JPH08194506A - 制御装置 - Google Patents

制御装置

Info

Publication number
JPH08194506A
JPH08194506A JP520995A JP520995A JPH08194506A JP H08194506 A JPH08194506 A JP H08194506A JP 520995 A JP520995 A JP 520995A JP 520995 A JP520995 A JP 520995A JP H08194506 A JPH08194506 A JP H08194506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
program
programmable controller
control
input
shared memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP520995A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuyuki Kondo
哲行 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP520995A priority Critical patent/JPH08194506A/ja
Publication of JPH08194506A publication Critical patent/JPH08194506A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Programmable Controllers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 デバッグの作業効率を向上できる制御装置を
提供する。 【構成】 プログラマブルコントローラ2のCPU2
0,内部バス21とパソコン1のCPU10,内部バス1
1を同一のアーキテクチャにする。上記パソコン1で作
成されたユーザープログラムとプログラマブルコントロ
ーラ2の制御用通信回路26,IO制御回路28を制御
する入出力制御のタスクとをマルチタスクOS上で実行
する。また、開発支援用の画面制御タスクにより、プロ
グラマブルコントローラ2の入出力制御のタスクの制御
対象を模擬する。こうして、上記パソコン1において、
パソコン1で作成されたプログラムを変更することな
く、プログラマブルコントローラ2でのユーザープログ
ラムの動作をシュミレーションできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プログラム開発支援
装置と、そのプログラム開発支援装置により作成された
プログラムに基づいて動作するプログラマブルコントロ
ーラとを有する制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、制御装置としては、図8に示すよ
うに、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)
51と、そのパソコン51で作成されたプログラムに基
づいてIO(入出力)装置を制御するプログラマブルコン
トローラ52とを有するものがある。なお、上記パソコ
ン51とプログラマブルコントローラ52とは、異なる
アーキテクチャ(中央処理装置や内部バス等の構成)であ
る。
【0003】図9は、上記パソコン51とプログラマブ
ルコントローラ52によるプログラム作成とデバッグ
(誤りを調べて取り除く作業)の手順を示すフローチャー
トである。
【0004】まず、ステップS41でパソコン51によ
り、プログラミング言語(アセンブラ、ラダー図、SF
C(Sequential Function Chart)、独自言語等)でプログ
ラムの作成を行う。
【0005】次に、ステップS42でコンパイルすなわ
ちプログラム言語を実行可能な機械語等に翻訳して、ダ
ウンロード可能な形式に変換する。このとき、作成され
たプログラムの文法上のチェック等を行う。
【0006】次に、ステップS43で開発システム(パ
ソコン51)からプログラマブルコントローラ(図9では
PLCとする)52へダウンロードする。
【0007】次に、開発システムのデバッグモニタ機能
を使い、ダウンロードされたユーザープログラムをデバ
ッグする。すなわち、上記パソコン51のブレーク、ス
テップ実行、トレース等の操作により、プログラマブル
コントローラ52のプログラムの動作を確認するのであ
る。
【0008】そして、ステップS45で作成されたプロ
グラムに誤りが有る場合、ステップS41に戻り、プロ
グラムに誤りが無い場合は、このプログラム作成とデバ
ッグを終了する。
【0009】こうして、上記パソコン51で作成され、
実行可能な形式に変換されたプログラムをプログラマブ
ルコントローラ52に転送して、プログラマブルコント
ローラ52でそのプログラムのデバッグを行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記パソコ
ン51とプログラマブルコントローラ52は、異なるア
ーキテクチャであるため、ユーザーが作成したプログラ
ムは、パソコン51でデバッグするには、パソコン51
のアーキテクチャに合わせてプログラムを変更しなけれ
ばならない。したがって、上記パソコン51で、作成さ
れたプログラムをそのままデバッグすることができず、
パソコン51からプログラマブルコントローラ52に一
旦転送して、実機ベースでデバッグを行わなければなら
ない。このため、プログラムが複雑になればなるほど、
プログラム修正毎にパソコン51からプログラマブルコ
ントローラ52へプログラムを転送するので、動作確認
に時間がかかり、プログラムデバッグの作業効率が悪い
という欠点がある。
【0011】そこで、この発明の目的は、短時間でプロ
グラムのデバッグができる制御装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の制御装置は、制御手順を表わすプログラ
ムを作成するプログラム作成手段と上記プログラムを送
信する第1の通信手段とを有するプログラム開発支援装
置と、上記プログラム開発支援装置の第1の通信手段か
らの上記プログラムを受信する第2の通信手段と入出力
手段とを有するプログラマブルコントローラとを備えた
制御装置において、上記プログラム開発支援装置は、上
記プログラム開発支援装置において、上記プログラムの
タスクと上記プログラマブルコントローラの上記入出力
手段を制御する入出力制御のタスクとを実行可能にする
と共に、第1の共有メモリを介して上記各タスク間のデ
ータの交換を行う第1のマルチタスク実行手段と、上記
プログラマブルコントローラの上記入出力制御のタスク
が制御する上記入出力手段を模擬し、上記プログラマブ
ルコントローラでの上記プログラムの動作をシュミレー
ション可能とするシュミレーション手段と、上記プログ
ラム作成手段と上記第1の通信手段と上記第1のマルチ
タスク実行手段と上記シュミレーション手段とを制御す
る第1の制御手段とを備えると共に、上記プログラマブ
ルコントローラは、上記プログラム開発支援装置から受
信した上記プログラムのタスクと上記入出力手段を制御
する入出力制御のタスクとを実行可能にすると共に、第
2の共有メモリを介して上記各タスク間のデータの交換
を行う第2のマルチタスク実行手段と、上記第2の通信
手段と上記第2のマルチタスク実行手段とを制御し、上
記プログラム開発支援装置の上記第1の制御手段の中央
処理装置と内部バスにアーキテクチャが同一の中央処理
装置と内部バスを有する第2の制御手段とを備えたこと
を特徴としている。
【0013】また、請求項2の制御装置は、請求項1の
制御装置において、上記プログラム開発支援装置は、上
記第1の共有メモリの内容を格納する共有メモリ格納手
段と、上記共有メモリ格納手段に格納された上記第1の
共有メモリの内容に基づいて、上記プログラマブルコン
トローラの上記第2の共有メモリの内容から動作状態を
表わす情報を上記第2の通信手段から送信させ、上記第
1の通信手段に受信された上記動作状態を表わす情報に
基づいて、上記プログラマブルコントローラの動作状態
をモニタするモニタ手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0014】
【作用】上記請求項1の制御装置によれば、上記プログ
ラム開発支援装置のプログラム作成手段によりユーザー
が所望の制御手順を表わすプログラムを作成した後、プ
ログラム開発支援装置において、そのプログラムのタス
クと上記プログラマブルコントローラの上記入出力手段
を制御する入出力制御のタスクとを第1のマルチタスク
実行手段により実行する。このとき、上記各タスク間の
データの交換は、第1の共有メモリを介して行われる。
つまり、上記各タスクの起動や必要なデータの交換を第
1の共有メモリを介して行うのである。次に、上記シュ
ミレーション手段は、プログラマブルコントローラの入
出力手段を模擬して、入出力制御のタスクの制御対象と
なる。そして、上記パソコンにおいて、プログラマブル
コントローラでの上記プログラムの動作をシュミレーシ
ョンする。
【0015】そして、シュミレーション結果で誤りがあ
れば、再度、プログラム開発支援装置のプログラム作成
手段によりプログラムを修正して、シュミレーションを
繰り返す。一方、シュミレーション結果が正しければ、
その作成されたプログラムを第1の通信手段からプログ
ラマブルコントローラの第2の通信手段に送信する。そ
して、上記プログラマブルコントローラにおいて、第2
の通信手段で受信したプログラムのタスクと入出力手段
を制御する入出力制御のタスクとを第2のマルチタスク
実行手段により実行する。このとき、上記プログラム開
発支援装置の第1の制御手段とプログラマブルコントロ
ーラの第1の制御手段は、中央処理装置と内部バスが同
一のアーキテクチャであるので、プログラム開発支援装
置で作成され、シュミレーションにより動作デバッグさ
れたプログラムをそのままプログラマブルコントローラ
で実行することができる。
【0016】したがって、上記プログラム開発支援装置
のみでプログラマブルコントローラでのプログラムの動
作のシュミレーションを行って、プログラムのデバッグ
することができ、プログラムの修正毎にプログラム開発
支援装置からプログラマブルコントローラにプログラム
を転送する必要がなく、デバッグの作業時間を短縮でき
る。
【0017】また、上記請求項2の制御装置によれば、
上記プログラム開発支援装置の共有メモリ格納手段に、
上記プログラマブルコントローラでの上記プログラムの
動作をシュミレーションしたときの第1の共有メモリの
内容を格納する。そして、上記プログラム開発支援装置
のモニタ手段は、共有メモリ格納手段に格納された第1
の共有メモリの内容に基づいて、上記プログラマブルコ
ントローラの共有メモリの内容から動作状態を表わす情
報を第2の通信手段から送信させる。つまり、上記プロ
グラム開発支援装置で作成されたプログラムをシュミレ
ーションするとき、プログラマブルコントローラに接続
される入出力装置や制御対象の装置を設定しておき、実
際にプログラマブルコントローラでプログラムを動作さ
せるときは、接続された各装置に応じて必要なデータの
みをプログラマブルコントローラの第2の通信手段から
プログラム開発支援装置に送信させるのである。そし
て、上記プログラム開発支援装置は、第1の通信手段に
受信して動作状態を表わす情報に基づいて、プログラマ
ブルコントローラの動作状態をモニタする。
【0018】したがって、シュミレーションで使用した
内部データすなわち第1の共有メモリの内容に基づき、
プログラマブルコントローラの動作確認に必要なデータ
のモニタを行うことができるので、デバッグ時間をさら
に短縮できる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の制御装置を一実施例により
詳細に説明する。
【0020】図1はこの発明の一実施例の制御装置のパ
ソコンとプログラマブルコントローラとを示す概略図を
示しており、1はプログラム開発支援装置の一例として
のパソコン、2は上記パソコン1とイーサネット(Ether
net)等のLANインターフェースで接続されたプログラ
マブルコントローラ、3A,3Bは上記プログラマブル
コントローラ2と制御用の通信ラインで接続された制御
機器である。また、上記プログラマブルコントローラ2
に図示しないセンサまたはアクチュエータ等の入出力装
置を接続している。
【0021】また、図2は上記パソコン1とプログラマ
ブルコントローラ2のブロック図を示している。上記パ
ソコン1は、内部バス11と接続されたCPU(中央処
理装置)10を備えると共に、上記CPU10に内部バ
ス11を介して夫々接続されたメインメモリ12,BI
OSROM(ベーシック・インプット・アウトプット・シス
テム・リード・オンリー・メモリー)13,第1の通信手
段としてのLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)制
御回路14,CRT(カソード・レイ・チューブ)等の表
示部(図示せず)にビデオ信号を出力するビデオ出力回路
15,キーボード等から入力されたデータを入力するシ
リアルIO(入出力)制御回路16,パラレルIO制御回
路17,OS(オペレーション・システム)等のシステム
ソフトウェアやプログラム作成用のソフトウェア等が格
納されたHDD(ハード・ディスク・ドライブ)18およ
びFDD(フロッピー・ディスク・ドライブ)19を備え
ている。上記ビデオ出力回路15,シリアルIO制御回
路16およびHDD(ハード・ディスク・ドライブ)18
でプログラム作成手段を構成すると共に、CPU10,
内部バス11,メインメモリ12およびBIOSROM
13で第1の制御手段を構成している。
【0022】また、上記プログラマブルコントローラ2
は、内部バス21と接続されたCPU20を備えると共
に、上記CPU20に内部バス21を介して夫々接続さ
れたメインメモリ22,BIOSROM23,第2の通信
手段としてのLAN制御回路24,ユーザープログラム
を格納する不揮発性メモリ25,制御機器3A,3Bに制
御用の通信ラインを介して接続される入出力手段の一例
としての制御用通信回路26,ファームウェア(基本ソフ
トウェア)を格納するROM27およびセンサ,アクチュ
エータ等の入出力装置と接続される入出力手段の一例と
してのIO制御回路28を備えている。上記CPU2
0,内部バス21,メインメモリ22,BIOSROM2
3およびROM27で第2の制御手段を構成している。
【0023】以下、上記パソコン1におけるプログラム
の作成とデバッグと、プログラマブルコントローラ2に
おける実機デバッグについて図3のフローチャートに従
って説明する。
【0024】まず、ステップS1でパソコン1において
指定のプログラム言語(例えばc言語等)を使って、ユー
ザープログラムを作成する。次に、ステップS2に進
み、ステップS1で作成されたユーザープログラムをコ
ンパイルして、実行ファイルを作成する。次に、ステッ
プS3に進み、ステップS2で作成された実行ファイル
をパソコン1に組み込む。すなわち、上記パソコン1の
第1のマルチタスク実行手段としてのマルチタスクOS
により上記実行ファイルと他の入出力制御のタスクとを
実行して、プログラマブルコントローラ2での上記プロ
グラムの動作をシュミレーションする。そして、そのシ
ュミレーションによりユーザープログラムの動作を調べ
たり、誤りを訂正したりするデバッグを行う。
【0025】次に、ステップS4でデバッグ結果がよけ
れば、ステップS5に進む一方、デバッグの結果が悪け
れば、ステップS1に戻り、ステップS1〜ステップS
3でプログラムを修正してデバッグを繰り返す。
【0026】次に、ステップS5でプログラマブルコン
トローラ(図3ではPLCとする)2へ実行ファイルをダ
ウンロードする。すなわち、上記パソコン1で作成され
た実行ファイルを、パソコン1のLAN制御回路14か
らプログラマブルコントローラ2のLAN制御回路24
に転送し、不揮発性メモリ25に格納する。
【0027】次に、プログラマブルコントローラ2と開
発支援システム(パソコン1)を接続して、プログラマブ
ルコントローラ2で実機デバッグを行う。つまり、上記
プログラマブルコントローラ2の動作状態をパソコン1
でモニタしながら、プログラマブルコントローラ2の動
作を確認する。
【0028】そして、ステップS7で実機デバッグの結
果がよければ、この処理を終了する一方、実機デバッグ
の結果が悪ければ、ステップS1に戻り、ステップS1
〜ステップS3でプログラム修正とシュミレーションに
よるデバッグを繰り返す。
【0029】また、図4は上記パソコン1とプログラマ
ブルコントローラ2のソフトウェアの構成を示すソフト
ウェア構成図である。なお、後述するパソコン1の31
〜36は、プログラマブルコントローラ2と同一のソフ
トウェア構成であって、この31〜36のソフトウェア
構成によって、パソコン1でプログラマブルコントロー
ラ2の動作をシュミレーションする。
【0030】上記パソコン1において、31は第2のマ
ルチタスク実行手段としてのマルチタスクOS、32は
プログラマブルコントローラ2でLAN制御回路24を
制御するLAN制御タスク、33はプログラマブルコン
トローラ2で制御用通信回路26を制御する制御用通信
タスク、34はプログラマブルコントローラ2でIO制
御回路28を制御するIO制御タスク、35は作成され
たユーザープログラムのタスク、36は上記LAN制御
タスク32,制御用通信タスク33,IO制御タスク34
およびユーザープログラムのタスク35との間でデータ
の交換を行うための第1の共有メモリ、37はシュミレ
ーション時にLAN制御タスク32,制御用通信タスク
33,IO制御タスク34の制御対象であるハードウェ
アを模擬すると共に、実機デバッグ時にプログラマブル
コントローラ2の内部情報を表示部(図示せず)に表示す
るシュミレーション手段およびモニタ手段としての開発
支援用の画面制御タスク、38は上記第1の共有メモリ
36を格納する保存ファイルである。
【0031】また、上記プログラマブルコントローラ2
において、41は第2のマルチタスク実行手段としての
マルチタスクOS、42は上記LAN制御回路24を制
御するLAN制御タスク、43は上記制御用通信回路2
6を制御する制御用通信タスク、44はIO制御28を
制御するIO制御タスク、45はパソコン1からダウン
ロードされたユーザープログラムのタスク、46は上記
LAN制御タスク32,制御用通信タスク33,IO制御
タスク34およびユーザープログラムのタスク45との
データの交換を行うための第2の共有メモリである。
【0032】図5は上記パソコン1の開発支援用の画面
制御タスク37の処理を示すフローチャートを示し、図
5のフローチャートに従って、開発支援用の画面制御タ
スク37の処理を以下に説明する。
【0033】まず、この開発支援用の画面制御タスク3
7がスタートすると、ステップS11でシュミレーショ
ンモードか否かを判別して、シュミレーションモードで
あると判別すると、ステップS12に進む一方、シュミ
レーションモードでないと判別すると、ステップS12
をスキップする。
【0034】次に、ステップS12で各タスクへシュミ
レーションモードコマンドを送信する。すなわち、各タ
スクに割り当てられた第1の共有メモリ36のエリアに
コマンドを表わすデータを書き込むと、各タスクは、そ
の第1の共有メモリ36の割り当てられたエリアのデー
タを夫々読み出して、動作モードをシュミレーションモ
ードにするのである。
【0035】次に、ステップS13でキーボードのボタ
ンによる表示モードの切り換えを行い、ステップS14
に進み、IOの表示モードすなわち入出力状態を表示す
るモードか否かを判別する。そして、ステップS14で
IOの表示モードであると判別すると、ステップS15
に進む一方、IOの表示モードでないと判別すると、図
6に示すステップS21に進む。
【0036】そして、ステップS15で第1の共有メモ
リ36の内容からIO状態の表示を行う。すなわち、現
在値の表示とトレンドログ(傾向を示す過去の値の記録)
を表示するのである。
【0037】次に、ステップS16でシュミレーション
モードか否かを判別して、シュミレーションモードであ
ると判別すると、ステップS17に進む一方、シュミレ
ーションモードでないと判別すると、ステップS18に
進む。
【0038】そして、ステップS17でキーボード、マ
ウス入力または入力データの自動発生によりIOデータ
を第1の共有メモリ36に書き込む。なお、入力データ
の自動発生は、予め作成された時系列データやプログラ
マブルコントローラ2の実際の入力データを保存した時
系列データ等を、対象となるタスクに対応する第1の共
有メモリ36のエリアに書き込む。一方、ステップS1
8でキーボード、マウス入力により、IOデータをコマ
ンド化し、プログラマブルコントローラ2に対して送信
する。次に、ステップS19で保存したファイルからI
Oの接続状態を読み出し、プログラマブルコントローラ
2に対して状態要求コマンドを発行し、プログラマブル
コントローラ2から接続状態を表わす信号を受信した
後、ステップS13に戻る。すなわち、上記プログラマ
ブルコントローラ2にどの入出力装置が接続されている
かを保存したファイルから判別して、プログラマブルコ
ントローラ2に接続されている入出力装置に関するデー
タのみを受信するのである。
【0039】次に、図6に示すステップS21で制御バ
ス(制御用の通信ライン)の通信コマンドモードか否かを
判別して、通信コマンドモードであると判別すると、ス
テップS22に進む。次に、ステップS22で第1の共
有メモリ36から制御バスの状態表示を行う。すなわ
ち、上記プログラマブルコントローラ2の制御用の通信
ラインに接続された制御機器の状態を表示するのであ
る。そして、ステップS23に進み、シュミレーション
モードか否かを判別する。
【0040】次に、ステップS23でシュミレーション
モードであると判別すると、ステップS24に進み、キ
ーボード、マウス入力または入力データの自動発生によ
り、制御バスに接続されている機器のデータを第1の共
有メモリ36へ書き込んだ後、ステップS13に戻る。
【0041】一方、ステップS23でシュミレーション
モードでないと判別すると、ステップS25に進み、キ
ーボード、マウス入力により、制御バスに接続されてい
る機器のデータをコマンド化し、プログラマブルコント
ローラ2に対して送信する。次に、ステップS26で保
存したファイルからIOの接続状態を読み出し、プログ
ラマブルコントローラ2に対して状態要求コマンドを発
行し、プログラマブルコントローラ2から接続状態を表
わす信号を受信した後、ステップS13に戻る。すなわ
ち、上記プログラマブルコントローラ2にどの制御機器
が接続されているかを保存したファイルから判別して、
プログラマブルコントローラ2に接続されている制御機
器に関するデータのみを受信するのである。
【0042】また、ステップS21で制御バスの通信コ
マンドモードでないと判別すると、ステップS27に進
み、内部データの保存モードか否かを判別して、内部デ
ータの保存モードであると判別すると、ステップS28
に進む一方、内部データの保存モードでないと判別する
と、ステップS28をスキップする。そして、ステップ
S28で第1の共有メモリ36の情報をファイルに保存
する。
【0043】図7は上記LAN制御タスク32,制御用
通信タスク33,IO制御タスク34の処理を示すフロ
ーチャートを示し、図7のフローチャートに従って各タ
スクの動作を以下に説明する。
【0044】まず、ステップS31で開発支援用の画面
制御タスク37からのモードコマンドを待ち、モードコ
マンドを受信すると、ステップS32に進み、そのコマ
ンドがシュミレーションモードか否かを判別する。そし
て、ステップS32でコマンドがシュミレーションモー
ドであると判別すると、ステップS33に進み、ハード
ウェアの初期化を行う一方、コマンドがシュミレーショ
ンモードでないと判別すると、ステップS33をスキッ
プする。
【0045】次に、ステップS34に進み、タイマ、ハ
ードウェア割り込み、他のタスクからのイベントを待
ち、イベントが発生すると、ステップS35に進む。そ
して、ステップS35でタイムアップか否かを判別し
て、タイムアップであると判別すると、ステップS36
に進む一方、タイムアップでないと判別すると、その他
のイベント処理に進む。
【0046】次に、ステップS36でシュミレーション
モードか否かを判別して、シュミレーションモードであ
ると判別すると、ステップS37に進む一方、シュミレ
ーションモードでないと判別すると、ステップS34に
戻る。
【0047】そして、ステップS37でハードウェアの
アクセスを行った後、ステップS38に進み、第1の共
有メモリ36への書き込みを行い、ステップS34に戻
る。
【0048】このように、上記パソコン1とプログラマ
ブルコントローラ2の中央処理装置と内部バスが同一の
アーキテクチャであるので、パソコン1において、作成
されたプログラムを変更することなく、プログラマブル
コントローラ2でのプログラムの動作をシュミレーショ
ンすることによって、実機ベースのデバッグと変わらな
いプログラムデバッグ環境をパソコン1に作ることがで
きる。したがって、パソコンとプログラマブルコントロ
ーラのアーキテクチャが異なる場合に比べて、プログラ
ム修正毎にパソコンからプログラマブルコントローラに
プログラムを転送することがなく、デバッグ時間を大幅
に短縮することができ、デバッグの作業効率を向上する
ことができる。
【0049】また、上記パソコン1のシュミレーション
で使用した内部データすなわち第1の共有メモリ36の
内容に基づいて、プログラマブルコントローラ2の動作
確認に必要なデータのみをモニタすることができので、
デバッグ時間をさらに短縮することができる。
【0050】上記実施例では、プログラム開発支援装置
としてパソコン1を用いたが、プログラム開発支援装置
はこれに限らず、ハンドヘルドコンピュータや専用のプ
ログラムローダを用いてもよい。
【0051】また、上記実施例では、プログラマブルコ
ントローラ2に入出力手段として制御用通信回路26と
IO制御回路28を用いたが、入出力手段は制御用通信
回路26またはIO制御回路のいずれか一方でもよい。
【0052】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の制御装置は、制御手順を表わすプログラムを作成す
るプログラム作成手段と上記プログラムを送信する第1
の通信手段とを有するプログラム開発支援装置と、上記
プログラム開発支援装置の第1の通信手段からの上記プ
ログラムを受信する第2の通信手段と入出力手段とを有
するプログラマブルコントローラとを備えた制御装置に
おいて、プログラム開発支援装置の第1のマルチタスク
実行手段は、プログラム開発支援装置において、上記プ
ログラムのタスクとプログラマブルコントローラの入出
力手段を制御する入出力制御のタスクとを実行可能にす
ると共に、第1の共有メモリを介して上記各タスク間の
データの交換を行い、上記プログラム開発支援装置のシ
ュミレーション手段は、プログラマブルコントローラの
入出力制御のタスクが制御する入出力手段を模擬し、プ
ログラマブルコントローラでのプログラムの動作をシュ
ミレーション可能とし、プログラム開発支援装置の第1
の制御手段は、プログラム作成手段と第1の通信手段と
第1のマルチタスク実行手段とシュミレーション手段と
を制御する共に、プログラマブルコントローラの第2の
マルチタスク実行手段は、プログラム開発支援装置から
受信したプログラムのタスクと入出力手段を制御する入
出力制御のタスクとを実行可能にすると共に、第2の共
有メモリを介して上記各タスク間のデータの交換を行
い、プログラマブルコントローラの第2の制御手段は、
第2の通信手段と第2のマルチタスク実行手段とを制御
し、その第2の制御手段とプログラム開発支援装置の第
1の制御手段は、中央処理装置と内部バスのアーキテク
チャが同一のものである。
【0053】したがって、請求項1の発明の制御装置に
よれば、プログラム開発支援装置とプログラマブルコン
トローラの中央処理装置と内部バスが同一のアーキテク
チャであるので、プログラム開発支援装置で第1のマル
チタスク実行手段によりプログラムのシュミレーション
を行うことによって、実機ベースのデバッグと変わらな
いプログラムのデバッグを行うことができる。したがっ
て、プログラム開発支援装置とプログラマブルコントロ
ーラのアーキテクチャが異なる場合に比べて、デバッグ
時間を大幅に短縮することができ、デバッグの作業効率
を向上することができる。
【0054】また、請求項2の発明の制御装置は、請求
項1の制御装置において、上記プログラム開発支援装置
の共有メモリ格納手段は、上記第1の共有メモリの内容
を格納すると共に、上記プログラム開発支援装置のモニ
タ手段は、共有メモリ格納手段に格納された上記第1の
共有メモリの内容に基づいて、プログラマブルコントロ
ーラの上記第2の共有メモリの内容から動作状態を表わ
す情報を上記第2の通信手段から送信させ、プログラム
開発支援装置は、上記第1の通信手段に受信された動作
状態を表わす情報に基づいて、プログラマブルコントロ
ーラの動作状態をモニタするものである。
【0055】したがって、請求項2の発明の制御装置に
よれば、プログラム開発支援装置のシュミレーション時
の内部データすなわち第2の共有メモリの内容に基づい
て、プログラマブルコントローラの動作時にプログラマ
ブルコントローラに接続された入出力装置等のデータの
みをモニタすることができ、デバッグ作業を容易に行う
ことができる。したがって、デバッグ時間をさらに短縮
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の一実施例のパソコンとプロ
グラマブルコントローラの概略図である。
【図2】 図2は上記パソコンとプログラマブルコント
ローラのハードウェア構成図である。
【図3】 図3は上記パソコンとプログラマブルコント
ローラによるプログラム開発の手順を示す図である。
【図4】 図4は上記パソコンとプログラマブルコント
ローラのソフトウェア構成図である。
【図5】 図5は上記パソコンによる開発支援用画面制
御タスクを示すフローチャートである。
【図6】 図6は上記パソコンによる開発支援用画面制
御タスクを示すフローチャートである。
【図7】 図7は上記パソコンの各タスクの処理を示す
フローチャートである。
【図8】 図8は従来のパソコンとプログラマブルコン
トローラの概略図である。
【図9】 図9は上記パソコンとプログラマブルコント
ローラのプログラム開発の手順を示す図である。
【符号の説明】
1…パソコン、2…プログラマブルコントローラ、3
A,3B…制御機器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 23/02 H 7531−3H 301 L 7531−3H G06F 9/46 340 A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御手順を表わすプログラムを作成する
    プログラム作成手段(15,16,18)と上記プログラム
    を送信する第1の通信手段(14)とを有するプログラム
    開発支援装置(1)と、上記プログラム開発支援装置(1)
    の第1の通信手段(14)からの上記プログラムを受信す
    る第2の通信手段(24)と入出力手段(26,28)とを
    有するプログラマブルコントローラとを備えた制御装置
    において、 上記プログラム開発支援装置(1)は、 上記プログラム開発支援装置(1)において、上記プログ
    ラムのタスク(35)と上記プログラマブルコントローラ
    (2)の上記入出力手段(26,28)を制御する入出力制
    御のタスク(33,34)とを実行可能にすると共に、第
    1の共有メモリ(36)を介して上記各タスク(33,3
    4,35)間のデータの交換を行う第1のマルチタスク実
    行手段(31)と、 上記プログラマブルコントローラ(2)の上記入出力制御
    のタスク(33,34)が制御する上記入出力手段(26,
    28)を模擬し、上記プログラマブルコントローラ(2)
    での上記プログラムの動作をシュミレーション可能とす
    るシュミレーション手段(37)と、 上記プログラム作成手段(15,16,18)と上記第1の
    通信手段(14)と上記第1のマルチタスク実行手段(3
    0)と上記シュミレーション手段(37)とを制御する第
    1の制御手段(10,11,12,13)とを備えると共
    に、 上記プログラマブルコントローラ(2)は、 上記プログラム開発支援装置(1)から受信した上記プロ
    グラムのタスク(45)と上記入出力手段(26,28)を
    制御する入出力制御のタスク(43,44)とを実行可能
    にすると共に、第2の共有メモリ(46)を介して上記各
    タスク(43,44,45)間のデータの交換を行う第2の
    マルチタスク実行手段(41)と、 上記第2の通信手段(24)と上記第2のマルチタスク実
    行手段(41)とを制御し、上記プログラム開発支援装置
    (1)の上記第1の制御手段(10,11,12,13)の中
    央処理装置(10)と内部バス(11)にアーキテクチャが
    同一の中央処理装置(20)と内部バス(21)とを有する
    第2の制御手段(20,21,22,23,27)とを備えた
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の制御装置において、上
    記プログラム開発支援装置(1)は、上記第1の共有メモ
    リ(36)の内容を格納する共有メモリ格納手段(38)
    と、上記共有メモリ格納手段(38)に格納された上記第
    1の共有メモリ(36)の内容に基づいて、上記プログラ
    マブルコントローラ(2)の上記第2の共有メモリ(46)
    の内容から動作状態を表わす情報を上記第2の通信手段
    (24)から送信させ、上記第1の通信手段(14)に受信
    された上記動作状態を表わす情報に基づいて、上記プロ
    グラマブルコントローラ(2)の動作状態をモニタするモ
    ニタ手段(37)とを備えたことを特徴とする制御装置。
JP520995A 1995-01-17 1995-01-17 制御装置 Pending JPH08194506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP520995A JPH08194506A (ja) 1995-01-17 1995-01-17 制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP520995A JPH08194506A (ja) 1995-01-17 1995-01-17 制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08194506A true JPH08194506A (ja) 1996-07-30

Family

ID=11604811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP520995A Pending JPH08194506A (ja) 1995-01-17 1995-01-17 制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08194506A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6717515B1 (en) 1999-10-29 2004-04-06 Omron Corporation Sensor system
WO2004049689A1 (en) * 2002-11-26 2004-06-10 Kim Jae Yul Home automation system using programmable logic controller and method thereof

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6717515B1 (en) 1999-10-29 2004-04-06 Omron Corporation Sensor system
WO2004049689A1 (en) * 2002-11-26 2004-06-10 Kim Jae Yul Home automation system using programmable logic controller and method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5680542A (en) Method and apparatus for synchronizing data in a host memory with data in target MCU memory
EP1004072B1 (en) Embedded graphical programming system
US5701488A (en) Method and apparatus for restoring a target MCU debug session to a prior state
US5689684A (en) Method and apparatus for automatically reconfiguring a host debugger based on a target MCU identity
EP0782075B1 (en) Debug apparatus and method for debugging game program in ROM cartridge
US20010027387A1 (en) Debugging supporting apparatus, debugging supporting method and recording medium readable by computer with its programs recorded thereon
JPH08194506A (ja) 制御装置
JP2006172128A (ja) プログラム連携システムの処理方法および情報処理装置
US20020026301A1 (en) Automatic evaluation method, automatic evaluation system, and storage medium storing automatic evaluation program
JP2005353020A (ja) コンピュータプログラムのシミュレーション方式
JP5492573B2 (ja) トレース機能を備える接続機器シミュレータ装置、方法、及びプログラム
JP2887515B2 (ja) 記録装置のシミュレータ
JPH02146630A (ja) マイクロプロセッサのプログラム開発システム
JPS5870352A (ja) システムコンソ−ル装置
JP4192380B2 (ja) Plcシミュレータ装置及びシミュレーションするためのプログラムとこれが記録された記録媒体
JP2533489B2 (ja) シミユレ−シヨン方式
JP3456002B2 (ja) 画像処理検査装置
US20020026302A1 (en) Automatic evaluation method, automatic evaluation system, and storage medium storing automatic evaluation program
KR920001103B1 (ko) 전자교환기용 소프트웨어 시뮬레이션방법
US20020007254A1 (en) Automated evaluation system and program
JP2908337B2 (ja) マルチプロセス対応vhdlシミュレーション実行システム
JPS63271542A (ja) Romデバツガ
JP2000222012A (ja) デバッグ支援装置およびデバッグ支援方法
CN114327648A (zh) 一种驱动调试方法、装置、电子设备及存储介质
JP2615222B2 (ja) 分散形ディジタル制御システムのオペレータズコンソール