JPH09115901A - SiNx/PSG積層構造の形成方法 - Google Patents

SiNx/PSG積層構造の形成方法

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JPH09115901A JP29625695A JP29625695A JPH09115901A JP H09115901 A JPH09115901 A JP H09115901A JP 29625695 A JP29625695 A JP 29625695A JP 29625695 A JP29625695 A JP 29625695A JP H09115901 A JPH09115901 A JP H09115901A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体基板上にG積層構造を形成するに際
し、CVD−SiO2 が局部的に増速成長しないように
改良されたSiNx/PSG積層構造の形成方法を提供
する。 【解決手段】 本SiNx/PSG積層構造の形成方法
は、先ず、リフロー酸化膜20の上にプラズマCVD法
によりSiNx膜22を成膜する。次いで、SiNx膜
22の表面に窒素プラズマ処理を施してSiNx膜22
の表面を窒化する。SiNx膜22の内部の成分構成が
変化することなく、その表面のみが窒化されて窒化層2
6が形成される。次いで、SiNx膜22上に常圧CV
D装置を使用してPSG膜28を成膜する。本SiNx
/PSG積層構造では、PSG膜28の膨らみ部30
は、従来の膨らみ部に比べて遙に小さい。SiNx膜の
表面窒化処理は、熱窒化処理によっても行うことができ
る。また、SiNx膜の表面窒化処理に代えて、洗浄に
よる表面エッチング/酸化処理をSiNx膜表面に施し
ても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板上にS
iNx/PSG積層構造を形成する方法に関し、更に詳
細には、SiNx膜上にPSG層を成膜する際にCVD
−SiO2 膜が局部的に増速成長しないように改良され
たSiNx/PSG積層構造の形成方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの層間絶縁膜としてPS
G(Phospho-Silicate Glass)膜を使用した場合、スト
レスがPSG膜に生じてクラックが発生したり、下層の
アルミニム(Al−Si1%合金)配線層にヒロックが
発生することが多かった。そこで、これらの問題を解決
するために、層間絶縁膜としてSiNx膜とその上に成
膜されたPSG膜とからなるSiNx/PSG積層構造
が開発された。SiNx膜としては、例えばSi3 4
がある。従来のSiNx/PSG積層構造の形成方法で
は、先ず、半導体基板上に絶縁膜として形成されたリフ
ロー酸化膜上に、従ってリフロー酸化膜の上に形成され
ているアルミニム配線層を介してプラズマCVD法によ
りSiH4(シラン)系のガスとNH3(アンモニア)等
の窒素含有ガスとを化学反応させ、SiNx膜を成膜す
る。次いで、SiNx膜上に常圧CVD法によりSiH
4ガス、PH3ガス、及びO2ガスを化学反応させてPS
G膜を成膜している。
【0003】また、PSG膜のストレス発生の防止及び
アルミニム配線層のヒロック発生の防止のためには、S
iNx膜及びPSG膜の成膜時の加熱時間を短くし、か
つ加熱温度を低く抑える必要がある。そのために、PS
G膜の緻密さはある程度犠牲にされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のSi
Nx/PSG積層構造の形成方法では、下層のSiNx
膜成膜時に、未反応のSi−H基の濃度が局部的に高く
なり、そのために上層のPSG膜が局部的に増速成長す
ると言う現象が生じる。そのために、PSG膜上に形成
する配線層の平坦性が悪くなり、また線径に変動が生じ
て、或る領域では太く、或る領域では細くなったりす
る。この結果、製品歩留りが低下し、製品の信頼性が低
下する。未反応のSi−H基の濃度の局部的上昇は、S
iNx膜の成膜に付随するものであって、具体的には、
例えば、SiNx膜の形成時に未反応のSiH4からな
るシリコン水素化合物がパーティクルとして下地基板の
リフロー酸化膜の表面や、形成途中のSiNx膜表面に
付着したりすることに因る。
【0005】以下に、図3を参照して、この現象を更に
詳しく説明する。図3(a)、(b)及び(c)は、従
来のSiNx/PSG積層構造の形成方法の工程毎の基
板の断面図である。SiNx/PSG積層構造を形成す
るには、先ず、半導体基板(図示せず)上に形成された
リフロー酸化膜上にプラズマCVD法によりSiNx膜
を成膜する。その際、シリコン水素化合物パーティクル
12が、例えば図3(a)に示すように、リフロー酸化
膜14上に付着する。このシリコン水素化合物パーティ
クル12は過剰な水素を含有しているので、その過剰水
素がSiNx膜成膜工程中に脱ガスする。その結果、シ
リコン水素化合物パーティクル12の表面にはSiNx
膜16が形成されないので、SiNx膜16の成膜終了
時になっても、付着したシリコン水素化合物パーティク
ル12の一部が表面に露出している。図3(b)は上記
の状態を示す断面図である。
【0006】しかし、従来のSiNx/PSG積層構造
の形成方法では、シリコン水素化合物パーティクル12
が露出したままのSiNx膜16上にPSG膜18を図
3(c)に示すように成膜している。PSG膜18は、
例えば常圧CVD法により成膜される。そのために、P
SG膜18の成膜中に、反応ガス中のO2が露出してい
るシリコン水素化合物パーティクル12を酸化して、シ
リコン水素化合物パーティクル12の体積を1.5倍か
ら2倍程度に膨張させる。この結果、SiNx膜16上
に成膜されたPSG膜18は、図3(c)に示すよう
に、シリコン水素化合物パーティクル12の付着部分の
上の領域のみが突起状に膨らむ。この突起状膨らみ部1
9が、この後にPSG膜上に形成されるアルミニム配線
層形成工程で、アルミ配線層を持ち上げて配線の平坦性
を悪化させ、また線径の変動を招いている。
【0007】以上のような事情に照らして、本発明の目
的は、半導体基板上に順次SiNx膜及びPSG層を成
膜して、SiNx/PSG積層構造を形成するに際し、
CVD−SiO2 が局部的に増速成長しないように改良
されたSiNx/PSG積層構造の形成方法を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
解決するために、種々の対策を試みた。例えば、本発明
者は、シリコン水素化合物パーティクルが発生し難いプ
ラズマCVD製造装置を求めて調査したが、かかる装置
を使用した場合、SiNx/PSG積層構造の形成能力
が低下し、生産性が低いことが判った。また、SiNx
膜を厚くすることも試みたが、層間容量が増加するため
にデバイススピードが低下した。また、PSG膜の成膜
速度を低くすることにより突起状膨らみの発生量を抑え
ようとしたが、下層のアルミニム配線層にヒロックの成
長増大が生じ、好ましくなかった。そこで、本発明者
は、SiNx膜の表面窒化に着目し、実験を重ねた末
に、本発明を完成するに至った。
【0009】上記目的を解決するために本発明に係るS
iNx/PSG積層構造の形成方法(以下、第1発明方
法と言う)は、プラズマCVD法によりSiNx膜を成
膜する工程と、PSG膜を成膜する工程とを有し、基板
上に、順次、SiNx膜及びPSG膜を成膜してSiN
x/PSG積層構造を形成する方法において、SiNx
膜を成膜する工程に引き続き、PSG膜を成膜する工程
の前に、SiNx膜の表面を窒化する工程を有すること
を特徴としている。
【0010】本発明方法において、SiNx膜を成膜す
る工程は既知のプラズマCVD装置を使用して、PSG
膜を成膜する工程は既知の常圧CVD装置を使用して、
それぞれ従来の方法と同じ成膜条件で実施される。本発
明では、SiNx膜とは窒化シリコン膜を意味し、例え
ばSi3 4 がある。SiNx膜の表面を窒化すること
により、局部的に上昇したSi−H基の濃度を低下させ
ることができるので、SiNx膜上に成膜されるPSG
膜の増速成長が防止される。
【0011】本発明の好適な実施態様は、SiNx膜の
表面を窒化する工程では、SiNx膜の成膜温度より5
0°C ないし150°C 低い温度で窒素プラズマ処理又
はアンモニアプラズマ処理してSiNx膜表面を窒化す
ることを特徴としている。これにより、SiNx膜及び
下層のアルミニム配線層に与える影響を小さくして、S
iNx膜でのストレス発生、アルミニム配線層でのヒロ
ック等の発生を防止することができる。
【0012】また、本発明に係る別のSiNx/PSG
積層構造の形成方法(以下、第2発明方法と言う)は、
プラズマCVD法によりSiNx膜を成膜する工程と、
PSG膜を成膜する工程とを有し、基板上に、順次、S
iNx膜及びPSG膜を成膜してSiNx/PSG積層
構造を形成する方法において、SiNx膜を成膜する工
程では、SiNx膜の膜厚を10nm〜70nmの範囲
に抑制し、次いで、700°C 以下の温度で、窒素アニ
ール法又はアンモニアアニール法によりSiNx膜の表
面を熱窒化する工程を有することを特徴としている。
【0013】本発明方法では、表面窒化方法として急速
熱窒化(RTN)等の窒素アニール法又はアンモニアア
ニール法を使用している。本発明では、SiNx膜の膜
厚を小さくして、成膜時間を短くし、かつ熱窒化処理の
温度を低くしているので、SiNx膜及び下層のアルミ
ニム配線層に与える影響が小さい。
【0014】上記のいずれの方法を用いても、SiNx
膜の表面に露出しているシリコン水素化合物パーティク
ルを窒化して、Si−H基の濃度を低下させ、PSG膜
を形成する際に、反応ガス中のO2がパーティクルを酸
化して体積を膨張させることを防止できる。よって、P
SG膜形成時に、パーティクルの体積膨張が生じないの
で、従来のようなPSG膜上の突起状膨らみの発生を防
止できる。
【0015】また、本発明に係る更に別のSiNx/P
SG積層構造の形成方法(以下、第3発明方法と言う)
は、プラズマCVD法によりSiNx膜を成膜する工程
と、PSG膜を成膜する工程とを有し、基板上に、順
次、SiNx膜及びPSG膜を成膜してSiNx/PS
G積層構造を形成する方法において、SiNx膜を成膜
する工程に引き続き、PSG膜を成膜する工程の前に、
SiNx膜を洗浄液で洗浄して表面エッチング及び表面
酸化を施す工程を有することを特徴としている。
【0016】本発明方法では、SiNx膜表面に露出し
ている高濃度のSi−H基を洗浄液で洗浄して、表面エ
ッチング及び表面酸化を施すことにより、Si−H基の
濃度を低下させている。本発明で使用する洗浄液は、洗
浄により表面エッチング処理及び表面酸化処理を行い、
Si−H基の濃度を低下できる限り特に限定はなく、例
えば硫酸過水、フッ酸過水等を使用できる。
【0017】
【実施例】以下に図面を参照し、実施例に基づいて本発
明をより詳細に説明する。実施例1 実施例1は第1発明方法の実施例であって、図1
(a)、(b)及び(c)は、実施例1の工程毎の基板
の断面図である。本実施例では、先ず、半導体基板に形
成されたリフロー酸化膜20の上に、プラズマCVD法
によりSiNx膜22を成膜した。その際、図1(a)
に示すように、SiNx膜22の成膜時の初期にシリコ
ン水素化合物パーティクル24がリフロー酸化膜20の
上に付着し、付着したままの状態でSiNx膜22の形
成が終了したとする。
【0018】SiNx膜22の成膜に当たっては、8枚
同時にバッチ処理できる平行平板型のプラズマCVD装
置を使用して温度、250℃で、圧力100Paの成膜
条件でSiNx膜22を成膜した。使用したガスの種類
及び流量は、SiH4が100sccm、NH3が300
sccm、N2が4000sccmであった。プラズマ
CVD装置のRF出力は500W、形成に要した時間は
420秒であった。この結果、形成されたSiNx膜2
2の膜厚は100nm、膜中の水素成分は原子パーセン
トで20から25であった。
【0019】次いで、直ぐに別の8枚バッチ処理式平行
平板型プラズマCVD装置のチャンバーに基板を移送
し、SiNx膜22の表面に窒素プラズマ処理を施して
SiNx膜22の表面を窒化した。処理圧力は100P
a、処理温度は、SiNx膜形成時の温度よりも50℃
から150℃程度低い150℃とした。窒素流量は10
00sccm,処理時のRF出力は120W,処理時間
は120秒であった。以上の処理により、SiNx膜2
2の内部の成分構成が変化することなく、SiNx膜2
2の表面のみが窒化されて窒化層26が形成される。ま
た、本実施例では、SiNx膜22の表面窒化を促進す
るために、SiNx膜22を形成後、その場で直ぐに窒
素プラズマ処理を行った。
【0020】窒素プラズマ処理後、SiNx膜22上に
PSG膜28を成膜した。8枚バッチ処理式の平行平板
型常圧CVD装置を使用し、圧力は常圧で温度は450
℃であった。使用したガスは、SiH4が100scc
m、0.05%PH3(ホスフィン)が300scc
m、O2が4000sccm、N2が4000sccmで
あった。PSG膜形成に要した時間は300秒であっ
た。形成されたPSG膜28の膜厚は350nm、膜中
のリン成分は4.5重量%であった。
【0021】上記のようにして形成された実施例1のS
iNx/PSG積層構造では、PSG膜28の膨らみ部
30は、図1(c)に示すように、従来の膨らみ部19
(図3(c)参照)に比べて遙に小さいことが確認でき
た。
【0022】実施例2 本実施例は、第2発明方法の実施例であって、実施例2
の工程毎の基板の断面は実施例1と同様に図1(a)、
(b)及び(c)により示される。本実施例では、先
ず、実施例1と同じプラズマCVD装置を使用し、蒸着
時間を除いて同じ成膜条件で、リフロー酸化膜20上に
SiNx膜22を成膜した。その際、図1(a)に示す
ように、SiNx膜22の成膜時の初期にシリコン水素
化合物パーティクル24がリフロー酸化膜20の上に付
着し、付着した儘の状態で、SiNx膜22の形成が終
了したとする。但し、実施例1とは異なり、SiNx膜
22の膜厚を50nmとするために、蒸着時間を100
秒とした。尚、SiNx膜22の水素濃度は、実施例1
と同じであった。
【0023】次いで、枚葉式ランプ加熱型窒化アニール
装置を使用して、SiNx膜22の膜表面に急速熱窒化
処理を施した。圧力は常圧よりも僅かに高い1400m
bar、処理温度は550℃とした。使用したガスの種
類及び流量は、NH3が400sccm,N2 が100
0sccmであった。処理時間は30秒であった。これ
により、SiNx膜22は、図1(b)に示すように、
表面のみが窒化されて窒化層26が形成され、SiNx
膜内部の成分構成は変化しなかった。
【0024】急速熱窒化処理後、常圧CVD装置を使用
し、実施例1と同様にしてSiNx膜22上にPSG膜
28を形成を行った。但し、形成時間は実施例1とは異
なり、少し長く275秒で、形成したPSG膜28の膜
厚は実施例1よりは厚く400nmであった。
【0025】上記のようにして形成された実施例2のS
iNx/PSG積層構造では、PSG膜28の膨らみ部
30は、図1(c)に示すように、従来の膨らみ部19
(図3(c)参照)に比べて遙に小さいことが確認でき
た。
【0026】実施例3 本実施例は第3発明方法の実施例であって、図2
(a)、(b)及び(c)は実施例3における積層構造
形成方法の工程毎の基板の断面図である。本実施例で
は、先ず、実施例1と同様にして、リフロー酸化膜40
上にSiNx膜42を成膜する。その際、図2(a)に
示すように、SiNx膜42の成膜時の初期にシリコン
水素化合物パーティクル44がリフロー酸化膜40の上
に付着し、付着した儘の状態で、SiNx膜42の形成
が終了したとする。SiNx膜42の膜厚及び水素濃度
は、実施例1と同じであった。
【0027】次いで、硫酸過水洗浄装置を用い、SiN
x膜42の表面に処理温度80°Cで硫酸過水洗浄処理
を300秒間施した。硫酸過水は、硫酸と過酸化水素水
との体積比が15対1であった。この処理によりシリコ
ン水素化合物パーティクルが、図2(b)に示すよう
に、除去され、その跡がSiNx膜42上に窪み部46
として残った。
【0028】硫酸過水洗浄処理の後、実施例1と同じ常
圧CVD装置を使用し、同じ成膜条件で、SiNx膜4
2上にPSG膜48を成膜した。PSG膜48の膜厚、
リン濃度は、実施例1と同じであった。
【0029】上記のようにして形成された実施例3のS
iNx/PSG積層構造では、PSG膜48上に膨らみ
部が形成されず、寧ろアルミニム配線層の形成に影響を
与えない程度の浅い凹部50が、図2(c)に示すよう
に、生じていることが確認できた。
【0030】以上、本発明をその好適な実施例に基づい
て説明したが、本発明の形成方法は、上記実施例の構成
にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない限り、上記実施例の構成から種々の修正及び変更を
施した形成方法も、本発明の範囲に含まれる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、SiNx/PSG積層
構造の形成に際し、窒素プラズマ処理、熱窒化処理及び
洗浄によるエッチング/酸化処理のうちのいずれかの処
理をSiNx膜の表面に施すことにより、PSG膜の成
膜時にPSG膜が局所的に増速成長するのを経済的な手
段で防止することができる。これにより、デバイス構造
を変更することなく、更には従来のSiNx/PSG積
層構造の形成手順を維持したまま、層間膜上に突起状の
形状欠陥が発生することを防止できる。また、アルミニ
ム配線層の平坦化を向上させ、更には線径の変動を防止
できるので、製品歩留り及び製品の信頼性が向上する。
また、製造工程を少し変更するだけで本発明方法を実施
できるので、本発明方法の実施に伴うコストの増加が殆
ど無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)、(b)及び(c)は、本発明に係
る積層構造形成方法の実施例1及び2の工程毎の基板断
面図である。
【図2】図2(a)、(b)及び(c)は、本発明に係
る積層構造形成方法の実施例3の工程毎の基板断面図で
ある。
【図3】図3(a)、(b)及び(c)は、従来の積層
構造形成方法の工程毎の基板断面図である。
【符号の説明】
12 シリコン水素化合物パーティクル 14 リフロー酸化膜 16 SiNx膜 18 PSG膜 19 膨らみ部 20 リフロー酸化膜 22 SiNx膜 24 シリコン水素化合物パーティクル 26 窒化層 28 PSG膜(リン珪素ガラス膜) 30 膨らみ部 40 リフロー酸化膜 42 SiNx膜 44 シリコン水素化合物パーティクル 46 窪み部 48 PSG膜 50 凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマCVD法によりSiNx膜を成
    膜する工程と、PSG膜を成膜する工程とを有し、基板
    上に、順次、SiNx膜及びPSG膜を成膜してSiN
    x/PSG積層構造を形成する方法において、 SiNx膜を成膜する工程に引き続き、PSG膜を成膜
    する工程の前に、SiNx膜の表面を窒化する工程を有
    することを特徴とするSiNx/PSG積層構造の形成
    方法。
  2. 【請求項2】 SiNx膜の表面を窒化する工程では、
    SiNx膜の成膜温度より50°C ないし150°C 低
    い温度で窒素プラズマ処理又はアンモニアプラズマ処理
    してSiNx膜表面を窒化することを特徴とする請求項
    1に記載のSiNx/PSG積層構造の形成方法。
  3. 【請求項3】 プラズマCVD法によりSiNx膜を成
    膜する工程と、PSG膜を成膜する工程とを有し、基板
    上に、順次、SiNx膜及びPSG膜を成膜してSiN
    x/PSG積層構造を形成する方法において、 SiNx膜を成膜する工程では、SiNx膜の膜厚を1
    0nm〜70nmの範囲に抑制し、次いで、700°C
    以下の温度で、窒素アニール法又はアンモニアアニール
    法によりSiNx膜の表面を熱窒化する工程を有するこ
    とを特徴とするSiNx/PSG積層構造の形成方法。
  4. 【請求項4】 プラズマCVD法によりSiNx膜を成
    膜する工程と、PSG膜を成膜する工程とを有し、基板
    上に、順次、SiNx膜及びPSG膜を成膜してSiN
    x/PSG積層構造を形成する方法において、 SiNx膜を成膜する工程に引き続き、PSG膜を成膜
    する工程の前に、SiNx膜を洗浄液で洗浄して表面エ
    ッチング及び表面酸化を施す工程を有することを特徴と
    するSiNx/PSG積層構造の形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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