって実現される。
なお、図4に示した異常検知装置10の検知信号取得部101、異常判定部102、異常判定結果提示部103、異常候補信号生成部104、異常候補信号提示部105、異常度情報取得部106、変化指定情報取得部107およびパラメータ更新部108は、図2に示すCPU51がプログラムを実行することによって実現されることに限定されるものではなく、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアによって実現されるものとしてもよい。
また、図4に示す異常検知装置10の各機能部は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図4に示す異常検知装置10で独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図4に示す異常検知装置10で1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
(工作機械の機能ブロックの構成および動作)
図5は、実施形態に係る工作機械の機能ブロックの構成の一例を示す図である。図5を参照しながら、本実施形態に係る工作機械20の機能ブロックの構成および動作について説明する。
図5に示すように、工作機械20は、数値制御部201と、通信部202と、駆動制御部203と、駆動部204と、信号送信部205と、検知部211と、を有する。
数値制御部201は、駆動部204による加工を数値制御(NC)により実行する機能部である。例えば、数値制御部201は、駆動部204の動作を制御するための数値制御データを生成して出力する。また、数値制御部201は、コンテキスト情報を通信部202を介して異常検知装置10へ送信し、NCプログラムで規定される加工サイクルの加工処理の実行中には、動作信号を信号送信部205を介して異常検知装置10へ送信する。数値制御部201は、加工対象を加工する際、加工処理に応じて、駆動する駆動部204の種類、または駆動部204の駆動状態(回転数、回転速度等)を変更する。数値制御部201は、動作の種類を変更するごとに、変更した動作の種類に対応するコンテキスト情報を、通信部202を介して異常検知装置10へ逐次送信する。数値制御部201は、例えば、図3に示すCPU71がプログラム(NCプログラム)を実行することによって実現される。
通信部202は、異常検知装置10とデータ通信を行う機能部である。例えば、通信部202は、その時点での動作に対応するコンテキスト情報を、数値制御部201の制御に従って、異常検知装置100へ送信する。通信部202は、例えば、図3に示す通信I/F74、およびCPU71で動作するプログラムによって実現される。
駆動制御部203は、数値制御部201により求められた数値制御データに基づいて、駆動部204を駆動制御する機能部である。駆動制御部203は、例えば、図3に示す駆動制御回路75によって実現される。
駆動部204は、駆動制御部203による駆動制御の対象となる機能部である。駆動部204は、駆動制御部203による制御によって工具23を駆動する。駆動部204は、例えば、モータ等であり、加工に用いられ、数値制御の対象となるものであればどのようなものであってもよい。なお、駆動部204は、2以上備えられていてもよい。駆動部204は、駆動制御部203によって駆動制御されるアクチュエータであり、例えば、図3に示すモータ76等によって実現される。
信号送信部205は、数値制御部201によりNCプログラムで規定される加工サイクルの加工処理が実行されているときに、動作信号を異常検知装置10へ送信する機能部である。信号送信部205は、図3に示す信号I/F77、およびCPU71で動作するプログラムによって実現される。
検知部211は、工作機械20で保持された工具23が発する振動(または音等)の物理量を検知し、検知した物理量の情報を検知信号としてA/Dコンバータ30へ出力する機能部である。検知部211は、図3に示す振動センサ24によって実現される。なお、検知部211の個数は任意である。例えば、同一の物理量を検知する複数の検知部211を備えてもよいし、相互に異なる物理量を検知する複数の検知部211を備えてもよい。
なお、図5に示す工作機械20の各機能部は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図5に示す工作機械20で独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図5に示す工作機械20で1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
(異常設定画面について)
図6は、異常設定画面の一例を示す図である。図7は、異常範囲を設定するための異常設定画面の一例を示す図である。図8は、過去に記憶した検知信号を表示する異常設定画面の一例を示す図である。図6〜図8を参照しながら、異常度情報を設定入力するための異常設定画面について説明する。
まず、図6に示す表示部111に表示される異常設定画面1000について説明する。図6に示すように、異常設定画面1000は、候補信号波形表示領域1001と、再生ボタン1002と、正常ボタン1003と、異常ボタン1004と、を含む。
候補信号波形表示領域1001は、異常候補信号生成部104により生成された異常候補信号について、異常候補信号提示部105により波形として提示するための表示領域である。このように、候補信号波形表示領域1001に異常候補信号が提示されることによって、ユーザは異常候補信号の具体的な波形の形状を視認することができ、異常を含む信号であるか否かの判断を容易にすることができる。
再生ボタン1002は、異常候補信号提示部105による提示として、候補信号波形表示領域1001に表示された異常候補信号を音としてスピーカ62から再生するためのボタンである。ユーザによる入力部110を介した再生ボタン1002の押下により、異常候補信号提示部105は、候補信号波形表示領域1001に表示された異常候補信号を、スピーカ62から再生させる。これによって、候補信号波形表示領域1001における異常候補信号の表示のみでは判断できなかった異常の有無を、当該異常候補信号の再生音によって判断することが可能になる。
正常ボタン1003は、候補信号波形表示領域1001に提示された異常候補信号について正常であると判断した場合に押下するボタンである。異常ボタン1004は、候補信号波形表示領域1001に提示された異常候補信号について異常であると判断した場合に押下するボタンである。ユーザによる入力部110を介した正常ボタン1003または異常ボタン1004の押下により、異常度情報取得部106は、候補信号波形表示領域1001に提示された異常候補信号が異常であるか否かを示す異常度情報を取得する。この場合、異常度情報は、異常候補信号が正常か異常かという二値情報となる。異常度情報取得部106により取得された異常度情報は、パラメータ更新部108による異常判定パラメータの算出に使用されることになる。
次に、図7に示す表示部111に表示される異常設定画面1000aについて説明する。図7に示すように、異常設定画面1000aは、候補信号波形表示領域1001と、再生ボタン1002と、範囲指定スライダ1005a、1005bと、OKボタン1006と、を含む。
候補信号波形表示領域1001の機能は、図6で上述した通りである。
再生ボタン1002は、異常候補信号提示部105による提示として、候補信号波形表示領域1001に表示された異常候補信号を音としてスピーカ62から再生するためのボタンである。ユーザによる入力部110を介した再生ボタン1002の押下により、異常候補信号提示部105は、候補信号波形表示領域1001に表示された異常候補信号を、スピーカ62から再生させる。なお、再生ボタン1002による押下により候補信号波形表示領域1001に表示された異常候補信号の全体を再生出力することに限定するものではなく、例えば、後述する範囲指定スライダ1005a、1005bにより範囲指定された波形部分のみ再生出力するものとしてもよい。
範囲指定スライダ1005a、1005bは、候補信号波形表示領域1001に提示された異常候補信号の波形のうち、時間軸方向で範囲を指定するためのスライダである。このうち、範囲指定スライダ1005aは、異常候補信号の波形の時間軸方向で範囲を指定するために、当該範囲の始まりの時刻を指定するスライダである。範囲指定スライダ1005bは、異常候補信号の波形の時間軸方向で範囲を指定するために、当該範囲の終わりの時刻を指定するスライダである。範囲指定スライダ1005a、1005bは、例えば、ユーザによる入力部110としてのマウスに対するドラッグ操作により、時間軸方向に沿って移動させることができる。
OKボタン1006は、範囲指定スライダ1005a、1005bにより異常候補信号において範囲指定された波形部分を異常であると判断した場合に押下するボタンである。ユーザによる入力部110を介したOKボタン1006の押下により、異常度情報取得部106は、候補信号波形表示領域1001に提示された異常候補信号において範囲指定スライダ1005a、1005bにより範囲指定された波形部分が異常であることを示す異常度情報を取得する。異常度情報取得部106により取得された異常度情報は、パラメータ更新部108による異常判定パラメータの算出に使用されることになる。なお、範囲指定スライダ1005a、1005bにより範囲指定された波形部分は、異常の波形部分であることに限定されるものではなく、正常の波形部分を示すものであってもよい。
以上のように、図7に示す異常設定画面1000aでは、図6に示した異常設定画面1000のように異常候補信号全体を異常であるか否かを判断するのではなく、異常候補信号のうち異常と判断した波形部分を範囲指定して、当該波形部分を異常と設定することが可能となる。
なお、図7に示す異常設定画面1000aでは、範囲指定スライダ1005a、1005bにより1の範囲を指定できるものとしているが、これに限定されるものではなく、スライダを複数組持たせ、複数の範囲指定が可能であるものとしてもよい。
次に、図8に示す表示部111に表示される異常設定画面1000bについて説明する。図8に示すように、異常設定画面1000bは、候補信号波形表示領域1001と、再生ボタン1002と、正常ボタン1003と、異常ボタン1004と、候補信号コンボボックス1007と、を含む。
候補信号波形表示領域1001、再生ボタン1002、正常ボタン1003および異常ボタン1004の機能は、図6で上述した通りである。
候補信号コンボボックス1007は、過去に検知信号取得部101により取得された検知信号のうち、異常判定部102により異常度が高いものと判定された検知信号に基づいて、異常候補信号生成部104により生成された異常候補信号をリスト表示して選択可能としたコンボボックスである。この場合、異常候補信号生成部104は、上述のように過去に検知信号取得部101により取得された検知信号のうち、異常判定部102により異常度が高いものと判定された検知信号について、記憶部109に記憶された異常判定パラメータに基づいて異常候補信号を生成し、当該異常候補信号の異常度の大きさでソートし、候補信号コンボボックス1007において上位いくつかの異常候補信号をリスト表示させる。図8では、候補信号01〜10までがリスト表示されており、入力部110としてのマウスの操作により候補信号02が選択された状態を示している。異常候補信号提示部105は、候補信号コンボボックス1007のリスト表示から選択された異常候補信号の波形を、候補信号波形表示領域1001に提示する。ここで、候補信号コンボボックス1007においてリスト表示されたいくつかの異常候補信号から、ユーザによる入力部110の操作入力によってどの異常候補信号が選択されたかについての情報は、上述の変化指定情報に該当する。
以上のように、図8に示す異常設定画面1000bでは、過去の検知信号に基づいて生成された異常候補信号が、異常度に基づいてソートされてリスト表示され、選択可能となっている。したがって、ユーザは、異常度の高い(または低い)方から順に、異常候補信号の波形および再生音を確認することができ、異常を含む信号であるか否かの判断を容易にすることができる。
なお、図8に示す異常設定画面1000bは、図7に示した異常設定画面1000aで説明した範囲指定スライダ1005a、1005bを有するものとして、異常の範囲指定ができるようにしてもよい。
また、図6〜図8に示した異常設定画面1000、1000a、1000bは、いずれか一画面が表示部111に表示されるものとしてもよく、各画面を切り替えて選択的に表示させることができるものとしてもよい。
(変化指定設定画面について)
図9は、変化指定設定画面の一例を示す図である。図9を参照しながら、変化指定情報を設定入力するための変化指定設定画面について説明する。
図9に示すように、変化指定設定画面1100は、変化指定エリア1101と、変化指定ポインタ1102と、異常度表示領域1103と、OKボタン1104と、を含む。
変化指定エリア1101は、異常候補信号生成部104により生成される異常候補信号に対してどのように変化を与えるかの変化指定情報を指定するためのエリアである。例えば、変化指定エリア1101の半径方向は、異常度の大きさに対応し、中心に近づくほど正常に近く、離れるほど正常から遠ざかる。また、変化指定エリア1101の角度方向は、異常パターンの違いに対応し、例えば、下側から上側のエリアへ向かうほどインパルス性の度合いが強くなり、左側から右側のエリアへ向かうほど定常性の度合いが強くなる等、連続的に異常候補信号の異常パターンが変化するようになっている。なお、変化指定エリア1101で異常度の大きさ、および異常パターンの双方を指定できることに限定されるものではなく、異常度の大きさおよび異常パターンのうち少なくとも一方を指定するものとしてもよい。
変化指定ポインタ1102は、変化指定エリア1101において位置を指定することによって、変化指定エリア1101の各極座標に対応する異常度の大きさ、および異常パターンを特定するためのポインタである。変化指定ポインタ1102により指定された極座標に対応した異常度の大きさおよび異常パターンが、変化指定情報となる。異常候補信号生成部104は、変化指定ポインタ1102により指定された変化指定エリア1101上の極座標に対応する変化指定情報に従って異常候補信号を変化させて生成する。変化指定ポインタ1102は、例えば、ユーザによる入力部110としてのマウスによるクリック操作またはタッチパネルに対するタッチ操作により極座標を指定することができ、マウスによるドラッグ操作等によって移動させることができる。
異常度表示領域1103は、現在、変化指定ポインタ1102により指定されている極座標に対応する変化指定情報に従って生成される異常候補信号の異常度を表示する領域である。
OKボタン1104は、変化指定ポインタ1102で指定した極座標に対応する変化指定情報に従って、異常候補信号を生成する場合に押下するボタンである。ユーザによる入力部110を介したOKボタン1006の押下により、異常候補信号生成部104は、変化指定ポインタ1102により指定された変化指定エリア1101上の極座標に対応する変化指定情報に従って異常候補信号を変化させて生成する。例えば、異常候補信号生成部104は、予め用意していた典型的な異常信号パターン(例えばインパルス波またはホワイトノイズ等)について、変化指定ポインタ1102で指定された変化指定情報によって定まる合成比により合成して、異常候補信号を生成する。一例として、異常度0[%]が異常信号なし、異常度100[%]が収録信号の2倍のパワーでの合成に対応しているとする。その場合、異常度[%]をμ、異常信号をxa、そのパワーをPa、収録信号をxn、そのパワーをPnとすると、提示される合成信号xは、以下の式(1)で計算できる。
Figure 2021015445
なお、変化指定ポインタ1102により極座標が指定された時点で、変化指定情報が確定し、異常候補信号生成部104により異常候補信号が生成されるものとしてもよい。
なお、変化指定ポインタ1102により指定された極座標に対応した変化指定情報に従って、異常候補信号生成部104により生成された異常候補信号は、例えば、図6等に示した候補信号波形表示領域1001に提示されるものとしてもよい。すなわち、変化指定設定画面1100は、変化指定ポインタ1102による変化指定情報に従って生成された異常候補信号を表示するための、候補信号波形表示領域1001に対応する表示領域を有するものとしてもよい。
以上のように、図9に示す変化指定設定画面1100では、ユーザにより任意に指定された異常度の大きさ、および異常パターンである変化指定情報により異常候補信号を生成させることができるので、ユーザが異常であることを意図する信号を反映した異常判定パラメータを生成することができ、異常検知性能を向上させると共に、ユーザの異常検知性能に対する不安を解消することができる。
(変化指定・異常設定画面について)
図10は、変化指定・異常設定画面の一例を示す図である。図10を参照しながら、変化指定情報および異常度情報を設定入力するため変化指定・異常設定画面1100aについて説明する。
図10に示すように、変化指定・異常設定画面1100aは、変化指定エリア1101と、変化指定ポインタ1102と、異常度表示領域1103と、異常指定範囲1105と、モード切替スイッチ1106と、OKボタン1107と、を含む。
変化指定エリア1101、変化指定ポインタ1102および異常度表示領域1103の機能は、図9で上述した通りである。
異常指定範囲1105は、変化指定エリア1101において指定された範囲であり、当該範囲に含まれる異常度の大きさ、および異常パターンに対応する異常候補信号を異常として指定するための範囲である。異常指定範囲1105は、例えば、ユーザによる入力部110としてのマウスまたはタッチパネルによるドラッグ操作により指定することができる。異常指定範囲1105に含まれる異常度の大きさ、および異常パターンを有する異常候補信号を異常として判断するため、当該範囲の情報は異常度情報となる。また、当該異常度情報は、異常指定範囲1105に含まれる異常度の大きさ、および異常パターンを有するものとして生成される複数の異常候補信号に対して、まとめて異常と判断することを示す情報となる。
なお、図10に示す例では、1の異常指定範囲1105が指定された状態を示しているが、これに限定されるものではなく、指定可能な異常指定範囲1105は複数であってもよい。また、異常指定範囲1105は、異常の範囲を示すものとしたが、これに限定されるものではなく、正常の範囲を示すものとしてもよい。
モード切替スイッチ1106は、範囲選択すなわち異常指定範囲1105を指定するためのモード(「ON」)にするか、変化指定ポインタ1102により変化指定エリア1101の極座標を指定するためのモード(「OFF」)にするか切り替えるためのスイッチである。モード切替スイッチ1106は、例えば、ユーザによる入力部110としてのマウスまたはタッチパネルに対する操作によって切り替えることができる。なお、モード切替スイッチ1106の切り替え状態にかかわらず、変化指定エリア1101上に、指定した変化指定ポインタ1102および異常指定範囲1105の双方が表示されているものとしてもよい。
OKボタン1107は、変化指定ポインタ1102で指定した極座標に対応する変化指定情報を確定し、および、異常指定範囲1105により指定された範囲の情報を異常度情報として確定するためのボタンである。ユーザによる入力部110を介したOKボタン1107の押下により、変化指定情報取得部107は、確定した変化指定情報を取得し、異常度情報取得部106は、確定した異常度情報を取得する。そして、異常候補信号生成部104は、変化指定情報取得部107により取得された変化指定情報に従って異常候補信号を変化させて生成する。また、パラメータ更新部108は、異常候補信号生成部104により生成された異常候補信号と、異常度情報取得部106により取得された異常度情報とに基づいて、新たな異常判定パラメータを算出し、記憶部109に記憶されている前回の異常判定パラメータに対して更新する。
なお、変化指定ポインタ1102により指定された極座標に対応した変化指定情報に従って、異常候補信号生成部104により生成された異常候補信号は、例えば、図6等に示した候補信号波形表示領域1001に提示されるものとしてもよい。すなわち、変化指定・異常設定画面1100aは、変化指定ポインタ1102による変化指定情報に従って生成された異常候補信号を表示するための、候補信号波形表示領域1001に対応する表示領域を有するものとしてもよい。
以上のように、図10に示す変化指定・異常設定画面1100aでは、ユーザにより任意に指定された異常度の大きさ、および異常パターンにより異常候補信号を生成させるだけでなく、変化指定エリア1101において異常指定範囲1105を指定することにより、異常指定範囲1105に含まれる異常度の大きさ、および異常パターンに基づく異常候補信号をまとめて異常として設定することが可能となるので、異常設定を効率化させ、異常検知性能を向上させると共に、ユーザの異常検知性能に対する不安を解消することができる。また、ユーザは、変化指定ポインタ1102を指定することによって提示される異常候補信号を確認しながら、異常指定範囲1105を決めていくことができるので、異常度情報の設定作業の効率を向上させることができる。
また、図9および図10に示した変化指定設定画面1100、および変化指定・異常設定画面1100aは、いずれか一画面が表示部111に表示されるものとしてもよく、各画面を切り替えて選択的に表示させることができるものとしてもよい。
(異常パラメータの更新処理の流れ)
図11は、実施形態に係る異常検知装置の異常判定パラメータの更新処理の流れの一例を示すフローチャートである。図11を参照しながら、本実施形態に係る異常検知装置10における異常判定パラメータの更新処理の流れについて説明する。
<ステップS1>
異常候補信号生成部104は、記憶部109に記憶されている異常判定パラメータに基づいて、異常候補信号を生成する。そして、異常候補信号提示部105は、異常候補信号生成部104により生成された異常候補信号をユーザに対して提示する。そして、ステップS2へ移行する。
<ステップS2>
ユーザから入力部110を介して変化指定情報が入力されている場合(ステップS2:Yes)、ステップS3へ移行し、入力されていない場合(ステップS2:No)、ステップS4へ移行する。
<ステップS3>
ユーザから入力部110を介して変化指定情報が入力されている場合、変化指定情報取得部107は、当該変化指定情報を取得する。異常候補信号生成部104は、記憶部109に記憶されている異常判定パラメータに基づいて、変化指定情報取得部107により取得された変化指定情報に従って変化させて異常候補信号を生成する。そして、ステップS1へ戻る。
<ステップS4>
ユーザから入力部110を介して異常度情報が入力されている場合(ステップS4:Yes)、ステップS5へ移行し、入力されていない場合(ステップS4:No)、ステップS2へ戻る。
<ステップS5>
ユーザから入力部110を介して異常度情報が入力されている場合、異常度情報取得部106は、当該異常度情報を取得する。パラメータ更新部108は、異常候補信号生成部104で生成された異常候補信号と、異常度情報取得部106により取得された異常度情報とに基づいて、新たな異常判定パラメータを算出し、記憶部109に記憶されている前回の異常判定パラメータに対して更新する。そして、ステップS6へ移行する。
<ステップS6>
異常判定パラメータの更新処理の終了条件が満たされている場合(ステップS6:Yes)、当該更新処理を終了し、終了条件が満たされていない場合(ステップS6:No)、ステップS1へ戻る。ここで、終了条件とは、例えば、これまでに得られた異常度情報の数が閾値を超えたか、または、ユーザにより入力部110を介して終了を指示する操作入力がなされたか等の条件である。
以上のステップS1〜S6の流れによって、異常検知装置10における異常判定パラメータの更新処理が実行される。上述のように当該更新処理は、終了条件が満たされるまで(例えば、ユーザからの異常度情報の取得が十分行われたと判断されるまで)繰り返され、終了後は、異常判定部102により更新された異常判定パラメータによる異常判定が開始される。
以上のように、本実施形態に係る異常検知装置10では、異常候補信号生成部104により異常判定パラメータに基づいて異常候補信号が生成され、異常候補信号提示部105により当該異常候補信号がユーザに対して提示され、パラメータ更新部108により、提示された異常候補信号に対して入力された異常度情報、および異常候補信号に基づいて、新たな異常判定パラメータが算出されて更新されるものとしている。これによって、異常検知性能を向上させると共に、ユーザの異常検知性能に対する不安を解消することができる。また、上述のように異常判定パラメータが更新される前に、正常だと判定されていた検知信号の中から異常な信号をあぶり出すことも可能となる。
また、本実施形態に係る異常検知装置10では、ユーザにより任意に指定された変化指定情報により異常候補信号を生成させることができるので、ユーザが異常であることを意図する信号を反映した異常判定パラメータを生成することができ、さらに異常検知性能を向上させると共に、ユーザの異常検知性能に対する不安を解消することができる。
なお、上述の実施形態の各機能は、一または複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上述した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、SoC(System on a chip)、GPU(Graphics Processing Unit)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
また、上述の実施形態の異常検知装置10および工作機械20で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD−R(Compact Disk−Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータ・プログラム・プロダクトとして提供するように構成してもよい。
また、上述の実施形態の異常検知装置10および工作機械20で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態の異常検知装置10および工作機械20で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、上述の実施形態の異常検知装置10および工作機械20で実行されるプログラムは、上述した各機能部を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上述のROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
1 異常検知システム
10 異常検知装置
20 工作機械
22 ホルダ
23 工具
24 振動センサ
25 NC制御装置
30 A/Dコンバータ
40 クラウド
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 通信I/F
55 センサI/F
56 入出力I/F
57 入力装置
58 ディスプレイ
59 補助記憶装置
60 バス
61 音声I/F
62 スピーカ
71 CPU
72 ROM
73 RAM
74 通信I/F
75 駆動制御回路
76 モータ
77 信号I/F
78 バス
101 検知信号取得部
102 異常判定部
103 異常判定結果提示部
104 異常候補信号生成部
105 異常候補信号提示部
106 異常度情報取得部
107 変化指定情報取得部
108 パラメータ更新部
109 記憶部
110 入力部
111 表示部
112 通信部
113 信号受信部
201 数値制御部
202 通信部
203 駆動制御部
204 駆動部
205 信号送信部
211 検知部
1000、1000a、1000b 異常設定画面
1001 候補信号波形表示領域
1002 再生ボタン
1003 正常ボタン
1004 異常ボタン
1005a、1005b 範囲指定スライダ
1006 OKボタン
1007 候補信号コンボボックス
1100 変化指定設定画面
1100a 変化指定・異常設定画面
1101 変化指定エリア
1102 変化指定ポインタ
1103 異常度表示領域
1104 OKボタン
1105 異常指定範囲
1106 モード切替スイッチ
1107 OKボタン
特開2016−173682号公報

Claims (16)

  1. 異常検知対象から検知された検知信号について異常判定するための異常判定パラメータを用いて、異常と判定される候補となる異常候補信号を生成する生成部と、
    前記生成部により生成された前記異常候補信号を提示する提示部と、
    前記異常候補信号に対する異常度について規定する異常度情報を取得する第1取得部と、
    前記生成部により生成された前記異常候補信号と、前記第1取得部により取得された前記異常度情報とに基づいて、新たな異常判定パラメータを算出して更新する更新部と、
    を備えた異常検知装置。
  2. 前記異常候補信号をどのように変化させるのかを指定する変化指定情報を取得する第2取得部を、さらに備え、
    前記生成部は、前記第2取得部により取得された前記変化指定情報に従って、前記異常候補信号を変化させる請求項1に記載の異常検知装置。
  3. 前記第2取得部は、入力部を介して入力された前記変化指定情報を取得する請求項2に記載の異常検知装置。
  4. 前記変化指定情報は、異常度の大きさの指定を含む請求項2または3に記載の異常検知装置。
  5. 前記変化指定情報は、異常パターンの指定を含む請求項2〜4のいずれか一項に記載の異常検知装置。
  6. 前記第1取得部は、入力部を介して入力された前記異常度情報を取得する請求項1〜5のいずれか一項に記載の異常検知装置。
  7. 前記異常度情報は、前記提示部により提示された前記異常候補信号そのものが異常であるか否かを規定する情報である請求項1〜6のいずれか一項に記載の異常検知装置。
  8. 前記異常度情報は、前記提示部により提示された前記異常候補信号の時間軸方向で範囲指定された波形部分が異常であることを示す情報である請求項1〜6のいずれか一項に記載の異常検知装置。
  9. 前記異常度情報は、前記異常候補信号の異常度の大きさ、および異常パターンのうち、少なくとも一方の範囲を指定し、当該範囲に対応する異常候補信号を異常とすることを示す情報である請求項1〜6のいずれか一項に記載の異常検知装置。
  10. 前記提示部は、前記生成部により生成された前記異常候補信号を、音声出力装置から再生して提示する請求項1〜9のいずれか一項に記載の異常検知装置。
  11. 前記提示部は、前記生成部により生成された前記異常候補信号を、表示部に波形表示して提示する請求項1〜9のいずれか一項に記載の異常検知装置。
  12. 前記第2取得部は、少なくとも異常度または異常パターンのうちいずれかを指定するための設定画面上での指定操作に基づいて発生した前記変化指定情報を取得する請求項2〜5のいずれか一項に記載の異常検知装置。
  13. 前記異常判定パラメータは、機械学習の学習モデルのパラメータを含み、
    前記更新部は、前記第1取得部により取得された前記異常度情報、および前記生成部により生成された前記異常候補信号を学習データとして、前記学習モデルを更新し、更新した該学習モデルのパラメータを新たな異常判定パラメータとして算出する請求項1〜12のいずれか一項に記載の異常検知装置。
  14. 前記異常判定パラメータを用いて、前記異常検知対象から検知された前記検知信号に対して異常判定を行う異常判定部を、さらに備えた請求項1〜13のいずれか一項に記載の異常検知装置。
  15. 異常検知対象から検知された検知信号について異常判定するための異常判定パラメータを用いて、異常と判定される候補となる異常候補信号を生成する生成ステップと、
    生成した前記異常候補信号を提示する提示ステップと、
    前記異常候補信号に対する異常度について規定する異常度情報を取得する取得ステップと、
    生成した前記異常候補信号と、取得した前記異常度情報とに基づいて、新たな異常判定パラメータを算出して更新する更新ステップと、
    を有する情報処理方法。
  16. コンピュータに、
    異常検知対象から検知された検知信号について異常判定するための異常判定パラメータを用いて、異常と判定される候補となる異常候補信号を生成する生成ステップと、
    生成した前記異常候補信号を提示する提示ステップと、
    前記異常候補信号に対する異常度について規定する異常度情報を取得する取得ステップと、
    生成した前記異常候補信号と、取得した前記異常度情報とに基づいて、新たな異常判定パラメータを算出して更新する更新ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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