JP2015017920A - 物体検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤検知を生じにくくしながらも、物体を検知可能な範囲を近距離側へ広げる。
【解決手段】制御部4は、間欠的に発生する複数の出力波が出力波群として送波されるように送波部2を制御する。検知部5は、出力波群のうち最初の出力波の送波終了時点から最後の出力波の送波終了時点までの期間を含むマスク期間を設定し、当該マスク期間の終了後の受波信号に基づいて物体10を検知する。さらに、制御部4は、受波部3がマスク期間に反射波を受けた場合に、出力波群における出力波の数を減らして出力波群を再送する再送部41を有している。検知部5は、受波部3がマスク期間に反射波を受けた場合に、当該マスク期間の終了後の受波信号に基づく検知結果を無効にし、再送された出力波群について設定されたマスク期間の終了後の受波信号に基づいて物体10を検知する再測部51を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、検知空間に超音波や電波や光等の出力波を送波し、当該出力波の反射波を用いて検知空間に存在する物体を検知する物体検知装置に関する。
従来から、この種の物体検知装置として、反射波が所定の時間の範囲内に戻ってきたか否かにより、物体が装置から一定の距離の範囲(所定ゾーン)に入ったか否かを検知する装置が提案されている(たとえば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の物体検知装置(超音波式物体検出装置)は、出力波(超音波信号)の送波後の予め定める時間後の所定時間だけ開かれるゲート回路を有し、ゲート回路を通して反射波を出力することにより、物体が所定ゾーンに入ったか否かを検知する。ただし、この物体検知装置においては、所定ゾーンよりも手前に物体が存在する場合に、物体と検知装置の超音波素子との間で出力波の多重反射が生じて、超音波素子で反射波が複数回受波されることがある。この場合、多重反射された反射波をゲート回路が開かれる期間(所定時間)に受波すると、物体検知装置は、実際には所定ゾーンよりも手前にある物体を、あたかも所定ゾーン内にあるかのように誤検知する可能性がある。
そこで、特許文献1に記載の物体検知装置は、ゲート回路が開かれる以前に反射波が受信されると、ゲート回路の出力を禁止するように構成されている。これにより、物体検知装置は、所定ゾーンよりも手前に物体がある場合に、この物体と超音波素子との間で出力波が多重反射することがあっても、この物体を所定ゾーン内にあるかのように誤検知することを防止できる。
実開昭59−176982号公報
しかし、特許文献1に記載の物体検知装置は、ゲート回路が開かれる前の期間(以下、「マスク期間」という)に反射波を受信するとゲート回路の出力が禁止されるから、マスク期間に反射波が戻ってくる程の近距離に存在する物体を検知することができない。
本発明は上記事由に鑑みて為されており、誤検知を生じにくくしながらも、物体を検知可能な範囲を近距離側へ広げることができる物体検知装置を提供することを目的とする。
本発明の物体検知装置は、検知空間に出力波を送波する送波部と、前記検知空間に存在する物体での前記出力波の反射波を受波し当該反射波を電気信号からなる受波信号に変換する受波部と、間欠的に発生する複数の前記出力波が出力波群として送波されるように前記送波部を制御する制御部と、前記出力波群のうち最初の前記出力波の送波終了時点から最後の前記出力波の送波終了時点までの期間を含むマスク期間を設定し、当該マスク期間の終了後の前記受波信号に基づいて前記物体を検知する検知部とを備え、前記制御部は、前記受波部が前記マスク期間に前記反射波を受けた場合に、前記出力波群における前記出力波の数を減らして前記出力波群を再送する再送部を有し、前記検知部は、前記受波部が前記マスク期間に前記反射波を受けた場合に、当該マスク期間の終了後の前記受波信号に基づく検知結果を無効にし、再送された前記出力波群について設定された前記マスク期間の終了後の前記受波信号に基づいて前記物体を検知する再測部を有することを特徴とする。
この物体検知装置において、前記再送部は、前記受波部が前記マスク期間において前記反射波を受けたタイミングに応じて、再送時の前記出力波群に含まれる前記出力波の数を決定するように構成されていることが望ましい。
あるいは、この物体検知装置において、前記再送部は、再送時の前記出力波群に含まれる前記出力波の数を1つとするように構成されていることが望ましい。
また、この物体検知装置において、前記再送部は、前記出力波群の再送を複数回繰り返して行い、前記再測部は、再送された前記複数回分の前記出力波群に対応する前記受波信号に基づいて前記物体を検知するように構成されていることがより望ましい。
この物体検知装置において、前記検知部は、前記検知空間に前記物体が存在する場合に、前記出力波の送波から前記反射波を受波するまでの時間に基づいて前記物体までの距離を求める演算部を有することがより望ましい。
本発明は、制御部が、マスク期間に反射波を受けた場合に、出力波群における出力波の数を減らして出力波群を再送する再送部を有している。さらに、再測部は、再送された出力波群について設定されたマスク期間の終了後の受波信号に基づいて物体を検知する機能を有している。したがって、物体検知装置は、誤検知を生じにくくしながらも、物体を検知可能な範囲を近距離側へ広げることができるという利点がある。
実施形態1に係る物体検知装置の構成を示す概略ブロック図である。 第1の参考例の動作の説明図である。 第2の参考例の動作の説明図である。 第2の参考例の動作の説明図である。 実施形態1に係る物体検知装置の動作の説明図である。 実施形態1に係る物体検知装置の動作の説明図である。 実施形態1に係る物体検知装置の動作の説明図である。 実施形態1に係る物体検知装置の動作の説明図である。
(参考例)
本参考例に係る物体検知装置は、ノイズを反射波と誤認して物体の誤検知が生じることを回避するために、出力波を複数回送波し、全ての出力波の反射波を受波した場合にのみ物体が存在すると判断するように構成されている。すなわち、物体検知装置は、複数回分の反射波を全て受波して初めて物体の存在を検知するので、単発的なノイズが発生しただけでは、物体の誤検知を生じることはない。したがって、本参考例に係る物体検知装置によれば、ノイズを反射波と誤認することによる誤検知を生じにくくなる。
第1の参考例としての物体検知装置は、図2A,図2Bに示すように、送波した出力波の反射波を受波してから次の出力波を送波することで、出力波の送波および反射波の受波を複数回繰り返し行うように構成されている。図2Aは物体検知装置から送波される出力波を示し、図2Bは物体検知装置で受波される反射波を表している。図2A,図2Bでは、検知空間に物体が存在する場合を例示しており、一例として出力波の送波が4回繰り返され、各出力波に対応する反射波が4回とも受波されている。なお、出力波、反射波等の超音波を図示する場合、超音波を送波あるいは受波していない状態を基準にして、超音波を送波あるいは受波している状態を波形の立ち上がりによって示す。
ただし、第1の参考例の物体検知装置は、反射波が受波されるのを待って次の出力波を送波するので、とくに遠くの物体を検知する場合には1回の送波から受波までに要する時間が長くなり、1回目の出力波の送波から検知結果を出すまでに時間が掛かる。なお、たとえば物体検知装置から物体までの距離が5mの場合、出力波の送波から反射波の受波までに要する時間は約29msである。
これに対し、第2の参考例としての物体検知装置は、図3A,図3Bに示すように、反射波の受波を待たずに出力波を比較的短い時間間隔で複数回まとめて送波し、その後、これら複数回の出力波に対応する反射波をまとめて受波するように構成されている。この場合、複数回の出力波は、少なくとも各出力波の残響成分が各々の次の出力波に影響しない程度まで減衰するような時間間隔を空けて送波される。図3Aは物体検知装置から送波される出力波を示し、図3Bは物体検知装置で受波される反射波を表している。図3A,図3Bでは、検知空間に物体が存在する場合を例示しており、一例として出力波の送波が4回繰り返され、各出力波に対する反射波が4回とも受波されている。
ここで、第2の参考例の物体検知装置は、1回の検知に用いる一連の出力波(出力波群)のうち最初の出力波の送波終了時点から最後の出力波の送波終了時点までの期間を含むマスク期間を設定し、マスク期間の終了後の反射波から物体を検知する。すなわち、第2の参考例の物体検知装置は、出力波の送波間隔が短く、マスク期間においてはたとえば出力波の残響成分と反射波との区別が困難であるため、マスク期間には物体の検知を行わないように構成されている。
ただし、第2の参考例の物体検知装置は、すぐ近くに反射率の高い物体が存在する場合に、物体と装置との間で出力波が多重反射することがある。この場合、物体検知装置は、図4A,図4Bに示すように、物体で1回反射されただけの反射波R1をマスク期間Tm内に受波し、マスク期間Tmの終了後に多重反射された反射波R2を受波する可能性がある。図4Aは物体検知装置から送波される出力波を示し、図4Bは物体検知装置で受波される反射波を表している。図4Bでは、送波された出力波の残響成分や回り込みなど、反射波以外の成分を破線で示している。なお、図4Aでは出力波の送波間隔が図3Aと異なるが、出力波の送波間隔はいずれでもよい。
この物体検知装置は、たとえば出力波の送波から反射波の受波までの時間に基づいて物体までの距離を求めることができるが、上述の多重反射が生じている状況下では、多重反射された反射波に基づいて距離を求めることで誤った結果が得られることになる。したがって、第2の参考例の物体検知装置では、物体と装置との間で生じる出力波の多重反射に起因した誤検知を生じることがある。
(実施形態1)
本実施形態の物体検知装置は、上述した第2の参考例の物体検知装置を基本構成として、下記の構成を採用することで、上述したような物体と装置との間で生じる出力波の多重反射に起因した誤検知が生じにくい装置を実現する。
本実施形態の物体検知装置1は、図1に示すように、送波部2と、受波部3と、制御部4と、検知部5とを備えている。
送波部2は、検知空間に出力波を送波する。受波部3は、検知空間に存在する物体10での出力波の反射波を受波し当該反射波を電気信号からなる受波信号に変換する。
制御部4は、間欠的に発生する複数の出力波が出力波群として送波されるように送波部2を制御する。検知部5は、出力波群のうち最初の出力波の送波終了時点から最後の出力波の送波終了時点までの期間を含むマスク期間を設定し、当該マスク期間の終了後の受波信号に基づいて物体10を検知する。
さらに、制御部4は、受波部3がマスク期間に反射波を受けた場合に、出力波群における出力波の数を減らして出力波群を再送する再送部41を有している。検知部5は、受波部3がマスク期間に反射波を受けた場合に、当該マスク期間の終了後の受波信号に基づく検知結果を無効にし、再送された出力波群について設定されたマスク期間の終了後の受波信号に基づいて物体10を検知する再測部51を有している。
以下、本実施形態の物体検知装置1について詳しく説明する。ただし、以下に説明する物体検知装置1は、本発明の一例に過ぎず、本発明は、下記実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態においては、物体検知装置1が、自動車に搭載され、車両の周囲に存在する障害物の検知を行って自動車の運転を支援する所謂クリアランスソナーシステムに用いられる場合を例とする。クリアランスソナーシステムは、たとえば障害物までの距離に応じて運転者に通知を行ったり、自動車のブレーキ操作を支援したりする機能を有している。物体検知装置1は、自動車のECU(電子制御ユニット)に接続され、自動車が規定速度以下で走行中に障害物の検知を行い、車両の周囲に存在する障害物の有無、並びに障害物が存在する場合には障害物までの距離を、検知結果としてECUへ出力する。
本実施形態の物体検知装置1は、図1に示すように、上述した送波部2、受波部3、制御部4、検知部5に加えて、検知結果をECU(図示せず)へ出力する出力部6を備えている。ここでは、制御部4、検知部5、出力部6は、メモリおよびプロセッサを有するマイコン(マイクロコンピュータ)を主構成とし、プロセッサがメモリに記憶されているプログラムを実行することにより実現される。マイコンを制御部4、検知部5、出力部6として機能させるプログラムは、たとえば記録媒体に記憶されて提供されてもよい。
また、制御部4および検知部5は、自動車のECUが適宜のプログラムを実行することにより実現されていてもよい。この場合、制御部4および検知部5をECUと別に設ける必要がないため出力部6は省略可能であり、物体検知装置1は、センサユニットとしての送波器22および受波器31がECUに接続されて構成されることになる。
送波部2は、発振回路および送波アンプを含む送波回路21と、超音波素子(超音波トランスデューサ)からなる送波器22とを有している。送波部2は、送波回路21から出力される電気信号からなる送波信号を、送波器22にて送波回路21の発振周波数と同一周波数の超音波に変換し、この超音波を出力波として検知空間に送波(放射)するように構成されている。
受波部3は、超音波素子(超音波トランスデューサ)からなり検知空間から到来する超音波を受波信号に変換する受波器31と、受波器31から出力される受波信号を増幅する受波アンプを含む受波回路32とを有している。つまり、受波部3は、送波部2から送波され検知空間内に存在する物体(障害物)10で反射された超音波を、受波器31にて反射波として受波し電気信号からなる受波信号に変換し、さらに受波回路32で受波信号を増幅して出力するように構成されている。なお、以下では、受波回路32で増幅後の受波信号を単に「受波信号」という。
センサユニットを構成する送波器22および受波器31は、このように検知空間(ここでは車両の周囲の空間)へ超音波(出力波)を送波し、また検知空間からの超音波(反射波)を受波するように、検知空間に向けて配置されている。具体的には、センサユニットとしての送波器22および受波器31は、車両の四隅(右前、右後、左前、左後)を含む複数箇所にそれぞれ設けられているが、図1では1箇所に設けられた送波器22および受波器31のみを図示している。
なお、送波器22と受波器31とはいずれも超音波素子(超音波トランスデューサ)からなるので、1つの超音波素子が送波器22および受波器31として兼用されていてもよい。この場合、物体検知装置1の部品点数を少なく抑えることができる。また、物体検知装置1で用いる出力波は、超音波に限らず、たとえば超音波以外の疎密波、または電波や光等の電磁波であってもよい。
制御部4は、1回の検知につき、送波回路21へ間欠的にパルス信号を出力することで、送波回路21を間欠的に駆動して送波信号を間欠的に生じさせる。これにより、送波部2からは、間欠的に発生する複数の出力波が一まとまりの出力波群として送波される。制御部4は、パルス信号の間隔およびパルス幅を適宜設定することにより、出力波群に含まれる個々の出力波の間隔および時間軸方向の幅を適宜設定する。なお、個々の出力波はパルス波であってもよいしバースト波であってもよい。
本実施形態では、物体検知装置1は、第2の参考例と同様に、図5A,図5Bに示すように、1回の検知につき、出力波を比較的短い時間間隔で4回繰り返して送波するように構成されている。つまり、制御部4は、間欠的に発生する4つの出力波が一まとまりの出力波群として出力されるように送波部2を制御する。しかも、これら4つの各出力波は、少なくとも各出力波の残響成分が各々の次の出力波に影響しない程度まで減衰するような時間間隔を空けて送波される。なお、図5Aは送波部2から送波される超音波(出力波)を示し、図5Bは受波部3で受波される超音波を表している。
図5A,図5Bでは、検知空間に物体10が存在しない場合を例示しており、出力波群として4つの出力波が検知空間に送波されているが、各出力波に対応する反射波は受波されない。ここで、受波部3は、出力波の残響成分や、回り込みによる送波部2からの直接波(出力波)を受波することがあるが、このような反射波以外の成分は、物体10の検知には使用されない。図5B並びに後出の図6B,図7B,図8Bにおいては、送波部2から送波された出力波の残響成分や回り込みなど、反射波以外の成分を破線で示している。
なお、本実施形態の物体検知装置1では、物体10の検知を間欠的に行っており、制御部4は、上述した一まとまりの出力波群が所定の検知間隔を空けて出力されるように送波部2を制御する。検知間隔は、出力波群に含まれる個々の出力波の間隔よりも十分に長い時間間隔である。
検知部5は、受波部3から受波信号を入力し、この受波信号を用いて物体10の検知を行う。ここでは、検知部5は、出力波群の波形パターン(少なくとも個々の出力波の間隔)を出力パターンとしてメモリに予め記憶しており、出力パターンと同じ波形パターンの受波信号を受けた場合に、受波部3で物体10からの反射波が受波されたと判断する。これにより、検知部5は、単発的に発生するノイズと反射波とを区別することができる。
さらに、検知部5は、制御部4との間で同期をとるように構成されている。本実施形態では、検知部5は、検知空間に物体10が存在する場合に、出力波の送波から反射波を受波するまでの時間に基づいて物体10までの距離を求める演算部52を有している。演算部52は、たとえば送波部2より送波される出力波群の最初の(1発目の)出力波の立ち上がりから、この出力波に対応し受波部3で受波された反射波の立ち上がりまでの時間を計測し、この時間を物体10までの距離に換算する。
つまり、演算部52は、超音波の往復に掛かる時間(飛行時間)と音速とから距離を求めるTOF(Time of flight)法により物体10までの距離を求めている。超音波の飛行時間をTf〔s〕、音速をC〔m/s〕とすれば、物体10までの距離L1〔m〕は、L1=Tf×C/2で表される。したがって、検知部5は、検知空間(車両の周囲の空間)における物体(障害物)10の有無、並びに物体10が存在する場合には演算部52で求めた物体10までの距離を、物体10の検知結果として出力する。
ここにおいて、検知部5は、図5A,図5Bに示すように、一まとまりの出力波群のうち最初の(1発目の)出力波の送波終了時点から最後の(4発目の)出力波の送波終了時点までの期間を含むマスク期間Tmを設定する。そして、検知部5は、このマスク期間Tmの終了後の受波信号に基づいて物体10を検知する。すなわち、本実施形態の物体検知装置1は、上述した第2の参考例と同様に、出力波の送波間隔が短く、マスク期間Tmにおいてはたとえば出力波の残響成分と反射波との区別が困難であるため、マスク期間Tmには物体10の検知を行わないように構成されている。
本実施形態では、マスク期間Tmは、図5A,図5Bに示すように、出力波群のうち最初の(1発目の)出力波の送波開始時点から最後の(4発目の)出力波の残響成分がなくなるまでの期間である。マスク期間Tmは、この例に限らず、少なくとも出力波群のうち最初の出力波の送波終了時点から最後の出力波の送波終了時点までの期間を含むように適宜設定されてもよいが、物体10を検知可能な距離範囲を広げるためには極力短く設定されることが望ましい。
ここで、マスク期間Tmの終了するタイミングが物体10を検知可能な距離範囲の下限値を決めるので、検知対象として想定される物体10までの物体検知装置1からの最短距離に応じて、出力波群は出力波の数および時間間隔が決定される。たとえば、出力波群における出力波の時間間隔が短くなる程、物体10を検知可能な距離範囲を近距離側に広げる(下限値を下げる)ことができる。
また、詳しくは後述するが、検知部5は、受波部3がマスク期間Tmに反射波を受波した場合、このマスク期間Tmの終了後の受波信号に基づく物体10の検知結果を無効とするように構成されている。
出力部6は、検知部5の検知結果を受け、検知結果に応じた信号を車両のECUへ送信する。
ところで、本実施形態の物体検知装置1は、制御部4が再送部41を有し、検知部5が再測部51を有することにより、第2の参考例のような物体10と装置との間で生じる出力波の多重反射に起因した誤検知が生じにくい装置を実現している。
すなわち、再送部41は、受波部3がマスク期間Tmに反射波を受けた場合、出力波群における出力波の数を減らして出力波群を再送するように送波部2を制御する。
具体的に説明すると、検知部5は、検知空間に物体10が存在しない場合におけるマスク期間Tmでの受波信号の波形パターン(図5Bに破線で示すような波形パターン)を参照パターンとしてメモリに予め記憶している。そして、検知部5は、マスク期間Tmについて受波信号と参照パターンとの差分(以下、「差分信号」という)をとることで、マスク期間Tmに受けた反射波の有無を判断し、この判断結果を制御部(再送部41)4へ出力する。
つまり、物体検知装置1は、たとえばすぐ近くに反射率の高い物体10が存在する場合、図6A,図6Bに示すように、マスク期間Tmにて物体10での反射波を受波することがある。この場合、検知部5は受波信号と参照パターンとの差分をとるので、図6Bに実線で示すような波形パターンが残ることになる。言い換えれば、マスク期間Tmに受けた物体10での反射波に相当する成分は差分信号として現れる。したがって、検知部5は、差分信号から、マスク期間Tmに受けた反射波の有無を判断することができる。なお、図6Aは送波部2から送波される超音波(出力波)を示し、図6Bは受波部3で受波される超音波を表している。
再送部41は、マスク期間Tmに受波した反射波の有無の判断結果を検知部5から受け、受波部3がマスク期間Tmに反射波を受波したと判断される場合には、出力波群における出力波の数を減らして出力波群を再送する。つまり、図6A,図6Bの例では、再送部41は、出力波群における出力波の数を4つ未満に減らして出力波群を再送することになる。
一方、再測部51は、受波部3がマスク期間Tmに反射波を受波したと判断される場合には、上述したようにこのマスク期間Tmの終了後の受波信号に基づく物体10の検知結果を無効にする。なお、検知結果を無効にする構成には、検知部5でマスク期間Tmの終了後の受波信号に基づく物体10の検知そのものを行わない構成も含んでいる。
さらに、再測部51は、再送部41により再送された出力波群に対応する受波信号に基づいて物体10を検知する機能を有している。このとき、再測部51は、再送された出力波群についても、再送前の出力波群と同様に、マスク期間Tmを新たに設定し、マスク期間Tm後の終了後の受波信号に基づいて物体10を検知する。
たとえば、図7A,図7Bに示すように、再送部41により出力波群における出力波の数が4つから1つに減らされて出力波群が再送された場合、再測部51は、再送後の出力波群について新たにマスク期間Tmを設定する。図7A,図7Bの例では、マスク期間Tmは、出力波群のうち最初の(1発目の)出力波の送波開始時点から最後の(1発目の)出力波の残響成分がなくなるまでの期間である。なお、図7Aは送波部2から送波される超音波(出力波)を示し、図7Bは受波部3で受波される超音波を表している。
このように出力波の数が減らされた再送時の出力波群においては、再送前に比べてマスク期間Tmが短くなるので、物体検知装置1は、近距離にある物体10からの反射波でもマスク期間Tmの終了後に受波することが可能になる。つまり、図6A,図6Bの例と同じ距離に物体10があっても、出力波群の再送時には、図7A,図7Bに示すように、物体10からの反射波はマスク期間Tmの終了後に受波部3で受波される。
したがって、再測部51は、再送時の出力波群について設定されたマスク期間Tmの終了後の受波信号に基づいて物体10を検知することで、再送前には検知できない程に近距離にある物体10でも検知することが可能になる。ただし、再測部51にて物体10を検知する場合、検知部5は、ノイズと反射波とを区別するための出力パターンを、再送時に出力波群の波形パターンに切り替えて物体10の検知を行う。
また、本実施形態では、検知部5は、演算部52を有するので、出力波群の再送時においても、演算部52での距離換算を行い、検知空間における物体10の有無、並びに物体10が存在する場合には物体10までの距離を物体10の検知結果として出力する。
以上説明した本実施形態の構成によれば、検知部5は、受波部3がマスク期間Tmに反射波を受けた場合に、当該マスク期間Tmの終了後の受波信号に基づく検知結果を無効にする再測部51を有している。したがって、物体検知装置1は、すぐ近くに反射率の高い物体10が存在し、物体10と装置との間で出力波が多重反射することがあっても、反射波がマスク期間Tmに受波されれば、そのときの検知結果が無効となる。したがって、本実施形態の物体検知装置1は、第2の参考例のように出力波の多重反射に起因した誤検知を生じにくくなる。
また、本実施形態では、制御部4は、受波部3がマスク期間Tmに反射波を受けた場合に、出力波群における出力波の数を減らして出力波群を再送する再送部41を有している。さらに、再測部51は、再送された出力波群について設定されたマスク期間Tmの終了後の受波信号に基づいて物体10を検知する機能を有している。したがって、物体検知装置1は、マスク期間Tmに反射波が戻ってくる程の近距離に存在する物体10であっても、出力波群の再送時に検知可能となる。
要するに、本実施形態の物体検知装置1は、通常時には出力波を複数回送波する通常モードで物体10の検知を行い、マスク期間Tmに反射波を受波すると、出力波の送波回数を減らした再送モードで物体10の検知を行うことになる。このように、物体検知装置1は、物体10が近距離に存在する場合には、動作モードが通常モードから再送モードに移行することで、出力波の送波回数を減らしてマスク期間Tmを短くし、物体10を検知可能な範囲を近距離側に広げることができる。
しかも、物体検知装置1は、通常モードでは出力波を複数回送波して物体10の検知を行い、通常モードにおいてマスク期間Tmに反射波を受波した場合には再送モードに移行して物体10を検知する。つまり、物体検知装置1は、通常モードで物体10の存在を検知した場合と、再送モードに移行して物体10の存在を検知した場合とのいずれの場合でも、出力波の送波と反射波の受波とを2回以上は行うことになる。したがって、物体検知装置1は、単発的に発生したノイズを反射波と誤認して物体10の誤検知を生じることはなく、ノイズを反射波と誤認することによる物体10の誤検知も生じにくい。
結果的に、本実施形態の物体検知装置1は、誤検知を生じにくくしながらも、物体10を検知可能な範囲を近距離側へ広げることができる、という利点がある。
また、本実施形態では、検知部5は、検知空間に物体10が存在する場合に、出力波の送波から反射波を受波するまでの時間に基づいて物体10までの距離を求める演算部52を有するので、物体10の存否だけでなく物体10までの距離も検知できる。ただし、演算部52は、物体検知装置1に必須の構成ではなく、物体10の存否のみを検知できればよい場合には省略可能である。
ところで、再送部41によって再送される出力波群の出力波の数は、予め決められた数であってもよいが、受波部3がマスク期間Tmにおいて反射波を受けたタイミングに応じて変化することが望ましい。つまり、再送部41は、受波部3がマスク期間Tmにおいて反射波を受けたタイミングに応じて、再送時の出力波群に含まれる出力波の数を決定するように構成されていることが望ましい。
具体的には、再送部41は、出力波群におけるn発目の出力波の送波前に反射波を受波した場合には、再送時の出力波群の出力波の数をn−αとする(αは自然数)。一例として、αを「2」と仮定し、図6A,図6Bに示すように出力波群のうち3発目の出力波の送波前のタイミングで反射波を受波した場合、再送部41は、図7A,図7Bに示すように再送時の出力波群の出力波の数を1つにする。
他の例として、αを「2」と仮定し、出力波群のうち4発目の出力波の送波前のタイミングで反射波を受波した場合、再送部41は、図8A,図8Bに示すように再送時の出力波群の出力波の数を2つにする。いずれの例においても、物体検知装置1は、出力波群の再送時には、マスク期間Tmの終了後に反射波を受波することになり、再測部51にて物体10を検知できる。なお、図8Aは送波部2から送波される超音波(出力波)を示し、図8Bは受波部3で受波される超音波を表している。
このように、再送部41は、マスク期間Tmにおいて反射波を受けたタイミングに応じて、再送時の出力波群に含まれる出力波の数を決定することにより、出力波群の再送時に再測部51で物体10が検知されやすくなる、という利点がある。
あるいは、再送部41によって再送される出力波群の出力波の数は、マスク期間Tmにおいて反射波を受けたタイミングによらずに、図7A,図7Bに示すように一律で1つであってもよい。つまり、再送部41は、再送時の出力波群に含まれる出力波の数を1つとするように構成されていてもよい。
この場合には、再送部41は、再送時の出力波群に含まれる出力波の数を演算する必要がないので、出力波群を再送する処理が簡単になるという利点がある。
(実施形態2)
本実施形態の物体検知装置1は、再送部41が、出力波群の再送を複数回繰り返して行い、再測部51が、再送された複数回分の出力波群に対応する受波信号に基づいて物体10を検知するように構成されている点で、実施形態1の物体検知装置1と相違する。ここでは、実施形態1と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施形態では、再送部41は、再送した出力波群に対応する反射波が受波されてから次の出力波群を再送することで、出力波群の再送および反射波の受波を複数回繰り返し行うように構成されている。再送部41が出力波群の再送を繰り返す回数は、任意に設定されていればよく、たとえば4回に設定される。
再測部51は、再送部41により再送された複数回分の出力波群の全てについて、対応する反射波を受波した場合にのみ物体10が存在すると判断するように構成されている。つまり、再送部41が出力波群の再送を繰り返す回数が4回に設定されていると仮定すれば、再測部51は、これら4回分の出力波群に対応する受波信号に基づいて、4回分の出力波群の全てに対応する反射波が受波されていれば、物体10が存在すると判断する。この場合に、各出力波群に含まれる出力波が2つずつであるとすれば、再測部51は、受波部3が8回分の反射波を受波したときにのみ、物体10が存在すると判断する。
以上説明した本実施形態の物体検知装置1によれば、複数回分の出力波群に対応する受波信号に基づいて物体10を検知するので、ノイズを反射波と誤認することによる物体10の誤検知がより生じにくくなる。要するに、たとえ各出力波群に含まれる出力波が1つずつであったとしても、物体検知装置1は、出力波群を複数回繰り返し再送することにより、出力波の送波および反射波の受波を複数回繰り返して物体10を検知することができ、誤検知が生じにくくなる。
なお、本実施形態において、再送部41は、再送した出力波群に対応する反射波が受波されてから次の出力波群を再送する構成に限らず、予め決められた間隔で出力波群を繰り返し再送する構成であってもよい。
また、検知部5は、複数回分の出力波群に対応する受波信号に基づいて、物体10の有無だけでなく、演算部52にて物体10までの距離を求めてもよい。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
1 物体検知装置
2 送波部
3 受波部
4 制御部
41 再送部
5 検知部
51 再測部
52 演算部
10 物体
Tm マスク期間

Claims (5)

  1. 検知空間に出力波を送波する送波部と、
    前記検知空間に存在する物体での前記出力波の反射波を受波し当該反射波を電気信号からなる受波信号に変換する受波部と、
    間欠的に発生する複数の前記出力波が出力波群として送波されるように前記送波部を制御する制御部と、
    前記出力波群のうち最初の前記出力波の送波終了時点から最後の前記出力波の送波終了時点までの期間を含むマスク期間を設定し、当該マスク期間の終了後の前記受波信号に基づいて前記物体を検知する検知部とを備え、
    前記制御部は、前記受波部が前記マスク期間に前記反射波を受けた場合に、前記出力波群における前記出力波の数を減らして前記出力波群を再送する再送部を有し、
    前記検知部は、前記受波部が前記マスク期間に前記反射波を受けた場合に、当該マスク期間の終了後の前記受波信号に基づく検知結果を無効にし、再送された前記出力波群について設定された前記マスク期間の終了後の前記受波信号に基づいて前記物体を検知する再測部を有する
    ことを特徴とする物体検知装置。
  2. 前記再送部は、前記受波部が前記マスク期間において前記反射波を受けたタイミングに応じて、再送時の前記出力波群に含まれる前記出力波の数を決定するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の物体検知装置。
  3. 前記再送部は、再送時の前記出力波群に含まれる前記出力波の数を1つとするように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の物体検知装置。
  4. 前記再送部は、前記出力波群の再送を複数回繰り返して行い、
    前記再測部は、再送された前記複数回分の前記出力波群に対応する前記受波信号に基づいて前記物体を検知するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の物体検知装置。
  5. 前記検知部は、前記検知空間に前記物体が存在する場合に、前記出力波の送波から前記反射波を受波するまでの時間に基づいて前記物体までの距離を求める演算部を有する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の物体検知装置。
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