JP2018202553A - 減速機の状態診断方法及び状態診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】減速機の劣化状態を感度よく、且つ、簡便に診断することを可能にする技術を提供することを目的とする。【解決手段】本出願は、減速機の劣化状態を診断するための状態診断方法を開示する。状態診断方法は、前記減速機を駆動するモータへ供給されるモータ電流の時間変化をN回(Nは、1を超える自然数)測定し、N種の電流値データを生成する工程と、前記N種の電流値データ間の時間的ズレ及び振幅の変動を表す状態データを生成する工程と、前記状態データを所定の判定基準と比較し、前記劣化状態を診断する工程と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、減速機の劣化状態を診断するための技術に関する。
減速機は、様々な技術分野に利用されている。たとえば、多数の減速機は、車両を生産するための多関節ロボットに組み込まれている。多関節ロボットに組み込まれた複数の減速機のうち1つが故障するならば、多関節ロボットを用いた生産作業は、長期間停止されることもある。したがって、減速機の劣化状態の定期的な診断は、重要である。
減速機に充填されたグリス中の鉄粉濃度の測定は、減速機の劣化状態を診断するのに有用である(特許文献1を参照)。トルク変動が、減速機の劣化状態の診断のための他の指標として用いられることもある(特許文献2を参照)。
特開2009−226488号公報 特開2007−172150号公報
減速機に充填されたグリス中の鉄粉の多くは、減速機中の部品の摩耗に由来する。したがって、特許文献1が提案する技術は、減速機の劣化状態を精度よく診断することを可能にする。しかしながら、この診断技術は、作業者が、減速機からグリスを採取することを必要とする。特許文献1の診断技術が、多数の減速機が用いられている作業現場(たとえば、多関節ロボットが多数導入されている作業現場)で利用されるならば、グリスの採取は、作業者に過大な負荷を与えることになる。
作業者への負荷の軽減のために、グリスの採取作業の頻度が低減されるならば、減速機の劣化状態の監視は、粗くなる。減速機の劣化の進行は、減速機が組み込まれた部位に加わる負荷、減速機が組み込まれた部位の動作速度や動作頻度、減速機の構造や他の様々な環境的因子に依存する。したがって、減速機の急激な劣化進行は、粗い監視状態の下では、見逃されることもある。このことは、減速機の予期しない故障に帰結する。
減速機の劣化が進行すると、トルクの変動幅は増加するので、特許文献2の診断技術も、減速機の劣化状態を診断するのに有用である。特許文献1の診断技術とは異なり、特許文献2の診断技術は、グリスの採取を必要としない。特許文献2の診断技術は、グリスの採取の代わりに、トルクの変動幅を監視する。
減速機の劣化が、トルクの変動幅の増加として現れるとき、深刻な劣化が、減速機に生じていることが多い。すなわち、トルクの変動幅があまり増加していないときでも、減速機は、減速機が交換されるべき劣化状態に陥っていることもある。したがって、特許文献2の診断技術の劣化検出感度は、減速機の予期しない故障を防止するには十分ではない。
本発明は、減速機の劣化状態を感度よく、且つ、簡便に診断することを可能にする技術を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る状態診断方法は、減速機の劣化状態を診断するために用いられる。状態診断方法は、前記減速機を駆動するモータへ供給されるモータ電流の時間変化をN回(Nは、1を超える自然数)測定し、N種の電流値データを生成する工程と、前記N種の電流値データ間の時間的ズレ及び振幅の変動を表す状態データを生成する工程と、前記状態データを所定の判定基準と比較し、前記劣化状態を診断する工程と、を備える。
上記の構成によれば、N種の電流値データは、減速機を駆動するモータへ供給されるモータ電流の時間変化のN回の測定によって得られる。従来技術とは異なり、減速機からのグリスの採取は、必要とされないので、N種の電流値データは、簡便に生成される。
減速機の劣化は、モータ電流に感度よく現れる。したがって、減速機の劣化は、N種の電流値データ間のN種の電流値データ間の時間的ズレ及び振幅の変動として現れる。減速機があまり劣化していないならば、N種の電流値データ間の時間的ズレ及び振幅の変動は、小さい。一方、減速機の劣化が進行すると、N種の電流値データ間の時間的ズレ及び振幅の変動は、大きくなる。したがって、劣化状態は、所定の判定基準とN種の電流値データ間のN種の電流値データ間の時間的ズレ及び振幅の変動を表す状態データとの比較によって診断されることができる。
上記の構成に関して、前記状態データを生成する前記工程は、前記状態データとして、前記N種の電流値データ間の相関係数を算出する段階を含んでもよい。前記劣化状態を診断する前記工程は、(i)前記相関係数を所定の閾値と比較する段階と、(ii)前記相関係数が前記所定の閾値を下回るならば、劣化が進行していると判定する段階と、を含んでもよい。
上記の構成によれば、N種の電流値データ間の時間的ズレ及び振幅の変動は、N種の電流値データ間の相関係数として簡便に表されることができる。減速機が、あまり劣化していないならば、N種の電流値データは、互いに略一致する。この場合、高い相関係数が算出されることになる。一方、減速機の劣化が進行しているならば、N種の電流値データは、あまり一致しない。この場合、低い相関係数が算出されることになる。したがって、相関係数が、所定の閾値を下回っているとき、劣化が進行していると判定されることができる。
上記の構成に関して、前記N種の電流値データを生成する工程は、(i)前記モータ電流の前記時間変化をM回(Mは、1より大きく、(N−1)未満の自然数)測定し、M種の電流値データを生成する段階と、(ii)前記モータ電流の前記時間変化が、M回測定された後に、前記モータ電流の前記時間変化を(N−M)回測定し、(N−M)種の電流値データを生成する段階と、を含んでもよい。前記状態データを生成する前記工程は、前記状態データとして、前記M種の電流値データ間の第1相関係数を算出する段階と、前記(N−M)種の電流値データ間の第2相関係数を算出する段階と、を含んでもよい。前記劣化状態を診断する前記工程は、前記第1相関係数から前記第2相関係数への変化が、所定の閾値を上回るならば、劣化が進行していると判定する段階を含んでもよい。
上記の構成によれば、N種の電流値データは、M種の電流値データと(N−M)種の電流値データとに分けられてもよい。減速機があまり劣化していないならば、(N−M)種の電流値データ間の第2相関係数は、N種の電流値データ間の第1相関係数からあまり変化しない。一方、減速機の劣化が進行しているならば、第1相関係数から第2相関係数への変化量は大きくなる。したがって、第1相関係数から第2相関係数への変化が、所定の閾値を上回るならば、劣化が進行していると判定されることができる。
上記の構成に関して、前記N種の電流値データを生成する前記工程は、前記モータ電流の瞬時値の時間変化を測定する段階を含んでもよい。
上記の構成によれば、減速機の劣化は、モータ電流の瞬時値の時間変化に感度よく現れる。N種の電流値データを生成する工程において、モータ電流の実効値の時間変化ではなく、モータ電流の瞬時値の時間変化が測定されるので、減速機の劣化状態は、感度よく診断される。
上記の構成に関して、前記N種の電流値データを生成する前記工程は、フィードバック制御下で動作する前記モータへ供給される前記モータ電流の前記時間変化を測定する段階を含んでもよい。
減速機の劣化が進行しているならば、モータに与えられた目標値からのモータの現在の状態のずれは大きくなりやすい。したがって、モータに対するフィードバック制御は、モータの状態を目標値に近づけるように、モータ電流を調整する。すなわち、フィードバック制御は、減速機があまり劣化していないときよりも、減速機の劣化が進行しているときに、モータ電流を大きく調整する。したがって、N種の電流値データの時間的ズレや振幅の変動は、フィードバック制御下で動作するモータへ供給されるモータ電流の時間変化において顕著になる。上記の構成によれば、N種の電流値データを生成する工程は、フィードバック制御下で動作するモータへ供給されるモータ電流の時間変化を測定するので、減速機の劣化は、感度よく診断されることになる。
本発明の他の局面に係る状態診断装置は、減速機の劣化状態を診断する。状態診断装置は、前記減速機を駆動するモータへ供給されるモータ電流の時間変化を測定する測定部と、前記測定部によるN回(Nは、1を超える自然数)の測定の結果得られたN種の電流値データ間の時間的ズレ及び振幅の変動を表す状態データを生成する生成部と、前記状態データを所定の判定基準と比較し、前記劣化状態を診断する診断部と、を備える。
上記の構成によれば、測定部は、減速機を駆動するモータへ供給されるモータ電流の時間変化のN回の測定し、従来技術とは異なり、減速機からのグリスの採取を、必要としない。したがって、N種の電流値データは、簡便に生成される。
減速機の劣化は、モータ電流に感度よく現れる。したがって、減速機の劣化は、N種の電流値データ間のN種の電流値データ間の時間的ズレ及び振幅の変動として現れる。減速機があまり劣化していないならば、N種の電流値データ間の時間的ズレ及び振幅の変動は、小さい。一方、減速機の劣化が進行すると、N種の電流値データ間の時間的ズレ及び振幅の変動は、大きくなる。したがって、診断部は、所定の判定基準とN種の電流値データ間のN種の電流値データ間の時間的ズレ及び振幅の変動を表す状態データとを比較し、減速機の劣化状態を感度よく診断することができる。
上記の構成に関して、前記減速機及び前記モータは、多関節ロボットの関節軸を駆動するために用いられてもよい。
上記の構成によれば、減速機及びモータは、多関節ロボットの関節軸を駆動するために用いられるので、状態診断装置は、多関節ロボットの予期せぬ故障の防止に貢献することができる。
上述の状態診断技術は、減速機の劣化状態を感度よく、且つ、簡便に診断することを可能にする。
例示的な状態診断装置の概略的なブロック図である。 図1に示される状態診断装置のサンプリング制御部の例示的な処理を表す概略的なフローチャートである。 図2のフローチャートによって表される処理から得られた電流値データのグラフである。 新品の減速機から得られた散布図である。 劣化した減速機から得られた散布図である。 図1に示される状態診断装置の診断部の例示的な処理を表す概略的なフローチャートである。 相関係数の例示的な履歴を表す概略的なプロット図である。 診断部の改良された処理を表す概略的なフローチャートである。 サンプリング制御部の例示的な処理を表す概略的なフローチャートである。
図1は、例示的な状態診断装置100の概略的なブロック図である。図1を参照して、状態診断装置100が説明される。図1の実線の矢印は、信号の伝達を概念的に表す。図1の点線の矢印は、力の伝達を概念的に表す。
図1は、状態診断装置100に加えて、ロボットRBTを示す。ロボットRBTは、車両の組立、塗装や溶接を行う多関節ロボットであってもよいし、他の処理を実行するロボットRBTであってもよい。本実施形態の原理は、ロボットRBTの特定の用途に限定されない。
ロボットRBTは、減速機SRDと、モータMTRと、電源PSCと、モータ制御部CTRと、を含む。状態診断装置100は、減速機SRDの劣化状態を診断する。本実施形態に関して、減速機SRDは、ロボットRBTに搭載されている。しかしながら、状態診断装置100は、他の装置に組み込まれた減速機の劣化状態を診断してもよい。本実施形態の原理は、減速機が組み込まれた特定の装置に限定されない。
電力供給回路は、モータMTRと電源PSCとの間で形成される。電源PSCは、モータ制御部CTRの制御下で、電力供給回路を通じて、モータ電流をモータMTRへ供給する。モータ電流の大きさは、モータ制御部CTRによって決定される。減速機SRDは、モータMTRから出力された回転力を、所定の減速比で増幅し、ロボットRBTの関節軸(図示せず)を駆動する。代替的に、減速機SRDは、ロボットRBTの他の部位を駆動するために用いられてもよい。本実施形態の原理は、減速機SRDの特定の用途に限定されない。
減速機SRDは、RV(Rotary Vector)減速機であってもよいし、サイクロ減速機であってもよいし、ハーモニック減速機であってもよい。状態診断装置100は、様々な種類の減速機の劣化状態を診断することができる。本実施形態の原理は、減速機SRDの特定の種類に限定されない。
モータMTRの現在の状態を表す信号は、モータMTRからモータ制御部CTRへ出力される。モータMTRの現在の状態が、モータMTRに対して与えられた目標値に到達するように、モータ制御部CTRは、モータ電流の値を決定する。モータ電流の値を表す信号は、モータ制御部CTRから電源PSCへ出力される。電源PSCは、モータ制御部CTRからの信号によって定められた値の電流をモータMTRへ供給する。したがって、フィードバック制御回路が、モータMTR、モータ制御部CTR及び電源PSCの間で形成される。
減速機SRDが、あまり劣化していないならば、上述のフィードバック制御によって調整される制御量は少ない。一方、減速機SRDの劣化が進行しているならば、フィードバック制御によって調整される制御量は大きくなりやすい。フィードバック制御による制御量の調整は、電源PSCから供給されるモータ電流の瞬時値の時間変化として顕著に現れる。
状態診断装置100は、電流計110と、コンピュータ120と、を含む。電流計110は、電源PSCとモータMTRとの間で形成された電力供給回路に組み込まれ、モータ電流の瞬時値を測定する。モータ電流の瞬時値を表す測定信号は、電流計110からコンピュータ120へ順次出力される。電流計110は、ホールセンサであってもよいし、モータ電流の瞬時値を測定することができる他のセンサ素子であってもよい。本実施形態の原理は、電流計110として用いられる特定の装置に限定されない。
コンピュータ120は、サンプリング制御部121と、記憶部122と、算出部123と、診断部124と、を含む。上述の測定信号は、電流計110からサンプリング制御部121へ出力される。サンプリング制御部121は、測定信号に加えて、トリガ信号をモータ制御部CTRから受け取る。例えば、モータMTRが、所定のホームポジションから回転を開始したとき、モータ制御部CTRは、トリガ信号を生成してもよい。サンプリング制御部121は、トリガ信号を参照し、モータ電流の瞬時値のサンプリングの開始タイミングを決定する。
データサンプリングの開始を決定したサンプリング制御部121は、測定信号によって表されるモータ電流の瞬時値を記憶部122へ順次書き込む。この結果、モータ電流の瞬時値の時間変化を表す電流値データが、記憶部122内に生成されることになる。本実施形態に関して、測定部は、電流計110とサンプリング制御部121とによって例示される。
モータMTRが、減速機SRDの駆動を繰り返すたびに、モータ電流の瞬時値の時間変化を表す電流値データは、サンプリング制御部121によって、記憶部122に書き込まれる。すなわち、減速機SRDの駆動が、N回繰り返されると(Nは、1より大きな自然数)、N種の電流値データが、記憶部122に格納されることになる。
算出部123は、N種の電流値データを、記憶部122から読み出す。算出部123は、その後、N種の電流値データ間の時間的ズレ及び振幅の変動を表す状態データを算出する。状態データは、N種の電流値データ間の相関係数であってもよいし、マハラノビス距離であってもよいし、N種の電流値データ間の時間的ズレ及び振幅の変動を表すことができる他の統計学的値であってもよい。本実施形態の原理は、状態データとして算出される特定の統計学的値に限定されない。本実施形態に関して、生成部は、記憶部122と算出部123とによって例示される。
状態データは、算出部123から診断部124へ出力される。診断部124は、状態データを所定の判定基準と比較し、減速機SRDの劣化状態を診断する。状態データが、相関係数であるならば、相関係数は、減速機SRDの進行に応じて低くなる。この場合、相関係数が所定の閾値を下回っているとき、診断部124は、減速機SRDの劣化が進行していると診断してもよい。状態データが、マハラノビス距離であるならば、マハラノビス距離は、減速機SRDの進行に応じて長くなる。この場合、マハラノビス距離が所定の閾値を超えているとき、診断部124は、減速機SRDの劣化が進行していると診断してもよい。
作業者は、上述の閾値を、減速機SRDに充填されたグリス中の鉄粉濃度に基づいて予め設定することができる。作業者は、交換が必要なほど劣化が進行した減速機からN種の電流値データを作成してもよい。その後、作業者は、N種の電流値データから相関係数を得てもよい。劣化した減速機から得られた相関係数は、上述の閾値として利用されることができる。作業者は、新品の減速機と交換が必要なほど劣化が進行した他のもう1つの減速機からN種の電流値データをそれぞれ作成してもよい。この結果、新品の減速機から得られたデータ群及び劣化した減速機から得られたデータ群が得られる。これらのデータ群のマハラノビス距離は、上述の閾値として利用されることができる。
図2は、サンプリング制御部121の例示的な処理を表す概略的なフローチャートである。図1及び図2を参照して、サンプリング制御部121の処理が説明される。
(ステップS110)
サンプリング制御部121は、カウント値「n」を、「0」に設定する。その後、ステップS120が実行される。
(ステップS120)
サンプリング制御部121は、計時値「t」を、「0」に設定する。その後、ステップS130が実行される。
(ステップS130)
サンプリング制御部121は、サンプリングの開始条件が充足されるのを待つ。サンプリングの開始条件は、モータ制御部CTRからのトリガ信号の受信であってもよい。トリガ信号の受信に加えて、他の付随的な条件が、サンプリングの開始条件として設定されてもよい。本実施形態の原理は、サンプリングの開始条件の特定の内容に限定されない。サンプリングの開始条件が充足されると、ステップS140が実行される。
(ステップS140)
サンプリング制御部121は、計時を開始する。その後、ステップS150が実行される。
(ステップS150)
サンプリング制御部121は、カウント値「n」に、「1」を増分する。その後、ステップS160が実行される。
(ステップS160)
サンプリング制御部121は、モータ電流の瞬時値を、記憶部122に書き込む。その後、ステップS170が実行される。
(ステップS170)
サンプリング制御部121は、計時値「t」が、所定の計時閾値「TTH」を超えているか否かを判定する。計時値「t」が、計時閾値「TTH」を超えていないならば、ステップS160が実行される。したがって、計時値「t」が、計時閾値「TTH」を超えるまで、ステップS160とステップS170とからなる処理ループが実行されることになる。処理ループの実行の結果、モータ電流の瞬時値の時間変化を表すデータ列が、記憶部122内に生成されることになる。その後、計時値「t」が、計時閾値「TTH」を超えると、ステップS180が実行される。
(ステップS180)
サンプリング制御部121は、カウント値「n」が、所定のカウント閾値「N」に一致しているか否かを判定する。カウント値「n」が、カウント閾値「N」に一致していないならば、ステップS120が実行される。したがって、カウント値「n」が、カウント閾値「N」に一致するまで、ステップS120乃至ステップS180からなる処理ループが実行されることになる。処理ループの実行の結果、「N」個のデータ列(モータ電流の瞬時値の時間変化を表すデータ列)が、記憶部122内に生成されることになる。カウント値「n」が、カウント閾値「N」に一致すると、サンプリング制御部121は、処理を終了する。
以下の表は、記憶部122内に生成される電流値データを概念的に表す。
Figure 2018202553
上記の表の各列は、ステップS150及びステップS160からなる処理ループによって作成される。カウント値「n」が、カウント閾値「N」に一致していないならば、ステップS120乃至ステップS180の処理ループが1回終了すると、モータ電流の瞬時値は、右側の列に書き込まれる。この結果、N個のデータ列(すなわち、N種の電流値データ)が生成される。本実施形態に関して、N種の電流値データを生成する工程は、図2のフローチャートによって表される処理によって例示される。
図3は、図2のフローチャートによって表される処理から得られた電流値データのグラフである。図1乃至図3を参照して、電流値データが説明される。
図3の点線の丸内には、上述の表中の第1列目(n=1)及び第2列目(n=2)の電流値データの一部が示されている。第1列目の電流値データは、実線で表されている。第2列目の電流値データは、鎖線で表されている。
図3は、第1列目のデータ及び第2列目の電流値データのピーク値の間での時間的ズレ及び振幅の変動を示す。減速機SRDが、あまり劣化していないならば、時間的ズレ及び振幅の変動は、小さくなる。一方、減速機SRDの劣化が、進行すると、時間的ズレ及び/又は振幅の変動は、大きくなる。算出部123は、N種の電流値データ間の時間的ズレ及び振幅の変動を定量化する。算出部123は、N種の電流値データ間の時間的ズレ及び振幅の変動を相関係数として定量化してもよい。代替的に、算出部123は、N種の電流値データ間の時間的ズレ及び振幅の変動を、所定のパターン認識技術(たとえば、MR法(Mahalanobis−Taguchi Method)やRT法(Recognition−Taguchi Method))を用いて定量化してもよい。
本発明者等は、新品の減速機と、劣化が既に進行した減速機と、を用意した。本発明者等は、カウント閾値「N」を、「7」に設定し、図2のフローチャートに示される処理を実行した。この結果、本発明者等は、新品の減速機及び劣化した減速機から、図3に示されるような電流値データを得た。本発明者等は、7種の電流値データ間の時間的ズレ及び振幅の変動を表す状態データとして、相関係数が算出されるように、算出部123が実行するプログラムを設計した。
図4Aは、新品の減速機から得られた散布図である。図4Bは、劣化した減速機から得られた散布図である。図4A及び図4Bを参照して、状態データが説明される。
図4Aの散布図に関して、データ点は、回帰直線の周囲の細長い領域に分布している。このことは、新品の減速機から得られた7種の電流値データ間の相関係数は、高いことを意味する。回帰直線の周囲のデータ点の分布領域は、図4Aの散布図よりも図4Bの散布図の方が大きい。このことは、劣化が進行した減速機から得られた7種の電流値データ間の相関係数は、低いことを意味する。本実施形態に関して、状態データを生成する工程は、7種の電流値データ間の相関係数の算出処理によって例示される。
図5は、診断部124の例示的な処理を表す概略的なフローチャートである。図1及び図5を参照して、診断部124の処理が説明される。
(ステップS210)
診断部124は、算出部123によって算出された相関係数「R」の入力を待つ。相関係数「R」が算出部123から診断部124へ出力されると、ステップS220が実行される。
(ステップS220)
診断部124は、相関係数「R」を所定の係数閾値「RTH」と比較する。相関係数「R」が、係数閾値「RTH」を下回っているならば、ステップS230が実行される。他の場合には、ステップS240が実行される。
(ステップS230)
診断部124は、減速機SRDの劣化が進行していると判定し、減速機SRDを他の減速機に交換することを要求する要求信号を生成する。要求信号は、コンピュータ120と一体的に形成された又はコンピュータ120に電気的に接続されたモニタ装置(図示せず)に出力されてもよい。モニタ装置は、要求信号に応じて、減速機SRDの劣化の進行を表す画像を表示してもよい。代替的に、要求信号は、コンピュータ120に電気的に接続された音声装置に出力されてもよい。この場合、作業者は、音声装置からの警報によって、減速機SRDの劣化を通知されてもよい。
(ステップS240)
診断部124は、減速機SRDが正常であると判定する。減速機SRDが正常であるとの診断結果は、上述のモニタ装置や上述の音声装置によって、作業者に通知されてもよい。
本実施形態に関して、相関係数「R」は、1つの係数閾値「RTH」と比較される。しかしながら、相関係数「R」は、複数の係数閾値「RT1」,「RT2」,「RT3」(RT1>RT2>RT3)と比較されてもよい。この場合、相関係数「R」が、係数閾値「RT1」を上回っているならば、診断部124は、減速機SRDが正常であると判定してもよい。相関係数「R」が、係数閾値「RT1」,「RT2」の間の範囲にあるならば、診断部124は、減速機SRDに代替される新たな減速機の用意が必要であることを表す判定結果を生成してもよい。相関係数「R」が、係数閾値「RT2」,「RT3」の範囲にあるならば、診断部124は、減速機SRDの交換を勧告する判定結果を生成してもよい。相関係数「R」が、係数閾値「RT3」を下回るならば、減速機SRDの至急の交換を要求する判定結果を生成してもよい。
<他の特徴>
設計者は、上述の状態診断装置100に様々な特徴を与えることができる。以下に説明される特徴は、上述の状態診断装置100の設計原理を何ら限定しない。
(相関係数の変化に基づく診断)
相関係数の急激な降下は、減速機SRDの異常の発生を意味することもある。したがって、状態診断装置100は、相関係数の時間的な変化を参照し、減速機SRDの劣化を診断してもよい。
図6は、相関係数「R」の例示的な履歴を表す概略的なプロット図である。図1、図5及び図6を参照して、相関係数「R」の履歴が説明される。
「診断1」に対応するデータ点は、減速機SRDが新品の時に得られている。「診断1」の後、「診断2」乃至「診断5」が、間隔を空けて、実行されている。「診断1」乃至「診断5」の間の間隔は、減速機SRDが利用されている作業現場での作業スケジュールに適合するように決定されている。
相関係数「R」は、「診断1」から「診断4」までの期間において、緩やかに減少している。作業者は、相関係数「R」の緩やかな降下を、減速機SRDの通常の摩耗に由来すると判断することができる。
相関係数「R」は、「診断4」と「診断5」との間の期間において、急激に減少している。作業者は、望ましくない何かが、「診断4」と「診断5」との間の期間において、減速機SRDに生じたと予測することができる。しかしながら、図5を参照して説明された処理の下では、「診断5」に対応する相関係数「R」は、係数閾値「RTH」を上回っているので、診断部124は、減速機SRDが、正常であると判断することになる。
図7は、診断部124の改良された処理を表す概略的なフローチャートである。図1、図5及び図7を参照して、診断部124の処理が説明される。図7に示される処理は、図5を参照して説明されたステップS220内で実行される。
(ステップS221)
ステップS210の後、ステップS221が、実行される。診断部124は、相関係数「R」を所定の係数閾値「RTH」と比較する。相関係数「R」が、係数閾値「RTH」を下回っているならば、ステップS230が実行される。他の場合には、ステップS224が実行される。
(ステップS224)
診断部124は、これまでの診断で得られた相関係数「R」を保持している。診断部124は、前回の相関係数「R」から今回の相関係数「R」を差し引き、差分値「DIF」を算出する。「診断5」が、実行されているならば、「診断4」において得られた相関係数「R」から「診断5」において得られた相関係数「R」を差し引く。差分値「DIF」が算出されると、ステップS227が実行される。本実施形態に関して、第1相関係数は、前回の相関係数によって例示される。第2相関係数は、今回の相関係数によって例示される。
(ステップS227)
診断部124は、差分値「DIF」を、所定の変化閾値「CTH」と比較する。差分値「DIF」が、変化閾値「CTH」を下回るならば、ステップS240が実行される。他の場合には、ステップS230が実行される。
(データサンプリングの開始タイミングの決定)
データサンプリング(記憶部122への書き込み)の開始のタイミングのばらつきは、相関係数の減少に帰結する。したがって、サンプリング制御部121が、可能な限り一定の条件の下で、データサンプリングを開始することが好ましい。
図8は、サンプリング制御部121の例示的な処理を表す概略的なフローチャートである。図1乃至図3及び図8を参照して、サンプリング制御部121の処理が説明される。図8に示される処理は、図2を参照して説明されたステップS130内で実行される。
(ステップS131)
サンプリング制御部121は、トリガ信号を待つ。トリガ信号が、モータ制御部CTRからサンプリング制御部121へ出力されると、ステップS134が実行される。モータMTRが、所定のホームポジションから回転を開始したとき、トリガ信号は、モータ制御部CTRからサンプリング制御部121へ出力されてもよい。したがって、データサンプリングの開始タイミングは、モータMTRの所定の回転位置に対して、略一定になる。しかしながら、データサンプリングの開始タイミングの決定が、トリガ信号にのみ依存すると、データサンプリングの開始タイミングは、バックラッシや他の機械的又は電気的なバラツキ因子によって変動されることもある。
(ステップS134)
モータMTRが開始すると、モータ電流の瞬時値は、徐々に増加する(図3を参照)。サンプリング制御部121は、モータ電流の瞬時値が、所定の電流閾値を超えるのを待つ。モータ電流の瞬時値が、所定の電流閾値を超えると、ステップS140が実行される。
本実施形態に関して、データサンプリングの開始タイミングを決定するために2つの判断基準(モータ制御部CTRからのトリガ信号及びモータ電流の瞬時値が、電流閾値を超えているか否か)が用いられる。この結果、データサンプリングの開始タイミングは、N種の電流値データ間で略一定である。すなわち、減速機SRDが新品であるならば、N種の電流値データ間において、非常に高い相関係数「R」が得られることになる。一方、減速機SRDの劣化が進行すると、相関係数「R」は、徐々に低くなる。図8に示される処理は、データサンプリングの開始タイミングを略一定にするので、相関係数「R」の降下は、減速機SRDの劣化にほとんど起因するということができる。したがって、本実施形態の劣化診断技術は、減速機SRDの劣化を感度よく検出することができる。
上述の実施形態の原理は、減速機が利用される様々な作業現場に好適に利用される。
100・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・状態診断装置
110・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・電流計(測定部)
121・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サンプリング制御部(測定部)
122・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・記憶部(生成部)
123・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・算出部(生成部)
124・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・診断部
MTR・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・モータ
SRD・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・減速機

Claims (7)

  1. 減速機の劣化状態を診断するための状態診断方法であって、
    前記減速機を駆動するモータへ供給されるモータ電流の時間変化をN回(Nは、1を超える自然数)測定し、N種の電流値データを生成する工程と、
    前記N種の電流値データ間の時間的ズレ及び振幅の変動を表す状態データを生成する工程と、
    前記状態データを所定の判定基準と比較し、前記劣化状態を診断する工程と、を備える
    状態診断方法。
  2. 前記状態データを生成する前記工程は、前記状態データとして、前記N種の電流値データ間の相関係数を算出する段階を含み、
    前記劣化状態を診断する前記工程は、
    (i)前記相関係数を所定の閾値と比較する段階と、
    (ii)前記相関係数が前記所定の閾値を下回るならば、劣化が進行していると判定する段階と、を含む
    請求項1に記載の状態診断方法。
  3. 前記N種の電流値データを生成する工程は、
    (i)前記モータ電流の前記時間変化をM回(Mは、1より大きく、(N−1)未満の自然数)測定し、M種の電流値データを生成する段階と、
    (ii)前記モータ電流の前記時間変化が、M回測定された後に、前記モータ電流の前記時間変化を(N−M)回測定し、(N−M)種の電流値データを生成する段階と、を含み、
    前記状態データを生成する前記工程は、前記状態データとして、前記M種の電流値データ間の第1相関係数を算出する段階と、前記(N−M)種の電流値データ間の第2相関係数を算出する段階と、を含み、
    前記劣化状態を診断する前記工程は、前記第1相関係数から前記第2相関係数への変化が、所定の閾値を上回るならば、劣化が進行していると判定する段階を含む
    請求項1に記載の状態診断方法。
  4. 前記N種の電流値データを生成する前記工程は、前記モータ電流の瞬時値の時間変化を測定する段階を含む
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の状態診断方法。
  5. 前記N種の電流値データを生成する前記工程は、フィードバック制御下で動作する前記モータへ供給される前記モータ電流の前記時間変化を測定する段階を含む
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の状態診断方法。
  6. 減速機の劣化状態を診断する状態診断装置であって、
    前記減速機を駆動するモータへ供給されるモータ電流の時間変化を測定する測定部と、
    前記測定部によるN回(Nは、1を超える自然数)の測定の結果得られたN種の電流値データ間の時間的ズレ及び振幅の変動を表す状態データを生成する生成部と、
    前記状態データを所定の判定基準と比較し、前記劣化状態を診断する診断部と、を備える
    状態診断装置。
  7. 前記減速機及び前記モータは、多関節ロボットの関節軸を駆動する
    請求項6に記載の状態診断装置。
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