JPH09116280A - モータの取り付け方法 - Google Patents

モータの取り付け方法

Info

Publication number
JPH09116280A
JPH09116280A JP26260895A JP26260895A JPH09116280A JP H09116280 A JPH09116280 A JP H09116280A JP 26260895 A JP26260895 A JP 26260895A JP 26260895 A JP26260895 A JP 26260895A JP H09116280 A JPH09116280 A JP H09116280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
flange
spacer
hole
mounting member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26260895A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Yoshikawa
尚志 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Electronic Business Machines HK Co Ltd
Original Assignee
Canon Electronic Business Machines HK Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Electronic Business Machines HK Co Ltd filed Critical Canon Electronic Business Machines HK Co Ltd
Priority to JP26260895A priority Critical patent/JPH09116280A/ja
Publication of JPH09116280A publication Critical patent/JPH09116280A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータが取り付けられる装置側のモータ取り
付け部材に形成された円形の穴に対し、モータに突設さ
れた円筒形のフランジを嵌合してモータを位置決めし、
所定の固定手段により固定するモータの取り付け方法に
おいて、モータの種類の変更によるフランジの外径の変
更に容易かつ安価に対応して、同一のモータ取り付け部
材にモータを取り付けることができる方法を提供する。 【解決手段】 モータ1のフランジ1aの外径がモータ
取り付け板2の穴2aの内径より小さい場合、内径がフ
ランジ1aの外径に等しい円形の穴3aを有し外径がモ
ータ取り付け板2の穴2aの内径に等しい円形のリング
状のスペーサ3を用い、スペーサ3の穴3aにモータ1
のフランジ1aを嵌合した状態でスペーサ3とフランジ
1aをモータ取り付け部材2の穴2aに嵌合してモータ
1を位置決めし、ビス5で固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種の装置にモータ
を取り付けるためのモータの取り付け方法に関し、特に
モータが取り付けられる装置側のモータ取り付け部材に
形成された円形の穴に対し、モータに突設された円筒形
のフランジを嵌合してモータを位置決めし、所定の固定
手段により固定するモータの取り付け方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばワードプロセッサーや
プリンタ、電卓等に用いられる記録装置においては、紙
送り機構やヘッド移動機構の駆動源としてステップモー
タもしくはDCモータを用いるものが殆どである。ま
た、近年多種多様なジャンルにおいて記録装置が用いら
れ、その用途に応じてモータの種類、大きさを選定する
必要がある。更には、開発効率(コスト、日程)を考慮
して、記録装置の基本構成は共通で、モータ及びその周
辺部品のみを変更することで、さまざまな製品ジャンル
に対応した記録装置を開発する場合が見受けられる。
【0003】従来、モータの種類を変更したい場合、例
えば図11(A)に示した上述のモータ位置決め用のフ
ランジ1aと、ビス5でモータを固定するためのビス穴
1cが設けられたモータ1を図11(B)に示したフラ
ンジ4aの外径が大きくビス穴4cの位置も異なる大き
なモータ4に変更したい場合、あるいは逆に変更したい
場合、モータが取り付けられる装置のモータ取り付け板
(一般的には金属プレス品)101,102のフランジ
1a,4aを嵌合するフランジ穴101a,102aの
内径、及びビス穴101b,102bの位置を変更する
ため、モータ取り付け板を修正(変更)するか、新規に
設計するか、あるいは予め複数種類のモータ取り付け板
を用意していた。また、モータ取り付け板のようなモー
タ取り付け部材を用いない場合、装置のモータ取り付け
部の形状を金型修正等により変更していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の方法では、コストがかかってしまう、あるいは設
計期間がかかってしまうという問題があった。
【0005】また、同一のモータを用いる場合でも、モ
ータの回転軸に直結された駆動ギアと、これと噛み合う
第1従動ギアとの噛み合い関係においてギア比を変更す
る場合、両ギアの少なくとも一方の変更により両ギア間
の中心間距離が変化するため、それに応じて同様にモー
タ取り付け板あるいは装置のモータ取り付け部を修正、
あるいは新規に設計していたので、これもまたコストな
いし設計期間がかかるという問題があった。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、上述したモータのフランジをモータ取り付け
板などのモータ取り付け部材に形成された穴に嵌合して
モータを位置決めし、ビス止めなどの固定手段で固定す
るモータの取り付け方法において、単純な構造で安価な
部材を用いて、モータの種類の変更によるフランジの外
径の変更に容易かつ安価に対応でき、フランジの外径が
異なる複数種類のモータを同一のモータ取り付け部材に
取り付けることができ、さらに上述した同一モータでの
ギヤ比の変更によるギア間の中心間距離の変更にも容易
かつ安価に対応してモータを同一のモータ取り付け部材
に取り付けることができるモータの取り付け方法を提供
することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、モータが取り付けられる装置側の
モータ取り付け部材に形成された円形の穴に対し、モー
タに突設された円筒形のフランジを嵌合してモータを位
置決めし、所定の固定手段により固定するモータの取り
付け方法において、前記モータのフランジの外径が前記
モータ取り付け部材の穴の内径より小さい場合、内径が
前記モータのフランジの外径に等しい円形の穴を有し外
径が前記モータ取り付け部材の穴の内径に等しい円形の
リング状のスペーサを用い、前記スペーサの穴に前記モ
ータのフランジを嵌合した状態で該スペーサとフランジ
を前記モータ取り付け部材の穴に嵌合してモータを位置
決めし、所定の固定手段により固定する方法を採用し
た。
【0008】このような方法によれば、モータのフラン
ジの外径の大きさに応じてスペーサを用いるか否かを選
択し、さらに用いる場合、スペーサのフランジを嵌合す
る穴の内径を選択することにより、フランジの外径が異
なる複数種類のモータを同一のモータ取り付け部材に取
り付けることができ、モータの種類の変更によるフラン
ジの外径の変更に容易かつ安価に対応できる。
【0009】また、スペーサとして、モータのフランジ
を嵌合する円形の穴の中心がスペーサの外周の円の中心
に対して所定量偏心したスペーサを用いることにより、
モータのフランジに嵌合するスペーサの向きによって位
置決めされるモータのフランジの位置を異ならせること
ができる。すなわち、スペーサの向きによって、フラン
ジの位置を異ならせ、フランジの中心に位置するモータ
の回転軸とそれに直結される駆動ギアの中心位置を異な
らせることができる。これによりギア比の変更による駆
動ギア、従動ギアの中心間距離の変更に対応でき、中心
間距離を変更しても同一のモータ取り付け部材にモータ
を取り付けることができる。
【0010】また、この穴が偏心したスペーサを用いる
場合、スペーサの外周とモータ取り付け部材の穴の内周
のそれぞれの一部に互いに係合し合う係合部を設け、ス
ペーサをフランジとともにモータ取り付け部材の穴に嵌
合する際に、スペーサ外周の係合部をモータ取り付け部
材の穴内周の係合部に係合させてスペーサの穴を位置決
めすれば、スペーサの穴の位置を正確に位置決めでき、
その位置ずれを防止できる。
【0011】また、モータ取り付け部材として、異なる
モータのそれぞれの固定用ビス穴に対応した複数対のビ
ス穴を形成したモータ取り付け部材を用いることによ
り、モータの種類の変更によるビス穴の位置の変更に対
応でき、ビス穴の位置が異なる複数種類のモータを同一
のモータ取り付け部材に取り付けることができる。
【0012】さらに、このモータ取り付け部材の複数対
のビス穴について、一対のビス穴どうしの中心を結ぶ直
線と、他の対のビス穴どうしの中心を結ぶ直線とが所定
の角度をなして交わるように配置することにより、ビス
穴どうしがオーバーラップすること、ないしごく近距離
で近接することを防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明による
モータの取り付け方法の実施の形態を説明する。
【0014】[第1の実施形態]図1,図2は本発明の
第1の実施形態を示す斜視図であり、図3,図4は同実
施形態を示す断面図である。本実施形態は、上述したモ
ータの種類の変更によるフランジの外径の変更に容易か
つ安価に対応できるモータの取り付け方法の実施形態で
ある。
【0015】図1〜図4において、1及び4は例えば記
録装置などの装置に一駆動源として取り付けられるモー
タ(例えばステッピングモータ)であり、モータ1より
もモータ4の方がその取り付け部の寸法を含め全体が大
きい形状となっている。
【0016】モータ1,4には、回転軸1b,4bが突
出する正面側にほぼ菱形の板状の固定部1d,4dが設
けられており、固定部1d,4dの正面中央には前述し
た位置決め用の低い円筒形のフランジ1a,4aが突出
して設けられている。フランジ1a,4aの中心に回転
軸1b,4bが挿通されている。フランジ1aよりフラ
ンジ4aの方が外径が大きくなっている。また固定部1
d,4dの両端部にはビス止め用の1対のビス穴1c,
1c、4c,4cが形成されており、ビス穴1c,1c
間の寸法よりビス穴4c,4c間の寸法の方が大きくな
っている。
【0017】一方、2はモータ1,4が共通に取り付け
られる装置側の取り付け部材であるモータ取り付け板で
ある。このモータ取り付け板2には、1つのフランジ穴
2aとビス止め用の2対のビス穴2b,2b、2c,2
cが形成されている。図4(A)に示すようにフランジ
穴2aの内径(呼び寸法)φBは大きい方のモータ4の
フランジ4aの外径(呼び寸法)と等しくされている。
また、ビス穴2b,2bの位置はモータ1のビス穴1
c,1cに対応し、ビス穴2c,2cの位置はモータ4
のビス穴4c,4cに対応している。
【0018】また、図1,図3において3は小さい方の
モータ1を取り付ける場合に用いるスペーサであり、円
形のリング状に形成されており、モータ1のフランジ1
aを嵌合する円形のフランジ穴3aが外周の円と同心に
形成されている。スペーサ3の外径の呼び寸法は、モー
タ4のフランジ4aの外径(呼び寸法)と等しく、すな
わち、モータ取り付け板2のフランジ穴2aの内径φB
の呼び寸法と等しく設定されている。また、図3(A)
に示すように、スペーサ3のフランジ穴3aの内径(呼
び寸法)φAはモータ1のフランジ1aの外径(呼び寸
法)と等しく設定されている。
【0019】なお、モータ取り付け板2のフランジ穴2
aに対しスペーサ3またはモータ4のフランジ4aがガ
タなく適正に嵌合し、また、スペーサ3のフランジ穴3
aにモータ1のフランジ1aが適正に嵌合するように寸
法公差が設定されている。
【0020】以上の構成のもとに、寸法が小さい方のモ
ータ1をモータ取り付け板2に取り付ける場合、図3
(A),(B)に示すように、モータ1のフランジ1a
をスペーサ3のフランジ穴3aに挿入して嵌合し、その
状態でモータ取り付け板2のフランジ穴2aにスペーサ
3とフランジ1aを挿入して嵌合する。そして、ビス
5,5をモータ1の固定部1dのビス穴1c,1cに通
してモータ取り付け板2のビス穴2b,2bに締め付け
ることにより、モータ1がモータ取り付け板2に固定さ
れる。
【0021】一方、モータ1より寸法が大きいモータ4
をモータ取り付け板2に取り付ける場合、図4(A),
(B)に示すように、前述したスペーサ3を用いず、モ
ータ4のフランジ4aをそのままモータ取り付け板2の
フランジ穴2aに挿入して嵌合し、ビス5,5をモータ
4の固定部4dのビス穴4c,4cに通してモータ取り
付け板2のビス穴2c,2cに締め付けることにより、
モータ4が固定される。
【0022】以上のような実施形態によれば、リング状
のスペーサ3という単純な構造で安価に作製できる部材
の使用を選択することにより、フランジの外径とビス穴
の位置が異なる2種類の大きさのモータ1,4を同一の
モータ取り付け板2に取り付けることができ、2種類の
モータの変更に容易かつ安価に対応でき、モータ取り付
け板2の修正ないし設計変更を不要とすることができ
る。
【0023】なお、ここでは2種類の大きさのモータを
取り付ける場合を示したが、さらにフランジの外径とビ
ス穴の位置が異なる多種類のモータの取り付けに対応す
る場合、モータ取り付け板2は、フランジ穴2aの内径
を最大のモータのフランジの外径に等しくし、各モータ
のビス穴に対応したビス穴を形成したものとし、スペー
サ3は、外径を最大のモータのフランジの外径に等しく
し、フランジ穴3aの内径を各モータのフランジの外径
のそれぞれに合わせて変更すればよい。
【0024】[第2の実施形態]上述した第1の実施形
態においては、フランジの径が異なるモータを同一のモ
ータ取り付け板に取り付けられるようにした形態を示し
たが、次に第2の実施形態として、同一モータを取り付
ける場合で駆動ギア、従動ギアのギヤ比の変更によりギ
ア間の中心間距離が変更された場合でも同一のモータ取
り付け板に取り付けられるようにした構造を図5〜図9
により説明する。
【0025】第1の実施形態ではスペーサ3のフランジ
穴3aはフランジ3の外周の円と同心円に形成された
が、本実施形態では図5に示すようにスペーサ3のフラ
ンジ穴3aは、その中心がスペーサ3の外周の円の中心
に対して寸法xだけ偏心した円として形成されている。
【0026】このようにフランジ穴3aが偏心したスペ
ーサを用いたモータの取り付け例であって、同一モータ
で上記ギア比が異なる2つの取り付け例のそれぞれを図
6,図7に示してある。
【0027】図6(A)において、9はモータ1の回転
軸1bに圧入して直結された駆動ギアであり、第1従動
ギア7と噛み合っている。従動ギア7はモータ取り付け
板2に植設された軸8により回転自在に支持されてい
る。ここでは図6(B)のようにフランジ穴3aが図中
左側に偏心する向きでスペーサ3がモータ1のフランジ
1aに嵌合され、この状態でスペーサ3とフランジ1a
をモータ取り付け板2のフランジ穴2aに嵌合してモー
タ1が位置決めされ、後述のビス止めでモータ取り付け
板2に固定されている。
【0028】この場合、駆動ギア9の中心、すなわち回
転軸1bの中心であってフランジ1aの中心はモータ取
り付け板2のフランジ穴2aの中心より左側にずれて位
置決めされ、駆動ギア9と従動ギア7との中心間距離は
図中zとなる。
【0029】一方、図7(A)はギア比の変更のため駆
動ギア9より歯数が多く径φdが駆動ギア9の径φcよ
り大きい駆動ギア10に変更した場合を示している。こ
の場合、駆動ギア10と従動ギア7との中心間距離yは
駆動ギア9と従動ギア7との中心間距離zより大きくな
る。これに対応するため、図7(B)のようにフランジ
穴3aが図中右側に偏心する向きでスペーサ3がモータ
1のフランジ1aに嵌合され、この状態でスペーサ3と
フランジ1aをモータ取り付け板2のフランジ穴2aに
嵌合してモータ1が位置決めされ、後述のビス止めでモ
ータ取り付け板2に固定されている。
【0030】この場合、駆動ギア10の中心、すなわち
フランジ1aの中心はモータ取り付け板2のフランジ穴
2aの中心より右側にずれて位置決めされ、これにより
駆動ギヤ9と従動ギア7との中心間距離zより大きな駆
動ギア10と従動ギア7との中心間距離yを得ることが
できる。
【0031】すなわち、スペーサ3のフランジ穴3aの
偏心量xが上記ギア中心間距離の差y−zの1/2にあ
らかじめ設定されていることにより、中心間距離z,y
の変更に対応することができる。
【0032】また、図6(A),図7(A)のそれぞれ
の取り付け状態におけるモータ1のモータ取り付け板2
に対するビス止めの様子を図8,図9に示してある。
【0033】図8,図9に示すように、モータ取り付け
板2にはモータを取り付けるためのビス穴が上記2種類
のギア中心間距離に応じた取り付け方のそれぞれに合わ
せて2d,2dと2e,2eの2対設けられている。ビ
ス穴2d,2dと2e,2eは一直線上には配置されて
おらず、ビス穴2d,2dどうしの中心を結ぶ直線と、
ビス穴2e,2eどうしの中心を結ぶ直線が角度αをな
して交わるように配置されている。この配置はビス穴2
d,2dと2e,2eがオーバーラップすること、ない
しごく近距離で近接することを防ぐためである。
【0034】このような2対のビス穴を形成したモータ
取り付け板2を用い、図6(A)の取り付け状態では図
8のようにビス穴2d,2dにビス5を締め付けてモー
タ1を固定し、図7(A)の取り付け状態では図9のよ
うにビス穴2e,2eにビス5を締め付けてモータ1を
固定する。
【0035】以上のように、本実施形態では、偏心した
フランジ穴3aを有するスペーサ3を用いることによ
り、モータ1のフランジ1aに嵌合するスペーサ3の向
きによるフランジ穴3aの位置の相違により、位置決め
されるフランジ1aの中心の位置、すなわち、モータ1
の回転軸1bに直結される駆動ギアの中心位置を異なら
せることができ、ギア比の変更による駆動ギア、従動ギ
アの中心間距離の変更があっても、これに対応して同一
のモータ取り付け部材にモータを取り付けることができ
る。
【0036】なお上述した第1と第2の実施形態では、
モータの固定をビス止めで行なうものとしたが、例えば
リベットや接着等の他の固定手段によって固定してもよ
いことは勿論である。
【0037】[第3の実施形態]次に、図10は本発明
の第3の実施形態を示している。
【0038】本実施形態においては、上述のようにギア
の中心間距離の変更に対応するために偏心したフランジ
穴3aを形成したスペーサ3の外周の一部に凸部3bを
設けるとともに、モータ取り付け板2のフランジ穴2a
の内周の一部に凹部2fを設けている。そして、スペー
サ3をモータのフランジとともにフランジ穴2aに嵌合
させてモータをモータ取り付け板2に取り付ける際に、
スペーサ3の凸部3bをフランジ穴2aの凹部2fに係
合させることにより、スペーサ3の回転止めを行ない、
フランジ穴3aの位置を正確に所定位置に決めることが
できる。
【0039】なお、凹部2fを複数箇所に形成すればフ
ランジ穴3aの位置を複数選択して決めることができ
る。また、凸部3bも複数箇所形成して複数の凹部2f
と係合させるようにしてもよい。また、スペーサ3の外
周に凹部を形成し、フランジ穴2aの内周に凸部を形成
して、その凹部と凸部の係合により上記の回転止め、フ
ランジ穴3aの位置決めを同様に行なうこともできる。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、モータが取り付けられる装置側のモータ取り
付け部材に形成された円形の穴に対し、モータに突設さ
れた円筒形のフランジを嵌合してモータを位置決めし、
所定の固定手段により固定するモータの取り付け方法に
おいて、内径が前記モータのフランジの外径に等しい円
形の穴を有し外径が前記モータ取り付け部材の穴の内径
に等しい円形のリング状のスペーサという極めて単純な
構造で安価に作製できる部材を使用することにより、フ
ランジの外径が異なる複数種類のモータを同一のモータ
取り付け部材に取り付けることができ、モータの種類の
変更によるフランジの外径の変更に容易かつ安価に対応
でき、モータの種類の変更にともなうモータ取り付け部
材の修正ないし設計変更を不要とし、モータが取り付け
られる装置のコストアップをおさえ、設計期間を短縮で
きる。
【0041】また、スペーサとして、モータのフランジ
を嵌合する円形の穴の中心がスペーサの外周の円の中心
に対して所定量偏心したスペーサを用いることにより、
モータのフランジに嵌合するスペーサの向きによって位
置決めされるモータのフランジの位置を異ならせること
ができ、モータの回転軸に直結される駆動ギアと、これ
に噛み合う従動ギアのギア比の変更による中心間距離の
変更に対応でき、中心間距離を変更しても同一のモータ
取り付け部材にモータを取り付けることができる。すな
わち、極めて単純な構造で安価なスペーサを用いて前記
ギア比の変更による中心間距離の変更に容易かつ安価に
対応でき、ギア比の変更にともなうモータ取り付け部材
の修正ないし設計変更を不要とし、モータが取り付けら
れる装置のコストアップをおさえ、設計期間を短縮でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるモータの取り付け方法の第1の実
施形態でフランジの外径が小さなモータの取り付け方法
を示す分解斜視図である。
【図2】同実施形態でフランジの外径が大きなモータの
取り付け方法を示す分解斜視図である。
【図3】同実施形態でフランジの外径が小さなモータの
取り付け方法を示す取り付け前後の断面図である。
【図4】同実施形態でフランジの外径が大きなモータの
取り付け方法を示す取り付け前後の断面図である。
【図5】第2の実施形態で用いるスペーサの斜視図であ
る。
【図6】同実施形態で駆動ギア、従動ギアの中心間距離
を小さくする場合のモータ取り付け方法を示す断面図及
びスペーサの向きによるフランジ穴の位置を示す平面図
である。
【図7】同実施形態で駆動ギア、従動ギアの中心間距離
を大きくする場合のモータ取り付け方法を示す断面図及
びスペーサの向きによるフランジ穴の位置を示す平面図
である。
【図8】図6の取り付けの場合のモータのビス止めの様
子を示す平面図である。
【図9】図7の取り付けの場合のモータのビス止めの様
子を示す平面図である。
【図10】第3の実施形態を示すモータ取り付け板とス
ペーサの斜視図である。
【図11】従来のモータの取り付け方法を示す分解斜視
図である。
【符号の説明】
1,4 モータ 1a,4a フランジ 1b,4b 回転軸 1c,4c ビス穴 1d,4d 固定部 2 モータ取り付け板 2a フランジ穴 2b,2c,2d,2e ビス穴 2f 凹部 3 スペーサ 3a フランジ穴 3b 凸部 5 ビス 7 従動ギア 9,10 駆動ギア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータが取り付けられる装置側のモータ
    取り付け部材に形成された円形の穴に対し、モータに突
    設された円筒形のフランジを嵌合してモータを位置決め
    し、所定の固定手段により固定するモータの取り付け方
    法において、 前記モータのフランジの外径が前記モータ取り付け部材
    の穴の内径より小さい場合、 内径が前記モータのフランジの外径に等しい円形の穴を
    有し外径が前記モータ取り付け部材の穴の内径に等しい
    円形のリング状のスペーサを用い、 前記スペーサの穴に前記モータのフランジを嵌合した状
    態で該スペーサとフランジを前記モータ取り付け部材の
    穴に嵌合してモータを位置決めし、所定の固定手段によ
    り固定することを特徴とするモータの取り付け方法。
  2. 【請求項2】 前記スペーサとして、前記モータのフラ
    ンジを嵌合する円形の穴の中心が該スペーサの外周の円
    の中心に対して所定量偏心したスペーサを用いることを
    特徴とする請求項1に記載のモータの取り付け方法。
  3. 【請求項3】 前記スペーサの外周と前記モータ取り付
    け部材の穴の内周のそれぞれの一部に互いに係合し合う
    係合部を設け、スペーサを前記フランジとともに前記モ
    ータ取り付け部材の穴に嵌合する際に、前記スペーサ外
    周の係合部を前記モータ取り付け部材の穴内周の係合部
    に係合させて前記スペーサの穴を位置決めすることを特
    徴とする請求項2に記載のモータの取り付け方法。
  4. 【請求項4】 前記モータ取り付け部材として、異なる
    モータのそれぞれの固定用ビス穴に対応した複数対のビ
    ス穴を形成したモータ取り付け部材を用いることを特徴
    とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のモー
    タの取り付け方法。
  5. 【請求項5】 前記複数対のビス穴は、一対のビス穴ど
    うしの中心を結ぶ直線と、他の対のビス穴どうしの中心
    を結ぶ直線とが所定の角度をなして交わるように配置さ
    れていることを特徴とする請求項4に記載のモータの取
    り付け方法。
JP26260895A 1995-10-11 1995-10-11 モータの取り付け方法 Pending JPH09116280A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26260895A JPH09116280A (ja) 1995-10-11 1995-10-11 モータの取り付け方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26260895A JPH09116280A (ja) 1995-10-11 1995-10-11 モータの取り付け方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09116280A true JPH09116280A (ja) 1997-05-02

Family

ID=17378159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26260895A Pending JPH09116280A (ja) 1995-10-11 1995-10-11 モータの取り付け方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09116280A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011256835A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Honda Motor Co Ltd 内燃機関のシリンダヘッド構造
WO2015019420A1 (ja) * 2013-08-06 2015-02-12 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ 回転アクチュエーターおよび波動歯車減速機ユニット

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011256835A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Honda Motor Co Ltd 内燃機関のシリンダヘッド構造
WO2015019420A1 (ja) * 2013-08-06 2015-02-12 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ 回転アクチュエーターおよび波動歯車減速機ユニット
CN105473892A (zh) * 2013-08-06 2016-04-06 谐波传动系统有限公司 旋转致动器以及谐波齿轮减速机单元
JPWO2015019420A1 (ja) * 2013-08-06 2017-03-02 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ 回転アクチュエーターおよび波動歯車減速機ユニット
US9772021B2 (en) 2013-08-06 2017-09-26 Harmonic Drive Systems Inc. Rotary actuator and strain wave gearing reduction drive unit
CN105473892B (zh) * 2013-08-06 2018-04-06 谐波传动系统有限公司 旋转致动器以及谐波齿轮减速机单元

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100374457B1 (ko) 동력인출장치용베어링캡및펌프장착플랜지
JP2002028278A (ja) 遊技機の回転リールユニット
CN107407278B (zh) 转子以及泵装置
JPH0989053A (ja) 波動歯車装置
JP2002021948A (ja) ユニット型波動歯車装置
JPH09116280A (ja) モータの取り付け方法
JP3594504B2 (ja) オフセット型ギヤドモータ装置
JP2018179252A (ja) 波動歯車減速機ユニット及びそれを備えた動力ユニット
JPH05180278A (ja) 内接噛合遊星歯車構造
JP2000035090A (ja) 連動歯車の角度調整機構
US6651522B2 (en) Gear alignment
JPH09166187A (ja) トルク分配歯車
CN111963668B (zh) 行星齿轮减速传动结构及具有其的减速机
JPH10191597A (ja) 取付追加要素を備えた電動機
JP2000027954A (ja) 遊星歯車用支持部材および遊星歯車の支持方法
JP3635929B2 (ja) 歯車減速機付電動機
JP2532337Y2 (ja) 回転体の取付構造
JP2536715B2 (ja) 電動式シャッタ―の巻取装置
JPH0747969Y2 (ja) リニアモーションモータ
JP7250874B2 (ja) 動力ユニット、及び、それを有するロボット
JP7037619B2 (ja) 波動歯車減速機ユニット
JPS595653Y2 (ja) ラツク・ピニオン式ステアリング装置
KR200190734Y1 (ko) 감속기조립체
JP2721902B2 (ja) 永久磁石ロータの製造方法
JPH0452507Y2 (ja)