JP2001014013A - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JP2001014013A
JP2001014013A JP11188892A JP18889299A JP2001014013A JP 2001014013 A JP2001014013 A JP 2001014013A JP 11188892 A JP11188892 A JP 11188892A JP 18889299 A JP18889299 A JP 18889299A JP 2001014013 A JP2001014013 A JP 2001014013A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラム解析処理、補間処理、軸制御処理
等のサーボおよび主軸モータを制御するためのNC部9
0と、主に表示器に対する画面表示および設定処理を制
御するためのPC部91とを有する数値制御装置におい
て、NC部90をリセットすることなく、PC部91の
みをリセットし、再起動させる。 【解決手段】 PC部91をリセットするためのリセッ
ト回路111を設け、リセット要求手段からのリセット
要求でリセット回路111にアクセスすることによっ
て、PC部91のみリセットを行う終了処理手段から構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は数値制御装置に係
り、特にPC組込み型数値制御装置等における表示器に
対する画面表示および設定処理を制御するための制御部
とNC部とのリセット制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、PC組込み型数値制
御装置を例にとり、図14〜図16を用いて説明する。
PC組込み型数値制御装置は、CPU(図示せず)を有
するPC部91のヒューマンマシンインタフェース処理
部(以下HMI処理部と省略する)で加工プログラムの
編集等が行われ、HMI処理部のCPUとは別個のCP
U(図示せず)を有するNC部90のSRAM21のフ
ァイルシステム25に登録された加工プログラムを、前
記NC部90で解析・補間処理し、処理結果により工作
機械のサーボ系に指令を出力する。
【0003】図14はPC組込み型数値制御装置1の概
要を示している。PC組込み型数値制御装置1は、加工
プログラムを実行するNC部90と、主に画面の表示処
理やデータ等の設定処理を行うPC部91とを有してい
る。
【0004】NC部90は、加工プログラム解析処理部
10と、ワークエリア11と、補間処理部12と、軸制
御部15と、SRAM21と、DRAM27と、FRO
M20と、ディジタル信号入力回路(以下DS入力回路
と称す)19と、ディジタル信号出力回路(以下DS出
力回路と称す)18と、デュアルポートRAM17と、
サーボデータ通信回路22と、キー入力回路24とを有
している。なお、FROM20には、図15に示したよ
うに先頭番地(0番地)から順にブート処理部100
1、NC OS1002、NC部制御S/W1003、
ラダー処理コード1004が登録されている。
【0005】また、SRAM21には、加工プログラム
等を登録するためのファイルシステム25やNCの動作
条件を決めるパラメータや工具データを登録するための
データ格納部26がある。ファイルシステム25やデー
タ格納部26がSRAM21にある理由は、電源をオフ
した場合でも登録された内容をバッテリーで容易に保持
できるためである。また、DRAM27には、加工プロ
グラム解析処理部10、NC OS23、軸制御部1
5、補間処理部12、機械制御処理部13、ラダー回路
実行部14、PCインタフェース部16が処理するデー
タを一時的に格納するためのワークエリア11がある。
なお、NC OS23を含む各処理をDRAM27で実
行させる理由は、DRAMがFROMよりも読み出し速
度が速いためである。
【0006】軸制御部15には、サーボデータ通信回路
22を介して各軸のサーボアンプ50とサーボモータ5
1が接続されている。なお、図14には示されていない
が、サーボモータ51は位置検出用のパルスゼネレータ
付きのものであり、サーボアンプ50はパルスゼネレー
タよりの位置フィードバック信号による位置ループを有
する。
【0007】PC部91は、BIOS45と、PC O
S44と、HMI処理部40と、NCインタフェース部
41とを有し、ハードディスク記憶装置5と、ディスプ
レイ付きの操作パネル2とがそれぞれインタフェース
(図示せず)を介して接続されている。HMI処理部4
0は、画面表示処理手段42と、データ設定手段43
と、NCインタフェース部アクセス手段46を有してい
る。操作パネル2は、CRTまたはLCD等による表示
器3と、キーボードによるデータ入力部4とを有してい
る。
【0008】従来のPC組込み型数値制御装置1は以上
のように構成されており、次に、PC組込み型数値制御
装置1の動作について、図14、図15、図16を使っ
て説明する。PC組込み型数値制御装置1では、表示器
3に編集画面等を表示した状態で操作パネル2のデータ
入力部4のキーをオペレータが操作することによって、
加工プログラムの入力が行われる。オペレータによって
入力されたキーは、まずキー入力回路24を介してDR
AM27上に割り当てられたキー入力バッファ(図示せ
ず)にバッファリングする。これは、オペレータの操作
が早く、入力されたキーの処理が間に合わなくなり、オ
ペレータがキー入力したにもかかわらず、実際にはキー
が入力されていないことを防ぐためである。次に、前記
キー入力バッファにバッファリングされたキーデータ
を、機械制御処理部13が取り出してPC部91が認識
できる形式のキーコードに変換してデュアルポートRA
M17に書き込み、PC部91に対してキー入力割り込
みを入れる。ここでキー入力応答をよくするために、周
期的に起動される機械制御処理部13にキー入力処理を
させている。
【0009】PC部91ではキー入力割り込みが入る
と、キー入力ドライバ(図示せず)が起動され、デュア
ルポートRAM17に書き込まれたキーデータを取り込
み、HMI処理部40の画面表示処理手段42に渡す。
これによって、表示器3に表示された編集画面に文字が
入力される。オペレータがインプットキーを押下する
と、入力された加工プログラムは、データ設定手段43
によりPC OS44を介してハードディスク記憶装置
5のファイルに書き込まれ、また、同時にNCインタフ
ェースアクセス手段46を介してNCインタフェース部
41に渡される。
【0010】NCインタフェース部41は、NCインタ
フェース部アクセス手段46から渡された加工プログラ
ムをNC部90のデュアルポートRAM17の決められ
た番地に書き込み、データ書き込み完了フラグをオンす
る。NC部90のPCインタフェース部16は、デュア
ルポートRAM17上のデータ書き込み完了フラグを監
視しており、データ書き込み完了フラグを検出した時点
で、デュアルポートRAM17に書かれた加工プログラ
ムを読み取り、SRAM21上に構築されたファイルシ
ステム25に加工プログラムを書き込む。ハードディス
ク記憶装置5に書き込まれた加工プログラムは、NC部
90のSRAM21上のファイルシステム25に登録さ
れた加工プログラムがバッテリーの不良等で破壊された
場合のバックアップデータとなる。
【0011】次に、加工プログラムを実行する手順を説
明する。加工プログラム解析処理部10がSRAM21
のファイルシステム25から1ブロックずつ加工プログ
ラムを読み出し、読み出された加工プログラムは加工プ
ログラム解析処理部10で処理され、加工プログラム解
析処理部10は各ブロックの終点位置を算出する。補間
処理部12は、その終点位置まで補間処理し、各可動軸
の単位時間当たりの移動指令に分配する。補間処理部1
2が出力する移動指令は、軸制御部15によって予めパ
ラメータ等で指定された加減速パターンに従って加減速
を考慮した単位時間当たりの移動指令に変換され、サー
ボデータ通信回路22を介してサーボアンプ50へサー
ボ移動指令として出力される。
【0012】サーボ移動指令により、サーボアンプ50
は図示されていない工作機械に取り付けられているサー
ボモータ51の駆動を制御する。また、切削油のオン・
オフ等の機械出力信号は、機械制御処理部13よりDS
出力回路18を介して図示されていない機械制御盤のリ
レー回路に伝えられ、切削油のオン・オフスイッチ等を
動作させる。また、ドグスイッチ等の機械側から入力さ
れる信号は、DS入力回路19より機械制御処理部13
に入力される。このようにDS入力回路19、DS出力
回路18に入出力される信号は、機械制御を記述するラ
ダー処理コード28を処理するラダー回路実行部14を
介して機械制御処理部13で処理され、処理結果などは
補間処理部12に伝えられる。
【0013】また、上述のような構成の従来のPC組込
み型数値制御装置1における電源オン時の動作は次のよ
うになる。PC組込み型数値制御装置1の電源をオンす
ると、NC部90のCPU(図示せず)はFROM20
の先頭番地に登録されたブート処理1001を起動す
る。ブート処理1001は、以下に登録されたNC O
S1002、NC部制御S/W1003、ラダー処理コ
ード1004をDRAM27に転送後、DRAM27に
転送されたNC OS23をスタートさせる。NC OS
23は、決められた優先順位に従って、軸制御部15、
補間処理部12、機械制御処理部13、ラダー回路実行
部14、加工プログラム解析処理部10、PCインタフ
ェース部16を起動することによってNC部90の処理
が実行開始される。
【0014】また、PC部91のCPU(図示せず)は
BIOS45を起動する。BIOS45は、メモリ47
のメモリチェックとPC部91に接続されたハードデイ
スク記憶装置5等の周辺装置の認識チェックを行った
後、PC OS44をスタートさせる。PC OS44
は、ハードデイスク記憶装置5の起動パスに記述された
HMI処理部40等のアプリケーションプログラムを起
動する。起動されたHMI処理部40は、NCインタフ
ェース部アクセス手段46と、NCインタフェース部4
1と、デュアルポートRAM17と、PCインタフェー
ス部16とを介して、表示データを取得して予め決めら
れた図16に示したようなイニシャル画面を表示する。
【0015】また、PC組込み型数値制御装置1には、
NC部90とPC部91とを同時ににリセットするため
のリセット回路(図示せず)とPCリセット釦(図示せ
ず)がPC組込み型数値制御装置に設けられている。ま
た、通常、数値制御装置は、機械の配電盤の中、または
操作盤の中に配置されるため、PC組込み型数値制御装
置1をリセットする場合は、配電盤または操作盤を開け
て前記リセット釦を押す必要がある。
【0016】また、本願発明に係る他の従来例として特
開平7−84601号公報に開示された発明があり、こ
の特開平7−84601号公報には、ホストマイクロコ
ンピュータの制御命令をサブマイクロコンピュータに通
知してサブマイクロコンピュータが制御命令が正常であ
るか、異常であるかを判断し、判断結果をホストマイク
ロコンピュータに通知して、判断結果が異常である場合
は、サブマイクロコンピュータ自信をリセット、また
は、ホストマイクロコンピュータからサブマイクロコン
ピュータをリセットする手段が開示されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】PC組込み型数値制御
装置を搭載した工作機械を使って、加工している最中
に、PC OS44、または、PCアプリケーションプ
ログラムであるHMI処理部40に問題が発生して、画
面ロックまたは画面ウンドウが閉じてしまった場合、オ
ペレータは画面操作ができなくなる。このとき、加工を
中止して数値制御装置の電源を入れ直すか、配電盤また
は操作盤を開けて配電盤の中、または、操作盤の中に配
置されたPC組込み型数値制御装置の前記リセット釦を
押す必要があり、オペレータの操作の手間がかかってい
た。また、さらに数値制御装置の電源を入れ直すことに
よってはじめて変更内容が有効になるパラメータを変更
した場合は、数値制御装置の電源を入れ直す必要があっ
た。
【0018】PCが組み込まれていない一般の数値制御
装置は電源を入れ直しても10〜15秒程度で画面が表
示されたが、PC組込み型数値制御装置の電源を入れ直
した場合は、PC OS44およびPCアプリケーショ
ンプログラムであるHMI処理部40が起動されるまで
に時間がかかるため、画面が表示されるまでに2分程度
を要する。従って、パラメータの変更が頻繁に行われ、
これに伴ってPC組込み型数値制御装置の電源の入れ直
しも頻繁に行われると、オペレータの待ち時間が多くな
っていた。また、特開平7−84601公報に開示の発
明においても、ホストマイクロコンピュータおよびサブ
マイクロコンピュータを選択してリセットすることがで
きないため、オペレータがNC部またはPC部のような
制御部を選択して、リセットを実行するはできない問題
点があった。
【0019】また、従来のものは、オペレータが間違え
てリセット要求の操作を行ってしまった場合の確認手段
がないため、制御部がオペレータの意に反してリセット
されてしまう問題点があった。例えばPC部に接続され
たハードデイスク記憶装置等にアクセス中であるとき
に、いきなり、リセット処理を実行すると、PC部に接
続されたハードデイスク記憶装置等の機器が壊れること
があった。また、PC部に接続されたハードデイスク記
憶装置等にアクセス中でなくとも、いきなり、リセット
処理を実行すると、PC部に接続されたハードデイスク
記憶装置等に登録されたファイルが壊れる可能性があ
る。
【0020】また、FROM20に書き込まれたNC
OS1002・NC部制御S/W1003・ラダー処理
コード1004等のNC部S/Wモジュールの内容を変
更する場合、変更用ツール(バージョンアップ用ツー
ル)にNC OS1002・NC部制御S/W1003
・ラダー処理コード1004等のNC部S/Wモジュー
ルを登録し、変更用ツールをNC部90本体に実装し
(通常、数値制御装置は、機械の配電盤の中または、操
作盤の中に配置されるため、機械の電源を切ってから配
電盤または操作盤を開けて変更用ツールを取り付ける必
要がある。)、ロータリースイッチ等をオペレータが操
作することによってFROM20に登録されたNC O
S1002・NC部制御S/W1003・ラダー処理コ
ード1004等のNC部S/Wモジュールの内容を変更
していたため、手間と時間がかかっていた。
【0021】この発明は、NC部またはPC部を選択し
てリセットできる数値制御装置を得ることを目的とす
る。
【0022】また、この発明は、オペレータの操作ミス
によりリセットされることのない数値制御装置を得るこ
とを目的とする。
【0023】またこの発明は、外部記憶装置がデータの
読み出し・書き込みを行っている最中にはリセットされ
ることのない数値制御装置を得ることを目的とする。
【0024】またこの発明は、NC部S/Wモジュール
の内容を容易に変更できる数値制御装置を得ることを目
的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明に係る数値制御
装置は、主にプログラム解析処理、補間処理、軸制御処
理等のサーボおよび主軸モータを制御するための第1制
御部と、主に表示器に対する画面表示および設定処理を
制御するための第2制御部とを有する数値制御装置にお
いて、前記第2制御部をリセットするためのリセット回
路と、オペレータ操作等の外部からの選択可能な第2制
御部に対するリセット要求で前記リセット回路にアクセ
スすることによって第1制御部をリセットさせることな
く、第2制御部のみリセットを行う終了処理手段とを備
えたものである。
【0026】またこの発明に係る数値制御装置は、主に
プログラム解析処理、補間処理、軸制御処理等のサーボ
および主軸モータを制御するための第1制御部と、主に
表示器に対する画面表示および設定処理を制御するため
の第2制御部とを有する数値制御装置において、前記第
1制御部をリセットするためのリセット回路と、オペレ
ータ操作等の外部からの選択可能な第1制御部に対する
リセット要求で前記リセット回路にアクセスすることに
よって第2制御部をリセットさせることなく、第1制御
部のみリセットを行う終了処理手段とを備えたものであ
る。
【0027】またこの発明に係る数値制御装置は、前記
数値制御装置において、リセット処理を実行する前にリ
セット要求が正当なものであるかを最終確認する終了許
可確認手段を備えたものである。
【0028】またこの発明に係る数値制御装置は、前記
数値制御装置において、リセット対象の制御部の処理が
ビジー中か否かをチェックし、ビジー中の場合、リセッ
ト処理を中止する起動完了確認手段を備えたものであ
る。
【0029】またこの発明に係る数値制御装置は、前記
数値制御装置において、リセット要求時にリセット対象
外の制御部で実行中の処理のうちリセット対象の制御部
とデータのやり取りを行っている処理を検索し、該処理
の起動パスを取得する実行中処理起動パス取得手段と、
リセット対象の制御部とデータのやり取りを行っている
前記処理を終了させ、リセット処理実行後に前記終了し
た制御部の処理を前記実行中処理起動パス取得手段が取
得した起動パスから再起動する処理終了&再起動手段と
を備えたものである。
【0030】またこの発明に係る数値制御装置は、前記
数値制御装置において、前記終了処理手段は、リセット
対象のブート処理等の基本処理からの処理終了通知を確
認後、リセット処理を行うものである。
【0031】またこの発明に係る数値制御装置は、前記
数値制御装置において、リセット処理実行後、リセット
対象の制御部の処理が正常に再起動完了したかどうかを
チェックする再起動完了確認手段を備えたものである。
【0032】またこの発明に係る数値制御装置は、前記
数値制御装置において、リセット要求時にハードデイス
ク記憶装置等の外部記憶装置またはメモリ等に新たに登
録された制御部の実行モジュールをリセット処理後に別
の制御部に転送し、該制御部のFROM等のメモリに該
実行モジュールを書き込む手段を備えたものである。
【0033】更にまた、この発明に係る数値制御装置
は、前記数値制御装置において、前記第2制御部が、パ
ーソナルコンピュータ等のコンピュータで構成され、第
2制御部の基本処理がBIOS(Basic Inpu
t Output System)で構成されるもので
ある。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に説明す
るこの発明の実施の形態において、上述の従来例と同一
構成の部分は上述の従来例に付した符号と同一の符号を
付してその説明を省略する。
【0035】(実施の形態1)図1〜図5はこの発明に
よるPC組込み型数値制御装置1の実施の形態1を示
す。図1において、このPC組込み型数値制御装置1
は、第1の制御部であるNC部90に、PCリセット回
路111と、PCリセット処理部101とが追加されて
いる。PCリセット回路111は、第2の制御部である
PC部91のリセット(ハードウエアリセット)を行う
もので、該リセットによってPC部91のBIOS45
に起動がかかるようになっている。また、PCリセット
回路111は、レジスタ等のインタフェースを使用して
PCリセット処理部101からアクセスできるようにな
っている。PCリセット処理部101は、PC終了処理
手段102と、モーダルデータクリア手段103と、H
MI起動完了確認手段104と、HMI動作確認手段1
05と、PC終了許可確認手段107とを有している。
また、機械制御処理部13は、キー入力パターンチェッ
ク手段108と、PCリセット要求信号チェック手段1
09と、PCリセット完了通知手段110とを有してい
る。なお、NC部90及びPC部91は、図示しないが
夫々個別にCPUを有している。
【0036】まず、オペレータがデータ入力部4を操作
することによって、キーデータをキー入力回路24を介
して機械制御処理部13が取り込む。キー入力パターン
チェック手段108は、この機械制御処理部13によっ
て取り込まれたキーデータを、予めSRAM21のデー
タ格納部26に登録されたキーパターンと比較する。登
録されたキーパターンと一致した場合は、PCリセット
要求が入力されたと判断して、PC終了処理手段102
に対して予め決められたPCリセット要求をリクエスト
する。また、PCリセット要求信号チェック手段109
は、ラダー回路実行部14からのPCリセット要求信号
をチェックし、PCリセット要求信号が入力されたと判
断した場合には、PC終了処理手段102に対してPC
リセット要求をリクエストする。
【0037】PCリセット完了通知手段110は、PC
リセット後にPC部91のHMI処理部40等のPCア
プリケーションプログラムが正常に起動された場合に、
HMI起動完了確認手段104から通知を受けてラダー
回路実行部14に予め決められた正常完了の信号を出力
する。PCリセット処理が正常に完了しなかった場合に
は、PC終了処理手段102から通知を受けてラダー回
路実行部14に異常信号を出力する。PC終了処理手段
102は、キー入力パターンチェック手段108または
PCリセット要求信号チェック手段109からのPCリ
セット要求の通知を受けて図示していない割り込み発生
回路によってPC部91に対して終了リクエストを通知
し、BIOS45からのPC終了通知をチェック後、P
Cリセット回路111のレジスタにアクセスすることに
よってPC部91をリセットする。
【0038】HMI起動完了確認手段104は、PC部
91のHMI処理部40からの表示データ取得要求があ
ったかどうかを、PCインタフェース部16が更新する
ワークエリア11に新たに設けられたデータ取得要求カ
ウンタ112を確認する。表示データ取得要求を確認で
きれば、HMI動作確認手段105またはPCリセット
完了通知手段110に対してHMI処理部起動完了の通
知を行う。表示データ取得要求がない場合は、PCリセ
ット完了通知手段110に対してHMI処理部40起動
未完の通知を行う。HMI動作確認手段105は、デー
タ更新手段204が予め決められたデュアルポートRA
M17上のデータを周期的に更新(インクリメント)し
ているかをチェックする。
【0039】PC終了許可確認手段107は、PC部9
1のPC終了確認メッセージ表示・応答手段205に対
してPC終了確認メッセージ表示要求を行い、PC終了
確認メッセージ表示・応答手段205からのPC終了許
可または不許可通知の確認を行う。モーダルデータクリ
ア手段103は、デュアルポートRAM17上に存在す
る機械座標値等の常時更新が必要なデータ(モーダルデ
ータ)をクリアするともに、PCインタフェース部16
に対してHMI処理部40からのモーダルデータ要求を
強制的にキャンセルするように通知する。PC部91に
はPC終了実行処理部201が追加されている。さらに
HMI処理部40には、データ更新手段204とPC終
了確認メッセージ表示・応答処理手段205とが追加さ
れている。PC終了実行処理部201は、PC部91の
HMI処理部40等のアプリケーションプログラムとP
C OS44を終了させる。
【0040】BIOS45は、PC OS44の終了を
確認してNC部90のPC終了処理手段102に終了通
知を行うように、従来の技術のBIOSと比較して新た
に処理が追加されている。データ更新手段204は、予
め決められたデュアルポートRAM17上のデータを周
期的に更新する。PC終了確認メッセージ表示・応答手
段205は、NC部90のPC終了許可確認手段107
からのリクエストを受けてオペレータに対して終了許可
のウインドウを表示器3に表示させ、オペレータの操作
結果(許可または不許可)をPC終了許可確認手段10
7へ返す。
【0041】次に、図1〜図5を参照して上述の如き構
成によるPC組込み型数値制御装置1におけるPC部リ
セット処理について説明する。図4は、PCリセット処
理のNC部90とPC部91のフローチャートである。
図4(a)がNC部90の処理の流れを、図4(b)、
図4(c)、図4(d)、図4(e)、図4(f)がP
C部91の処理の流れを表している。
【0042】まず、ステップ1では、オペレータがデー
タ入力部4を操作してキーを入力すると、キーデータは
キー入力回路24を介して機械制御処理部13に取り込
まれる。機械制御処理部13のキー入力パターンチェッ
ク手段108は、取り込まれたキーデータを予めSRA
M21のデータ格納部26に登録されたキーパターンと
比較する。例えば、「RST6028」とデータ格納部
26に登録されていれば、取り込まれたキーデータが
「RST6028」と一致するかどうかをチェックし、
一致した場合はステップ2に進む。一致しない場合は処
理を終了する。また、キーパターンをチェックする代わ
りに、予め決められたラダー回路28からの入力信号
(PCリセット要求信号)をPCリセット要求信号チェ
ック手段109がチェックすることによっても、PCリ
セット要求を受け付けることができる。
【0043】なお、PCリセット要求を受け付ける場合
は、例えば図5に示したような工夫が必要である。即
ち、図5(a)は3秒以上PCリセット信号をオン状態
に保持して3秒以上PCリセット信号をオフ状態に保持
した後、次のPCリセット信号のオン状態の立ち上がり
で(図5(a)では153)PCリセット要求が入力さ
れたと判断する。これはPCリセット要求信号のオン状
態だけでPCリセット要求を判断するようにすると、例
えばラダー回路28の動作不正やラダー回路作成時の不
具合で図5(b)に示したように、PCリセット要求信
号がオン/オフを繰り返すような状態になった場合に、
PC部91が繰り返しPCリセットされてしまうことを
防ぐためである。ラダー回路28からのPCリセット要
求信号をチェックするためのメリットは、機械側の条件
(例えば、いくらオペレータの要求であっても、機械操
作中は要求を受け付けないなど)を考慮したPCリセッ
トを実現することが可能になる。
【0044】ステップ2では、PC終了処理手段102
からのリクエストで、HMI起動完了確認手段104
が、例えばPC部91のHMI処理部40の起動が完了
しているかをチェックする。PC部91のステップ21
では、例えば図2に示したような変数画面を表示器3に
表示している場合、HMI処理部40は表示に必要なデ
ータ、例えばワーク座標値・残指令・機械座標140、
実行プログラム表示143、変数データ表示144等の
データ取得要求を、NCインタフェース部アクセス手段
46とNCインタフェース部41とデュアルポートRA
M17を介してPCインタフェース部16に要求する。
【0045】PCインタフェース部16は、取得要求さ
れたデータを、ワークエリア11やSRAM21から検
索して取り込み、デュアルポートRAM17とNCイン
タフェース部41とNCインタフェース部アクセス手段
46を介してHMI処理部40に返す。また、ワークエ
リア11上にデータ取得要求カウンタ112を新たに設
けておき、PCインタフェース部16は、NCインタフ
ェース部アクセス手段46からのデータ取得要求がある
度にデータ取得要求カウンタ112をインクリメントす
る。また、データ取得要求カウンタ112は、電源オン
時にFROM20のブート処理1001によってクリア
されて「0」になっている。このため、NCインタフェ
ース部アクセス手段46からのデータ取得要求が1度で
もあれば「1」以上の値となっており、HMI処理部4
0が起動完了していると判断することができる。
【0046】ステップ2の説明に戻ると、HMI起動完
了確認手段104は、データ取得要求カウンタ112の
値が「1」以上かをチェックして「1」以上であれば、
HMI処理部40が起動完了していると判断してステッ
プ3に進む。「0」であればHMI処理部40が起動完
了していないと判断して、即ち、HMI処理部40が立
ち上がっている最中で、ハードデイスク記憶装置5への
アクセスが頻繁に行われている場合もあると判断してス
テップ12に進む。電源オン時のハードデイスク記憶装
置5へのアクセスが頻繁に行われている状態でPC部リ
セット処理が実行され、ハードデイスク記憶装置5の媒
体にヘッドが接触してハードデイスク記憶装置5が破壊
される可能性があるが、該チェックによって防ぐことが
できる。次にPC部91のステップ31では、データ更
新手段204がデュアルポートRAM17上の決められ
た特定のテーブル(図示せず)をインクリメントする。
【0047】ステップ3では、HMI起動完了確認手段
104からのリクエストで該テーブルをNC部90のH
MI動作確認手段105がチェックする。該テーブルが
インクリメントされていない場合には、PC部91のH
MI処理部40の処理が止まっていると判断してステッ
プ6に進む。インクリメントされている場合は、HMI
処理部40は動作していると判断してステップ4に進
む。
【0048】ステップ4では、HMI動作確認手段10
5からのリクエストで、PC終了許可確認手段107が
PC部91のPC終了確認メッセージ表示・応答手段2
05にデュアルポートRAM17を介してリクエストす
る。PC部91のステップ41では、PC終了確認メッ
セージ表示・応答手段205がPC終了許可確認手段1
07からのリクエストを受けて、例えば図3に示したよ
うにPC終了メッセージのウインドウ146をPC O
S44を介して表示器3に表示する。ステップ42で
は、オペレータは表示されたPC終了メッセージに対し
てPC部91をリセットしても良い場合は「はい」14
5を選択し、PC部91をリセットしてはいけない場合
は「いいえ」147を選択する。
【0049】「はい」145を選択した場合には、ステ
ップ43に進みPC終了確認メッセージ表示・応答手段
205がデュアルポートRAM17を介してPC終了許
可確認手段107に許可の通知を行う。「いいえ」14
7を選択した場合には、ステップ44に進みPC終了確
認メッセージ表示・応答手段205はデュアルポートR
AM17を介してPC終了許可確認手段107に不許可
の通知を行う。ここで、PC終了確認をオペレータに対
して行うのは、オペレータが操作したキーがたまたま登
録されたキーパターンと一致してPC部リセット処理が
オペレータの意図に反して実行されてしまうことを防ぐ
ためである。
【0050】次にステップ5では、PC終了許可確認手
段107がPC終了確認メッセージ表示・応答処理手段
205の回答をチェックし、終了許可OKの場合はPC
終了処理手段102に対してPCリセット要求を出し、
ステップ6に進む。終了許可OKでない場合はステップ
12に進む。
【0051】次に、ステップ6では、PC終了処理手段
102がPC部91に対してPC終了リクエストを出
す。NC部90にはPC部91に対する割り込み発生回
路(図示省略)を有しており、この割り込み回路にPC
終了リクエストを出す。PC部91のステップ51で
は、PC部91はPC終了リクエストを割り込み信号を
受けることにより、PC OS44の割り込みドライバ
が起動され、該割り込みドライバがPC終了実行処理部
201を起動する。次にステップ52では、PC終了実
行処理部201がPC OS44に対して終了要求を出
す。
【0052】PC OS44にはアプリケーションプロ
グラム終了用関数が用意されており、これを呼び出す。
ステップ53では、PC OS44が、現在起動中のH
MI処理部40のようなアプリケーションプログラム
を、PC OS44が固有に持っている手続きによっ
て、オープンしているファイルをクローズする等の処理
を実行後、終了させる。次にステップ54では、アプリ
ケーションプログラムの終了を確認後、PC OS44
自体を終了させる。ステップ55ではPC OS44が
終了し、PC部91がリセットされてもよい状態になる
と、NC部90のPC終了処理手段102にPC終了通
知を出す。
【0053】このPC終了通知は、次のようにして行
う。即ち、PC OS44が終了する直前に、PC OS
44は、BIOS45に対してPC OS44の終了処
理が完了したことを通知する。BIOS45は、PC
OS44からの終了処理完了通知を受けてデュアルポー
トRAM17上のPC終了完了フラグをオンする。例え
ば「WINDOWS95」の場合は、“Advance
d Power Management(以下APMと
略記する)Function”と云う機能を持ってお
り、「WINDOWS95」が終了するときに“APM
Function”を呼び出す。“APM Func
tion”が呼び出されると、BIOS45に用意され
たAPM Function対応の関数が呼び出され
る。このBIOS45のAPM Function対応
の関数に、デュアルポートRAM17上のPC終了完了
フラグをオンする処理を入れることにより、WINDO
WS95の終了で、デュアルポートRAM17上のPC
終了完了フラグをオンすることができる。
【0054】ここで、NC部90におけるPCリセット
処理の説明に戻る。ステップ7では、NC部90のPC
終了処理手段102は、デュアルポートRAM17のP
C終了完了フラグをチェックしており、PC終了完了フ
ラグがオンすれば(ステップ7肯定)、ステップ8に進
む。これに対し、デュアルポートRAM17のPC終了
完了フラグチェックで一定時間終了完了フラグがオンし
ない場合(ステップ7否定)は、ステップ6に戻りステ
ップ6を再実行する。ステップ7ではさらに、ステップ
6の最大実行回数を決めておき、ステップ6の実行回数
もチェックする。ステップ6の実行回数が最大実行回数
を超えたとき、リトライオーバとして(ステップ7肯
定)、ステップ8に進む。
【0055】ステップ8では、PC終了処理手段102
からのリクエストで、モーダルデータクリア手段103
がデュアルポートRAM17上のモーダルデータをクリ
アし、PCインタフェース部16が、ワークエリア11
にセットするモーダルデータ取得要求の情報もクリアす
る。ここで、モーダルデータは、1回のデータ取得要求
で、周期的にデュアルポートRAM17にセットされる
(更新される)データのことで、座標値など常に更新さ
れるデータがその対象となる。
【0056】ステップ9では、モーダルデータクリア手
段103からのモーダルデータクリア完了の通知を受け
て、PC終了処理手段102がPCリセット回路111
に対してPCリセット要求を出す。具体的にはPC終了
処理手段102が、PCリセット回路111に用意され
たPCリセット用レジスタにアクセスすることによっ
て、PCリセット回路111がPC部91に対してPC
リセット信号を出力する。
【0057】PC部91のステップ61では、PC部9
1にハードウエアリセットがかかることによってPC部
91のBIOS45に起動がかかる。ステップ61で
は、BIOS45は、メモリ47のメモリチェックとP
C部91に接続されたハードデイスク記憶装置5等の周
辺装置の認識チェックを行った後、PC OS44をス
タートさせる。ステップ62では、PC OS44は、
ハードデイスク記憶装置5の起動ファイルに記述された
起動パスに従ってHMI処理部40を起動する。ステッ
プ64では、起動されたHMI処理部40は、NCイン
タフェース部アクセス手段46とNCインタフェース部
41とデュアルポートRAM17とPCインタフェース
部16を介して表示データを取得して、従来例で説明し
たように予め決められた図16のイニシャル画面を表示
する。
【0058】次にNC部90の処理に説明を戻すと、ス
テップ10では、PC終了処理手段102のリクエスト
で、HMI起動完了確認手段104がデータ取得要求カ
ウンタ112の値が「1」以上かをチェックして、
「1」以上であれば、PC終了処理手段102にHMI
処理部40起動完了の通知を返してステップ13に進
む。「0」であれば、HMI処理部40が起動完了して
いないと判断してステップ14に進む。ステップ14で
は、HMI起動完了確認手段104が機械制御処理部1
3に対してデータ取得要求カウンタ112の値が「0」
の間、例えば自動起動要求信号等の機械の動作に関連す
る要求信号を受け付けないようにリクエストする。機械
制御処理部13は、HMI起動完了確認手段104から
のリクエストを受けている間は、機械の動作に関連する
要求信号を受付禁止にする。
【0059】ステップ11では、HMI起動完了確認手
段104がタイムアウトもチェックしており、決められ
た時間以内にデータ取得要求カウンタ112が「1」以
上にならなければ、PC終了処理手段102にHMI処
理部40起動未完了の通知を返してステップ12に進
む。タイムアウトしていなければ、ステップ10に戻り
チェックを繰り返す。
【0060】ステップ12では、PCリセット完了通知
手段110が、PC終了処理手段102からの通知を受
けてラダー回路28に対して予め割り付けられたPCリ
セット異常信号をオンする。また、ステップ13では、
PCリセット完了通知手段110が、ラダー回路28に
対して予め割り付けられたPCリセット正常完了信号を
オンする。PCリセット異常通知の場合は、表示器3に
画面が正常に表示されていない可能性があるため、PC
リセット処理異常信号を検知した場合、ラダー回路28
が機械操作盤のランプ等を点灯させることにより、PC
リセット処理が正常に行われたかどうかをオペレータに
通知することが可能となる。
【0061】以上説明したように、この実施の形態1に
よれば、PC組込み型数値制御装置を搭載した工作機械
を使って、加工している最中に、PC OS、または、
PCアプリケーションプログラムであるHMI処理部等
に問題が発生して、画面ロックまたは画面ウンドウが閉
じてしまい、オペレータが画面操作ができなくなった場
合でも予め決められたキーパターンをオペレータが入力
するか、または、予め決められたスイッチをオペレータ
が操作することによってPC組込み型数値制御装置のP
C部のみをNC部が動作したまま、リセット・再起動
し、画面を再表示できるようにしたため、画面を再表示
させるために加工を中止してPC組込み型数値制御装置
の電源を入れ直す必要はない。また、リセット要求をオ
ペレータに確認するようにしたので、オペレータの操作
ミスでPC部がオペレータの意に反してリセットされて
しまうことはない。また、PC組込み型数値制御装置の
画面表示までのイニシャル処理中はPCリセットしない
ようにしたため、画面表示までのイニシャル処理中のハ
ードデイスク記憶装置に対してデータを読み出しまたは
書き込みを頻繁に行っている最中にPCリセット処理が
実行されてハードデイスク記憶装置を破壊してしまうよ
うなことはない。また、NC部の処理の追加のみでHM
I処理部にイニシャル処理中を確認するための新たな処
理を追加しなくてもよい。また、PCリセット時にPC
部のアプリケーションプログラムまたはPC OS等の
処理を正常に終了させて、さらにその終了確認をしてか
らPC部のリセットを実行するようにしたので、PC部
に接続されたハードデイスク記憶装置等に登録された、
アプリケーションプログラム等がアクセスしているファ
イルが壊れることはなくなる。更にまた、PCリセット
処理実行後、PC部のHMI処理部等が正常に再起動完
了したかどうかをチェックするようにしたので、例えば
PC部が再起動中のため画面が表示されていない状態で
オペレータが機械の操作パネル等を操作しても機械を動
作させないようにすることができる。
【0062】なお、以上述べたPC部はパーソナルコン
ピュータである必要はなく、ワークステーション等のコ
ンピュータや、NC部のCPUとは別個のCPUを持ち
パーソナルコンピュータと同様の機能(表示制御等)を
有する他のコントローラであってもよく、特に制限を受
けるものではない。
【0063】(実施の形態2)図6〜図13は、この発
明によるPC組込み型数値制御装置1の実施の形態2を
示す。このPC組込み型数値制御装置1は、NC部90
に、NCシステムリセット回路127と、NCシステム
リセット処理部128が追加されている。NCシステム
リセット回路127は、NC部90のリセット(ハード
ウエアリセット)を行うもので、該リセットによってN
C部90のFROM20のブート処理1001(図12
参照)に起動がかかる。また、NCシステムリセット回
路127は、レジスタ等のインタフェースを使用してN
Cシステムリセット処理部128からアクセスできるよ
うになっている。NCシステムリセット処理部128
は、PCアプリケーションプログラム選択終了&再起動
要求手段122と、NCシステムリセット処理手段12
4と、モーダルデータクリア手段103と、変更NC部
S/Wモジュール確認手段123とを有している。ま
た、機械制御処理部13は、実施の形態1と同じキー入
力パターンチェック手段108を有している。
【0064】まず、オペレータが実施の形態1と同様
に、データ入力部4を操作することによって、キーデー
タをキー入力回路24を介して機械制御処理部13が取
り込む。キー入力パターンチェック手段108は、この
機械制御処理部13によって取り込まれたキーデータ
を、予めSRAM21のデータ格納部26に登録された
キーパターンと比較する。登録されたキーパターンと一
致した場合は、NCシステムリセット要求が入力された
と判断して、NCシステムリセット処理手段124に対
してNCシステムリセットをリクエストする。NCシス
テムリセット処理手段124は、キー入力パターンチェ
ック手段108からのNCシステムリセット要求の通知
を受けて、NCシステムリセット回路127のレジスタ
にアクセスすることによってNC部90をリセットす
る。
【0065】PCアプリケーションプログラム選択終了
&再起動要求手段122は、PC部91のPCアプリケ
ーションプログラム終了&再起動処理手段225に対し
て、NC部90とデータのやり取りを行っているPC部
91のアプリケーションプログラムを終了するようにリ
クエストし、PCアプリケーションプログラム終了&再
起動処理手段225からの終了回答をチェックする。変
更NC部S/Wモジュール確認手段123は、PC部9
1の変更NC部S/Wモジュール検索手段223からの
回答によって、ハードデイスク記憶装置5に登録された
NC部S/WモジュールをNC部90のFROM20に
書き込んでからNC部90の処理をスタートさせるかど
うかを判定する。モーダルデータクリア手段103は実
施の形態1と同じ動作を行う。
【0066】また、PC部91には、PCアプリケーシ
ョンプログラム選択終了&再起動処理部221と、NC
部S/Wモジュールダウンローダ227とが追加されて
いる。さらにPCアプリケーションプログラム終了&再
起動処理部221は、変更NC部S/Wモジュール検索
手段223と、実行中PCアプリケーションプログラム
起動パス取得手段224と、PCアプリケーションプロ
グラム終了&再起動処理手段225とを有しており、P
C組込み型数値制御装置1の電源オンで処理が開始され
る。
【0067】PC部91の変更NC部S/Wモジュール
検索手段223は、ハードデイスク記憶装置5に登録さ
れたダウンロード変更NC部S/Wモジュールパスファ
イル229が存在するかをチェックし、NC部90の変
更NC部S/Wモジュール確認手段123に通知する。
実行中PCアプリケーションプログラム起動パス取得手
段224は、NC部90とデータのやり取りを行ってい
るアプリケーションプログラムを検索して、該アプリケ
ーションプログラムの起動パスを取得する。PCアプリ
ケーションプログラム終了&再起動処理手段225は、
NC部90とデータのやり取りを行っているアプリケー
ションプログラムを終了させた後、実行中PCアプリケ
ーションプログラム起動パス取得手段224で取得した
起動パスを検索して、該アプリケーションプログラムを
再起動する。なお、その他の構成については、実施の形
態1で示すPC組込み型数値制御装置と同様であるの
で、説明を省略する。
【0068】次に、図6〜図13を参照して上述の如き
構成によるPC組込み型数値制御装置1におけるNCシ
ステムリセット処理について説明する。図11は、NC
システムリセット処理のNC部90とPC部91のフロ
ーチャートである。図11(a)がNC部90の処理の
流れを、図11(b)、図11(c)、図11(d)、
図11(e)、図11(f)がPC部91の処理の流れ
を表している。
【0069】まず、ステップ101で、オペレータがデ
ータ入力部4を操作してキーを入力すると、キーデータ
はキー入力回路24を介して機械制御処理部13に取り
込まれる。機械制御処理部13のキー入力パターンチェ
ック手段108は、実施の形態1と同じように取り込ま
れたキーデータを予めSRAM21のデータ格納部26
に登録されたキーパターンと比較し、一致した場合はス
テップ102に進む。一致しない場合は処理を終了す
る。ステップ102では、キー入力パターンチェック手
段108からのリクエストで、変更NC部S/Wモジュ
ール確認手段123がデュアルポートRAM17を介し
てPC部91の変更NC部S/Wモジュール検索手段2
23に対して、ハードデイスク記憶装置5に登録された
NC部S/Wモジュール230に更新がないかをチェッ
クする。
【0070】具体的には次のように行う。まず、ステッ
プ121で、更新するNC部S/Wモジュール230を
ハードデイスク記憶装置5の任意のフォルダに登録す
る。次にステップ122で、図10に示したように、ダ
ウンロード変更NC部S/Wモジュールパスファイルフ
ォルダ301を予めハードデイスク記憶装置5に登録し
ておき、該フォルダにダウンロード変更NC部S/Wモ
ジュールパスファイル229を登録する。ファイル名も
予め例えばdownload.txtのように決めてお
く。download.txtは、図8に示したように
変更されたNC部S/Wモジュール名をハードデイスク
記憶装置5に登録したパスも含めて記述しておく。例え
ば、@L C:¥ncos¥vtosはNC OSの
S/Wモジュール(実行モジュール)をNC部90へダ
ウンロードすることを示している。具体的には、例え
ば、図10に示したような形でハードデイスク記憶装置
5に登録する。
【0071】ダウンロード変更NC部S/Wモジュール
パスファイルを登録するフォルダ301はC:¥pas
sとして登録し、本フォルダにダウンロード変更NC部
S/Wモジュールパスファイル229(downloa
d.txt)。を登録する。また、NC OSを登録す
るフォルダ302はC:¥ncosとして登録し、本フ
ォルダにNC OSのS/Wモジュールであるvtos
を登録する。NC部制御S/Wを登録するフォルダ30
3はC:¥ncsystemとして登録し、本フォルダ
にNC部制御S/WのS/Wモジュールであるncco
ntrol.oを登録する。NC部ラダー処理コードを
登録するフォルダ304はC:¥ladderとして登
録し、本フォルダにラダー処理コードのS/Wモジュー
ルであるuplc.oを登録する。上記フォルダおよび
S/Wモジュール・ファイルは、通常のパーソンルコン
ピュータで使用できるFDDのような外部機器を使用し
て登録してもよいし、インターネットを利用して登録し
てもよい。
【0072】次にステップ131では、変更NC部S/
Wモジュール検索手段223が、NC部90の変更NC
部S/Wモジュール確認手段123からのリクエストを
受けて、ステップ122で登録されたダウンロード変更
NC部S/Wモジュールパスファイル229を検索す
る。ダウンロード変更NC部S/Wモジュールパスファ
イル229が存在する場合はステップ132に、存在し
ない場合はステップ133に進む。
【0073】ステップ132では、変更NC部S/Wモ
ジュール検索手段223が、デュアルポートRAM17
を介して変更NC部S/Wモジュール確認手段123に
ハードデイスク記憶装置5に登録されたNC部S/Wモ
ジュールが変更されたことを通知する。ステップ133
では、変更NC部S/Wモジュール検索手段223が、
デュアルポートRAM17を介して変更NC部S/Wモ
ジュール確認手段123にハードデイスク記憶装置5に
登録されたNC部S/Wモジュールが変更されていない
ことを通知する。変更NC部S/Wモジュール確認手段
123は、変更NC部S/Wモジュール検索手段223
からのNC部S/Wモジュール変更の回答を受けた場
合、ステップ103に進む。NC部S/Wモジュールが
変更されていない場合はステップ104に進む。
【0074】ステップ103では、変更NC部S/Wモ
ジュール確認手段123が、SRAM21のデータ格納
部26に新たに設けられた図7に示したようなテーブル
を利用して、ハードデイスク記憶装置5が登録されたN
C部S/Wモジュール230をNC部90にダウンロー
ドし、FROM20に登録されているNC OS100
2、NC部制御S/W1003およびラダー処理コード
1004のいずれかまたは全てを書き換えた後、NC部
90のシステムをスタートさせることをブート処理10
01に通知する。例えば、図7に示したテーブルの0ビ
ット目が「1」の場合は、ハードデイスク記憶装置5が
登録されたNC部S/Wモジュール230をNC部90
にダウンロードし、FROM20に登録されているNC
OS1002、NC部制御S/W1003およびラダ
ー処理コード1004のいずれかまたは全てを書き換え
た後、NC部90のシステムをスタートさせることを意
味し、0ビット目が「0」の場合は従来例と同じ動作を
行うことを示している。
【0075】次にステップ104では、PCアプリケー
ションプログラム選択終了&再起動要求手段122が、
デュアルポートRAM17を介してPC部91のPCア
プリケーションプログラム終了&再起動処理手段225
に対して、NC部90とデータのやり取りを行っている
PC部91のアプリケーションプログラムの強制終了を
リクエストする。
【0076】PC部91のステップ141では、PCア
プリケーションプログラム終了&再起動処理手段225
が、NC部90のPCアプリケーションプログラム選択
終了&再起動要求手段122からのリクエストを受け
て、実行中PCアプリケーションプログラム起動パス取
得手段224に対して、起動しているPCアプリケーシ
ョンプログラムの中からNC部90とデータのやり取り
を行っているPC部91のアプリケーションプログラム
を検索して、該アプリケーションプログラムの起動パス
を取得するようにリクエストする。実行中PCアプリケ
ーションプログラム起動パス取得手段224が、PCア
プリケーションプログラム終了&再起動処理手段225
からのリクエストを受けて、起動しているPCアプリケ
ーションプログラムの中からNC部90とデータのやり
取りを行っているPC部91のアプリケーションプログ
ラムを検索する。
【0077】なお、検索は次のようにして行う。PC
OS44には、一般的には現在実行中(起動中)のアプ
リケーションプログラム(プロセス)を取得する関数が
用意されており、実行中PCアプリケーションプログラ
ム起動パス取得手段224が該関数を呼び出す。該関数
は実行中のアプリケーションプログラムを検索し、プロ
セスID(アプリケーションプログラムの識別子)を実
行中PCアプリケーションプログラム起動パス取得手段
224に返す。次に、前述で取得した実行中のアプリケ
ーションプログラムの中からNC部90とデータのやり
取りを行っているアプリケーションプログラムを検索す
る。NC部90とデータのやり取りを行っているアプリ
ケーションプログラムはNCインタフェース部41のラ
イブラリ関数を必ず使用しているため、アプリケーショ
ンプログラムが実行されているメモリ空間に該ライブラ
リ関数がローデイングされていることを確認することに
よって検索できる。
【0078】しかしながら、通常、PCのアプリケーシ
ョンプログラムは各々別のメモリ空間で実行されている
ため、実行中PCアプリケーションプログラム起動パス
取得手段224が起動されているアプリケーションプロ
グラム(PCアプリケーションプログラム終了&再起動
処理部221)から、例えばHMI処理部40やその他
のアプリケーションプログラム228のような他のアプ
リケーションプログラムで実行されているライブラリ関
数名の検索は次のような工夫が必要である。まず、使用
しているNCインタフェース部41のライブラリ関数名
を検索するための実行モジュールを作成し、ハードデイ
スク記憶装置5に予め登録しておく。
【0079】実行中PCアプリケーションプログラム起
動パス取得手段224はハードデイスク記憶装置5に登
録された該実行モジュールを読み出し、前述で取得した
実行中のアプリケーションプログラムのメモリ空間に対
して該実行モジュールをローデイングし、ターゲットと
なるアプリケーションプログラム、例えばHMI処理部
40やその他のアプリケーションプログラム228にリ
ンクして実行させる。実行開始した該実行モジュール
は、ターゲットとなったアプリケーションプログラムが
使用しているライブラリ関数の中からNCインタフェー
ス部41のライブラリ関数名を検索する。検索できた場
合にはOKの回答を、検索できなかった場合にはNGの
回答を、実行中PCアプリケーションプログラム起動パ
ス取得手段224に返す。
【0080】次にステップ142では、実行中PCアプ
リケーションプログラム起動パス取得手段224が、ス
テップ141で取得されたNC部90とデータのやり取
りを行っているアプリケーションプログラムの起動パス
を取得する。なお、起動パスの取得は次のように行う。
即ち、ステップ141と同様にターゲットとなったアプ
リケーションプログラムの起動パスを検索するための実
行モジュールを作成し、ハードデイスク記憶装置5に予
め登録しておく。実行中PCアプリケーションプログラ
ム起動パス取得手段224はハードデイスク記憶装置5
に登録された該実行モジュールを読み出し、前述で取得
したNC部90とデータのやり取りを行っている実行中
のアプリケーションプログラムに対して該実行モジュー
ルをリンクし、実行させる。実行開始した該実行モジュ
ールは、ターゲットとなったアプリケーションプログラ
ムの起動パスを取得して実行中PCアプリケーションプ
ログラム起動パス取得手段224に返す。実行中PCア
プリケーションプログラム起動パス取得手段224は、
取得したNC部90とデータのやり取りを行っているア
プリケーションプログラムの起動パスをメモリ47に登
録する。
【0081】ステップ143では、実行中PCアプリケ
ーションプログラム起動パス取得手段224からの、N
C部90とデータのやり取りを行っているアプリケーシ
ョンプログラムの起動パスを取得完了通知を受けて、ス
テップ141で取得したNC部90とデータのやり取り
を行っている現在起動中のアプリケーションプログラム
を、PCアプリケーションプログラム終了&再起動処理
手段225がPC OS44が固有に持っている手続き
によって、強制的に終了させる。また、強制終了ではな
く、例えば図3のような終了メッセージのウインドウを
表示を行い、オペレータに選択させて終了させてもよ
い。ステップ144では、PCアプリケーションプログ
ラム終了&再起動処理手段225が、NC部90のPC
アプリケーションプログラム選択終了&再起動要求手段
122にデュアルポートRAM17を介してNC部90
とデータのやり取りを行っているアプリケーションプロ
グラムの終了完了の通知を行う。
【0082】ここで、NC部90におけるNCシステム
リセット処理の説明に戻る。ステップ105では、PC
アプリケーションプログラム選択終了&再起動要求手段
122がPCアプリケーションプログラム終了&再起動
処理手段225からの完了通知をチェックし、完了通知
が確認できた場合はステップ107に進む。完了通知が
確認できなかった場合は、ステップ106に進む。ステ
ップ106では、PCアプリケーションプログラム選択
終了&再起動要求手段122がリトライエラーをチェッ
クする。予め決められた回数だけリトライした場合はリ
トライオーバと判断してNCシステムリセット処理を実
行せず終了する。リトライオーバしていない場合はステ
ップ104を再度実行する。
【0083】次にステップ107では、実施の形態1と
同様に、PCアプリケーションプログラム選択終了&再
起動要求手段122からのリクエストを受けて、モーダ
ルデータクリア手段103がモーダルデータ取得要求の
情報をクリアする。ステップ108では、モーダルデー
タクリア手段103からのNCシステムリセットの通知
を受けてNCシステムリセット処理手段124が、ま
ず、図9に示したようなSRAM21のデータ格納部2
6に新たに設けたテーブルの0ビット目に「1」をセッ
トする。「1」はNCシステムリセットを実行したこと
を意味している。次にNCリセット回路127に用意さ
れたNCシステムリセット用レジスタにアクセスする。
【0084】ステップ109では、NC部90にハード
ウエアリセットがかかり、NC部90のFROM20の
ブート処理部1001に起動がかかる。ステップ110
では、ステップ103で変更NC部S/Wモジュール確
認手段123がセットした図7に示したテーブルの0ビ
ット目の値を、ブート処理部1001がチェックする。
0ビット目が「1」の場合は、ハードデイスク記憶装置
5に登録されたNC部S/WモジュールをNC部90に
ダウンロードし、FROM20に登録されているNC
OS1002、NC部制御S/W1003及びラダー処
理コード1004のいずれかまたは全部を、書き換える
必要があると判断してステップ111に進む。このと
き、同時に0ビット目のクリアも行う。0ビット目が
「0」の場合はステップ113に進む。
【0085】ステップ111では、図12に示すブート
処理部1001がハードデイスク記憶装置ブート処理4
01を呼び出す。ハードデイスク記憶装置ブート処理4
01は、PC部91に対してNC部S/Wモジュールダ
ウンローダ227を起動するための割り込みを入れる。
PC部91では、ハードデイスク記憶装置ブート処理4
01からの割り込みが入ると、NC部S/Wモジュール
ダウンローダ起動用のドライバ(図示せず)が起動さ
れ、該ドライバがNC部S/Wモジュールダウンローダ
227を起動する。
【0086】PC部91のステップ151では、起動さ
れたNC部S/Wモジュールダウンローダ227が、ハ
ードデイスク記憶装置5に登録されたダウンロード変更
NC部S/Wモジュールパスファイル229からダウン
ロードの必要なS/Wモジュール230を読み出す。図
8に示したようなダウンロード変更NC部S/Wモジュ
ールパスファイル229(download.txt)
にはダウンロードが必要なS/Wモジュール230が記
述されており、ファイルに記述されたパスに従ってダウ
ンロードが必要なS/Wモジュールを検索する。例え
ば、@L C:¥ncos¥vtosは、Cドライブ
(本例ではハードデイスク記憶装置5を示している)の
ncosフォルダにあるNC OSのS/Wモジュール
vtosを読み出してNC部90にダウンロードするこ
とを示しており、NC部S/Wモジュールダウンローダ
227は、Cドライブのncosフォルダを検索してN
C OSのS/Wモジュールvtosをメモリ47に読
み出す。
【0087】S/Wモジュール名は予め決めておき、本
例ではvtosはNC OSを、nccontrol.
oはNC 制御S/Wを、uplc.oはラダー処理コ
ードを示している。ステップ152では、NC部S/W
モジュールダウンローダ227がステップ151でメモ
リ47に読み出されたS/Wモジュールをデュアルポー
トRAM17に収まるサイズに分割してS/Wモジュー
ル名の情報とともにデュアルポートRAM17にセット
し、セット完了をハードデイスク記憶装置ブート処理4
01にデュアルポートRAM17を介して通知する。
【0088】NC部90のステップ111で、ハードデ
イスク記憶装置ブート処理401は、NC部S/Wモジ
ュールダウンローダ227からの通知を受けてデュアル
ポートRAM17にセットされた分割されたS/Wモジ
ュールを読み出してDRAM27にコピーする。このと
き、デュアルポートRAM17にあわせてセットされた
NC部S/Wモジュール名も読み出して、NC部S/W
モジュールの先頭にセットする。ハードデイスク記憶装
置ブート処理401は、読み出した分割されたS/Wモ
ジュールをDRAM27にコピー完了すると、次の分割
されたS/WモジュールをデュアルポートRAM17に
セットするように、NC部S/Wモジュールダウンロー
ダ227にリクエストする。
【0089】NC部S/Wモジュールダウンローダ22
7は、ハードデイスク記憶装置ブート処理401からリ
クエストを受けて、次の分割されたS/Wモジュールを
デュアルポートRAM17にセットする。以上を繰り返
すことによって、ダウンロード変更NC部S/Wモジュ
ールパスファイル229に記述されたNC部S/Wモジ
ュールを全てDRAM27に転送する。このとき、NC
部S/Wモジュール名は各NC部S/Wモジュールの先
頭に前述と同様にセットする。各NC部S/Wモジュー
ル名は、後から検索しやすいようにDRAM27の上の
予め決められたアドレスにセットするようにしておく。
ステップ153では、転送完了すると図7に示したテー
ブルの0ビット目をクリアするとともに、NC部S/W
モジュールダウンローダ227は、ダウンロード変更N
C部S/Wモジュールパスファイル229の名前を、例
えばdownload.txtからdownload.
bakのように変更する。これは次回のNCシステムリ
セット時にNC部S/Wモジュールを変更していないに
もかかわらず、NC部S/Wモジュールを再度、NC部
90にダウンロードしてしまうことを防ぐためである。
【0090】NC部90のステップ112では、ハード
デイスク記憶装置ブート処理401が、DRAM27に
コピーされたNC部S/Wモジュールを読み出してFR
OM20に書き込む。なお、FROM20への書き込み
は次のように行う。即ち、ハードデイスク記憶装置ブー
ト処理401は、DRAM27にコピーされた各NC部
S/Wモジュール名をまず検索して、対応するFROM
20のエリアを消去する。例えば、system.oと
いうNC部S/Wモジュール名であれば、NC部制御S
/W1003のエリアを消去する。次に、DRAM27
上のNC部S/Wモジュールを消去されたFROM20
のエリアに書き込む。この動作をDRAM27にコピー
された全てのNC部S/Wモジュールに対して行う。ス
テップ113では、ハードデイスク記憶装置ブート処理
401がFROMブート処理402にNCシステムスタ
ートをリクエストする。FROMブート処理402は、
ハードデイスク記憶装置ブート処理401からのリクエ
ストを受けて、従来例と同様にNC OS1002、N
C部制御S/W1003、ラダー処理コード1004を
DRAM27に転送し、DRAM27に転送されたNC
OS23を起動する。
【0091】ステップ114では、NCシステムが起動
完了後、PCアプリケーションプログラム選択終了&再
起動要求手段122がSRAM21のデータ格納部26
の図9に示したテーブルをチェックして、NCシステム
リセット後の起動かをチェックし、NCシステムリセッ
ト後の起動である場合には(該テーブルの0ビット目が
「1」の場合)、PC部91のPCアプリケーションプ
ログラム終了&再起動処理手段225に対して終了され
たPCアプリケーションプログラムを再起動するように
リクエストするとともに、図9に示したテーブルの0ビ
ット目をクリアする。
【0092】PC部91のステップ161では、PCア
プリケーションプログラム終了&再起動処理手段225
が、NC部90のPCアプリケーションプログラム選択
終了&再起動要求手段122からのリクエストを受け
て、ステップ142で取得したHMI処理部40等のP
Cアプリケーションプログラムの起動パスからハードデ
イスク記憶装置5に登録されているアプリケーションプ
ログラムを検索し、DRAM27にローデイング後、起
動する。起動されたHMI処理部40は、NCインタフ
ェース部アクセス手段46とNCインタフェース部41
とデュアルポートRAM17とPCインタフェース部1
6を介して、表示データを取得して予め決められた図1
6に示したようなイニシャル画面を表示する。
【0093】以上説明したように、この実施の形態2に
よれば、NCシステムリセットでPC部が動作した状態
でNC部のみを再スタートさせることができるようにし
たため、図13に示したように、PC組込み型数値制御
装置において、この電源を入れ直す場合に比べて数値制
御装置の操作ができるまでの待ち時間が少なくて済む。
したがって、電源を入れ直してNC部のイニシャル処理
が実行されることによってはじめて変更内容が有効にな
るパラメータを変更した場合でも、PC組込み型数値制
御装置の電源は入れ直す必要はなく、オペレータの待ち
時間が少なくなる。また、NCシステムリセット時にN
C部とデータのやり取りを行っているPC部の画面処理
等のアプリケーションプログラムを選択して終了・再起
動するようにしたので、PC部の画面処理等のアプリケ
ーションプログラムがPC組込み型数値制御装置の通常
の電源投入時の動作と同様に実行されるため、NC部と
データのやり取りを行っているPC部の画面処理等のア
プリケーションプログラムが実行されたまま、NC部の
リセットが実行されてNC部から表示用データをリード
できなくなることなどの処理上の矛盾が生じることはな
くなる。また、NC部とデータのやり取りを行っている
PC部の画面処理等のアプリケーションプログラムにN
Cシステムリセットのための処理を新たに追加すること
なくNCシステムリセットを実行可能である。また、N
Cシステムリセット時にハードデイスク記憶装置の任意
のフォルダにに登録されたNC OS・NC部制御S/
W・ラダー処理コード等のNC部S/WモジュールをN
C部のFROMに書き込むようにしたから、NCシステ
ムリセットするだけでNC部のFROMのNC部S/W
モジュールを更新することができる。
【0094】なお、以上述べたPC部はパーソナルコン
ピュータである必要はなく、ワークステーション等のコ
ンピュータや、NC部90のCPUとは別個のCPUを
持ちパーソナルコンピュータと同様の機能(表示制御
等)を有する他のコントローラであってもよく、特に制
限を受けるものではない。また、本願発明は、実施の形
態1のもの(PC部リセット)と実施の形態2のもの
(NC部リセット)とを組合せた数値制御装置としても
よいことは言うまでもなく、この場合、必要に応じて、
第1、第2の各制御部のリセットを各々実行できるよう
になる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、数値制御装置を搭載した工作機械を使って、加工し
ている最中に、主に表示器に対する画面表示および設定
処理を制御するための第2制御部のOS、またはアプリ
ケーションプログラム等に問題が発生して、画面ロック
または画面ウンドウが閉じてしまい、オペレータが画面
操作ができなくなった場合でも、予め決められたキーパ
ターンをオペレータが入力するか、または予め決められ
たスイッチをオペレータが操作することによって、数値
制御装置の第2制御部のみを第1制御部が動作したま
ま、リセットできるようにしたため、画面を再表示させ
るために加工を中止して数値制御装置の電源を入れ直す
必要はない。
【0096】また、この発明によれば、主にプログラム
解析処理、補間処理、軸制御処理等のサーボおよび主軸
モータを制御するための第1制御部リセットで、主に表
示器に対する画面表示および設定処理を制御するための
第2制御部が動作した状態で、前記第1制御部のみをリ
セットさせることができるようにしたため、数値制御装
置においてこの電源を入れ直す場合に比べて数値制御装
置の操作ができるまでの待ち時間が少なくて済む。従っ
て、電源を入れ直して第1制御部のイニシャル処理が実
行されることによってはじめて変更内容が有効になるパ
ラメータを変更した場合でも、数値制御装置の電源は入
れ直す必要はなく、オペレータの待ち時間が少なくな
る。
【0097】またこの発明によれば、リセット処理を実
行する前にリセット要求が正当なものであるかを最終確
認する終了許可確認手段を備えたので、オペレータの操
作ミスで前記第1制御部または第2制御部がオペレータ
の意に反してリセットされてしまうことはない。
【0098】またこの発明によれば、リセット対象の制
御部の処理がビジー中か否かをチェックし、ビジー中の
場合、リセット処理を中止する起動完了確認手段を備え
たので、画面表示までのイニシャル処理中のハードデイ
スク記憶装置に対してデータを読み出し、または書き込
みを頻繁に行っている最中にリセット処理が実行されて
ハードデイスク記憶装置を破壊してしまうようなことは
ない。
【0099】またこの発明によれば、リセット要求時に
リセット対象外の制御部で実行中の処理のうちリセット
対象の制御部とデータのやり取りを行っている処理を検
索し、該処理の起動パスを取得する実行中処理起動パス
取得手段と、リセット対象の制御部とデータのやり取り
を行っている前記処理を終了させ、リセット処理実行後
に前記終了した制御部の処理を前記実行中処理起動パス
取得手段が取得した起動パスから再起動する処理終了&
再起動手段とを備えたので、例えば、第1制御部とデー
タのやり取りを行っている第2制御部の画面処理等のア
プリケーションプログラムが実行されたまま、第1制御
部のリセットが実行されて第の制御部から表示用データ
をリードできなくなることなどの処理上の矛盾が生じる
ことはなくなる。
【0100】またこの発明によれば、前記終了処理手段
を、リセット対象のブート処理等の基本処理からの処理
終了通知を確認後、リセット処理を行うようにしたの
で、例えば第2制御部に接続されたハードデイスク記憶
装置等に登録された、アプリケーションプログラム等が
アクセスしているファイルが壊れることはなくなる。
【0101】またこの発明によれば、リセット処理実行
後、リセット対象の制御部の処理が正常に再起動完了し
たかどうかをチェックする再起動完了確認手段を備えた
ので、例えば第2制御部が再起動中のため画面が表示さ
れていない状態で、オペレータが機械の操作パネル等を
操作しても機械を動作させないようにすることができ
る。
【0102】またこの発明によれば、リセット要求時に
ハードデイスク記憶装置等の外部記憶装置またはメモリ
等に新たに登録された制御部の実行モジュールをリセッ
ト処理後に別の制御部に転送し、該制御部のFROM等
のメモリに該実行モジュールを書き込む手段を備えたの
で、例えば第1制御部をリセットするだけで、第1制御
部のFROM等のメモリの第1制御部S/Wモジュール
を更新することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係わる要部ブロック
図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係わる表示器に表示
される画面の一例である。
【図3】 本発明の実施の形態1に係わるPC終了をオ
ペレータに確認するためにウインドウ表示画面である。
【図4】 本発明の実施の形態1に係わるPCリセット
処理のNC部・PC部の動作を示したフローチャートで
ある。
【図5】 本発明の実施の形態1に係わるPCリセット
要求信号の入力パターンを示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態2に係わる要部ブロック
図である。
【図7】 本発明の実施の形態2に係わるNCシステム
スタート処理を切替えるためのテーブルを示す図であ
る。
【図8】 本発明の実施の形態2に係わるダウンロード
変更NC部S/Wモジュールパスファイルの内容を示す
図である。
【図9】 本発明の実施の形態2に係わるNCシステム
リセットチェックテーブルを示す図である。
【図10】 本発明の実施の形態2に係わるNC部S/
Wモジュールのハードデイスク記憶装置登録例を示す図
である。
【図11】 本本発明の実施の形態2に係わるNCシス
テムリセット処理のNC部・PC部の動作を示したフロ
ーチャートである。
【図12】 本発明の実施の形態2に係わるFROMの
内容を示す図である。
【図13】 本発明の実施の形態2に係わるPC組込み
型数値制御装置においてNCシステムリセット時の起動
時間と電源を入れ直した場合の起動時間を比較した図で
ある。
【図14】 従来の数値制御装置の要部ブロック図であ
る。
【図15】 従来の数値制御装置のFROMの内容であ
る。
【図16】 従来の数値制御装置のイニシャル画面を示
す図である。
【符号の説明】
1 PC組込み型数値制御装置 2 操作パネル 3 表示器 4 データ入力部 5 ハードデイスク記憶装置 10 加工プログラム解析処理部 11 ワークエリア 12 補間処理部 13 機械制御処理部 14 ラダー回路実行部 15 軸制御部 16 PCインタフェース部 17 デュアルポートRAM 18 DS出力回路 19 DS入力回路 20 FROM 21 SARM 22 サーボデータ通信回路 23 NC OS 24 キー入力回路 25 ファイルシステム 26 データ格納部 27 DRAM 28 ラダー処理コード(ラダー回路) 40 HMI処理部 41 NCインタフェース部 42 画面表示処理手段 43 データ設定手段 44 PC OS 45 BIOS 46 NCインタフェース部アクセス手段 47 メモリ 50 サーボアンプ 51 サーボモータ 90 NC部 91 PC部 101 PCリセット処理部 102 PC終了処理手段 103 モーダルデータクリア手段 104 HMI起動完了確認手段 105 HMI動作確認手段 107 PC終了許可確認手段 108 キー入力パターンチェック手段 109 PCリセット要求信号チェック手段 110 PCリセット完了通知手段 111 PCリセット回路 112 データ取得要求カウンタ 122 PCアプリケーションプログラム選択終了&再
起動要求手段 123 変更NC部S/Wモジュール確認手段 124 NCシステムリセット処理手段 127 NCシステムリセット回路 128 NCシステムリセット処理部 201 PC終了実行処理部 204 データ更新手段 205 PC終了確認メッセージ表示・応答手段 221 PCアプリケーションプログラム選択終了&再
起動処理部 223 変更NC部S/Wモジュール検索手段 224 実行中PCアプリケーションプログラムパス取
得手段 225 PCアプリケーションプログラム終了&再起動
処理手段 227 NC部S/Wモジュールダウンローダ 228 その他のアプリケーションプログラム 229 ダウンロード変更NC部S/Wモジュールパス
ファイル 230 変更NC部S/Wモジュール 301 ダウンロード変更NC部S/Wモジュールパス
ファイルを登録するフォルダ 302 NC OSを登録するフォルダ 303 NC部制御S/Wを登録するフォルダ 304 NC部ラダー処理コードを登録するフォルダ 401 ハードデイスク記憶装置ブート処理 402 FROMブート処理 1001 ブート処理 1002 NC OS 1003 NC部制御S/W 1004 ラダー処理コード

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主にプログラム解析処理、補間処理、軸
    制御処理等のサーボおよび主軸モータを制御するための
    第1制御部と、主に表示器に対する画面表示および設定
    処理を制御するための第2制御部とを有する数値制御装
    置において、前記第2制御部をリセットするためのリセ
    ット回路と、オペレータ操作等の外部からの選択可能な
    第2制御部に対するリセット要求で前記リセット回路に
    アクセスすることによって第1制御部をリセットさせる
    ことなく、第2制御部のみリセットを行う終了処理手段
    とを備えたことを特徴とする数値制御装置。
  2. 【請求項2】 主にプログラム解析処理、補間処理、軸
    制御処理等のサーボおよび主軸モータを制御するための
    第1制御部と、主に表示器に対する画面表示および設定
    処理を制御するための第2制御部とを有する数値制御装
    置において、前記第1制御部をリセットするためのリセ
    ット回路と、オペレータ操作等の外部からの選択可能な
    第1制御部に対するリセット要求で前記リセット回路に
    アクセスすることによって第2制御部をリセットさせる
    ことなく、第1制御部のみリセットを行う終了処理手段
    とを備えたことを特徴とする数値制御装置。
  3. 【請求項3】 リセット処理を実行する前にリセット要
    求が正当なものであるかを最終確認する終了許可確認手
    段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の数値制御装置。
  4. 【請求項4】 リセット対象の制御部の処理がビジー中
    か否かをチェックし、ビジー中の場合、リセット処理を
    中止する起動完了確認手段を備えたことを特徴とする請
    求項1〜請求項3の何れかに記載の数値制御装置。
  5. 【請求項5】 リセット要求時にリセット対象外の制御
    部で実行中の処理のうちリセット対象の制御部とデータ
    のやり取りを行っている処理を検索し、該処理の起動パ
    スを取得する実行中処理起動パス取得手段と、リセット
    対象の制御部とデータのやり取りを行っている前記処理
    を終了させ、リセット処理実行後に前記終了した制御部
    の処理を前記実行中処理起動パス取得手段が取得した起
    動パスから再起動する処理終了&再起動手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の
    数値制御装置。
  6. 【請求項6】 前記終了処理手段は、リセット対象のブ
    ート処理等の基本処理からの処理終了通知を確認後、リ
    セット処理を行うものであることを特徴とする請求項1
    〜請求項5の何れかに記載の数値制御装置。
  7. 【請求項7】 リセット処理実行後、リセット対象の制
    御部の処理が正常に再起動完了したかどうかをチェック
    する再起動完了確認手段を備えたことを特徴とする請求
    項1〜請求項6の何れかに記載の数値制御装置。
  8. 【請求項8】 リセット要求時にハードデイスク記憶装
    置等の外部記憶装置またはメモリ等に新たに登録された
    制御部の実行モジュールをリセット処理後に別の制御部
    に転送し、該制御部のFROM等のメモリに該実行モジ
    ュールを書き込む手段を備えたことを特徴とする請求項
    1〜請求項7の何れかに記載の数値制御装置。
  9. 【請求項9】 前記第2制御部が、パーソナルコンピュ
    ータ等のコンピュータで構成され、第2制御部の基本処
    理がBIOS(Basic Input Output
    System)で構成されることを特徴とする請求項
    1〜請求項8の何れかに記載の数値制御装置。
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