JP2003131709A - 制御表示装置、制御プログラムおよびそれを記録した記録媒体 - Google Patents

制御表示装置、制御プログラムおよびそれを記録した記録媒体

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JP2003131709A JP2001328294A JP2001328294A JP2003131709A JP 2003131709 A JP2003131709 A JP 2003131709A JP 2001328294 A JP2001328294 A JP 2001328294A JP 2001328294 A JP2001328294 A JP 2001328294A JP 2003131709 A JP2003131709 A JP 2003131709A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PLCから他のメーカの異なるPLCのデバ
イスをデバイスコードおよび割付番号(端子番号など)
ではなく変数で指定して、データを読み書きする。 【解決手段】 コンピュータ装置3の参照ファイル作成
部32cにより、PLC2で入出力機器4(デバイス)
を指定する際に用いるデバイスコード(例えば入力デバ
イスなら“X”)および割付番号(0,1,2…)と変
数(デバイス名)とを対応付ける参照ファイルFを作成
する。プログラマブル表示器1では、PLC機能を実現
する制御機能プログラムが、中間処理部45を有してい
る。ラダープログラムを実行する実行部43は、PLC
2に接続された入出力機器4を変数で指定して、そのデ
ータの読み書きを要求する。すると、中間処理部45
は、PLC通信制御部42を介してPLC2にデータの
読み書きを実行し、読み出したデータを参照ファイルF
を参照しながら変数の新しいデータとして更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部の制御装置に
接続されたデバイスを指定してその状態を取得または変
更できるようにした制御表示装置、制御プログラムおよ
びそれを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プログラマブルロジックコントローラ
(以降、PLCと称する)などと呼ばれる産業用制御装
置は、シーケンス制御をはじめとする各種制御を実現す
るために、CPUおよびメモリを中心とするハードウェ
アの部分と、制御を司るソフトウェアの部分とを備えて
いる。ソフトウェアの部分は、PLCを設計当初の制御
システム通りに動作させるためのシーケンス制御フロー
の設計、その制御フローの命令語への変換、命令語のメ
モリへの書き込みなどを含んでいる。一般に、この一連
の作業をプログラミングと称している。
【0003】このようなプログラミングにおいては、コ
ンピュータの専門知識を持たなくても簡単にプログラム
作成ができるように、独自の言語を用いており、利用者
に使いやすい各種のプログラミング言語が次々と開発さ
れるようになった。現在、IEC(International Elect
rotechnical Commission) において、標準のプログラミ
ング言語が制定されている(IEC 6 1131-3 )。それ
は、SFC(Sequential Function Chart) 、LD(Ladde
r Diagram)、IL(Instruction List)、FBD(Functio
n Block Diagram)およびST(Structured Text) の5言
語である。
【0004】上記のように、各種のプログラミング言語
を用いてプログラム開発を行うことができるように環境
が整えられつつある。例えば、ラダー図(LD)は、リ
レー記号を用いて比較的容易にラダー回路を設計するこ
とができるので従来から広く普及しており、現在でも最
もよく用いられているプログラミング言語である。この
ようなプログラミング言語によるプログラミング作業に
おいて用いられるプログラミングツールとしては、ラダ
ーエディタなどのプログラミングソフトウェアが普及し
てきている。このソフトウェアは、パーソナルコンピュ
ータなどのコンピュータ装置において、ラダー図などを
ラダー記号を含む形態で作成できるので、プログラムの
作成および編集を容易に行える。
【0005】また、作成されたプログラムを実行するに
は、予めPLCの入力端子および出力端子のそれぞれに
付与されている入力番号および出力番号(I/Oアドレ
ス)と、各入出力端子に接続される制御対象機器(デバ
イス)との割り付けを行う必要がある。このため、上記
のプログラミングソフトウェア(エディタ)では、その
割り付けのための設定や登録を行えるようになってい
る。
【0006】また、近年、HMI(Human Machine Inter
face) 機器としてのプログラマブル表示器やパネルコン
ピュータには、メーカ独自の仕様で構成されるPLCに
対して、PLCの機能をソフトウェアで実現するととも
に、I/Oなどを搭載することによってPLC機能を備
えた機種が登場してきている。このようなHMI機器で
は、通常のプログラマブル表示器と同様、PLCを接続
して、ディスプレイ上にPLCへの制御指示の入力やP
LCの可動状況の表示などを行うとともに、上記のPL
C機能を兼ね備えている機種もある。この機種では、自
身のPLC機能によってI/Oに接続されたデバイスと
データのやり取りを行うとともに、専用のPLCを接続
して、このPLCを介してデバイスとデータのやり取り
を行うことができる。
【0007】このようなPLC機能を備えた機器にも、
PLCと同様、割り付けのための設定が必要となる。
【0008】従来、I/Oアドレスの表記はPLCのメ
ーカによって異なるが、上記のような割り付けは、基本
的には、I/Oアドレスとして固定された絶対アドレス
に1対1でデバイスを割り付ける。ただし、上記のPL
C機能を備えたHMI機器では、IECに準拠した標準
化されたプログラミング言語によるエディタを用いるこ
とによって、変数(自由変数)を介してデバイスとI/
Oアドレスとを割り付けるので、I/O構成の変更など
によってI/Oアドレスが変わっても、一度決定した割
り付けを容易に変更することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】複数のPLC同士を接
続して相互にデータをやり取りするには、PLC間に共
通のメモリを設け、あるPLCがその共有メモリにデー
タを書き込むと、他のPLCがそのデータを読み出すよ
うに構成するか、あるいは、複数のPLC間でネットワ
ークを介してリンク通信を行うように構成する。このよ
うなシステムでは、I/Oアドレスを介してデータの読
み書きを行うので、I/Oアドレスが上記のようにPL
Cのメーカ毎に異なると、異なるメーカのPLC間では
データをやり取りすることができない。
【0010】また、前述のPLC機能を有するHMI機
器では、外部に接続されたPLCと通信を行う場合、絶
対アドレスを介してデバイスのデータを授受する通信手
段を用いる一方、PLC機能を用いてデバイスと通信す
る場合、変数を介してデータを授受する通信手段を用い
ている。このため、上記のHMI機器は、PLC機能か
ら直接PLCのデバイスを指定して、そのデバイスのデ
ータを読み書きすることができない。
【0011】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、PLCから他のメーカの異なる他のPLC
のデバイスを指定して、そのデバイスのデータを読み書
きできる制御表示装置、制御プログラムおよびそれを記
録した記録媒体を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の制御表示装置
は、第1デバイスを制御する制御装置と通信する通信手
段と、上記通信手段が取得した各第1デバイスの状態を
表示する一方、入力された操作に応じた上記第1デバイ
スの状態変更指示を上記制御装置に送信するように上記
通信手段を制御する制御表示手段と、第2デバイスに対
応する変数および該変数で対象(入出力の対象、演算の
対象など)を特定した制御のための制御手順プログラム
を記憶する記憶手段と、上記第2デバイスの状態をそれ
ぞれに対応付けられた変数の内容として取得する一方、
変数の内容に基づいて、上記制御手順プログラムが示す
手順で更新すべき変数の内容を更新するとともに、該変
数の内容に応じて、該変数に対応する上記第2デバイス
の状態を変更する制御手段とを備えた制御表示装置にお
いて、上記の課題を解決するために、上記記憶手段が、
上記第1デバイスに対応する変数を記憶可能であり、制
御表示装置が、上記記憶手段に記憶された変数に対応す
る上記第1デバイスについての状態を取得するように上
記通信手段に指示し、取得結果に応じて上記第1デバイ
スに対応する変数の内容を更新する一方、上記第1デバ
イスに対応する変数の内容に応じた状態変更指示を上記
制御装置に送信するように、上記通信手段へ指示する仲
介手段を備えていることを特徴としている。
【0013】上記の構成では、例えば、制御装置がPL
Cであり、制御表示装置がPLC機能を備えたプログラ
マブル表示器である。第2デバイスの状態(例えば、デ
バイスのON・OFFの状態を示すデータや数値デー
タ)を取得する際、制御手段によって、第2デバイスの
状態がそれぞれに対応付けられた変数の内容として取得
される。そして、記憶手段に記憶された変数の内容が取
得された内容に更新される。一方、第2デバイスの状態
を変更する際、制御手段によって、変数の内容に基づい
て、制御手順プログラムが示す手順で更新すべき変数の
内容が更新され、また、その変数の内容に応じて、その
変数に対応する第2デバイスの状態が更新される。例え
ば、スイッチがONするとランプがONする手順を含む
制御手順プログラムの場合、スイッチの変数の内容がO
N(“1”)であるとき、ランプの変数をON
(“1”)にするように、ランプの変数がOFF
(“0”)からON(“1”)に変わるとともに、ラン
プの状態がOFFからONに変わる。
【0014】制御手段から第1デバイスの状態を取得す
る際、制御手段が、第2デバイスの状態取得と同様に第
1デバイスの状態を取得しようとすると、仲介手段は、
それを受けて、記憶手段に記憶された第1デバイスに対
応する変数についての状態を取得するように通信手段に
指示する。通信手段は、その指示を受けて、制御装置と
の通信によって、変数で第1デバイスを指定して第1デ
バイスの状態を制御装置から取得する。そして、記憶手
段に記憶された変数の内容が取得された内容に更新され
る。一方、制御手段から第1デバイスの状態を変更する
際、仲介手段は、制御手順プログラムが示す手順で更新
すべき変数の内容が制御手段によって更新された結果に
基づいて、記憶手段に記憶された第1デバイスに対応す
る変数についての状態を変更するための状態変更指示を
制御装置に送信するように指示する。通信手段は、その
指示を受けて、制御装置との通信によって、変数で第1
デバイスを指定して第1デバイスの状態を制御装置に変
更させる。
【0015】このように、記憶手段に第1デバイスに対
応する変数を記憶させるとともに、仲介手段がその変数
で第1デバイスを指定して第1デバイスの状態取得およ
び状態変更を通信手段に指示することによって、第2デ
バイスの状態取得および状態変更を行う制御手段から第
1デバイスの状態取得および状態変更を行うことができ
る。
【0016】上記の制御表示装置は、上記仲介手段によ
る上記通信手段への指示手順が、上記制御表示手段によ
る上記通信手段への指示手順と同一になるように設定さ
れていることが好ましい。このような構成では、第1デ
バイスの状態取得のための指示が、表示制御手段および
仲介手段のいずれからでも同じ手順で行われるので、仲
介手段に合わせた特別の手順を用意する必要がない。
【0017】本発明の制御プログラムは、上記制御表示
装置を動作させ、コンピュータを上記制御表示装置を上
記各手段として機能させるものである。また、本発明の
記録媒体は、上記の制御プログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体である。
【0018】これらの制御プログラムおよび記録媒体を
用いても、上記の各制御表示装置で実現される制御表示
装置から他のメーカのPLC(制御装置)の第1デバイ
スを指定して、データの読み書きを行うことを同様に実
現することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図6に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0020】本実施の形態に係る表示/制御システム
は、図2に示すように、プログラマブル表示器1および
PLC2を含んでいる。
【0021】制御装置としてのPLC2は、CPU/電
源モジュールと、入力ユニットと、出力ユニットとを備
えている。CPU/電源モジュールは、CPUやメモリ
を含むCPU部と、PLC2の各部に電力を供給する電
源部とからなっている。CPU部は、制御システムプロ
グラムにしたがって、入力ユニットを介して入力機器か
ら入力される信号に基づいて出力機器に与える制御デー
タの演算処理を行う。入力ユニットおよび出力ユニット
は、それぞれ入力機器および出力機器に接続されるイン
ターフェース機能を有する部分であって、これらの機器
との間で入出力されるデジタル信号またはアナログ信号
を上記のCPU部とやり取りするようになっている。
【0022】第1デバイスである入出力機器4を構成す
る上記の入力機器としては、センサ(温度センサ、光セ
ンサなど)、スイッチ(押ボタンスイッチ、リミットス
イッチ、圧力スイッチなど)のような機器が用いられ
る。入出力機器4を構成する上記の出力機器としては、
アクチュエータ、リレー、電磁弁、表示器などが用いら
れる。これらの入力機器および出力機器は、製造ライン
などの各種のターゲットシステムの所要各部に配置され
る。
【0023】制御表示装置としてのプログラマブル表示
器1は、CPU11、メモリ部12、VRAM13、デ
ィスプレイ14、グラフィックコントローラ15、タッ
チパネル16、タッチパネルコントローラ17、メンテ
ナンスポート18、I/Oユニット19およびI/O制
御インターフェース20を備えている。
【0024】記憶手段としてのメモリ部12は、DRA
M12a、FEPROM(Flash Erasable and Programm
able ROM) 12b等のメモリを含んでいる。DRAM1
2a は、主に、表示制御などの演算処理時の作業用に
用いられる他、通信コントローラ19またはI/Oユニ
ット20を介して入出力される入出力機器5のデータの
一時的な記憶に用いられる。SRAM12cは、入出力
機器5(入力機器)から得られたデータをロギングした
り、入出力機器5(出力機器)に与える制御データ(レ
シピデータ)を記憶したりするために用いられる。FE
PROM12bは、書き替え可能な読み出し専用のフラ
ッシュメモリであり、一般のパーソナルコンピュータに
おけるハードディスクドライブの役割を果たす。フラッ
シュメモリは、可動部を持たず、かつ衝撃に強いので、
劣悪な周囲環境でも安定して動作する。
【0025】第2デバイスとしての上記の入出力機器5
は、PLC2に接続される前述の入出力機器4と同様な
機器である。
【0026】また、上記のFEPROM12bは、図3
に示すように、表示制御システムプログラムと、通信プ
ロトコルと、画面データと、制御機能プログラムと、ラ
ダープログラムとをそれぞれ格納するエリアを有してい
る。
【0027】表示制御システムプログラムは、画像表示
制御を行うための基本機能を実現するためのプログラム
である。この表示制御システムプログラムは、PLC2
との通信を行って、PLC2への作業指示(データの書
き込み)や入出力機器5…のデータ収集(データの読み
出し)などを実行し、そのために必要な表示処理やディ
スプレイ14からの操作入力処理を行う。また、PLC
機能を利用した、I/Oユニット20を介しての入出力
機器5…のデータの読み書きを実行し、そのために必要
な表示処理やディスプレイ14からの操作入力処理を行
う。
【0028】通信プロトコルは、PLC2との通信処理
で用いられるプロトコルであり、PLC2の機種(メー
カ)に応じて固有に定められている。FEPROM12
bは、プログラマブル表示器1で接続が保証されている
PLC2の通信プロトコルを格納している。
【0029】画面データは、後述する作画エディタ32
bによって作成されて、FEPROM12bにダウンロ
ードされている。この画面データは、ディスプレイ14
に表示すべきベース画面や図形要素としての部品のデー
タおよび各マークに付与された後述する処理指示語W
(図4参照)などを含んでおり、表示内容プログラムを
構成している。
【0030】制御機能プログラムは、シーケンス制御の
基本機能を実現するためのプログラムである。この制御
機能プログラムは、ラダープログラムを実行するととも
に、ラダーエディタ32aとの通信制御や、PLC2に
接続された入出力機器4を指定してそのデータの読み書
きを行う。
【0031】ラダープログラム(制御手順プログラム)
は、後述するラダーエディタ32aを用いてユーザによ
る入力操作によって作成されて、FEPROM12bに
ダウンロードされている。このラダープログラムは、入
出力機器4・5(以降、入出力機器4・5に限定しない
場合はデバイスと総称する)が所望のシーケンスにした
がって動作するように制御手順を定めるプログラムであ
る。制御機能プログラムおよびラダープログラムは、プ
ログラマブル表示器1のPLC機能を利用する際に用い
られる。
【0032】上記の画面データに含まれる部品は、タッ
チスイッチ、ランプ、各種表示器(例えば、数値表示器
やメータ表示器)などの画像化された基本的な部品とし
て予め用意されている。また、部品としては、スイッチ
や数値表示器などの動的変化を画面上の任意の位置で表
現させるために、所望の位置に設定された矩形エリアに
所望の動画機能が設定された機能部(タグ)も含まれ
る。このような部品を含むユーザ画面においては、部品
がデバイスの動作に応じて動くようになっており、デバ
イスの動作状況が視覚化されている。
【0033】図4に示すように、画面データに含まれる
処理指示語Wは、ベース画面上で実行されるべき事象毎
に作成されている。この処理指示語Wは、基本的には、
表示制御動作を実行すべきベース画面のファイル番号F
と、このベース画面上で実行されるべき動作内容を特定
する事象名Tと、各実行事象毎に参照される1または複
数のデータからなる参照情報Iとを一組として備えてい
る。
【0034】CPU11は、前述のFEPROM12b
に格納された表示制御システムプログラムにしたがっ
て、プログラマブル表示器1の各部の動作を制御する。
また、CPU11は、後述するメンテナンスポート18
を介しての後述するコンピュータ装置3との通信を制御
する機能を有しており、作画エディタからの画面データ
やユーザプログラムエディタからのユーザプログラムを
受け取るとFEPROM12bに格納する。
【0035】VRAM13は、ディスプレイ14に表示
される画面のイメージを一時的に保持するメモリであ
り、FEPROM12bからの画面データのイメージを
水平方向に表示される順にドットデータとして格納して
いる。
【0036】ディスプレイ14は、液晶パネルやELパ
ネルのような平板型表示素子によって構成されている。
グラフィックコントローラ15は、VRAM13に展開
された画面のイメージを、ディスプレイ14に描画する
ドライバソフトウェアである。タッチパネル16は、デ
ィスプレイ14の表示画面上で入力を行うために設けら
れており、アナログ抵抗膜式タッチパネルなどが好適で
ある。タッチパネルコントローラ17は、タッチパネル
16の出力電圧を入力位置情報に変換してCPU11に
出力する。
【0037】メンテナンスポート18は、後述するコン
ピュータ装置3との間の通信を行うための通信ポートで
ある。
【0038】通信コントローラ19は、通信ケーブル
(例えばRS−232C)を介してPLC2との間で入
出力機器4…の制御や監視に関するデータなどの転送や
PLC2の出力データの取り込みを制御するインターフ
ェースである。
【0039】また、プログラマブル表示器1は、PLC
機能を備えて入出力機器5…を直接制御するように構成
されている。このため、プログラマブル表示器1は、図
2に示すように、I/Oユニット20およびI/O制御
インターフェース21を備えている。
【0040】I/Oユニット20は、入出力機器5…が
接続可能となるように、多数の入出力端子、入出力回路
などを備えている。このI/Oユニット20は、接続さ
れる通信システムに応じて異なる機種が、プログラマブ
ル表示器1の本体に着脱可能に取り付けられる。例え
ば、I/Oユニット20としては、デジタルデータの入
出力を行うためのDIOユニットや、リモートI/Oユ
ニット(アナログ/デジタル変換ユニット、高速カウン
タユニットなど)が用いられる。プログラマブル表示器
1には、装着可能であり、かつ動作を保証しているI/
Oユニット20が予め規定されている。
【0041】I/O制御インターフェース21は、CP
U11と入出力ユニット20との間の信号の授受を仲介
するインターフェース回路であって、入出力メモリ、D
/A変換器、A/D変換器などを備えている。
【0042】ここで、前述の表示制御システムプログラ
ムおよび制御機能プログラムについて詳細に説明する。
【0043】図1に示すように、表示制御システムプロ
グラムは、制御表示部41およびPLC通信制御部42
を含んでおり、制御機能システムプログラムは、実行部
43、外部通信制御部44および中間処理部45を含ん
でいる。
【0044】制御表示手段としての制御表示部41は、
画面データ(ユーザ画面)やアラーム画面の表示、ラダ
ープログラムのモニタリングといった各種の表示処理を
行う。また、制御表示部41は、ディスプレイ14に表
示されたユーザ画面上での操作入力にしたがったPLC
2への作業指示(レシピデータの書き込み)操作入力処
理や、PLC2からデータの読み出しなどの処理を行
う。
【0045】PLC2内のメモリには、アドレスを指定
することにより、ワードデバイスおよびビットデバイス
が格納場所を特定可能に設定されている。ワードデバイ
スは、入出力されるデータが数値のようなワードデータ
に対して設定され、ビットデバイスは、オン・オフ状態
のようなビットデータに対して設定される。このような
設定により、制御表示部41は、PLC2内の任意のワ
ードデバイスまたはビットデバイスをアクセスするよう
に、PLC通信制御部42に指示することによって、入
出力機器4…の状態を個別に変更するとともに、入出力
機器4の状態を個別に取得することができる。
【0046】また、プログラマブル表示器1のSRAM
12cには、PLC2内のメモリと同様、アドレスを指
定することにより、ワードデバイスおよびビットデバイ
スが格納場所を特定可能に設定されている。このような
設定により、制御表示部41は、SRAM12c内の任
意のワードデバイスまたはビットデバイスをアクセスす
るだけで、入出力機器5…の状態を個別に変更するとと
もに、入出力機器5…の状態を個別に取得することがで
きる。
【0047】通信手段としてのPLC通信制御部42
は、PLC2との通信を制御するために、FEPROM
12bに格納された前述の通信プロトコルに基づいて通
信を行うための手順を定めている。PLC通信制御部4
2は、制御表示部41によって、指定された入出力機器
4のデータの読み出しが指示されると、PLC2のメモ
リに取り込まれたデータを読み込む。また、PLC通信
制御部42は、制御表示部41によって、指定された入
出力機器4のデータの書き込みが指示されると、PLC
2のメモリに指定されたデータを書き込む。
【0048】PLC通信制御部42は、制御表示部41
の指示にしたがって、PLC2から入出力機器4のデー
タを読み出す(取得する)際、前述のビットデバイスま
たはワードデバイスが示す状態情報のうち、必要な情報
を適時(例えば、周期的)にメモリ部12に読み込む一
方、上記の処理指示語Wを繰り返し読み出して各処理指
示語Wの事象名Tで特定される内容の動作をPLC2側
の状態情報を参照しながら実行する。これによって、ビ
ットデバイスまたはワードデバイスの状態の変化に応じ
て変化する表示動作が実行される。
【0049】また、PLC通信制御部42は、後述する
中間処理部45の指示にしたがって、入出力機器5のデ
ータを読み出す(取得する)際、上記のビットデバイス
またはワードデバイスが示す状態情報のうち、必要な情
報を適時(例えば、周期的)にメモリ部12に読み込む
一方、上記の処理指示語Wを繰り返し読み出して各処理
指示語Wの事象名Tで特定される内容の動作をメモリ部
12内の状態情報を参照しながら実行する。これによっ
て、ビットデバイスまたはワードデバイスの状態の変化
に応じて変化する表示動作が実行される。
【0050】制御手段としての実行部43は、制御機能
プログラムの中核をなしており、FEPROM12bに
格納されたラダープログラムを所定のスキャンタイムで
実行する。この実行部43は、ラダープログラムの実行
に伴って、後述する変数で入出力機器4・5を指定し
て、入出力機器4・5へのデータの書き込みや入出力機
器4・5からのデータの読み出しを行う。実行部43
は、より詳しくは、入出力機器4・5の状態をそれぞれ
に対応付けられた変数のデータ(変数の内容)として後
述するリフレッシュテーブルTrから取得する一方、リ
フレッシュテーブルTrに書き込んだ変数の内容に基づ
いて、ラダープログラムが示す手順で更新すべき変数の
データをリフレッシュテーブルTrにおいて更新すると
ともに、その変数のデータに応じて、その変数に対応す
る入出力機器4・5の状態を変更する。
【0051】プログラマブル表示器1内のメモリ部12
には、前述のPLC2のメモリと同様に、ワードデバイ
スおよびビットデバイスが格納場所を特定可能に設定さ
れている。実行部43は、上記のビットデバイスまたは
ワードデバイスが示す状態情報のうち、必要な情報を適
時にメモリ部12の他のエリアに読み込んで、制御表示
部41と同様に、処理指示語Wを用いた表示動作を実行
する。
【0052】外部通信制御部44は、メンテナンスポー
ト18による通信を制御する通信ドライバプログラムで
ある。この外部通信制御部44の制御による通信で、コ
ンピュータ装置3におけるラダーエディタ32aとの連
携が行われる。
【0053】中間処理部45は、実行部43によるPL
C2に接続されたデバイスへのデータの読み書きを行う
ために、実行部43と前述の制御表示部41との間でデ
ータのやり取りに必要な処理を行う。仲介手段としての
中間処理部45は、制御表示部41から供給されたデバ
イスコード、割付番号および後述するメモリテーブルT
m(図1参照)のポインタを含む基本デバイス情報(特
定情報)に、後述する参照ファイルF(図1参照)に記
述された参照デバイス情報(関連情報)を追加してPL
C通信制御部42に送信して与えるとともに、その情報
に基づいてPLC2に対するデータの読み書きを指示す
る。中間処理部45は、PLC2からのデータの読み出
し(入出力機器4の状態の取得)およびデータの書き込
み(入出力機器4の状態の変更)をPLC通信制御部4
2に指示する際、その指示を前述の制御表示部41と同
一の手順で行う。
【0054】デバイスコードは、PLC2の入出力端子
に接続される入出力機器4の種類およびPLC2の内部
デバイスの種類を特定するX(入力デバイス)、Y(出
力デバイス)、M(内部リレー)、T(タイマー)、C
(カウンタ)、R(シフトレジスタ)、D(データレジ
スタ)などを示すコードであり、16ビットで表され
る。割付番号(0,1,2,3,…)は、PLC2の入
出力端子や内部デバイスの個々に付与された番号であ
り、16ビットで表される。上記のようなデバイスコー
ドおよび割付番号は、PLC2のメーカ毎に独自に規定
されており、これらの組み合わせからなるI/Oアドレ
スも同様に各メーカ間で異なっている。
【0055】第2テーブルとしてのメモリテーブルTm
は、PLC通信制御部42がPLC2から読み込んだデ
ータを書き込むために、メモリ部12のSRAM12c
に設けられたテーブルであって、データを変数と対応付
けて格納している。ポインタは、読み込まれたデータを
メモリテーブルTmにおいて書き込む位置を指定するた
めに用いられる。
【0056】参照デバイス情報は、PLC2に対してデ
ータの読み書きを行う際に用いられる上記のデバイスコ
ードおよび割付番号が変数と対応付けられた関係であ
る。この参照デバイス情報は、後述するように、参照フ
ァイル作成部32cで作成された参照ファイルFに特定
されている。
【0057】また、中間処理部45は、変数に対応する
デバイスのデータを書き替えるためのリフレッシュテー
ブルTr(第1テーブル)を上記の参照ファイルFに基
づいてSRAM12cに作成するとともに、PLC通信
制御部42によってPLC2から読み出されたデータを
書き込むためのメモリテーブルTmを作業領域としての
DRAM12aに作成する。中間処理部45は、メモリ
テーブルTmに書き込まれたデバイスデータと一致する
ように、リフレッシュテーブルTrのデータを書き替え
る。
【0058】上記の制御表示部41、PLC通信制御部
42、実行部43、外部通信制御部44および中間処理
部45の間の相互の通信は、プログラマブル表示器1の
OS(オペレーティングシステム)を介したタスク間メ
ールによって行われる。
【0059】また、上記の表示制御システムプログラム
および制御機能プログラムは、通常、出荷時に予めプロ
グラマブル表示器1のメモリ部12にインストールされ
ているが、プログラマブル表示器1に対して着脱自在の
記録媒体7によってインストールされてもよい。振動な
どの影響を受けても動作上の不都合がないように、プロ
グラマブル表示器1が可動部を有する機械部品などを備
えないことが好ましいことから、上記の記録媒体7とし
ては、フラッシュメモリなどからなるメモリカードが適
している。このような記録媒体7を利用すれば、上記の
両プログラムのバージョンアップがされる際にも、最新
バージョンのプログラムを記録媒体7によって提供する
ことができる。
【0060】続いて、コンピュータ装置3について説明
する。
【0061】コンピュータ装置3は、パーソナルコンピ
ュータなどの汎用コンピュータによって構成されてい
る。このコンピュータ装置3は、図2に示すように、C
PU31、エディタ部32、ラダーファイル33、画面
ファイル34、メモリ部35、ディスプレイ36、入力
装置37、外部記憶装置38およびインターフェース部
(図中、I/F)39を備えている。
【0062】CPU31は、コンピュータ装置3にイン
ストールされているOS上でエディタ部32を含む各種
のアプリケーションソフトウェアを動作させる際の各部
の制御や演算処理を行う。
【0063】メモリ部35は、RAM、ROMなどのメ
モリを備えており、固定データの格納、一時的なデータ
記憶、CPU31の演算処理時における作業エリアの提
供といった役割を果たしている。
【0064】エディタ部32は、ラダーエディタ32
a、作画エディタ32bおよび参照ファイル作成部32
cを含んでいる。
【0065】ラダーエディタ32aは、デバイスが所望
のシーケンスにしたがって動作するようにPLC2また
はプログラマブル表示器1のPLC機能の制御手順を定
めるラダープログラムを作成するためのプログラミング
ソフトウェアであり、ディスプレイ36の表示画面上で
デバイスの動作に対応するラダー記号(図形要素)を配
置してラダー図を作成できるように構成されている。こ
のラダーエディタ32aにおいては、例えば、国際基準
IECに準拠した前述のプログラミング言語が用いられ
る。ラダーエディタ32aで作成されたラダープログラ
ムは、後述するI/O設定データとともに、プログラマ
ブル表示器1を介して(または直接)PLC2に転送さ
れ、PLC2内のFEPROM12bにダウンロードさ
れる。
【0066】また、上記のラダーエディタ32aは、シ
ンボルエディタを含んでいる。シンボルエディタは、デ
バイスに個々に対応付けられる変数(シンボル)を作成
するためのエディタである。ラダープログラムに関する
データである変数としては、スイッチに対応するSW1
やランプに対応するLAMP1のようにデバイスに対応
する符号や、操作指示、デバイスの動作状態のような事
象名やコメントが挙げられる。
【0067】また、シンボルエディタは、I/Oユニッ
ト20の入力端子および出力端子に付与されている番号
と、各入出力端子に接続されるデバイスについて設定さ
れた変数との対応付けを入出力番号の割り付け(I/O
アサイン)として行う。この割り付けの結果は、割り付
け作業時には、メモリ部35のRAMにテンポラリファ
イルとして登録され、設定完了後にはI/O設定データ
としてプログラムファイル34に保存される。
【0068】IECに準拠したラダーエディタ32a
は、自由変数によってユーザが入出力を決定できるの
で、一度決定した割り付けも、後に変更することができ
る。したがって、I/Oユニット20の機種が変更され
ても、すでに設定した変数にI/Oアドレスの対応付け
を行うことによって、割り付けの変更を行うことができ
る。
【0069】PLC2については、メーカに応じて使用
するラダー命令が異なったり、I/Oアドレスの設定が
異なったりするため、ラダーエディタ32aと異なる専
用のプログラミングソフトウェアでラダープログラムが
作成される。また、PLC2について割り付けを行う
際、前述のデバイスコードおよび割付番号からなるI/
Oアドレスと、各I/Oアドレスに対応するデバイスの
名称(デバイス名)とを1組にしてI/O設定データが
作成される。
【0070】さらに、シンボルエディタでは、デバイス
に入力されるデータおよびデバイスから出力されるデー
タである入出力データのタイプ(属性データ)として、
「ディスクリート(ビット)」、「カウンタ」、「タイ
マ」、「整数」、「実数」または「文字列」が設定可能
である。例えば、スイッチなど、デバイスがオン/オフ
の状態を取る場合には、「ディスクリート」が選択され
る。また、例えば、製品の生産個数を計数するようなカ
ウンタである場合には、「カウンタ」が選択され、所定
時間までの計時を行うようなタイマである場合には、
「タイマ」が選択される。さらに、例えば、メータなど
の数値を扱う場合は、「整数」または「実数」が選択さ
れる。
【0071】加えて、シンボルエディタでは、変数が、
PLC2を介して接続されるデバイス(入力デバイスお
よび出力デバイス)に対応しているか、あるいは、プロ
グラマブル表示器1の内部デバイスに対応しているかを
属性データとして設定できる。内部デバイスは、例え
ば、操作回数を示すカウンタなど、プログラマブル表示
器1の計算機能を利用して、PLC2と通信することな
くデータを取得可能なプログラマブル表示器1に設けら
れるデバイスである。前者の場合は、「入力」または
「出力」の設定入力を受け入れた後、デバイスに対応付
けるI/Oアドレスの入力を受け付ける一方、後者の場
合は「インターナル」の設定入力を受け入れる。
【0072】作画エディタ32bは、プログラマブル表
示器1が、デバイスの稼働状況や作業指示のような管理
のための各種のモニタ、機器に対する設定値を入力する
端末としての機能を備えるように、ディスプレイ14に
表示させる画面を作成する画面作成ソフトウェアであ
る。一般に、作画エディタ32bは、ユーザ独自の画面
(ユーザ画面)を作成できるように、スイッチ、ラン
プ、テンキー、各種表示器(例えば、数値表示器、メー
タ表示器およびグラフ表示器)などの部品(図形要
素)、描画機能、テキスト入力機能などを備えている。
また、作画エディタ32bは、後述するシンボルエディ
タ32cによって設定された変数を部品に対応付けるこ
とができる。
【0073】このようにして作成されたユーザ画面は、
画面データとして画面ファイル34に格納され、必要に
応じて、後述するI/O設定データとともに、インター
フェース部39を介してプログラマブル表示器1に転送
され、FEPROM12bに画面データとしてダウンロ
ードされる。
【0074】参照ファイル作成部32cは、前述の制御
表示部41での処理に用いられる参照ファイルFを作成
するために、シンボルエディタで作成された変数から、
PLC2に接続される入出力機器4に付与された変数を
検索し、その変数にデバイスコードおよび端子番号を対
応付けて参照ファイルFを作成する。
【0075】PLC2に接続される入出力機器の名称
(デバイス名)は、ユーザによって、シンボルエディタ
に予め変数として入力されている。一般のPLC2にお
いて、デバイス名は、操作者が入出力機器4を特定しや
すいように、便宜上、入出力機器4に付与する名称であ
る。このため、入出力機器4のデータの読み書きは、デ
バイス名を介してではなく、デバイスコードおよび端子
番号からなるI/Oアドレスを介して行われる。これに
対し、本プログラマブル表示器1のPLC機能では、変
数を介して入出力機器5のデータの読み書きを行うの
で、PLC2に対しても同様に読み書きを行うことがで
きるように、デバイス名を変数として設定しておく。
【0076】コンピュータ装置3は、エディタ部32を
備えることによってラダープログラム、画面データなど
の作成および編集を行うためのエディタ装置として機能
する。
【0077】エディタ部32は、パッケージソフトウェ
アまたはオーダーメイドソフトウェアとしてプログラム
メディアの形態で提供可能なソフトウェアであって、例
えば、コンピュータ装置3と分離可能な記録媒体6に記
録されている。そして、エディタ部32は、記録媒体6
からコンピュータ装置3にインストールされることによ
ってエディタ機能を発揮することができる。また、エデ
ィタ部32は、共通のフレーム上に設けられた単一のア
プリケーションプログラムとしてコンピュータ装置3に
インストールされている。
【0078】上記のプログラムメディアは、磁気テープ
やカセットテープなどのテープ系、フロッピディスクや
ハードディスクなどの磁気ディスク系、CD−ROM、
MO、MD、DVDなどの光ディスク系、ICカード
(メモリカードを含む)、光カードなどのカード系が好
適である。その他、上記のプログラムメディアは、マス
クROM、EPROM、EEPROM、フラッシュRO
Mなどによる半導体メモリを含めた固定的にプログラム
を担持する媒体であってもよい。
【0079】また、コンピュータ装置3は、インターネ
ットを含む通信ネットワークと接続可能であることか
ら、通信ネットワークからプログラムをダウンロードす
るように流動的にプログラムを担持する媒体であっても
よい。ただし、このように通信ネットワークからプログ
ラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用
プログラムは予めコンピュータ装置3に格納されるか、
あるいは別な記録媒体からインストールされるものであ
ってもよい。
【0080】なお、プログラマブル表示器1が上記の通
信ネットワークと接続可能に構成されていれば、このよ
うなプログラマブル表示器1でも、表示制御システムプ
ログラムおよび制御機能プログラムを上記と同様にダウ
ンロードすることが可能である。
【0081】ラダーファイル33は、ラダープログラム
を格納している。ラダープログラムは、入力されたラダ
ー記号に対応するニーモニック(ラダー命令)およびオ
ペランドを含んでいる。
【0082】画面ファイル34は、画面データを格納し
ている。画面データは、入力された部品などについての
図形データなどを含んでいる。この図形データは、グラ
フィックデータ、テキストデータおよび部品データを含
んでいる。グラフィックデータは、線、円、楕円、三角
形、四角形、塗り込み図形などのデータである。テキス
トデータは、文字や記号などによって構成されるユーザ
画面のタイトルや文章などを含んでいる。部品データ
は、予め作画エディタ32bに用意されている前述の部
品に関するデータである。
【0083】ディスプレイ36は、CRT、LCDなど
によって構成されるが、パネルコンピュータであるコン
ピュータ装置3においては、液晶パネルやELパネルの
ような平板型表示素子によって構成される。入力装置3
7は、キーボード、マウスなどの入力操作を行うための
装置であり、特に、GUI(Graphical User Interface)
環境上で動作するエディタ部32での入力作業にはマウ
スなどの装置が適している。
【0084】外部記憶装置38は、ハードディスク装置
などの磁気ディスクドライブ、CD−ROMドライブな
どの光ディスクドライブ、ICカードなどのメモリカー
ドドライブといった装置である。この外部記憶装置38
は、少なくとも、前記の記録媒体6に記録されたプログ
ラムなどの情報を読み出すことができる装置を含んでい
る。
【0085】インターフェース部39は、プログラマブ
ル表示器1との間でデータ通信を行う入出力部である。
ラダーエディタ32aで作成されたラダープログラムお
よび作画エディタ32bで作成された画面データは、こ
のインターフェース部39を介してプログラマブル表示
器1に転送される。
【0086】続いて、上記のように構成される表示/制
御システムにおけるプログラマブル表示器1のPLC機
能(制御機能プログラム)によるPLC2へのデバイス
データの読み書きについて説明する。
【0087】まず、デバイスデータの読み書きに先立っ
て、ラダーエディタ32aにより、デバイス名を変数と
して登録する作業が行われる。このとき、コンピュータ
装置3において、ラダーエディタ32aが起動されてお
り、シンボルエディタによる変数の入力が可能になって
いる。この状態で、ユーザによる操作で、PLC2に接
続される入出力機器4の名称(デバイス名)が、変数と
して入力される。
【0088】参照ファイル作成部32cは、まず、プロ
グラマブル表示器1に接続されているPLC2のメーカ
(機種)を選択させるとともに、PLC2に接続される
入出力機器4を指定させる。すると、参照ファイル作成
部32cは、上記のシンボルエディタで作成された全て
の変数をインポートし、その変数から、指定された上記
の入出力機器4についてのデバイス名(変数)を検索す
る。そして、参照ファイル作成部32cは、検索された
入出力機器4に対応するデバイスコードおよび割付番号
を、予めPLC2についてのデバイスコードおよび割付
番号を格納したファイル(図示せず)から読み出して、
これらと検索された変数とを対応付けることによって参
照ファイルFを作成する。
【0089】このようにして作成された参照ファイルF
は、プログラマブル表示器1のFEPROM12bにダ
ウンロードされる。
【0090】プログラマブル表示器1において、実行部
43からPLC2に対してデバイスデータの読み書きを
行う場合、中間処理部45が、図5のフローチャートに
したがった次の処理を行う。
【0091】まず、参照ファイルFに基づいて、リフレ
ッシュテーブルTrを作成し(S1)、メモリテーブル
Tmを作成する(S2)。次いで、制御表示部41から
供給される基本デバイス情報に、参照ファイルFに記述
されている参照デバイス情報を追加して、PLC通信制
御部42に送信する(S3)。
【0092】PLC通信制御部42は、中間処理部45
から送信された上記の情報に含まれる基本デバイス情報
(デバイスコードおよび割付番号)に基づいた読み出し
の指示を受けて、PLC2の内部メモリに書き込まれて
いる入出力機器4のデータを読み出す。このとき、PL
C通信制御部42は、参照デバイス情報で特定された入
出力機器4のデータのみを読み出して、メモリテーブル
Tmにおける、基本デバイス情報のポインタで指定され
た領域に書き込む。
【0093】そして、メモリテーブルTmに書き込まれ
たデータと一致するように、参照ファイルFを参照しな
がら、リフレッシュテーブルTrの変数のデータを書き
替える(S4)。このとき、中間処理部45は、データ
を書き替えるべき変数に対応するデバイスコードおよび
割付番号の変数に対応したポインタからデータを読み出
し、リフレッシュテーブルTrにおいて、その変数のデ
ータを読み出したデータに書き替える。
【0094】さらに、何らかの障害によるラダープログ
ラムの異常終了や強制終了などを表すアボートフラグが
ONしているか否かを監視する(S5)。ここで、アボ
ートフラグがONしていない場合は、データの書き替え
処理を続行し、アボートフラグがONしている場合は、
処理を終える。
【0095】ラダープログラムが実行されていく過程
で、データを読み込むべき入出力機器4が変わると、そ
のデバイスに対応する変数も変わる。これに対し、中間
処理部45は、変数が変わると、リフレッシュテーブル
Trにおいて、その変数のデータ(変数の内容)を、メ
モリテーブルTmに読み込まれているその変数のデータ
に書き替える(更新する)。
【0096】この結果、制御表示部41は、上記のメモ
リテーブルTmのポインタで指定されるデータをディス
プレイ14に表示された画面上で必要に応じて更新す
る。一方、実行部43は、リフレッシュテーブルTrに
書き込まれたデータを取り込む。このように、中間処理
部45によるPLC2からのデータの読み出しおよび参
照ファイルFを用いたデータの書き替えによって、入出
力機器4に対しても、実行部43から変数を指定してデ
ータを読み込む(取得する)ことが可能になる。
【0097】なお、プログラマブル表示器1では、画面
に表示されるデバイスデータの更新周期が、人間が認識
できる程度の時間間隔(例えば、0.5秒)に設定され
ているので、ラダープログラムの実行周期であるスキャ
ンタイム(μsオーダー)と同期しない。しかしなが
ら、PLC2から読み出されたデバイスデータは、ラダ
ープログラムのスキャンが終了したときの最終的な値が
リフレッシュテーブルTrに書き替えられていればよ
い。
【0098】実行部43からPLC2の入出力機器4へ
のデータの書き込みは、次のように行われる。例えば、
テーブルが所定の位置まで移動したら方向を反転して移
動させるというテーブルの運転制御において、テーブル
が所定位置まで移動したことをリミットスイッチで検出
したONデータとして読み込み、テーブルの移動方向を
反転させるために、モータを逆回転させる指示をデータ
としてPLC2に書き込む必要がある。
【0099】上記のような指示または値(物理量)をデ
ータとして入出力機器4に与える場合、まず、実行部4
3が、変数とデータ(変更すべき入出力機器4の状態)
とを中間処理部45に送信する。すると、中間処理部4
5は、データ読み込みの場合と同様、制御表示部41か
ら供給される基本デバイス情報に、参照ファイルFに記
述されている参照デバイス情報を追加して、PLC通信
制御部42に送信する。PLC通信制御部42は、中間
処理部45から送信された上記の情報に含まれる基本デ
バイス情報(デバイスコードおよび割付番号)に基づい
て、PLC2の内部メモリに、上記の変数に対応する入
出力機器4のデータを書き込む。
【0100】また、プログラマブル表示器1のタッチパ
ネル16からユーザによる入力操作で指示(作業開始指
示、製品カウント数など)がなされた場合は、その指示
が、制御表示部41から中間処理部45を介して実行部
43に送信される。実行部43は、この指示を受けて、
上記の手順で、PLC2の内部メモリに入出力機器4の
データを書き込む。
【0101】例えば、製品の良品検査で被検査対象とな
る製品の数をプログラマブル表示器1から入力した場合
は、その数がデータとしてPLC2に書き込まれる。す
ると、PLC2では、その値が指定されたカウンタにプ
リセットされる。
【0102】以下に、デバイスデータの読み書きについ
ての具体例について説明する。
【0103】例えば、図6(a)に示すように、ラダー
図において、上の桁では、押しボタンスイッチに対応す
るa接点(常開接点)51と、ランプに対応するコイル
出力52が設けられており、下の桁では、リミットスイ
ッチに対応するa接点53と、加算器54とが設けられ
ている。a接点51については、デバイスコード“X”
および割付番号“0”からなる“X0”が変数として設
定されており、コイル出力52については、同様に“Y
0”が変数として設定されている。同様に、a接点53
については、“X10”が変数として設定されており、
加算器54については“D0000”、“D000
1”、“D0010”が変数として設定されている。
【0104】このようなラダープログラムが実行部43
で実行されると、中間処理部45からPLC通信制御部
42へ、入出力機器4としての押しボタンスイッチのO
N/OFF状態の読み込みが指示される。押しボタンス
イッチがONすると、その状態が、PLC通信制御部4
2によって、PLC2からメモリテーブルTmに読み込
まれ、さらに、中間処理部45によって、リフレッシュ
テーブルTrにおける変数“X0”のデータがONに書
き替えられる。
【0105】すると、実行部43は、変数“X0”のデ
ータがONになったことを受けて、出力コイル52の変
数“Y0”をONに書き替えるように、中間処理部45
に指示する。PLC通信制御部42は、中間処理部45
から、そのデータの書き替えの要求を受けると、PLC
2における内部メモリのランプに割り当てられたエリア
にONを書き込む。これにより、PLC2は入出力機器
4としてのランプをONさせる。
【0106】続いて、中間処理部45からPLC通信制
御部42へ、入出力機器4としてのリミットスイッチの
ON/OFF状態の読み込みが要求される。リミットス
イッチがONすると、その状態が、PLC通信制御部4
2によって、PLC2からメモリテーブルTmに読み込
まれ、さらに、中間処理部45によって、リフレッシュ
テーブルTrにおける変数“X1”のデータがONに書
き替えられる。
【0107】すると、実行部43は、変数“X1”のデ
ータがONになったことを受けて、加算器54のデータ
レジスタ“D0000”の値“1”とデータレジスタ
“D0001”の値“2”とを加算して、その結果をデ
ータレジスタ“D0010”に書き込むように、中間処
理部45に指示する。PLC通信制御部42は、中間処
理部45から、そのデータの書き替えの要求を受ける
と、PLC2におけるデータレジスタ“D0000”・
“D0001”にそれぞれ上記の値“1”・“2”およ
びその加算結果をデータレジスタ“D0010”に書き
込む指示を与える。
【0108】さらに、中間処理部45からPLC通信制
御部42へ、加算器54の演算結果の読み込みが要求さ
れると、PLC通信制御部42によって、PLC2から
メモリテーブルTmに読み込まれたデータレジスタ“D
0010”の値“3”が、中間処理部45によって、リ
フレッシュテーブルTrにおける変数“D0010”の
データが“3”に書き替えられる。
【0109】また、プログラマブル表示器1において、
ラダープログラムのモニタリング機能によって、ラダー
プログラムの実行状況を表示させる場合、上記のa接点
51・53およびコイル出力52の状態、ならびに加算
器の被演算値および演算結果が、図6(b)に示すよう
に表示される。例えば、a接点51の状態は“on”とし
て表され、a接点53の状態は“off ”として表され、
コイル出力54の状態は“on”として表示されるか、あ
るいは表示色の変更で表される。このとき、制御表示部
41は、PLC2から読み出されたデータをメモリテー
ブルTmを参照してモニタリングの表示に反映させると
ともに、PLC2への書き込みのデータを制御部43か
ら中間処理部45を介して受け取ってモニタリングの表
示に反映させる。
【0110】以上に述べたように、本実施の形態に係る
のプログラマブル表示器1は、入出力機器4の名称に関
連付けられて入出力機器4を特定する固定の特定情報
(I/Oアドレス)で指定した入出力機器4に対してデ
ータの読み書きを行うPLC2が接続され、変数で指定
した入出力機器4・5に対してデータの読み書きを指示
する実行部43、入出力機器4・5の制御状態を表示
し、かつPLC2および実行部43を制御するための操
作入力機能を有する制御表示部41、ならびに制御表示
部41とPLC2との間の通信を制御するPLC通信制
御部42を有しており、実行部43によって変数で指定
された入出力機器4へのデータの読み書き(状態の変
更)が指示されると、PLC通信制御部42がその変数
で入出力機器4を指定できるように、変数として設定さ
れた入出力機器4の名称と上記の特定情報とを関連付け
た関連情報(参照ファイルF)をPLC通信制御部42
に与える中間処理部45(関連情報付与部)を備えてい
る。
【0111】このように、本実施の形態に係るプログラ
マブル表示器1は、中間処理部45を備えることによっ
て、PLC2に接続された入出力機器4を実行部45か
ら変数で指定して、参照ファイルFを参照しながら、そ
のデバイスのデータの読み書きを行うことができる。ま
た、入出力機器4のデバイス名を変数として利用するこ
とで、デバイスコードおよび割付番号で入出力機器4を
指定するPLC2に対しても、プログラマブル表示器1
のPLC機能によってデバイスデータの読み書きが可能
になる。
【0112】その結果、外部のPLC2をプログラマブ
ル表示器1のリモートI/Oとして利用することができ
る。また、プログラマブル表示器1のメモリ部12がP
LC機能およびPLC2の双方のデータの読み書きに使
用されることから、メモリ部12を、同一メーカの複数
のPLCが相互に接続される際にPLC間で用いられる
リンクリレーと呼ばれる共有メモリとして用いることが
できる。
【0113】また、プログラマブル表示器1は、ソフト
ウェア上で中間処理部45を設けることによって、前述
のように、PLC機能による外部デバイス(PLC2に
接続された入出力機器4)のデータの読み書きが可能に
なるので、ハードウェア上の改造が不要である。しか
も、PLC2に応じた参照ファイルFをコンピュータ装
置1におけるエディタ部32で作成してプログラマブル
表示器1にダウンロードすることによって、PLC2の
メーカに関わらず、PLC機能による外部デバイスのデ
ータの読み書きを実現することかできる。
【0114】また、プログラマブル表示器1において
は、中間処理部45が、変数とデータとを対応付けたリ
フレッシュテーブルTrと、PLC通信制御部42がP
LC2から読み出した入出力機器4のデータを上記の変
数に対応付けて書き込むメモリテーブルTmとを作成す
るとともに、リフレッシュテーブルTrのデータをメモ
リテーブルTmの対応するデータに更新するデータ更新
部として機能する。
【0115】これにより、PLC2から読み出されたデ
ータは、PLC通信制御部42によって、メモリテーブ
ルTmに書き込まれる。中間処理部45は、リフレッシ
ュテーブルTrにおいて、変数に対応するデータを、メ
モリテーブルTmに新たに書き込まれた、その変数に対
応するデータに書き替えて更新する。実行部43は、リ
フレッシュテーブルTrに書き替えられたデータを取得
することによって、PLC2からのデータの読み出しを
完了する。
【0116】このように、PLC2から読み出されたデ
ータを一旦メモリテーブルTmに書き込むことによっ
て、PLC通信制御部42によるデータの読み出しと実
行部43によるデータ取得とのタイミングが異なって
も、実行部43が、中間処理部45によって更新された
データをリフレッシュテーブルTrから取得することが
できる。
【0117】さらに、中間処理部45によるPLC通信
制御部42への指示手順が、制御表示部41によるPL
C通信制御部42への指示手順と同一になるように設定
されていることにより、入出力機器4の状態取得のため
の指示が、制御表示部41および中間処理部45のいず
れからでも同じ手順で行われるので、中間処理部45に
合わせた特別の手順を用意する必要がない。したがっ
て、PLC通信制御部42の変更を不要にすることがで
き、ソフトウェアの開発コストを低減することができ
る。
【0118】なお、本実施の形態では、制御手順プログ
ラムとしてラダー図を用いた例について説明したが、本
発明は、ラダー図だけではなく、前述のIEC 6 1131-
3 で規定された5言語を含む他の言語によるプログラミ
ングにおいても適用されるのは勿論である。
【0119】
【発明の効果】以上のように、本発明の制御表示装置
は、第1デバイスを制御する制御装置と通信する通信手
段と、上記通信手段が取得した各第1デバイスの状態を
表示する一方、入力された操作に応じた上記第1デバイ
スの状態変更指示を上記制御装置に送信するように上記
通信手段を制御する制御表示手段と、第2デバイスに対
応する変数および該変数で対象を特定した制御のための
制御手順プログラムを記憶する記憶手段と、上記第2デ
バイスの状態をそれぞれに対応付けられた変数の内容と
して取得する一方、変数の内容に基づいて、上記制御手
順プログラムが示す手順で更新すべき変数の内容を更新
するとともに、該変数の内容に応じて、該変数に対応す
る上記第2デバイスの状態を変更する制御手段と、上記
記憶手段に記憶された変数に対応する上記第1デバイス
についての状態を取得するように上記通信手段に指示
し、取得結果に応じて上記第1デバイスに対応する変数
の内容を更新する一方、上記第1デバイスに対応する変
数の内容に応じた状態変更指示を上記制御装置に送信す
るように、上記通信手段へ指示する仲介手段とを備えた
構成である。
【0120】このように、記憶手段に第1デバイスに対
応する変数を記憶させるとともに、仲介手段がその変数
で第1デバイスを指定して第1デバイスの状態取得およ
び状態変更を通信手段に指示することによって、第2デ
バイスの状態取得および状態変更を行う制御手段から第
1デバイスの状態取得および状態変更を行うことができ
る。したがって、制御表示装置(制御手段)からデバイ
スの指定形態が異なる他のメーカのPLC(制御装置)
の第1デバイスを指定して、データの読み書きを行うこ
とができ、制御システムにおける制御装置間での高度な
連携を実現することができるという効果を奏する。
【0121】上記の制御システムは、上記仲介手段によ
る上記通信手段への指示手順が、上記制御表示手段によ
る上記通信手段への指示手順と同一になるように設定さ
れているので、第1デバイスの状態取得のための指示
が、表示制御手段および仲介手段のいずれからでも同じ
手順で行われることになり、仲介手段に合わせた特別の
手順を用意する必要がない。したがって、通信手段の変
更を不要にすることができ、ソフトウェアの開発コスト
を低減することができるという効果を奏する。
【0122】本発明の制御プログラムは、上記制御表示
装置を動作させ、コンピュータを上記制御表示装置を上
記各手段として機能させるものである。また、本発明の
記録媒体は、上記の制御プログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体である。
【0123】これらの制御プログラムおよび記録媒体を
用いても、各制御表示装置によって奏される上記の効果
を同様に奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る表示/制御システ
ムにおけるプログラマブル表示器のFEPROMに格納
される表示制御システムプログラムおよび制御機能プロ
グラムの構成を示す説明図である。
【図2】上記表示/制御システムの構成を示すブロック
図である。
【図3】上記表示/制御システムにおけるプログラマブ
ル表示器のFEPROMに格納されるプログラム構成を
示す説明図である。
【図4】上記プログラマブル表示器で表示されるユーザ
画面の画面データに含まれる指示処理語の基本的フォー
マットを示す説明図である。
【図5】上記制御機能プログラムにおける中間処理部に
よるデータリフレッシュの処理手順を示すフローチャー
トである。
【図6】(a)はプログラマブル表示器のPLC機能で
実行されるラダープログラムを示す説明図であり、
(b)は上記ラダープログラムが実行に伴って、プログ
ラマブル表示器に接続されるPLCに対しデータの読み
書きが行われた結果をモニタリングした状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 プログラマブル表示器(制御表示装置) 2 PLC(制御装置) 3 コンピュータ装置 4 入出力機器(第1デバイス) 5 入出力機器(第2デバイス) 6・7 記録媒体 12 メモリ部(記憶手段) 41 制御表示部(制御表示手段) 42 PLC通信制御部(通信手段) 43 実行部(制御手段) 45 中間処理部(仲介手段) F 参照ファイル Tm メモリテーブル Tr リフレッシュテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H220 BB05 BB12 BB20 CC07 CX02 CX04 DD04 EE03 EE10 FF02 HH04 JJ12 JJ29 JJ59

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1デバイスを制御する制御装置と通信す
    る通信手段と、 上記通信手段が取得した各第1デバイスの状態を表示す
    る一方、入力された操作に応じた上記第1デバイスの状
    態変更指示を上記制御装置に送信するように上記通信手
    段を制御する制御表示手段と、 第2デバイスに対応する変数および該変数で対象を特定
    した制御のための制御手順プログラムを記憶する記憶手
    段と、 上記第2デバイスの状態をそれぞれに対応付けられた変
    数の内容として取得する一方、変数の内容に基づいて、
    上記制御手順プログラムが示す手順で更新すべき変数の
    内容を更新するとともに、該変数の内容に応じて、該変
    数に対応する上記第2デバイスの状態を変更する制御手
    段とを備えた制御表示装置において、 上記記憶手段が、上記第1デバイスに対応する変数を記
    憶可能であり、 制御表示装置が、上記記憶手段に記憶された変数に対応
    する上記第1デバイスについての状態を取得するように
    上記通信手段に指示し、取得結果に応じて上記第1デバ
    イスに対応する変数の内容を更新する一方、上記第1デ
    バイスに対応する変数の内容に応じた状態変更指示を上
    記制御装置に送信するように、上記通信手段へ指示する
    仲介手段を備えていることを特徴とする制御表示装置。
  2. 【請求項2】上記仲介手段による上記通信手段への指示
    手順が、上記制御表示手段による上記通信手段への指示
    手順と同一になるように設定されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の制御表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の制御表示装置を
    動作させる制御プログラムであって、コンピュータを上
    記各手段として機能させるための制御プログラム。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の制御プログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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