JP3730101B2 - 制御システム、制御システムのデータ書込/読出方法およびそのデータ書込/読出のためのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

制御システム、制御システムのデータ書込/読出方法およびそのデータ書込/読出のためのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に、プログラマブルロジックコントローラなどの産業用制御装置とホスト装置との間のデータ通信を行う制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プログラマブルロジックコントローラ(以降、PLCと称する)などと呼ばれる産業用制御装置は、シーケンス制御をはじめとする各種制御を実現するために、ベルトコンベアー式の自動組付機などの種々のターゲットシステムを制御する制御装置として広く使用されている。さらに、近年では、ターゲットシステムの複雑化に伴って、複数台のPLCをネットワーク回線を介して互いに接続したネットワーク制御システムの導入も普及しつつある。
【0003】
このようなネットワーク制御システムにおいては、各PLCの稼働状況などの表示やPLCへの制御指示は、PLC付近に配置されたプログラマブル表示器などの制御機能を備えた表示装置によって行われる。また、上記の制御システムにおいては、PLCや表示装置から離れた場所でも、PLCの稼働状況の監視やPLCの制御を行えるように、そのような場所に設置されたホストコンピュータを参加させることもできる。
【0004】
上記の制御システムは、例えば、図7に示すように、PLC101…を制御の中心として位置付けており、各PLC101には、ターゲットシステムの各所に配されたセンサやアクチュエータのような入出力機器としてのデバイス102…と、表示および制御指示を行うプログラマブル表示器などの表示装置103…とが接続されている。また、PLC101には、他のPLC101やホストコンピュータ104が所定のインターフェース回路を介して直接接続されるか、または専用のアダプタを介して間接的に接続されている。PLC101とホストコンピュータ104との間や各PLC101間におけるデータの授受は、PLC101の通信機能を利用して行われている。
【0005】
ところで、PLCは、一般に、機種毎(製造者毎あるいは同一製造者であっても製品毎など)にデータ通信に使用する通信プロトコルが異なることが多い。このため、ホストコンピュータとでは、各PLC101とホストコンピュータ104との間、およびPLC101と表示装置103との間の双方で、PLC101に固有の通信プロトコルで通信する必要がある。この結果、異機種のPLC101…を併用することが容易にできないという問題が生じる。例えば、ホストコンピュータ104と表示装置103との双方に、PLC101と通信するための通信プロトコルを用意する必要があるために、ホストコンピュータ104および表示装置103の製造および維持管理に手間がかかる。
【0006】
したがって、PLC101を通信の中心に配する制御システムでは、異機種のPLC101を併用することが難しく、PLC101を選択する際の選択肢が制限されてしまう。このため、従来、制御システムにおいては、同一機種のPLC101が用いられることが多い。
【0007】
そこで、国際特許公開公報WO99/56186号(1999年11月4日公開)に記載されているような、表示装置を通信の中心において異なる通信プロトコルを変換する構成を用いれば、異機種の複数のPLCとホストコンピュータとの通信を容易にすることができる。このような構成では、ホストコンピュータと各表示装置との間を共通の通信プロトコルを用いて共通ネットワークにて通信する一方、表示装置とPLCとの間を専用の通信プロトコルを用いて専用ネットワークにて通信し、表示装置において両通信プロトコルの変換処理を行う。
【0008】
このようなシステムにおいて、PLCに接続されているデバイスに与える制御データをホストコンピュータから表示装置を介してPLCに送信したり、デバイスから得られたデータをPLCから表示装置を介してホストコンピュータに同時に送信する場合、デバイスに付与されたシンボルのデータを利用してそのようなデータの送信が行われる。変数などのシンボルは、PLCを動作させるラダープログラムなどの制御手順プログラムに含まれており、各デバイスについてアドレスとともに対応付けられている。このようなシンボルは、デバイスに関する操作、コメントなどの情報でありユーザによって所望に設定される。このようなシンボルによって指定されたデバイスに対し、上記のようなデータの送信が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のようなデータの送信を行う場合、そのためのアプリケーションプログラムをユーザが開発する必要があり、ユーザに大きな負担となる。また、そのようなプログラムを用いても、シンボル名をそのプログラムに設定する必要がある。特に、多数のデバイスに対しシンボル名を設定する場合、そのための入力作業に手間がかかる。
【0010】
また、制御手順プログラムを作成するためのプログラミングソフトウェアは、一般には、PLCの製造者で専用に提供されていることが多く、その中には、制御手順プログラムにどのようなシンボルが登録されているかを確認できるように、シンボルデータを出力(エクスポート)する機能を有するものがある。したがって、このような機能を利用してシンボルデータを取り込めば、上記のようなシンボル名の入力作業が不要になる。ただし、シンボルデータの取り込みには、インポートのためのプログラムが必要である。また、シンボルデータのフォーマットは、プログラミングソフトウェアのベンダー毎に異なるため、それに応じてインポートプログラムを作成する必要がある。
【0011】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、プログラミングソフトウェアのベンダー毎に上記のようなインポートプログラムを作成することなく、シンボルを用いてデータ送信を行うことを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の制御システムは、上記の課題を解決するために、デバイスが接続された制御装置と、該制御装置の制御状態を表示し、かつ上記制御装置に制御指示を与える制御用表示装置と、該制御用表示装置の上位に設けられるホスト装置とを備え、上記制御用表示装置および上記制御装置が、制御装置毎に固有の専用通信プロトコルで通信を行う専用ネットワークを介して個々に接続される一方、上記ホスト装置および上記制御用表示装置が、共通の共通通信プロトコルで通信を行う共通ネットワークを介して互いに接続されている制御システムであって、上記ホスト装置が、上記制御装置を動作させる手順を定める制御手順プログラムに含まれ、上記デバイスのアドレスの個々に付与されたシンボル名を上記制御手順プログラムから取り込む取込手段と、上記シンボル名データフォーマット毎に上記シンボル名と上記デバイスの名称とを対応付けるテーブルを設けて複数の該テーブルに共通する共通シンボル名を付与する共通化手段とを有し、上記制御用表示装置が、上記制御装置と上記ホスト装置との間の通信を中継する際、上記両ネットワークで用いられる共通および専用通信プロトコルを互いに変換するプロトコル変換手段と、各テーブル間で上記共通シンボル名で共通化された各シンボル名に対応する上記アドレスのデバイスのデータの上記ホスト装置からの読み出しおよび書き込みを上記共通シンボル名を指定して行う読出/書込制御手段とを有していることを特徴としている。
【0013】
また、本発明の制御システムのデータ読出/書込方法は、上記の課題を解決するために、上記の各手段に置き換えられる各処理を含んでいる。
【0014】
さらに、本発明の記録媒体は、上記の課題を解決するために、上記のデータ読出/書込方法における各処理を実行するデータ通信プログラムを記録している。
【0015】
上記の構成において、制御装置からのデータは、専用ネットワークを介して制御用表示装置に送出される。制御用表示装置においては、専用ネットワークの専用通信プロトコルが、プロトコル変換手段によって共通ネットワークの共通通信プロトコルに変換される。その後、データは、制御用表示装置から共通ネットワークを介して接続されたホスト装置へ転送される。一方、ホスト装置からのデータは、共通ネットワークを介して制御用表示装置に送出される。制御用表示装置においては、共通ネットワークの共通通信プロトコルが、プロトコル変換手段によって専用ネットワークの専用通信プロトコルに変換される。その後、データは、制御用表示装置から専用ネットワークを介して接続された制御装置へ転送される。
【0016】
これにより、制御用表示装置は、制御装置の通信プロトコルに関わらず、常に同一の通信プロトコルで、共通ネットワークを介してホスト装置と通信することができる。この結果、制御装置、制御用表示装置およびホスト装置を含む制御システム内に、専用通信プロトコルの異なる制御装置が混在していても、ホストコンピュータは、これらの制御装置から容易にデータを収集することができる。
【0017】
ホスト装置においては、取込手段によって、制御手順プログラムからシンボル名が抽出されると、共通化手段によって、そのシンボル名データフォーマット毎にシンボル名とデバイスの名称とを対応付けるテーブルが作成され、さらに複数のテーブルに共通シンボル名が付与される。このように、シンボル名データフォーマット毎にテーブルが作成されるので、異なるプログラミングソフトウェアによって作成された制御手順プログラムに含まれる互いにデータフォーマットの異なるシンボル名を取り込む際に、データフォーマットに適合したテーブルにシンボル名を取り込めばよいので、取り込むためのプログラムをシンボル名データフォーマットに応じて個別に作成する必要がない。
【0018】
さらに、制御用表示装置においては、読出/書込制御手段によって、データのホスト装置からの読み出しおよび書き込みを上記共通シンボル名を指定して行う読出/書込が制御されて、共通シンボル名で共通化されたシンボル名に対応するアドレスのデバイスに対してデータの授受が行われる。これにより、共通シンボル名に基づいて異機種(製造者の異なる機種も含む)の複数の制御装置に対しアクセスすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1ないし図6に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0020】
本実施の形態に係る制御システムは、図1に示すように、ホストコンピュータ1と、複数のプログラマブル表示器(以降、表示器と称する)2…と、複数のPLC3…とを備えている。
【0021】
ホストコンピュータ1および表示器2…は、共通の共通通信プロトコルで通信を行うことが可能な共通ネットワーク4を介して互いに接続されている。一方、表示器2およびPLC3は、PLC3毎に固有の専用通信プロトコルで通信を行うことが可能な専用ネットワーク5を介して個々に接続されている。
【0022】
なお、広義の通信プロトコルには、スタートキャラクタやエンドキャラクタを示すコード、各キャラクタの送受タイミング、送信先や送信元の特定方法などが送信元と送信先とを含むネットワーク内で統一されていないと正常にデータが伝送できない通信プロトコルと、各PLC3が理解可能なコマンド体系など、送信元と送信先とで統一されていないと一方が所望する動作と他方が実施する動作とが一致せずに正常に制御できない通信プロトコルとが存在する。それゆえ、以下の説明では、両者の組み合わせを通信プロトコル(共通および専用プロトコル)と称し、両者の区別が必要な場合には、前者を伝送プロトコル、後者をコマンド体系として区別する。
【0023】
ここで、各PLC3の製造者が規定する通信プロトコルでは、データの読み出しを指示する場合、概ね、図2に示すように、次に伝送されるコードがコマンドであることを示す制御コード(ESC)と、PLC3へデータの読み出しを指示するコマンドコード(RD)と、読み出し開始アドレス(X0001)と、読み出しサイズ(5)と、伝送の終了を示す制御コード(RET)とを含むデータ列DT1 が伝送される。ただし、各PLC3間では、コマンドコードを含むコマンド体系はもちろん、アドレスやサイズなどの並び順や、制御コード自体、あるいはアドレスやサイズを表現する際の表現方法(数値を示す際のビット幅や文字を示す際のコード種別など)も互いに異なっていることが多い。
【0024】
したがって、本実施の形態では、表示器2が共通ネットワーク4を介してデータ通信する場合、専用ネットワーク5を伝送される専用通信プロトコルに関わらず、統一した通信プロトコルで通信できるように、共通ネットワーク4で伝送可能な通信プロトコルに共通の共通通信プロトコルを規定している。具体的に、本実施の形態では、共通ネットワーク4として、イーサネット(商標:ゼロックス社)などのローカルエリアネットワーク(LAN)が用いられており、共通ネットワーク4での共通通信プロトコルとして、TCP/IPが採用されている。
【0025】
このため、共通ネットワーク4に接続される各表示器2およびホストコンピュータ1には、それぞれに固有のIPアドレスが割り当てられており、共通ネットワーク4を介して通信する際、図3に示すように、TCP/IPで規定された形式のデータ列DT2 を受信する。このデータ列DT2 は、送信元および送信先のIPアドレスを含むヘッダ部41と、通信内容を示すデータ本体42とを備えている。これにより、例えば、制御システムの開発者が使用するコンピュータなどが、制御システムの運用会社とは異なる場所から電話回線を介して接続する場合であっても、TCP/IPで通信可能な通信機器であれば、他の通信機器間のデータ伝送を阻害することなく、共通ネットワーク4に自由に参加できる。
【0026】
さらに、共通プロトコルでは、データ読み出しを指示するコマンドをPLC3へ伝える際のデータ本体42rに、コマンドの内容を示す共通コード43と、この共通コード43に付随する関連情報44として、読み出し開始アドレス44aおよび読み出しサイズ44bとが含まれる。また、データ書き込みを指示する際のデータ本体42wには、関連情報44として、書き込み開始アドレス44cおよび書き込みデータ44dが含まれる。
【0027】
上記の共通コード43は、各PLC3が理解可能なコマンドのうち、互いに同一内容のコマンド間では、専用ネットワーク5でのコマンドコード(各PLC3でのコマンドコード)に関わらず、統一されている。また、例えば、読み出し開始アドレス44aおよび読み出しサイズ44bなど、関連情報44内のデータを伝送する順番、伝送する際の表現方法も、専用ネットワーク5での専用通信プロトコルに関わらず、統一されている。これにより、共通プロトコルでは、表示器2に接続されているPLC3の機種に関わらず、実行させるべき命令を一意的に特定できる。
【0028】
制御装置としてのPLC3は、CPU/電源モジュールと、入力ユニットと、出力ユニットとを備えている。CPU/電源モジュールは、CPUやメモリを含むCPU部と、PLC3の各部に電力を供給する電源部とからなっている。CPU部は、制御手順プログラムにしたがって、入力ユニットを介してデバイスとしての入力機器(図中、I/D)6から入力される信号に基づいて、デバイスとしての出力機器(図中、O/D)7に与える制御データの演算処理を行う。入力ユニットおよび出力ユニットは、それぞれ入力機器6および出力機器7に接続されるインターフェース機能を有する部分であって、これらの機器との間で入出力されるデジタル信号またはアナログ信号を上記のCPU部とやり取りするようになっている。
【0029】
入力機器6としては、センサ(温度センサ、光センサなど)、スイッチ(押ボタンスイッチ、リミットスイッチ、圧力スイッチなど)のような機器が用いられる。出力機器7としては、アクチュエータ、リレー、電磁弁、各種表示器などが用いられる。これらの入力機器6…および出力機器7…は、製造ラインなどの各種のターゲットシステムの所要各部に配置される。
【0030】
表示型制御装置としての表示器2は、RAM、ROM、フラッシュROM、VRAMなどのメモリや、CPUなどの演算処理部を有しており、これらによって表示器2の各部の動作を制御している。また、表示器2は、データ処理部21、インターフェース部(図中、I/F)22・23、入力部24、表示部25、ユーザメモリ26、変換データ記憶部27およびデータ配信部28を備えている。
【0031】
プロトコル変換手段としてのデータ処理部21は、後述する通信プロトコルを変換するためのプロトコル変換処理、データ配信を行うための配信処理およびユーザ画面の表示を制御するための表示制御処理に必要な各種のデータ処理を行う。
【0032】
上記のプロトコル変換処理は、両ネットワーク4・5での共通および専用通信プロトコルが互いに異なる場合、変換データ記憶部27に記憶されたデータを参照しながら、一方の通信プロトコルから他方の通信プロトコルへ変換する処理である。
【0033】
配信処理は、予め設定された配信条件が満たされたときに、入力機器6からPCL3のメモリに取り込まれてPLC3から出力される出力データをホストコンピュータ1や他の表示器2に配信する処理である。また、配信処理は、予め設定された配信条件が満たされたときに、ホストコンピュータ1に設定された制御データ(レシピデータ)を指定されたPLC3に配信する処理である。
【0034】
表示制御処理は、ホストコンピュータ1で作成されたユーザ画面のデータ(画面データ)に基づいてVRAMなどを用いて表示部25にユーザ画面を描画させるための処理である。また、表示制御処理は、複数のユーザ画面をユーザによる切り換えの指示入力に応じて切り換えることも行う。
【0035】
上記のユーザ画面は、ターゲットシステムを模した背景画面に、予め設定された上記の部品やタグ(所定領域に設定される動画機能)がシンボルとして合成されている。このように構成されるユーザ画面においては、入力機器6および出力機器7の動作状況や、後述する入力部24からの入力操作が、入出力機器6・7の実際の動作に応じた部品・タグの動きや表示状態(色など)の変化として反映される。
【0036】
上記のデータ処理部21は、パッケージソフトウェアとしてプログラムメディアの形態で提供可能なソフトウェアであって、予めホストコンピュータ1から表示器2にダウンロードされている。また、このソフトウェアは、必要に応じて、表示器2の出荷時などに、予め表示器2インストールされていてもよい。
【0037】
ここで、上記のプログラムメディアは、ホストコンピュータ1や表示器2と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープなどのテープ系、フロッピディスクやハードディスクなどの磁気ディスク系、CD−ROM、MO、MD、DVDなどの光ディスクの光ディスク系、ICカード(メモリカードを含む)、光カードなどのカード系、あるいはマスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROMなどによる半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0038】
また、本制御システムは、インターネットを含む通信ネットワークと接続可能なシステム構成であることから、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。ただし、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予めホストコンピュータ1に格納されるか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであってもよい。
【0039】
インターフェース部22は、ホストコンピュータ1および他の表示器2との間の通信を行うために共通ネットワーク4に接続されている。この共通ネットワーク4を介した通信で後述のようにPLC3の出力データが表示器2からホストコンピュータ1に転送される。一方、インターフェース部23は、PLC3との間の通信を行うために専用ネットワーク5に接続されている。この専用ネットワーク5を介した通信で後述のようにPLC3からの出力データが表示器2に転送される。
【0040】
入力部24は、表示部25の表示画面上で入力を行うためにタッチパネルのような入力装置によって構成されている。このため、表示部25は、液晶パネルやELパネルのような平板型表示素子によって構成されている。
【0041】
ユーザメモリ26は、上記のユーザ画面を格納するメモリであってフラッシュROMなどから構成されている。
【0042】
変換データ記憶部27は、プロトコル変換処理に必要なデータを記憶している。このデータは、専用ネットワーク5と共通ネットワーク4との間で両通信プロトコルを相互変換できれば、どのような形式でもよいが、本実施の形態に係る変換データ記憶部27は、専用ネットワーク5で伝送されるデータのフォーマットを示すデータ転送フォーマットFMTと、両ネットワーク4・5で伝送されるコマンドコード間の対応関係を示すコマンド変換テーブルTBLとを記憶している。
【0043】
具体的には、図2に示すように、上記データ転送フォーマットFMTは、専用ネットワーク5にて伝送されるデータ列DT1 のうち、例えば、読み書きするデータ内容自体、データのサイズ、読み書きするアドレスのように実際に伝送するデータ内容によって変化する部分を未定義としたスケルトン状のデータ列であって、未定義の部分は、用途のみが定義されている。なお、コマンドの領域を未定義とすれば、実際に伝送されるデータ列から抽出されたデータ転送フォーマットFMTが複数のコマンド間で共通になる場合、コマンドの領域をも未定義として、これらのコマンド間で共通のデータ転送フォーマットFMTを用いてもよい。
【0044】
また、コマンド変換テーブルTBLには、図4に示すように、共通ネットワーク4で伝送される共通コードと、専用ネットワーク5で伝送されるコマンドコードとの対応が格納されている。データ処理部21は、このコマンド変換テーブルTBLに基づいて一方のコードを他方のコードに変換する(例えばTBLaとTBLbとの間)。
【0045】
通信制御手段としてのデータ配信部28は、予め設定された配信条件が満たされたときに、PLC3の出力データを指定された配信先に配信する一方、ホストコンピュータ1で設定されたレシピデータを指定された配信先(主にPLC3)に配信する。このため、データ配信部28は、配信先のノードに関するノード情報および配信に関する設定情報と、後述するデバイス情報テーブル(テーブル)とがホストコンピュータ1から予めダウンロードされて記憶されている。配信条件の設定については、後に詳述する。
【0046】
ホスト装置としてのホストコンピュータ1は、一般の汎用パーソナルコンピュータと同様に、CPU、メモリ(RAM、ROMなど)、外部記憶装置(ハードディスクドライブ、MOドライブなど)、表示装置および入力装置(キーボード、マウスなど)を有している。また、ホストコンピュータ1は、図1に示すように、サーバ部11、インターフェース部(図中、I/F)12、配信設定部13、ネットワークファイル14、データ登録部15、エディタ部16、データファイル17およびデータ記録/設定部18を備えている。
【0047】
インターフェース部12は、表示器2との間の通信を行うために共通ネットワーク4に接続されている。
【0048】
サーバ部11は、データ通信処理部11aおよびデータ取込部11bを有している。このサーバ部11は、パッケージソフトウェアとしてプログラムメディアの形態で提供可能なソフトウェアであって、予めホストコンピュータ1にインストールされている。このプログラムメディアも、前述のプログラムメディアと同様、ホストコンピュータ1や表示器2と分離可能に構成される記録媒体である。
【0049】
データ通信処理部11aは、共通ネットワーク4を介した表示器2…との間のデータ通信処理を行うとともに、アプリケーション部16との間でデータのやり取りを行う部分である。このデータ通信処理部11aは、例えば、後述するラダーディタ16a・16bで作成されたラダープログラムを表示器2を介してPLC3に転送したり、表示器2から配信されたPLC3からの出力データを収集してデータ記録/設定部18に渡したり、データ記録/設定部18で設定されたレシピデータをPLC3に配信するために表示器2に送信したりといった処理を行う。上記のレシピデータは、入力機器6における後述するデバイスアドレスの内容(ビット、数値等)の変更すべき内容であり、出力データは、出力機器7におけるデバイスアドレスの出力すべき内容である。
【0050】
取込手段および共通化手段としてのデータ取込部11bは、データファイル17に格納されたラダープログラムファイルからエクスポートされたシンボルデータをインポートして取り込む。また、データ取込部11bは、上記のシンボルデータで表されるシンボル名と、これに対応するデバイスアドレスおよびデバイス名とを対応付けるデバイス情報テーブルをシンボルデータの後述のフォーマット毎に設けている。このようにシンボルデータフォーマット毎に異なるデバイス情報テーブルは、共通のシンボル名によって所望の組み合わせで互いに関連付けられる。このような共通シンボル名は、ユーザによって設定が可能である。この共通シンボル名は、後述するように配信情報に含まれている。
【0051】
上記のデバイス情報テーブルは、例えば、図5に示すように、ラダープログラムファイルの拡張子(フォーマット)に応じたシンボル名位置、デバイス名位置およびデバイスアドレス位置をテーブルとして設定している。これらの各位置情報は、それぞれの拡張子に対応するシンボル名、デバイス名およびデバイスアドレス名を拡張子に特有の位置(例えば整数)で表すことによってシンボル名、デバイスおよびデバイスアドレスの相対関係のコード化を容易にしている。
【0052】
例えば、シンボル名については、それぞれの拡張子にシンボル名についての共通の位置が設定されている。また、デバイス名については、それぞれの拡張子にデバイス名に応じた位置が定められており、拡張子毎にその位置に応じた値が設定される。さらに、デバイスアドレスについても同様に、それぞれの拡張子にデバイスアドレスに応じた位置が定められており、拡張子毎にその位置に応じた値が設定される。そして、図5に示すような関連付けられるべきそれぞれの拡張子のシンボル名については、前記の共通のシンボル名が付与される。
【0053】
なお、デバイス情報テーブルについては、上記の例に限定されない。
【0054】
配信設定部13は、ノード情報および配信情報を設定する。ノード情報は、共通ネットワーク4におけるノードと、そのノードに接続される表示器2の種類とを含んでいる。配信情報は、各PLC3に接続されるデバイス(入力機器6および出力機器7)の名称、各表示器2毎のデータ配信タイミング、配信すべきデータのストアアドレス、受信したデータのストアアドレス等を含んでいる。これらのノード情報および配信情報と、上記の共通シンボル名を含むデバイス情報テーブルとは、ネットワークファイル14に保存され、必要に応じて各表示器2のデータ配信部28にダウンロードされる。
【0055】
上記の配信設定部13は、パッケージソフトウェアとしてプログラムメディアの形態で提供可能なソフトウェアであって、予めホストコンピュータ1にインストールされている。このプログラムメディアも、前述のプログラムメディアと同様、ホストコンピュータ1や表示器2と分離可能に構成される記録媒体である。
【0056】
データ登録部15は、変換データ記憶部27に記憶されるべき前述のプロトコル変換データを予め登録している。この変換データは、初期設定時や、制御システムに接続されるPLC3が変更されるときなどのメンテナンス時に、必要とする表示器2にデータ通信処理部11aを介してダウンロードされる。
【0057】
アプリケーション部16は、ラダーエディタ16a・16bを含んでいる。
【0058】
ラダーエディタ16a・16bは、入力機器6…および出力機器7…が所望のシーケンスにしたがって動作するようにPLC3の制御手順を定めるラダープログラムを作成するためのプログラミングソフトウェアであり、ホストコンピュータ1のディスプレイ(図示せず)上で入出力機器6・7の動作に対応するラダー記号を配置してラダー図を作成できるように構成されている。このラダーエディタ16a・16bにおいては、例えば、国際基準IECに準拠した前述のプログラミング言語が用いられる。
【0059】
また、ラダーエディタ16a・16bは、PLC3の入力端子および出力端子のそれぞれに付与されている入力番号および出力番号と、各入出力端子に接続される入力機器6および出力機器7の名称(デバイス名)との対応付けを変数を介して入出力番号の割り付け(I/Oアサイン)として行う。この割り付けの結果は、ホストコンピュータ1内の記憶装置(図示せず)に保存される。
【0060】
割り付けを行う際、ホストコンピュータ1内の所定のメモリには、入力番号および出力番号をそれぞれデバイスアドレスとして、各デバイスアドレスに対応するデバイス名が格納される。また、ラダーエディタ16a・16bは、デバイス名に対応するシンボルを登録する。シンボルの登録は、ユーザによって所望のシンボル名が入力されることによって行われる。さらに、抽出手段としてのラダーエディタ16a・16bは、シンボルデータをデバイスアドレスおよびデバイス名のデータと対応付けられた形態で抽出(エクスポート)する。
【0061】
上記のラダーエディタ16a・16bは、PLC3の製造者によって異なり、その仕様がPLC3に適合する。したがって、ラダーエディタ16a・16bによって使用されるラダー命令やシンボルのフォーマットなどが互いに異なっている。
【0062】
ラダーエディタ16a・16bで作成されたラダープログラムは、プログラマブル表示器2を介して(または直接)PLC3に転送され、PLC3内のメモリにダウンロードされる。また、上記のラダープログラムは、データファイル17に格納される。
【0063】
データファイル17は、上記のラダープログラムを1つのプログラム単位でラダープログラムファイルとして格納している。
【0064】
データ記録/設定部18は、前述の出力データを記録するとともに、前述のレシピデータを設定する。データ記録/設定部18は、例えば、汎用の表計算ソフトウェアやデータベースソフトウェアなどのテキスト入力可能なアプリケーションプログラムであるが、このようなソフトウェアに限定されない。
【0065】
ここで、前述の配信設定部13で設定される配信情報について説明する。配信情報は、図6(a)および(b)に示すような設定画面上で設定され、設定画面には「配信条件」と「配信局・受信局」とが設けられている。
【0066】
図6(a)に示す「配信条件」には、配信のタイミングを決定する条件として、電源投入、時刻指定、周期指定、書き換えトリガ、ON期間、OFF期間、立ち上がりトリガおよび立ち下がりトリガが設けられている。
【0067】
「電源投入」は、表示器2の電源投入時に配信を行う条件であり、「時刻指定」は、指定された時刻に配信を行う条件である。「周期指定」は、所望の周期毎に配信を行う条件であり、「書き換えトリガ」は、出力データが書き換えられたとき、すなわち出力データが変化したときに配信を行う条件である。「ON期間」と「OFF期間」とは、デバイスのON期間とOFF期間とのそれぞれにおいて配信を続けて行うための条件であり、「立ち上がりトリガ」と「立ち下がりトリガ」とは、出力データ(指定デバイス出力)の立ち上がりと立ち下がりとのそれぞれの検出時に配信を行うための条件である。
【0068】
また、配信条件の設定画面における下側の領域には、上記の各条件のうちデバイスの出力に基づく条件に関して指定すべきデバイスのシンボル名を入力する欄が設けられている。さらに、その下には、配信条件をチェックする周期(ms単位)と、配信を行う期間の設定欄と、配信後にデバイス出力をOFFまたはONに戻す処理のための設定欄とが設けられている。ただし、チェック周期は、「電源投入」、「時刻設定」および「周期指定」の配信条件にのみ有効であり、期間限定は、「周期指定」の配信条件にのみ有効である。また、配信後にデバイス出力をOFFに戻す設定については、「立ち上がりトリガ」の配信条件にのみ有効であり、この欄をチェックしない場合、デバイス出力は配信後もONしたままになる。一方、配信後にデバイス出力をONに戻す設定については、「立ち下がりトリガ」の配信条件にのみ有効であり、この欄をチェックしない場合、デバイス出力は配信後もOFFしたままになる。
【0069】
一方、図6(b)に示す「配信局・受信局」には、配信局および受信局についての情報記入部が設けられている。配信局の情報は、表示器2から配信される出力データの出力元となるデバイス名と、指定された期間に配信するデータの個数とを含んでいる。また、受信局の情報は、受信局となる表示器2に対応するPLC3に接続されたデバイスの名称を含んでいる。ただし、ホストコンピュータ1が受信局となる場合、例えば、配信設定部13で管理される共通シンボル名をデバイス名とする。
【0070】
上記のように構成される制御システムにおいては、共通ネットワーク4を介して、共通プロトコルのデータ列DT2 を受け取った場合、データ処理部21は、データ本体42から、PLC3へ伝送すべきコマンドを示す共通コード43と関連情報44とを抽出する。さらに、データ処理部21は、コマンド変換テーブルTBLを参照して、専用ネットワーク5において伝送可能で、その共通コード43に対応するコマンドコードを選択する。また、必要に応じて、関連情報44の表現方法が、専用ネットワーク5で伝送される表現方法に変換される。これらの結果、PLC3へ伝送すべきコマンド、データ内容自体、データのサイズおよびアドレスなどが決まると、データ処理部21は、データ転送フォーマットFMTを参照してPLC3へ送出するデータ列を生成できる。
【0071】
一方、PLC3からデータ列DT1 を受け取った場合、データ処理部21は、上記のデータ転送フォーマットFMTに当てはめて、そのデータ列の示すコマンド、データ内容自体、データのサイズおよびアドレスなどを抽出し、上述とは逆の手順で共通プロトコルのデータ列DT2 に変換する。
【0072】
前記のデータ転送フォーマットFMTおよびコマンド変換テーブルTBLの組み合わせ(プロトコル情報)は、表示器2およびPLC3が制御に関するデータを通信する前に、PLC3の専用通信プロトコルに合わせて設定され、異なる専用通信プロトコルを採用したPLC3が接続されると、そのプロトコル情報は切り換えられる。例えば、図4では、機種AのPLC3から機種BのPLC3に変更する場合、コマンド変換テーブルTBLaからコマンド変換テーブルTBLbに切り換えられる。
【0073】
なお、通信プロトコルの選択方法は、例えば、使用者がホストコンピュータ1や表示器2を操作して選択してもよい。さらに、表示器2が自らが送出可能な通信プロトコルを順次選択しながら、PLC3の専用通信プロトコルを特定可能なコマンドを、PLC3へ送出し、PLC3からの応答コードによって、専用通信プロトコルを自動的に判別してもよい。また、表示器2は、自らに接続可能なPLC3が採用している専用通信プロトコルすべてに関して、上記のプロトコル情報を格納しておいてもよいし、現在、接続されているPLC3の専用通信プロトコルのみを格納しておき、必要に応じて、ホストコンピュータ1から、あるいは記録媒体を介してなど、種々の方法で専用通信プロトコルをダウンロードしてもよい。
【0074】
このように、PLC3との間で受け渡すデータ列DT1 を、制御システムの動作中にリアルタイムに生成することにより、表示器2は、入力されたデータがどこから来たかを問うことなく、PLC3へデータを受け渡しできるとともに、PLC3が変更された場合にあっても、制御システムを停止することなく即応できる。
【0075】
このように、本制御システムでは、従来の制御システムとは異なり、通信の中心に表示器2…が配されており、この表示器2…が、共通ネットワーク4と専用ネットワーク5との双方に接続されている。さらに、表示器2は、両ネットワーク4・5での両通信プロトコルが異なる場合、それぞれの通信プロトコルを相互変換して、自らに接続されたPLC3と、ホストコンピュータ1あるいは他の表示器2との間の通信を中継する。これにより、表示器2…のそれぞれに接続されたPLC3…が採用する専用通信プロトコルが互いに異なっていても、各表示器2とホストコンピュータ1との間は、共通通信プロトコルにて通信できる。
【0076】
より詳しくは、ターゲットシステムは、流量センサや温度センサまたはターゲットシステムの各部の状態を検出するセンサのような入力機器6と、指示に応じた動作を行うバルブやモータのような出力機器7とを備えており、入出力機器6・7はPLC3にて制御されている。また、PLC3は、シーケンサから発達してきた経緯もあって、例えば、製造者毎や製品の種別毎など、PLC3の機種毎に、独自の専用通信プロトコルを備えているものが多い。したがって、PLC3は、専用ネットワーク5を介して表示器2と接続されており、そのPLC3が通信可能な専用通信プロトコルで表示器2と通信する。
【0077】
これにより、PLC3は、表示器2へ、または表示器2を介して他の表示器2あるいはホストコンピュータ1へ、入力機器6が取得したデータをPLC3の出力データとして送信する一方、表示器2から、または他局より表示器2を介して伝えられた制御指示を受信して出力機器7を制御することができる。
【0078】
ここで、表示器2は、制御システムに必須の装置であるが、近年では、高解像度の画像を表示するために、例えば、数Mバイト程度の記憶容量を持ち、表示に十分な速度で演算処理を行う。したがって、表示器2は、十分余力を持って上記のプロトコル変換を行うことができる。また、表示器2とホストコンピュータ1との間に、PLC3が介在していないため、PLC3は、ターゲットシステム2の制御に専念できる。したがって、PLCが通信の大半を処理する前述の従来の制御システムに比べて、記憶容量や処理能力を削減することができる。
【0079】
本制御システムでは、PLC3の機種に関わらず、各表示器2およびホストコンピュータ1の間は、共通のプロトコルで通信される。したがって、同じ制御システム内に、複数機種のPLC3を混在させることができ、機種選択の幅が広くなる。
【0080】
上記のように共通ネットワーク4で共通通信プロトコルによって通信プロトコルの共通化がなされた制御システムにおいては、各表示器2およびホストコンピュータ1の間でユーザ画面およびデバイスアドレスのデータの配信を容易に行うことができる。次に、その配信について詳細に説明する。
【0081】
ここで、共通ネットワーク4の各ノードA〜Cに各表示器2が接続されており、表示器2に個々に接続されるPLC3はそれぞれ100個の入出力端子を有する構成について説明する。このような構成においては、各PLC3の出力端子に対しては、PLC3におけるメモリの対応するストア領域へ表示器2でオペレータによって入力されたレシピデータが格納され、そのストア内容に応答して出力機器7が制御される。また、各PLC3の入力端子に対しては、上記のメモリの対応するストア領域に入力機器6からの入力データが書き込まれる。
【0082】
例えば、ノードA〜Cに対応する各PLC3の100個の各入出力端子に対応したストア領域には、それぞれ100〜199、200〜299、300〜399のストアアドレスが割り当てられている。ノードAの表示器2におけるデータ配信部28は、前述の配信設定部13で予め設定された周期(例えば10秒)毎に100〜199のストア領域のデータ、すなわちすべての出力データを配信するように設定しておけば、そのデータはホストコンピュータ1にストアされる。
【0083】
また、「立ち上がりトリガ」の配信条件を設定しておき、かつPLC3のメモリにおける各デバイスに対応するストア領域に、デバイスのエラー(アラーム)情報、デバイス出力に対応した作業指示の情報などの各種の情報を表すビットを設けておけば、このビットが立ち上がったときに、配信条件とともに、そのデバイスが接続されるPLC3のノード情報(局名)がそのノードの表示器2から送信される。
【0084】
さらに、ホストコンピュータ1は、各表示器2から配信されるすべてのデータをストアしている。各表示器2には、データ配信部28内に配信データの格納に必要なストア領域が形成されている。
【0085】
ホストコンピュータ1でのデータの取り込みは、配信元からの配信データの、例えばIPアドレスに受信先のアドレスを格納しておくことによって行われてもよい。また、受信先がホストコンピュータ1だけでなく表示器2などが多く存在する場合には、上記のデータ取り込みが、上記のIPアドレスを一斉同報として、受信側で、配信データの配信元のIPアドレスに応答してデータを取り込むか否かを決定するようにして行われてもよい。しかも、すべての表示器2がホストコンピュータ1と同様に、すべての配信データに対応したストア領域を有し、すべての配信データを保有していてもよいことは勿論である。
【0086】
上記のように、配信条件が成立すると、各表示器2およびホストコンピュータ1との間でデータの配信が行えるだけでなく、配信条件の成立をトリガとして、PLC3からの出力データをホストコンピュータ1にも取り込んだり、ホストコンピュータ1からのレシピデータをPLC3に配信したりすることが容易にできる。そして、次に説明するように、この出力データをデータ記録/設定部18に与えることによって、出力データの記録が可能になる一方、データ記録/設定部18で設定されたレシピデータをPLC3に与えることができる。
【0087】
ここで、A局の表示器2に接続される機種AのPLC3(以降、PLC3a)と称する)が、ラダーエディタ16aで作成されたラダープログラムによって動作するものとし、B局の表示器2に接続される機種BのPLC3(以降、PLC3bと称する)が、ラダーエディタ16aで作成されたラダープログラムによって動作するものとする。
【0088】
まず、データの配信に先立って、データファイル17からラダーエディタ16aまたはラダーエディタ16bによってエクスポートされたシンボルデータが、データ取込部11bによるインポートで取り込まれる。データ取込部11bでは、シンボルデータのフォーマット毎にデバイス情報テーブルが作成され、ユーザによってデバイス情報テーブルに共通シンボル名が設定される。その共通シンボル名は、配信設定部13によって、出力データの収集の場合に図6(b)に示す配信局に設定され、レシピデータの転送の場合に同図に示す受信局に設定される。このような設定が行われた後、出力データの収集またはレシピデータの転送が次のようにして行われる。
【0089】
出力データを収集する場合、設定された配信条件が満たされると、A局の表示器2において、データ配信部28が、デバイス情報テーブルを用いて、配信条件として設定された共通シンボル名に関連付けられたデバイス(出力機器7)のデータを読み取ることをデータ処理部21に通知する。データ処理部21は、これを受けて、PLC3aに上記のデバイスのメモリにおける、共通シンボル名に関連付けられたにアクセスして出力データを取得し、データ配信部28から得た配信先の情報に基づいて、そのデータをホストコンピュータ1に送信する。一方、B局の表示器2によっても、上記の処理と同じ処理が行われ、PLC3bから得られた出力データが表示器2を介してホストコンピュータ1に転送される。
【0090】
共通ネットワーク4を介してホストコンピュータ1に転送された出力データは、インターフェース部12からデータ通信処理部11aに取り込まれる。その出力データは、データ通信処理部11によって、データ記録/設定部18に渡されて、データ記録/設定部18の記録シートに書き込まれる。
【0091】
一方、レシピデータを配信する場合、設定された配信条件が満たされると、A局の表示器2において、データ配信部28が、デバイス情報テーブルを用いて、配信条件として設定された共通シンボル名に関連付けられたデバイス(入力機器6)にデータを書き込むことをデータ処理部21に通知する。データ処理部21は、これを受けて、ホストコンピュータ1のデータ通信処理部11aにレシピデータをデータ配信部28によって指定されたレシピデータを要求する。データ通信処理部11aは、これを受けて、データ記録/設定部18に設定された該当のレシピデータを読み出してA局の表示器2に送信する。一方、B局の表示器2によっても、上記の処理と同じ処理が行われ、ホストコンピュータ1からのレシピデータが表示器2に送信される。
【0092】
共通ネットワーク4を介してそれぞれの表示器2・2に送信されたレシピデータは、データ処理部21によって、データ配信部28で指定されたデバイスのレシピデータとしてPLC3a・3bのメモリにおける該当するデバイスアドレスに書き込まれる。これによって、共通シンボル名に関連付けられたデバイスについて、PLC3a・3bのデバイスデータが更新される。
【0093】
以上に述べたように、本実施の形態の制御システムでは、表示器2がPLC3の機種毎の専用通信プロトコルの相違を吸収して、各表示器2およびホストコンピュータ1の間のデータ通信を容易にしている。それゆえ、ホストコンピュータ1において異機種のPLC3からの出力データを容易に収集するとともに、ホストコンピュータ1から異機種のPLC3へレシピデータを容易に転送することができる。
【0094】
また、本制御システムは、サーバ部11のデータ取込部11bによって、異なるラダーエディタ16a・16bで作成されたラダープログラムに含まれるシンボルデータのフォーマット毎にデバイス情報テーブルを作成し、所望のデバイス情報テーブルを共通シンボル名で関連付け、さらに共通シンボル名を配信情報として利用するように構成されている。これにより、異なるフォーマットのシンボルデータのシンボル名を共通シンボル名によって統一することができ、1つの共通シンボル名によって、異機種のPLC3に対しデバイスデータの読み出しおよび書き込みを行うことができる。しかも、上記のようなデバイス情報テーブルを作成することによって、データ取込部11bが、シンボルデータのフォーマットに応じてそれぞれのデバイス情報テーブルにインポートするので、インポートプログラムを上記のフォーマット毎に用意する必要がない。
【0095】
なお、本実施の形態では、共通ネットワーク4として、イーサネット上のTCP/IPを採用しているが、これに限るものではない。例えば、IEEE1394など、他のネットワークであってもよい。ホストコンピュータ1が表示器2を介して各PLC3と通信するために十分な通信容量を持ったネットワークであれば、同様の効果が得られる。
【0096】
また、本実施の形態において、共通ネットワーク4に伝送されるデータ列DT2 は、図3に示すように、PLC3への指示内容を含むデータ本体12と、そのPLC3が接続されたヘッダ部41とを含んでいるが、これに限るものではない。例えば、ホストコンピュータ1に1つの表示器2が接続される構成や、表示器2が複数であっても、ホストコンピュータ1が、それぞれの表示器2と通信するためのポートを個別に備える場合など、ヘッダ部41を含まなくても通信相手を特定可能な場合は、データ列DT2 がヘッダ部41を含まなくても、同様の効果が得られる。
【0097】
なお、この場合は、共通ネットワーク4として、RS−232Cなど、伝送プロトコルに、ヘッダ部を含まなくてもよいものが採用される。ただし、この場合は、ホストコンピュータ1に接続可能な表示器2が、ホストコンピュータ1のポート数などによって制限される。したがって、共通ネットワーク4のネットワーク構成に自由度が必要な場合は、本実施の形態のように、データ列DT2 に含まれるヘッダ部41によって、通信相手を特定する方が望ましい。
【0098】
また、本実施の形態では、ラダープログラムを用いた例を示したが、本発明の制御手順プログラムとしては、ラダープログラムだけではなく、IEC(International Electrotechnical Commission) 6 1131-3 で規定された、SFC(Sequential Function Chart) 、LD(Ladder Diagram)、IL(Instruction List)、FBD(Function Block Diagram)およびST(Structured Text) の5言語を含む他の言語による制御プログラムにおいても適用されるのは勿論である。
【0099】
【発明の効果】
以上のように、本発明の制御システムは、表示型制御装置および制御装置が、制御装置毎に固有の専用通信プロトコルで通信を行う専用ネットワークを介して個々に接続される一方、ホスト装置および上記制御用表示装置が、共通の共通通信プロトコルで通信を行う共通ネットワークを介して互いに接続されている制御システムであって、上記ホスト装置が、上記制御装置を動作させる手順を定める制御手順プログラムに含まれ、上記デバイスのアドレスの個々に付与されたシンボル名を上記制御手順プログラムから取り込む取込手段と、上記記シンボル名データフォーマット毎に上記シンボル名と上記デバイスの名称とを対応付けるテーブルを設けて複数の該テーブルに共通する共通シンボル名を付与する共通化手段を有し、上記制御用表示装置が、上記制御装置と上記ホスト装置との間の通信を中継する際、上記両ネットワークで用いられる共通および専用通信プロトコルを互いに変換するプロトコル変換手段と、上記共通関連情報で共通化された上記関連情報に対応する上記アドレスのデバイスのデータの上記ホスト装置からの読み出しおよび書き込みを上記共通シンボル名を指定して行う読出/書込手段とを有していることを特徴としている。
【0100】
また、本発明の制御システムのデータ読出/書込方法は、上記の課題を解決するために、上記の各手段に置き換えられる各処理を含んでいる。
【0101】
さらに、本発明の記録媒体は、上記の課題を解決するために、上記のデータ読出/書込方法における各処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録している。
【0102】
これにより、制御用表示装置は、制御装置の通信プロトコルに関わらず、常に同一の通信プロトコルで、共通ネットワークを介してホスト装置と通信することができる。この結果、制御装置、制御用表示装置およびホスト装置を含む制御システム内に、専用通信プロトコルの異なる制御装置が混在していても、ホストコンピュータは、これらの制御装置から容易にデータを収集することができる。また、シンボル名データフォーマット毎にテーブルが作成されるので、異なるプログラミングソフトウェアによって作成された制御手順プログラムに含まれる互いにデータフォーマットの異なるシンボル名を取り込む際にデータフォーマットに適合したテーブルにシンボル名を取り込めばよいので、取り込むためのプログラムをシンボル名データフォーマットに応じて個別に作成する必要がない。さらに、共通シンボル名に基づいて異機種の複数の制御装置に対しアクセスすることができる。
【0103】
したがって、制御装置に対しアクセスするための情報が異種の複数の制御装置の間で統一され、より効率的にホスト装置と制御装置との間の通信を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る制御システムの要部の構成を示すブロック図である。
【図2】専用ネットワークの通信プロトコルと、上記制御システムにおけるプログラマブル表示器が通信プロトコルを変換する場合に参照するデータ転送フォーマットとを示す説明図である。
【図3】共通ネットワークの通信プロトコルを示す説明図である。
【図4】上記プログラマブル表示器が通信プロトコルを変換する場合に参照されるコマンド変換テーブルを示す説明図である。
【図5】上記制御システムにおけるホストコンピュータのデータ取込部で作成されるデバイス情報テーブルを示す説明図である。
【図6】(a)および(b)は、上記制御システムにおけるパソコンのデータ通信処理部が提供する書き込み条件を設定するための設定画面を示す説明図である。
【図7】従来の制御システムの要部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ(ホスト装置)
2 プログラマブル表示器(制御用表示装置)
3 PLC(制御装置)
4 共通ネットワーク
5 専用ネットワーク
6 入力機器(デバイス)
7 出力機器(デバイス)
11b データ取込部(取込手段、共通化手段)
16a ラダーエディタ(抽出手段)
16b ラダーエディタ(抽出手段)
17 データファイル
18 データ記録/設定部
21 データ処理部(プロトコル変換手段)
28 データ配信部(通信制御手段)

Claims (3)

  1. デバイスが接続された制御装置と、該制御装置の制御状態を表示し、かつ上記制御装置に制御指示を与える制御用表示装置と、該制御用表示装置の上位に設けられるホスト装置とを備え、上記制御用表示装置および上記制御装置が、制御装置毎に固有の専用通信プロトコルで通信を行う専用ネットワークを介して個々に接続される一方、上記ホスト装置および上記制御用表示装置が、共通の共通通信プロトコルで通信を行う共通ネットワークを介して互いに接続されている制御システムであって、
    上記ホスト装置が、上記制御装置を動作させる手順を定めるための制御手順プログラムに含まれ、上記デバイスのアドレスの個々に付与されたシンボル名を上記制御手順プログラムから取り込む取込手段と、上記シンボル名データフォーマット毎に上記シンボル名と上記デバイスの名称とを対応付けるテーブルを設けて複数の該テーブルに共通する共通シンボル名を付与する共通化手段とを有し、
    上記制御用表示装置が、上記制御装置と上記ホスト装置との間の通信を中継する際、上記両ネットワークで用いられる共通および専用通信プロトコルを互いに変換するプロトコル変換手段と、各テーブル間で上記共通シンボル名で共通化された各シンボル名に対応する上記アドレスのデバイスのデータの上記ホスト装置からの読み出しおよび書き込みを上記共通シンボル名を指定して行う読出/書込制御手段とを有していることを特徴とする制御システム。
  2. デバイスが接続された制御装置と、該制御装置の制御状態を表示し、かつ上記制御装置に制御指示を与える制御用表示装置と、該制御用表示装置の上位に設けられるホスト装置とを備え、上記制御用表示装置および上記制御装置が、制御装置毎に固有の専用通信プロトコルで通信を行う専用ネットワークを介して個々に接続される一方、上記ホスト装置および上記制御用表示装置が、共通の共通通信プロトコルで通信を行う共通ネットワークを介して互いに接続されている制御システムにおいて上記デバイスに対するデータの書き込みおよび読み出しを行うデータ書込/読出方法であって、
    上記ホスト装置において、上記制御装置を動作させる手順を定めるための制御手順プログラムに含まれ、上記デバイスのアドレスの個々に付与されたシンボル名を上記制御手順プログラムから取り込む取込処理と、上記シンボル名データフォーマット毎に上記シンボル名と上記デバイスの名称とを対応付けるテーブルを設けて複数の該テーブルに共通する共通シンボル名を付与する共通化処理とを実行し、
    上記制御用表示装置において、上記制御装置と上記ホスト装置との間の通信を中継する際、上記両ネットワークで用いられる共通および専用通信プロトコルを互いに変換するプロトコル変換処理と、各テーブル間で上記共通シンボル名で共通化された各シンボル名に対応する上記アドレスのデバイスのデータの上記ホスト装置からの読み出しおよび書き込みを上記共通シンボル名を指定して行う読出/書込制御処理とを実行することを特徴とする制御システムのデータ書込/読出方法。
  3. 請求項2に記載のデータ書込/読出方法を実現させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、上記の各処理をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録した記録媒体。
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