JPH09117202A - ロータリー作業機のスタンド装置 - Google Patents

ロータリー作業機のスタンド装置

Info

Publication number
JPH09117202A
JPH09117202A JP27921695A JP27921695A JPH09117202A JP H09117202 A JPH09117202 A JP H09117202A JP 27921695 A JP27921695 A JP 27921695A JP 27921695 A JP27921695 A JP 27921695A JP H09117202 A JPH09117202 A JP H09117202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
working machine
rotary working
mounting frame
leg
leg portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27921695A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3365703B2 (ja
Inventor
Hiroshi Sakane
弘史 坂根
Sadayoshi Takagi
定義 高木
Takashi Uchida
隆史 内田
Mutsumi Kana
睦 嘉名
Tatsuya Maeyama
達哉 前山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP27921695A priority Critical patent/JP3365703B2/ja
Publication of JPH09117202A publication Critical patent/JPH09117202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3365703B2 publication Critical patent/JP3365703B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Soil Working Implements (AREA)
  • Agricultural Machines (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータリー作業機の保管する際等に、脚部を
用いて安定した定置ができ、また、脚部を取り外すこと
なく折り畳んでも、アタッチメント作業機等の装着の妨
げとならないようにするロータリー作業機のスタンド装
置を提供する。 【解決手段】 ロータリー作業機1の機枠2に後方へ延
設した後ゲージ輪6取付用の取付枠5を備え、該取付枠
5の後部に作業機1を地面に定置させるための脚部23
を取付枠5の左右方向略中央に設け、該脚部23を立設
した状態から左右両側に折り畳み可能に備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータリー作業機
のスタンド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常ロータリー作業機は、トラクタ等の
走行車両の後部に装着されて使用するもので、耕耘爪を
有する耕耘部を囲む機枠を備え、該機枠の上部に後方へ
延設した取付枠を備え、該取付枠の後部左右両端に後ゲ
ージ輪を備えているものがある。
【0003】ところで、上記のロータリー作業機をトラ
クタから着脱する際、又は取り外したのちに保管する際
には、ロータリー作業機の耕耘部と、後ゲージ輪とを地
面に接地させて定置させ、着脱作業、保管等を行うよう
にしている。しかし、後ゲージ輪は通常キャスター輪と
なっており、このキャスター輪を地面に接地させた状態
であると縦軸芯回りにキャスター輪が回動し安定した定
置ができないことがある。
【0004】そこで、後ゲージ輪を取り付ける取付枠の
後部の左右いずれかの端部に脚部を設け、ロータリー作
業機の保管時等には、後ゲージ輪を浮かせた状態で脚部
と耕耘部とを地面に接地させて定置し、また、ロータリ
ー作業機の使用時には、脚部を取付枠から取り外すか脚
部を左右の一方向(取付枠の中央側)に折り畳んだ状態
とするスタンド装置を設けたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のロータリー作業
機のスタンド装置は、キャスター輪を浮かした状態とし
てある程度の安定した定置を可能とするが、スタンド装
置の脚部を取付枠の左右一端部に設けていることから、
保管時等にこの脚部を利用して作業機を定置させると、
左右のバランスを保ちにくく確実に安定した定置ができ
ない場合がある。
【0006】また、後ゲージ輪の取付枠の後部中央に
は、培土機、防除機等のアタッチメント作業機装着用の
ヒッチが設けられている場合があり、ロータリー作業機
の使用時に脚部を左右の一方向(取付枠の中央側)に折
り畳むと、脚部の下端が取付枠の略中央に配置されてヒ
ッチに重なるため、アタッチメント作業機装着の際の妨
げとなる。また、脚部を取付枠から取り外すことでアタ
ッチメント作業機の装着を可能とすることができるが、
脚部を取り外すと、該脚部の紛失の恐れや、持ち運びの
煩わしさが生じる。
【0007】そこで、本発明は、ロータリー作業機の保
管する際等に、脚部を用いて安定した定置ができるロー
タリー作業機のスタンド装置を提供することを目的とす
る。また、脚部を取り外すことなく折り畳んでも、アタ
ッチメント作業機等の装着の妨げとならないようにでき
るロータリー作業機のスタンド装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために以下の技術的手段を講じた。すなわち、
ロータリー作業機1の機枠2に後方へ延設した後ゲージ
輪6取付用の取付枠5を備え、該取付枠5の後部に作業
機1を地面に定置させるための脚部23を設けたロータ
リー作業機のスタンド装置において、前記脚部23を取
付枠5の左右方向略中央に設けることを特徴としてお
り、これにより、ロータリー作業機の保管等の際には、
左右のバランスを確保して安定した設置が可能となる。
【0009】また、本発明は、前記脚部23を、立設さ
せた状態から左右方向両側に折り畳み自在に備えること
を特徴とし、更に、前記脚部23は折り畳み手段24を
介して取付枠5に設けられ、折り畳み手段24は、脚部
23を取付枠5に対して左右方向に揺動自在に支持する
支持部26と、取付枠5と脚部23のいずれか一方に設
けられた位置設定部材30と、他方に設けられた被設定
部材33とからなり、位置設定部材30は、脚部23の
立設位置と左右の折り畳み位置とを設定する位置決め部
31を有しており、被設定部材33は、位置決め部31
に係脱自在な係合部34を有しており、位置決め部31
と係合部34との係合を離脱することで脚部23を揺動
可能とし、位置決め部31と係合部34とを係合するこ
とで脚部23を位置決め可能とすることを特徴としてい
る。
【0010】これによれば、取付枠の左右方向略中央に
設けた脚部を左右両側に折り畳み可能としているため、
取付枠にアタッチメント作業機用のヒッチを設けている
場合でも、これに重ならない方向に折り畳むことでアタ
ッチメント作業機の装着に妨げがなく、また、脚部を取
り外す必要もない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1及び図5,6において、1は
トラクタ65の後部に3点リンク66を介して装着され
るサイドドライブ型のロータリー作業機で、中央のギヤ
ケース7から左右にサポートアーム8が突設されると共
に、左側サポートアーム8の外側端に伝動ケース9を、
右側サポートアーム8の外端にサイドフレーム10を夫
々固定して、背面視門型状の機枠2が構成されている。
【0012】伝動ケース9とサイドフレーム10との下
部間には爪軸12が左右軸芯回り回転自在に架設される
と共に、この爪軸12上に爪取り付け用のブラケットを
介して多数本の耕耘爪13が取り付けられてロータリー
耕耘部3が構成され、該ロータリー耕耘部3は耕耘カバ
ー4によって覆われている。前記爪軸12には、トラク
タ65のPTO軸67からギヤケース7に入力された回
転動力が、ギヤケース7内のベベルギヤ伝動機構、サポ
ートアーム8内の伝動軸、伝動ケース9内のチェーン伝
動機構等を経て伝達されるようになっており、これによ
って爪軸12が回転駆動される。
【0013】前記機枠2には、後方に延設された取付枠
5を備えており、該取付枠5は、左右側枠15の前端が
左右サポートアーム8に左右方向の軸芯まわりに揺動自
在に連結され、左右側枠15の後端部に左右方向に延設
した後部枠16が固着され、該後部枠16の左右端部に
上下方向の軸芯を有する保持筒17が設けられるととも
に、該保持筒17に後ゲージ輪6が装着されている。な
お、取付枠5は、高さ調整手段18によって取付枠5の
後部が上下調整可能とされている。
【0014】図1〜図3において、取付枠5の後部枠1
6の左右方向中央には、培土機、防除機等のアタッチメ
ント作業機等の連結用のヒッチ19が設けられ、該ヒッ
チ19は上下方向に貫通する挿通孔20が形成され、ヒ
ッチ19からやや左側に偏心した位置に、ロータリー作
業機1をトラクタから取り外す場合、また作業機1を保
管する場合等、この作業機1を地面に定置させるための
スタンド装置22が設けられている。
【0015】スタンド装置22は、パイプ状、中実棒状
に形成された脚部23と、該脚部23を立設させた状態
(後部枠16に対して垂直の状態)と折り畳んだ状態
(後部枠16と平行の状態)とに位置変更可能とする折
り畳み手段24とからなっている。前記折り畳み手段2
4は、後部枠16の下面に固着されたプレート25にボ
ルト固定されたブラケット27を有しており、該ブラケ
ット27は側面視が下向きコ字状に形成され、ブラケッ
ト27の対向する部材間に前後方向の軸芯を有する支点
ピン28が架設され、該支点ピン28に左右方向揺動自
在に脚部23の上部が支持されており、前記ブラケット
27、支点ピン28等で脚部23を揺動自在に支持する
支持部26を構成している。そしてブラケット27の対
向する部材の一方は、脚部23を立設させる位置と、こ
の立設させる位置から左右方向両側に折り畳んだ位置と
の3位置に位置設定可能とする3箇所の位置決め部(位
置決め凹部)31を形成した位置設定部材30となって
いる。
【0016】位置設定部材30は、図2に示すように、
その下辺が支点ピン27を中心とした円弧状に形成され
ており、前記位置決め凹部31は、この円弧状部分の左
右及び下部に円弧状の切欠を形成することによりなって
いる。また、図3及び図4に示すように、位置決め凹部
31の外側面側には、その切欠形状に沿って第1テーパ
ー面32が形成されている。
【0017】一方脚部23には、位置設定部材30によ
り位置設定される被設定部材33を設けており、該被設
定部材33は、位置決め凹部31に対して係脱自在とな
る係合部(係合凸部)34を有しており、該係合凸部3
4は、脚部23を前後方向に貫通し一端に頭部35aを
有するピン35の他端に備えられていて、ピン35の頭
部35aと係合凸部34とが脚部23を挟むように配置
されている。そして、頭部35aと脚部23との対向面
間にバネ37及びカラー38が介装されており、頭部3
5aが脚部23に対してピン35の軸方向に離反するよ
うに(脚部23を介して反対側の係合凸部34が脚部2
3に近づくように)付勢されている。
【0018】係合凸部34は、位置決め凹部31の円弧
と同径の円盤状に形成されており、その内側面(頭部と
対向する面)に位置決め凹部31に形成した第1テーパ
ー面32に対応した形状の第2テーパー面36を形成し
ている。そして、ピン35の頭部35aをバネ37に抗
して押さえることにより係合凸部34と位置決め凹部3
1との係合が離れ、逆に頭部35aを押さえない状態で
は、バネ37により係合凸部34が脚部23に向けて付
勢され、位置決め凹部31と係合するようになされてい
る。
【0019】なお、上記第1,第2テーパー面32,3
6は、これをテーパー面に形成せずに、一方を円弧凹
面、他方を円弧凸面に形成して両者を係合可能としても
よい。上記のような構成で、ロータリー作業機1をトラ
クタ65から着脱する際、又は保管する場合等には、ス
タンド装置22の脚部23を立設させた状態、即ち、取
付枠5側に備えた位置決めブラケット27の位置設定部
材30における下側の位置決め凹部31に、脚部23側
に備えた被設定部材33の係合凸部34を係合させた状
態でロータリー作業機1を定置させる。この際に脚部2
3は、図1に示すように、取付枠5の後部枠16の左右
方向略中央に備えているため左右の適性なバランスを確
保でき、安定した定置が可能となる。なお、この場合に
後部枠16の真中央には、ヒッチ19が設けてあるの
で、脚部23はこれを避けて若干中央よりも左寄りとな
っているが、サイドドライブ型ロータリーは、伝動ケー
ス9を左側に備えていることから重心位置が左に偏って
おり、脚部23を若干左寄りに備えることで重心位置に
近づけることができ、安定度を増している。
【0020】そして、ロータリー作業機1をトラクタ6
5に装着して作業を行う際には、脚部23を左側又は右
側のいずれかに折り畳んで使用する。すなわち、係合凸
部34を設けたピン35の頭部35aを脚部23に向け
て押すことで、該係合凸部34と下側の位置決め凹部3
1との係合を離脱し、脚部23を支点ピン28を介して
左又は右に揺動させて位置設定部材30の左又は右の位
置決め凹部31に係合凸部34を対応させるとともに該
係合凸部34をバネ37の付勢により係合させて固定す
る。
【0021】したがって、ピン35の頭部35aを脚部
23に向けて押すだけで位置決め凹部31と係合凸部3
4との係合を離脱できるとともにバネ37による付勢を
利用して係合凸部34を位置決め凹部31に係合させる
ようにすることで容易に脚部を折り畳み、位置決め可能
としている。また、後部枠16のヒッチ19に培土機等
のアタッチメント作業機を装着して作業を行う場合は、
脚部23をヒッチ19とは反対側(左側)に折り畳むよ
うにすれば該脚部23がアタッチメント作業機装着の邪
魔とならないようになり、スタンド装置22を後部枠1
6から取り外さずに装着を行うことができる。
【0022】なお、上記実施形態において、位置決め部
31を有する位置設定部材30を脚部23側に設け、係
合部34を有する被設定部材33を取付枠5(後部枠1
6)側に設けてもよい。図6に示すように、耕耘カバー
4は、耕耘部の上方を覆う上部カバー4aと、後方を覆
う後部カバー4bとからなり、上部カバー4aと後部カ
バー4bとに跨がる弾下装置39が左右一対設けられて
いる。
【0023】この弾下装置39は、弾下ロッド40を有
し、この弾下ロッド40の前端部は、サポートアーム8
側に左右軸まわりに回動自在に枢着され、後部は、受け
部材41に軸芯方向移動自在に挿通され、止め輪によっ
て抜け止めされる。また、弾下ロッド40には、圧縮コ
イルバネ42が套嵌され、このコイルバネ42の後端は
受け部材41に接当し、前端はストッパ43に接当して
いる。
【0024】ストッパ43は、図7及び図8に示すよう
に、弾下ロッド40に軸芯方向摺動自在に外嵌された筒
状ホルダ44を有し、この筒状ホルダ44は内部が中空
筒状の中空部45とされており、ホルダ44の内周に
は、中空部45と連通する複数の収容孔46が形成さ
れ、収容孔46には、弾下ロッド40に軸芯方向適宜間
隔をおいて形成された断面円弧状の周溝40aに係合す
るボール54が収容されている。
【0025】ホルダ44の内部の上下端はバネ受部49
とされ、上下バネ受部49間には筒状の操作体50が設
けられ、操作体50は、該操作体50とバネ受部49と
の間に設けられたバネ53により中間位置に保持されて
おり、この中間位置でボール54を押さえ、ボール54
の周溝40aからの離脱を阻止している。尚、操作体5
0には、径方向に突出した把手部50aを形成してお
り、該把手部50aは、ホルダ44の外周に形成した開
口44aから外部に突出している。
【0026】そして、操作体50(把手部50a)をバ
ネ53の付勢力に抗して移動させることによって、ボー
ル54の周溝40aからの離脱が許容され、ストッパ4
3の位置が変更できるようになっている。図7(b)に
示すように、筒状ホルダ44の開口44a上縁部分に
は、周方向に等間隔をおいて複数(本実施形態では6箇
所)の切欠を形成しており、該切欠は、上下方向の長さ
が短い第1切欠部47と、長い第2切欠部48との2種
類よりなり、これらは周方向交互に形成されている。そ
して、操作体50には、把手部50aよりも上側で径外
方に突出した複数(本実施形態では3箇所)の突出部5
1を周方向に等間隔をおいて形成しており、該突出部5
1は、上記第2切欠部48の切欠長さと略同一の上下長
さを有し、第1及び第2切欠部47,48に係合可能と
なっている。
【0027】操作体50の突出部51がホルダの第1切
欠部47と係合している際には、操作体50がバネ53
によりホルダ44の略中間位置に保持された状態であ
り、この状態では、突出部51の上面が第1切欠部47
の切欠底面に当接しており、該第1切欠部47部分が操
作体50の上方への移動を規制するロック位置となって
いる。すなわち、ロータリー作業時に、振動等による突
き上げ力が圧縮コイルバネ42を介してストッパ43に
伝わることにより操作体50が上方に移動しようとする
ことがあるが、該操作体50は突出部51を介して第1
切欠部47により位置規制されているためにその移動が
阻止され、ボール54の周溝40aからの離脱を防いで
いる。
【0028】ストッパ43を弾下ロッド40に対して上
方に摺動させる際には、操作体50を一旦バネ53に抗
して若干押し下げることにより第1切欠部47から突出
部51を離脱させてロック状態を解除する。そして、操
作体50を軸芯まわりに所定角度回動させて突出部51
を第2切欠部48に対応させる。この際には、第2切欠
部48の切り欠け長さを突出部51の上下長さと略同一
としていることにより操作体50は位置規制されること
なく上下移動させることができ、この第2切欠部48部
分が操作体50の操作位置となっている。従って、操作
体50の突出部51をこの第2切欠部48に対応させる
とともに上方へとバネ53に抗して押し上げることでボ
ール54を周溝から離脱させるとともにストッパ43全
体を上方移動させるようにしている。
【0029】ストッパ43を移動したのちは再び操作体
50の突出部51を第1切欠部47に対応させてロック
することにより振動等で自然に操作体50が移動するの
を防止できる。なお、図8は、ストッパ43の側面断面
図を示しており、中央線Xより左側は、第1切欠部47
と突出部51とを係合させたロック状態を示し、右側
は、第2切欠部48と突出部51とを係合させた操作状
態(操作体50を上方に移動させた状態)を示してい
る。
【0030】図9は、ロータリー作業機1を畦塗り機と
して使用した場合を示している。これはロータリ耕耘部
3の爪軸12から外側方に延長用爪軸57を取り付け、
該延長用爪軸57に耕耘爪13を取り付けるとともに上
方にカバー58を設け、そして、ロータリー機枠2より
後方に延設した取付枠5の後部枠16に後ゲージ輪6に
替えて成形板59を取り付けて構成したものである。
【0031】前記延長用爪軸57は、ロータリ耕耘部3
における爪軸12に連結されてその動力が伝達され回転
駆動するようにしており、この延長用爪軸57に取り付
けられた耕耘爪13は延長用爪軸57の回転によって畦
Tの側面を削りとるとともに、通常ロータリー耕耘部3
では耕耘するのが困難な畦Tの裾野部をも容易に耕耘可
能としている。また、カバー58は削り取った土が外部
に飛散しないように押さえるためのものであり、ロータ
リ機枠2の外側部に固定されている。
【0032】成形板59は、耕耘爪13によって畦Tの
側面を削りとったのちその削り取った部分を押さえつけ
て形造るものであり、後部枠16の保持筒17に嵌挿さ
れた支持部材60の下端部に取付られており、畦T側面
を押さえる側板61と畦Tの上面を押さえる上板62と
の略L字形状をなしている。そして、上板62,側板6
1の前端部はやや外方に向けて傾斜しており、興隆した
土を残さず押さえつけて塗り付けることが可能となって
いる。なお、支持部材60は保持筒に対して筒軸方向に
上下高さ調整可能となっており、複数の調整孔60aに
ピン63を挿通することで固定するようにしている。
【0033】上記のようにロータリ作業機1に畦塗り用
の装置を設けることで特別に畦塗り専用機が必要なくな
り、安価に畦塗りを行うことが可能となる。また、耕耘
と同時に畦塗りを行うことができるので作業の効率化を
も図ることができる。そして、通常畦塗りの際には、畦
を削って塗り付けることによって成形板59が畦Tから
離反するような力が働くが、このような力が働いたとし
ても、ロータリー耕耘部3の耕耘爪13及び延長用爪軸
57の耕耘爪13の全体が圃場に食いついているため成
形板59の離反を防ぐことができる。
【0034】なお、上記の畦塗り装置は、センタードラ
イブ形ロータリー作業機のも採用可能である。図10
は、本発明の第2実施形態を示したもので、これは、ス
タンド装置22における折り畳み手段24の位置設定部
材30に、脚部23の立設位置と左右両側への折り畳み
位置との3位置を設定する位置決め孔70を形成し、脚
部23には、挿通孔71を形成したものであり、この3
箇所の位置決め孔70のいずれかと、挿通孔71とを対
応させ、両者に固定ピン72を挿通することで位置決め
固定するようにしたものである。なお、その他の構成は
第1の実施形態と同様であるので同一符号を付してい
る。
【0035】本実施形態においても、第1実施形態と同
様に、ロータリー作業機1の安定した定置を可能とする
とともに、作業機1のヒッチにアタッチメント作業機を
装着する場合は、これに邪魔とならない方向へ脚部23
を折り畳むことで、該脚部を取り外す必要はなくなる。
なお、前記固定ピン72は、取付枠5の後部枠16等の
適宜箇所に鎖等で連結することにより固定ピン72の紛
失を防ぐようにしてもよい。
【0036】上記実施形態においては、本発明のスタン
ド装置をサイドドライブ形ロータリー作業機に採用した
ものを示しているが、センタードライブ形ロータリー作
業機に採用することができ、また、取付枠にアタッチメ
ント作業機のヒッチを設けてない場合にも採用可能であ
る。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、ロータ
リー作業機を地面に定置させるための脚部を取付枠の左
右方向略中央に設けているため、左右のバランスを確保
して安定した定置が可能となる(請求項1)。また、本
発明は、前記脚部を、立設させた状態から左右方向両側
に折り畳み自在としているため、取付枠にアタッチメン
ト作業機用のヒッチを設けている場合でも、このヒッチ
に重ならない方向に折り畳むことでアタッチメント作業
機の装着を妨げることがなく、また、脚部を取り外す必
要もないため、該脚部の紛失を防止し、持ち運びをする
こともなくなる(請求項2、3)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すロータリ作業機の背面
図である。
【図2】本発明の実施形態を示す要部の背面図である。
【図3】同要部の底面図である。
【図4】同要部の側面図である。
【図5】ロータリー作業機をトラクタに装着した状態を
示す側面図である。
【図6】ロータリー作業機の側面図である。
【図7】弾下装置のストッパを示し、(a)は(b)の
A−A断面図、(b)は側面図である。
【図8】弾下装置のストッパを示す側面断面図である。
【図9】ロータリー作業機を畦塗り機として利用した状
態を示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は
背面図である。
【図10】本発明の第2の実施形態を示し、(a)は要
部の背面図、(b)は同側面図である。
【符号の説明】
1 ロータリー作業機 2 機枠 5 取付枠 6 後ゲージ輪 22 スタンド装置 23 脚部 24 折り畳み手段 26 支持部 30 位置設定部材 31 位置決め部(位置決め凹部) 33 被設定部材 34 係合部(係合凸部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嘉名 睦 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 前山 達哉 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータリー作業機(1)の機枠(2)に
    後方へ延設した後ゲージ輪(6)取付用の取付枠(5)
    を備え、該取付枠(5)の後部に作業機(1)を地面に
    定置させるための脚部(23)を設けたロータリー作業
    機のスタンド装置において、 前記脚部(23)を取付枠(5)の左右方向略中央に設
    けることを特徴とするロータリー作業機のスタンド装
    置。
  2. 【請求項2】 前記脚部(23)を、立設させた状態か
    ら左右方向両側に折り畳み自在に備えることを特徴とす
    る請求項1に記載のロータリー作業機のスタンド装置。
  3. 【請求項3】 前記脚部(23)は折り畳み手段(2
    4)を介して取付枠(5)に設けられ、折り畳み手段
    (24)は、脚部(23)を取付枠(5)に対して左右
    方向に揺動自在に支持する支持部(26)と、取付枠
    (5)と脚部(23)のいずれか一方に設けられた位置
    設定部材(30)と、他方に設けられた被設定部材(3
    3)とからなり、 位置設定部材(30)は、脚部(23)の立設位置と左
    右の折り畳み位置とを設定する位置決め部(31)を有
    しており、被設定部材(33)は、位置決め部(31)
    に係脱自在な係合部(34)を有しており、 位置決め部(31)と係合部(34)との係合を離脱す
    ることで脚部(23)を揺動可能とし、位置決め部(3
    1)と係合部(34)とを係合することで脚部(23)
    を位置決め可能とすることを特徴とする請求項2に記載
    のロータリー作業機のスタンド装置。
JP27921695A 1995-10-26 1995-10-26 ロータリー作業機のスタンド装置 Expired - Lifetime JP3365703B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27921695A JP3365703B2 (ja) 1995-10-26 1995-10-26 ロータリー作業機のスタンド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27921695A JP3365703B2 (ja) 1995-10-26 1995-10-26 ロータリー作業機のスタンド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09117202A true JPH09117202A (ja) 1997-05-06
JP3365703B2 JP3365703B2 (ja) 2003-01-14

Family

ID=17608052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27921695A Expired - Lifetime JP3365703B2 (ja) 1995-10-26 1995-10-26 ロータリー作業機のスタンド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3365703B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008148574A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Kobashi Kogyo Co Ltd 農作業機及びこの移動方法
JP2021003037A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 株式会社クボタ 対地作業装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008148574A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Kobashi Kogyo Co Ltd 農作業機及びこの移動方法
JP2021003037A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 株式会社クボタ 対地作業装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3365703B2 (ja) 2003-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5242466B2 (ja) 歩行型管理機
JP3365703B2 (ja) ロータリー作業機のスタンド装置
JP2001346406A (ja) 農作業機
JP3227672B2 (ja) 農用作業機のスタンド
JPS635443Y2 (ja)
JPS6031446Y2 (ja) 耕耘爪取付装置
JP3067065B2 (ja) ロータリ作業機のスタンド装置
JP3286285B2 (ja) 耕耘作業機
JP3523770B2 (ja) トラクタの作業機連結装置
JPS6239608Y2 (ja)
JP4463241B2 (ja) ロータリ耕耘機のカバー装置
JPH0649126Y2 (ja) ロータリー耕耘装置の尾輪回動装置
JPH0436568Y2 (ja)
JPH06883Y2 (ja) サイドドライブ式耕耘機のスタンド装置
JP2667320B2 (ja) ロ−タリ耕耘機のカバー装置
JPH0436565Y2 (ja)
JPS6218541Y2 (ja)
JPH0117122Y2 (ja)
JPH06276802A (ja) ロータリ作業機のスタンド装置
JPH052012Y2 (ja)
JPH0633764Y2 (ja) トラクタへの作業機装着装置
JPH0755842Y2 (ja) ロータリ装置におけるギヤケース構造
JPS6218167Y2 (ja)
JPS595281Y2 (ja) 耕うん機等におおるロ−タリ−作業機の回転連結装置
JPH07303402A (ja) 畦塗り機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081101

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091101

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091101

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101101

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111101

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121101

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131101

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term