JPH06187015A - シーケンサのプログラム変換装置 - Google Patents

シーケンサのプログラム変換装置

Info

Publication number
JPH06187015A
JPH06187015A JP33421292A JP33421292A JPH06187015A JP H06187015 A JPH06187015 A JP H06187015A JP 33421292 A JP33421292 A JP 33421292A JP 33421292 A JP33421292 A JP 33421292A JP H06187015 A JPH06187015 A JP H06187015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
program
sequencer
instruction code
company
instruction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33421292A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Watabe
浩 渡部
Kazuyuki Sakurada
和之 桜田
Tetsuya Cho
哲也 長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP33421292A priority Critical patent/JPH06187015A/ja
Publication of JPH06187015A publication Critical patent/JPH06187015A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 既に作成されたシーケンサのプログラムを、
メーカーや機種に関係なく共通に利用することを可能と
する。 【構成】 プログラム媒体10a から、入出力部12a
でA社製シーケンサ対応プログラム14a を入力し、こ
れを命令コード変換処理部16a でA社固有の命令コー
ドに変換した後、それを標準形式プログラム20に変換
し、更にこの標準形式プログラムを命令コード変換処理
部16b でB社製シーケンサ対応プログラム14b に変
換し、これを入出力部12b によりプログラム媒体10
b に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シーケンサのプログラ
ム変換装置、特に既に稼動している自動化設備をシーケ
ンス制御するためのシーケンサのプログラムを、他のシ
ーケンサで動作するプログラムに変換する場合に適用し
て好適な、シーケンサのプログラム変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動化設備のシーケンス制御用
コントローラとしてシーケンサが広く使用されている。
このようなシーケンサは、製造しているメーカーが多
く、しかも各メーカーがハードウェアの性能向上と、差
別化のために独自機能の開発を行っているため、現在で
は、各社それぞれの特徴をもった製品となっている。
【0003】又、シーケンサのアプリケーション・プロ
グラム(以下単にプログラムともいう)は、各社のシー
ケンサに対応したラダーチャート方式によるプログラミ
ング装置(以下、単にプログラマと称する)上で、シー
ケンス回路が設計され、命令コードに変換された後にシ
ーケンサに送られる。ここで設計・開発されたシーケン
ス回路は、自由にシーケンサからプログラマに読み込む
ことができ、それに変更を加えたり、それを同一機種の
他のシーケンサに送ったりすることが可能となってい
る。
【0004】ところが、プログラマ上でシーケンス回路
を開発するときのラダー図の表示方法や、シーケンサを
動作させるプログラムに関しては、メーカー間での互換
性が全くないため、シーケンサの老朽化あるいは故障等
の理由により、当該シーケンサを他メーカーのものに更
新する場合には、従来使用していたシーケンサのプログ
ラムを解読した後、更新後のシーケンサ・メーカーのプ
ログラマを用いて最初からラダー回路を設計・製作し直
すという作業を行っていた。
【0005】プログラム開発時のメーカー間の互換性に
関する技術としては、例えば、特開平4−139504
号公報に、プログラマ上でのメーカー間のラダーチャー
ト図の表示方法を統一したシーケンサのソフトウェア作
成装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平4−139504号公報に開示されている技術は、
シーケンサのプログラムの新規作成時の表示画面を統一
化する技術であるため、既に開発されたプログラムに対
しては対応できず、メーカーが異なるシーケンサ間でプ
ログラムの変換を可能とするまでには至っていないとい
う問題がある。以下、この問題点について詳述する。
【0007】シーケンサ上で動作するプログラムが、メ
ーカー間で全く互換性を持つことができない理由として
は、その命令コードがメーカー間で完全に異なることが
挙げられる。シーケンサでは、ユーザが作成したプログ
ラムを内部メモリに格納し、その命令コードを1ステッ
プずつ実行する。このとき、メーカーにより、命令コー
ドを判断するシーケンサのCPUの種類、又は、基本ソ
フトウェアの構造が異なり、そのために、命令コードの
体系及びその周囲にも差があり、同一の機能を有するプ
ログラムを、異なるメーカーのシーケンサ間では、その
まま動作させることが不可能となっている。
【0008】次の表1には、シーケンサプログラムの命
令の分類と、各メーカー(ここではS社、O社、M社に
ついて例示する)が提供する命令の数を一覧にして例示
した。
【0009】
【表1】
【0010】上記表1から分かるように、対応する命令
の数が異なるため、変換時に使用される各メーカーの命
令コードは1対1に対応していない。
【0011】又、各社のシーケンサの入出力や内部メモ
リ等のアドレスの割付けも異なり、仮に命令コードがメ
ーカー間で等しい場合であっても、メーカー間での互換
性を持つことができない状態にある。
【0012】一般に、命令コードにはオペランドが付加
される。このオペランドは、命令コードが実行されると
きの対象となるアドレス又は即値であり、メーカー固有
の命令コードに付加されるアドレスは、シーケンサ内部
のメモリあるいはユニットのアドレスを直接指す絶対ア
ドレスとなる。
【0013】上記絶対アドレスは、シーケンサを構成す
るユニットの配置や、メーカーが備えているメモリの種
類により異なるため、メーカー間での互換性は全くな
い。次の表2に、各メーカーのシーケンサが内部で管理
するメモリの種類を特定のメーカー(前記3社)の場合
についてまとめて示した。
【0014】
【表2】
【0015】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
く成されたもので、メーカーや機種が異なるシーケンサ
間のプログラムに互換性を持たせるために、既に作成さ
れているシーケンサのプログラムを、メーカーや機種に
関係なく共通に利用することを可能とし、シーケンサの
ソフトウェア資源の有効利用を図ることにより、設備改
造時の作業工数を短縮し、且つ作成されたプログラムの
信頼性を高めることができる、シーケンサのプログラム
変換装置を提供することを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、固有のシーケ
ンス命令コードから構成されるアプリケーション・プロ
グラムAが組み込まれている第1シーケンサから、該ア
プリケーション・プログラムAを取り込む手段と、取り
込まれた前記アプリケーション・プログラムAを、予め
決められた標準のシーケンス命令コードから構成される
標準形式プログラムBに変換する手段と、前記標準形式
プログラムBを、該標準形式プログラムBを読み込ませ
る第2シーケンサに固有のシーケンス命令コードから構
成されるプログラムCに変換する手段と、変換された前
記プログラムCを、前記第2シーケンサに書き込む手段
と、を備えた構成とすることにより、前記課題を達成し
たものである。
【0017】本発明は、又、前記シーケンサのプログラ
ム変換装置において、前記標準形式プログラムBを表示
装置に表示出力する手段と、表示された前記標準形式プ
ログラムBを変更する入力手段とを備えると共に、前記
アプリケーション・プログラムAの一部分を変更した
後、それを前記第2シーケンサに書き込むことが可能に
なされているようにしたものである。
【0018】本発明は、更に、前記シーケンサのプログ
ラム変換装置において、第1シーケンサと第2シーケン
サを同一のシーケンサとし、前記アプリケーション・プ
ログラムAの一部分を変更することが可能になされてい
るようにしたものである。
【0019】
【作用】本発明においては、固有のシーケンス命令コー
ドから構成されるアプリケーション・プログラムAが組
み込まれている第1シーケンサから、該アプリケーショ
ン・プログラムAを取り込み、そのアプリケーション・
プログラムAを、予め決められた標準のシーケンス命令
コードから構成される標準形式プログラムBに変換し、
該標準形式プログラムBを、該プログラムBを読み込ま
せる対象である第2シーケンサの固有のシーケンス命令
コードから構成されるプログラムCに変換し、次いで、
前記プログラムCを、第2シーケンサに書き込むように
したので、メーカーが独自に設定した命令コードを、標
準シーケンサを仮想して設定された標準命令コードと標
準アドレス空間に変換し、これにより、プログラムの開
発時に対象となったシーケンサ上でしか動作しなかった
プログラムが標準のものにすることが可能とななるた
め、メーカー・機種の依存が完全に無くなり、他のメー
カー・機種への変換が可能となる。
【0020】従って、一旦開発したシーケンサプログラ
ムは、シーケンサを他メーカー、他機種のものに変更し
ても再使用することができ、ソフトウェアの効率的な運
用が図られるために、設備改造時の作業工数を著しく短
縮することが可能となる。
【0021】本発明において、前記標準形式プログラム
Bを表示装置に表示出力する手段と、表示された前記標
準形式プログラムBを変更する入力手段とを備えると共
に、前記アプリケーション・プログラムAの一部分を変
更した後、それを前記第2シーケンサに書き込むことが
可能になされている場合には、プログラムの変換作業を
実行している間に、そのプログラムの不都合な部分が発
見された場合には、その訂正を容易に行うことが可能と
なる。
【0022】本発明において、第1シーケンサと第2シ
ーケンサを同一のシーケンサとし、前記アプリケーショ
ン・プログラムAの一部分を変更することが可能になさ
れている場合には、同一のシーケンサに使用するプログ
ラムの変更をも容易に行うことが可能となる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0024】図1は、本発明に係る一実施例のシーケン
サのプログラム変換装置の概略構成を、その周辺装置と
共に示した説明図である。
【0025】本実施例のプログラム変換装置は、図中1
0a で示したA社固有の書式で記述されたプログラムA
が格納されているA社製シーケンサ対応プログラム媒体
から、該プログラムAを、図中矢印で示す方向に処理す
ることにより、B社固有のプログラムCに変換した後、
該プログラムCをB社製シーケンサ対応プログラム媒体
10b に格納する機能を有している。
【0026】上記プログラム変換装置は、プログラム媒
体10a からの入力を行うA社製シーケンサに対応する
入出力処理部12a と、プログラム媒体10b への出力
を行うB社製シーケンサに対応する入出力処理部12b
とを備え、入出力処理部12a で上記プログラム媒体1
0a からA社製シーケンサ対応プログラム14a を入力
し、入出力処理部12b で、変換後のB社製シーケンサ
対応プログラム14Bを、前記プログラム媒体10b に
出力するようになっている。このプログラム14a 、1
4b は、各メーカー固有の命令コードから構成されてい
る。
【0027】又、上記プログラム変換装置は、各メーカ
ー固有の命令コードから構成されるプログラムを標準命
令から構成されるプログラムに変換する命令コード変換
処理部16a 、16b と、命令コード変換時にアドレス
を変換するための各メーカー固有のアドレス対応テーブ
ル18a 、18b と、命令コード変換処理部が出力した
標準命令コードから構成される標準形式プログラム20
と、アドレス対応テーブル18a 、18b を変更するた
めのアドレス変換処理部22とをそれぞれ備えている。
なお、上記アドレス変換処理部22には、プログラム表
示装置24及びデータ入力のためのキーボード26がそ
れぞれ接続されている。
【0028】以下に、本実施例のプログラム変換装置
で、シーケンサプログラムの変換を行う場合について詳
細に説明する。
【0029】まず、A社製シーケンサ対応入出力処理部
12a は、プログラム媒体10a からA社製シーケンサ
対応命令コードで構成されているプログラム14a を取
り込む。このプログラム媒体10a は、フロッピーディ
スクであったり、又は、通信を介して直接シーケンサに
接続されるなど、メーカーによりその形態は異なる。こ
こで取り込まれた命令コードは、先に表2に示したよう
に、シーケンサメーカーにより完全に異なる。
【0030】A社製シーケンサ対応命令コード変換処理
部16a は、その入出力処理部12a が取り込んだA社
製シーケンサ対応命令コードから構成されるプログラム
14a を、標準命令コードから構成される標準形式プロ
グラム20に変換する。このメーカー固有の命令コード
から標準命令コードに変換する命令コード変換処理部1
6a は各メーカー固有のものが各々準備されており、処
理の開始時に必要なものが選択される。
【0031】図2には、本実施例装置にて定められた標
準命令コードをグルーピングした体系の例を示した。こ
れは、各メーカーの命令コード体系にとらわれず、標準
シーケンサとして準備する必要があると考えられたもの
で構成される。
【0032】標準命令グループは、基本命令グループ、
データ応用命令グループ、演算命令グループ、分岐命令
グループの4つの中分類命令グループから構成され、更
に、各々の中分類命令グループは、複数の小分類命令グ
ループから構成される。
【0033】例えば、基本命令グループは、シーケンス
命令グループ、タイマ・カウンタ命令グループ、ビット
処理命令グループの3つの小分類命令グループから構成
される。又、各々の小分類命令グループは、例えば、後
述する図3に示す如く、複数の命令コードから構成され
る。
【0034】本実施例では、標準命令コードを図2に示
すようにグルーピングし、その中のシーケンス命令グル
ープが図3である例を示したが、必ずしも、このような
分類と標準命令コード体系である必要はなく、本発明を
実施するにあたり、適切な標準命令コード体系であれ
ば、特にこれに限定されない。
【0035】図3には、標準命令コード体系の基本命令
グループに属するシーケンス命令グループの一例が一覧
表にして示してある。このシーケンス命令グループに
は、10種類のシーケンス命令があり、それに対応する
各メーカー固有のシーケンス命令が存在している。な
お、図中、7項のAND STRと8項のOR STR
は、この命令だけのラダー表示は存在しないが、同図中
のラダー表示内のロジックにて一部使用される。
【0036】この図3からも明らかなように、メーカー
によっては本装置内の命令と一致しないものが存在す
る。同図中の、リレーコイルに対して0を出力するOU
T NOT命令は、3社中O社のみが対応する命令であ
り、従って、標準命令コードから各メーカー固有の命令
コードに変換する時は、該当メーカーの他の命令に置き
換えることが必要となる。又、命令によっては一命令で
は置き換えることができず、そのため、複数命令を組み
合わせることにより、はじめて命令の置き換えが可能と
なる場合もある。
【0037】図4は、命令コードの置き換えを実行する
時の一例である。図4中1項には、一定の時間の監視を
行うロジックが示してあり、これは各メーカーにおいて
使用するコードの種類、数とも等しい例である。同図中
2項には、否定出力が示してあり、これは使用するコー
ドの種類は異なるが、命令コード数は等しい例である。
同図中3項には、立ち上がりを検出するロジックが示し
てあり、これは使用するコードの種類、数とも異なる例
である。
【0038】標準のアドレス体系も命令コードと同様
に、本装置内で設定する。命令コード内の絶対アドレス
は、メーカー独自の命令コードを標準命令コードに変換
するのと同時に、本装置内の標準アドレス空間に変換さ
れる。
【0039】図5は、本装置内で定義される標準アドレ
ス空間を概念的に示したものである。同図中、101は
現在の年月日時分秒などを含む特殊メモリ、102は外
部信号が取り込まれる入力エリア、103は外部に信号
が出力される出力エリア、104は内部バッファなどの
目的で使用される内部メモリ、105はタイマ、106
はカウンタ、107は接点の変化を検出するエッジであ
る。
【0040】上記標準アドレス空間における各空間内で
のアドレス指定には、各空間先頭番地からの相対アドレ
スが用いられ、又、特殊メモリを除くそれぞれの空間は
複数個設定することが可能である。この標準アドレスを
使用することにより、同一種類のアドレス空間を分割し
て再配置でき、メーカー・機種によるハードウェア構成
の違いという課題を完全に解消できる。
【0041】従って、アドレス対応テーブルは、変換時
にそれぞれのシーケンサに合せたアドレスを設定するこ
とを可能とし、A社製シーケンサ固有のアドレス対応テ
ーブル18a はA社製シーケンサのプログラム毎に対応
するものが作成される。この設定では、表示装置24と
キーボード装置26を使用してアドレス変換処理部22
で行う。図6には、このアドレス対応テーブルの構造の
一例を示してある。
【0042】命令コード変換がなされた標準命令コード
から構成されている前記標準形式プログラム20は、補
助記憶装置内に名称をつけてファイルとして格納され、
保存される。この標準形式プログラム20は、プログラ
ム変換時の中間ファイルではあるが、シーケンサメーカ
ーに固有の命令コード体系にも、又、固有のアドレス体
系にも依存しない標準的且つ共通なプログラムである。
【0043】本実施例では、プログラムの可視性を考慮
して、標準形式プログラム20は文字コードにて表現さ
れるようになっているが、この表記方法は特に限定され
ない。図7は、ファイル化された標準形式プログラム2
0の一例であり、又、ラダーチャート図は、その標準形
式プログラムをラダー図として表現したものである。各
行の先頭に201の命令コードが現われ、その後に20
2のオペランドが記述される。
【0044】本実施例では、アドレスは、名称とエリア
No.、データ種別、アドレス、ビット位置を合成して以
下の規則に従って作成される。
【0045】名称(+エリアNo.)+´.´ +データ種別+´.´+
アドレス(+´.´ +ビットNo.)
【0046】名称は、各アドレス空間に対して以下のよ
うに割り付けられる。記述時は、以下にアルファベット
の大文字で示すように、先頭2文字が使用される。な
お、特殊メモリの時は、エリアNo.は含まれない。
【0047】特殊メモリ : SP(ecial ) 入力 : DI 出力 : DO 内部メモリ : ME(mory) タイマ : TI(mer ) カウンタ : CO(unter ) エッジ : ED(ge)
【0048】又、データ種別は以下のように分類し、先
頭1文字が使用される。
【0049】1ビット : B(it) 1バイト : C(har ) 2バイト : W(ord ) 4バイト : L(ong )
【0050】アドレスは16進で表現し、又、ビットN
o.は最下位ビットを0とする。データ種別がBITでな
い時は、ビット位置は含まない。一例を示すと、内部メ
モリのエリア3、ワードアクセスでアドレスが100、
ビットNo.が5の時は、ME3.B.100.5と表現
される。
【0051】又、即値の場合は、値の先頭に@が付加さ
れる。
【0052】以上述べたアドレス表記方法は、本実施例
において使用する一例にすぎず、本発明は必ずしも以上
のようなアドレス表記方法に限定されるものではない。
【0053】以上の方法により変換された標準形式プロ
グラム20を、同様の方法にて指定メーカー固有の命令
コード体系を有するプログラムに変換する。これを以下
に説明する。
【0054】B社製シーケンサに対応する命令アドレス
変換処理部16b は、B社製シーケンサアドレス対応テ
ーブル18b を使用して、標準形式プログラム20から
B社製シーケンサ対応プログラム14b を生成する。上
記B社製シーケンサに対応する命令アドレス変換処理部
16b は、前述したA社製シーケンサに対応する命令コ
ード変換処理部16a と同様に、各シーケンサメーカー
対応のものが準備され、又、B社製シーケンサアドレス
対応テーブル14b も今回作成するB社製シーケンサプ
ログラム対応のものとなる。
【0055】生成されたB社製シーケンサ対応の上記プ
ログラム14b は、B社製シーケンサ対応入出力処理部
12b を経由して、B社製シーケンサプログラム媒体1
0bに出力される。
【0056】図8は、A社製シーケンサ対応プログラム
をB社製シーケンサ対応プログラムに変換する時の、A
社製シーケンサ対応プログラムの命令コードと、A社製
シーケンサ対応プログラムを変換して得た標準形式プロ
グラムの命令コード及びそのラダー図と、標準形式プロ
グラムを変換して得たB社製シーケンサ対応プログラム
の命令コードとを、その処理方向を示す矢印と共に示し
たものである。なお、このときのA社製シーケンサ対応
プログラムとB社製シーケンサ対応プログラムは、分か
り易くするためにニーモニックを用いて表現してある。
【0057】以上詳述した方法により、A社製シーケン
サ上で動作するプログラムを、B社製シーケンサ上で動
作するプログラムに変換することができる。
【0058】又、図9は、標準形式プログラムを表示装
置に表示し、その変更を行うために必要となるモジュー
ルを示した概略構成図であり、該モジュールは図1に示
した本実施例のプログラム変換装置に付加的に組み込む
ことが可能である。
【0059】このモジュールで変更処理を行う場合は、
前述した変換処理にて作成された標準形式プログラム2
0は、ラダー構造変換処理部28に読み込まれ、ラダー
チャート図の形態で表示するためのフォーマットである
ラダー構造体30に変換される。
【0060】又、ラダー表示処理部32は、上記ラダー
構造体30を読み込み、それを表示装置24上にラダー
チャート図として表示する処理を行う。
【0061】上記モジュールでは、キーボード装置26
から入力されたデータに従い、入力受付処理部34が動
作する。このとき、入力されるキーの種類は、表示制
御、ラダー変更、操作終了に大きく分かれる。
【0062】表示制御キーが入力されたときは、入力受
付処理部34はラダー表示処理部32に対し表示位置の
変更を指示し、ラダー表示処理部32は、指示に従った
形態にてラダーチャート図を表示装置24上に表示す
る。
【0063】ラダー変更キーが入力されたときは、入力
受付処理部34はラダー構造体30の変更処理を行い、
ラダー表示処理部32に対し再表示を指示する。する
と、ラダー表示処理部32は、ラダー構造体30を再度
読み込み、ラダーチャート図を表示装置24上に再表示
する。
【0064】操作終了キーが入力されたときは、入力受
付処理部34はラダー構造逆変換処理部36に対して、
終了指示を送信する。すると、ラダー構造逆変換処理部
36はラダー構造体30を読み込み、これを再び標準形
式プログラム20に変換し、処理を終了する。
【0065】以上の方法により、本実施例のプログラム
変換装置上でプログラムを標準命令コードに変換した
後、それをラダーチャート方式にて表示装置24上に表
示することにより、変換されるプログラムを確認するこ
とができ、又、このプログラム変換装置上で行うプログ
ラムの変換と同じタイミングでプログラム機能の変更を
行うことが可能となる。
【0066】又、この場合は、プログラムを読み込むシ
ーケンサとプログラムを書き込むシーケンサを同一とす
ることにより、そのシーケンサで用いられるプログラム
の変更を行うことも可能となる。
【0067】以上詳述した如く、本発明によれば、従来
使用していたシーケンサのプログラムの変更が非常に短
時間で行え、且つ、この作業はシーケンサのプログラム
の専門家でなくとも容易に行えるものとなる。又、この
ときの変換を自動的に行うことができるため、人為的な
誤りのない信頼性の高いプログラムを得ることが可能と
なる。
【0068】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、メ
ーカーや機種が異なるシーケンサ間のプログラムに互換
性を持たせるために、既に作成されたシーケンサのプロ
グラムを、メーカーや機種に関係なく共通に利用するこ
とを可能とし、シーケンサのソフトウェア資源の有効利
用を図ることにより、設備改造時の作業工数を短縮し、
且つ作成されたプログラムの信頼性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のプログラム変換装置の
概略構成を示す説明図
【図2】上記プログラム変換装置内において定められた
命令コード体系を示す説明図
【図3】上記プログラム変換装置内において定められた
標準命令コード体系の基本命令グループに含まれるシー
ケンス命令の一例を示した説明図
【図4】固有命令コードと標準命令コード間の命令コー
ドの置き換えを説明する説明図
【図5】上記プログラム変換装置内で定義された標準ア
ドレス空間を示す説明図
【図6】アドレス対応テーブルの構造の一例を示す図表
【図7】ファイル化された標準命令コードの一例を示す
図表
【図8】変換前のプログラムの命令コードと、標準命令
コード及びそのラダー図と、変換後のプログラムの命令
コードを示す図表
【図9】標準形式プログラムの修正に用いるモジュール
を示す構成図
【符号の説明】
10a 、10b …プログラム媒体 12a 、12b …入出力処理部 14a 、14b …シーケンサ対応プログラム 16a 、16b …命令コード変換処理部 18a 、18b …シーケンサアドレス対応テーブル 20…標準形式プログラム 22…アドレス変換処理部 24…表示装置 26…キーボード装置 28…ラダー構造変換処理部 30…ラダー構造体 32…ラダー表示処理部 34…入力受付処理部 36…ラダー構造逆変換処理部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固有のシーケンス命令コードから構成され
    るアプリケーション・プログラムAが組み込まれている
    第1シーケンサから、該アプリケーション・プログラム
    Aを取り込む手段と、 取り込まれた前記アプリケーション・プログラムAを、
    予め決められた標準のシーケンス命令コードから構成さ
    れる標準形式プログラムBに変換する手段と、 前記標準形式プログラムBを、該標準形式プログラムB
    を読み込ませる第2シーケンサに固有のシーケンス命令
    コードから構成されるプログラムCに変換する手段と、 変換された前記プログラムCを、前記第2シーケンサに
    書き込む手段と、 を備えていることを特徴とするシーケンサのプログラム
    変換装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記標準形式プログラムBを表示装置に表示出力する手
    段と、 表示された前記標準形式プログラムBを変更する入力手
    段とを備えると共に、 前記アプリケーション・プログラムAの一部分を変更し
    た後、それを前記第2シーケンサに書き込むことが可能
    になされていることを特徴とするシーケンサのプログラ
    ム変換装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 第1シーケンサと第2シーケンサを同一のシーケンサと
    し、 前記アプリケーション・プログラムAの一部分を変更す
    ることが可能になされていることを特徴とするシーケン
    サのプログラム変換装置。
JP33421292A 1992-12-15 1992-12-15 シーケンサのプログラム変換装置 Pending JPH06187015A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33421292A JPH06187015A (ja) 1992-12-15 1992-12-15 シーケンサのプログラム変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33421292A JPH06187015A (ja) 1992-12-15 1992-12-15 シーケンサのプログラム変換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06187015A true JPH06187015A (ja) 1994-07-08

Family

ID=18274801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33421292A Pending JPH06187015A (ja) 1992-12-15 1992-12-15 シーケンサのプログラム変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06187015A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006127069A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Mitsubishi Electric Corp プラント監視制御システム
JPWO2005101147A1 (ja) * 2004-04-15 2007-08-30 三菱電機株式会社 プログラマブルロジックコントローラの周辺装置及びそのプログラム作成方法
JP2008276526A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Omron Corp 産業用機器のプログラム開発支援装置
JP2008287403A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Delta Electronics Inc ヒューマン−マシン・インタフェースに接続される、異なるプログラマブル・ロジック・コントローラのメモリ・アドレスを変換する方法
JP2010176377A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Meidensha Corp Plcのプログラム変換ツール
JP5619328B1 (ja) * 2013-11-20 2014-11-05 三菱電機株式会社 シーケンスプログラム作成支援装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005101147A1 (ja) * 2004-04-15 2007-08-30 三菱電機株式会社 プログラマブルロジックコントローラの周辺装置及びそのプログラム作成方法
JP4513806B2 (ja) * 2004-04-15 2010-07-28 三菱電機株式会社 プログラマブルロジックコントローラの周辺装置及びそのプログラム作成方法
JP2006127069A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Mitsubishi Electric Corp プラント監視制御システム
JP2008276526A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Omron Corp 産業用機器のプログラム開発支援装置
JP2008287403A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Delta Electronics Inc ヒューマン−マシン・インタフェースに接続される、異なるプログラマブル・ロジック・コントローラのメモリ・アドレスを変換する方法
JP2010176377A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Meidensha Corp Plcのプログラム変換ツール
JP5619328B1 (ja) * 2013-11-20 2014-11-05 三菱電機株式会社 シーケンスプログラム作成支援装置
WO2015075790A1 (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 三菱電機株式会社 シーケンスプログラム作成支援装置
CN105765471A (zh) * 2013-11-20 2016-07-13 三菱电机株式会社 定序程序创建辅助装置
US10203681B2 (en) 2013-11-20 2019-02-12 Mistubishi Electric Corporation Sequence-program-creation supporting apparatus
CN105765471B (zh) * 2013-11-20 2019-03-01 三菱电机株式会社 定序程序创建辅助装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111095195A (zh) 控制器、控制方法以及控制程序
JP3024422B2 (ja) プログラマブルコントローラおよびプログラマブルコントローラの運転方法
JPH06187015A (ja) シーケンサのプログラム変換装置
CN111095194A (zh) 控制系统、控制器以及控制方法
JP2018132875A (ja) プログラマブルロジックコントローラシステム、プログラマブルロジックコントローラ、通信テスト支援装置、通信テスト支援方法、及び通信テスト支援装置で実行することが可能なコンピュータプログラム
JP3847601B2 (ja) 制御表示装置、制御プログラムおよびそれを記録した記録媒体
JPH07311606A (ja) プログラマブルコントローラのプログラミング機器およびプログラマブルコントローラ用機能ユニット
EP0059758A1 (en) Numerical control unit
JP2002268711A (ja) プログラマブル表示器およびそのための作画プログラム、ならびに作画プログラムを記録した記録媒体
JP7447574B2 (ja) サポート装置、サポートプログラムおよびサポート方法
WO2023157091A1 (ja) 画像生成プログラム、画像生成装置、プログラマブルコントローラシステム及び画像生成方法
JP7044086B2 (ja) 制御システム、制御方法、および制御プログラム
JPH0962324A (ja) 数値制御システム
JP2006018759A (ja) 制御装置及び方法
JP2007252162A (ja) 電動機駆動装置
EP0416509A2 (en) Programmable controller, and method and apparatus for programming same
JP2000214921A (ja) 表示装置
JP3129889B2 (ja) 数値制御装置
JPH0461363B2 (ja)
JPH0615318Y2 (ja) 電子スケジュ−ラ
JP2862369B2 (ja) 画像表示制御装置
JP2023113476A (ja) プロトコルドライバ作成装置
JP3031732B2 (ja) 画像表示制御装置
JPH0546220A (ja) 数値制御装置
JP2764024B2 (ja) 記憶装置のテーブル索引方法及び索引装置