JP3594504B2 - オフセット型ギヤドモータ装置 - Google Patents

オフセット型ギヤドモータ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば回転するタイヤの周面を被搬送物に接触させることで被搬送物を摩擦搬送する搬送設備に駆動機構として利用されるオフセット型ギヤドモータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は、自動車のホワイトボディの塗装ラインの搬送設備の概略を示すもので(A)が側面図、(B)が正面図である。この塗装ラインにおいては、図示せぬ案内機構によって支えられたホワイトボディ1の下部にプレート2が鉛直に取り付けられ、該プレート2に対して側面からタイヤ3を押し付けて回転させ、ホワイトボディ1をゆっくりと移動させている。タイヤ3は、ラインに沿って並べた駆動ユニット4に設けられており、1つの駆動ユニット4でプレート2を最後まで送ると、次の駆動ユニット4がプレート2の頭をつかんで送り始めるようになっている。この場合の駆動ユニット4として、オフセット型ギヤドモータ装置が使用されている。
【0003】
ラインは工場や塗装設備の配置に合わせて曲がったりしているから、駆動ユニット4の設置態様も様々である。従って、特定の方向からだけではなく、180度回転した方向(プレート2の逆側からアクセスする方向)など、いろいろな方向からタイヤ3をプレート2に押し付けられるようにすることが要望されている。
【0004】
又、オフセットの長さ(大きさ)もギヤドモータ装置を据え付けようとする外部部材(土台や基礎フレームなど)との関係で様々な長さのものが必要とされる。
【0005】
従来は、駆動ユニット4のオフセットの方向や長さを変える場合には、最初からいろいろな方向に(図示せぬ)フランジを向けたギヤドモータ装置を多種類用意し、必要に応じて使い分けていた。
【0006】
なお、この場合、フランジは、一般的な設計思想から、もっとも大きなトルクが発生する部分、即ちオフセットされたタイヤ3を収容するハウジングと一体化されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、単にオフセットの方向を違えるために、最初からいろいろな方向を向いたフランジ付きギヤドモータを用意すると、ギヤドモータの種類が多くなり過ぎて、管理が煩雑になるだけでなく、ラインを変更したときに少なくない数のギヤドモータが無駄になる。
【0008】
とりわけ、この種のオフセット型ギヤドモータ装置においては、特にオフセットの長さ(大きさ)やオフセットの方向において多くの種類が求めらるため、前記オフセットされたタイヤ3を収容するハウジングとフランジとが一体化されていると、求められるオフセットの種類の数だけギヤドモータ装置自体の種類を用意する必要があるという問題があった。
【0009】
本発明は、上記事情を考慮し、オフセットの方向や長さ(大きさ)を簡単に変えられるようにしたオフセット型ギヤドモータ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、回転駆動力を発生する駆動機構部と、該駆動機構部と連結され、前記回転駆動力の入力軸線と平行にオフセットされた回転出力軸線を有するオフセット出力部と、外部に対する据付面を有すると共に、前記入力軸線を中心とした円周上に所定のピッチで且つ前記回転出力軸線と平行に配された複数の取付ボルトによって、前記オフセット出力部と着脱可能に連結される据付ブラケットと、を備え、前記オフセット出力部と据付ブラケットとが、前記取付ボルトを外した状態で前記入力軸線を中心とする円周方向に相対的に回転可能とされ、相互の取付方向の態様が複数のうちから選択可能とされていることにより、上記課題を解決したものである。
【0011】
この発明のオフセット型ギヤドモータ装置においては、据付ブラケットとオフセット出力部が、入力軸線を中心とした円周上に等しいピッチで(回転出力軸線と平行に)配された複数の取付ボルトによって着脱可能に連結されている。そのため、取付ボルトをいったん外して、据付ブラケットとオフセット出力部の取付角度を変更し、再度取付ボルトを締め込むことにより、据付ブラケットの据付面に対する出力軸線のオフセットの方向を複数の方向に変えることができる。
【0012】
例えば、取付ボルトの本数を4本にすれば(請求項2)、据付ブラケットとオフセット出力部の取付方向の態様を90度ずつずらした4種類設定することができる。いうまでもなく、取付ボルトの本数をN本にすれば、据付ブラケットとオフセット出力部の取付方向の態様を360/N度ずつずらしたN種類設定することができる。
【0013】
本発明のオフセット型ギヤドモータ装置にあっては、要は、据付ブラケットとオフセット出力部とが相対的に回転可能且つ着脱可能に組み付け可能とされていればよい。従って、据付ブラケットはオフセット出力部のどちら側に取り付けられていても良く、例えば、駆動機構部、オフセット出力部、据付ブラケットの順であっても、又、駆動機構部、据付ブラケット、オフセット出力部の順であっても良い。しかしながら、前記据付ブラケットが、駆動機構部とオフセット出力部との間に配置され(即ち駆動機構部、据付ブラケット、オフセット出力部の順)、該据付ブラケットが駆動機構部にも着脱可能に連結されるようにした場合には(請求項3)、据付ブラケットがオフセット出力部と隣り合った位置に組み込まれることになるため、大きな動的トルクの発生するオフセット出力部をしっかりと外部部材(土台やフレーム)に据え付けることができ、同時に、該据付ブラケットがギヤドモータ装置のほぼ中央に位置することになるため、静的な重量バランスの点でも、ギヤドモータ装置全体を安定した状態で外部部材に据え付けることができる。又、それにも拘らず、据付ブラケットがオフセット出力部に対しても、又駆動機構部に対しても独立した部材として在庫管理できるようになるため、該据付ブラケットを予め多種類用意しておくことも容易となる。
【0014】
更に、据付ブラケットの駆動機構部に対する連結位置が、入力軸線を中心とする円周方向に変更・調節可能とされていた場合には(請求項4)、駆動機構部に対しても据付ブラケットの取付態様を変えることができるので、駆動機構部側の外形が据付対象環境と干渉するような場合であっても、それを避けながら設置することができる。
【0015】
据付ブラケットの形状としては、オフセット出力部及び駆動機構部の端面を覆うハウジング部材として機能する部分と、該ハウジング部材として機能する部分と垂直な前記据付面を備えたフランジ部と、からなる側面視ほぼL字形の形状がよい(請求項5)。これにより、3者のハウジングが重複するのを防止でき、特に軸方向のコンパクト化と全体の軽量化を図ることができる。
【0016】
請求項6の発明は、前記駆動機構部が、回転駆動力を発生するモータと該回転駆動力を減速して出力する第1段歯車機構とからなるギヤドモータにより構成され、前記オフセット出力部が、前記第1段歯車機構の減速出力回転を受けてオフセットされた出力軸から外部に出力する第2段歯車機構により構成されていることを特徴とするものである。また、請求項7の発明は、第1段歯車機構を内接噛合遊星歯車減速機とし、第2段歯車機構を平行軸歯車機構としたものである。これらの構成により、簡易な構成で、効率よく大きな減速比を得ることができ、且つ、自由な寸法のオフセットを簡単に得ることができる。
【0017】
また、請求項8の発明は、オフセット出力部の出力軸に、周面を被搬送物に接触させることで被搬送物を摩擦搬送するタイヤ等の回転搬送体を取り付けて、従来例で示したような用途に使えるようにしている。但し、本発明では、オフセット出力部の出力軸をどのような態様のものとするかについては、これを限定するものではなく、用途に応じて適宜に決定して良い。例えば、紙、フィルム、薄鋼板のような帯状の搬送物を搬送ラインに沿って搬送する場合には、アイドルローラとセットで回転する駆動ローラを取付けたようなものであってよく、また、搬送ラインに沿って這わせたチェーンを駆動する場合には、該チェーンと噛み合うスプロケットを取り付けたようなものであっても良い。
【0018】
請求項9の発明では、据付ブラケットを、入力軸線から据付面までの距離を異ならせた複数種類の据付ブラケットの中から選択している。このようにすれば、据付け高さの変更にも容易に対応することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1は実施形態のオフセット型ギヤドモータ装置Mの全体構成図である。
【0021】
先ず、全体構成の概略から説明すると、このオフセット型ギヤドモータ装置Mは、駆動機構部を構成するギヤドモータ(減速機構付きモータ)10と、オフセット出力部を構成する平行軸歯車機構20と、両者10、20の間に配置され、当該オフセット型ギヤドモータ装置M全体を外部の土台や基礎フレーム等の据付対象部材(後述)Wに据付・固定するための据付ブラケット30とから構成されている。
【0022】
前記駆動機構部としてのギヤドモータ10は、回転駆動力を発生するモータ11と、回転駆動力を減速して出力する第1段歯車機構としての内接噛合遊星歯車機構12とから構成されている。
【0023】
モータ11と内接噛合遊星歯車機構12は、1本の(同一の)軸線S1上に配列されており、内接噛合遊星歯車機構12の出力軸12aがこの軸線S1上にある。この軸線S1は、平行軸歯車機構20側から見たときに回転駆動力が入力される軸線であるから、以降「入力軸線」S1と呼ぶ。
【0024】
この内接噛合遊星歯車機構12は、モータ軸11aとコネクタ11bを介して連結された入力軸12b、該入力軸12b上に配された偏心体12c、該偏心体12cの周りで揺動する外歯歯車12d、該外歯歯車12dと噛合する内歯歯車12e、及び外歯歯車12dを遊嵌状態で貫通し、前記出力軸12aと連結されたキャリヤピン12fを組み込んだ公知のものである。入力軸12b及び偏心体12cが回転すると、外歯歯車12dが揺動しながら内歯歯車12eと内接噛合し、該外歯歯車12dの自転成分のみがキャリヤピン12fを介して出力軸12aから取り出される。この減速機構は、モータ11の軸線と出力軸12aの軸線とを同一(S1)に維持できるので、後述するように組立てたままでの取付態様の変更を可能とし、且つ、一段で大減速が得られるため、この種のギヤドモータ10の減速機構の構成として最適である。
【0025】
次に、前記オフセット出力部としての平行軸歯車機構20は、入力軸線S1と平行で且つ該入力軸線S1に対してオフセットされた回転出力軸線S2を有しており、この回転出力軸線S2上に出力軸20aを有している。出力軸20aはオフセットハウジング20Hの外部に突出しており、その突出した部分には、図7で示した摩擦搬送に使用するためのポリウレタン製のタイヤ3(回転搬送体)が取り付けられている。
【0026】
平行軸歯車機構20は、据付ブラケット30を間に挟んだ形で内接噛合遊星歯車機構12の出力側に結合されている。即ち、この平行軸歯車機構20は、内接噛合遊星歯車機構12の出力軸12aと結合された第1平歯車23と、該第1平歯車23に噛合する第2平歯車24と、該第2平歯車と結合された前記出力軸20aとを備え、内接噛合遊星歯車機構12からの減速出力回転を受けてこれを第1、第2平歯車23,24を介してオフセットされた出力軸20aに伝達し、更にタイヤ3に出力回転を伝達する。
【0027】
据付ブラケット30は、このギヤドモータ装置M自体を外部の据付対象部材(後述)Wに据え付けるためのもので、ギヤドモータ10と平行軸歯車機構20の間に着脱可能に配置されている。この据付ブラケット30は、図5に示されるように、ギヤドモータ10及び平行軸歯車機構20の端面を覆う端面ハウジング部32と、それに直交するフランジ部33とが連結された側面視ほぼL字型の形状とされている。フランジ部33の底面が、本ギヤドモータ装置を図示せぬ外部に据付・固定するための据付面34となっている。この据付面34は、入力軸線S1及び出力軸線S2と平行に設定されている。また、フランジ部33には、固定ボルトの通し孔35が形成されている。
【0028】
以下、本発明の要点となる据え付けブラケット30を中心とする各ハウジングの着脱構成について詳述する。
【0029】
駆動機構部を構成するギヤドモータ10のハウジング10Hは、モータハウジング本体10H1と前述した内歯歯車12eが一体化されている減速機ハウジング10H2とを備える。オフセット出力部を構成する平行軸歯車機構20のハウジング20Hは、カバー20H1とギアケース20H2とを備える。据付ブラケット30はその端面ハウジング部32がオフセット出力部を構成する平行軸歯車機構20のハウジング20Hの一部20H3を兼ねると共に、該端面ハウジング部32が駆動機構部を構成するギヤドモータ10のハウジング10Hの一部10H3を同時に兼ねている。
【0030】
図2は図1のIIA矢視、IIB矢視図である。又、平行軸歯車機構20のハウジング20Hを構成するカバー20H1とギアケース20H2のそれぞれの単体の形状を図3、図4に示す。また、据付ブラケット30単体の形状を図5に示す。図3〜図5では、それぞれ矢視D(D)、E(E)、F断面を各図の左側に示している。
【0031】
図4、図5から明らかなように、据付ブラケット30、ギアケース20H2は共に、入力軸線S1を中心とする同一の円周P上に等ピッチ(90度間隔)で配置された複数(4つ)のボルト孔36、(段付)貫通孔62を有し、取付ボルト50(図1)によって着脱可能に連結されうる構成とされている。従って取付ボルト50を外して両者30、20H2を分解すれば、据付ブラケット30の連結位置を、ギヤケース20H2、即ちオフセット出力部に対し、入力軸線S1を中心とする円周方向に90度毎に任意に(相対的に)ずらす(回転させる)ことができる。
【0032】
なお、ギヤケース20H2とカバー20H1はボルト52、54(図1)を介して連結されている。ボルト52はカバー20H1の(段付)貫通孔73を介してギアケース20H2のねじ穴64にねじ込まれる。ボルト54はカバー20H1の貫通孔75を介してギアケース20H2のねじ穴66にねじ込まれる。なお、カバー20H1の符号77は、前記取付ボルト50をギヤケース20H2の(段付)貫通孔62を介して据付ブラケット30のボルト孔36にねじ込む際に、該取付ボルト50を通すための貫通孔である。
【0033】
8本のボルト55は、据付ブラケット30の段付き貫通孔37、減速機ハウジング10H2の貫通孔14を介してモータハウジング10H1のねじ穴15にねじ込まれ、据付ブラケット30をギヤドモータ側に着脱可能に連結している。
【0034】
なお、図1のボルト56はギヤドモータ装置Mを組み付ける際に内接噛合遊星歯車機構12の減速機ケーシング10H2と据付ブラケット30とを仮止めするためのもので、ねじ穴38(図1、図2(B))にねじ込まれる。
【0035】
次に作用を説明する。
【0036】
オフセット出力部を構成する平行軸歯車機構20は、入力軸線S1に対してオフセットされた出力軸12aを有している。平行軸歯車機構20の主要ハウジングを構成するカバー20H1とギアケース20H2はボルト52、54によって一体化されており、一方、ギアケース20H2、据付ブラケット30には入力軸線S1を中心とする同一の円周P上に等ピッチ(90度間隔)で配置された複数(4つ)の(段付)貫通孔62、ボルト孔36がそれぞれ形成されている。従ってこれらの貫通孔62及びボルト孔36にねじ込まれる取付ボルト50を外して両者30、20H2を分解すれば、据付ブラケット30の連結位置を、ギヤケース20H2、即ちオフセット出力部に対し、入力軸線S1を中心とする円周Pの方向の90度毎に任意に(相対的に)ずらす(回転させる)ことができる。即ち、取付ボルト50を外した状態でギヤケース20H2と、(ギヤドモータ10の取り付けられた)据付ブラケット30の取付け態様を変えることにより、図6(A)〜(D)に示されるように、最大4種類(据付ブラケット30の据付面34側にオフセット方向が来るものについては、実用性がないので、実質的には3種類)のオフセット方向を設定することができる。つまり、90度の間隔をおいて、オフセット方向を任意に設定することができる。
【0037】
また、カバー20H1の前記取付ボルト50の位置に、工具差込用の貫通孔77を予め明けてあるため、カバー20H1をギヤケース20H2から外さないまま、取付ボルト50を取外すことができ、更にギヤドモータ10側の軸線と平行軸歯車機構20の軸線とが一致しているため(共に入力軸線S1)、取付ボルト50を外すだけでその他の部分は組立たまま平行軸歯車機構(オフセット出力部)20を入力軸線S1の周りに回すことができる。
【0038】
図7は、あるオフセット方向を実現したギヤドモータ装置Mを、据付対象壁Wに据付・固定した状態を示している。図7の上の図は出力軸20aを正面から見た図で、下の3つの図は上の図のG矢視、H矢視、J矢視図である。
【0039】
また、上記実施形態では、このままでも据付ブラケット30は駆動機構部側に対しても180度回転可能に着脱できるようになっている。更にボルト56とねじ穴38による仮止めの機能のねじ穴38の位置を例えばもう2箇所増やして計4個とし、90度の等ピッチ穴とすることにより90度毎の回転着脱も可能となる(なおこの場合でも実際は4個のうちの2個のみを使えば足りる)。この据付ブラケット30と駆動機構部側との回転着脱構成は、据付ブラケット30と駆動機構部側との相対取付角度を変えることを可能とする。従って特に、駆動機構部の外形(断面形状)が正方形や円形でなく長方形であったり、あるいは入力軸線S1の周りでその外形に凹凸があるような場合には、オフセット出力部と据付フランジ部をそのままにして駆動機構部を据付フランジ部に対して回転させることにより、該駆動機構部と障害物との干渉を避けながらギヤドモータ装置Mを据え付けることができるという点で有益である。
【0040】
なお、入力軸線S1から据付面34までの距離Lを異ならせた複数種類の据付ブラケット30iを予め用意して、適宜に選択して付け替えられるようにしておけば、さらに多種多様の据付態様を実現することができる。この実施形態の場合、据付ブラケット30がオフセット出力部及び駆動機構部の双方と着脱可能とされているため、特にその利点を有効に利用することができる。
【0041】
なお、上記実施形態では、4本の取付ボルトを用いて据付ブラケットとオフセット出力部を結合するようにした場合を示したが、取付ボルトの本数は複数本であれば何本でもよい。この場合、全体としての各ボルト穴のピッチは必ずしも等ピッチとなっている必要はないが、基本となる取付ボルトのセットのピッチ(4本で止める場合には4本のセットピッチ)については、これが、入力軸線のまわりにそっくり回転した状態となっているように設定しておく必要がある。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、据付ブラケットとオフセット出力部とを、入力軸線周りに等ピッチで配した複数の取付ボルトによって連結しているので、一種類のギヤドモータ装置で出力軸線のオフセットの方向を簡単に複数の方向に変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のオフセット型ギヤドモータ装置の側断面図
【図2】図1のIIA矢視、IIB矢視図
【図3】前記ギヤドモータ装置におけるオフセット出力部のカバーの正面図及びD矢視図
【図4】前記ギヤドモータ装置におけるオフセット出力部のギヤケースの正面図及びE矢視図
【図5】前記ギヤドモータ装置における据付ブラケットの正面図及びF矢視図
【図6】オフセットの方向を変更した例を示す平面図
【図7】オフセット方向を実現したギヤドモータ装置の据付例を示す正面図と側面図
【図8】従来の塗装ラインの説明用の側面図と正面図
【符号の説明】
10…ギヤドモータ(駆動機構部)
11…モータ
12…内接噛合遊星歯車機構
12a…出力軸
20…平行軸歯車機構(オフセット出力部)
20a…出力軸
30…据付ブラケット
32…端面ハウジング部
33…フランジ部
34…据付面
50…取付ボルト
P…円周
S1…入力軸線
S2…出力軸線

Claims (9)

  1. 回転駆動力を発生する駆動機構部と、
    該駆動機構部と連結され、前記回転駆動力の入力軸線と平行にオフセットされた回転出力軸線を有するオフセット出力部と、
    外部に対する据付面を有すると共に、前記入力軸線を中心とした円周上に所定のピッチで且つ前記回転出力軸線と平行に配された複数の取付ボルトによって、前記オフセット出力部と着脱可能に連結される据付ブラケットと、を備え、
    前記オフセット出力部と据付ブラケットとが、前記取付ボルトを外した状態で前記入力軸線を中心とする円周方向に相対的に回転可能とされ、相互の取付方向の態様が複数のうちから選択可能とされていることを特徴とするオフセット型ギヤドモータ装置。
  2. 請求項1において、
    前記取付ボルトの本数が4本に設定されることで、前記据付ブラケットとオフセット出力部の取付方向の態様が4種類に設定されていることを特徴とするオフセット型ギヤドモータ装置。
  3. 請求項1において、
    前記据付ブラケットが、前記駆動機構部とオフセット出力部との間に配置されると共に、駆動機構部にも着脱可能に連結されていることを特徴とするオフセット型ギヤドモータ装置。
  4. 請求項3において、
    前記据付ブラケットの駆動機構部に対する連結位置が、前記入力軸線を中心とする円周方向に変更・調節可能とされていることを特徴とするオフセット型ギヤドモータ装置。
  5. 請求項3において、
    前記据付ブラケットが、前記オフセット出力部及び駆動機構部の端面を覆うハウジング部材として機能する部分と、該ハウジング部材として機能する部分と垂直な前記据付面を備えたフランジ部と、からなる側面視ほぼL字形の形状とされていることを特徴とするオフセット型ギヤドモータ装置。
  6. 請求項1において、
    前記駆動機構部が、回転駆動力を発生するモータと該回転駆動力を減速して出力する第1段歯車機構とからなるギヤドモータにより構成され、前記オフセット出力部が、前記第1段歯車機構の減速出力回転を受けてオフセットされた出力軸から外部に出力する第2段歯車機構により構成されていることを特徴とするオフセット型ギヤドモータ装置。
  7. 請求項6において、
    前記第1段歯車機構が内接噛合遊星歯車減速機よりなり、第2段歯車機構が平行軸歯車機構よりなることを特徴とするオフセット型ギヤドモータ装置。
  8. 請求項1において、
    前記オフセット出力部の出力軸に、周面を被搬送物に接触させることで被搬送物を摩擦搬送する回転搬送体が取り付けられていることを特徴とするオフセット型ギヤドモータ装置。
  9. 請求項1において、
    前記据付ブラケットが、前記入力軸線から据付面までの距離を異ならせた複数種類の据付ブラケットの中から選択されたものであることを特徴とするオフセット型ギヤドモータ装置。
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