JPH09115089A - 超音波センサユニットを用いた検出装置 - Google Patents

超音波センサユニットを用いた検出装置

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Publication number
JPH09115089A
JPH09115089A JP27038595A JP27038595A JPH09115089A JP H09115089 A JPH09115089 A JP H09115089A JP 27038595 A JP27038595 A JP 27038595A JP 27038595 A JP27038595 A JP 27038595A JP H09115089 A JPH09115089 A JP H09115089A
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JP
Japan
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reflected wave
ultrasonic
wave
gate
ultrasonic sensor
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Application number
JP27038595A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Omino
芳喜 小美濃
Koichiro Yamada
剛一郎 山田
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Gakken Holdings Co Ltd
Original Assignee
Gakken Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障害物からの反射波があっても検出対象物の
有無を精度よく判定できる信頼性の高い超音波センサユ
ニットを用いた検出装置を提供する。 【解決手段】 制御手段8に備えた設定手段17aと、
判定手段17bとからなる判別手段17と、フォトカプ
ラ11、12と、6進カウンタ13と、順送りパルス発
生回路14と、超音波送信部15と、超音波受信部16
とからなる超音波センサユニット2aとを備えた超音波
センサユニットを用いた検出装置10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、検出対象物の有
無や車両の通過などを正確に検出する超音波センサユニ
ットを用いた検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人が特開平6−266999号
公報に開示した従来の超音波センサユニットを用いた検
出装置は、センサの送信部と受信部を一体に構成し、送
信した超音波が検出対象物で反射した反射波を受信し、
受信した反射波に応じた反射波信号に基づいて検出対象
物の有無を検出するよう構成されている。
【0003】従来の超音波センサユニットを用いた検出
装置において、検出対象物の検出は、超音波の送信から
反射波の受信までの時間あるいは検出対象物までの距離
を演算し、演算した時間(距離)と予め設定した基準時
間(基準距離)とを比較して基準時間(基準距離)より
も下回れば検出対象物であると判定してなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の超音波センサユ
ニットを用いた検出装置は、超音波を送信してからの最
初の反射波を受信して検出対象物の有無を判定するた
め、例えば、駐車場ゲートの天井に配置して車両を検知
する場合に、駐車場ゲートにある蛍光燈や駐車料金精算
ブースなどの窓枠等からの反射波であっても、最初の反
射波であれば車両と判定してしまう課題がある。
【0005】この発明はこのような課題を解決するため
になされたもので、その目的は障害物からの反射波があ
っても検出対象物の有無を精度よく判定できる信頼性の
高い超音波センサユニットを用いた検出装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1に係る超音波センサユニットを用いた検出装置
は、送信した超音波の基準とする反射面からの反射波に
応じた反射波信号に基づいて検出対象物の有無を判別す
る判別手段を備え、超音波受信部が障害物からの反射波
を受信しても、超音波を送信してから基準時間後に反射
波を受信したならば基準とする反射面からの反射波とみ
なし、この反射波の有無判定に基づいて検出対象物の有
無を判別することを特徴とする。
【0007】送信した超音波の基準とする反射面からの
反射波に応じた反射波信号に基づいて検出対象物の有無
を判別する判別手段を備え、超音波受信部が障害物から
の反射波を受信しても、超音波を送信してから基準時間
後に反射波を受信したならば基準とする反射面からの反
射波とみなし、この反射波の有無判定に基づいて検出対
象物の有無を判別することができるので、検出対象物の
形状に拘らず検出対象物の有無判定が確実で、検出対象
物間の距離が短くても正確に判別ができる。
【0008】また、請求項2に係る超音波センサユニッ
トを用いた検出装置は、判別手段に、送信した超音波の
基準とする反射面からの反射波を受信するまでの時間に
相当する基準時間を予め設定する設定手段と、この設定
手段に設定した基準時間と受信した反射波に応じた反射
波信号とに基づいて基準とする反射面からの反射波の有
無を判定する判定手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】判別手段に、送信した超音波の基準とする
反射面からの反射波を受信するまでの時間に相当する基
準時間を予め設定する設定手段と、この設定手段に設定
した基準時間と受信した反射波に応じた反射波信号とに
基づいて基準とする反射面からの反射波の有無を判定す
る判定手段とを備えたので、超音波センサユニットを用
いた検出装置の設置の自由度が広がると共に、基準とす
る反射面からの反射波の正確な判定ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る超
音波センサユニットを用いた検出装置のブロック構成図
である。図1において、超音波センサユニットを用いた
検出装置10は、フォトカプラ11および12と、カウ
ンタ13と、順送りパルス発生回路14と、超音波送信
部15と、超音波受信部16とからなる超音波センサユ
ニット2aと、判別手段17とを備える。
【0011】フォトカプラ11および12は、後述する
制御装置8から順送りパルスa(一例として30mS周
期)、同期パルスb(一例として5mS周期)をそれぞ
れ受信し、6進カウンタ(例えば6進カウンタ)13に
送る。また、フォトカプラ12は同期パルスbと同一の
同期パルスb1を送出する。
【0012】なお、超音波センサユニット2aは、複数
の超音波センサユニットを互いに縦続接続するように構
成しており、超音波センサユニット2aの出力側は、例
えば他の超音波センサユニット2bの入力側に接続し、
順送りパルスa1および同期パルスb1は、超音波セン
サユニット2bのフォトカプラ11、12にそれぞれ入
力するよう構成し、以下同様に、順に縦続接続する。
【0013】カウンタ13は、例えば6進カウンタで構
成し、順送りパルスaで起動され、同期パルスbのパル
ス数をカウントしてカウント数に対応した出力を発生す
る。また、カウンタ13の出力信号cは、同期パルスb
の2番目のパルスに対応する出力パルスであり超音波送
信部15の送信変調部15Bに送り、出力信号dは同期
パルスbの3番目〜6番目に対応する出力パルスであり
超音波受信部16のゲート16Dに送る。
【0014】さらに、カウンタ13(6進)は、同期パ
ルスbの7番目には順送りパルス発生回路14を駆動
し、フォトカプラ11で受信した順送りパルスaと同一
の順送りパルスa1を発生する。
【0015】超音波送信部15は、発振器15A、送信
変調部15B、増幅器15C、送信トランスジューサ1
5Dを備え、発振器15Aはパルス信号(例えば40K
Hz)eを送信変調部15Bに送り、カウンタ13(6
進)からの同期パルスbの2番目のパルス信号cで変調
され、増幅器15Cは変調波信号を送信トランスジュー
サ15Dに送り(信号f)、電気―音響変換して超音波
を発射する。
【0016】超音波受信部16は、受信トランスジュー
サ16A、増幅器16B、フィルタ部16C、ゲート1
6Dを備え、送信トランスジューサ15Dが発射し、対
象物から反射して戻ってくる超音波反射波を受信トラン
スジューサ16Aで受け音響―電気変換し、この電気信
号gを増幅器16Bおよびフィルタ16Cを介して、信
号hをゲート16Dに供給する。
【0017】ゲート16Dは、カウンタ13(6進)か
らの同期パルスbの3番目〜6番目に対応する出力信号
dの間ゲートを開放し、フィルタ部16Cからの反射波
信号hが存在する場合には、この信号hに対応したセン
サ情報jを判別手段17に送出する。
【0018】判別手段17は、設定手段17aと判定手
段17bを備え、ゲート16Dから供給されるセンサ情
報jに基づいて基準とする反射面からの反射波に応じた
反射波信号の有無を表す比較情報lを発生する。
【0019】設定手段17aは、数値設定器とプリセッ
トカウンタを備え、超音波を送信してから基準とする反
射面からの反射波を検出するまでの時間に相当する判定
基準時間Tsを予め設定すると共に、判定ゲート信号k
を判定手段17bに提供する。なお、予め設定する判定
基準時間Tsは、超音波センサユニットから基準とする
反射面までの距離と超音波の伝搬速度から演算して決定
する。
【0020】判定ゲート信号kは、超音波を送信するパ
ルス信号cで起動して予め設定した判定基準時間Tsま
でをプリセットカウンタで計数し、超音波信号を送信し
てから基準とする反射面からの反射波を検出するまでの
時間に相当するタイミングを演算して生成される。
【0021】また、判定ゲート信号kは、基準とする反
射面からの反射波に応じた反射波信号と同等のパルス幅
が確保されていればよい。
【0022】判定手段17bは、論理機能を備え、ゲー
ト16Dから供給されるセンサ情報jと設定手段17a
から供給される判定ゲート信号kとに基づいて比較情報
lを発生する。
【0023】また、判定手段17bは、超音波受信部1
6で受信した反射波に基づいた反射波信号列であるセン
サ情報jと判定ゲート信号kとの論理積をとり、センサ
情報jの中に基準とする反射面からの反射波に相当する
反射波信号の有無を判定し、判定結果を比較情報lとし
て判定ゲート信号kと同期して生成する。
【0024】図2は超音波センサユニットを用いた検出
装置を駐車場ゲートの天井に設置した場合の超音波反射
状態説明図であり、図(a)は駐車場ゲート出口周辺を
正面から見た超音波反射の様子、また同様に、図(b)
は駐車場ゲート周辺を側面から見た超音波反射の様子を
表す。
【0025】図2(a)(b)において、送信した超音
波が駐車場ゲート周辺のさまざまな固定障害物で反射
し、超音波センサユニットはそれぞれの反射波を受信す
る。
【0026】例えば、反射波(Rw、Rg)は、駐車料
金精算ブースの窓枠、出口ゲートからの反射であり、ま
た反射波(Rl、Rs、Rf)は、蛍光燈、スプリンク
ラ、床面からの反射である。この他にも、自動化された
駐車場であれば駐車料金の精算機や入口の発券機などか
らの反射も考えられる。
【0027】また、車両の出入りに伴って車両の天井は
もとよりバンパやボンネットなどからの反射波(Rc、
Rb、Rv)があり、さらに、車両以外にも人や犬など
がゲートを通過することも考えられ、これら予期しない
移動障害物からの反射も有り得る。
【0028】図3はこの発明に係る超音波センサユニッ
トを用いた検出装置の各部信号波形図である。図中の記
号(a)、(a1)〜(l)は、それぞれ図1の超音波
センサユニットを用いた検出装置10の各部の信号a、
a1〜lに対応する。例えば、超音波信号(f)が超音
波送信部15の送信トランスジューサ15Dから送信さ
れてから、超音波受信部16の受信トランスジューサ1
6Aが、さまざまな反射波(g)のうち反射波Rvを受
信するまでの時間は、同期パルス(b)の3周期分(5
mS/周期×3周期=15mS)であることを示す。
【0029】また、反射波(g)の反射波(Rl、R
c、Rw、Rv、Rf、Rg)はさまざまな反射物体か
らの反射波を表し、図2に示した駐車場ゲートの反射波
の状態を例にとると、例えば反射波Rfは床面からの反
射波を表すと共に、ここでは基準とする反射面からの反
射波であるとして表すと共に、判定ゲート信号(k)で
判定して比較情報(l)を生成することを表している。
【0030】さらに、反射波(g)で、反射波Rcある
いは反射波Rvと床面からの反射波Rfが同一の超音波
センサユニットで検出される状況は、駐車場ゲートでは
殆ど起らないと考えられるが、ここでは説明の都合上こ
のように表した。
【0031】次に、駐車場ゲートの天井にこの発明に係
る超音波センサユニットを用いた検出装置10を設置
し、車両の存在の有無を判定する方法について図2に基
づいて説明する。
【0032】図2において、駐車場ゲートに車両100
が無い状態では、超音波センサユニット2aから送信し
た超音波Sgは、床面9fを含む駐車場ゲートのさまざ
まな固定障害物で反射し、例えば、反射波(Rw、R
g、Rl、Rs、Rf)などが超音波センサユニット2
aで受信される。なお、超音波センサユニット2a、2
bは同じ動作を行う一対構成で、一定時間間隔を経て作
動して互いの送信波を受信することはない。
【0033】超音波センサユニット2aが受信した反射
波に対応した反射波信号に基づき、超音波センサユニッ
ト2aが超音波Sgを送信してから、それぞれの固定障
害物からの反射波を超音波センサユニット2aが受信す
るまでの時間を検出することができる。
【0034】さまざまな固定障害物からの反射波の内か
ら床面9fの反射波Rfに着目し、床面9fを基準とす
る反射面として超音波Sgを送信してから反射波Rfの
受信までの時間を基準に採り、判定基準時間Tsとして
設定する。なお、判定基準時間Tsは、超音波センサユ
ニット2aから床面9fまでの距離と超音波の伝搬速度
から演算して決定してもよい。
【0035】一方、駐車場ゲートに車両が存在している
状態では、超音波センサユニット2aが送信した超音波
Sgは床面9fに到達せずに車両100の各部で反射さ
れ、例えば、反射波(Rc、Rv、Rb)などとその他
の固定障害物からの反射波が超音波センサユニット2a
で受信される。
【0036】超音波センサユニット2aが受信した反射
波(g)とこれに対応した反射波信号(h)には、床面
9fからの反射はないので床面9fからの反射波Rfと
これに対応した反射波信号は存在しない。
【0037】超音波Sgを送信する度に、超音波センサ
ユニット2aが受信した反射波(g)に対応した反射波
信号(h)の中に、超音波を送信してから判定基準時間
Ts後、床面9fからの反射波Rfに対応した反射波信
号(h)の有無で車両の存在の有無を判定する。判定基
準時間Ts後に反射波信号(h)が検出されなければ
“車両有り”と判定し、判定基準時間Ts後に反射波信
号(h)が検出されれば“車両無し”と判定する。
【0038】床面9fの反射波Rfは、超音波の送信を
完全に閉ざさなければ必ず得られるので、人や動物など
が駐車場ゲートを通過しても超音波の送信を完全に閉ざ
すものでない限り反射波Rfは存在し、車両の存在と誤
認することはない。
【0039】このように、請求項1に係る超音波センサ
ユニットを用いた検出装置は、送信した超音波の基準と
する反射面からの反射波に応じた反射波信号に基づいて
検出対象物の有無を判別する判別手段を備え、超音波受
信部が障害物からの反射波を受信しても、超音波を送信
してから基準時間後に反射波を受信したならば基準とす
る反射面からの反射波とみなし、この反射波の有無判定
に基づいて検出対象物の有無を判別することができるの
で、検出対象物の形状に拘らず検出対象物の有無判定が
確実で、検出対象物間の距離が短くても正確に判別がで
きる。
【0040】また、請求項2に係る超音波センサユニッ
トを用いた検出装置は、判別手段に、送信した超音波の
基準とする反射面からの反射波を受信するまでの時間に
相当する基準時間を予め設定する設定手段と、この設定
手段に設定した基準時間と受信した反射波に応じた反射
波信号とに基づいて基準とする反射面からの反射波の有
無を判定する判定手段とを備えたので、超音波センサユ
ニットを用いた検出装置の設置の自由度が広がると共
に、基準とする反射面からの反射波の正確な判定ができ
る。
【0041】次に、この発明に係る超音波センサユニッ
トを用いた検出装置10を、ゲート車両管理装置に適用
した実施の形態を添付図に基づいて説明する。図4はゲ
ート車両管理装置の全体構成図である。図4において、
ゲート車両管理装置1は、駐車場の入り口側の天井に配
置された超音波センサユニット2a〜2fと、駐車場の
出口側の天井に配置された超音波センサユニット3a〜
3fと、駐車券の発券機4と、入口ゲート5と、駐車料
金の精算機6と、出口ゲート7と、駐車場の隠れた場所
に設置した制御装置8とから構成する。
【0042】超音波センサユニット2a〜2f、3a〜
3fは、それぞれ2aと2b、2cと2d、2eと2
f、3aと3b、3cと3d、3eと3fを2個1組と
し、2aと2bは発券機4の近傍、2cと2d、2eと
2fは各々入口ゲート5の前後に配置する。一方、3a
と3bは精算機6の近傍、3cと3d、3eと3fは各
々出口ゲート7の前後に配置する。
【0043】発券機4は、超音波センサユニット2aと
2bが同時に車両100を検出した場合、超音波センサ
ユニット2aと2bから同時に出力されるセンサ情報に
基づいて制御装置8が発生する制御情報を受取って駐車
券の発券を行う。また、発券機4は、駐車券が抜取られ
た場合に発券情報を制御装置8に供給する。
【0044】入口ゲート5は、運転者が発券機4から駐
車券を抜取ると、超音波センサユニット2aと2bから
のセンサ情報および発券機4からの発券情報に基づいて
制御装置8が提供する開放情報により開放し、車両10
0が超音波センサ2cと2d、2eと2fの順に通過し
た場合、センサ情報に基づいて制御装置8から送られて
くる閉結情報により閉じるよう構成する。
【0045】精算機6は、超音波センサユニット3aと
3bが同時に車両100を検出して駐車券が挿入された
場合に駐車料金を表示し、規定の駐車料金が精算される
と精算情報を制御装置8に送出する。また、精算機6
は、例えば音声ガイダンス回路等を備え、超音波センサ
ユニット3aと3bにより車両を検出すると、例えば
「駐車券をお入れください。」等のメッセージを音声出
力するよう構成する。
【0046】出口ゲート7は、超音波センサユニット3
aと3bからのセンサ情報および精算機6からの精算情
報に基づいて制御装置8が提供する開放情報により開放
し、車両100が超音波センサユニット3cと3d、3
eと3fの順に通過した場合、センサ情報に基づいて制
御装置8から送られてくる閉結情報により閉じるよう構
成する。
【0047】図5はこの発明に係る超音波センサユニッ
トを用いた検出装置のゲート車両管理装置における超音
波センサユニットの配置図である。図5において、駐車
場入口には発券機4の近傍に2個1組の超音波センサユ
ニット2aおよび2bを設け、2aと2bの間隔Woを
車両の幅W1より短く(Wo<W1)なるよう配置す
る。
【0048】車両の検出は、2個の超音波センサユニッ
ト2aおよび2bが同時に所定回数検出した場合とし、
2個の超音波センサユニットからのセンサ情報の論理積
に基づいて行うよう制御装置8を構成する。
【0049】超音波センサユニット2cおよび2d、2
eおよび2fは、それぞれ入口ゲート5の前後に配置
し、車両が通過した場合に入口ゲート5を閉じるよう構
成する。また、車両通過の検出は、まず超音波センサユ
ニット2dまたは2eのセンサ情報の論理和に基づいて
車両を検出し、続いて2eまたは2fのセンサ情報の論
理和に基づいて検出した後、2cおよび2d、2eおよ
び2fの順に4個の超音波センサユニット全てが検出し
なくなった場合を通過と判断するよう制御装置8を構成
して入口ゲート5を閉じる。
【0050】車両の検出を超音波センサユニット2aお
よび2bからのセンサ情報の論理積で行い、車両の通過
を超音波センサユニット2c、2d、2e、2fからの
センサ情報の論理和で行うよう構成することにより、車
両以外の2輪車や人間を検出して発券機4が駐車券を発
券することを防止し、車両通過直後に2輪車や人間が入
口ゲート5の下にいる場合に入口ゲート5が閉じること
を防止する。
【0051】超音波センサユニット3a〜3fの配置、
車両の検出および車両の通過検出についても超音波セン
サユニット2a〜2fと同様に構成し、超音波センサユ
ニット3aおよび3bを精算機6の近傍に配置し、超音
波センサユニット3cおよび3d、3eおよび3fをそ
れぞれ出口ゲートの前後に配置する。
【0052】図6はゲート車両管理装置の制御装置のブ
ロック構成図である。図6において、制御装置8はマイ
クロプロッセッサを基本として各種演算回路、メモリ、
制御回路等で構成し、判別手段17、同期パルス発生回
路24、順送りパルス発生回路25、車両判定手段3
0、タイマ部A36、タイマ部B37、制御部40、入
口ゲート駆動部41、出口ゲート駆動部42を備える。
【0053】判別手段17は、設定手段17aと判定手
段17bを備え、超音波センサユニット2aのゲート1
6Dから供給されるセンサ情報jに基づき、基準とする
反射面からの反射波に応じた反射波信号の有無を表す比
較情報lを発生する。
【0054】設定手段17aは、数値設定器とプリセッ
トカウンタを備え、超音波を送信してから基準とする反
射面からの反射波を検出するまでの時間に相当する判定
基準時間Tsを予め設定すると共に判定ゲート信号kを
判定手段17bに提供する。なお、予め設定する判定基
準時間Tsは、超音波センサユニットから基準とする反
射面までの距離と超音波の伝搬速度から演算して決定す
る。
【0055】判定ゲート信号kは、超音波を送信するパ
ルス信号cで起動して予め設定した判定基準時間Tsま
でをプリセットカウンタで計数し、超音波信号を送信し
てから基準とする反射面からの反射波を検出するまでの
時間に相当するタイミングを演算して生成され、基準と
する反射面からの反射波に応じた反射波信号と同等のパ
ルス幅が確保されていればよい。
【0056】判定手段17bは、論理機能を備え、超音
波センサユニット2aのゲート16Dから供給されるセ
ンサ情報jと設定手段17aから供給される判定ゲート
信号kとに基づいて比較情報lを発生し、車両判定手段
30に提供する。
【0057】また、判定手段17bは、超音波受信部1
6で受信した反射波に基づいた反射波信号列であるセン
サ情報jと判定ゲート信号kとの論理積をとり、センサ
情報jの中に基準とする反射面からの反射波に相当する
反射波信号の有無を判定し、判定結果を比較情報lとし
て判定ゲート信号kと同期して生成する。
【0058】同期パルス発生回路24、順送りパルス発
生回路25は、それぞれ同期パルスb、順送りパルスa
を超音波センサユニット2aのフォトカプラ12、11
に提供する。
【0059】車両判定手段30は、データ記憶部31、
計数部32、直列―並列変換部33、論理演算部34、
シーケンス部35を備え、判別手段17から供給される
比較情報lを所定の回数カウントして検出対象物の存在
を確実に判定すると共に、各超音波センサユニット(2
a〜2f、3a〜3f)が検出した情報に対応した比較
情報lに基づいて予め設定された順序で論理演算を行
い、駐車券の発券、料金の精算、出入口ゲートの開閉等
に必要な演算情報Doを制御部40に提供する。
【0060】データ記憶部31は、超音波センサユニッ
ト(2a〜2f、3a〜3f)の各々が検出したセンサ
情報jに対応してデータ比較部23から提供されるシリ
アルの比較情報lを、それぞれ割当てられた記憶領域に
記憶し、比較情報lが連続して予め計数部32に設定さ
れた所定回数Nkに達した場合、記憶データDmを直列
―並列変換部33に出力する。
【0061】直列―並列変換部33は、シリアルな記憶
データDmを12個の超音波センサユニット(2a〜2
f、3a〜3f)に対応したパラレルなデータDtに変
換し、データDtを論理演算部34に出力する。
【0062】論理演算部34は複数の論理積および論理
和回路等で構成し、直列―並列変換部33からのパラレ
ルデータDtを入力とし、シーケンス部35に予め設定
された順序に従って論理演算を行い、演算情報Doを制
御部40に提供する。また、論理演算部34は、制御部
40を介して発券機4からの発券情報Ka、または精算
情報Kbに応じた情報Kao、Kboを受取り、パラレ
ルデータDtと共に論理演算を行い、再度演算情報Do
として制御部40に提供する。
【0063】シーケンス部35は、予め設定された順序
のシーケンス情報Skを論理演算部34に送り、ゲート
車両管理装置1に必要な演算の順序を制御する。
【0064】図7は制御装置の論理演算部の一実施例で
ある。論理演算部34は、同一構成の入口側論理演算回
路34Aおよび出口側論理演算部34Bから構成し、入
口側論理演算回路34Aは、例えば論理積回路34a、
34bおよび論理和回路34c、34dを備える。
【0065】入口側論理演算回路34Aは、図6の直列
―並列変換部33からのパラレルデータDt(Dt1〜
Dt6)を入力として論理演算を行い、演算情報Do
(Do1〜Do4)を出力し、同様に、出口側論理演算
部34BもパラレルデータDt(Dt7〜Dt12)を
入力とし、演算情報Do(Do5〜Do8)を出力す
る。なお、データDt1〜Dt6は図5の超音波センサ
ユニット2a〜2f、データDt7〜Dt12は超音波
センサユニット3a〜3fが検出するセンサ情報に対応
する。
【0066】論理演算部34の動作を説明する。なお、
論理はHレベルアクティブで構成したものとする。デー
タDt1およびDt2が同時に入力されると(センサユ
ニット2a、2bが車両同時検出状態)、入口側論理演
算回路34Aは演算情報Do1を出力し、制御部40を
介して発券情報Kcを発券機4に出力し、発券機4から
駐車券が発券される。
【0067】駐車券が発券機4から抜取られると、抜取
り情報Kaが制御部40を介して情報Kaoとして論理
積回路34bに入力され、論理積回路34bが論理積を
演算して演算情報Do2を出力し、制御部40を介して
ゲート開放情報Gaを入口ゲート駆動部41に提供す
る。ゲート駆動部41はゲート開放情報Gaに基づいて
ゲート開駆動情報Geを出力して入口ゲート5を開く。
【0068】次に、データDt3またはDt4が入力さ
れると(センサユニット2c、2dが車両検出状態)、
入口側論理演算回路34Aは演算情報Do3を制御部4
0に出力し、続いてデータDt5またはDt6が入力さ
れると(センサユニット2e、2fが車両検出状態)、
入口側論理演算回路34Aは演算情報Do4を制御部4
0に出力し、制御部40は車両の通過状態を監視し、演
算情報Do3、演算情報Do4の順にLレベルになると
(車両通過検出状態)、制御部40からゲート閉結情報
Gaを入口ゲート駆動部41に提供し、入口ゲート駆動
部41からゲート閉駆動情報Geを出力して入口ゲート
5を閉じる。
【0069】なお、車両が通過した後の所定時間内に演
算情報Do3または演算情報Do4がある場合、制御手
段40は入口ゲート5付近に検出対象物(二輪車、人間
等)があると判断して入口ゲート5を開いた状態に保つ
よう構成する。
【0070】出口側論理演算回路34Bについても入口
側論理演算回路34Aと同様の動作を行うが、精算機6
で料金精算が完了した場合に出口ゲート5を開く点のみ
が異なる。
【0071】なお、シーケンス部35は、図6の順送り
パルス発生回路25の順送りパルスaに同期してデータ
Dt1〜Dt12の取込み、演算情報Do1〜Do8を
送出するよう論理演算部34の動作順序を決定する。
【0072】図6の制御部40は、論理演算部34の演
算情報Doに基づいて発券機4、精算機6の駆動を制御
したり、入口ゲート駆動部41、出口ゲート駆動部42
を制御して入口ゲート5、出口ゲート7の開閉を制御す
ると共に、図5の出庫警報灯9の点滅を制御する。ま
た、制御部40は、発券機4から抜取り情報Kaを受取
った場合、または精算機6から精算終了情報Kbを受取
った場合、それぞれタイマ部A36、タイマ部B37に
起動情報Ta、Tbを送ってタイマを駆動し、所定時間
Tu経過後に出力されるタイムアップ情報Te、Toに
基づいてそれぞれ入口ゲート5、出口ゲート7を閉じる
よう制御する。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る超
音波センサユニットを用いた検出装置は、送信した超音
波の基準とする反射面からの反射波に応じた反射波信号
に基づいて検出対象物の有無を判別する判別手段を備
え、超音波受信部が障害物からの反射波を受信しても、
超音波を送信してから基準時間後に反射波を受信したな
らば基準とする反射面からの反射波とみなし、この反射
波の有無判定に基づいて検出対象物の有無を判別するこ
とができるので、検出対象物の形状に拘らず検出対象物
の有無判定が確実で、検出対象物間の距離が短くても正
確に判別ができるので、障害物の誤認や検出対象物の誤
認あるいは検出ミスが減少し、ゲート車両管理業務で
は、ゲート車両管理精度が向上すると共に駐車場出入口
の渋滞緩和が図れる。
【0074】また、請求項2に係る超音波センサユニッ
トを用いた検出装置は、判別手段に、送信した超音波の
基準とする反射面からの反射波を受信するまでの時間に
相当する基準時間を予め設定する設定手段と、この設定
手段に設定した基準時間と受信した反射波に応じた反射
波信号とに基づいて基準とする反射面からの反射波の有
無を判定する判定手段とを備え、超音波センサユニット
を用いた検出装置の設置の自由度が広がると共に、基準
とする反射面からの反射波の正確な判定ができるので、
検出対象物の有無判別を確実に行うことができる。
【0075】よって、障害物からの反射波があっても検
出対象物の有無を精度よく判定できる信頼性の高い超音
波センサユニットを用いた検出装置を提供することがで
きると共に、駐車場ゲートに用いて新設および既設の駐
車場に適用できて施行も容易で自由度が高く拡張性にも
優れ、信頼性および安全性の高いゲート車両管理装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る超音波センサユニットを用いた
検出装置10のブロック構成図
【図2】超音波センサユニットを用いた検出装置を駐車
場ゲートの天井に設置した場合の超音波反射状態説明図
【図3】この発明に係る超音波センサユニットを用いた
検出装置の各部信号波形図
【図4】ゲート車両管理装置の全体構成図
【図5】この発明に係る超音波センサユニットを用いた
検出装置のゲート車両管理装置における超音波センサユ
ニットの配置図
【図6】ゲート車両管理装置の制御装置のブロック構成
【図7】制御装置の論理演算部の一実施例
【符号の説明】
1…ゲート車両管理装置、2a〜2f,3a〜3f…超
音波センサユニット、4…発券機、5…入口ゲート、6
…精算機、7…出口ゲート、8…制御装置、9…出庫警
報灯、9a…駐車料金精算ブース、9b…蛍光燈、9c
…スプリンクラ、9d…バンパ、9e…ボンネット、9
f…床面、10…超音波センサユニットを用いた検出装
置、11,12…フォトカプラ、13…6進カウンタ、
14…順送りパルス発生器、15…超音波送信部、15
A…発振器、15B…送信変調部、15C,16B…増
幅器、15D,16A…トランスジューサ、16…超音
波受信部、16C…フィルタ部、16D…ゲート、17
…判別手段、17a…設定手段、17b…判定手段、2
4…同期パルス発生回路、25…順送りパルス発生回
路、30…車両判定手段、31…データ記憶部、32…
計数部、33…直列―並列変換部、34…論理演算回
路、34A…入口側論理演算回路、34B…出口側論理
演算部、34a,34b…論理積回路、34c,34d
…論理和回路、35…シーケンス部、36…タイマ部
A、37…タイマ部B、40…制御部、41…入口ゲー
ト駆動部、42…出口ゲート駆動部、100…車両、k
…判定ゲート信号、l…比較情報、Rc、Rw、Rg、
Rl、Rs、Rb、Rf、Rv…反射波、Sg…超音
波、Ts…判定基準時間、Tx…車両検知時間。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波を送信する超音波送信部と、反射
    波を受信する超音波受信部と、を備え、送信した超音波
    が物体で反射した反射波を受信して物体の有無を検出す
    る超音波センサユニットを用いた検出装置において、 送信した超音波の基準とする反射面からの反射波に応じ
    た反射波信号に基づいて検出対象物の有無を判別する判
    別手段を備え、 前記超音波受信部が障害物からの反射波を受信しても、
    超音波を送信してから基準時間後に反射波を受信したな
    らば基準とする反射面からの反射波とみなし、この反射
    波の有無判定に基づいて検出対象物の有無を判別するこ
    とを特徴とする超音波センサユニットを用いた検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段は、送信した超音波の基準
    とする反射面からの反射波を受信するまでの時間に相当
    する基準時間を予め設定する設定手段と、この設定手段
    に設定した基準時間と受信した反射波に応じた反射波信
    号とに基づいて基準とする反射面からの反射波の有無を
    判定する判定手段と、を備えたことを特徴とする請求項
    1記載の超音波センサユニットを用いた検出装置。
JP27038595A 1995-10-18 1995-10-18 超音波センサユニットを用いた検出装置 Pending JPH09115089A (ja)

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