JPH09117032A - ワイヤハーネス用プロテクタおよび該プロテクタを用いたワイヤハーネスの形成方法 - Google Patents
ワイヤハーネス用プロテクタおよび該プロテクタを用いたワイヤハーネスの形成方法Info
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- JPH09117032A JPH09117032A JP7271477A JP27147795A JPH09117032A JP H09117032 A JPH09117032 A JP H09117032A JP 7271477 A JP7271477 A JP 7271477A JP 27147795 A JP27147795 A JP 27147795A JP H09117032 A JPH09117032 A JP H09117032A
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Abstract
部へ導出された分岐ワイヤハーネスの引き出し寸法のば
らつきを減少する。 【解決手段】 ワイヤハーネスW/Hを収容するプロテ
クタ本体5Aの側壁5fに分岐電線を外部へ引き出す切
欠き5eが形成されたものにおいて、該切欠を設けた位
置の底壁5hに棒状治具6を挿入するための貫通孔5g
を設け、分岐位置に突出させた棒状治具6に沿って、分
岐される電線wを略直角に折り曲げて、上記切欠5eか
ら外部へ引き出す。
Description
プロテクタおよび該プロテクタを用いたワイヤハーネス
形成方法に関し、詳しくは、プロテクタ内で分岐され
て、プロテクタ側壁の切欠きから外部へ導出される分岐
ワイヤハーネスの出代(引き出し寸法)のばらつきを減
少できるようにするものである。
に用いられるワイヤハーネスを保護するために、ワイヤ
ハーネスを収容する合成樹脂製のプロテクタが設けられ
ている。
タ1は、上面が開口された樋形状のプロテクタ本体1A
の上部に、上面開口1aを開閉自在な蓋1Bが薄肉ヒン
ジ部1bを介して一体成形され、図7に示すように、プ
ロテクタ本体1AにワイヤハーネスW/Hを収容して蓋
1Bを閉じたとき、蓋1Bのロック爪1c,1cがプロ
テクタ本体1Aのロック穴1d,1dに係止されて、蓋
1Bがプロテクタ本体1Aにロックされるようになって
いる。
スW/Hの一部電線wを分岐させて、この分岐電線wを
外部へ導出させるために、プロテクタ本体1Aの側面に
切欠き1eを形成したものがある。(特開平2−214
406号公報)
線wは、図6(B)に示すように、配索の設計をする時
は、実線のように略直角に折り曲げた長さに設定される
が、実際に収容する時は、二点鎖線のように略直角に折
り曲げることができないので、プロテクタ本体1Aの側
面からコネクタ2までの出代(引き出し寸法)が、設計
上ではL1であっても、実際にはL2のように長くなっ
てばらつきやすく、出代の保証が困難で、プロテクタか
らコネクタまでの寸法が指示寸法通りになりにくい問題
があった。
ーネスW/Hの分岐位置にテープを巻き付けて分岐結束
すれば、出代L1の保証は可能であるが、プロテクタ本
体1A内ではワイヤハーネスW/Hをほぐしてフラット
に保ちたいため、テープ巻きによる分岐結束をしないと
いう事情がある。
れたもので、プロテクタ本体内で分岐されて切欠きから
外部へ導出された分岐ワイヤハーネスの出代(引き出し
寸法)のばらつきを減少できようにすることを課題とし
ている。
に、本発明は、請求項1で、底壁と両側壁とからなる樋
形状のワイヤハーネス収容用のプロテクタ本体の上記側
壁に、ワイヤハーネスの一部を分岐させて外部へ引き出
す切欠が形成されており、該切欠と対向する位置の底壁
に棒状治具を下方より挿入するための貫通孔が設けら
れ、プロテクタ本体内で分岐される電線が上記棒状治具
に巻き付けられて略直角に折り曲げられ、上記切欠から
外部へ引き出されるようにしている特徴とするワイヤハ
ーネス用プロテクタを提供している。
ロテクタ本体内の分岐位置において棒状治具を突出させ
て、分岐電線を棒状治具でガイドすることにより、分岐
する電線を切欠位置と対向する位置で略直角に折り曲げ
て切欠から外部へ導出させることができる。よって、分
岐される電線の全てを設計通りの寸法で切欠から引き出
し、それらの先端位置を揃えることができ、これら分岐
電線群の先端にコネクタを接続することができる。
固定片が突出され、切欠から引き出される電線が固定片
にテープ巻きで固定されることが好ましい。(請求項
2)
け、切欠より引き出した分岐電線群を電線固定片にテー
プ巻きで固定すると、分岐電線群の先端にコネクタを接
続する前に棒状治具をプロテクタより引き抜いても、ま
た、コネクタを接続した後も、分岐電線群のプロテクタ
からの出代を設計寸法に保持することができる。
その側壁の切欠が設けられていると共に、該切欠と対向
する位置の底壁に貫通孔が設けられてプロテクタ本体を
用い、該プロテクタ本体の貫通孔に下方より棒状治具を
挿入してプロテクタ内部に突出させ、ワイヤハーネスを
構成する電線群をプロテクタ本体内部に挿通させると共
に、分岐させる電線を上記棒状治具に巻き付けて略直角
方向に折り曲げて切欠より外部へ引き出し、こられ分岐
電線の先端にコネクタを接続した後に、上記棒状治具を
貫通孔より抜き出しているプロテクタを用いたワイヤハ
ーネス形成方法を提供している。
おいて、プロテクタ内部に棒状治具を突出しておき、該
棒状治具でガイドして分岐電線を切欠より引き出し、こ
の状態で、引き出した分岐電線の先端にコネクタを接続
すると、プロテクタより棒状治具を引き抜いて取り外し
ても、プロテクタとコネクタの間の寸法を設計寸法とす
ることができる。
を参照して詳細に説明する。図1から図3は第1実施形
態を示し、合成樹脂製の成形プロテクタ5は、上面が開
口された樋形状のプロテクタ本体5Aの上部に、上面開
口5aを開閉自在な蓋5Bが薄肉ヒンジ部5bを介して
一体成形されており、プロテクタ本体5Aにワイヤハー
ネスW/Hを収容して蓋5Bを閉じたとき、蓋5Bのロ
ック爪5c,5cがプロテクタ本体5Aのロック穴5
d,5dに係止されて、蓋5Bがプロテクタ本体5Aに
ロックされるようになる。
スW/Hを構成する多数の電線群から一部の電線群を分
岐させて、この分岐電線群wを外部へ導出させるため
に、プロテクタ本体5Aの側壁5fに切欠5eが形成さ
れている。
スW/Hの分岐位置、即ち、上記切欠5eと対向する位
置の底壁5hの略中央に貫通孔5gが穿設されている。
に、布線用図板(図示せず)上にセットされ、図2に示
すように、布線用図板より立設した棒状治具6が上記貫
通孔5gに下方より挿入され、プロテクタ本体5Aの内
部に突出される。該棒状治具6の下端には大径支持部7
が連続し、該大径支持部7の上端面が底壁5hに当接
し、プロテクタ本体5Aを支持している。
に、上面開口5aからプロテクタ本体5A内にワイヤハ
ーネスW/Hを収容して、該ワイヤハーネスW/Hを構
成している電線群をフラットにほぐすと共に、分岐電線
群wを、棒状治具6でガイドしながら略直角に折り曲げ
て、切欠5eから外部へ引き出す。その後、蓋5Bを閉
じて、ロック爪5cとロック穴5dとで蓋5Bをプロテ
クタ本体5Aにロックする。
状治具6で略直角に折り曲げることができるため、プロ
テクタ本体5Aの側壁5fからコネクタ2までの出代L
1が設計上の出代と等しくでき、ばらつきをなくして、
分岐電線群wの先端を揃えることができる。この先端が
揃った分岐電線群wの先端にコネクタ2を接続する。こ
のようにコネクタ2と接続し、コネクタ2とプロテクタ
5との寸法を設計寸法通りに形成すると、その後、プロ
テクタ5より棒状治具6を引き抜いても、上記寸法を保
持できる。
テクタ5が長尺な場合、所要箇所に複数の切欠5eを形
成すると共に、これら切欠5eとそれぞれ対向した位置
の底壁5hに貫通孔5gを形成している。このように、
複数箇所に切欠5eと貫通孔5gとを設けておくと、分
岐位置が相違するワイヤハーネスに対しても共用して用
いることができる。
置に、底壁5hより連続させた電線固定片5iを突設し
ている。他の構成は第1実施形態と同一であるため、説
明を省略する。
付けて直角に折り曲げ、切欠5eより引き出す分岐電線
群wを電線固定片5iにテープ10で巻き付けて固定し
ている。
wを固定すると、棒状治具6を引き抜いた後も、分岐電
線群wの出代が保持でき、プロテクタ5から棒状治具6
を外した後にコネクタ2と接続することができる。ま
た、コネクタ2と接続した後も、コネクタ2とプロテク
タ5との寸法を設計通りに固定できる。
の請求項1のプロテクタは、分岐位置に貫通孔を設けて
ガイド用の棒状治具を突出させることができるため、分
岐電線を棒状治具に沿わせて略直角に折り曲げて切欠き
から外部へ引き出すことができる。よって、分岐電線の
プロテクタからの出代のばらつきをなくし、設計上の出
代通りにでき、これら分岐電線先端に接続するコネクタ
とプロテクタとの寸法を保証することができ、品質の向
上を図れる。また、プロテクタ自体は貫通孔を設けるだ
けであるため、コストアップになることなく、実施でき
る。
線を電線固定片に固定するため、棒状治具を取り外した
後も、分岐電線の出代を固定できる。
棒状治具に沿って分岐電線を折り曲げて切欠より引き出
すだけで、分岐電線の出代を保証できるため、従来のよ
うに、各分岐電線を設計寸法に合わせながら引き出し
て、引き出し寸法にバラツキが生じないように注意を払
う必要がなく、ワイヤハーネスの形成が容易にできる。
(A)は斜視図、(B)は平面図である。
具を挿入した状態を示す斜視図、(B)は棒状治具の斜
視図である。
状態を示す斜視図である。
面図である。
(B)は平面図である。
た状態を示す斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 底壁と両側壁とからなる樋形状のワイヤ
ハーネス収容用のプロテクタ本体の上記側壁に、ワイヤ
ハーネスの一部を分岐させて外部へ引き出す切欠が形成
されており、該切欠と対向する位置の底壁に棒状治具を
下方より挿入するための貫通孔が設けられ、プロテクタ
本体内で分岐される電線が上記棒状治具に巻き付けられ
て略直角に折り曲げられ、上記切欠から外部へ引き出さ
れるようにしている特徴とするワイヤハーネス用プロテ
クタ。 - 【請求項2】 上記切欠位置には、底壁から連続する電
線固定片が突出され、切欠から引き出される電線が固定
片にテープ巻きで固定される請求項1に記載のワイヤハ
ーネス用プロテクタ。 - 【請求項3】 樋形状で、その側壁の切欠が設けられて
いると共に、該切欠と対向する位置の底壁に貫通孔が設
けられてプロテクタ本体を用い、該プロテクタ本体の貫
通孔に下方より棒状治具を挿入してプロテクタ内部に突
出させ、ワイヤハーネスを構成する電線群をプロテクタ
本体内部に挿通させると共に、分岐させる電線を上記棒
状治具に巻き付けて略直角方向に折り曲げて切欠より外
部へ引き出し、こられ分岐電線の先端にコネクタを接続
した後に、上記棒状治具を貫通孔より抜き出しているプ
ロテクタを用いたワイヤハーネス形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27147795A JP3327072B2 (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | プロテクタを用いたワイヤハーネスの形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27147795A JP3327072B2 (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | プロテクタを用いたワイヤハーネスの形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09117032A true JPH09117032A (ja) | 1997-05-02 |
JP3327072B2 JP3327072B2 (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=17500591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27147795A Expired - Lifetime JP3327072B2 (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | プロテクタを用いたワイヤハーネスの形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3327072B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7118410B2 (en) | 2003-11-14 | 2006-10-10 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Wiring protector |
-
1995
- 1995-10-19 JP JP27147795A patent/JP3327072B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7118410B2 (en) | 2003-11-14 | 2006-10-10 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Wiring protector |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3327072B2 (ja) | 2002-09-24 |
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