JPH09114513A - 数値制御システム - Google Patents

数値制御システム

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JPH09114513A
JPH09114513A JP7271313A JP27131395A JPH09114513A JP H09114513 A JPH09114513 A JP H09114513A JP 7271313 A JP7271313 A JP 7271313A JP 27131395 A JP27131395 A JP 27131395A JP H09114513 A JPH09114513 A JP H09114513A
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JP
Japan
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access
data
access permission
numerical control
control system
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JP7271313A
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Hideaki Inoue
秀明 井上
Teruhisa Hatsuta
曜尚 八田
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/408Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by data handling or data format, e.g. reading, buffering or conversion of data
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/36Nc in input of data, input key till input tape
    • G05B2219/36542Cryptography, encrypt, access, authorize with key, code, password

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  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Numerical Control (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ処理装置側からCNCへのアクセス要
求を、限られた範囲内でのみ可能とする数値制御装置制
御システムを提供する。 【解決手段】 アプリケーション1aから数値制御装置
2の内部メモリ2bに対するアクセス要求が出力される
と、アクセス可否判別手段1bがアクセス可否情報記憶
手段1c内のアクセス可否情報を参照し、アクセスか許
可されているか否かを判別する。数値制御装置2内のア
クセス要求実行手段2aは、アクセスが許可されている
場合にのみ、内部メモリ2bに対してアクセスを実行す
る。このようにして、ユーザ等に自由にアクセスさせる
べきでないデータは、アクセスを不許可にしておくこと
により、そのデータに対するアクセスを拒否することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は個別の処理機能を有
するデータ処理装置が数値制御装置に接続された数値制
御システムに関し、特にデータ処理装置から数値制御装
置の内部メモリに対してアクセスできる数値制御システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】多くの数値制御装置(CNC)には、プ
ログラマブルマシンコントローラ(PMC)や、マンマ
シンコントローラ(MMC)等が接続されており、これ
らを含めて数値制御システムが構成される。最近では、
MMCをパーソナルコンピュータ(パソコン)に置き換
えた構成の数値制御システムもある。MMCやパソコン
は、数値制御装置とは個別のプロセッサを有するデータ
処理装置である。なお、以下の説明においては、MMC
を有する数値制御システムを例にとって説明する。
【0003】MMCは対話形でデータの入出力を行うこ
とができ、ユーザが数値制御システムを操作するための
各種専用プログラム(以後、アプリケーションと呼ぶ)
を組み込むことができる。ユーザは任意にアプリケーシ
ョンを作成し、システムの操作性を向上させることがで
きる。ユーザはアプリケーションを介して命令を出すこ
とにより、CNCやPMCの内部メモリに格納された各
種データにアクセスすることも可能である。
【0004】アプリケーションからCNCやPMCの内
部メモリに対するアクセスは、データウィンドウを利用
することにより可能となる。データウィンドウとは、C
NCとMMCとの間のデータ通信機能を提供するライブ
ラリ関数であり、CNCとMMCと双方に設けられてい
る。この関数の取決めに従ってMMC内のアプリケーシ
ョンがアクセス要求を出力すると、その要求内容がMM
CのデータウィンドウからCNCのデータウィンドウに
渡され、CNC側のデータウィンドウが要求に従ってア
クセスを実行する。データウィンドウは、アプリケーシ
ョンの自由度を高めるために極めて広範な機能を提供し
ている。
【0005】ところで、CNC内のデータにはユーザが
自由に書き換えても問題のないデータもあるが、下手に
書き換えるとシステム全体が正常に動作しなくなるよう
な重要なデータもある。このような重要なデータに対し
てアプリケーションから自由にアクセスすることができ
ると、オペレータの誤操作、誤入力により、システム全
体が停止する等の重大な障害が発生する危険がある。
【0006】従来は、MMC側のアプリケーションにお
いて、このような重要なデータに対するアクセス要求を
排除するようにしていた。つまり、プログラマーは、シ
ステムに悪影響を及ぼすようなCNC内部へのアクセス
機能を含ませないようにアプリケーションをプログラミ
ングしていた。そして、アプリケーションは、その使用
目的に対して十分な仕様を含んでいることが要求される
と同時に、余分な機能を含まないように配慮されてい
た。これにより、オペレータの誤操作、誤入力によるシ
ステムの停止等の障害の発生を防止していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アプリケーシ
ョンは使用目的に応じて数多く作成されるものであり、
その一つ一つにおいてCNCに悪影響を及ぼさないよう
に十分な配慮をしなければならないことは、プログラマ
ーにかかる負担を大きくしていた。
【0008】また、CNC内の重要なデータに対するア
クセス要求を拒否するようなアプリケーションを作成し
ても、アプリケーションにバグがあればCNCの動作に
悪影響を及ぼす。このため、MMC内のアプリケーショ
ン作成時のミスがCNCの動作を大きく狂わせる可能性
がある。これを防ぐには、アプリケーション作成時にお
いて本来の目的以外の部分で細心の注意が必要となる。
【0009】しかも、一般的には、CNC内部の重要な
プログラムを作成するのはCNCの製造元であり、アプ
リケーションを作成するのはCNCを購入し数値制御工
作機械を組み上げるユーザ側である。従って、ユーザ側
としては、CNCの内部構成を意識せずにアプリケーシ
ョンを作成できることが望ましい。
【0010】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、MMC側のアプリケーションからCNCへの
アクセス要求を、限られた範囲内でのみ可能とする数値
制御装置制御システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、個別の処理機能を有するデータ処理装置
から数値制御装置の内部メモリに対してアクセス可能な
数値制御システムにおいて、前記データ処理装置から前
記内部メモリの任意のデータ対するアクセスを許可する
か否かを示すアクセス可否情報を格納しているアクセス
可否情報記憶手段と、前記データ処理装置内において前
記内部メモリに対するアクセス要求が出力されると、前
記アクセス可否情報を参照し、アクセス対象となるデー
タのアクセスが許可されているか否かを判断するアクセ
ス可否判別手段と、前記アクセス可否判別手段でアクセ
スが許可されていると判断された場合にのみ、前記アク
セス要求に従って前記内部メモリに対するアクセスを実
行するアクセス要求実行手段と、を有することを特徴と
する数値制御システムが提供される。
【0012】この数値制御システムによれば、データ処
理装置内において、数値制御装置の内部メモリに対する
アクセス要求が発生すると、アクセス可否判別手段がア
クセス可否情報を参照し、アクセス対象となるデータの
アクセスが許可されているか否かを判断する。アクセス
が許可されていると判断されれば、アクセス要求実行手
段が、アクセス要求に従って内部メモリに対するアクセ
スを実行する。アクセスが不許可と判断されれば、アク
セス要求は実行されない。
【0013】これにより、データ処理装置から数値制御
装置内の重要なプログラムやデータに対するアクセスを
禁止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の数値制御システム
の概略構成を示すブロック図である。この数値制御シス
テムは、数値制御装置2とデータ処理装置1とを有して
いる。データ処理装置1は個別のプロセッサを有してお
り、ユーザが作成したアプリケーション1aを組み込む
ことができる。このデータ処理装置1としては、マンマ
シンコントローラ(MMC)やパーソナルコンピュータ
(パソコン)が用いられる。データ処理装置1内には、
アクセス可否情報記憶手段1cが設けられている。この
アクセス可否情報記憶手段1cには、数値制御装置2の
内部メモリの任意のデータに対するデータ処理装置から
のアクセスを許可するか、あるいは不許可とするかの情
報をアクセス可否情報として格納している。
【0015】アプリケーション1aから数値制御装置2
の内部メモリ2bに対するアクセス要求が出力される
と、アクセス可否判別手段1bがアクセス可否情報記憶
手段1c内のアクセス可否情報を参照し、アクセスか許
可されているか否かを判別する。数値制御装置2内のア
クセス要求実行手段2aは、アクセスが許可されている
場合にのみ、内部メモリ2bに対してアクセスを実行す
る。
【0016】このようにして、ユーザ等に自由にアクセ
スさせるべきでないデータに対するアクセスを不許可に
しておくことにより、データ処置装置からそのデータに
対するアクセスを拒否することができる。従って、ユー
ザの誤操作や、アプリケーションのバグ等により数値制
御装置内の重要なデータが破壊されることがなくなる。
なお、図1ではアクセス可否判別手段1bとアクセス可
否情報記憶手段1cとをデータ処理装置1内に設けてい
るが、これらを数値制御装置2内に設けることもでき
る。
【0017】図2は、本発明を実施するための数値制御
システムの構成を示すブロック図である。プロセッサ1
1はROM12に格納されたシステムプログラムに従っ
て対話形数値制御装置全体を制御する。ROM12には
EPROMあるいはEEPROMが使用される。RAM
13にはSRAM等が使用され、各種のデータあるいは
入出力信号が格納される。不揮発性メモリ14には図示
されていないバッテリによってバックアップされたCM
OSが使用され、電源切断後も保持すべきパラメータ、
ピッチ誤差補正量及び工具補正量等が格納される。
【0018】軸制御回路21はプロセッサ11から軸の
移動指令を受けて、軸の指令をサーボアンプ22に出力
する。サーボアンプ22はこの移動指令を受けて、工作
機械50のサーボモータを駆動する。PMC(プログラ
マブル・マシン・コントローラ)23はNCプログラム
を実行する際に、T機能信号(工具選択指令)等を受け
取る。そして、これらの信号をシーケンス・プログラム
で処理して、動作指令として信号を出力し、工作機械5
0を制御する。また、工作機械50から状態信号を受け
て、シーケンス処理を行って、プロセッサ11へ必要な
入力信号を転送する。
【0019】なお、上記構成要素はいずれもバス19に
よって互いに結合されており、このバス19には、NC
用のCPUであるプロセッサ11とは別に、対話用のプ
ロセッサ31がバス29によって接続される。
【0020】プロセッサ31はバス39を有し、ROM
32、RAM33、不揮発性メモリ34、VRAM(ビ
デオRAM)35及びグラフィック制御回路36が接続
される。プロセッサ31はROM32に格納された対話
処理用のプログラムを実行して、対話形データの入力画
面において、設定可能な作業又はデータ等をメニュー形
式で後述する表示装置43に表示する。また、こうして
入力されたデータから加工プログラムを作成するととも
に、バックグラウンドアニメーションとして、工具の全
体の動作軌跡等を表示する。ROM32には上記対話処
理用のプログラムの他に、上記対話形データの入力画面
等が格納される。RAM33にはSRAM等が使用さ
れ、対話用の各種データ等が格納される。不揮発性メモ
リ34は図示されていないバッテリによってバックアッ
プされたCMOSが使用され、電源切断後も保持すべき
プログラムデータ、加工プログラム、及びCNC内のア
クセス可否情報等が格納される。VRAM35は高速に
アクセス可能なRAMであって、不揮発性メモリ34に
NC文として格納された上記加工プログラムに基づき工
作機械50の切削シミュレーションを行う際にアニメー
ション表示のためのグラフィックデータが格納される。
グラフィック制御回路36はVRAM35に格納された
グラフィックデータを表示用の信号に変換して出力す
る。
【0021】また、オペレータとのヒューマンインタフ
ェースをとるCRT/MDI(Cathode Ray Tube/Manua
l Data Input)パネル40はバス19に接続され、グラ
フィック制御回路41、切換器42、表示装置43、キ
ーボード44及びソフトウェアキー45が設けられる。
【0022】グラフィック制御回路41はプロセッサ1
1等から出力されたディジタル信号を表示用の信号に変
換して出力する。切換器42はグラフィック制御回路3
6又はグラフィック制御回路41から出力された表示用
の信号を切り換えて表示装置43に与える。表示装置4
3にはCRTあるいは液晶表示装置が使用される。キー
ボード44はシンボリックキー、数値キー等からなり、
必要な図形データ、NCデータをこれらのキーを使用し
て入力する。ソフトウェアキー45はシステムプログラ
ム等によって機能が変化する指令キーであって、その機
能名称等は表示装置43の所定の画面位置に表示され
る。
【0023】なお、バックグラウンドアニメーション表
示のため、プログラムデータが対話用のプロセッサ31
により表示用データに処理され、グラフィック制御回路
36で表示信号に変換され、表示装置43に表示され
る。同様に、対話形式で加工プログラムを作成していく
ときに、形状及び加工条件等がグラフィック制御回路4
1で表示用の信号に変換され、表示装置43に表示され
る。
【0024】さらに、バス19には入出力インタフェー
ス46が接続され、FDD(フロッピーディスク装
置)、プリンタ、あるいはPTR(紙テープリーダ)等
の外部機器との間で、NCデータを含むデータの入出力
を制御する。
【0025】次に、上記のようなハードウェアの数値制
御システムにより本発明を実施する場合について詳しく
説明する。この数値制御システムでは、データウィンド
ウを用いてMMCからCNCの内部メモリに対してアク
セスを行っている。この場合、MMC内のデータウィン
ドウに、アクセスの可否を判別する機能を設けることに
より、MMCからCNC内の重要なデータに対するアク
セスを拒否することができる。
【0026】図3はアクセス可否の判別機能が設けられ
たデータウィンドウの内部構成を示す図である。アクセ
ス可否の判別機能の構成要素としては、MMC30に
は、アプリケーション30a、データウィンドウ37、
及びアクセス可否情報を格納する不揮発性メモリ34が
設けられている。さらに、MMC30には表示装置43
が接続されている。CNC10には、データウィンドウ
15とRAM13が設けられている。
【0027】MMC30側のデータウィンドウ37に
は、アクセス要求がリード要求であるかライト要求であ
るかを判別するリード/ライト判別部37a、アクセス
要求が実行可能であるか否かを判別するアクセス可否判
別部37b、アクセスが実行可能な場合にCNC10に
対してアクセス要求を出力するアクセス要求出力部37
c、及びアクセスが実行不可能な場合に表示装置43に
エラーメッセージを出力するエラーメッセージ出力部3
7dを有している。
【0028】この例では、CNC10のRAM13に格
納されたデータのうち、システムプログラムはMMC3
0からのリード・ライト不可、データAはMMC30か
らのリード可/ライト不可、データBはMMC30から
のリード・ライト可とする。このとき、MMC30内の
不揮発性メモリ34に対して、システムプログラムの格
納領域(A000〜AFFF) をリード・ライト不可、データA
の格納領域(B000 〜BFFF) をリード可/ライト不可、デ
ータBの格納領域(C000〜CFFF) をリード・ライト可と
するアクセス可否情報を格納する。このアクセス可否情
報の格納方法については後述する。
【0029】以上のような構成において、アプリケーシ
ョン30aからCNC10のRAM13に対するアクセ
ス要求が出力されると、そのアクセス要求はデータウィ
ンドウ37で処理される。データウィンドウ37では、
リード/ライト判別部37aが、アクセス要求がリード
要求であるかライト要求であるかを判別する。その結果
に基づき、アクセス可否判別部37bが不揮発性メモリ
34内のアクセス可否情報を参照し、そのアクセス要求
の実行が可能か否かを判別する。つまり、リード要求の
場合、システムプログラム(アドレス:A000〜AFFF) に
はアクセス出来ない。ライト要求の場合、システムプロ
グラム(アドレス:A000〜AFFF) とデータA(アドレ
ス: B000 〜BFFF) にはアクセス出来ない。
【0030】アクセスが可能であれば、アクセス可否判
別部37bからアクセス要求出力部37cに対して、ア
クセス許可を示す信号が出力される。アクセス要求出力
部37cは、アクセス許可の信号を受けるとアプリケー
ションが出力したアクセス要求をCNC10に対して出
力する。そのアクセス要求はCNC10側のデータウィ
ンドウ15が受け取る。そして、データウィンドウ15
がアクセス要求に従って、RAM13に対してアクセス
を実行する。
【0031】また、アクセス可否判別部37bがアクセ
ス不可と判断した場合には、その旨を示す信号がエラー
メッセージ出力部37dに対して出力される。エラーメ
ッセージ出力部37dは、アクセス不可の信号を受け取
ると、アクセスが拒否された旨のメッセージを表示装置
43に出力する。ユーザがこのメッセージを確認するこ
とにより、アプリケーション30aに対して出した命令
がCNC10の重要なデータに対するアクセスを発生さ
せ、拒否されたことが分かる。
【0032】図4はMMC内でCNCのRAM13に対
するアクセス要求が発生した場合の数値制御システムの
処理手順を示すフローチャートである。なお、以下の手
順のうち、ステップ4とステップ6の処理はCNCのプ
ロセッサにより実行され、他の処理はMMCのプロセッ
サにより実行される。
【0033】ステップ1(S1)アクセス要求がリード
要求か、ライト要求かを判別する。ライト要求であれば
ステップ2に進み、リード要求であればステップ5に進
む。 ステップ2(S2)ライト可能な内部情報か否かを判別
する。ライト可能であればステップ4に進み、ライト不
可能であればステップ3に進む。
【0034】ステップ3(S3)アクセスが拒否された
旨のメッージを表示装置に出力し、処理を終了する。 ステップ4(S4)ライト要求を実行し処理を終了す
る。
【0035】ステップ5(S5)リード可能な内部情報
か否かを判別する。リード可能であればステップ6に進
み、リード不可能であればステップ3に進む。 ステップ6(S6)リード要求を実行し処理を終了す
る。
【0036】このようにして、予めCNCの内部情報に
関するアクセス可否情報をMMC内に格納しておき、M
MCからCNCの内部メモリに対するアクセス要求が発
生した場合には、そのアクセス可否情報を参照すること
によりCNC内の重要なデータに対するアクセスを制限
することができる。従って、MMCに組み込むべきアプ
リケーションに、CNC内の重要なデータに対するアク
セスを拒否するような機能を含ませる必要が無くなる。
つまり、アプリケーションを作成する際に、CNCのメ
モリ空間の構成等を意識する必要がない。これは、アプ
リケーションを作成する際の作業効率を向上させる。ま
た、アプリケーションにバグがあっても、アクセスが不
許可の領域にはアクセスできないため、数値制御装置が
アプリケーションのバグにより誤動作する可能性も低下
する。
【0037】最後に、MMCへのアクセス可否情報の格
納手段について説明する。図5はアクセス可否情報の格
納機能を示すブロック図である。この構成では、データ
ウィンドウ37内にアクセス許可情報設定部37eが設
けられている。このアクセス許可情報設定部37eは、
アクセス要求出力部37cにより出力されたアクセス要
求がアクセスしたデータを、不揮発性メモリ34内のア
クセス可否情報に、アクセスを許可するデータとして設
定する。つまり、オペレータは、CNC内の所定のデー
タに対するアクセス要求を出力することにより、そのデ
ータはアクセスを許可すべきデータであることを教示す
ることができる。これ以後は、このデータに対してはア
クセス可能となる。これは、言い換えるとティーチング
機能が組み込まれたことになる。
【0038】なお、このティーチング機能を実行するた
めには、アクセスの可否が設定されていないデータに対
するMMCからのアクセスが可能であることが条件とな
る。つまり、この場合のアクセス可否判別部37b(図
3に示す)は、「アクセス不可」とされているデータ以
外のデータに対しては「アクセス可」と判断する。ある
いは、アクセス可否判別部37bの機能を停止させた状
態で、ティーチングを行うこともできる。
【0039】この例では、さらにアクセス可否情報編集
機能部38が設けられている。アクセス可否情報編集機
能部38は、アクセス可否情報の編集画面を表示装置4
3に出力し、キーボード44の操作に応じて、アクセス
可否情報の内容を変更する。この編集機能を用いて、ど
の領域がアクセス可能であり、どの領域がアクセス不可
能であるかを自由に設定することができる。なお、前記
のティーチング機能と編集機能との双方を用いて、初め
にティーチングによりアクセス可否情報を記憶させ、そ
の後の詳細な設定変更を編集機能で行うことも可能であ
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、予めデ
ータ処理装置内のアクセス可否情報記憶手段にアクセス
可否情報を格納しておき、データ処理装置から数値制御
装置の内部メモリに対するアクセス要求が発生すると、
アクセス可否情報を参照することによりアクセスが許可
されているか否かを判別し、アクセスが不許可の場合に
はそのアクセス要求を拒否するようにしたため、データ
処理装置を操作するユーザの誤操作やアプリケーション
のバグにより、数値制御装置内の重要なデータが破壊さ
れることが無くなる。その結果、アプリケーションを作
成する際には、数値制御装置内のメモリ構成等を意識せ
ずにプログラミングすることができ、アプリケーション
の開発速度や、システム全体の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の数値制御システムの概略構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明を実施するための数値制御システムの構
成を示すブロック図である。
【図3】アクセス可否の判別機能が設けられたデータウ
ィンドウの内部構成を示す図である。
【図4】MMC内でCNCのRAMに対するアクセス要
求が発生した場合の数値制御システムの処理手順を示す
フローチャートである。
【図5】アクセス可否情報の格納機能を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 データ処理装置 1a アプリケーション 1b アクセス可否判別手段 1c アクセス可否情報記憶手段 2 数値制御装置 2a アクセス要求実行手段 2b 内部メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個別の処理機能を有するデータ処理装置
    から数値制御装置の内部メモリに対してアクセス可能な
    数値制御システムにおいて、 前記データ処理装置から前記内部メモリの任意のデータ
    対するアクセスを許可する否かを示すアクセス可否情報
    を格納しているアクセス可否情報記憶手段と、 前記データ処理装置内において前記内部メモリに対する
    アクセス要求が出力されると、前記アクセス可否情報を
    参照し、アクセス対象となるデータのアクセスが許可さ
    れているか否かを判断するアクセス可否判別手段と、 前記アクセス可否判別手段でアクセスが許可されている
    と判断された場合には、前記アクセス要求に従って前記
    内部メモリに対するアクセスを実行するアクセス要求実
    行手段と、 を有することを特徴とする数値制御システム。
  2. 【請求項2】 前記アクセス可否情報記憶手段は、リー
    ド要求とライト要求とのそれぞれに応じたアクセス可否
    情報を格納していることを特徴とする請求項1記載の数
    値制御システム。
  3. 【請求項3】 前記アクセス可否判別手段でアクセスが
    不許可であると判断された場合に、エラーメッセージを
    表示装置に表示するエラーメッセージ表示手段をさらに
    有することを特徴とする請求項1記載の数値制御システ
    ム。
  4. 【請求項4】 アクセスの可否が設定されていない前記
    内部メモリの未確定データに対する前記データ処理装置
    からのアクセスを可能とした状態において、前記データ
    処理装置から未確定データに対するアクセスが実行され
    ると、アクセスされた未確定データを、アクセスを許可
    するデータとして前記アクセス可否情報に設定するアク
    セス許可情報設定手段をさらに有することを特徴とする
    請求項1記載の数値制御システム。
  5. 【請求項5】 前記アクセス可否情報の編集画面を表示
    装置に表示するとともに、入力装置からの入力信号に応
    じて前記アクセス可否情報の内容を変更するアクセス可
    否情報編集手段をさらに有することを特徴とする請求項
    1記載の数値制御システム。
JP7271313A 1995-10-19 1995-10-19 数値制御システム Withdrawn JPH09114513A (ja)

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