JPH09115236A - 磁気ディスク装置及びその製造方法 - Google Patents

磁気ディスク装置及びその製造方法

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JPH09115236A
JPH09115236A JP27088695A JP27088695A JPH09115236A JP H09115236 A JPH09115236 A JP H09115236A JP 27088695 A JP27088695 A JP 27088695A JP 27088695 A JP27088695 A JP 27088695A JP H09115236 A JPH09115236 A JP H09115236A
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JP
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magnetic disk
spindle
disk device
clamp ring
magnetic
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JP27088695A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Yoshimura
保廣 吉村
Ryoji Okada
亮二 岡田
Takashi Matsuki
俊 松木
Masahiko Sega
雅彦 瀬賀
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気ディスク装置の磁気ディスク及びガイドア
ームの実装構造を薄型化して、ハンディーで薄型の磁気
ディスク装置を提供する。 【解決手段】磁気ディスク2Aとスペーサリング11及
び磁気ディスク2Bは、それぞれ順にスピンドルハブ3
に一体に成形されたリブ13の上に積層して装着され
る。磁気ディスク2Bの上にクランプリング12を載置
し、上方から押しつける。クランプリング12のかしめ
部15をかしめてクランプリング12の内径を減少さ
せ、スピンドルハブ3に嵌合させ磁気ディスクを固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ディスク装置に
係り、特に、磁気ディスクのクランプ構造,アクチュエ
ータ構造とそれを用いた薄型磁気ディスク装置、及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置は、年々記録密度,容
量が増し、その使用方法が従来の大型記録装置,パソコ
ン用記録装置に留まらず、広い分野での使用が期待され
る。例えば、各人が必要データを記録し持ち歩くという
方法も検討されている。
【0003】しかし、個人が持ち歩く方法で用いるに
は、磁気ディスク装置の小型薄型化が不可欠である。使
い勝手の点から、装置形状は磁気カード寸法であり、厚
みは5mm以下が目標となる。この寸法を達成するため、
1.8 インチ径の小型円盤を用い、各種機構が考案され
ている。
【0004】例えば、従来は磁気ディスクの素材として
アルミ合金が用いられてきた。しかし、磁気ディスク装
置の薄型化に対応するため、より剛性の高いガラスディ
スクを用い、磁気ディスクの薄型化が進められている。
【0005】従来は、磁気ディスクはスペーサを介して
積層され、スピンドルハブにねじ締結されたクランプリ
ングによって一体化され、スピンドルハブに固定されて
いた。しかし、この方法ではねじ締結されるクランプリ
ングの厚みに限界があるため、薄型化に対応困難であっ
た。そこで、ねじ締結されたクランプリングに替わり、
焼きばめによるクランプリングを用いて積層した磁気デ
ィスクの一体化,スピンドルハブへの固定を行い、スピ
ンドル構造の薄型化が図られている。
【0006】さらに一層の薄型化を図るため、各種構造
が考案されている。例えば、特開平4−349265 号公報
に、接着剤を用いて磁気ディスクを直接スピンドルハブ
に接着し、ねじ締結によるクランプリング,焼きばめに
よるクランプリングを省略して磁気ディスク装置の薄型
化を図る方法が開示されている。
【0007】また、磁気ディスク装置の薄型化にはスピ
ンドル系だけではなくアクチュエータ系の薄型機構が不
可欠である。従来サスペンションはねじによってガイド
アームに締結されていたが、現在は、サスペンションを
締結したガイドアームのマウント厚さを薄型化するた
め、ねじを用いず、サスペンションの端部に円筒状の部
材を溶接し、ガイドアーム先端に設けた孔に挿入し、か
しめによって締結する方法が用いられている。この場
合、ガイドアームは個々に分割されておらず、複数本が
一体化された一体化キャリッジと呼ばれる部材が用いら
れる。
【0008】かしめによってサスペンションをガイドア
ームに締結する方法において、ガイドアーム両面に取り
付けるサスペンションの各々の円筒状部材の径を変え、
一方を他方の内部にかしめてマウント厚さを薄くする方
法が米国特許5172286 号公報に開示されている。
【0009】また、一体化キャリッジではなく個々に分
割されたガイドアームをサスペンションと同一材料で形
成し、サスペンションを直接ガイドアームに溶接し、さ
らに複数本のガイドアームとコイルを搭載したコイルホ
ルダとをピボットスリーブに積層して、ピボットスリー
ブ外周に設けたねじに一端からのナットを締め付けて積
層したガイドアーム,コイルホルダを一体化したアクチ
ュエータが特開平6−84302 号公報に開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】まず、ねじ締結による
クランプリングを用いた場合を検討する。スピンドルハ
ブと磁気ディスクの固定力は、クランプリングからの押
付け力によって生じるスペーサリングと磁気ディスクと
の摩擦力だけであり、十分な固定力を得るには相応の押
付け力が必要となる。必要とする押付け力を発生させて
もクランプリングを変形させないためには、クランプリ
ングに厚みが必要となり、薄型化に対応するには限界が
ある。また、クランプリングをスピンドルハブに固定す
る手段としてねじを用いるため、スピンドルハブには所
定の押付け力を生じるねじ孔深さを設けるための厚みが
必要となり、薄型化に対応するには限界がある。従っ
て、ねじ締結によるクランプリングを用いた場合、スピ
ンドル構造の薄型化には限界がある。
【0011】次に焼きばめによるクランプリングを用い
た場合を検討する。焼きばめによるクランプリングを用
いる場合、スピンドルハブに固定するねじが不要となる
ため、薄型化には有効である。しかし、焼きばめ作業は
組立て時間,準備時間を要し、生産性が良くない。従っ
て、焼きばめによるクランプリングを用いた場合もスピ
ンドル構造の薄型化には限界があり、且つ生産性が良く
ない。
【0012】次に磁気ディスクを直接スピンドルハブに
接着する方法を検討する。磁気ディスク装置は多くの場
合、組立て後、性能検査によって様々な部品交換が必要
となる。磁気ディスク,磁気ヘッドも例外ではなく性能
検査によって交換される場合が多い。しかし、磁気ディ
スクを直接スピンドルハブに接着した場合、磁気ディス
クの交換が極めて困難となり、スピンドルハブ,軸受,
モータを含むスピンドルの一括交換となるため、極めて
非生産的となる。あるいは、なんらかの方法でスピンド
ルハブから磁気ディスクを取り去ったとしても、スピン
ドルハブに付着する接着剤を完全に取り除かねば、スピ
ンドルの再利用は困難である。すなわち、磁気ディスク
を直接スピンドルハブに接着する方法では、磁気ディス
クの交換が極めて困難となり、生産性が著しく低下す
る。
【0013】次にアクチュエータ構造について検討す
る。まず、かしめ法による締結を以下考える。かしめ法
は、サスペンションに取り付けたスペーサに装着された
円筒状部材(以下、ボスと称する)を塑性変形させ、ガイ
ドアーム先端に設けた孔に固定する方法である。そのた
め、ガイドアームでボスを装着する孔周辺部は円周方向
に引っ張り応力が発生し、局部的に塑性域に達する。局
部的塑性変形が生じてもかしめ部が破壊に至らぬために
は、キャリッジアームに最低限の厚みが必要である。従
って、かしめ法ではキャリッジアームの薄型化、すなわ
ち装置の薄型化には限界がある。
【0014】米国特許5172286 号も同様に、かしめによ
るガイドアーム側の強度についての検討がなされていな
い。同方法では、2本のボスをかしめねばならないた
め、ガイドアーム側の変形量が増し、ガイドアームの強
度上、薄型化には限界がある。さらに、ガイドアームの
厚みはボス高さ以下とはならず、薄型化には限界があ
る。従って、同方法では、ガイドアーム薄型化、及び磁
気ディスク装置の薄型化には充分に対応ができない。
【0015】特開平6−84302号公報は、最もガイドアー
ムを薄型化できる方法である。しかしピボットスリーブ
の一端からのナットを締め付けて、ガイドアームとコイ
ルホルダを積層一体化するため、各ガイドアーム間に十
分な摩擦力が得難く、各ヘッド間に位置ずれが生じる可
能性がある。さらに、積層したガイドアームとコイルホ
ルダをピボットスリーブに固定する力は、締め付けナッ
ト、及び多端側のリブとガイドアームとの摩擦力であ
る。十分な摩擦力得るためには、相当の押付け力が必要
となり、ナット及び多端側のリブの厚みが必要となる。
その結果、積層の厚みが増し、薄型化が困難となる。従
って、同方法では、ガイドアームの薄型化、及び磁気デ
ィスク装置の薄型化には充分に対応ができない。
【0016】本発明の目的は薄型化に対応できるスピン
ドル構造を適用した薄型の磁気ディスク装置を提供する
ことにある。
【0017】本発明の他の目的は薄型化に対応できるス
ピンドル構造を適用した薄型の磁気ディスク装置の製造
方法を提供することにある。
【0018】また、本発明のその他の目的は薄型化に対
応できるアクチュエータ構造を適用した薄型の磁気ディ
スク装置を提供することにある。
【0019】本発明のさらにその他の目的は、薄型化に
対応できるアクチュエータ構造を適用した薄型の磁気デ
ィスク装置の製造方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ディスク装
置は、かしめ部を設けたクランプリングにより磁気ディ
スクをスピンドルハブに固定したスピンドル構造と、か
しめ部を設けた固定リングにより、磁気ヘッド,スライ
ダ,サスペンションを有するガイドアームをピボットス
リーブに固定したアクチュエータ構造とを具備する。
【0021】本発明は、クランプリングの少なくとも1
個所に、外側に突出するかしめ部を設ける。これによ
り、クランプリングのかしめ部をかしめ手段により押し
つぶし、クランプリングの内径を小さくして、スピンド
ルハブを締め付けることが可能となる。
【0022】さらに、クランプリングに設けられたかし
め部の形状をコの字型にすることが望ましい。これによ
り、かしめ手段は、このコの字型を挟んで押しつぶす方
法となり、簡単な構造となる。また、コの字型は簡単な
形状であるため、クランプリングにかしめ部を設けるた
めの加工も容易となる。
【0023】なお、クランプリングの内径をスピンドル
ハブの外径より大きくして、クランプリングをスピンド
ルハブの外周に容易に挿入できる形状に加工することが
望ましい。これにより、スピンドルハブへのクランプリ
ングの装着が容易になる。
【0024】また、磁気ディスクの固定力を増大させる
手段は、スピンドルハブの外周に溝を設けることが望ま
しく、さらに望ましくは溝の上側面に傾斜を設けこの傾
斜にクランプリングの内周が接触する形状とすることが
望ましい。これによって、クランプリングは内径の減少
に伴って下方に押し下げられ、磁気ディスクを押圧する
力も発生し、磁気ディスクの固定力も増大する。
【0025】一方、磁気ヘッド,スライダ,サスペンシ
ョンを具備するガイドアームをピボットスリーブに固定
するためには、固定リングの少なくとも1個所の外側に
突出するかしめ部を設ける。これにより、固定リングの
かしめ部をかしめ手段により押しつぶし、固定リングの
内径を小さくして、ピボットスリーブを締め付けること
が可能となる。
【0026】さらに、固定リングに設けられたかしめ部
の形状をコの字型にすることが望ましい。これにより、
かしめ手段は、このコの字型を挟んで押しつぶす方法と
なり、簡単な構造となる。また、コの字型は簡単な形状
であるため、固定リングにかしめ部を設けるための加工
も容易となる。
【0027】なお、固定リングの内径をピボットスリー
ブの外径より大きくして、固定リングをピボットスリー
ブの外周に容易に挿入できる形状に加工することが望ま
しい。これにより、ピボットスリーブへの固定リングの
装着が容易になる。
【0028】また、ガイドアームの固定力を増大させる
手段は、ピボットスリーブの外周に溝を設けることが望
ましく、さらに望ましくは溝の下側面に傾斜を設けこの
傾斜に固定リングの内周が接触する形状とする。これに
よって、固定リングは内径の減少に伴って上方に押し上
げられ、ガイドアームを押圧する力も発生し、ガイドア
ームの固定力も増大する。
【0029】本発明の磁気ディスク装置は、主として携
帯することを前提にしているため、小型軽量で且つ薄型
のカードタイプであることが望ましく、衣服や鞄のポケ
ット等に収納した場合を想定するとその厚みはパッケー
ジを含めて5mm以下であることが望ましい。
【0030】本発明の磁気ディスク装置のスピンドル系
の製造手段は、少なくとも1個所の外側に突出するかし
め部を設けたクランプリングを、スピンドルハブに積載
された磁気ディスクの上端に載置し、かしめ部をかしめ
手段により押しつぶし、クランプリングの内径を小さく
して、クランプリングの内周がスピンドルハブの外周を
押圧することが望ましい。
【0031】本発明の磁気ディスク装置のアクチュエー
タ系の製造手段は、少なくとも1個所の外側に突出する
かしめ部を設けた固定リングを、ピボットスリーブに積
載されたガイドアームの下端に載置し、かしめ部をかし
め手段により押しつぶし、固定リングの内径を小さくし
て、固定リングの内周がピボットスリーブの外周を押圧
することが望ましい。
【0032】本発明によれば、第1に、磁気ディスクを
固定するためのクランプリングの少なくとも1個所の外
側に突出するかしめ部を設け、このかしめ部を押しつぶ
してクランプリングの内径を減少させ、スピンドルハブ
に固定するため、スピンドル構造の薄型化が図れ、なお
且つクランプ作業が簡単となり、クランプ力も発生させ
やすくなり、磁気ディスクのずれがなく信頼性の高い磁
気ディスク装置を提供することができる。
【0033】第2にクランプリングのかしめ部のかしめ
前の形状をコの字型にするため、かしめ手段は、このコ
の字型を挟んで押しつぶす方法となり、簡単な構造とな
る。また、コの字型は簡単な形状であるため、クランプ
リングにかしめ部を設けるための加工も容易となる。こ
のため、スピンドル構造の組立て作業性が良く、クラン
プリングの加工コストも低減した磁気ディスク装置を提
供することができる。
【0034】第3にスピンドルハブの外周に溝を設ける
ため、クランプリングのくい付きが良く、なお且つ磁気
ディスクを押圧する力も発生するため、磁気ディスクの
ずれがなく信頼性の高い磁気ディスク装置を提供するこ
とができる。
【0035】第4に、ガイドアームを固定するための固
定リングの少なくとも1個所の外側に突出するかしめ部
を設け、このかしめ部を押しつぶして固定リングの内径
を減少させ、ピボットスリーブに固定するため、アクチ
ュエータ構造の薄型化が図れ、なお且つ固定作業が簡単
となり、固定力も発生させやすくなり、磁気ディスクの
ずれがなく信頼性の高い磁気ディスク装置を提供するこ
とができる。
【0036】第5に固定リングのかしめ部のかしめ前の
形状をコの字型にするため、かしめ手段は、このコの字
型を挟んで押しつぶす方法となり、簡単な構造となる。
また、コの字型は簡単な形状であるため、固定リングに
かしめ部を設けるための加工も容易となる。このため、
アクチュエータ構造の組立て作業性が良く、固定リング
の加工コストも低減した磁気ディスク装置を提供するこ
とができる。
【0037】第6に固定リングの外周に溝を設けるた
め、固定リングのくい付きが良く、ガイドアームを押圧
する力も発生するため、ガイドアームのずれがなく信頼
性の高い磁気ディスク装置を提供することができる。
【0038】第7に磁気ディスク装置の厚みをパッケー
ジを含めて5mm以下に設定するため、薄型で嵩張らず携
帯性の良好な磁気ディスク装置を提供することができ
る。
【0039】第8に磁気ディスク装置のスピンドル系の
製造手段を、少なくとも1個所の外側に突出するかしめ
部を設けたクランプリングを、スピンドルハブに積載さ
れた磁気ディスクの上端に載置し、かしめ部をかしめ手
段により押しつぶし、クランプリングの内径を小さくし
て、クランプリングの内周がスピンドルハブの外周を押
圧する方法としたため、組立て作業性が良く、クランプ
リングの加工コストも低減した磁気ディスク装置の製造
方法を提案することができる。
【0040】第9に磁気ディスク装置のアクチュエータ
系の製造手段を、少なくとも1個所の外側に突出するか
しめ部を設けた固定リングを、ピボットスリーブに積載
されたガイドアームの下端に載置し、かしめ部をかしめ
手段により押しつぶし、固定リングの内径を小さくし
て、固定リングの内周がピボットスリーブの外周を押圧
する方法としたため、組立て作業性が良く、固定リング
の加工コストも低減した磁気ディスク装置の製造方法を
提案することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例である磁
気ディスク装置のパッケージを取り外した概略斜視図で
ある。
【0042】図1で、磁気ディスク装置1は上,下方向
に配置された二枚の磁気ディスク2の内径に有り2枚の
磁気ディスクを積層一体化し回転するスピンドルハブ
3,スピンドルモータ(図示せず),マグネット(図示
せず),軸受(図示せず)を含むスピンドル系1aと、
磁気ディスク2へ磁気記録の書き込み,読み取りを行う
磁気ヘッド(図示せず)を搭載するスライダ4,スライ
ダ4を上下方向及びアクセス方向に支持するサスペンシ
ョン5,サスペンション5と連結され支持するガイドア
ーム6,コイル(図示せず),コイルを支持するコイル
ホルダ7,複数のガイドアームとコイルホルダとを積層
一体化し揺動するピボットスリーブ8,軸受(図示せ
ず)を含むアクチュエータ系1b等と、アクチュエータ
系1bを駆動するボイスコイル系1cと、スピンドル系
1aとアクチュエータ系1bの駆動と制御及び磁気ヘッ
ドで読み書きするデータの転送とを行う回路基盤系(図
示せず)等から構成されている。
【0043】なお、9は磁気ディスク2上の情報を磁気
ヘッドでリード、ライト動作し、微弱な電気信号に変換
してリード線(図示せず)で転送する複数の信号線を支
持するフレキシブルプリント基板であり、10は磁気デ
ィスク装置のベースである。
【0044】またスピンドル系1a,アクチュエータ系
1b,ボイスコイル系1c及び回路基盤系(図示せず)
はベース10に搭載されて、パッケージ(図示せず)内
に収納される。
【0045】図2は本発明の一実施例である磁気ディス
ク装置のスピンドル系1aの立体分解図である。なお、
スピンドルハブ3の内側に載置されているスピンドルモ
ータ,マグネット及び軸受等は省略する。
【0046】図2で、スピンドルハブ3に一体に設けら
れたリブ13の上に1枚目の磁気ディスク2とスペーサ
リング11及び2枚目の磁気ディスク2をそれぞれ順に
設置し、2枚目の磁気ディスク2の上側にクランプリン
グ12を載置する。クランプリング12にはかしめ部1
5が設けてある。
【0047】図3は本発明の第二の実施例である磁気デ
ィスク装置のスピンドル系1aの立体分解図である。な
お、スピンドルハブ3の内側に載置されているスピンド
ルモータ,マグネット及び軸受等は省略する。
【0048】図3で、最上面にクランプリング12を載
置した図2の実施例と異なる点は、各磁気ディスク2ご
とにクランプリング12を載置する点であり、スピンド
ルハブ3のリブ13の上に1枚目の磁気ディスク2と1
個目のクランプリング12とスペーサリング11と2枚
目の磁気ディスク2及び2個目のクランプリング12を
それぞれ順に設置し固定する構造である。クランプリン
グ12にはかしめ部15が設けてある。この場合、クラ
ンプリングを2個使うため磁気ディスク2の固定力は増
大する。なお、クランプリングの固定作業は増加するの
で組立てコストは増加する。
【0049】図4は図2で説明した磁気ディスク装置の
スピンドル系1Aをスピンドル軸(図示せず)の中心線
を含む断面で切断した組立て断面図であり、スピンドル
ハブ3と磁気ディスク2とスペーサリング11とクラン
プリング12の組立て構造を示している。
【0050】図5は、図3で説明した磁気ディスク装置
のスピンドル系1Aをスピンドル軸(図示せず)の中心
線を含む断面で切断した組立て断面図であり、スピンド
ルハブ3と磁気ディスク2とスペーサリング11とクラ
ンプリング12の組立て構造を示している。なお、スペ
ーサリング11はクランプリング12の厚み分だけスペ
ーサリング11よりも薄い。
【0051】図6は本発明の一実施例で最上面にクラン
プリング12を載置したスピンドルハブに溝3Cを形成
したスピンドルハブ3Aの斜視図である。溝3Cの位置
は、クランプリング12の内周面が溝3Cに嵌合する高
さとなるように設定する。
【0052】図7は本発明の第二の実施例で各磁気ディ
スクごとにクランプリング12を載置したスピンドルハ
ブに溝3C及び3Dを形成したスピンドルハブ3Bの斜
視図である。溝3C及び3Dの位置は、クランプリング
12の内周面が溝3C及び3Dに嵌合する高さとなるよ
うに設定する。
【0053】図8は本発明の一実施例で、溝3Cを形成
したスピンドルハブ3とクランプリング12との嵌合部
の縦断面図である。クランプリング12の内周面は、ス
ピンドルハブ3Aの溝3Eの上部に設けられた傾斜部3
Fと接触する構造である。これにより、クランプ手段に
よってクランプリング12の内径を小さくすると、クラ
ンプリング12はスピンドルハブ3を締め付けると同時
に磁気ディスク2を押圧する力も発生する。このため、
磁気ディスク2の固定力も増大する。
【0054】次に本発明のその他の実施例である磁気デ
ィスク装置のアクチュエータ系1Bの構造、すなわち、
ピボットスリーブにガイドアームを取り付ける構造につ
いて説明する。
【0055】図9は本発明の第三の実施例である磁気デ
ィスク装置のアクチュエータ系1Bの立体分解図であ
る。図9に示すように、ピボットスリーブ8にコイルホ
ルダ7を挟み4本のガイドアーム6とスペーサリング4
1及び42とが交互に差し込まれ、最下部に固定リング
23が設置されアクチュエータ系1bを構成する。ガイ
ドアーム6の一端にはスライダ4を搭載したサスペンシ
ョン5が溶接され、他端にはピボットスリーブ8を差し
入れる孔6Aが設けられている。なお、ピボットスリー
ブ8の内側に載置されている軸受及びピボット軸等は省
略する。
【0056】図10は本発明の第四の実施例である磁気
ディスク装置のアクチュエータ系1Bの立体分解図であ
る。なお、ピボットスリーブ8の内側に載置されている
軸受及びピボット軸は省略する。
【0057】図10で、最下面に固定リング23を載置
した図9の実施例と異なる点は、図9の実施例で示した
スペーサリング41の代わりに、この部分に固定リング
23が積層される点であり、ピボットスリーブ8のリブ
14の下に1本目のガイドアーム6,コイルホルダ7,
2本目のガイドアーム6,固定リング23,3本目のガ
イドアーム6,スペーサリング42,4本目のガイドア
ーム6を順に積層し、4本目のガイドアーム6の下に固
定リング23を設置する構造である。この場合、固定リ
ングを2個使うためガイドアームの固定力は増大する。
なお、固定リングの固定作業は増加するので組立てコス
トは増加する。図9,図10で説明したアクチュエータ
系について、1本目及び2本目のガイドアームはそれぞ
れ1枚の磁気ディスク2の表裏面にアクセスする磁気ヘ
ッド(図示せず)を有し、3本目及び4本目のガイドア
ームも同様にそれぞれもう1枚の磁気ディスク2の表裏
面にアクセスする磁気ヘッド(図示せず)を有する。
【0058】図11は図9で説明した磁気ディスク装置
のアクチュエータ系1Bをピボット軸(図示せず)の中
心線を含む断面で切断した組立て断面図であり、ピボッ
トスリーブ8とガイドアーム6とコイルホルダ7とスペ
ーサリング41及び42と固定リング23の組立て構造
を示している。
【0059】図12は図10で説明した磁気ディスク装
置のアクチュエータ系1Bをピボット軸(図示せず)の
中心線を含む断面で切断した組立て断面図であり、ピボ
ットスリーブ8とガイドアーム6とコイルホルダ7とス
ペーサリング42と固定リング23の組立て構造を示し
ている。
【0060】図13は本発明の第三の実施例で最下面に
固定リング23を載置するピボットスリーブに溝8Bを
形成したピボットスリーブ8の斜視図である。溝8Bの
位置は、固定リング23の内周面が溝8Bに嵌合する高
さとする。溝8Bを設けたことによりガイドアームの固
定力は増加する。
【0061】図14は本発明の第四の実施例で2個の固
定リング23を使用するピボットスリーブに溝8C及び
8Aを形成したピボットスリーブ8の斜視図である。溝
8C及び8Bの位置は、固定リング23の内周面がそれ
ぞれ溝8C及び8Bに嵌合する高さとする。この場合も
図13の実施例と同様、溝8C及び8Bを設けたことに
よりガイドアームの固定力は増加する。
【0062】図15は本発明の第五の実施例で、溝8D
を形成したピボットスリーブ8と固定リング23との嵌
合部の縦断面図である。固定リング23の内周面は、ピ
ボットスリーブ8の溝8Dの下部に設けられた傾斜部8
Eと接触する構造である。これにより、固定手段によっ
て固定リング23の内径を小さくすると、固定リング2
3はピボットスリーブ8を締め付けると同時にガイドア
ーム6を押圧する力も発生する。このため、ガイドアー
ム6の固定力も増大する。
【0063】次にクランプリング及び固定リングの形状
及び固定方法について説明する。
【0064】図16は図2及び図4で説明した本発明の
一実施例である磁気ディスク2をスピンドルハブ3に固
定するためのクランプリング12の固定方法を示したス
ピンドルハブ3の上方からみた上面図である。磁気ディ
スク2及びリブ13等は省略する。図16(a)は、ス
ピンドルハブ3にクランプリング12を載置した状態
で、クランプ前である。クランプリング12のかしめ部
15の両側から押し矢45及び46を対向して押し当
て、押しつけ手段により押し矢45及び46をそれぞれ
A方向及びB方向に押しつけて、かしめ部を塑性変形さ
せてかしめる。かしめ後のクランプリング12のかしめ
部15は図16(b)に示すように、押しつぶされて塑
性変形を起こす。クランプリング12は、その内径が減
少したことによりスピンドルハブ3を緊縛する。このク
ランプ作業は、クランプリング12を下方に押しつけつ
つ行い、磁気ディスク2の押圧力も同時に発生させる。
なお、かしめ部15のかしめ方法は、押し矢45と46
を使用せずに押しつけ手段に押し矢の機能を持たせて直
接かしめる方法でも良い。
【0065】クランプリング12のクランプ方法は、図
2及び図4で説明した実施例の場合であるが、図3及び
図5で説明した実施例の場合も同様に実施可能であり、
また、ピボットスリーブ8にガイドアーム6を固定リン
グ23で固定する図9及び図11で説明した実施例、さ
らに図10及び図12で説明した実施例についても同様
な方法で、固定リングのかしめ部をかしめてピボットス
リーブに固定することが可能である。
【0066】図17はクランプリング12を改良したク
ランプリング12A及び12Bを示す図である。これま
で説明したクランプリングには、かしめ部が1個所に設
けてあり、スピンドルハブに固定した後のバランスを取
る方法が困難である。図17(a)はかしめ部15Aを
2個所に設けたクランプリング12Aで図17(b)は
かしめ部15Bを3個所に設けたクランプリング12B
であり、かしめ部はクランプ後のバランスが取れるよう
に、それぞれクランプリングを均等分割する位置に設け
てある。なお、かしめ部の数は、かしめ回数となり作業
時間に影響を与えるため、多過ぎても好ましくなく、好
ましくは1〜3個所である。
【0067】図18はかしめ部15の突出方向を上方に
したクランプリング12Cである。この実施例による
と、押し矢、あるいはかしめ手段の先端部によるかしめ
作業がスピンドルハブの上方で行うことが可能となり、
作業性が向上する。
【0068】図17及び図18で説明したクランプリン
グの形状の実施例は、ピボットスリーブの固定リングに
も同様に適用できるため、説明は省略する。
【0069】次に磁気ディスクをスピンドルハブに固定
するためのクランプリング及びガイドアームとコイルホ
ルダをピボットスリーブに固定するための固定リングの
材質について説明する。クランプリングと固定リングの
材質は、同様に扱え、実際本実施例では同一材料の使用
を検討した。そのため、以下の素材の説明ではクランプ
リングを例に取って説明し、固定リングの場合を省略す
る。
【0070】本発明におけるクランプリングは、クラン
プによってスピンドルハブを塑性変形させることは望ま
しくなく、クランプリング材の降伏応力はスピンドルハ
ブ材の降伏応力を下回る材料でなければならないが、降
伏応力が高い方が固定力は高くなる。また、降伏応力が
低く、硬度の低い材料は塑性流動性が高くかしめ易くな
るため、本発明におけるクランプリングの材料に好まし
いが、降伏応力が低すぎると十分なクランプ力を得るこ
とができない。本発明ではスピンドルハブには降伏応力
が10〜50kg/mm2 の材料を使用する。磁気ディスク
の固定力を検討すると、クランプリングの降伏応力は、
スピンドルハブの降伏応力に対応させて3.3kg/mm2
上であり、且つスピンドルハブの降伏応力以下が望まし
い。
【0071】また、クランプリングの重量は、磁気ディ
スク,スピンドルモータ及びスピンドルハブからなるス
ピンドル系の慣性モーメントに影響を及ぼし、ひいては
磁気ディスクの駆動力及び消費電力に影響を及ぼすた
め、軽い方が良い。一方、磁気ディスク装置は、量産品
であるためそのコストをできる限り低く抑えることが重
要であり、素材費が安く加工性が良いことが好ましい。
上記二つの観点を満足し、なお且つ硬度が低く、降伏応
力が低いため塑性流動性が良い金属にAlまたはAlを
主成分とする合金があり、クランプリングの材料に望ま
しい。
【0072】また、本発明によるクランプリング,固定
リングによるかしめ作業は、室温で行え、焼きばめによ
るクランプリング等を使用した場合の加熱等を施す必要
がないため、スピンドル軸受,軸への熱影響がなく、マ
グネット等を固定している接着剤等の劣化もなく、加熱
する場合に比べて長寿命で信頼性が高くなる。さらに、
作業工程はねじ止めや焼ばめに比べ、クランプリング,
固定リングを1〜3パスかしめるだけであるため、ライ
ンの作業性が良く、組立てコストも低減できる。さら
に、押し矢の加圧力のみでクランプ力を制御することが
できるため固定力の信頼性が高い磁気ディスク装置が得
られる。
【0073】次に本発明の一実施例である磁気ディスク
装置の形状について説明する。本発明の磁気ディスク装
置は、パーソナルコンピュータやワークステーション,
ワープロ,テレビ,ビデオ及び各種測定機器等のデータ
処理装置に対しワンタッチで取り外し可能であり、なお
且つ複数のデータ処理装置で使用するため携帯性が良い
ことが重要である。近年で電子手帳,電卓,ポケットベ
ル,ICカード等の種々の製品がカード型となり、本発
明による磁気ディスク装置の形状もカードタイプにする
ことは世の中のニーズを考慮すれば当然のことである。
衣服やノート型ファイルのポケットや鞄に入れて携帯す
る場合、通常これらに入れて携帯することの多い手帳の
厚みから考えて、その厚みはパッケージを含めて5mm以
下であることが望ましく、このことは人間工学の観点か
らも明白である。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、クランプリング及び固
定リングを固定する前の形状は組立て容易形状に設定で
き、さらにかしめは、加熱冷却等の処理がなくかしめ部
の加圧で良いため、作業性が良く、作業工程も少なくな
る。さらに、ねじ締結に比べ部品点数が少ないため、作
業コストが下がる。また、加熱冷却がないためスピンド
ル軸やその軸受あるいはピボット軸やその軸受への熱影
響がなく、長寿命となる。さらに、締め付け力の予測及
び設計が容易となり、磁気ディスク及びガイドアーム固
定力の信頼性が高い磁気ディスク装置を得ることができ
る。また、ねじ等を必要とせず、薄型にすることが可能
であるため、クランプスペースを減少することができ、
さらにスライダを支持する複数本のサスペンション,ガ
イドアームの積層高さを薄くすることができ、厚み5mm
以下という薄型の磁気ディスク装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である磁気ディスク装置の斜
視図。
【図2】本発明の一実施例である磁気ディスク装置のス
ピンドル系の説明図。
【図3】本発明の第二の実施例である磁気ディスク装置
のスピンドル系の説明図。
【図4】本発明の一実施例である磁気ディスク装置のス
ピンドル系の縦断面図。
【図5】本発明の第二の実施例である磁気ディスク装置
のスピンドル系の縦断面図。
【図6】本発明の一実施例の磁気ディスク装置で溝を設
けたスピンドルハブの斜視図。
【図7】本発明の第二の実施例の磁気ディスク装置で溝
を設けたスピンドルハブの斜視図。
【図8】本発明の一実施例の磁気ディスク装置でクラン
プリングとスピンドルハブとの嵌合部の縦断面図。
【図9】本発明の第三の実施例である磁気ディスク装置
のアクチュエータ系の説明図。
【図10】本発明の第四の実施例である磁気ディスク装
置のアクチュエータ系の説明図。
【図11】本発明の第三の実施例の磁気ディスク装置の
アクチュエータ系の縦断面図。
【図12】本発明の第四の実施例の磁気ディスク装置の
アクチュエータ系の縦断面図。
【図13】本発明の第三の実施例の磁気ディスク装置で
溝を設けたピボットスリーブの斜視図。
【図14】本発明の第四の実施例の磁気ディスク装置で
溝を設けたピボットスリーブの斜視図。
【図15】本発明の第五の実施例の磁気ディスク装置の
アクチュエータ系の縦断面図。
【図16】本発明の一実施例の磁気ディスク装置のクラ
ンプリングのかしめ方法の説明図。
【図17】本発明の一実施例の磁気ディスク装置のクラ
ンプリングの説明図。
【図18】本発明の第二実施例の磁気ディスク装置のク
ランプリングの斜視図。
【符号の説明】
1…磁気ディスク装置、2…磁気ディスク、3…スピン
ドルハブ、3a…溝、4…スライダ、5…サスペンショ
ン、6…ガイドアーム、7…コイルホルダ、8…ピボッ
トスリーブ、8a…溝、12…クランプリング、15…
かしめ部、23…固定リング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬賀 雅彦 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記録を書き込む磁気ディスク,前記磁
    気ディスクの内径に有り少なくとも1枚の前記磁気ディ
    スクを積層一体化支持するスピンドルハブ,マグネッ
    ト,軸受,磁気ディスク装置のベースに固定されたスピ
    ンドル軸を含むスピンドル系と、前記磁気ディスクへ磁
    気記録の書き込み,読み取りを行う磁気ヘッド,前記磁
    気ヘッドを搭載するスライダ,前記スライダと連結され
    前記スライダを支持するサスペンション,前記サスペン
    ションと連結され前記サスペンションを支持するガイド
    アーム,コイル,前記コイルを支持するコイルホルダ,
    ピボットスリーブ,軸受を含むアクチュエータ系と、ア
    クチュエータを駆動するボイスコイル系と、前記スピン
    ドル系と前記アクチュエータ系の駆動と制御及びデータ
    の転送を行う回路基盤系と、前記スピンドル系と前記ア
    クチュエータ系と前記回路基盤系と前記ボイスコイル系
    とを搭載するベースを収納するパッケージとを備えて成
    る磁気ディスク装置において、前記磁気ディスクを前記
    スピンドルハブに固定するクランプリングを有し、前記
    クランプリングの少なくとも1個所に突出するかしめ部
    を有することを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】前記クランプリングの前記かしめ部のかし
    め前の形状がコの字型である請求項1に記載の磁気ディ
    スク装置。
  3. 【請求項3】前記スピンドルハブの外周に溝を設け、前
    記クランプリングが前記溝に嵌合して前記磁気ディスク
    を前記スピンドルハブに固定した請求項1または2に記
    載の磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】磁気記録を書き込む磁気ディスク,前記磁
    気ディスクの内径に有り少なくとも1枚の前記磁気ディ
    スクを積層一体化支持するスピンドルハブ,マグネッ
    ト,軸受,磁気ディスク装置のベースに固定されたスピ
    ンドル軸を含むスピンドル系と、前記磁気ディスクへ磁
    気記録の書き込み,読み取りを行う磁気ヘッド,前記磁
    気ヘッドを搭載するスライダ,前記スライダと連結され
    前記スライダを支持するサスペンション,前記サスペン
    ションと連結され前記サスペンションを支持するガイド
    アーム,コイル,前記コイルを支持するコイルホルダ,
    少なくとも1枚の前記ガイドアームと前記コイルホルダ
    とを積層一体化し揺動するピボットスリーブ,軸受を含
    むアクチュエータ系と、アクチュエータを駆動するボイ
    スコイル系と前記スピンドル系と前記アクチュエータ系
    の駆動と制御及びデータの転送を行う回路基盤系と、前
    記スピンドル系と前記アクチュエータ系と前記回路基盤
    系と前記ボイスコイル系とを搭載するベースを収納する
    パッケージとを備えて成る磁気ディスク装置において、
    前記ガイドアームを前記ピボットスリーブに固定する固
    定リングを有し、前記固定リングの少なくとも1個所以
    上に突出するかしめ部を有することを特徴とする磁気デ
    ィスク装置。
  5. 【請求項5】前記固定リングの前記かしめ部の形状がコ
    の字型である請求項4に記載の磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】前記ピボットスリーブの外周に溝を設け、
    前記固定リングが前記溝に嵌合して前記ガイドアームを
    前記ピボットスリーブに固定した請求項4または5に記
    載の磁気ディスク装置。
  7. 【請求項7】前記磁気ディスク装置の高さが5mm以下で
    ある請求項1,2,3,4,5または6に記載の磁気デ
    ィスク装置。
  8. 【請求項8】請求項1,2,または3に記載の前記クラ
    ンプリングを磁気ディスクを載置した前記スピンドルハ
    ブに挿入して前記磁気ディスクの上面に設置し、かしめ
    手段により前記かしめ部を挟んで塑性変形させ前記クラ
    ンプリングの内径を縮小して前記スピンドルハブに嵌合
    し前記磁気ディスクを前記スピンドルハブに固定した磁
    気ディスク装置の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項4,5または6に記載の前記固定リ
    ングをガイドアームを載置した前記ピボットスリーブに
    挿入して前記ガイドアームの下面に設置し、かしめ手段
    により前記かしめ部を挟んで塑性変形させ前記固定リン
    グの内径を縮小して前記ピボットスリーブに嵌合し前記
    ガイドアームを前記ピボットスリーブに固定した磁気デ
    ィスク装置の製造方法。
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