JP2018132875A - プログラマブルロジックコントローラシステム、プログラマブルロジックコントローラ、通信テスト支援装置、通信テスト支援方法、及び通信テスト支援装置で実行することが可能なコンピュータプログラム - Google Patents

プログラマブルロジックコントローラシステム、プログラマブルロジックコントローラ、通信テスト支援装置、通信テスト支援方法、及び通信テスト支援装置で実行することが可能なコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信テスト用のラダープログラムをPLCに転送することなく通信テストを実行することが可能なプログラマブルロジックコントローラシステム、通信テスト支援装置、通信テスト支援方法、及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】PLCは、外部機器に対するコマンドのフレーム定義、及び該フレーム定義に含まれる要素に対してデバイスが割り当てられた割当情報を、設定データとして記憶する。外部機器に対するコマンドを生成して発行する第一のコマンド発行部を備える。通信テスト支援装置は、外部機器に対するコマンドに含まれる文字列の入力を受け付け、コマンドの発行トリガを受け付け、入力を受け付けた文字列と記憶されている設定データとに基づいて、外部機器に対するコマンドを生成し、発行トリガを受け付けた場合に、外部機器に対して生成したコマンドを発行する第二のコマンド発行部を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、通信テスト用のラダープログラムをプログラマブルコントローラ(以下、PLC)に転送することなく通信テストを実行することが可能なプログラマブルロジックコントローラシステム、プログラマブルロジックコントローラ、通信テスト支援装置、通信テスト支援方法、及び通信テスト支援装置で実行することが可能なコンピュータプログラムに関する。
PLCは、FA(Factory Automation)制御システムにおいて広く使用されているシーケンス制御装置であり、ラダープログラムと呼ばれる専用プログラムに従って動作する。実装時には、PLCに接続された汎用のシリアルデバイスに対して、データ読出しの動作確認等を行う必要がある。
具体的には、PLCを介して接続先設定処理、オープン処理、コマンド送信処理、レスポンス受信処理、クローズ処理等の各種の処理を記述したラダープログラムを作成し、支援装置からPLCに転送してラダープログラムを実行することにより、通信テストを行っている。
例えば特許文献1では、事前に準備されている宛先アドレス情報と通信条件との組み合わせとして規定されている複数の通信仕様を順次切り換えることが可能なプログラマブル・コントローラ・システムが開示されている。特許文献1では、PLCと汎用シリアルデバイスとの通信条件を意識することなく通信テストを行うことができる。
特開2006−277733号公報
上述したように、通信テストを行うためには、通信テスト専用のラダープログラムを作成することが必須となる。しかし、ラダープログラムの作成には多くの時間と手間が掛かるという問題点があった。また、ラダープログラムを支援装置から転送しなければならないので、プログラムの変更等を動的に行うことができず、エラーが生じた場合に、機器(汎用シリアルデバイス等)の不具合で生じたのか、プログラムの不具合で生じたのか、原因の切り分けが困難になるという問題点もあった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、通信テスト用のラダープログラムをPLCに転送することなく通信テストを実行することが可能なプログラマブルロジックコントローラシステム、プログラマブルロジックコントローラ、通信テスト支援装置、通信テスト支援方法、及び通信テスト支援装置で実行することが可能なコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1発明に係るプログラマブルロジックコントローラシステムは、ユーザプログラムを記憶するプログラム記憶部と、前記ユーザプログラムを繰り返し実行するプログラム実行部と、前記ユーザプログラムに記述されたデバイスが割り付けられたデバイス領域を有するデバイス記憶部と、外部機器とデータ通信することが可能に接続する通信部と、該外部機器に対するコマンドのフレーム定義、及び該フレーム定義に含まれる要素に対してデバイスが割り当てられた割当情報を、設定データとして記憶する設定データ記憶部と、デバイスのデバイス値と前記設定データ記憶部に記憶された設定データとに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記プログラム実行部により、前記外部機器に対するコマンドの発行トリガに応じたデバイスがオン状態となった場合に、前記通信部に接続された前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する第一のコマンド発行部とを備えるプログラマブルロジックコントローラと、該プログラマブルロジックコントローラとデータ通信することが可能に接続されており、前記外部機器に対する通信テストを支援する通信テスト支援装置とで構成されたプログラマブルロジックコントローラシステムにおいて、前記通信テスト支援装置は、前記外部機器との接続条件を表示する表示部と、前記外部機器に対するコマンドに含まれる文字列の入力を受け付ける入力受付部と、前記コマンドの発行トリガを受け付けるトリガ発行受付部と、入力を受け付けた文字列に基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記コマンドの発行トリガを受け付けた場合に、前記通信部に接続された前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する第二のコマンド発行部とを備えることを特徴とする。
また、第2発明に係るプログラマブルロジックコントローラシステムは、第1発明において、前記第二のコマンド発行部は、入力を受け付けた文字列と前記設定データ記憶部に予め記憶されている設定データとに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成することが好ましい。
また、第3発明に係るプログラマブルロジックコントローラシステムは、第1発明において、前記通信テスト支援装置は、前記外部機器との接続条件を設定する接続条件設定部を備え、前記第二のコマンド発行部は、入力を受け付けた文字列と前記接続条件設定部により設定された接続条件とに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成することが好ましい。
また、第4発明に係るプログラマブルロジックコントローラシステムは、第2発明において、前記通信テスト支援装置も、前記設定データ記憶部を備えており、前記第二のコマンド発行部は、前記通信テスト支援装置の前記設定データ記憶部に記憶されている設定データに基づいて前記外部機器に対するコマンドを生成することが好ましい。
また、第5発明に係るプログラマブルロジックコントローラシステムは、第1乃至第4発明のいずれか1つにおいて、前記通信テスト支援装置は、生成されたコマンドを発行した後に、対応するラダープログラムを出力することが好ましい。
また、第6発明に係るプログラマブルロジックコントローラシステムは、第1乃至第5発明のいずれか1つにおいて、前記プログラマブルロジックコントローラは、少なくともCPUユニットと通信ユニットとを含むことが好ましい。
次に、上記目的を達成するために第7発明に係るプログラマブルロジックコントローラは、ユーザプログラムを記憶するプログラム記憶部と、前記ユーザプログラムを繰り返し実行するプログラム実行部と、前記ユーザプログラムに記述されたデバイスが割り付けられたデバイス領域を有するデバイス記憶部と、外部機器とデータ通信することが可能に接続する通信部と、該外部機器に対するコマンドのフレーム定義、及び該フレーム定義に含まれる要素に対してデバイスが割り当てられた割当情報を、設定データとして記憶する設定データ記憶部と、デバイスのデバイス値と前記設定データ記憶部に記憶された設定データとに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記プログラム実行部により、前記外部機器に対するコマンドの発行トリガに応じたデバイスがオン状態となった場合に、前記通信部に接続された前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する第一のコマンド発行部とを備え、前記外部機器に対する通信テストを支援する通信テスト支援装置とデータ通信することが可能に接続されており、前記通信テスト支援装置において、前記外部機器に対するコマンドに含まれる文字列の入力を受け付け、入力を受け付けた文字列に基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記コマンドの発行トリガを受け付けた場合に発行されたコマンドを受信することを特徴とする。
また、第8発明に係るプログラマブルロジックコントローラは、第7発明において、少なくともCPUユニットと通信ユニットとを含むことが好ましい。
次に、上記目的を達成するために第9発明に係る通信テスト支援装置は、ユーザプログラムを記憶するプログラム記憶部と、前記ユーザプログラムを繰り返し実行するプログラム実行部と、前記ユーザプログラムに記述されたデバイスが割り付けられたデバイス領域を有するデバイス記憶部と、外部機器とデータ通信することが可能に接続する通信部と、該外部機器に対するコマンドのフレーム定義、及び該フレーム定義に含まれる要素に対してデバイスが割り当てられた割当情報を、設定データとして記憶する設定データ記憶部と、デバイスのデバイス値と前記設定データ記憶部に記憶された設定データとに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記プログラム実行部により、前記外部機器に対するコマンドの発行トリガに応じたデバイスがオン状態となった場合に、前記通信部に接続された前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する第一のコマンド発行部とを備えるプログラマブルロジックコントローラとデータ通信することが可能に接続されており、前記外部機器に対する通信テストを支援する通信テスト支援装置において、前記外部機器との接続条件を表示する表示部と、前記外部機器に対するコマンドに含まれる文字列の入力を受け付ける入力受付部と、前記コマンドの発行トリガを受け付けるトリガ発行受付部と、入力を受け付けた文字列に基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記コマンドの発行トリガを受け付けた場合に、前記通信部に接続された前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する第二のコマンド発行部とを備えることを特徴とする。
また、第10発明に係る通信テスト支援装置は、第9発明において、前記第二のコマンド発行部は、入力を受け付けた文字列と前記設定データ記憶部に予め記憶されている設定データとに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成することが好ましい。
また、第11発明に係る通信テスト支援装置は、第9発明において、前記外部機器との接続条件を設定する接続条件設定部を備え、前記第二のコマンド発行部は、入力を受け付けた文字列と前記接続条件設定部により設定された接続条件とに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成することが好ましい。
また、第12発明に係る通信テスト支援装置は、第10発明において、前記設定データ記憶部を備えており、前記第二のコマンド発行部は、前記通信テスト支援装置の前記設定データ記憶部に記憶されている設定データに基づいて前記外部機器に対するコマンドを生成することが好ましい。
また、第13発明に係る通信テスト支援装置は、第9乃至第12発明のいずれか1つにおいて、生成されたコマンドを発行した後に、対応するラダープログラムを出力することが好ましい。
次に、上記目的を達成するために第14発明に係る通信テスト支援方法は、ユーザプログラムを記憶するプログラム記憶部と、前記ユーザプログラムを繰り返し実行するプログラム実行部と、前記ユーザプログラムに記述されたデバイスが割り付けられたデバイス領域を有するデバイス記憶部と、外部機器とデータ通信することが可能に接続する通信部と、該外部機器に対するコマンドのフレーム定義、及び該フレーム定義に含まれる要素に対してデバイスが割り当てられた割当情報を、設定データとして記憶する設定データ記憶部と、デバイスのデバイス値と前記設定データ記憶部に記憶された設定データとに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記プログラム実行部により、前記外部機器に対するコマンドの発行トリガに応じたデバイスがオン状態となった場合に、前記通信部に接続された前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する第一のコマンド発行部とを備えるプログラマブルロジックコントローラと、該プログラマブルロジックコントローラとデータ通信することが可能であり、前記外部機器に対する通信テストを支援する通信テスト支援装置とで構成されたプログラマブルロジックコントローラシステムで実行することが可能な通信テスト支援方法において、前記通信テスト支援装置は、前記外部機器との接続条件を表示する工程と、前記外部機器に対するコマンドに含まれる文字列の入力を受け付ける工程と、前記コマンドの発行トリガを受け付ける工程と、入力を受け付けた文字列に基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記コマンドの発行トリガを受け付けた場合に、前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する工程とを含むことを特徴とする。
また、第15発明に係る通信テスト支援方法は、第14発明において、前記通信テスト支援装置は、入力を受け付けた文字列と前記設定データ記憶部に予め記憶されている設定データとに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成することが好ましい。
また、第16発明に係る通信テスト支援方法は、第14発明において、前記通信テスト支援装置は、前記外部機器との接続条件を設定する工程を含み、入力を受け付けた文字列と設定された接続条件とに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成することが好ましい。
また、第17発明に係る通信テスト支援方法は、第15発明において、前記通信テスト支援装置も、前記設定データ記憶部を備えており、前記通信テスト支援装置は、前記通信テスト支援装置の前記設定データ記憶部に記憶されている設定データに基づいて前記外部機器に対するコマンドを生成することが好ましい。
また、第18発明に係る通信テスト支援方法は、第14乃至第17発明のいずれか1つにおいて、前記通信テスト支援装置は、生成されたコマンドを発行した後に、対応するラダープログラムを出力することが好ましい。
次に、上記目的を達成するために第19発明に係るコンピュータプログラムは、ユーザプログラムを記憶するプログラム記憶部と、前記ユーザプログラムを繰り返し実行するプログラム実行部と、前記ユーザプログラムに記述されたデバイスが割り付けられたデバイス領域を有するデバイス記憶部と、外部機器とデータ通信することが可能に接続する通信部と、該外部機器に対するコマンドのフレーム定義、及び該フレーム定義に含まれる要素に対してデバイスが割り当てられた割当情報を、設定データとして記憶する設定データ記憶部と、デバイスのデバイス値と前記設定データ記憶部に記憶された設定データとに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記プログラム実行部により、前記外部機器に対するコマンドの発行トリガに応じたデバイスがオン状態となった場合に、前記通信部に接続された前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する第一のコマンド発行部とを備えるプログラマブルロジックコントローラとデータ通信することが可能に接続されており、前記外部機器に対する通信テストを支援する通信テスト支援装置で実行することが可能なコンピュータプログラムにおいて、前記通信テスト支援装置を、前記外部機器との接続条件を表示する表示手段、前記外部機器に対するコマンドに含まれる文字列の入力を受け付ける入力受付手段、前記コマンドの発行トリガを受け付けるトリガ発行受付手段、及び入力を受け付けた文字列に基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記コマンドの発行トリガを受け付けた場合に、前記通信手段で接続された前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する第二のコマンド発行手段として機能させることを特徴とする。
次に、上記目的を達成するために第20発明に係るプログラマブルロジックコントローラシステムは、ユーザプログラムを記憶するプログラム記憶部と、前記ユーザプログラムを繰り返し実行するプログラム実行部と、前記ユーザプログラムに記述されたデバイスが割り付けられたデバイス領域を有するデバイス記憶部と、外部機器とデータ通信することが可能に接続する通信部と、該外部機器に対するコマンドのフレーム定義、及び該フレーム定義に含まれる要素に対してデバイスが割り当てられた割当情報を、設定データとして記憶する設定データ記憶部と、デバイスのデバイス値と前記設定データ記憶部に記憶された設定データとに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記プログラム実行部により、前記外部機器に対するコマンドの発行トリガに応じたデバイスがオン状態となった場合に、前記通信部に接続された前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する第一のコマンド発行部とを備えるプログラマブルロジックコントローラと、該プログラマブルロジックコントローラとデータ通信することが可能に接続されており、前記外部機器に対する通信テストを支援する通信テスト支援装置とで構成されたプログラマブルロジックコントローラシステムにおいて、前記通信テスト支援装置は、前記外部機器との接続条件を表示する表示部と、前記外部機器に対するコマンドに含まれる文字列の入力を受け付ける入力受付部と、前記コマンドの発行トリガを受け付けるトリガ発行受付部とを備え、前記プログラマブルロジックコントローラは、前記通信テスト支援装置で入力を受け付けた文字列に基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記通信テスト支援装置から前記コマンドの発行トリガを受け付けた場合に、前記通信部に接続された前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する第二のコマンド発行部とを備えることを特徴とする。
第1発明、第7発明、第9発明、第14発明、第19発明、及び第20発明では、通信テスト支援装置が、外部機器との接続条件を表示する表示部と、外部機器に対するコマンドに含まれる文字列の入力を受け付ける入力受付部と、コマンドの発行トリガを受け付けるトリガ発行受付部と、入力を受け付けた文字列に基づいて、外部機器に対するコマンドを生成し、発行トリガを受け付けた場合に、通信部に接続された外部機器に対して生成したコマンドを発行する第二のコマンド発行部とを備える。これにより、ラダープログラムを作成することなく、コマンドを動的に生成しながら通信テストを行うこともできるので、ユーザ所望の通信テストを容易かつ簡潔に行うことが可能となる。また、通信エラーが発生した場合に、ラダープログラムを実行させないときには通信コマンドのチェックのみで確認することができ、エラー対処時間を短縮することも可能となる。
第2発明、第10発明、及び第15発明では、入力を受け付けた文字列と予め記憶されている設定データとに基づいて、外部機器に対するコマンドを生成するので、入力を受け付けた文字列をそのままコマンドとして生成する場合だけでなく、新たなコマンドを生成する場合においても、ラダープログラムを作成することなく、コマンドを動的に生成しながら通信テストを行うことができる。したがって、ユーザ所望の通信テストを容易かつ簡潔に行うことが可能となる。また、通信エラーが発生した場合に、ラダープログラムを実行させないときには通信コマンドのチェックのみで確認することができ、エラー対処時間を短縮することも可能となる。
第3発明、第11発明、及び第16発明では、入力を受け付けた文字列と設定された接続条件とに基づいて、外部機器に対するコマンドを生成するので、入力を受け付けた文字列に対して接続先の情報(IPアドレス等)を付加することができ、ラダープログラムを作成することなく、コマンドを動的に生成しながら通信テストを行うことができる。したがって、ユーザ所望の通信テストを容易かつ簡潔に行うことが可能となる。また、通信エラーが発生した場合に、ラダープログラムを実行させないときには通信コマンドのチェックのみで確認することができ、エラー対処時間を短縮することも可能となる。
第4発明、第12発明、及び第17発明では、通信テスト支援装置も、設定データ記憶部を備えており、通信テスト支援装置の設定データ記憶部に記憶されている設定データに基づいて外部機器に対するコマンドを生成するので、プログラマブルロジックコントローラにアクセスすることなく通信テスト用のコマンドを生成することができ、所望のタイミングで通信テストを行うことが可能となる。
第5発明、第13発明、及び第18発明では、通信テスト支援装置は、生成されたコマンドを発行した後に、対応するラダープログラムを出力するので、通信テストで送信したコマンドを送付するためのプログラムを容易に作成することができるとともに、通信テストを容易に再現することが可能となる。
第6発明、及び第8発明では、プログラマブルロジックコントローラは、少なくともCPUユニットと通信ユニットとを含むので、CPUユニットの処理負荷を大幅に増やすことなく通信テスト用のコマンドを生成することが可能となる。
本発明によれば、ラダープログラムを作成することなく、コマンドを動的に生成しながら通信テストを行うこともできるので、ユーザ所望の通信テストを容易かつ簡潔に行うことが可能となる。また、通信エラーが発生した場合に、ラダープログラムを実行させないときには通信コマンドのチェックのみで確認することができ、エラー対処時間を短縮することも可能となる。
本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置を用いた、PLCシステムの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置と接続されているPLCの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置と接続されているPLCで生成される通信コマンドの例示図である。 本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置と接続されているPLCのCPUユニットのCPUの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置と接続されているPLCの通信ユニットの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置の、CPU等の制御部を用いた場合の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置の機能を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置の制御部の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置と接続されているPLCのCPUユニット及び通信ユニットの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置の設定画面の例示図である。 本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置の通信テストのコマンドのデータ構成の例示図である。 本発明の実施の形態2に係る通信テスト支援装置と接続されているPLCの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る通信テスト支援装置の機能を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る通信テスト支援装置のラダープログラムの表示出力指定画面の例示図である。 本発明の実施の形態3に係る通信テスト支援装置のラダープログラム及びフレーム定義の表示出力画面の例示図である。 本発明の実施の形態3に係る通信テスト支援装置の処理のフローの表示出力画面の例示図である。 本発明の実施の形態3に係る通信テスト支援装置の処理のフロー及びフレーム定義の表示出力画面の例示図である。
以下、本発明の実施の形態に係る通信テスト支援装置を用いた、プログラマブルロジックコントローラ(Programmable Logic Controller:以下、PLC)システムについて、図面に基づいて具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置を用いた、PLCシステムの構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態1では、PLC1に通信テスト支援装置2が接続されている。
PLC1は、各種のセンサ、リレー接点、エンコーダ、スイッチ等の入力装置(外部機器)3と、モータ、ランプ、ソレノイド等の出力装置(外部機器)4とも接続されており、入力装置3からの入力信号に基づいて、出力装置4への出力信号を生成する。PLC1の動作は、PLC1内に記憶されているラダープログラムによって決定される。なお、入力装置(外部機器)3又は出力装置(外部機器)4としては、例えば、画像処理装置、計測器、バーコードリーダ、マーキング機器、除電器、温度調節器、インバータ、アクチュエータ、又は電子はかり等、通信によりPLC1とデータをやり取りし得る機器(外部通信機器)が含まれていても良い。
より具体的には、PLC1は、PLC1全体の制御を司るCPUユニットと、CPUユニットに着脱可能に接続される一又は複数の拡張ユニットとで構成されている。CPUユニットは、表示部及び操作部を備える。表示部は、CPUユニットに接続されている各拡張ユニットの動作状況等を表示し、表示部の表示内容は、操作部を操作することにより切り替えることができる。表示部には、通常、ラダープログラムにより参照されるデバイスの現在値(デバイス値)、PLC1内で生じたエラー情報等が表示される。つまり、CPUユニットは、操作部を介したユーザ操作に基づいて、表示部に所望のデバイス値を表示させたり、そのデバイス値を他の値(ユーザの所望の値)に変更(編集)したりする機能を有する。
PLC1の動作モードは、ユーザによって運用モード(いわゆるRUNモード)又は非運用モード(いわゆる設定モード)に切り替えられる。運用モード時には、ラダープログラムが周期的に繰り返し実行され、非運用モード時には、ラダープログラムの実行は停止している。
通信テスト支援装置2は、PLC1内のデバイスにデバイス値を設定することにより、入力装置3及び/又は出力装置4等の外部機器が正常に動作するか否かを確認する。PLC1単体で通信テストを実行する場合、外部機器3、4に対するコマンドのフレーム定義、及びフレーム定義に含まれる要素に対してデバイスが割り当てられた割当情報を、設定データとして記憶しておく(設定データ記憶部を通信テスト支援装置2に備えても良い)。デバイスのデバイス値と記憶されている設定データとに基づいて、外部機器3、4に対するコマンドを生成し、外部機器3、4に対するコマンドの発行トリガに応じたデバイスがオン状態となった場合に、外部機器3、4に対して生成したコマンドを発行する。
一方、通信テスト支援装置2において、外部機器3、4に対するコマンドに含まれる文字列の入力を受け付け、入力を受け付けた文字列と記憶されている設定データとに基づいて、外部機器3、4に対するコマンドを生成し、発行トリガを受け付けた場合に、外部機器3、4に対して生成したコマンドを発行する。これにより、通信テスト用のコマンドをPLC1及び通信テスト支援装置2の両方で発行することができ、通信テストを柔軟に、しかも簡便に行うことができる。なお、発行トリガには、テスト用のファンクションブロック(又はテスト用の命令語)を実行開始するためのトリガも含む。
図2は、本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置2と接続されているPLC1の構成例を示すブロック図である。本実施の形態1に係るPLC1は、CPUユニット1aと拡張ユニット(通信ユニット)1bとで構成されている。CPUユニット1aと拡張ユニット1bとで機能を分散することにより、CPUユニット1aの処理負荷を大きく低減することが可能となる。
拡張ユニット1bの種類は、特に限定されるものではない。本実施の形態1では、拡張ユニット1bが、他の外部機器とデータ通信を行うことができる通信ユニットである場合について説明する。もちろん、CPUユニット1aと拡張ユニット1bとで機能を分散せず、単体のPLC1で構成されていても良いことは言うまでもない。
図2に示すように、本発明の実施の形態1に係るPLC1のプログラム実行部102は、プログラムメモリ(プログラム記憶部)103に記憶されているラダープログラム8に基づいて、デバイスメモリ(デバイス記憶部)104を参照して演算処理を実行し、演算処理結果をデバイスメモリ104に記憶する。なお、デバイスメモリ104には、他の外部機器から取得したデータが記憶されている。
記憶されているラダープログラム8は、複数の命令コードからなり、シーケンス制御の手順を規定しているプログラムである。ラダープログラム8は、図示しないプログラム作成装置を用いてユーザによって作成され、PLC1へ転送されている。
プログラム実行部102は、記憶されているラダープログラム8に基づいて演算処理を実行する。演算処理は、デバイスメモリ104を参照して行われ、演算処理結果もデバイスメモリ104に記憶される。運用モード時には、プログラム実行部102によって、ラダープログラム8が周期的に繰り返し実行される。ラダープログラム8を1回実行することを「スキャン」と呼び、運用モード中はラダープログラム8のスキャンが繰り返される。一方、非運用モード時には、ラダープログラム8のスキャンは停止される。
デバイスメモリ104は、記憶領域が複数の小領域に分割されている。分割された小領域を「デバイス」と呼び、1つのデバイスは、通常、1ビット又は1ワード若しくは複数ワードの記憶容量からなる。換言すれば、例えばオン/オフのように1ビットのデバイス値を記憶する記憶領域(仮想記憶領域)であるデバイスをリレーデバイスと呼び(ビットデバイスとも呼ぶ)、アナログ値‘150’のように1ワード若しくは複数ワードのデバイス値(アナログ値)を記憶する記憶領域(仮想記憶領域)であるデバイスをワードデバイスと呼ぶ。ラダープログラム8には、参照すべきデバイスが記述されているとともに、デバイスに格納されたデータ(デバイス値)に関する演算処理が記述されている。つまり、ラダープログラム8には、デバイスメモリ104からデバイス値を読み出し、読み出したデバイス値に基づいて演算処理を行い、演算結果をデバイスメモリ104にデバイス値として書き込む手順が記述されている。
まず、ラダープログラム8による通信テストの実行手順について説明する。CPUユニット1aのプログラム実行部102は、トリガ受付部101からのプログラム開始トリガを受信し、ラダープログラム8による通信テストの実行を開始する。ラダープログラム8は、デバイスメモリ104、バスマスタ106を通じて、拡張ユニットである通信ユニット1bのバススレーブ107を介して第一のコマンド管理部110へ通信テストの開始を通知する。
第一のコマンド管理部110は、第一のコマンド生成部111に対してコマンド生成の開始を通知する。第一のコマンド生成部111は、バススレーブ107、バスマスタ106を介してデバイスメモリ104のデバイス値を取得し、設定データ記憶部115からフレーム定義等の設定データを取得して、コマンドの生成を行う。記憶されている設定データは、外部機器3(4)に対するコマンドのフレーム定義、及びフレーム定義に含まれる要素に対してデバイスが割り当てられた割当情報を含む。
図3は、本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置2と接続されているPLC1で生成される通信コマンドの例示図である。図3の例では、コマンドは数字列として構成されており、複数のデータブロックで構成されている。データブロックは、図3の例では、最初の2桁を局番部31、次の2桁をコマンド種類部32、次の4桁を読み出し先頭アドレス部33、次の4桁を読み出し点数部34、最後の2桁をチェックコード部35として構成されている。
図2に戻って、コマンドの生成が完了した後、第一のコマンド発行部112は、通信部108へコマンドの発行を通知して、通信部108は、ユニットの通信設定に関する情報等を含む通信設定データを通信設定部109から取得して、外部機器3、4等へコマンドを発行する。
通信部108は、外部機器3、4等から通信テストの実行結果に関する情報を受信し、第一のコマンド受信部113へ渡す。第一のコマンド受信部113で受信された実行結果に関する情報は、第一のコマンド解釈部114において、設定データ記憶部115を参照しながら解釈され、解釈された実行結果に関する情報は、バススレーブ107、バスマスタ106を介してデバイスメモリ104に記憶される。
図4は、本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置2と接続されているPLC1のCPUユニット1aのCPU10の処理手順を示すフローチャートである。図4に示すように、CPUユニット1aのCPU10は、プログラム開始トリガを受信したか否かを判断する(ステップS401)。
CPU10が、プログラム開始トリガを受信していないと判断した場合(ステップS401:NO)、CPU10は、受信待ち状態となる。CPU10が、プログラム開始トリガを受信したと判断した場合(ステップS401:YES)、CPU10は、ラダープログラム8の実行を開始する(ステップS402)。CPI10は、拡張ユニットである通信ユニット1bへ、通信テストの実行開始を通知する(ステップS403)。
CPU10は、通信ユニット1bから通信テストの実行結果に関する情報を、コマンドの解釈結果として受信し(ステップS404)、デバイスメモリ104に記憶する(ステップS405)。CPU10は、ラダープログラム8が終了したか否かを判断し(ステップS406)、CPU10が、ラダープログラム8が終了していないと判断した場合(ステップS406:NO)、CPU10は、処理をステップS402へ戻し、上述した処理を繰り返す。CPU10が、ラダープログラム8が終了したと判断した場合(ステップS406:YES)、CPU10は、処理を終了する。
図5は、本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置2と接続されているPLC1の通信ユニット1bの処理手順を示すフローチャートである。図5に示すように、通信ユニット1bは、通信テストの実行開始の通知を受信したか否かを判断する(ステップS501)。
通信ユニット1bが、通信テストの実行開始の通知を受信していないと判断した場合(ステップS501:NO)、通信ユニット1bは、受信待ち状態となる。通信ユニット1bが、通信テストの実行開始の通知を受信したと判断した場合(ステップS501:YES)、通信ユニット1bは、デバイスメモリ104のデバイス値を取得する(ステップS502)。
通信ユニット1bは、フレーム定義等の設定データを取得して(ステップS503)、コマンドの生成を行う(ステップS504)。通信ユニット1bは、外部機器3、4等へコマンドを発行する(ステップS505)。
通信ユニット1bは、外部機器3、4等から通信テストの実行結果に関する情報を受信し(ステップS506)、受信された通信テストの実行結果に関する情報を解釈する(ステップS507)。通信ユニット1bは、解釈された通信テストの実行結果に関する情報をCPUユニット1aへ転送する(ステップS508)。転送された通信テストの実行結果に関する情報は、CPUユニット1aのデバイスメモリ104に記憶される。
上述のようにPLC1でラダープログラム8に沿って通信テストを行う場合、ラダープログラム8を外部のコンピュータ等で生成しておき、PLC1へ転送しておく必要がある。それに対して、本実施の形態1では、ユーザによる操作に応じてコマンドを生成して、生成されたコマンドを所望のタイミングで発行することによっても通信テストを行うことができる点に特徴を有する。
図6は、本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置2の、CPU等の制御部を用いた場合の構成を示すブロック図である。図6に示すように、本実施の形態1に係る通信テスト支援装置2は、少なくとも制御部(CPU)21、メモリ22、ハードディスク等の記憶装置23、I/Oインタフェース24、ビデオインタフェース25、通信インタフェース26、可搬型ディスクドライブ27及び上述したハードウェアを接続する内部バス28で構成されている。
制御部21は、内部バス28を介して通信テスト支援装置2の上述したようなハードウェア各部と接続されており、上述したハードウェア各部の動作を制御するとともに、記憶装置23に記憶しているコンピュータプログラム100に従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。メモリ22は、SRAM、SDRAM等の揮発性メモリで構成され、コンピュータプログラム100の実行時にロードモジュールが展開され、コンピュータプログラム100の実行時に発生する一時的なデータ等を記憶する。また、メモリ22は記憶領域が、PLC1のデバイスと同じ大きさの複数の小領域(以下、デバイス)に分割されている。
記憶装置23は、内蔵される固定型記憶装置(ハードディスク)、ROM等で構成されている。記憶装置23に記憶しているコンピュータプログラム100は、プログラム及びデータ等の情報を記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体90から、可搬型ディスクドライブ27によりダウンロードされ、実行時には記憶装置23からメモリ22へ展開して実行される。もちろん、通信インタフェース26を介してネットワークに接続されている外部のコンピュータからダウンロードされたコンピュータプログラムであっても良い。
I/Oインタフェース24は、キーボード241、マウス242等の入力装置と接続され、データの入力を受け付ける。また、ビデオインタフェース25は、CRTモニタ、LCD等の表示装置251と接続され、所定の画像を表示する。
通信インタフェース26は内部バス28に接続されており、インターネット、LAN、WAN等の外部のネットワークに接続されることにより、又はUSBを介して接続されることにより、外部のコンピュータ等とデータ送受信することが可能となっている。また、通信線を介してPLC1へデータ送受信することが可能となっている。
図7は、本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置2の機能を示す機能ブロック図である。図7において、通信テスト支援装置2のトリガ発行受付部203でトリガ発行を受け付け、通信テストの実行開始の通知を第二のコマンド管理部204へ送信する。第二のコマンド生成部211は、入力受付部202から接続先の設定情報、コマンドデータ等の設定データを取得して、コマンド生成を開始する。
なお、設定データは、通信ユニット1bの設定データ記憶部に記憶しておいても良いし、通信テスト支援装置2に設定データ記憶部を備えていても良い。通信テスト支援装置2に記憶しておくことで、PLC1にアクセスすることなく通信テスト用のコマンドを生成することができ、所望のタイミングで通信テストを行うことができるからである。
なお、入力受付部202で入力を受け付けるのは、数字であっても良いし、例えば文字列「ABCD」というようなコマンドそのものを示す文字列(英文字、アスキー文字、記号列等)であっても良い。この場合、入力を受け付けた文字列「ABCD」を、そのままコマンドとして生成して外部機器に送信する。
ただし、コマンドには、イーサネット(登録商標)接続における接続先、IPアドレス、シリアル通信接続におけるボーレート等の外部機器との接続条件を含んでも良い。また、入力を受け付けるのが文字列のみであったとしても、コマンドが生成される時点で、設定データとして含まれる接続先の情報であるIPアドレス等を付加した方が好ましい。
この場合、例えば接続条件設定部206を別途設けておき、コマンド生成に必要となるイーサネット(登録商標)接続における接続先、IPアドレス、シリアル通信接続におけるボーレート等の外部機器との接続条件の設定を受け付けても良い。なお、接続先の情報を付加しなくても通信可能である場合(例えばRS232通信等)には、これを省略することもできる。
コマンドの生成が完了した後、第二のコマンド発行部212は、通信インタフェース205を介して、通信ユニット1bの通信部108へ生成されたコマンドを送信する。図2に示すように、通信ユニット1bの通信部108は、ユニットの通信設定に関する情報等を含む通信設定データを通信設定部109から取得して、外部機器3、4等へコマンドを発行する。
通信ユニット1bの通信部108は、外部機器3、4等から実行結果に関する情報を受信し、通信インタフェース205を介して、第二のコマンド受信部213へ渡す。第二のコマンド受信部213で受信された通信テストの実行結果に関する情報は、第二のコマンド解釈部214において、設定データを参照しながら解釈され、解釈された通信テストの実行結果に関する情報は、表示部201に表示される。
なお、表示部201は、イーサネット(登録商標)接続における接続先、IPアドレス、シリアル通信接続におけるボーレート等の外部機器との接続条件を表示することができる。もちろん、通信テスト支援装置2の表示部201で、マルチウインドウで表示しても良いし、他の装置の表示装置で表示しても良い。
図8は、本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置2の制御部21の処理手順を示すフローチャートである。図8に示すように、通信テスト支援装置2の制御部21は、通信テストの実行開始トリガとしてのトリガ発行を受け付け(ステップS801)、通信テストの実行開始の通知を第二のコマンド管理部204へ送信する。
制御部21は、接続先の設定情報、コマンドデータ等の設定データの入力を受け付ける(ステップS802)。制御部21は、入力を受け付けた設定データに基づいて、コマンド生成を開始する(ステップS803)。制御部21は、生成されたコマンドを、CPUユニット1aへ送信する。
制御部21は、CPUユニット1aから、外部機器3、4等から通信テストの実行結果に関する情報を受信する(ステップS804)。制御部21は、受信された通信テストの実行結果に関する情報を、設定データを参照しながら解釈し(ステップS805)、解釈された通信テストの実行結果に関する情報を表示する(ステップS806)。
図9は、本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置2と接続されているPLC1のCPUユニット1a及び通信ユニット1bの処理手順を示すフローチャートである。図9に示すように、CPUユニット1aは、生成されたコマンドを受信し(ステップS901)、通信ユニット1bの通信部108へ渡す。
通信ユニット1bは、ユニットの通信設定に関する情報等を含む通信設定データを取得して(ステップS902)、外部機器3、4等へコマンドを発行する(ステップS903)。通信ユニット1bは、外部機器3、4等から通信テストの実行結果に関する情報を受信し(ステップS904)、通信テスト支援装置2へ送信する(ステップS905)。
図10は、本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置2の設定画面の例示図である。図10において、接続先設定領域151においては、コマンドを送信する送信先である外部機器3(4)のIPアドレス及びポート番号の設定を受け付ける。
送信データ設定領域153においては、送信データとして生成されたコマンドを設定する。図10の例では、送信データとして16進数の‘4D 30 0D’を設定している。この状態で実行ボタン152の選択を受け付けるとコマンドが発行されて、通信テストが実行される。
そして、受信結果表示領域154において、受信した通信テストの実行結果に関する情報を表示する。図10の例では、通信テストの実行結果に関する情報として16進数の‘4F 4B 0D 0A’を受信している。
なお、PLC1でコマンドを生成するのか、通信テスト支援装置2でコマンドを生成するのかは、コマンドのヘッダ情報で制御すればよい。図11は、本発明の実施の形態1に係る通信テスト支援装置2の通信テストのコマンドのデータ構成の例示図である。
図11において、通信テスト支援装置2の第二のコマンド生成部211で生成されたコマンド1102には、ヘッダ情報1101として拡張ユニット(通信ユニット)1bを特定する情報が設定されている。一方、通信ユニット1bの第一のコマンド生成部111で生成されたコマンドには、ヘッダ情報が付加されない。
これにより、通信ユニット1bにおいてヘッダ情報を読み取ることで、第一のコマンド生成部111で生成されたコマンドか、あるいは第二のコマンド生成部211で生成されたコマンドかを区別することができ、外部機器3(4)に対してコマンドを発行した後、通信テストの実行結果に関する情報を第二のコマンド受信部213に返すことが可能となる。
以上のように本実施の形態1によれば、ラダープログラムを作成することなく、コマンドを動的に生成しながら通信テストを行うこともできるので、ユーザ所望の通信テストを容易かつ簡潔に行うことが可能となる。また、通信エラーが発生した場合に、ラダープログラムを実行させないときには通信コマンドのチェックのみで確認することができ、エラー対処時間を短縮することも可能となる。
なお、上述した実施の形態1では、PLC1をCPUユニット1aと拡張ユニット(通信ユニット)1bとで構成しているが、特にこれに限定されるものではなく、CPUユニット1a単体で両方のユニットの機能を実現しても同様の効果が期待できる。また、設定データ記憶部についても、PLC1だけでなく、通信テスト支援装置2にも備えても良い。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る通信テスト支援装置を用いた、PLCシステムの構成は、実施の形態1と同様であることから、同一の符号を付することで詳細な説明は省略する。本実施の形態2では、第二のコマンド管理部130(204)をPLC1のCPUユニット1aに備える点で実施の形態1と相違する。
図12は、本発明の実施の形態2に係る通信テスト支援装置2と接続されているPLC1の構成例を示すブロック図である。本実施の形態2に係るPLC1は、CPUユニット1aと拡張ユニット(通信ユニット)1bとで構成されている。CPUユニット1aと拡張ユニット1bとで機能を分散することにより、CPUユニット1aの処理負荷を大きく低減することが可能となる。
拡張ユニット1bの種類は、特に限定されるものではない。本実施の形態1では、拡張ユニット1bが、他の外部機器とデータ通信を行うことができる通信ユニットである場合について説明する。もちろん、CPUユニット1aと拡張ユニット1bとで機能を分散せず、単体のPLC1で構成されていても良いことは言うまでもない。
図12に示すように、本発明の実施の形態2に係るPLC1のプログラム実行部102は、プログラムメモリ(プログラム記憶部)103に記憶されているラダープログラム8に基づいて、デバイスメモリ(デバイス記憶部)104を参照して演算処理を実行し、演算処理結果をデバイスメモリ104に記憶する。なお、デバイスメモリ104には、外部機器から取得したデータが記憶されている。
記憶されているラダープログラム8は、複数の命令コードからなり、シーケンス制御の手順を規定しているプログラムである。ラダープログラム8は、図示しないプログラム作成装置を用いてユーザによって作成され、PLC1へ転送されている。
プログラム実行部102は、記憶されているラダープログラム8に基づいて演算処理を実行する。演算処理は、デバイスメモリ104を参照して行われ、演算処理結果もデバイスメモリ104に記憶される。運用モード時には、プログラム実行部102によって、ラダープログラム8が周期的に繰り返し実行される。ラダープログラム8を1回実行することを「スキャン」と呼び、運用モード中はラダープログラム8のスキャンが繰り返される。一方、非運用モード時には、ラダープログラム8のスキャンは停止される。
デバイスメモリ104は、記憶領域が複数の小領域に分割されている。分割された小領域を「デバイス」と呼び、1つのデバイスは、通常、1ビット又は1ワード若しくは複数ワードの記憶容量からなる。換言すれば、例えばオン/オフのように1ビットのデバイス値を記憶する記憶領域(仮想記憶領域)であるデバイスをリレーデバイスと呼び(ビットデバイスとも呼ぶ)、アナログ値‘150’のように1ワード若しくは複数ワードのデバイス値(アナログ値)を記憶する記憶領域(仮想記憶領域)であるデバイスをワードデバイスと呼ぶ。ラダープログラム8には、参照すべきデバイスが記述されているとともに、デバイスに格納されたデータ(デバイス値)に関する演算処理が記述されている。つまり、ラダープログラム8には、デバイスメモリ104からデバイス値を読み出し、読み出したデバイス値に基づいて演算処理を行い、演算結果をデバイスメモリ104にデバイス値として書き込む手順が記述されている。
ラダープログラム8による通信テストの実行手順については、実施の形態1と同様であることから、詳細な説明は省略する。本実施の形態2でも、ユーザによる操作に応じてコマンドを生成して、生成されたコマンドを所望のタイミングで発行することによっても通信テストを行うことができる。
本実施の形態2では、実施の形態1とは異なり、第二のコマンド管理部130をCPUユニット1aに備えている。図13は、本発明の実施の形態2に係る通信テスト支援装置2の機能を示す機能ブロック図である。
図12及び図13において、通信テスト支援装置2のトリガ発行受付部203でトリガ発行を受け付け、通信インタフェース205、105を介して、通信テストの実行開始の通知をCPUユニット1aの第二のコマンド管理部130へ送信する。CPUユニット1aにおいて、第二のコマンド生成部131は、通信テスト支援装置2の入力受付部202から、通信インタフェース205、105を介して接続先の設定情報、コマンドデータ等の設定データを取得して、コマンド生成を開始する。
コマンドの生成が完了した後、第二のコマンド発行部132は、バスマスタ106、バススレーブ107を介して、通信ユニット1bの通信部108へ生成されたコマンドを送信する。通信部108は、ユニットの通信設定に関する情報等を含む通信設定データを通信設定部109から取得して、外部機器3、4等へコマンドを発行する。
通信ユニット1bの通信部108は、外部機器3、4等から通信テストの実行結果に関する情報を受信し、バススレーブ107、バスマスタ106を介して、第二のコマンド受信部133へ渡す。第二のコマンド受信部133で受信された通信テストの実行結果に関する情報は、第二のコマンド解釈部134において、設定データを参照しながら解釈され、解釈された通信テストの実行結果に関する情報を通信インタフェース105、205を介して通信テスト支援装置2へ送信する。解釈された通信テストの実行結果に関する情報は、通信テスト支援装置2の表示部201に表示される。
以上のように本実施の形態2によれば、ラダープログラムを作成することなく、コマンドを動的に生成しながら通信テストを行うこともできるので、ユーザ所望の通信テストを容易かつ簡潔に行うことが可能となる。また、通信エラーが発生した場合に、ラダープログラムを実行させないときには通信コマンドのチェックのみで確認することができ、エラー対処時間を短縮することも可能となる。
なお、上述した実施の形態2では、設定データ記憶部135をCPUユニット1aにも備えているが、もちろん通信ユニット1bだけに備えていても良い。この場合、設定データを必要とするときには、CPUユニット1aと通信ユニット1bとの間で設定データをデータ通信する。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る通信テスト支援装置2を用いた、PLCシステムの構成は、実施の形態1と同様であることから、同一の符号を付することで詳細な説明は省略する。本実施の形態3では、第二のコマンド管理部204で生成された通信テストに用いるコマンドに基づいて、ラダープログラム8を表示出力する点で実施の形態1及び2と相違する。表示出力されたラダープログラム8は、運用モードにおいてCPUユニット1aにより実行されても良い。また、表示出力されたフレーム定義やフローも同様に、運用モードにおいて実行されても良い。
表示出力の形式としては、(1)ラダープログラム8の表示出力、(2)ラダープログラム8及びフレーム定義の表示出力、(3)ラダープログラム8のフローの表示出力、(4)ラダープログラム8のフロー及びフレーム定義の表示出力の4種類の表示出力方法が考えられる。図14は、本発明の実施の形態3に係る通信テスト支援装置2のラダープログラム8の表示出力指定画面の例示図である。
図14の例では、表示出力指定領域1401に、出力ボタン1402が表示されている。ユーザが、出力ボタン1402を選択した場合、プルダウンメニュー1403が表示される。プルダウンメニューの中で、「ラダー」、「ラダー+フレーム定義」、「フロー」、「フロー+フレーム定義」の中から1つを選択することで、表示出力を形式(1)〜(4)に変更することができる。
例えば、ユーザが「ラダー」を選択した場合、発行されたコマンドに対応したラダープログラム8が表示出力される。表示出力されるのは、通信先であるIPアドレス等の設定を行うラダー、プロトコル設定を行うラダー、コマンドのバイト列を送信するラダー、受信するラダー、クローズを行うラダー等を表示出力する。
また、「ラダー+フレーム定義」が選択された場合、ラダープログラム8に加えてフレーム定義も表示出力する。図15は、本発明の実施の形態3に係る通信テスト支援装置2のラダープログラム8及びフレーム定義の表示出力画面の例示図である。
図15に示すように、フレーム定義表示領域1502にフレーム定義を表示出力する。そして、表示されているフレーム定義を実行するラダーをラダープログラム表示領域1501に表示出力する。
さらに、「フロー」が選択された場合、ラダープログラム8ではなく、処理のフローが表示出力される。図16は、本発明の実施の形態3に係る通信テスト支援装置2の処理のフローの表示出力画面の例示図である。図16の例では、処理のフロー表示領域1601に、追加された処理のフローが表示出力される。
そして、「フロー+フレーム定義」が選択された場合、処理のフローだけでなくフレーム定義も表示出力される。図17は、本発明の実施の形態3に係る通信テスト支援装置2の処理のフロー及びフレーム定義の表示出力画面の例示図である。
図17に示すように、フレーム定義表示領域1702にフレーム定義を表示出力する。そして、表示されているフレーム定義を実行する処理のフローを処理フロー表示領域1701に表示出力する。
以上のように本実施の形態3によれば、生成されたコマンドを発行した後に、対応するラダープログラムを出力するので、どういう通信テストを行って正常に終了したのかを目視で確認することができるとともに、通信テストを容易に再現することが可能となる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内であれば多種の変更、改良等が可能である。例えば、上述した実施の形態1では、第一のコマンド管理部は通信ユニット1b(PLC1)に、第二のコマンド管理部は通信テスト支援装置2に、実施の形態2では、第一のコマンド管理部は通信ユニット1bに、第二のコマンド管理部はCPUユニット1aに、それぞれ備えているが、特にこれに限定されるものではなく、PLCシステムの中で別個に備えていれば良い。
1 PLC
1a CPUユニット
1b 拡張ユニット(通信ユニット)
2 通信テスト支援装置
10 CPU
21 制御部
22 メモリ
104 デバイスメモリ

Claims (20)

  1. ユーザプログラムを記憶するプログラム記憶部と、
    前記ユーザプログラムを繰り返し実行するプログラム実行部と、
    前記ユーザプログラムに記述されたデバイスが割り付けられたデバイス領域を有するデバイス記憶部と、
    外部機器とデータ通信することが可能に接続する通信部と、
    該外部機器に対するコマンドのフレーム定義、及び該フレーム定義に含まれる要素に対してデバイスが割り当てられた割当情報を、設定データとして記憶する設定データ記憶部と、
    デバイスのデバイス値と前記設定データ記憶部に記憶された設定データとに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記プログラム実行部により、前記外部機器に対するコマンドの発行トリガに応じたデバイスがオン状態となった場合に、前記通信部に接続された前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する第一のコマンド発行部と
    を備えるプログラマブルロジックコントローラと、
    該プログラマブルロジックコントローラとデータ通信することが可能に接続されており、前記外部機器に対する通信テストを支援する通信テスト支援装置と
    で構成されたプログラマブルロジックコントローラシステムにおいて、
    前記通信テスト支援装置は、
    前記外部機器との接続条件を表示する表示部と、
    前記外部機器に対するコマンドに含まれる文字列の入力を受け付ける入力受付部と、
    前記コマンドの発行トリガを受け付けるトリガ発行受付部と、
    入力を受け付けた文字列に基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記コマンドの発行トリガを受け付けた場合に、前記通信部に接続された前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する第二のコマンド発行部と
    を備えることを特徴とするプログラマブルロジックコントローラシステム。
  2. 前記第二のコマンド発行部は、入力を受け付けた文字列と前記設定データ記憶部に予め記憶されている設定データとに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成することを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルロジックコントローラシステム。
  3. 前記通信テスト支援装置は、
    前記外部機器との接続条件を設定する接続条件設定部を備え、
    前記第二のコマンド発行部は、入力を受け付けた文字列と前記接続条件設定部により設定された接続条件とに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成することを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルロジックコントローラシステム。
  4. 前記通信テスト支援装置も、前記設定データ記憶部を備えており、
    前記第二のコマンド発行部は、前記通信テスト支援装置の前記設定データ記憶部に記憶されている設定データに基づいて前記外部機器に対するコマンドを生成することを特徴とする請求項2に記載のプログラマブルロジックコントローラシステム。
  5. 前記通信テスト支援装置は、生成されたコマンドを発行した後に、対応するラダープログラムを出力することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のプログラマブルロジックコントローラシステム。
  6. 前記プログラマブルロジックコントローラは、少なくともCPUユニットと通信ユニットとを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のプログラマブルロジックコントローラシステム。
  7. ユーザプログラムを記憶するプログラム記憶部と、
    前記ユーザプログラムを繰り返し実行するプログラム実行部と、
    前記ユーザプログラムに記述されたデバイスが割り付けられたデバイス領域を有するデバイス記憶部と、
    外部機器とデータ通信することが可能に接続する通信部と、
    該外部機器に対するコマンドのフレーム定義、及び該フレーム定義に含まれる要素に対してデバイスが割り当てられた割当情報を、設定データとして記憶する設定データ記憶部と、
    デバイスのデバイス値と前記設定データ記憶部に記憶された設定データとに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記プログラム実行部により、前記外部機器に対するコマンドの発行トリガに応じたデバイスがオン状態となった場合に、前記通信部に接続された前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する第一のコマンド発行部と
    を備え、
    前記外部機器に対する通信テストを支援する通信テスト支援装置とデータ通信することが可能に接続されており、
    前記通信テスト支援装置において、前記外部機器に対するコマンドに含まれる文字列の入力を受け付け、入力を受け付けた文字列に基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記コマンドの発行トリガを受け付けた場合に発行されたコマンドを受信することを特徴とするプログラマブルロジックコントローラ。
  8. 少なくともCPUユニットと通信ユニットとを含むことを特徴とする請求項7に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
  9. ユーザプログラムを記憶するプログラム記憶部と、
    前記ユーザプログラムを繰り返し実行するプログラム実行部と、
    前記ユーザプログラムに記述されたデバイスが割り付けられたデバイス領域を有するデバイス記憶部と、
    外部機器とデータ通信することが可能に接続する通信部と、
    該外部機器に対するコマンドのフレーム定義、及び該フレーム定義に含まれる要素に対してデバイスが割り当てられた割当情報を、設定データとして記憶する設定データ記憶部と、
    デバイスのデバイス値と前記設定データ記憶部に記憶された設定データとに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記プログラム実行部により、前記外部機器に対するコマンドの発行トリガに応じたデバイスがオン状態となった場合に、前記通信部に接続された前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する第一のコマンド発行部と
    を備えるプログラマブルロジックコントローラとデータ通信することが可能に接続されており、前記外部機器に対する通信テストを支援する通信テスト支援装置において、
    前記外部機器との接続条件を表示する表示部と、
    前記外部機器に対するコマンドに含まれる文字列の入力を受け付ける入力受付部と、
    前記コマンドの発行トリガを受け付けるトリガ発行受付部と、
    入力を受け付けた文字列に基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記コマンドの発行トリガを受け付けた場合に、前記通信部に接続された前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する第二のコマンド発行部と
    を備えることを特徴とする通信テスト支援装置。
  10. 前記第二のコマンド発行部は、入力を受け付けた文字列と前記設定データ記憶部に予め記憶されている設定データとに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成することを特徴とする請求項9に記載の通信テスト支援装置。
  11. 前記外部機器との接続条件を設定する接続条件設定部を備え、
    前記第二のコマンド発行部は、入力を受け付けた文字列と前記接続条件設定部により設定された接続条件とに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成することを特徴とする請求項9に記載の通信テスト支援装置。
  12. 前記設定データ記憶部を備えており、
    前記第二のコマンド発行部は、前記通信テスト支援装置の前記設定データ記憶部に記憶されている設定データに基づいて前記外部機器に対するコマンドを生成することを特徴とする請求項10に記載の通信テスト支援装置。
  13. 生成されたコマンドを発行した後に、対応するラダープログラムを出力することを特徴とする請求項9乃至12のいずれか一項に記載の通信テスト支援装置。
  14. ユーザプログラムを記憶するプログラム記憶部と、
    前記ユーザプログラムを繰り返し実行するプログラム実行部と、
    前記ユーザプログラムに記述されたデバイスが割り付けられたデバイス領域を有するデバイス記憶部と、
    外部機器とデータ通信することが可能に接続する通信部と、
    該外部機器に対するコマンドのフレーム定義、及び該フレーム定義に含まれる要素に対してデバイスが割り当てられた割当情報を、設定データとして記憶する設定データ記憶部と、
    デバイスのデバイス値と前記設定データ記憶部に記憶された設定データとに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記プログラム実行部により、前記外部機器に対するコマンドの発行トリガに応じたデバイスがオン状態となった場合に、前記通信部に接続された前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する第一のコマンド発行部と
    を備えるプログラマブルロジックコントローラと、
    該プログラマブルロジックコントローラとデータ通信することが可能であり、前記外部機器に対する通信テストを支援する通信テスト支援装置と
    で構成されたプログラマブルロジックコントローラシステムで実行することが可能な通信テスト支援方法において、
    前記通信テスト支援装置は、
    前記外部機器との接続条件を表示する工程と、
    前記外部機器に対するコマンドに含まれる文字列の入力を受け付ける工程と、
    前記コマンドの発行トリガを受け付ける工程と、
    入力を受け付けた文字列に基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記コマンドの発行トリガを受け付けた場合に、前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する工程と
    を含むことを特徴とする通信テスト支援方法。
  15. 前記通信テスト支援装置は、入力を受け付けた文字列と前記設定データ記憶部に予め記憶されている設定データとに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成することを特徴とする請求項14に記載の通信テスト支援方法。
  16. 前記通信テスト支援装置は、
    前記外部機器との接続条件を設定する工程を含み、
    入力を受け付けた文字列と設定された接続条件とに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成することを特徴とする請求項14に記載の通信テスト支援方法。
  17. 前記通信テスト支援装置も、前記設定データ記憶部を備えており、
    前記通信テスト支援装置は、前記通信テスト支援装置の前記設定データ記憶部に記憶されている設定データに基づいて前記外部機器に対するコマンドを生成することを特徴とする請求項15に記載の通信テスト支援方法。
  18. 前記通信テスト支援装置は、生成されたコマンドを発行した後に、対応するラダープログラムを出力することを特徴とする請求項14乃至17のいずれか一項に記載の通信テスト支援方法。
  19. ユーザプログラムを記憶するプログラム記憶部と、
    前記ユーザプログラムを繰り返し実行するプログラム実行部と、
    前記ユーザプログラムに記述されたデバイスが割り付けられたデバイス領域を有するデバイス記憶部と、
    外部機器とデータ通信することが可能に接続する通信部と、
    該外部機器に対するコマンドのフレーム定義、及び該フレーム定義に含まれる要素に対してデバイスが割り当てられた割当情報を、設定データとして記憶する設定データ記憶部と、
    デバイスのデバイス値と前記設定データ記憶部に記憶された設定データとに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記プログラム実行部により、前記外部機器に対するコマンドの発行トリガに応じたデバイスがオン状態となった場合に、前記通信部に接続された前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する第一のコマンド発行部と
    を備えるプログラマブルロジックコントローラとデータ通信することが可能に接続されており、前記外部機器に対する通信テストを支援する通信テスト支援装置で実行することが可能なコンピュータプログラムにおいて、
    前記通信テスト支援装置を、
    前記外部機器との接続条件を表示する表示手段、
    前記外部機器に対するコマンドに含まれる文字列の入力を受け付ける入力受付手段、
    前記コマンドの発行トリガを受け付けるトリガ発行受付手段、及び
    入力を受け付けた文字列に基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記コマンドの発行トリガを受け付けた場合に、前記通信手段で接続された前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する第二のコマンド発行手段
    として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  20. ユーザプログラムを記憶するプログラム記憶部と、
    前記ユーザプログラムを繰り返し実行するプログラム実行部と、
    前記ユーザプログラムに記述されたデバイスが割り付けられたデバイス領域を有するデバイス記憶部と、
    外部機器とデータ通信することが可能に接続する通信部と、
    該外部機器に対するコマンドのフレーム定義、及び該フレーム定義に含まれる要素に対してデバイスが割り当てられた割当情報を、設定データとして記憶する設定データ記憶部と、
    デバイスのデバイス値と前記設定データ記憶部に記憶された設定データとに基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記プログラム実行部により、前記外部機器に対するコマンドの発行トリガに応じたデバイスがオン状態となった場合に、前記通信部に接続された前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する第一のコマンド発行部と
    を備えるプログラマブルロジックコントローラと、
    該プログラマブルロジックコントローラとデータ通信することが可能に接続されており、前記外部機器に対する通信テストを支援する通信テスト支援装置と
    で構成されたプログラマブルロジックコントローラシステムにおいて、
    前記通信テスト支援装置は、
    前記外部機器との接続条件を表示する表示部と、
    前記外部機器に対するコマンドに含まれる文字列の入力を受け付ける入力受付部と、
    前記コマンドの発行トリガを受け付けるトリガ発行受付部と
    を備え、
    前記プログラマブルロジックコントローラは、
    前記通信テスト支援装置で入力を受け付けた文字列に基づいて、前記外部機器に対するコマンドを生成し、前記通信テスト支援装置から前記コマンドの発行トリガを受け付けた場合に、前記通信部に接続された前記外部機器に対して生成したコマンドを発行する第二のコマンド発行部と
    を備えることを特徴とするプログラマブルロジックコントローラシステム。
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