JPH06119021A - 制御装置の操作方式 - Google Patents

制御装置の操作方式

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JPH06119021A
JPH06119021A JP26344192A JP26344192A JPH06119021A JP H06119021 A JPH06119021 A JP H06119021A JP 26344192 A JP26344192 A JP 26344192A JP 26344192 A JP26344192 A JP 26344192A JP H06119021 A JPH06119021 A JP H06119021A
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JP26344192A
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Kunio Tanaka
久仁夫 田中
Yasushi Onishi
靖史 大西
Satoru Hasegawa
哲 長谷川
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 数値制御装置及びロボット制御装置等の制御
装置の操作方式に関し、使用するユーザのレベルに応じ
て指令コマンド等の実行を制御する。 【構成】 記憶手段2は、制御装置を使用するユーザの
熟練度を示すユーザレベル2aと、指令コマンド等の実
行許容レベルを規定するレベルテーブル2bとを記憶す
る。レベル設定手段1は、ユーザからの指令により、記
憶手段2に記憶されるユーザレベル2aとレベルテーブ
ル2bとを設定する。入力指令手段3は指令コマンド等
を入力する。実行判別手段4は、入力指令手段3によっ
て入力された指令コマンド等からレベルテーブル2bに
規定された実行許容レベルを参照し、ユーザレベル2a
と比較して指令コマンド等の実行許否を判別する。実行
手段5は実行判別手段4によって実行許可された指令コ
マンド等を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は数値制御装置及びロボッ
ト制御装置等の制御装置の操作方式に関し、特にユーザ
によって入力された指令コマンド等の実行を制御する制
御装置の操作方式に関する。
【0002】
【従来の技術】数値制御装置及びロボット制御装置等の
制御装置は、ハードウェア性能やソフトウェア技術の向
上によって、様々な機能が付加されつつある。こうした
機能としては、プログラムの作成・確認・修正機能、パ
ラメータの変更機能及びメモリ内容の参照・変更・消去
機能等がある。メモリ内容の参照・変更・消去機能のよ
うに、中にはユーザが直接指令することによって、シス
テムの動作を制御することができる機能もある。したが
って、その指令の如何によっては、ユーザがシステム全
体の制御を行うことができ、操作性も向上した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の制御装
置では、レベルの異なる全てのユーザが制御装置に搭載
された全ての指令コマンド等を実行させることができた
ので、特に不慣れなユーザ等が不適切な操作入力を行な
って制御装置や制御装置に接続された機器等に異常な動
作を指令してしまうという問題点があった。
【0004】また、制御装置に表示されるメッセージは
熟練したユーザが操作入力する場合であっても同一であ
るので、煩わしい場合や他の詳細なメッセージが欲しい
場合等のように、ユーザの要求に応じてメッセージの表
示を制御できないという問題点があった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、使用するユーザのレベルに応じて指令コマン
ド等の実行を制御する制御装置の操作方式を、提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、ユーザによって入力された指令コマンド
等の実行を制御する制御装置の操作方式において、制御
装置を使用するユーザの熟練度を示すユーザレベルと、
指令コマンド等の実行許容レベルを規定するレベルテー
ブルとを記憶する記憶手段と、前記指令コマンド等を入
力する入力指令手段と、入力された前記指令コマンド等
から前記レベルテーブルに規定された実行許容レベルを
参照し、前記ユーザレベルと比較して前記指令コマンド
等の実行許否を判別する実行判別手段と、前記実行判別
手段によって実行許可された前記指令コマンド等を実行
する実行手段と、を有することを特徴とする制御装置の
操作方式が提供される。
【0007】
【作用】記憶手段には、予め制御装置を使用するユーザ
の熟練度を示すユーザレベルと、指令コマンド等の実行
許容レベルを規定するレベルテーブルとを記憶する。入
力指令手段によってユーザから指令コマンド等が入力さ
れると、実行判別手段は入力された指令コマンド等と、
上記記憶手段のレベルテーブルに規定された実行許容レ
ベルとを比較して、指令コマンド等の実行許否を判別す
る。この判別結果に従って、実行手段は入力された指令
コマンド等を実行する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2は、本発明を実施するためのPMC(プロ
グラマブル・マシン・コントローラ)を備えた数値制御
装置(以下、単に「CNC」と呼ぶ。)全体のハードウ
ェアのブロック図である。図において、PMC20はC
NC10に内蔵されている。
【0009】プロセッサ11はCNC10全体を制御す
る中心となるプロセッサであって、ROM13に格納さ
れたシステムプログラムを実行してCNC10全体の制
御をする。共有RAM12はCNC10とPMC20と
のデータの授受を行うためのRAMであり、CNC10
のバス19とPMC20のバス25との間に接続されて
いる。また、共有RAM12はDRAMで構成される揮
発部と、図示されていないバッテリによってバックアッ
プされる不揮発部とから構成されている。CNC10及
びPMC20は、この共有RAM12を経由して、互い
にデータの授受を行う。また、同時に双方からのアクセ
スに必要なデータ等の各種データを格納する。
【0010】RAM14には一時的な計算データ、表示
データ等のデータが格納される。CMOS15は図示さ
れていないバッテリによって不揮発性メモリとして構成
され、CNC10の電源がオフされても保持すべき工具
補正量、ピッチ誤差補正量、加工プログラム、パラメー
タ及びPMC20側に必要なパラメータ等のデータが格
納される。
【0011】CRTC(グラフィック制御回路)16は
各軸の現在位置、アラーム、パラメータ及び画像データ
等のディジタルデータを画像信号に変換して出力する。
この画像信号はCRT/MDIユニット30の表示装置
31に送られ、表示装置31に表示される。PMC20
側のパラメータ及びラダーダイアグラム等のデータも共
有RAM12を経由して、表示装置31に表示すること
ができる。
【0012】INT(インタフェース)17はCRT/
MDIユニット30内のキーボード32からの入力デー
タを受けて、プロセッサ11に渡す。また、PMC20
側への入力データもキーボード32から入力することが
でき、そのデータは共有RAM12を経由して、PMC
20側へ送られる。
【0013】INT(インタフェース)18は外部機器
用のインタフェースであって、紙テープリーダ、紙テー
プパンチャー、プリンタ及び外部記憶装置等の外部機器
40が接続される。これらの外部機器40からは加工プ
ログラムが読み込まれ、また、CNC10内で編集され
た加工プログラムを外部機器40に出力することができ
る。
【0014】なお、上記プロセッサ11と共有RAM1
2、ROM13等の構成要素は、いずれもバス19によ
って互いに結合されている。また、図ではサーボモータ
等を制御する軸制御回路、サーボアンプ、スピンドル制
御回路、スピンドルアンプ、手動パルス発生器、及びこ
れらのインタフェース等は省略してある。
【0015】PMC20にはCNC用のプロセッサとは
別に、PMC専用のプロセッサ21を有する。このプロ
セッサ21は、バス25によって共有RAM12と接続
されている。さらに、バス25にはROM22、RAM
23及びIOC(Input/Output Controller;入出力制御
回路)24が結合されている。
【0016】ROM22には書き替え可能なEEPRO
M等が使用され、PMC20全体を制御するための管理
プログラム、シーケンス・プログラム、ユーザレベル及
びレベルテーブルのデータが格納されている。シーケン
ス・プログラムは一般にラダー言語で作成されるが、C
言語等の高級言語で作成される場合もある。
【0017】RAM23には入出力信号が格納され、シ
ーケンス・プログラムの実行に従って、その内容は書き
換えられていく。IOC24はRAM23に格納された
出力信号をI/Oユニット26にシリアル信号に変換し
て送る。また、I/Oユニット26からのシリアルな入
力信号をパラレル信号に変換し、バス25を経由してプ
ロセッサ21に送る。その信号はプロセッサ21によっ
て、RAM23に格納される。
【0018】プロセッサ21はCNC10から共有RA
M12を経由して、M機能指令、T機能指令等の指令信
号を受け、一旦RAM23に格納し、その指令をROM
22に格納されたシーケンス・プログラムに従って処理
し、IOC24を経由してI/Oユニット26に出力す
る。この出力信号によって、機械側の油圧機器、空圧機
器、電磁機器が制御される。
【0019】また、プロセッサ21はI/Oユニット2
6からの機械側のリミットスイッチ信号、機械操作盤の
操作スイッチの信号等の入力信号を受けて、この入力信
号を一旦RAM23に格納する。PMC20で処理する
必要のない入力信号は共有RAM12を経由してプロセ
ッサ11に送られる。その他の信号はシーケンス・プロ
グラムで処理し、一部の信号はCNC側へ、他の信号は
出力信号として、I/O制御回路24を経由して、I/
Oユニット26から機械側へ出力される。
【0020】一方、シーケンス・プログラムには、各軸
の移動等を制御する命令を含めることができる。これら
の指令はプロセッサ21によって読み出されると、共有
RAM12を経由して、プロセッサ11に送られ、サー
ボモータを制御する。同様にして、スピンドルモータ等
もPMC側からの指令で制御することもできる。
【0021】また、ROM22に格納されたシーケンス
・プログラム、RAM23に格納された入出力信号はC
RT/MDIユニット30の表示装置31に表示するこ
とができる。
【0022】さらに、ROM22のシーケンス・プログ
ラムは共有RAM12、バス19を経由して、INT1
8に接続されたプリンタにプリントアウトすることがで
きる。また、INT18にプログラム作成装置を結合
し、プログラム作成装置で作成されたシーケンス・プロ
グラム等をRAM23に転送し、RAM23のシーケン
ス・プログラムでPMC20を動作させることもでき
る。
【0023】次に、本発明の制御装置の操作方式の動作
について説明する。図1は、本発明の原理説明図であ
る。図において、本発明の制御装置の操作方式は、レベ
ル設定手段1、記憶手段2、入力指令手段3、実行判別
手段4及び実行手段5から構成される。なお、記憶手段
2は図2のROM22に相当し、入力指令手段3はキー
ボード32に相当する。また、レベル設定手段1、実行
判別手段4及び実行手段5は、いずれも図2のROM2
2に格納された管理プログラムをプロセッサ21が実行
することによって実現される機能である。 記憶手段2
は、制御装置を使用するユーザの熟練度を示すユーザレ
ベル2aと、指令コマンド等の実行許容レベルを規定す
るレベルテーブル2bとを記憶する。レベル設定手段1
は、ユーザからの指令により、記憶手段2に記憶される
ユーザレベル2aとレベルテーブル2bとを設定する。
入力指令手段3は指令コマンド等を入力する。
【0024】実行判別手段4は、入力指令手段3によっ
て入力された指令コマンド等からレベルテーブル2bに
規定された実行許容レベルを参照し、ユーザレベル2a
と比較して指令コマンド等の実行許否を判別する。実行
手段5は実行判別手段4によって実行許可された指令コ
マンド等を実行する。
【0025】次に、本発明の具体的な動作について説明
する。まず、レベル設定手段1について説明する。図3
はユーザレベル設定画面の一例を示す図であって、ユー
ザが所定の操作を行なって表示される画面である。な
お、表示画面31aは図2の表示装置31に表示される
画面である。また、ユーザレベル2aには「1〜3」の
ように、3段階のレベルのうちのいずれかを設定する。
このレベルは数字が大きくなるに従ってレベルが高くな
る。
【0026】図において、301行ではユーザレベル2
aの入力を促すためのメッセージ「ユーザレベルを入力
して下さい(1〜3)。」が表示されており、対応する
302行でユーザから「1」が入力されている。また、
ユーザへ確認を促すため、303行では「ユーザレベル
を1に設定します。よろしいですか(Yes/No)?」が表
示されており、対応する304行でユーザから「Y」が
入力されている。
【0027】このような対話的な入力操作によって、図
2に示すユーザレベル2aが「1」に設定される。な
お、ここではユーザレベルの設定手順について説明した
が、後述するレベルテーブル2bについても同様に、ユ
ーザが所定の操作を行なってレベルテーブル設定画面を
表示させ、レベルテーブル2bの各項目について設定を
行うことができる。こうすることによって、熟練したユ
ーザが操作入力する場合には対応する適切なメッセージ
を表示させることができる。
【0028】図4はユーザからの指令によって、プログ
ラム作成画面にヘルプウィンドウを表示させた一例を示
す図である。なお、図4(A)はユーザレベルが「1」
の場合を、図4(B)はユーザレベルが「2」又は
「3」の場合をそれぞれ示す。また、表示画面31aは
図2の表示装置31に表示される画面である。
【0029】図4(A)及び図4(B)において、表示
画面31aの画面左部には、シーケンスプログラムのニ
ーモニック(mnemonic)が入力リレーのA接点演算「LD
I000.0 」及び入力リレーの論理和演算「OR I001.0 」
等で表示されている。同様に、表示画面31aの画面右
部には、上記ニーモニックに対応するラダー図が表示さ
れている。
【0030】このようなプログラム作成画面において、
ユーザが例えば補助リレーについて知りたい場合には所
定の操作を行なってヘルプ機能を実行させる。このヘル
プ機能の実行により、図3で設定されたユーザレベルが
「1」の場合には、図4(A)に示すように、ヘルプウ
ィンドウ401が表示画面31aの画面中央部に表示さ
れ、その中に補助リレーに関する簡単な説明がなされて
いる。
【0031】また、ユーザレベルが「2」又は「3」の
場合には、図4(B)に示すように、ヘルプウィンドウ
402が表示画面31aの画面中央部に表示される。ヘ
ルプウィンドウ401内の説明と異なる箇所は、「な
お、停止(STOP)の際、シンボル「M」、数字「−
999」と「DEL」キーを入力すると、補助リレーを
クリアさせることができます。」の部分である。これ
は、シーケンスプログラムの実行を適当な箇所で停止さ
せ、補助リレーの値を変更する操作である。こうした高
度な操作は、不慣れなユーザが行えば、制御装置や制御
装置に接続された機器等に異常な動作を指令してしまう
可能性が高い。このため、ユーザレベルが「2」又は
「3」のように、レベルの高いユーザに限って表示され
る。
【0032】このように、表示画面31aにメッセージ
を表示するメッセージ表示機能はユーザレベル2aに応
じて変化するように構成したので、熟練したユーザが操
作入力する場合には対応する適切なメッセージを表示さ
せることができる。
【0033】したがって、不慣れなユーザが制御装置や
制御装置に接続された機器等に異常な動作を指令するよ
うな操作を予め排除して、システムの安全性を高めるこ
とができる。
【0034】次に、PMCを備えた数値制御装置が有す
るPMC機能等について説明する。図5は、PMC機能
のレベル別一覧を示す図である。なお、図3と同様に、
ユーザレベル2aを「1〜3」のように、3段階のレベ
ルに分ける。このレベルは数字が大きくなるに従ってレ
ベルが高くなる。
【0035】図において、レベル1(501)ではメモ
リ内容参照のみが行える。また、レベル2(502)で
は、レベル1(501)に加えて、信号状態参照及びト
レースが行える。そして、レベル3(503)では、レ
ベル2(502)に加えて、ラダー編集、メモリ内容変
更、信号状態変更及びRUN/STOP操作を行うこと
ができる。
【0036】図6は、図5に示すPMC機能を含む数値
制御装置の全機能について、使用可能なユーザレベルを
規定するレベルテーブルの一例を示す図である。図にお
いて、レベルテーブル600は設定項目601と設定レ
ベル602とから構成されている。また、設定レベル6
02は最小レベル及び最高レベルについて設定する。な
お、最小レベル以上、最高レベル以下の間のレベルが実
行許容レベルである。
【0037】例えば、611行では設定項目601とし
て「プログラムの作成」、設定レベル602として最小
レベルは「1」、最高レベルは「3」が設定されてい
る。これによって、ユーザレベルが1〜3までのユーザ
がプログラムの作成を指令し、実行することができる。
なお、613行の「メモリ内容の参照」も同様である。
【0038】また、612行では設定項目601として
「パラメータの変更」、設定レベル602として最小レ
ベルは「2」、最高レベルは「3」が設定されている。
これによって、ユーザレベルが「1」のユーザはパラメ
ータの変更を指令し、実行することができない。
【0039】さらに、614行では設定項目601とし
て「メモリ内容の消去」、設定レベル602として最小
レベルは「3」、最高レベルは「3」が設定されてい
る。これによって、ユーザレベルが「3」のユーザしか
メモリ内容の消去を指令し、実行することができない。
【0040】このように、システム側にとって危険な操
作ほどレベルが高くなるように設定される。このため、
熟練したユーザのみが高度な操作を行うことができる。
したがって、使用するユーザのレベルに応じて指令コマ
ンド等の実行を制御することができる。
【0041】図7は、本発明の処理手順を示すフローチ
ャートである。図において、Sの後に続く数字はステッ
プ番号を示す。 〔S1〕レベル設定手段1によるユーザレベル2a及び
レベルテーブル2bの設定を行う。具体的には、図3に
示すようにユーザ等が所定の操作を行うことによってユ
ーザレベル設定画面等を表示させ、対話的にレベルの設
定を行う。なお、このレベル設定はシステムの立ち上げ
時に行う他、適宜実行することもできる。 〔S2〕入力指令手段3がユーザからの指令コマンド等
の入力を待機する。 〔S3〕ステップS2で入力された指令コマンド等が終
了指令か否かを判別する。もし、入力された指令コマン
ド等が終了指令(YES)ならば本処理手順を終了し、
入力された指令コマンド等が他の指令(NO)ならばス
テップS4に進む。 〔S4〕レベル比較を行う。すなわち、実行判別手段4
は、まず入力指令手段3によって入力された指令コマン
ド等からレベルテーブル2bに規定された実行許容レベ
ルを参照する。その後、この実行許容レベルの範囲内に
ユーザレベル2aがあるか否かによって、指令コマンド
等の実行許否を判別する。 〔S5〕もし、ステップS4の判別によって、指令コマ
ンド等が実行可能(YES)ならばステップS6に進
み、指令コマンド等が実行不可(NO)ならばステップ
S2に戻る。 〔S6〕ステップS2で入力された指令コマンド等の機
能を、実行手段5が実行する。なお、実行の際、指令コ
マンド等によっては必要に応じてユーザレベルを参照し
て所定を動作を行う。
【0042】したがって、不慣れなユーザが不適切な操
作入力を行なった場合であっても、実行判別手段4によ
って指令コマンド等の実行許否が判別されるため、確実
に制御装置及び制御装置に接続された機器等を正常に動
作させることができる。なお、ユーザのレベルが向上し
た場合には、ユーザの要求に応じてユーザレベル2aや
レベルテーブル2bを変更することができるので、使用
するユーザのレベルに応じた指令コマンド等の実行を制
御することができる。
【0043】また、表示装置にメッセージを表示するメ
ッセージ表示機能はユーザレベル2aに応じて変化する
ので、熟練したユーザが操作入力する場合には対応する
適切なメッセージを表示させることができる。
【0044】以上の説明では、本発明を制御装置の一つ
としてPMCを備えた数値制御装置に適用したが、PM
Cを備えていない数値制御装置及びロボット制御装置等
の他の制御装置にも同様に適用することができる。
【0045】また、ユーザレベル2aには「1〜3」の
ように3段階のレベルを設定したが、構築する制御装置
のシステムに応じて「1〜n」のように任意の段階のレ
ベルを設定することもできる。
【0046】さらに、記憶手段2は図2のROM22で
構成したが、共有RAM12の不揮発部又はCMOS1
5で構成してもよい。このような構成によりコストを抑
えることができ、数値制御装置10の電源が遮断されて
もユーザレベル2a及びレベルテーブル2bは失われな
い。
【0047】そして、図2のROM22に代えてROM
カセット用のインタフェースを設け、このインタフェー
スにROMカセットを接続する構成にしてもよい。な
お、ROMカセットにはシーケンス・プログラムが格納
される。このような構成により、簡単にシーケンス・プ
ログラムをレベルアップしたり、シーケンス・プログラ
ムを変更することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、予めユ
ーザレベルとレベルテーブルとを記憶手段に記憶し、入
力指令手段によってユーザから指令コマンド等が入力さ
れると、実行判別手段が入力された指令コマンド等とレ
ベルテーブルに規定された実行許容レベルとを比較して
実行許否を判別し、実行手段が入力された指令コマンド
等を実行するように構成したので、不慣れなユーザが不
適切な操作入力を行なった場合には実行が抑制され、確
実に制御装置及び制御装置に接続された機器等を正常に
動作させることができる。なお、ユーザのレベルが向上
した場合には、ユーザの要求に応じてユーザレベルやレ
ベルテーブルを変更することができるので、使用するユ
ーザのレベルに応じた指令コマンド等の実行を制御する
ことができる。
【0049】また、制御装置内の表示装置に表示される
メッセージはユーザレベルに応じて変化するように構成
したので、熟練したユーザが操作入力する場合には対応
する適切なメッセージを表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】数値制御装置全体のハードウェアのブロック図
である。
【図3】ユーザレベル設定画面の一例を示す図である。
【図4】ヘルプウィンドウを表示させた一例を示す図で
あり、(A)はユーザレベル1の場合を、(B)はユー
ザレベル2,3の場合をそれぞれ示す。
【図5】PMC機能のレベル別一覧を示す図である。
【図6】レベルテーブルの一例を示す図である。
【図7】本発明の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 CNC(数値制御装置) 11 プロセッサ 12 共有RAM 13 ROM 14 RAM 15 CMOS 16 CRTC(グラフィック制御回路) 17 INT(インタフェース) 18 INT(インタフェース) 19 バス 20 PMC(プログラマブル・マシン・コントロー
ラ) 21 プロセッサ 22 ROM 23 RAM 24 IOC(入出力制御回路) 25 バス 26 I/Oユニット 30 CRT/MDIユニット 31 表示装置 32 キーボード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザによって入力された指令コマンド
    等の実行を制御する制御装置の操作方式において、 制御装置を使用するユーザの熟練度を示すユーザレベル
    と、指令コマンド等の実行許容レベルを規定するレベル
    テーブルとを記憶する記憶手段と、 前記指令コマンド等を入力する入力指令手段と、 入力された前記指令コマンド等から前記レベルテーブル
    に規定された実行許容レベルを参照し、前記ユーザレベ
    ルと比較して前記指令コマンド等の実行許否を判別する
    実行判別手段と、 前記実行判別手段によって実行許可された前記指令コマ
    ンド等を実行する実行手段と、 を有することを特徴とする制御装置の操作方式。
  2. 【請求項2】 前記ユーザレベルと前記レベルテーブル
    とを設定するレベル設定手段を、さらに有することを特
    徴とする請求項1記載の制御装置の操作方式。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、ROM又は不揮発性メ
    モリで構成したことを特徴とする請求項1記載の制御装
    置の操作方式。
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