JPH0962324A - 数値制御システム - Google Patents

数値制御システム

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JPH0962324A
JPH0962324A JP22008895A JP22008895A JPH0962324A JP H0962324 A JPH0962324 A JP H0962324A JP 22008895 A JP22008895 A JP 22008895A JP 22008895 A JP22008895 A JP 22008895A JP H0962324 A JPH0962324 A JP H0962324A
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JP22008895A
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Hideaki Inoue
秀明 井上
Akira Ono
彰 小野
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Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CNCからパソコン部内のデータを直接アク
セスすることができるようにする。 【解決手段】 数値制御装置2内において記憶手段1a
を指定したアクセス要求が発生すると、リモートアクセ
ス手段2aがアクセス要求に応じたリモートアクセス要
求を出力する。リモートアクセス要求を受け取ったアク
セス要求実行手段1bは、リモートアクセス要求がデー
タの更新要求であれば、指定されたデータを記憶手段1
aに格納し、リモートアクセス要求がデータの取得要求
であれば、指定されたデータを記憶手段1aから読み出
す。アクセス要求実行手段1bが読み出したデータを、
リモートアクセス手段2aが受け取る。このようにし
て、数値制御装置2内の各種ソフトウェア等からデータ
処理装置1内の記憶手段1aに対し、直接アクセスする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は数値制御装置で各種
機械を制御する数値制御システムに関し、特に数値制御
装置以外にパソコン、MMC等のデータ処理装置が接続
されている数値制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】多くの数値制御装置(CNC)には、マ
ンマシンコントローラ(MMC)やパーソナルコンピュ
ータ(パソコン)等のデータ処理装置が接続されてお
り、これらを含めて数値制御システムを構成している。
MMCやパソコン(以後、MMCとパソコンとを含めて
パソコン部と呼ぶ)は、対話形でデータの入出力を行う
機能を有しており、ユーザが数値制御システムを使用す
るための各種ユーザインタフェースを提供している。
【0003】このように、パソコン部を有する数値制御
システムでは、CNCが機械を制御するのに必要なデー
タはCNC内の不揮発性メモリ(バッテリでバックアッ
プされたSRAM)等で保持されていた。そして、パソ
コン部からCNC内のデータに対しては、自由にアクセ
スすることができる。
【0004】図5は従来の数値制御システムの概略構成
を示す図である。図においてパソコン部60とCNC7
0とは、それぞれデータウィンドウ61,71を介して
システムバス80に接続されている。このデータウィン
ドウ61,71は、パソコン部60及びCNC70が外
部と情報の交換を行うための取り決めに従い、外部との
情報の交換を実行するソフトウェアである。
【0005】パソコン部60は、ユーザインタフェース
をつかさどるアプリケーション62を有している。この
アプリケーション62は、データウィンドウ61を用い
てシステムバス80を介したデータ転送を行う。つま
り、アプリケーション62は、データウィンドウ61と
の間の指令形式を守っていれば、パソコン部60とCN
C70とがどのようなバスで接続されているかを意識す
ることなくCNC70内のデータにアクセスすることが
できる。
【0006】CNC70は不揮発性メモリ73を有して
おり、パートプログラム、工具オフセットデータ、各種
パラメータ等を格納している。CNCソフトウェア72
は、不揮発性メモリ73内の各種データを用いて機械の
制御を行う。CNC70内のデータウィンドウ71が、
外部との情報交換を制御しており、パソコン部60から
の要求に応じて不揮発性メモリ73にアクセスする。
【0007】このような構成において、パソコン部60
のアプリケーション62からCNC70内のデータへの
取得要求があると、その要求はデータウィンドウ61に
伝えられる。データウィンドウ61は、データの取得要
求をシステムバス80を介してCNC70に転送する。
【0008】CNC70では、データウィンドウ71が
データの取得要求を受け取り、指定されたデータを不揮
発性メモリ73から取り出す。そして、そのデータをシ
ステムバス80を介してパソコン部60に転送する。パ
ソコン部60のデータウィンドウ61が、そのデータを
受け取りアプリケーション62に渡す。このようにし
て、パソコン部60内のアプリケーション62は、自由
にCNC70内のデータにアクセスすることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の数値制
御システムでは、CNC内のデータをパソコン部で利用
することは可能であったが、逆にパソコン部が管理して
いるデータをCNCが直接利用することはできなかっ
た。つまり、パソコン部側のアプリケーションを実行
し、パソコン部側の機能を用いなければ、CNC側でパ
ソコン部内のデータを利用することができないという問
題点があった。
【0010】一方、近年のパソコンの高機能化により、
パソコンに大容量のハードディスク装置が内蔵されるこ
とが一般的となっている。そのため、CNCソフトウェ
アの実行に必要な各種データも、パソコン部側で一括し
て管理することが望まれている。
【0011】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、CNCからパソコン部内のデータに直接アク
セスすることができる数値制御システムを提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、NCプログラムに従って工作機械等を制
御する数値制御システムにおいて、工作機械等の制御に
必要となる各種データを格納する記憶手段と、前記記憶
手段に対するリモートアクセス要求を監視しており、前
記リモートアクセス要求がデータの取得要求であれば、
指定されたデータを前記記憶手段から読み出し、前記リ
モートアクセス要求がデータの更新要求であれば、指定
されたデータを前記記憶手段に格納するアクセス要求実
行手段とを有するデータ処理装置と、前記記憶手段を指
定したアクセス要求が発生すると、前記アクセス要求に
応じた前記リモートアクセス要求を前記データ処理装置
に対して出力するとともに、前記リモートアクセス要求
がデータの取得要求である場合には、前記アクセス要求
実行手段が読み出したデータを受け取るリモートアクセ
ス手段を有する数値制御装置と、で構成されることを特
徴とする数値制御システムが提供される。
【0013】上記の数値制御システムによれば、数値制
御装置内において記憶手段を指定したアクセス要求が発
生すると、前記リモートアクセス手段がアクセス要求に
応じた前記リモートアクセス要求を出力する。リモート
アクセス要求は、データ処理装置内のアクセス要求実行
手段で認識される。アクセス要求実行手段は、リモート
アクセス要求がデータの更新要求であれば、指定された
データを前記記憶手段に格納し、リモートアクセス要求
がデータの取得要求であれば、指定されたデータを記憶
手段から読み出す。リモートアクセス要求がデータの取
得要求の場合には、アクセス要求実行手段が読み出した
データを数値制御装置側のリモートアクセス手段が受け
取る。
【0014】このようにして、数値制御装置内の各種ソ
フトウェア等からデータ処理装置内の記憶手段に対しデ
ータのアクセスを行うことができる。従って、数値制御
装置の動作に必要なデータを、データ処理装置内の記憶
手段に格納しておくことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の概略構成を示すブ
ロック図である。本発明の数値制御システムは、データ
処理装置1と数値制御装置2とで構成されている。デー
タ処理装置1は、主にMMCやパソコンが用いられる。
データ処理装置1と数値制御装置2とは、互いにバスで
接続されている。
【0016】データ処理装置1内には、数値制御装置2
が必要とするデータ(DATA1,DATA2,DATA3,・・・)を格
納する記憶手段1aが設けられている。この記憶手段1
aには、例えばハードディスク装置が用いられる。アク
セス要求実行手段1bは、数値制御装置2からのリモー
トアクセス要求を監視しており、リモートアクセス要求
が出力されたことを検出する。この場合、リモートアク
セス要求を常に監視していれば、リモートアクセス要求
が出力された時に、随時検出することができる。また、
定期的に監視して、そのつどリモートアクセス要求が出
力されているか否かを検出してもよい。
【0017】そして、リモートアクセス要求がデータの
取得要求であれば、アクセス要求実行手段1bは、指定
されたデータを読み出して数値制御装置2に対し転送す
る。また、リモートアクセス要求がデータの更新要求で
あれば、アクセス要求実行手段1bは、リモートアクセ
ス要求に含まれるデータを記憶手段1a内に書き込む。
【0018】数値制御装置2内において、CNCソフト
ウェア2b等の実行中に発生する記憶手段1aに対する
アクセス要求を、リモートアクセス手段2aが受け付け
る。リモートアクセス手段2aは、そのアクセス要求に
応じたリモートアクセス要求をデータ処理装置1に対し
て出力する。なお、データの更新要求の場合には、更新
すべきデータがリモートアクセス要求内に含まれる。ま
た、リモートアクセス要求がデータの取得要求である場
合には、アクセス要求実行手段1bが読み出したデータ
をリモートアクセス手段2aが受け取り、そのデータを
CNCソフトウェア2bの実行タスクに渡す。
【0019】例えば、CNCソフトウェア2bが「DATA
1 」の取得のアクセス要求を出力した場合には、リモー
トアクセス手段2aがリモートアクセス要求をデータ処
理装置に対し出力する。アクセス要求実行手段1bは、
そのリモートアクセス要求を認識すると記憶手段1aか
ら「DATA1 」を読み取り、数値制御装置1対し出力す
る。リモートアクセス手段2aは、「DATA1 」を受け取
りCNCソフトウェア2bに渡す。
【0020】このようにして、数値制御装置2内のCN
Cソフトウェア2bからのアクセス要求により、データ
処理装置1内の記憶手段1aに対するアクセスが可能と
なる。従って、数値制御装置2がNCプログラムを実行
中に必要となる各種パラメータ等のデータを、バスを介
して接続されたデータ処理装置1内に格納しておくこと
ができる。
【0021】図2は、本発明を実施するための数値制御
システムの構成を示すブロック図である。この例では、
図1に示すデータ処理装置1は、MMC若しくは一般的
なパーソナルコンピュータ(パソコン部)を用いて、対
話形CNCを構成している。
【0022】プロセッサ11はROM12に格納された
システムプログラムに従って対話形CNC全体を制御す
る。ROM12にはEPROMあるいはEEPROMが
使用される。RAM13にはSRAM等が使用され、各
種のデータあるいは入出力信号が格納される。不揮発性
メモリ14には図示されていないバッテリによってバッ
クアップされたCMOSが使用され、電源切断後も保持
すべきパラメータ、ピッチ誤差補正量及び工具オフセッ
ト等が格納される。
【0023】なお、上記構成要素はいずれもバス19に
よって互いに結合されており、このバス19には、NC
用のプロセッサ11とは別に、パソコン部用のプロセッ
サ31がバス29によって接続される。
【0024】軸制御回路21はプロセッサ11から軸の
移動指令を受けて、軸の指令をサーボアンプ22に出力
する。サーボアンプ22はこの移動指令を受けて、工作
機械50のサーボモータを駆動する。PMC(プログラ
マブル・マシン・コントローラ)23はNCプログラム
を実行する際に、T機能信号(工具選択指令)等を受け
取る。そして、これらの信号をシーケンス・プログラム
で処理して、動作指令として信号を出力し、工作機械5
0を制御する。また、工作機械50から状態信号を受け
て、シーケンス処理を行って、プロセッサ11へ必要な
入力信号を転送する。
【0025】また、オペレータとのヒューマンインタフ
ェースをとるCRT/MDI(Cathode Ray Tube/Manua
l Data Input)パネル40はバス19に接続され、グラ
フィック制御回路41、表示装置43、キーボード44
及びソフトウェアキー45が設けられる。
【0026】グラフィック制御回路41はプロセッサ1
1等から出力されたディジタル信号を表示用の信号に変
換して出力する。プロセッサ11からの信号は、グラフ
ィック制御回路41において、画面表示可能な信号に変
換され表示装置43に出力される。表示装置43にはC
RTあるいは液晶表示装置が使用される。キーボード4
4はシンボリックキー、数値キー等からなり、必要な図
形データ、NCデータをこれらのキーを使用して入力す
る。ソフトウェアキー45はシステムプログラム等によ
って機能が変化する指令キーであって、その機能名称等
は表示装置43の所定の画面位置に表示される。
【0027】さらに、バス19には入出力インタフェー
ス46が接続され、FDD(フロッピーディスク装
置)、プリンタ、あるいはPTR(紙テープリーダ)等
の外部機器との間で、NCデータを含むデータの入出力
を制御する。
【0028】パソコン部において、プロセッサ31はバ
ス39を有し、キーボード32、RAM33、ハードデ
ィスク装置(HDD)34、及びグラフィック制御回路
36が接続される。グラフィック制御回路36には、画
像を表示するための表示装置35が接続されている。H
DD34には、オペレーティングシステム(OS)や各
種アプリケーションプログラム等と共に、CNCが工作
機械50を制御する際に必要となるパートプログラム、
工具オフセット、パラメータ等が格納されている。
【0029】プロセッサ31は、HDD34に格納され
たOSを起動し、OS上で対話処理用のプログラムを実
行して、オペレータに対し対話形の各種操作機能を提供
する。例えば、対話形データの入力画面において、設定
可能な作業又はデータ等をメニュー形式で表示装置35
に表示する。オペレータは、表示装置35に表示された
メニューに従いキーボード32のキーを操作し、対話形
のデータ入力を行う。プロセッサ31は、こうして入力
されたデータから加工プログラムを作成するとともに、
バックグラウンドアニメーションとして、工具の全体の
動作軌跡等を表示する。
【0030】RAM33にはDRAM等が使用され、デ
ータ処理に必要とされる各種プログラムがロードされ、
必要に応じて様々なデータが一次的に格納される。RA
M33にロードされるプログラムには、CNCからのリ
モードアクセス要求を監視するとともに、その要求に従
いHDD34へアクセスするためのデバイスドライバが
含まれる。グラフィック制御回路36は内蔵するVRA
Mに書き込まれたグラフィックデータを表示用の信号に
変換して表示装置35に出力する。表示装置35にはC
RTあるいは液晶表示装置が使用される。
【0031】次に、上記のような数値制御システムを用
いて本発明を実施する場合について説明する。図3はC
NC10とパソコン部30との間のデータ伝送機能を示
すブロック図である。CNC10とパソコン部30とは
バス29によって接続されている。CNC10内にはバ
ス29を介したデータ交換を実行するデータウィンドウ
10aと、工作機械の動作を指令するCNCソフトウェ
ア10bとが設けられている。
【0032】一方、パソコン部30は、HDD34、デ
バイスドライバ30a、データウィンドウ30c、及び
アプリケーション30bが設けられている。HDD34
は、パートプログラム、工具オフセット、パラメータ等
を格納している。デバイスドライバ30aは、予め定義
された関数を実行することにより、HDD34に対して
アクセスを行う。データウィンドウ30cは、バス29
を介したデータ交換を実行する。アプリケーション30
bは、ユーザインタフェースをつかさどり、パソコン部
30の操作環境を提供する。
【0033】図3では、CNC10からパソコン部30
内のHDD34に対するアクセスの際の情報の流れを実
線で示し、パソコン部30からCNC10内のメモリ等
へのアクセスの際の情報の流れを破線で示している。
【0034】先ず、CNC10からパソコン部30のH
DD34内のデータにアクセスする場合について説明す
る。CNCソフトウェア10bからパソコン部30に対
するアクセス要求が出力されると、データウィンドウ1
0aは、そのアクセス要求をバス29を介した情報伝送
方式に従って出力する。この際、アクセス要求は、デバ
イスドライバ30aに定義されている関数に変換され、
リモートアクセス要求として出力される。なお、アクセ
ス要求がデータの更新要求である場合には、更新すべき
データも同時に出力する。
【0035】パソコン部30内のデバイスドライバ30
aは、データウィンドウ10aが出力したリモートアク
セス要求を受け取ると、その要求で与えられた関数を実
行し、HDD34にアクセスする。この時、リモートア
クセス要求がデータの更新要求であれば、デバイスドラ
イバ30aは、指定されたデータをリモートアクセス要
求ともに送られてきたデータに更新する。一方、リモー
トアクセス要求がデータの取得要求であれば、デバイス
ドライバ30aは、指定されたデータをバス29を介し
てCNC10に転送する。このデータは、CNC10の
データウィンドウ10aが受け取り、アクセス要求を出
力したCNCソフトウェア10bに渡す。
【0036】なお、パソコン部30からCNC10内の
メモリに対するアクセスは、従来と同様に行われる。簡
単に説明すると、アプリケーション30bからCNC1
0内のメモリ等に対するアクセス要求が出力されると、
そのアクセス要求はデータウィンドウ30cによりバス
29を介して出力される。CNC10側では、データウ
ィンドウ10aがアクセス要求を受け取り、目的のメモ
リ等にアクセスを実行する。
【0037】ところで、一般的なCNCは独自のデータ
形式を有しているため、CNCが取り扱えるデータ形式
とパソコン部が取り扱えるデータ形式とは異なっている
ことが多い。従って、CNC用のデータをパソコン部に
おいても取り扱えるようにするには、データ形式の変換
が必要となる。
【0038】例えば、パソコン部のOS(Operating Sy
stem) がDOS(Disk Operating System)であるとする
と、以下のような場合が考えられる。第1の例として、
CNCのパートプログラムをパソコン部内に格納する場
合がある。パートプログラムの指令ブロックの終わり
は、CNC内部ではEOB(;)で表されるが、DOS
ファイルでは復帰改行(CR+LF)で表される。従っ
て、「;」と「CR+LF 」との間の変換が必要となる。
【0039】第2の例として、マクロ変数をパソコン部
内に格納する場合がある。マクロ変数値は、CNC内部
ではバイナリデータとして保存されているが、DOSフ
ァイルではASCII(American Standard Code for I
nformation Interchange) 文字列として保存される。従
って、バイナリデータとASCII文字列との間の変換
が必要となる。
【0040】上記の例以外にも、データ形式の変換が必
要な場合が多い。このような場合には、デバイスドライ
バにおいて、データ形式を相互に変換することができ
る。図4はデータ形式の変換を行うデバイスドライバの
処理手順を示すフローチャートである。ステップ1(S
1)では、CNCからのアクセス要求が有るか否かを判
断しており、アクセス要求があればステップ2に進み、
アクセス要求がなけらばステップ1を繰り返す。ステッ
プ2(S2)では、アクセス要求がデータの取得要求か
データの更新要求かを判断し、データの取得要求であれ
ばステップ3に進み、データの更新要求であればステッ
プ8に進む。
【0041】以下のステップ3からステップ7までが、
データ取得要求の際の処理手順である。ステップ3(S
3)では、取得要求されたデータの種類を解析する。ス
テップ4(S4)では、取得要求されたデータをハード
ディスク等から読みだす。ステップ5(S5)では、読
みだしたデータをCNCが利用できるようなデータ形式
に変換する。ステップ6(S6)では、変換したデータ
をメモリ上の所定の領域にセットする。このデータをセ
ットする領域は、CNCからのアクセスが可能な領域で
ある。ステップ7(S7)では、データの取得が完了し
たことをCNCに通知する。この通知を受け取ったCN
Cは、ステップ6でセットしたデータの読み取りを行
う。この処理が終了するとステップ1に進む。
【0042】以下のステップ8からステップ12まで
が、データ更新要求の際の処理手順である。ステップ8
(S8)では、更新要求されたデータの種類を判別す
る。ステップ9(S9)では、更新要求されたデータを
パソコン部のメモリ上に読み込む。ステップ10(S1
0)では、読み込んだデータをパソコン部が利用できる
ようなデータ形式に変換する。ステップ11(S11)
では、変換したデータをハードディスク等に書き込む。
ステップ12(S12)データの更新が完了したことを
CNCに通知する。CNCは、この通知を受け取ること
により、データの更新が完了したことを認識できる。こ
の処理が終了するとステップ1に進む。
【0043】このようにして、CNCの動作に必要なデ
ータをパソコン部内のハードディスク等に格納してお
き、CNCソフトウェアは、データを必要とした時に自
由に利用することが可能となる。これにより、従来はC
NC内に格納しておかなければならなかったデータの一
部を、パソコン部側に保存することができるようにな
る。この結果、CNC内に必要な不揮発性メモリ等の容
量が減少し、コストダウンにつながる。
【0044】さらに、一定のデータをパソコン部に保存
することにより、そのデータを管理するためのユーザイ
ンタフェースがCNC側には不要となり、CNCソフト
ウェア全体のサイズが小さくなる。この結果、CNCの
メンテナンスが容易となるとともに、信頼性の向上にも
つながる。
【0045】また、データ形式の変換を行うことによ
り、CNCのデータをパソコン部で直接扱えるようにな
るため、パソコン部でそのデータを管理するためのユー
ザインタフェースの開発が容易となる。さらには、パソ
コン用の市販のアプリケーションによるデータ管理も可
能となり、CNC用の各種データの管理が容易となる。
【0046】上記の説明では、記憶手段をハードディス
ク装置としたが、フラッシュROMのように電源切断時
にもデータを保持することのできるメモリ等を用いるこ
ともできる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、数値制
御装置側からデータ処理装置内の記憶手段に対するリモ
ートアクセス要求が出力されると、データ処理装置側の
アクセス要求実行手段が、リモートアクセス要求に応じ
てアクセスを実行するようにしたため、数値制御装置側
で必要な時に、いつでも記憶手段内のデータを利用する
ことができるようになる。その結果、数値制御装置が工
作機械等を制御するのに必要な様々なデータを、データ
処理装置内に格納しておくことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を実施するための数値制御システムの構
成を示すブロック図である。
【図3】CNCとパソコン部との間のデータ伝送機能を
示すブロック図である。
【図4】データ形式の変換を行うデバイスドライバの処
理手順を示すフローチャートである。
【図5】従来の数値制御システムの概略構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 データ処理装置 1a 記憶手段 1b アクセス要求実行手段 2 数値制御装置 2a リモートアクセス手段 2b CNCソフトウェア 10 CNC 10a データウィンドウ 10b CNCソフトウェア 29 バス 30 パソコン部 30a デバイスドライバ 30b アプリケーション 30c データウィンドウ 34 HDD

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NCプログラムに従って工作機械等を制
    御する数値制御システムにおいて、 工作機械等の制御に必要となる各種データを格納する記
    憶手段と、前記記憶手段に対するリモートアクセス要求
    を監視しており、前記リモートアクセス要求がデータの
    取得要求であれば、指定されたデータを前記記憶手段か
    ら読み出し、前記リモートアクセス要求がデータの更新
    要求であれば、指定されたデータを前記記憶手段に格納
    するアクセス要求実行手段とを有するデータ処理装置
    と、 前記記憶手段を指定したアクセス要求が発生すると、前
    記アクセス要求に応じた前記リモートアクセス要求を前
    記データ処理装置に対して出力するとともに、前記リモ
    ートアクセス要求がデータの取得要求である場合には、
    前記アクセス要求実行手段が読み出したデータを受け取
    るリモートアクセス手段を有する数値制御装置と、 で構成されることを特徴とする数値制御システム。
  2. 【請求項2】 前記アクセス要求実行手段は、前記リモ
    ートアクセス要求がデータの取得要求の場合には、読み
    出したデータを前記数値制御装置で取り扱うことのでき
    るデータ形式に変換し、前記リモートアクセス要求がデ
    ータの更新要求の場合には、前記記憶手段に格納すべき
    データを前記データ処理装置が取り扱うことのできるデ
    ータ形式に変換することを特徴とする請求項1記載の数
    値制御システム。
  3. 【請求項3】 前記データ処理装置は、マンマシンコン
    トローラ若しくはパーソナルコンピュータであることを
    特徴とする請求項1記載の数値制御システム。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、ハードディスク装置で
    あることを特徴とする請求項1記載の数値制御システ
    ム。
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