JP7085370B2 - 診断装置、診断システム、診断方法およびプログラム - Google Patents

診断装置、診断システム、診断方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7085370B2
JP7085370B2 JP2018047567A JP2018047567A JP7085370B2 JP 7085370 B2 JP7085370 B2 JP 7085370B2 JP 2018047567 A JP2018047567 A JP 2018047567A JP 2018047567 A JP2018047567 A JP 2018047567A JP 7085370 B2 JP7085370 B2 JP 7085370B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
section
feature information
information
diagnostic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018047567A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018156652A (ja
Inventor
理 後藤
淳一 鷹見
康伸 白田
知紀 梅沢
陽介 村本
尚史 堀尾
優風 手嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
FANUC Corp
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
FANUC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd, FANUC Corp filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to PCT/JP2018/010567 priority Critical patent/WO2018169069A1/en
Priority to CN201880017625.5A priority patent/CN110419012B/zh
Priority to EP18716679.8A priority patent/EP3596568A1/en
Publication of JP2018156652A publication Critical patent/JP2018156652A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7085370B2 publication Critical patent/JP7085370B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/406Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by monitoring or safety
    • G05B19/4065Monitoring tool breakage, life or condition
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B23/00Testing or monitoring of control systems or parts thereof
    • G05B23/02Electric testing or monitoring
    • G05B23/0205Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults
    • G05B23/0218Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults characterised by the fault detection method dealing with either existing or incipient faults
    • G05B23/0221Preprocessing measurements, e.g. data collection rate adjustment; Standardization of measurements; Time series or signal analysis, e.g. frequency analysis or wavelets; Trustworthiness of measurements; Indexes therefor; Measurements using easily measured parameters to estimate parameters difficult to measure; Virtual sensor creation; De-noising; Sensor fusion; Unconventional preprocessing inherently present in specific fault detection methods like PCA-based methods
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06NCOMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
    • G06N20/00Machine learning
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06NCOMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
    • G06N5/00Computing arrangements using knowledge-based models
    • G06N5/04Inference or reasoning models
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/50Machine tool, machine tool null till machine tool work handling
    • G05B2219/50276Detect wear or defect tool, breakage and change tool
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/50Machine tool, machine tool null till machine tool work handling
    • G05B2219/50308Estimate wear from machining data and conditions

Description

本発明は、診断装置、診断システム、診断方法およびプログラムに関する。
工作機械等がワークを加工する上で、工具の異常ならびに加工品質の予知および推定を行う方法として、機械のモータの電流値の情報、振動、または力等の物理量を検知して用いる方法が既に知られている。
このような物理量を検知して工具の異常等を判定する装置として、振動センサの振動情報の振幅変化から加工動作の異常を検出する装置が知られている(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、振動センサを取り付けて切削中の振動を検知する方式となるが、実際に工具によって切削加工している区間を明確に把握することができず、かつ、当該区間以外の区間で、工具を変えたり、または、ワークの位置を変えたりすることによってノイズが混入する可能性があるため、正確な異常判定を行うことが困難であるという問題点がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであって、対象装置の動作の異常を判定するための検知情報における実際の処理区間を精度よく推定することができる診断装置、診断システム、診断方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、対象装置の動作の種類に基づいて定まる複数のコンテキスト情報のうち稼動中の動作に対応するコンテキスト情報を、前記対象装置から取得する第1取得部と、前記対象装置の動作に応じて変化する物理量を検知する検知部から出力される検知情報を取得する第2取得部と、前記第2取得部により取得された前記検知情報から、前記コンテキスト情報が示す前記対象装置の特定の動作区間を含む区間の該検知情報のフレーム毎の特徴を示す複数の特徴情報を時系列で抽出する抽出部と、前記特徴情報に基づいて、基準となる基準特徴情報を選択し、前記基準特徴情報と比較するための対象特徴情報を順次選択する選択部と、前記選択部により選択された前記基準特徴情報と、前記各対象特徴情報との比較から、前記各フレームに対応する区間の前記対象装置の特定の処理の処理区間らしさを算出する第1算出部と、前記処理区間らしさに基づいて、該処理区間らしさに対応する前記対象特徴情報が前記特定の処理の処理区間に含まれるか否かを判定する第1判定部と、前記第1判定部の判定結果に基づいて、前記動作区間における前記処理区間を推定する推定部と、を備える。
本発明によれば、対象装置の動作の異常を判定するための検知情報における実際の処理区間を精度よく推定することができる。
図1は、実施形態に係る診断システムの全体構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態の加工機のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る診断装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る診断システムの機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図5は、検知情報およびラダー信号の一例を示す図である。 図6は、検知情報から抽出した特徴情報の一例を示す図である。 図7は、非加工区間および加工区間の特徴情報を選択する一例を説明する図である。 図8は、非加工区間および加工区間から選択した特徴情報である周波数スペクトルの一例を示す図である。 図9は、加工区間らしさを算出した一例を示す図である。 図10は、算出した加工区間らしさから加工区間を推定する動作を説明する図である。 図11は、実施形態における加工区間推定処理の一例を示すフローチャートである。 図12は、実施形態における診断処理の一例を示すフローチャートである。 図13は、実施形態におけるモデル生成処理の一例を示すフローチャートである。 図14は、実施形態におけるモデル生成処理および診断処理の具体例を説明する図である。 図15は、共通のモデルを他の加工工程で使用する例を説明する図である。 図16は、モデルが生成されていないコンテキスト情報が入力された場合にモデルを生成する動作を説明する図である。 図17は、変形例1に係る診断システムの機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図18は、工具の折損を検出する動作の一例を示す図である。 図19は、変形例2に係る診断システムの機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図20は、工具の劣化に伴う周波数スペクトルの変化の一例を説明する図である。 図21は、折損予兆スコアの一例を示す図である。
以下に、図1~図21を参照しながら、本発明に係る診断装置、診断システム、診断方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
(診断システムの全体構成)
図1は、実施形態に係る診断システムの全体構成の一例を示す図である。図1を参照しながら、本実施形態に係る診断システム1の全体構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る診断システム1は、加工機200に設置されたセンサ57と、センサ57の検知感度等を調整するセンサアンプ58と、診断装置100と、を含む。センサアンプ58と診断装置100との間には、センサ57からの出力信号をフィルタリングする数種類のフィルタ、または、フィルタを選択するフィルタ選択手段が必要に応じて設けてもよい。センサアンプ58の増幅率を制御する増幅率制御手段も必要に応じて設けてもよい。加工機200は、診断装置100に対して通信可能となるように接続されている。なお、図1には1台の加工機200が診断装置100に接続されている例が示されているが、これに限定されるものではなく、複数台の加工機200が診断装置100に対して、それぞれ通信可能となるように接続されているものとしてもよい。
加工機200は、工具を用いて、加工対象に対して切削、研削または研磨等の加工を行う工作機械である。加工機200は、診断装置100による診断の対象となる対象装置の一例である。なお、対象装置として加工機200に限定されるものではなく、診断の対象となり得る実動作区間の推定を必要とする機械であればよく、例えば、組立機、測定機、検査機、または洗浄機等の機械が対象装置であってもよい。また、これにはクラッチ、ギヤ等を含む動力源となるエンジン、またはモータを含む機械も含まれる。以下では、加工機200を対象装置の一例として説明する。
診断装置100は、加工機200に対して通信可能となるように接続され、加工機200の動作について異常の診断を行う装置である。
センサ57は、加工機200に設置されたドリル、エンドミル、バイトチップもしくは砥石等の工具と加工対象とが加工動作中に接触することにより発する振動もしくは音等、または、工具もしくは加工機200自体が発する振動もしくは音等の物理量を検知し、検知した物理量の情報を検知情報(センサデータ)として、センサアンプ58を介して診断装置100へ出力するセンサである。センサ57は、例えば、マイク、振動センサ、加速度センサ、またはAEセンサ等で構成され、例えば、振動または音等の物理量の変化を検出する。これらの検出手段は、ドリル、エンドミル、バイトチップまたは砥石等の機械的振動を発生する工具の近傍に設置される。設置方法は、ネジによる固定、マグネットによる固定、接着剤による接着、または、対象装置に穴開け加工等を行ってそこに埋め込むことによる設置等の方法により設置される。
なお、加工機200と診断装置100とは、どのような接続形態で接続されてもよい。例えば、加工機200と診断装置100とは、専用の接続線、有線LAN(Local Area Network)等の有線ネットワーク、または、無線ネットワーク等により接続されるものとすればよい。
また、センサ57の個数は任意であってよい。また、同一の物理量を検知する複数のセンサ57を備えてもよいし、相互に異なる物理量を検知する複数のセンサ57を備えてもよい。
センサアンプ58は、センサ57の検知感度等を調整し、かつ、センサ57により検出された検知情報を出力する装置である。
また、センサ57およびセンサアンプ58は、加工機200に予め備えられているものとしてもよく、または、完成機械である加工機200に対して後から取り付けられるものとしてもよい。また、センサアンプ58は、加工機200に設置されることに限定されるものではなく、診断装置100側に設置されるものとしてもよい。
(加工機のハードウェア構成)
図2は、実施形態の加工機のハードウェア構成の一例を示す図である。図2を参照しながら、本実施形態の加工機200のハードウェア構成について説明する。
図2に示すように、加工機200は、CPU(Central Processing Unit)51と、ROM(Read Only Memory)52と、RAM(Random Access Memory)53と、通信I/F(インターフェース)54と、駆動制御回路55と、がバス59で通信可能に接続された構成となっている。センサ57が接続されたセンサアンプ58は、診断装置100に通信可能に接続されている。
CPU51は、加工機200の全体を制御する演算装置である。CPU51は、例えば、RAM53をワークエリア(作業領域)としてROM52等に格納されたプログラムを実行することで、加工機200全体の動作を制御し、加工機能を実現する。
通信I/F54は、診断装置100等の外部装置と通信するためのインターフェースである。駆動制御回路55は、モータ56の駆動を制御する回路である。モータ56は、ドリル、エンドミル、バイトチップまたは砥石等、および、加工対象が載置され加工に合わせて移動されるテーブル等の加工に用いる工具を駆動するモータである。センサ57およびセンサアンプ58は、上述の通りである。
(診断装置のハードウェア構成)
図3は、実施形態に係る診断装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図3を参照しながら、本実施形態に係る診断装置100のハードウェア構成について説明する。
図3に示すように、診断装置100は、CPU61と、ROM62と、RAM63と、通信I/F64と、センサI/F65と、補助記憶装置66と、入力装置67と、ディスプレイ68と、がバス69で通信可能に接続された構成となっている。
CPU61は、診断装置100の全体を制御する演算装置である。CPU61は、例えば、RAM63をワークエリア(作業領域)としてROM62等に格納されたプログラムを実行することで、診断装置100全体の動作を制御し、診断機能を実現する。
通信I/F64は、加工機200等の外部装置と通信するためのインターフェースである。通信I/F64は、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)に対応したNIC(Network Interface Card)等である。
センサI/F65は、加工機200に設置されたセンサ57からセンサアンプ58を介して検知情報を受信するためのインターフェースである。
補助記憶装置66は、診断装置100の設定情報、加工機200から受信された検知情報およびコンテキスト情報、OS(Operating System)、およびアプリケーションプログラム等の各種データを記憶するHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、またはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性の記憶装置である。なお、補助記憶装置66は、診断装置100が備えるものとしているが、これに限定されるものではなく、例えば、診断装置100の外部に設置された記憶装置であってもよく、または、診断装置100とデータ通信可能なサーバ装置が備えた記憶装置であってもよい。
入力装置67は、文字および数字等の入力、各種指示の選択、ならびにカーソルの移動等の操作を行うためのマウスまたはキーボード等の入力装置である。
ディスプレイ68は、文字、数字、および各種画面および操作用アイコン等を表示するCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、LCD(Liquid Crystal Display)、または有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示装置である。
なお、図3に示したハードウェア構成は一例であり、すべての構成機器を備えている必要はなく、また、他の構成機器を備えているものとしてもよい。例えば、診断装置100が加工機200の診断動作に特化し、診断結果を外部のサーバ装置等に送信する場合、入力装置67およびディスプレイ68は備えられていない構成としてもよい。
(診断システムの機能ブロックの構成および動作)
図4は、実施形態に係る診断システムの機能ブロックの構成の一例を示す図である。図5は、検知情報およびラダー信号の一例を示す図である。図6は、検知情報から抽出した特徴情報の一例を示す図である。図7は、非加工区間および加工区間の特徴情報を選択する一例を説明する図である。図8は、非加工区間および加工区間から選択した特徴情報である周波数スペクトルの一例を示す図である。図9は、加工区間らしさを算出した一例を示す図である。図10は、算出した加工区間らしさから加工区間を推定する動作を説明する図である。図4~図10を参照しながら、本実施形態に係る診断システム1および加工機200の機能ブロックの構成および動作について説明する。
図4に示すように、加工機200は、数値制御部201と、通信制御部202と、駆動制御部203と、駆動部204と、検知部211と、を有する。
数値制御部201は、駆動部204による加工を数値制御(NC:Numerical Control)により実行する機能部である。例えば、数値制御部201は、駆動部204の動作を制御するための数値制御データを生成して出力する。また、数値制御部201は、コンテキスト情報を通信制御部202に出力する。ここで、コンテキスト情報とは、加工機200の動作の種類ごとに複数定められる情報である。コンテキスト情報は、例えば、工作機械(加工機200)の識別情報、駆動部204の識別情報(例えば、工具の識別情報等)、駆動部204に駆動される工具の径、および工具の材質等のコンフィギュレーション情報、ならびに、駆動部204に駆動される工具の動作状態、駆動部204の使用開始からの累積使用時間、駆動部204に係る負荷、駆動部204の回転数、駆動部204の加工速度等の加工条件の情報等を示す情報である。なお、これらのコンテキスト情報のうち、駆動部204に駆動される工具の動作状態を示す情報として、例えば、工具の加工対象に対する送り動作から実際の加工処理が終了するまでの区間を示すためのON/OFF信号(以下、「ラダー信号」と称する)等が含まれる。
数値制御部201は、例えば、現在の加工機200の動作に対応するコンテキスト情報を、逐次、通信制御部202を介して診断装置100に送信する。数値制御部201は、加工対象を加工する際、加工の工程に応じて、駆動する駆動部204の種類、または駆動部204の駆動状態(回転数、回転速度等)を変更する。数値制御部201は、動作の種類を変更するごとに、変更した動作の種類に対応するコンテキスト情報を、通信制御部202を介して診断装置100に逐次送信する。数値制御部201は、例えば、図2に示すCPU51で動作するプログラムによって実現される。
通信制御部202は、診断装置100等の外部装置との間の通信を制御する機能部である。例えば、通信制御部202は、現在の動作に対応するコンテキスト情報を診断装置100に送信する。通信制御部202は、例えば、図2に示す通信I/F54、およびCPU51で動作するプログラムによって実現される。
駆動制御部203は、数値制御部201により求められた数値制御データに基づいて、駆動部204を駆動制御する機能部である。駆動制御部203は、例えば、図2に示す駆動制御回路55によって実現される。
駆動部204は、駆動制御部203による駆動制御の対象となる機能部である。駆動部204は、駆動制御部203による制御によって工具を駆動する。駆動部204は、駆動制御部203によって駆動制御されるアクチュエータであり、例えば、図2に示すモータ56等によって実現される。なお、駆動部204は、加工に用いられ、数値制御の対象となるものであればどのようなアクチュエータであってもよい。また、駆動部204は、2以上備えられていてもよい。
検知部211は、加工機200に設置されたドリル、エンドミル、バイトチップもしくは砥石等の工具と加工対象とが加工動作中に接触することにより発する振動もしくは音等、または、工具もしくは加工機200自体が発する振動もしくは音等の物理量を検知し、検知した物理量の情報を検知情報(センサデータ)として診断装置100へ出力する機能部である。検知部211は、例えば、図2に示すセンサ57およびセンサアンプ58によって実現される。なお、検知部211の個数は任意である。例えば、同一の物理量を検知する複数の検知部211を備えてもよいし、相互に異なる物理量を検知する複数の検知部211を備えてもよい。例えば、加工に用いる工具である刃の折れ、および、刃のチッピング等が発生すると、加工時の音が変化する。このため、検知部211(マイク)で音響データを検知し、正常音を判断するためのモデル等を用いて判断することにより、加工機200の動作の異常を検知可能となる。
なお、図4に示す数値制御部201および通信制御部202は、図2に示すCPU51にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよく、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよく、または、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。
図4に示すように、診断装置100は、通信制御部101と、検知情報受信部102(第2取得部)と、加工情報取得部103(第1取得部)と、受付部104と、特徴抽出部105(抽出部)と、選択部106と、算出部107(第1算出部)と、区間判定部108(第1判定部)と、推定部109と、対象区間特定部110と、生成部111と、異常判定部112(第3判定部)と、記憶部113と、入力部114と、表示制御部115と、表示部116と、を有する。
通信制御部101は、加工機200との間の通信を制御する機能部である。例えば、通信制御部101は、加工機200の数値制御部201から、通信制御部202を介して、コンテキスト情報を受信する。通信制御部101は、例えば、図3に示す通信I/F64、およびCPU61で動作するプログラムによって実現される。
検知情報受信部102は、加工機200に設置された検知部211から検知情報を受信する機能部である。検知情報受信部102は、例えば、図3に示すセンサI/F65、およびCPU61で動作するプログラムによって実現される。
加工情報取得部103は、加工機200から、通信制御部101により受信されたコンテキスト情報(加工情報)を取得する機能部である。加工情報取得部103は、例えば、図3に示すCPU61で動作するプログラムによって実現される。
ここで、図5に、検知情報受信部102により受信された検知情報(センサデータ)、および加工情報取得部103により取得されたコンテキスト情報のうち上述のラダー信号の一例を示す。図5に示すように、検知信号は、工具が加工対象に接触する前後の非加工区間(非処理区間の一例)を示す波形部分、および、工具が加工対象に接触して実際の加工処理を行っている加工区間(処理区間の一例)を示す波形部分が含まれる。上述のように、例えば、加工機200は、工具の加工対象に対する送り動作から実際の加工処理が終了するまでの区間を示すためのON/OFF信号であるラダー信号をコンテキスト情報の一部として出力するものとする。具体的には、加工機200は、例えば、工具による加工動作の開始時にラダー信号をONにし、工具を加工対象まで送り動作をさせ、実際の加工処理が終了したときにラダー信号をOFFとする。この場合、加工機200は、工具が加工対象に接触してからラダー信号をONさせているわけではないので、図5に示すように、ラダー信号がON状態となる区間(以下、「工具送り区間」と称する場合がある)には、工具が加工対象に接触しない区間(例えば、工具を加工対象まで送り動作を行う区間)である非加工区間と、工具が加工対象に接触して加工処理を行う加工区間とが含まれることになる。さらに、この場合、工具送り区間(動作区間)ではない区間、すなわち、ラダー信号がOFF状態の区間は、非加工区間ということになる。このとき、工具送り区間に基づいて、加工区間を正確に判定することは、加工条件等によっては加工対象と工具との距離がわからない等の問題から、困難である。また、加工機200の動作の異常判定の処理(診断処理)に際し、工具送り区間に含まれる検知情報を用いる場合、非加工区間の検知情報を含むため、判定の精度が低下する等の問題が生じる。したがって、後述するように、検知情報から加工区間を精度よく推定して、推定した加工区間に含まれる検知情報(ひいてはそこから抽出される後述の特徴情報)を、診断処理に用いることが、精度の高い診断処理を行う上で重要となる。
受付部104は、通信制御部101が加工機200から受信するコンテキスト情報とは異なるコンテキスト情報の入力を受け付ける機能部である。例えば、累積使用時間は加工機200から取得するように構成できる。この場合、加工機200は、例えば、工具を交換したときに累積使用時間をリセット(初期化)する機能を備えていてもよい。
累積使用時間を加工機200から取得せず、受付部104が受け付けるように構成することもできる。受付部104は、例えば、キーボードおよびタッチパネル等により実現される入力部114から入力されたコンテキスト情報を受け付ける。受付部104で受け付けるコンテキスト情報は、累積使用時間に限らず、例えば、使用する工具の仕様の情報(工具の直径、刃数、材質、工具にコーティングが施されているか否か等)、加工対象の情報(材質等)の情報でもよい。また、受付部104は、外部装置からコンテキスト情報を受信するように構成してもよい。受付部104は、例えば、図3に示すCPU61で動作するプログラムによって実現される。なお、加工機200以外からコンテキスト情報を受け付ける必要がない場合は、受付部104は備えなくてもよい。
特徴抽出部105は、異常判定部112による判定等で用いる特徴情報を、検知情報から抽出する機能部である。特徴情報は、検知情報の特徴を示す情報であればどのような情報であってもよい。例えば、検知情報がマイクにより集音された音響データである場合、特徴抽出部105は、エネルギー、周波数スペクトル、および、MFCC(メル周波数ケプストラム係数)等を特徴情報として抽出してもよい。特徴抽出部105は、例えば、図3に示すCPU61で動作するプログラムによって実現される。
ここで、図6に、検知情報受信部102により受信された検知情報から、特徴抽出部105によって抽出された特徴情報の一例を示す。本実施形態では、抽出される特徴情報は、周波数スペクトルであるものとして説明する。特徴抽出部105は、例えば、検知情報に対してフレームごとにフーリエ変換を行うことによって特徴情報を抽出する。ここで、フレームとは、検知情報の所定時間(例えば、20[ms]、40[ms]等)のデータ量を示し、例えば、特徴情報が、検知情報に対してフーリエ変換することにより得られる周波数スペクトルである場合の窓長のデータ量に相当する。図6に示す特徴情報は、対応する検知情報のフレームの時間に関連付けられている。図6に示すように、加工区間の周波数スペクトルは、非加工区間の周波数スペクトルと相違する特徴を有する。ただし、図6では、非加工区間の特徴情報と加工区間の特徴情報との違いを模式的に示すため、非加工区間において周波数成分が図示されていないが、非加工区間に各周波数成分が存在しないことを示すわけではない。以下の説明では、1つの加工区間を推定するために、特徴抽出部105によって、検知情報受信部102により受信される検知情報のうち、所定範囲(例えば、ラダー信号がON状態の区間を含む区間)の検知情報から抽出された特徴情報を利用するものとする。
選択部106は、特徴抽出部105により抽出された特徴情報から、例えば、フレームごとの特徴情報を選択する機能部である。選択部106は、例えば、図3に示すCPU61で動作するプログラムによって実現される。
ここで、図7に、選択部106によって、非加工区間の特徴情報において選択部分401のフレームに対応する特徴情報と、加工区間の特徴情報において選択部分402のフレームに対応する特徴情報とが選択された例を示す。非加工区間の特徴情報を選択する場合、図7に示す選択部分401のように、例えば、ラダー信号がOFF状態の区間(工具送り区間以外の区間)の特徴情報を選択するものとすればよい。一方、加工区間の特徴情報を選択する場合、図7に示す選択部分402のように、例えば、ラダー信号がON状態の区間のうち前半部分には非加工区間を含み得ることから、後半部分の特徴情報を選択するものとすればよい。
以下の説明では、非加工区間の特徴情報を基準にして、他の部分(フレーム)で選択した特徴情報と比較するため、選択部106は、非加工区間の当該特徴情報を基準特徴情報として選択する。そして、選択部106は、上述の所定範囲(例えば、ラダー信号がON状態の区間を含む区間)において、基準特徴情報と比較するため、順次、フレーム単位で特徴情報を選択していく。なお、選択部106は、非加工区間に含まれる特徴情報に対する機械学習等によって生成された情報を基準特徴情報として選択するものとしてもよい。
なお、選択部106による非加工区間で基準特徴情報を選択する場合、上述のように、ラダー信号がOFF状態の区間(工具送り区間以外の区間)の特徴情報を選択することに限定されるものではない。例えば、ラダー信号がONした直後の区間も非加工区間である可能性が高いことから、当該直後の区間の特徴情報を基準特徴情報として選択するものとしてもよい。また、ラダー信号の代わりに、加工機200が送信するコンテキスト情報から得られる駆動部204の回転数を用いて、実際に加工を行うための回転数となっている期間を診断装置100で判断し、その判断した結果を用いるものとしてもよい。また、非加工区間の特徴情報の選択手法として、統計的手法または機械学習等を用いて分類し選択してもよい。
また、選択部106は、基準特徴情報と比較するために、上述の所定範囲で、順次、フレーム単位で特徴情報を選択する場合、各フレームが重複することを妨げるものではない。
また、選択部106により選択される基準特徴情報について、例えば、過去の選択された所定回数分の基準特徴情報を平均した情報等を、後述の算出部107により使用されるものとしてもよい。これによって、選択される基準特徴情報に含み得る雑音等の影響を抑制することができる。
また、図8に、選択部106によって選択された選択部分401のフレームに対応する特徴情報としての周波数スペクトル、および、選択部分402のフレームに対応する特徴情報としての周波数スペクトルの一例を示す。図8では、選択部分402の周波数スペクトルは、工具が加工対象に接触して加工処理を行っている加工区間での周波数スペクトルであるため、特定の周波数成分において振幅が大きい周波数スペクトルとなっている。一方、選択部分401の周波数スペクトルは、工具が加工対象に接触していない非加工区間の検知情報の振動の振幅は小さくなり、その特徴情報である周波数スペクトルに現れる振幅も小さくなっている。なお、上述のように図8は選択部分401、402それぞれの周波数スペクトルの一例であり、例えば、非加工区間の選択部分401の方が、加工区間の選択部分402よりも、周波数スペクトルに現れる振幅が小さくなる場合もあり得る。
算出部107は、選択部106により選択された基準特徴情報(非加工区間の特徴情報)と、選択部106により順次選択された上述の所定範囲(例えば、ラダー信号がON状態の区間を含む区間)の特徴情報(以下、「対象特徴情報」と称する場合がある)とを比較して、それぞれの対象特徴情報の加工区間らしさ(処理区間らしさの一例)を算出する機能部である。例えば、基準特徴情報と、対象特徴情報との比較方法としては、ユークリッド距離を求めて比較する方法の他、相互相関係数またはGMM(Gaussian Mixture Model)等(機械学習の一例)を用いるものとしてもよい。算出部107は、例えば、図3に示すCPU61で動作するプログラムによって実現される。
ここで、図9に、算出部107が、基準特徴情報と、各対象特徴情報とのユークリッド距離を求めて正規化した値を加工区間らしさとして算出した例を示す。図9においては、加工区間らしさが「1」に近いほど、加工区間の尤もらしさが高いことを示す。なお、加工区間らしさは、雑音を含む検知情報から抽出された特徴情報から算出されるので、図9に示すように、ばらつきを含む値となる。
なお、選択部106により非加工区間で特徴情報を基準特徴情報として選択され、算出部107によりその基準特徴情報との比較で各対象特徴情報の加工区間らしさが算出されるものとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、選択部106により加工区間の特徴情報を基準特徴情報として選択され、算出部107により加工区間らしさが算出されるものとしてもよい。また、この場合、加工区間らしさではなく、非加工区間らしさを算出するものとしてもよい。ただし、非加工区間らしさを示す値は、加工区間らしさの裏返しを示す値である。
区間判定部108は、算出部107により算出された加工区間らしさに対して閾値判定を行う機能部である。区間判定部108は、例えば、図3に示すCPU61で動作するプログラムによって実現される。
推定部109は、区間判定部108によって加工区間らしさが所定の閾値よりも大きいと判定された区間を、加工区間として推定する機能部である。推定部109は、例えば、図3に示すCPU61で動作するプログラムによって実現される。
ここで、図10に、算出部107により算出された加工区間らしさに対して、区間判定部108により閾値判定がなされ、推定部109により加工区間が推定された例を示す。図10に示すように、加工区間らしさが所定の閾値よりも大きい「推定される加工区間」が加工区間として推定されることになる。逆に、加工区間らしさが閾値よりも小さい区間を非加工区間として推定することができる。このように、推定部109により推定された加工区間に含まれる検知情報(特徴情報)を診断処理に用いることによって、精度の高い診断処理を行うことができる。
なお、加工区間を推定するために、区間判定部108は、加工区間らしさに対して閾値判定を行うものとしているが、これに限定されるものではなく、例えば、統計的な手法を用いて、加工区間らしさに対して判定を行うものとしてもよい。
対象区間特定部110は、特徴抽出部105により抽出された特徴情報のうち、推定部109により推定された加工区間に対応する特徴情報を特定する機能部である。対象区間特定部110は、例えば、図3に示すCPU61で動作するプログラムによって実現される。
生成部111は、加工機200の正常動作時に検知情報から特徴抽出部105により抽出された特徴情報を用いた学習により、加工情報取得部103により取得されたコンテキスト情報に対応する、加工が正常に行われたことを判断するためのモデルを生成する機能部である。なお、モデルを外部装置で生成する場合は、生成部111は備えられなくてもよい。また、生成部111は、モデルが定められていないコンテキスト情報と、当該コンテキスト情報に対応する検知情報とが入力された場合に、この検知情報から抽出された特徴情報を用いて、当該コンテキスト情報に対応するモデルを生成してもよい。生成部111は、例えば、図3に示すCPU61で動作するプログラムによって実現される。
異常判定部112は、特徴抽出部105により抽出された特徴情報と、加工情報取得部103により取得されたコンテキスト情報に対応するモデルと、を用いて、加工機200の動作が正常であるか否かを判定する機能部である。異常判定部112は、検知情報から抽出された特徴情報が正常であることの尤もらしさを示す尤度を、対応するモデルを用いて算出する。異常判定部112は、尤度と、予め定められた閾値とを比較し、例えば、尤度が閾値以上である場合に、加工機200の動作は正常であると判定する。また、異常判定部112は、尤度が閾値未満である場合に、加工機200の動作は異常であると判定する。異常判定部112は、例えば、図3に示すCPU61で動作するプログラムによって実現される。
記憶部113は、生成部111により生成されたモデルをコンテキスト情報と関連付けて記憶する機能部である。また、記憶部113は、検知情報受信部102により受信された検知情報を、加工情報取得部103により受信されたコンテキスト情報と関連付けて記憶するものとしてもよい。記憶部113は、例えば、図3のRAM63および補助記憶装置66等によって実現される。
入力部114は、文字および数字等の入力、各種指示の選択、ならびにカーソルの移動等の操作を行うための機能部である。入力部114は、図3に示す入力装置67によって実現される。
表示制御部115は、表示部116の表示動作を制御する機能部である。具体的には、表示制御部115は、例えば、異常判定部112による異常判定の結果等を、表示部116に表示させる。表示制御部115は、例えば、図3に示すCPU61で動作するプログラムによって実現される。
表示部116は、表示制御部115による制御に従って各種情報を表示する機能部である。表示部116は、例えば、図3に示すディスプレイ68によって実現される。
なお、図4に示した診断装置100の各機能部(通信制御部101、検知情報受信部102、加工情報取得部103、受付部104、特徴抽出部105、選択部106、算出部107、区間判定部108、推定部109、対象区間特定部110、生成部111、異常判定部112および表示制御部115)は、図3のCPU61にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよく、IC等のハードウェアにより実現してもよく、または、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。
また、図4に示した診断装置100および加工機200それぞれの各機能部は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図4で独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図4の1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
(診断装置による加工区間推定処理)
図11は、実施形態における加工区間推定処理の一例を示すフローチャートである。図11を参照しながら、本実施形態に係る診断システム1の診断装置100の加工区間推定処理の流れについて説明する。
<ステップS101>
加工機200の数値制御部201は、稼動中の加工機200の動作の示すコンテキスト情報(ラダー信号を含む)を、逐次、診断装置100に送信する。診断装置100の通信制御部101は、このようにして加工機200から送信されたコンテキスト情報を受信する。診断装置100の加工情報取得部103は、通信制御部101により受信されたコンテキスト情報を取得する。そして、ステップS102へ移行する。
<ステップS102>
加工機200の検知部211は、検知情報を、逐次、出力する。診断装置100の検知情報受信部102は、このようにして加工機200から送信された検知情報(センサデータ)を受信する。そして、ステップS103へ移行する。
<ステップS103>
診断装置100の特徴抽出部105は、受信された検知情報から特徴情報を抽出する。特徴抽出部105は、例えば、所定範囲(例えば、ラダー信号がON状態の区間を含む区間)の検知情報に対してフレームごとにフーリエ変換を行うことによって特徴情報を抽出する。そして、ステップS104へ移行する。
<ステップS104>
診断装置100の選択部106は、特徴抽出部105により抽出された特徴情報から、フレームごとの特徴情報を選択する。具体的には、選択部106は、非加工区間の当該特徴情報を基準特徴情報として選択する。そして、ステップS105へ移行する。
<ステップS105>
選択部106は、所定範囲(例えば、ラダー信号がON状態の区間を含む区間)において、基準特徴情報と比較するため、順次、フレーム単位で特徴情報(対象特徴情報)を選択していく。そして、診断装置100の算出部107は、選択部106により選択された基準特徴情報(非加工区間の特徴情報)と、選択部106により順次選択された上述の所定範囲の対象特徴情報とを比較して、それぞれの対象特徴情報の加工区間らしさを算出する。そして、ステップS106へ移行する。
<ステップS106>
診断装置100の区間判定部108は、算出部107により算出された加工区間らしさに対して閾値判定を行い、加工区間らしさが所定の閾値よりも大きい判定した区間を加工区間と判定し、加工区間らしさが所定の閾値よりも小さいと判定した区間を非加工区間と判定する。そして、ステップS107へ移行する。
<ステップS107>
診断装置100の推定部109は、区間判定部108によって加工区間らしさが所定の閾値よりも大きいと判定された区間を、加工区間として推定する。
以上のステップS101~S107によって、加工区間推定処理が実行される。
(診断装置による診断処理)
図12は、実施形態における診断処理の一例を示すフローチャートである。図12を参照しながら、本実施形態に係る診断システム1の診断装置100の診断処理の流れについて説明する。
上述のように、加工機200の数値制御部201は、現在の加工機200の動作を示すコンテキスト情報を、逐次、診断装置100に送信する。診断装置100の通信制御部101は、このようにして加工機200から送信されたコンテキスト情報を受信する(ステップS201)。そして、診断装置100の加工情報取得部103は、通信制御部101により受信されたコンテキスト情報を取得する。
また、加工機200の検知部211は、検知情報を、逐次、出力する。診断装置100の検知情報受信部102は、このようにして加工機200から送信された検知情報(センサデータ)を受信する(ステップS202)。
診断装置100の特徴抽出部105は、受信された検知情報から特徴情報を抽出する(ステップS203)。ただし、ここでは、診断装置100の対象区間特定部110が、加工区間推定処理において特徴抽出部105により抽出された特徴情報のうち、推定部109により推定された加工区間に対応する特徴情報を特定するものとすればよい。
診断装置100の異常判定部112は、加工情報取得部103により取得されたコンテキスト情報に対応するモデルを記憶部113から取得する(ステップS204)。
異常判定部112は、特定された特徴情報と、取得されたコンテキスト情報に対応するモデルとを用いて、加工機200が正常に動作しているか否かを判定する(ステップS205)。
異常判定部112は、判定結果を出力する(ステップS206)。判定結果の出力方法はどのような方法であってもよい。異常判定部112は、例えば、診断装置100の表示制御部115に対して、判定結果を表示部116に表示させるものとしてもよい。または、異常判定部112が、サーバ装置およびPC(Personal Computer)等の外部装置に判定結果を出力するものとしてもよい。
以上のステップS201~S206によって、診断処理が実行される。
(診断装置によるモデル生成処理)
図13は、実施形態におけるモデル生成処理の一例を示すフローチャートである。図13を参照しながら、本実施形態に係る診断システム1の診断装置100のモデル生成処理の流れについて説明する。なお、モデル生成処理は、例えば、診断処理の前に事前に実行される。または、モデルが定められていないコンテキスト情報が入力された場合にモデル生成処理を実行するように構成してもよい。
診断装置100の通信制御部101は、加工機200から送信されたコンテキスト情報を受信する(ステップS301)。そして、診断装置100の加工情報取得部103は、通信制御部101により受信されたコンテキスト情報を取得する。
診断装置100の検知情報受信部102は、加工機200から送信された検知情報(センサデータ)を受信する(ステップS302)。
このように受信されたコンテキスト情報および検知情報が、モデルの生成に利用される。モデルは、コンテキスト情報ごとに生成されるため、検知情報は、対応するコンテキスト情報に関連付けられる必要がある。このため、例えば、検知情報受信部102は、受信した検知情報を、同じタイミングで通信制御部101により受信されたコンテキスト情報と対応付けて記憶部113等に記憶させる。各情報を記憶部113等に一旦記憶し、正常時の情報であることを確認し、正常時の情報のみを用いてモデルを生成してもよい。すなわち、正常であるとラベルづけされた検知情報を用いてモデルを生成してもよい。
正常であるか否かの確認(ラベルづけ)は、情報を記憶部113等に記憶した後の任意のタイミングで実行してもよいし、加工機200を動作させながらリアルタイムに実行してもよい。ラベルづけを実行せず、情報が正常であると仮定してモデルを生成してもよい。正常であると仮定した情報が実際は異常であった情報であった場合は、生成されたモデルにより正しく判定処理が実行されなくなる。異常と判定される頻度等によりこのような状況であるかを判断でき、誤って生成されたモデルを削除する等の対応を取ることができる。また、異常であった情報から生成されたモデルを、異常であることを判定するモデルとして利用してもよい。
診断装置100の特徴抽出部105は、検知情報受信部102により受信された検知情報から特徴情報を抽出する(ステップS303)。なお、特徴抽出部105は、加工区間推定処理において、推定部109により推定された加工区間に基づいて、特徴情報を抽出するものとしてもよい。
診断装置100の生成部111は、特徴抽出部105により抽出された特徴情報から、加工情報取得部103により取得されたコンテキスト情報に対応するモデルを生成する(ステップS304)。生成部111は、生成したモデルを、例えば、コンテキスト情報および特徴情報との関連付けを行い、記憶部113に記憶させる(ステップS305)。
以上のステップS301~S305によって、モデル生成処理が実行される。
(モデル生成処理および診断処理の具体例)
次に、本実施形態によるモデル生成処理および診断処理の具体例について説明する。図14は、実施形態におけるモデル生成処理および診断処理の具体例を説明する図である。
図14は、例えば、ある部品を加工する工程の一部についてのモデル生成処理、および、診断処理を示す。モデル生成処理では、コンテキスト情報701と共に受信された複数の検知情報(図14では検知情報711a~711c)が利用される。なお、検知情報の個数は3に限られるものではなく、任意の個数とすることができる。
コンテキスト情報701は、加工工程が、4つのモータ(モータA、モータB、モータC、モータD)を駆動する動作を含むことを示している。特徴抽出部105は、検知情報受信部102により受信された検知情報から特徴情報を抽出する。なお、特徴抽出部105は、加工区間推定処理において、推定部109により推定された加工区間に基づいて、特徴情報を抽出するものとしてもよい。生成部111は、各モータに対応するコンテキスト情報ごとに、対応する検知情報から抽出された特徴情報を用いてモデルを生成する。生成されたモデルは、対応するコンテキスト情報と対応付けられて記憶部113等に記憶される。図14では、モータBが駆動される場合のコンテキスト情報に対して生成されたモデル(「モータB」)が記憶部113に記憶された例が示されている。記憶されたモデルは、その後の診断処理で参照される。なお、ここではコンテキスト情報としてモータの種類のみで説明したが、それ以外の必要なコンテキスト情報、例えば、各モータによって駆動される工具の種類等を示すコンテキスト情報についても、当然対応付けてモデルは記憶される。
加工区間推定処理および診断処理では、モデル生成処理と同様に、コンテキスト情報701と共に、検知情報721が受信される。コンテキスト情報が「モータBが駆動されていること」を示す場合、当該コンテキスト情報701に含まれるラダー信号に基づいて、上述の加工区間推定処理によって、受信された検知情報に対して加工区間が推定される。コンテキスト情報が「モータBが駆動されていること」を示す場合、異常判定部112は、例えば、このコンテキスト情報が受信された期間に受信された検知情報のうち、推定された加工区間の検知情報と、記憶部113に記憶されているモデル「モータB」とを用いて、加工機200の動作が正常であるか否かを判定する。
他のコンテキスト情報が受信される場合も同様に、対応する検知情報のうち推定された加工区間の検知情報と、対応するモデルとを用いて、異常判定部112による判定が実行される。
これにより、異常の判定に有効な検知情報のみを用いて診断処理を実行することができる。不要な区間を判定対象から外すことによって、誤判定を減らすこと、および、計算コストを減らすことが可能となる。すなわち、診断処理の高精度化および効率化が実現可能となる。
また、相互に異なる加工工程であっても、例えば、同一のモータ等を示す同一のコンテキスト情報を使用する場合は、対応するモデルを共通に利用して診断処理を実行してもよい。図15は、共通のモデルを他の加工工程で使用する例を説明する図である。
図15のコンテキスト情報901は、加工工程が、4つのモータ(モータX、モータY、モータZ、モータB)を駆動する動作を含むことを示している。モータBを使用する点は、例えば、図14に示す加工工程と共通する。このため、図15の加工工程でも、異常判定部112は、記憶部113に記憶されている同一のモデル「モータB」と、検知情報921のうち、推定された加工区間の検知情報とを用いて診断処理を実行できる。
また、図16は、モデルが生成されていないコンテキスト情報が入力された場合にモデルを生成する動作を説明する図である。図16のコンテキスト情報1101は、加工工程が、4つのモータ(モータX、モータC、モータD、モータB)を駆動する動作を含むことを示している。モータXの駆動を示すコンテキスト情報に対して、モデルが生成されていないものとする。
この場合、特徴抽出部105は、複数の検知情報(図16では、検知情報1111a、1111b、1111c)それぞれについて、「モータXが駆動されていること」を示すコンテキスト情報に対応する期間の検知情報から特徴情報を抽出する。生成部111は、抽出された特徴情報のうち、推定部109により推定された加工区間に対応する特徴情報を用いて、「モータXが駆動されていること」を示すコンテキスト情報に対応するモデル「モータX」を生成し、記憶部113に記憶する。これにより、今後モータXを駆動する期間についても異常の判定が可能となる。
このように、現在の動作を示すコンテキスト情報を加工機200から受信し、受信したコンテキスト情報に対応するモデルを用いて異常を判定できる。したがって、動作する駆動部を高精度に特定し、異常をより高精度に診断可能となる。
以上のように、本実施形態に係る診断システム1では、加工機200から受信した検知情報に対して特徴情報を抽出し、基準となる特徴情報と、他の部分の特徴情報との比較から加工区間らしさを算出し、加工区間らしさに基づいて加工区間を推定するものとしている。これによって、加工機200等の対象装置の動作の異常を判定するための検知情報における実際の加工区間を精度よく推定することができる。したがって、このように推定された加工区間における特徴情報を用いて対象装置の動作の診断を行うので、精度の高い診断処理が可能となる。さらに、推定された加工区間における特徴情報を用いてモデルを生成することによって、さらに精度の高い診断処理が可能となる。
(変形例1)
本変形例では、推定された加工区間の長さに基づいて、工具が折損したか否かを判定する動作について説明する。なお、本変形例に係る診断システムの全体構成、ならびに、診断装置(後述する診断装置100a)および加工機200のハードウェア構成は、上述の実施形態で説明した構成と同様である。
図17は、変形例1に係る診断システムの機能ブロックの構成の一例を示す図である。図18は、工具の折損を検出する動作の一例を示す図である。図17および図18を参照しながら、本変形例に係る診断システム1aの機能ブロックの構成および動作について説明する。なお、加工機200の機能ブロックの構成は、上述の実施形態で説明した構成と同様である。
図17に示すように、本変形例の診断システム1aの診断装置100aは、通信制御部101と、検知情報受信部102(第2取得部)と、加工情報取得部103(第1取得部)と、受付部104と、特徴抽出部105(抽出部)と、選択部106と、算出部107(第1算出部)と、区間判定部108(第1判定部)と、推定部109と、対象区間特定部110と、生成部111と、異常判定部112(第3判定部)と、記憶部113と、入力部114と、表示制御部115と、表示部116と、折損判定部117(第2判定部)と、を有する。なお、診断装置100aが有する機能部のうち折損判定部117以外の機能部の動作は、上述の実施形態で説明した動作と同様である。
折損判定部117は、コンテキスト情報に対応付けて予め求めておいた正常の加工区間の長さ(以下、「通常の加工区間長」と称する)と、推定部109により推定された加工区間とを比較することによって、工具が折損したか否かを判定する機能部である。工具による加工動作中に、工具が折損した場合、その後の加工処理では工具が加工対象に接触しなくなるので、この場合の検知情報に基づいて、推定部109により推定された加工区間の長さは、図18に示すように、通常の加工区間長よりも短くなることが見込まれる。この場合、例えば、折損判定部117は、推定部109により推定された加工区間の長さが、通常の加工区間長と比較して所定の長さ以上短い場合、工具が折損したと判定するものとすればよい。また、折損判定部117は、工具が折損したと判定した場合、例えば、診断装置100aの表示制御部115に対して、判定結果を表示部116に表示させるものとしてもよく、または、サーバ装置およびPC等の外部装置に判定結果を出力するものとしてもよい。折損判定部117は、例えば、図3に示すCPU61で動作するプログラムによって実現される。なお、図17に示した診断装置100aの折損判定部117は、図3のCPU61にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよく、IC等のハードウェアにより実現してもよく、または、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。
なお、通常の加工区間長(所定区間の長さの一例)は、例えば、過去に推定された正常な加工区間の長さの平均値としてもよく、または、前回、推定部109により推定された加工区間の長さとしてもよい。
また、折損判定部117は、通常の加工区間長と、推定部109により推定された加工区間の長さとを比較するものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、上述のように加工区間と非加工区間とを含む工具送り区間(所定区間の一例)と、推定部109により推定された加工区間の長さとを比較して、工具の折損の有無を判定するものとしてもよい。
また、折損判定部117は、工具の折損を判定するとしたが、これに限定されるものではなく、工具の変形、欠損、折損または治具からの欠落等の工具の異常を広く判定するものとしてもよい。
以上のように、加工区間を推定することによって、正常の加工区間の長さ(通常の加工区間長)との比較により、工具の折損の有無を判定することができる。これによって、例えば、工具の折損をユーザに通知して工具の交換を促すことが可能となり、加工機200のダウンタイムを短縮することができる。
(変形例2)
本変形例では、検知情報から抽出される特徴情報の変化から、工具の折損の予兆を提示する動作について説明する。なお、本変形例に係る診断システムの全体構成、ならびに、診断装置(後述する診断装置100b)および加工機200のハードウェア構成は、上述の実施形態で説明した構成と同様である。
図19は、変形例2に係る診断システムの機能ブロックの構成の一例を示す図である。図20は、工具の劣化に伴う周波数スペクトルの変化の一例を説明する図である。図21は、折損予兆スコアの一例を示す図である。図19~図21を参照しながら、本変形例に係る診断システム1bの機能ブロックの構成および動作について説明する。なお、加工機200の機能ブロックの構成は、上述の実施形態で説明した構成と同様である。
図19に示すように、本変形例の診断システム1bの診断装置100bは、通信制御部101と、検知情報受信部102(第2取得部)と、加工情報取得部103(第1取得部)と、受付部104と、特徴抽出部105(抽出部)と、選択部106と、算出部107(第1算出部)と、区間判定部108(第1判定部)と、推定部109と、対象区間特定部110と、生成部111と、異常判定部112(第3判定部)と、記憶部113と、入力部114と、表示制御部115と、表示部116と、スコア算出部118(第2算出部)と、を有する。なお、診断装置100bが有する機能部のうちスコア算出部118以外の機能部の動作は、上述の実施形態で説明した動作と同様である。
スコア算出部118は、予め求めておいた新品の状態の工具について推定された加工区間の特徴情報と、その後、推定部109により推定された加工区間に対応する特徴情報とから、特徴情報の変化を示すスコアを算出する機能部である。
加工区間の特徴情報(周波数スペクトル)は、例えば、上述の図6に示した特徴情報(周波数スペクトル)が新品の状態の工具に対応するものとすると、図20に示すように、工具の摩耗等による劣化によって変化する。一般に、ドリル等の工具は、劣化によって加工対象との摩擦が大きくなり、新品時の周波数成分と同じ周波数成分の振幅が大きくなったり、または、新品時の周波数スペクトルでは出現していなかった周波数成分が生じたりする。そのため、上述の図8に示したような周波数スペクトルを積分した値(周波数スペクトルの面積)は、工具が新品時よりも、工具が劣化した時の方が大きくなるものと想定される。
そこで、スコア算出部118は、例えば、推定部109により推定された加工区間に対応する特徴情報に関する値(例えば、周波数スペクトルの積分値)を積算した値を、特徴情報の変化を示すスコア(折損予兆スコア)として算出し、図21に示すように、加工時間に対応するスコアをプロットしたグラフを生成し、表示制御部115に対して、当該グラフを表示部116に表示させる。これによって、加工機200のユーザは、例えば、折損予兆スコアが図21に示すように急峻に上昇した場合、工具の折損の予兆を認識することができる。スコア算出部118は、例えば、図3に示すCPU61で動作するプログラムによって実現される。なお、図19に示した診断装置100bのスコア算出部118は、図3のCPU61にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよく、IC等のハードウェアにより実現してもよく、または、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。
なお、上述のように、スコア算出部118は、推定部109により推定された加工区間に対応する特徴情報に関する値(例えば、周波数スペクトルの積分値)を積算した値をスコアとして算出し、プロットするものとしたが、特徴情報に関する値そのものをプロットするものとしてもよい。
以上のように、推定部109により推定された加工区間に対応する特徴情報に関する値(例えば、周波数スペクトルの積分値)の変化から、工具の折損の予兆を認識することができる。この場合、推定部109により図20に示す非加工区間に存在する加工処理と関連のない雑音成分について除かれた加工区間のみに対応する特徴情報に関する値の変化をとらえているので、工具の折損の予兆を精度よく提示することができる。
なお、上述の実施形態および各変形例の診断システムで実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供するように構成してもよい。
また、上述の実施形態および各変形例の診断システムで実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD-R(Compact Disk-Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータ・プログラム・プロダクトとして提供するように構成してもよい。
また、上述の実施形態および各変形例の診断システムで実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態および各変形例の診断システムで実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、上述の実施形態および各変形例の診断システムで実行されるプログラムは、上述した各機能部を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)がROMからプログラムを読み出して実行することにより上述の各機能部が主記憶装置上にロードされ、各機能部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
1、1a、1b 診断システム
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 通信I/F
55 駆動制御回路
56 モータ
57 センサ
58 センサアンプ
59 バス
61 CPU
62 ROM
63 RAM
64 通信I/F
65 センサI/F
66 補助記憶装置
67 入力装置
68 ディスプレイ
69 バス
100、100a、100b 診断装置
101 通信制御部
102 検知情報受信部
103 加工情報取得部
104 受付部
105 特徴抽出部
106 選択部
107 算出部
108 区間判定部
109 推定部
110 対象区間特定部
111 生成部
112 異常判定部
113 記憶部
114 入力部
115 表示制御部
116 表示部
117 折損判定部
118 スコア算出部
200 加工機
201 数値制御部
202 通信制御部
203 駆動制御部
204 駆動部
211 検知部
401、402 選択部分
701、701-2 コンテキスト情報
711a~711c 検知情報
721 検知情報
901 コンテキスト情報
921 検知情報
1101 コンテキスト情報
1111a~1111c 検知情報
特許第4860444号公報

Claims (18)

  1. 対象装置の動作の種類に基づいて定まる複数のコンテキスト情報のうち稼動中の動作に対応するコンテキスト情報を、前記対象装置から取得する第1取得部と、
    前記対象装置の動作に応じて変化する物理量を検知する検知部から出力される検知情報を取得する第2取得部と、
    前記第2取得部により取得された前記検知情報から、前記コンテキスト情報が示す前記対象装置の特定の動作区間を含む区間の該検知情報のフレーム毎の特徴を示す複数の特徴情報を時系列で抽出する抽出部と、
    前記特徴情報に基づいて、基準となる基準特徴情報を選択し、前記基準特徴情報と比較するための対象特徴情報を順次選択する選択部と、
    前記選択部により選択された前記基準特徴情報と、前記各対象特徴情報との比較から、前記各フレームに対応する区間の前記対象装置の特定の処理の処理区間らしさを算出する第1算出部と、
    前記処理区間らしさに基づいて、該処理区間らしさに対応する前記対象特徴情報が前記特定の処理の処理区間に含まれるか否かを判定する第1判定部と、
    前記第1判定部の判定結果に基づいて、前記動作区間における前記処理区間を推定する推定部と、
    を備えた診断装置。
  2. 前記選択部は、前記動作区間に基づいて、前記処理区間ではない非処理区間と判断できる区間の前記特徴情報を前記基準特徴情報として選択する請求項1に記載の診断装置。
  3. 前記選択部は、前記基準特徴情報として選択した過去の所定回数の情報を平均化して新たな基準特徴情報として選択する請求項1に記載の診断装置。
  4. 前記選択部は、前記特徴情報に対する機械学習によって生成した情報を前記基準特徴情報として選択する請求項1に記載の診断装置。
  5. 前記抽出部は、前記動作区間を含む区間の前記検知情報の前記フレーム毎の周波数スペクトルを、前記特徴情報として抽出し、
    前記第1算出部は、前記基準特徴情報としての周波数スペクトルと、前記各対象特徴情報としての周波数スペクトルとの差異に基づいて、前記処理区間らしさを算出する請求項1~4のいずれか一項に記載の診断装置。
  6. 前記第1判定部は、前記処理区間らしさが所定の閾値よりも大きい場合、該処理区間らしさに対応する前記対象特徴情報が前記特定の処理の処理区間に含まれると判定する請求項1~5のいずれか一項に記載の診断装置。
  7. 前記推定部により推定された前記処理区間の長さと、予め求められた前記対象装置の動作が正常な区間の長さとの比較の結果、前記動作区間における前記対象装置の工具の異常の有無を判定する第2判定部を、さらに備えた請求項1~6のいずれか一項に記載の診断装置。
  8. 前記第2判定部は、前記推定部により推定された前記処理区間の長さが、前記正常な区間の長さよりも所定の長さ以上短い場合、前記工具に異常が発生したと判定する請求項7に記載の診断装置。
  9. 前記正常な区間は、前記推定部により正常な前記処理区間として過去に推定された区間のうち所定回数分に基づいて算出された区間である請求項7または8に記載の診断装置。
  10. 前記正常な区間は、前記推定部により前回推定された前記処理区間である請求項7または8に記載の診断装置。
  11. 前記正常な区間は、前記動作区間である請求項7または8に記載の診断装置。
  12. 前記推定部により推定された前記処理区間に対応する前記特徴情報の変化を示すスコアを算出する第2算出部を、さらに備えた請求項1~11のいずれか一項に記載の診断装置。
  13. 前記第2算出部により算出されたスコアを時系列に表示部に表示させる表示制御部を、さらに備えた請求項12に記載の診断装置。
  14. 1以上の前記コンテキスト情報それぞれに対応する1以上のモデルのうち、前記第1取得部により取得された前記コンテキスト情報に対応するモデルと、該コンテキスト情報に対応し、かつ、前記推定部により推定された前記処理区間に対応する前記特徴情報と、を用いて、前記対象装置の動作が正常であるか否かを判定する第3判定部を、さらに備えた請求項1~13のいずれか一項に記載の診断装置。
  15. 前記第1取得部により取得された前記コンテキスト情報に対応する前記特徴情報のうち、前記推定部により推定された前記処理区間に対応する前記特徴情報からモデルを生成する生成部を、さらに備えた請求項14に記載の診断装置。
  16. 前記検知部と、
    請求項1~15のいずれか一項に記載の診断装置と、
    を有する診断システム。
  17. 対象装置の動作の種類に基づいて定まる複数のコンテキスト情報のうち稼動中の動作に対応するコンテキスト情報を、前記対象装置から取得する第1取得ステップと、
    前記対象装置の動作に応じて変化する物理量を検知する検知部から出力される検知情報を取得する第2取得ステップと、
    取得した前記検知情報から、前記コンテキスト情報が示す前記対象装置の特定の動作区間を含む区間の該検知情報のフレーム毎の特徴を示す複数の特徴情報を時系列で抽出する抽出ステップと、
    前記特徴情報に基づいて、基準となる基準特徴情報を選択し、前記基準特徴情報と比較するための対象特徴情報を順次選択する選択ステップと、
    選択した前記基準特徴情報と、前記各対象特徴情報との比較から、前記各フレームに対応する区間の前記対象装置の特定の処理の処理区間らしさを算出する算出ステップと、
    前記処理区間らしさに基づいて、該処理区間らしさに対応する前記対象特徴情報が前記特定の処理の処理区間に含まれるか否かを判定する判定ステップと、
    判定結果に基づいて、前記動作区間における前記処理区間を推定する推定ステップと、
    を有する診断方法。
  18. コンピュータに、
    対象装置の動作の種類に基づいて定まる複数のコンテキスト情報のうち稼動中の動作に対応するコンテキスト情報を、前記対象装置から取得する第1取得ステップと、
    前記対象装置の動作に応じて変化する物理量を検知する検知部から出力される検知情報を取得する第2取得ステップと、
    取得した前記検知情報から、前記コンテキスト情報が示す前記対象装置の特定の動作区間を含む区間の該検知情報のフレーム毎の特徴を示す複数の特徴情報を時系列で抽出する抽出ステップと、
    前記特徴情報に基づいて、基準となる基準特徴情報を選択し、前記基準特徴情報と比較するための対象特徴情報を順次選択する選択ステップと、
    選択した前記基準特徴情報と、前記各対象特徴情報との比較から、前記各フレームに対応する区間の前記対象装置の特定の処理の処理区間らしさを算出する算出ステップと、
    前記処理区間らしさに基づいて、該処理区間らしさに対応する前記対象特徴情報が前記特定の処理の処理区間に含まれるか否かを判定する判定ステップと、
    判定結果に基づいて、前記動作区間における前記処理区間を推定する推定ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
JP2018047567A 2017-03-16 2018-03-15 診断装置、診断システム、診断方法およびプログラム Active JP7085370B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/010567 WO2018169069A1 (en) 2017-03-16 2018-03-16 Diagnosis device, diagnosis system, diagnosis method, and program
CN201880017625.5A CN110419012B (zh) 2017-03-16 2018-03-16 诊断设备、诊断系统、诊断方法和程序
EP18716679.8A EP3596568A1 (en) 2017-03-16 2018-03-16 Diagnosis device, diagnosis system, diagnosis method, and program

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017051042 2017-03-16
JP2017051042 2017-03-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018156652A JP2018156652A (ja) 2018-10-04
JP7085370B2 true JP7085370B2 (ja) 2022-06-16

Family

ID=63718236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018047567A Active JP7085370B2 (ja) 2017-03-16 2018-03-15 診断装置、診断システム、診断方法およびプログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11221608B2 (ja)
EP (1) EP3596568A1 (ja)
JP (1) JP7085370B2 (ja)
CN (1) CN110419012B (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019072807A (ja) * 2017-10-17 2019-05-16 オムロン株式会社 研削加工装置
JP6798968B2 (ja) * 2017-11-22 2020-12-09 ファナック株式会社 ノイズ発生原因推定装置
JP6936178B2 (ja) 2018-03-23 2021-09-15 ファナック株式会社 異常検知装置
JP7157290B2 (ja) * 2018-12-04 2022-10-20 双葉電子工業株式会社 計測装置、計測方法、プログラム
JP7358755B2 (ja) * 2019-03-15 2023-10-11 株式会社リコー 診断装置、診断方法、及び診断プログラム
JP7298222B2 (ja) * 2019-03-19 2023-06-27 株式会社リコー 入出力装置、入出力制御方法およびプログラム
JP7208083B2 (ja) 2019-03-29 2023-01-18 株式会社リコー 診断装置、診断システムおよびプログラム
JP2022544767A (ja) * 2019-08-13 2022-10-21 テトラ ラバル ホールディングス アンド ファイナンス エス エイ 液状食品用の包装機の状態監視
JP7324110B2 (ja) 2019-09-30 2023-08-09 ファナック株式会社 診断装置及び診断方法
JP7427938B2 (ja) * 2019-11-29 2024-02-06 株式会社リコー 診断装置、診断装置の制御方法およびプログラム
JP7131578B2 (ja) * 2020-03-13 2022-09-06 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
KR102463724B1 (ko) * 2020-06-30 2022-11-07 현대자동차주식회사 가공 장비 툴 파손 감지 시스템 및 툴 파손 감지 방법
WO2022039142A1 (ja) * 2020-08-20 2022-02-24 ファナック株式会社 数値制御装置、工作機械、および工作機械の制御方法
JP2022072435A (ja) * 2020-10-29 2022-05-17 株式会社リコー 診断装置、診断方法、プログラム、および加工システム
JP2022086866A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 株式会社リコー 診断装置、診断システム、診断方法、およびプログラム
DE112020007851T5 (de) * 2020-12-18 2023-09-28 Mitsubishi Electric Corporation Informationsverarbeitungsvorrichtung und informationsverarbeitungsverfahren
US20220364959A1 (en) * 2021-03-19 2022-11-17 Ricoh Company, Ltd. Determination apparatus, machining system, determination method, and recording medium
KR102559773B1 (ko) * 2022-12-15 2023-07-26 주식회사 신평산업 공작기계의 공구 마모 및 파손 감지 장치 및 그 방법

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010116599A1 (ja) 2009-04-10 2010-10-14 オムロン株式会社 稼働情報出力装置、稼働情報出力装置の制御方法、監視装置、監視装置の制御方法、および制御プログラム
WO2015122288A1 (ja) 2014-02-17 2015-08-20 三菱電機株式会社 異音検知装置、加工機異音検知システムおよび異音検知方法
JP2015185021A (ja) 2014-03-25 2015-10-22 株式会社日立ハイテクノロジーズ 弁状態診断システム
JP2016105267A (ja) 2014-11-20 2016-06-09 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2017032488A (ja) 2015-08-05 2017-02-09 株式会社リコー 情報処理装置、診断方法、およびプログラム
JP2017208072A (ja) 2016-05-13 2017-11-24 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および情報処理システム
JP2018025945A (ja) 2016-08-09 2018-02-15 株式会社リコー 診断装置、学習装置および診断システム

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4935047B2 (ja) * 2005-10-25 2012-05-23 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP4860444B2 (ja) 2006-11-28 2012-01-25 蔵前産業株式会社 切削加工における異常検出方法
JP4433323B2 (ja) * 2007-10-22 2010-03-17 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP4392621B2 (ja) * 2007-10-22 2010-01-06 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP4453764B2 (ja) * 2008-02-22 2010-04-21 トヨタ自動車株式会社 車両診断装置、車両診断システム、診断方法
JP5175908B2 (ja) * 2010-09-14 2013-04-03 株式会社東芝 情報処理装置及びプログラム
JP2012198781A (ja) * 2011-03-22 2012-10-18 Sony Corp 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
CN102819239B (zh) * 2011-06-08 2014-09-17 同济大学 一种数控机床智能故障诊断方法
CN102520697B (zh) * 2011-12-16 2014-05-07 西安建筑科技大学 一种远程协同诊断的现场信息预处理方法
CN102765010B (zh) * 2012-08-24 2014-12-17 常州大学 刀具破磨损状态检测方法及其检测系统
JP6160196B2 (ja) * 2013-04-15 2017-07-12 オムロン株式会社 識別器更新装置、識別器更新プログラム、情報処理装置、および識別器更新方法
DE112013007685T8 (de) * 2013-12-16 2016-11-24 Mitsubishi Electric Corporation Vorrichtung zur numerischen Steuerung und Logging-Verfahren
CN105364633A (zh) * 2014-08-11 2016-03-02 日立金属株式会社 工具异常检测方法
JP6156566B2 (ja) 2015-12-25 2017-07-05 株式会社リコー 診断装置、診断方法、プログラムおよび診断システム
CN109711473A (zh) * 2018-12-29 2019-05-03 北京沃东天骏信息技术有限公司 物品识别方法、设备和系统

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010116599A1 (ja) 2009-04-10 2010-10-14 オムロン株式会社 稼働情報出力装置、稼働情報出力装置の制御方法、監視装置、監視装置の制御方法、および制御プログラム
WO2015122288A1 (ja) 2014-02-17 2015-08-20 三菱電機株式会社 異音検知装置、加工機異音検知システムおよび異音検知方法
JP2015185021A (ja) 2014-03-25 2015-10-22 株式会社日立ハイテクノロジーズ 弁状態診断システム
JP2016105267A (ja) 2014-11-20 2016-06-09 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2017032488A (ja) 2015-08-05 2017-02-09 株式会社リコー 情報処理装置、診断方法、およびプログラム
JP2017208072A (ja) 2016-05-13 2017-11-24 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および情報処理システム
JP2018025945A (ja) 2016-08-09 2018-02-15 株式会社リコー 診断装置、学習装置および診断システム

Also Published As

Publication number Publication date
EP3596568A1 (en) 2020-01-22
JP2018156652A (ja) 2018-10-04
US11221608B2 (en) 2022-01-11
CN110419012B (zh) 2022-08-16
CN110419012A (zh) 2019-11-05
US20200133230A1 (en) 2020-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7085370B2 (ja) 診断装置、診断システム、診断方法およびプログラム
JP6156566B2 (ja) 診断装置、診断方法、プログラムおよび診断システム
EP3540548B1 (en) Diagnosis apparatus, diagnosis method and computer readable medium
US20220390271A1 (en) Diagnostic device, computer program, and diagnostic system
WO2018169069A1 (en) Diagnosis device, diagnosis system, diagnosis method, and program
CN111868644B (zh) 用于检测处理对象物的处理装置的异常的信息处理设备,信息处理方法和记录介质
JP6673002B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、および情報処理システム
US20180017960A1 (en) Diagnostic apparatus, diagnostic system, diagnostic method, and recording medium
JP7091743B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および機械装置
US20230008247A1 (en) Diagnostic system, diagnostic method, and recording medium
JP7067971B2 (ja) 処理区間判定装置、処理区間判定方法、プログラム、および診断装置
JP7358755B2 (ja) 診断装置、診断方法、及び診断プログラム
US20230314282A1 (en) Apparatus and method for status diagnosis of machine tools
JP6822242B2 (ja) 診断装置、診断システム、診断方法およびプログラム
JP6790520B2 (ja) 診断装置、診断システム、診断方法およびプログラム
JP2023008825A (ja) 診断システムおよび診断方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20200313

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20200313

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220606

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7085370

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150