JPH10213658A - 車両用超音波式障害物検知装置 - Google Patents

車両用超音波式障害物検知装置

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JPH10213658A
JPH10213658A JP9014390A JP1439097A JPH10213658A JP H10213658 A JPH10213658 A JP H10213658A JP 9014390 A JP9014390 A JP 9014390A JP 1439097 A JP1439097 A JP 1439097A JP H10213658 A JPH10213658 A JP H10213658A
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JP
Japan
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obstacle
distance
vehicle
circuit
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JP9014390A
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English (en)
Inventor
Mineo Okamoto
峰雄 岡本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 きわめて近いところに障害物がある時にも残
響波形による誤動作を起こすことなく障害物の検知を行
う。 【解決手段】 送出した超音波信号の反射波を検出する
超音波センサの出力で障害物の検知を行う車両用超音波
式障害物検知装置である。受信波の増幅率を下げて近距
離障害物検知モードに切り換える検知距離切換手段2を
備える。増幅率を下げることによって残響波形を早期に
収斂させることで、きわめて近距離からの反射波を検出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の車体の前後
などに超音波センサを取り付けて障害物の検出を行う車
両用超音波式障害物検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車体の前面や後面に超音波センサを取り
付けて車体前方や後方の障害物検出を行う超音波式障害
物検知装置は、一般にマイクロフォンから超音波を出力
し、次いで上記マイクロフォンで障害物からの反射波を
受けて、超音波の投射時刻から反射波を受信するまでの
時間から障害物までの距離を検出し、該距離が所定距離
内であれば、警報を出力するものとなっている。
【0003】ここにおいて、上記マイクロフォンで超音
波の投射と反射波の受信とを行う場合、次のような問題
を有している。すなわち、図2(a)に示す出力をマイク
ロフォンに印加して超音波の投射を行った時、マイクロ
フォンは振動するとともにその残響のために、マイクロ
フォンの受信出力の検波出力には、図2(b)に示すよう
に、超音波の投射完了後にも残響成分が出てくることに
なる。従って、従来はこの残響による影響を除くため
に、障害物からの反射波イは、図2(c)に示すように、
超音波投射時の残響成分がなくなってから(時間T1
過後に)検出を始めるものとしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このために、障害物が
きわめて近距離にあるために障害物からの反射波イが図
2(b)に示すように残響波形に重なるような場合には、
障害物検知の警報を出力することができない。特開平6
−76199号公報には超音波の出力時間の切り換えに
よって近距離モードと遠距離モードとを切り換えること
ができるものが示されているが、このものにおいても、
障害物からの反射波が残響波形に重なるような場合に
は、障害物検知の警報を出力することができない。
【0005】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところはきわめて近いところに
障害物がある時にも残響波形による誤動作を起こすこと
なく障害物の検知を行うことができる車両用障害物検知
装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、送出
した超音波信号の反射波を検出する超音波センサの出力
で障害物の検知を行う車両用超音波式障害物検知装置に
おいて、受信波の増幅率を下げて近距離障害物検知モー
ドに切り換える検知距離切換手段を備えていることに特
徴を有している。増幅率を下げることによって、残響波
形を早期に収斂させてきわめて近距離からの反射波を検
出することができるようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例につい
て説明すると、図中10は基準信号発生回路、11は基
準信号を基にすべてのタイミングを作成する制御回路で
あって後述する波形整形回路16からの信号が無いこと
を確認し、距離判定回路17のスタートストップのタイ
ミングを決定する。該制御回路11で決定されたタイミ
ングで間欠的な発振を行う発振回路12の出力は、ドラ
イバー13を通じてマイクロフォン1に供給されて、超
音波信号の投射がなされる。
【0008】そして障害物からの反射波はマイクロフォ
ン1で受信され、該受信信号は増幅回路14とノイズカ
ット用の帯域フィルター15とを通じて波形整形回路1
6に供給されて検波及び波形整形がなされ、波形整形回
路16の出力信号は距離判定回路17に送られて超音波
信号の投射から反射波の到来までの時間から障害物まで
の距離が演算される。得られた演算距離が所定範囲内で
あれば、表示出力制御回路18を介して表示器19に障
害物の存在や距離が表示される。
【0009】ここにおいて、この超音波式障害物検知装
置には切換スイッチ2が設けられている。該切換スイッ
チ2は通常モードと近距離モードとを切り換えるもの
で、近距離モードとしたならば、上記増幅回路14の増
幅率を下げるとともに、ゲート20のゲート時間を通常
モードの時間T1 から時間T2 に切り換える。ゲート2
0はマイクロフォン1が超音波を投射した時の影響を避
けるために、ゲート時間T1 内の受信波形は除外するた
めに設けたものであるが、上記増幅率を下げたことに伴
って増幅回路14の出力信号に現れる残響波形の時間
も、図2(d)に示すように短くなることから、ゲート時
間をより短い時間T2 とすることで、きわめて近距離に
ある障害物からの反射波イを検出することができるよう
にするのである。
【0010】従って、障害物の近辺に駐車する時など、
まずは通常モードで障害物検知装置を作動させておき、
障害物に近くなったために通常モードではゲート時間T
1 内に反射波イが到来することになって障害物検知不能
となる時には近距離モードに切り換えることで、障害物
からの反射波イを検出することができるものであり、こ
のために障害物にかなり近接させた位置に車を停めるこ
とが可能となる。また発車しようとする時などでも、マ
イクロフォン1にきわめて近い位置にあるために通常モ
ードでは検出できなかった障害物を検出することができ
る。なお、切換スイッチ2は手動で切り換えるだけでな
く、障害物が接近している時には通常モードから近距離
モードに自動的に切り換えるようにしたり、障害物検知
動作はまず近距離モードで作動し、次いで通常モードで
作動するというように、自動切り換え機能を持たせても
よいものである。
【0011】また、図3及び図4に示すように、車両の
前方乃至後方に複数のマイクロフォン1a,1b,1c
を設置している場合、各マイクロフォン1a,1b,1
cの出力の論理和をとるOR回路25と論理積をとるA
ND回路26とを設けて、OR回路25の出力に距離判
定回路17と表示出力制御回路18とを介して表示器1
9を接続し、AND回路26の出力に壁用表示出力制御
回路28を介して壁表示器29を接続するとよい。
【0012】すなわち、左右及び中央に配したマイクロ
フォン1a,1b,1cからの出力からすべて障害物を
検知した時には、表示器19において障害物の存在を表
示すると同時に壁表示器29で障害物が壁であることを
表示し、障害物を検知したもののすべてのマイクロフォ
ン1a,1b,1cの出力から障害物を検知したのでな
い時には、表示器19のみを作動させるのである。この
ようにすることによって、障害物が壁であるのか、ある
いは電信柱や人のようなものであるかを運転者は認識す
ることができる。
【0013】図5は上記の場合に好適に用いることがで
きる表示器19及び壁表示器29の例を示しており、前
後左右の総計6つのLED19a,19b,19cが車
両の前後に夫々3つずつ配されたマイクロフォン1a,
1b,1cに対応する形で配されており、また棒状のL
EDが壁表示器29として設けられている。前方に壁が
障害物としてある時には、車両前方に対応するLED1
9a,19b,19cがすべて点灯すると同時に壁表示
器29も点灯する。また後方に壁が障害物としてある時
には、車両後方に対応するLED19a,19b,19
cがすべて点灯すると同時に壁表示器29も点灯する。
壁でない場合には、対応するいずれかのLED19a,
19b,19cのみが点灯する。
【0014】ところで、上記のように車両の前後左右に
夫々マイクロフォン1a,1b,1cを設置して、各々
独立した状態で障害物検知を行っている場合、障害物を
検知して警報が出力された時、運転者はどの方向に障害
物があるのかをとっさに判断することが難しい。このた
めに、図6に示すように、車両の前方障害物検知ブロッ
クAと後方障害物検知ブロックBとに分割するととも
に、夫々の制御回路11,11に車両の進行方向信号を
取り込んで、車両が前進している時には前方障害物検知
ブロックAを能動状態、後方障害物検知ブロックBは動
作禁止状態とし、逆に車両が後退している時には前方障
害物検知ブロックAを動作禁止状態、後方障害物検知ブ
ロックBは能動状態とするとよい。車両が進行している
方向の障害物のみを検知するために、障害物があった場
合の運転者の障害物の存在位置の判断が容易となる。
【0015】なお、図3及び図6においては前記切換ス
イッチ2によるところの通常モードと近距離モードとの
切換に関連するブロックは省略しているが、これらにお
いても増幅回路14(14a,14b,14c)におけ
る増幅率を下げることで近距離モードとする機能を持た
せているのはもちろんである。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明においては、送出し
た超音波信号の反射波を検出する超音波センサの出力で
障害物の検知を行う車両用超音波式障害物検知装置にお
いて、受信波の増幅率を下げて近距離障害物検知モード
に切り換える検知距離切換手段を備えていることから、
検知距離切換手段によって増幅率を下げることによっ
て、残響波形を早期に収斂させることができるものであ
り、このために通常であれば残響波形に重なってしまう
ようなきわめて近距離からの反射波も検出することがで
きるものであり、障害物検知の能力が向上すると同時に
安全性も高くすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例のブロック回路図で
ある。
【図2】同上の障害物検知動作の説明図である。
【図3】壁と他の障害物との識別機能を有するもののブ
ロック回路図である。
【図4】(a)(b)は同上の動作説明図である。
【図5】同上の表示器の例の正面図である。
【図6】車両進行方向に対応する障害物検知を行うもの
のブロック回路図である。
【符号の説明】
1 マイクロホン 2 切換スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送出した超音波信号の反射波を検出する
    超音波センサの出力で障害物の検知を行う車両用超音波
    式障害物検知装置において、受信波の増幅率を下げて近
    距離障害物検知モードに切り換える検知距離切換手段を
    備えていることを特徴とする車両用超音波式障害物検知
    装置。
JP9014390A 1997-01-28 1997-01-28 車両用超音波式障害物検知装置 Withdrawn JPH10213658A (ja)

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Effective date: 20040406