JPH10161724A - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JPH10161724A
JPH10161724A JP9360057A JP36005797A JPH10161724A JP H10161724 A JPH10161724 A JP H10161724A JP 9360057 A JP9360057 A JP 9360057A JP 36005797 A JP36005797 A JP 36005797A JP H10161724 A JPH10161724 A JP H10161724A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工中において、実行中の加工に影響を与え
る工具補正量やパラメータの値等のNC装置内のデータ
を自由に修正可能とし、かつ加工には何ら影響を与えな
いNC装置を得る。 【解決手段】 数値制御装置内のデータを修正する際、
実際のデータを修正することなく、修正情報を生成する
修正情報生成手段40と、この修正情報生成手段にて生
成された修正情報を格納する修正情報格納メモリ38
と、データ変換指令が出されたとき、上記修正情報格納
メモリ38に格納されているデータを基に実際のデータ
を修正する手段42とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は数値制御装置に係
り、特に数値制御装置内部のデータを修正する機能に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、数値制御装置(以下NC装置
と言う)の要部ブロック図であり、1はNC装置、2は
NC装置1に接続された外部の入出力装置である。
【0003】NC装置1は、プロセッサ(CPU)10
と、制御プログラム記憶用のROM14、RAM15
と、ディスプレイ装置(CRT)19及びそのコントロ
ーラ(GDC)18、表示用のデータを格納しておくビ
デオRAM(VRAM)17と、キーボード(KEY)
21及びそのコントローラ(キーボード制御)20と、
各種パラメータやオフセットデータ等を記憶する不揮発
性メモリ(バッテリーバックアップ用RAM)16と、
各軸の軸制御部11と、所定のシーケンス処理を行って
外部(機械側強電盤、操作盤)とデータ入出力を行うP
MC装置12と、I/Oユニット13と、外部の入出力
装置2とデータの入出力を行う入出力制御装置22から
構成され、10,11,12,14,15,16,1
7,18,20,22の各要素はバスライン4で接続さ
れている。
【0004】図11は、NC装置1内に格納されている
各種データの構成図であり、不揮発性RAM16内に格
納されているものである。工具データは工作機械(図示
せず)に装着されている工具(図示せず)のデータであ
り、工具形状データ91は工具の形状を示すデータを、
工具補正量データ92は工具のノーズR補正値、工具オ
フセットデータ93は工具の取り付け位置を示すオフセ
ット値を設定するものである。切削条件データ94は切
削条件を自動決定する際に使用する値を設定するもので
ある。加工プログラムデータはEIAで記述された加工
プログラムを格納するエリア95と自動プログラムで記
述された加工プログラムを格納するエリア96から構成
されている。段取りデータ97は各加工で使用する爪形
状のデータやワークの端面位置を示すZオフセット量等
のデータが格納されている。パラメータ98はNC装置
1で使用する各種のパラメータが格納されている。この
うち、EIAの加工プログラム95のみ、文字コード
(ASC11)で格納されている。
【0005】図12は、NC装置の操作ボードの一例で
あり、CRT19及びキーボード21から構成されてい
る。図13から図16は、CRT19上に表示されるN
Cの各種データの例であり、図13は、工具の現在位置
等の情報を示す”POSITION”画面、図14は工
具のオフセットデータを示す”TOOL DATA”画
面、図15は工具のノーズR等のデータを示す”NOS
E−R”画面、図16はNC装置に格納されている加工
プログラムの情報を示す”PROGRAM FILE”
画面である。
【0006】上記のNC装置は、周知のとおり紙テープ
等から指令された加工プログラムに基づいて数値制御処
理を実行し、該処理結果により工作機械を駆動してワー
クに指令通りの加工を施すものであるが、このNC装置
には、特開平2ー199506号公報等に開示のよう
に、実際に加工中であってもデータの設定を行える機能
(バックグラウンド機能)を有するものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際に加工中
であってもデータの設定を行える機能(バックグラウン
ド機能)を有する従来のNC装置は、実際には実行中の
加工に影響を与える工具補正量やパラメータの値は修正
できず、修正可能なデータに制約があった。これは、パ
ラメータや工具情報等の加工中に使用されているデータ
は、加工途中でむやみに修正されると危険であるからで
ある。
【0008】また、次の工程で内部のデータの修正が必
要な場合、従来では加工の終了を待ってデータを修正す
る必要があり、データ修正中は加工が行えず、機械の無
駄時間を生じてしまう。
【0009】また同様に、バックグラウンド機能を用い
て加工プログラムを修正する際にも、加工中の加工プロ
グラムは修正できないという問題があった。
【0010】また、NC装置1の工具補正量やパラメー
タ等を修正した場合、どのデータをどのように修正した
かが分からないため、確認のため一つずつデータをチェ
ックしなければならないとい問題があった。
【0011】なお、パラメータに関しては「実開平1−
172133号公報」に開示の考案のように、修正以前
のデータを記憶しておき、修正以前のデータを最も新し
いものから表示する方法が提案されているが、これは表
示するだけであり、しかもこの提示された方法によれば
修正以前のデータを記憶しているだけであるので、修正
前後のデータを比較することはできない。
【0012】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたもので、加工中において、実行中の加工に
影響を与える工具補正量やパラメータの値等のNC装置
内のデータを自由に修正可能とし、かつ加工には何ら影
響を与えないNC装置を得ることを目的とする。
【0013】また本発明は、上記のような問題を解決す
るためになされたもので、NC装置内のデータを修正し
た場合、修正前のデータと修正後のデータを照合するこ
とが可能なNC装置を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるNC装置
は、数値制御装置内のデータを修正する際、実際のデー
タを修正することなく、修正情報を生成する修正情報生
成手段と、この修正情報生成手段にて生成された修正情
報を格納する修正情報格納メモリと、データ変換指令が
出されたとき、上記修正情報格納メモリに格納されてい
るデータを基に実際のデータを修正する手段とを備える
ものである。
【0015】また本発明に係わるNC装置は、数値制御
装置内のデータを修正する際、実際のデータの修正が禁
止されているか否かを判断し、その修正が禁止されてい
ないとき、実際のデータを修正するとともに、その修正
が禁止されているとき、実際のデータを修正することな
く、修正情報を生成する修正情報生成手段と、この修正
情報生成手段にて生成された修正情報を格納する修正情
報格納メモリと、データ変換指令が出されたとき、上記
修正情報格納メモリに格納されているデータを基に実際
のデータを修正する手段とを備えるものである。
【0016】また本発明に係わるNC装置は、上記の数
値制御装置において、外部より入力した修正データをメ
モリに一担格納しておき、データ修正解除指令またはデ
ータ変換指令が出されたとき、実際のデータと変換する
ものである。
【0017】また本発明に係わるNC装置は、上記の数
値制御装置において、実際のデータの修正可否をオペレ
ータに判断させる手段を設けたものである。
【0018】また本発明に係わるNC装置は、上記の数
値制御装置において、修正履歴を格納する修正履歴格納
メモリ及びこの修正履歴を表示部に表示させる手段を設
けたものである。
【0019】また本発明に係わるNC装置は、上記の数
値制御装置において、指定された修正履歴を表示部に表
示させる手段を設けたものである。
【0020】また本発明に係わるNC装置は、上記の数
値制御装置において、修正履歴中の修正情報を編集する
手段を設けたものである。
【0021】また本発明に係わるNC装置は、上記の数
値制御装置において、修正履歴中の修正情報を外部入出
力機器または修正情報格納メモリに出力する手段を設け
たものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.本発明による実施の形態1に関して説明
する。なお、本発明に使用される数値制御装置のハード
ウエア構成は従来のものと同様であるので、その説明は
省略する。図1は、オペレータ39がNC装置1上の操
作ボード3を操作してNC装置の内部データ32を編集
する場合のデータフローである。
【0023】まず、オペレータ39は、操作ボード3上
のCRT19に表示されるデータを見ながらキーボード
21を操作してデータの編集を行う。この際、CRT1
9上に表示されるデータは、内部データ32よりデータ
が取り出され(ルート1000)、このデータを表示処
理部41がCRT19に表示できるように処理した後、
CRT19に表示させる(ルート1001)。
【0024】オペレータ39がキーボード21より入力
したデータは、編集処理部40に渡される(ルート10
02)。
【0025】この場合、図2のフローチャートに示すよ
うに自動運転中等でデータの編集が禁止されているかど
うかチェックする(ステップ100)。禁止されていな
ければ、内部データをそのまま編集する(ステップ10
1)。図1において、1003のルートである。これに
より内部データ32の内容が変更される。データの編集
が禁止されている状態とは、NC装置1が自動運転中
で、実際に加工を行っており、内部データ32が変更さ
れては危険な場合、もしくは、内部データ32を修正す
る際、実際に内部データ32を変更する前に修正情報を
作成し、後から修正内容をチェックしながら修正する際
に用いるデータ編集禁止モード時の状態である。
【0026】禁止されている場合、修正情報を文字コー
ドに変換する(ステップ102)。この文字コードと
は、例えば、図14において、 #5,<Z> の部分に ”111.222” というデータを設定しようとした場合、 (7,5,2)=0,111.222; という文字コードが生成される。
【0027】これは、第7画面の5行2列目のデータ”
0”を”111.222”に修正することを示すもので
ある。すなわち、”()”内のデータが画面の表示位置
を表わし、”7”が画面番号、”5”が行数、”2”が
列数を示すものであり、”=”の次が修正前のデータと
修正後のデータを表わし、”0”が修正前のデータ、”
111.222”が修正後のデータを示すものである。
【0028】次に、この生成された文字コードを修正デ
ータ格納エリア38に格納する。図1において、100
4のルートである。
【0029】次に、編集を行ったデータ部を反転表示さ
せ(ステップ104)、どの部分が修正されたデータか
一目で分かるようにする。
【0030】画面にデータを表示する際には、図1で示
すように、表示制御部41は内部データ32(ルート1
000)及び修正データ38を取り込み(ルート100
5)、これらを合成してCRT19に表示するデータを
生成する。すなわち、CRT19上には修正結果が表示
される。
【0031】図5において、”TOOL DATA”の #5の<X>に123.456 <Z>に456.789 のデータを設定する場合を考えると、51で示した画面
がデータ修正前の画面であり、オペレータが52のよう
に、 #( 5) X( 123.456) Z( 456.789) C( ) と入力してデータ入力を指令する”INPUT”キーを
押すと、53で示すように画面上では設定したデータに
修正されて表示され、仮に修正されたことを示す反転表
示となる。
【0032】一つの画面で複数のデータを修正した場合
には、図6で示すように修正部分が全て反転表示され
る。
【0033】図3は、修正データのみを反転表示させる
処理を示すフローチャートであり、現在表示されている
画面に対応する修正データが修正データ38の中にある
かどうかチェックし(ステップ110)、なければ反転
表示は一切行われず、あれば対応するデータ部を修正デ
ータ値に修正して反転表示させ(ステップ111)、そ
の他に対応するデータがあるかどうかチェックし(ステ
ップ112)、あれば次々とデータを修正して反転表示
を行う(ステップ111)。対応するデータが無くなれ
ば終了する。
【0034】データの編集禁止が解除された時点で、図
1に示すように修正データを取り出し(ルート100
6)、変更処理部42がこの修正データをもとに内部デ
ータ32を修正する(ルート1007)。修正が完了し
たデータ38は自動的に消去される。
【0035】以上の例はオペレータ39がキーボード2
1よりデータを入力する場合を示したが、データの編集
が禁止されている状態で外部入出力装置2からデータを
入力する際には、同様に一旦入力されたデータを修正デ
ータ38として格納し、データの編集禁止が解除された
時点で同様に処理すればよい。
【0036】また、外部入出力装置2からデータを入力
する際に、たとえデータの編集が禁止されていなくとも
一旦入力したデータを修正データ38として格納し、変
換指令が出された後にデータを修正するようにしてもよ
い。このようにすれば、実施例3で示すようにデータの
修正を1つずつ確認しながら行うことも可能となる。
【0037】また、上記実施例では、修正したデータ部
分を反転表示するようにしたが、特にこれに限定するわ
けではなく、修正部分が判別可能な別の方法を用いても
かまわない。例えば、修正部分に修正したことを示すマ
ークを表示するとか、カラーCRTであれば修正部分の
表示色を変更する方法を用いてもよい。
【0038】また、履歴格納モードがONの場合、編集
処理部40はデータの修正が行われた際、常に修正情報
を文字コードに変換し、これを履歴データ45に格納す
る(ルート1012)。履歴データ45は修正データ3
8と全く同じフォーマットの文字コードで格納されてお
り、修正順に記憶されている。
【0039】履歴データ45は割り当てられた記憶容量
の許す限りデータを格納し、許容量を越えた場合には古
いデータから順に消去し、最新の修正情報から記憶容量
の範囲内の古い修正情報までが格納されている。
【0040】履歴データ45の内容はCRT19に表示
させることが可能であり(ルート1015)、格納され
た順すなわち最新のデータから順に表示させることも、
特定のデータ、例えば特定の画面データのみ表示させる
ことも可能である(ルート1001)。
【0041】図8は履歴データ45をCRT19に表示
させた例であり、(A)は最新のデータから順に表示さ
せた例、(B)は画面7のデータのみ表示させた例であ
る。画面下のメニュー表示は履歴データ45に対してど
のような操作を行うかの選択用であり、”ALL”は履
歴データ45を最新のデータから順に表示させるもので
ある。1画面に表示できないデータは画面を切り換えて
表示させることが可能である。
【0042】(A)の画面表示がこの例であり、画面右
上の表示が現在表示されている画面が何画面中の第何画
面かを示すものである。(A)の例では、5画面中の第
1画面を表示していることを示す。”SORT”は特定
のデータのみ表示させるものであり、(B)の画面がこ
れに相当する。(B)の画面では第7画面に関する修正
データのみ表示させた例である。
【0043】”EDIT”は履歴データを修正するもの
であり、図9(A)に示すようにカーソル46上のデー
タを自由に編集できる。編集は値を変更することやデー
タ自体を削除することが可能であるので、誤って修正し
てしまったデータの値を正しい値に修正したり、修正不
要のデータを修正した場合にその修正データを削除する
ことができる。また、修正前後のデータを入れ換えるこ
とで、一度修正したデータを再度復元するためのデータ
を作成することも可能である。(ルート1013,ルー
ト1014)
【0044】例えば、 (7,3,1)=55.123,64.872 というデータがあった場合、このデータを修正前のデー
タに再度戻すために、修正前と修正後とのデータを入れ
換え、 (7,3,1)=64.872,55.123 というデータに変更し、これを次に説明する”COP
Y”機能を用いて修正データに転送し、変更させること
により、(7,3,1)のデータを復元することが可能
となる。
【0045】”COPY”は履歴データ45の内容の一
部、または全てを修正データ38に転送するものである
(ルート1016)。修正データ38に転送されたデー
タは以前に説明したように通常のルートで作成された内
部データ32と全く等価に扱われる。
【0046】転送するデータの指定は履歴データ45の
内容を全てコピーすると指定するか、図9(B)で示す
ようにデータの一部を指示して行うことができる。デー
タの範囲の指定はコピーするデータの先頭と終わりとを
キーボード21上のカーソルキーを操作して行う。指定
されたデータはオペレータに明らかになるように反転表
示される。”I/O”は履歴データ45の一部または全
部を外部の入出力装置と入出力させるものであり(ルー
ト1017)、出力の際には”COPY”の場合と同様
に出力するデータを指定できる。
【0047】実施の形態2.次に、本発明の実施の形態
2に関して説明する。図1において、実施例1において
は修正データ38を取り出し(ルート1006)、この
データをもとに修正処理部42により内部データ32を
修正する(ルート1007)方式を示した。
【0048】本実施例においては、修正データ38をも
とに内部データ32を修正するのは同じであるが、修正
を行う際に1つずつオペレータ39に確認をとってから
修正を行う。
【0049】修正方法を図4のフローチャートを用いて
説明する。まず、修正データ38が存在するかどうかチ
ェックする(ステップ120)。ここで、Nは修正デー
タの数を示し、nは修正データのカウンターを示すもの
とする。
【0050】カウンター値を1に初期設定する(ステッ
プ121)。画面番号Sを0に初期設定する(ステップ
122)。Sは、CRT19に表示する画面の番号を示
すものとする。
【0051】n番目のデータの画面NO.とSの値とを
比較する(ステップ123)。図1ではルート1008
である。n番目の画面NO.値が異なっていた場合は、
n番目の画面NO.を取り出し、Sに設定する(ステッ
プ124)。画面番号Sの画面表示を行う(ステップ1
25)。
【0052】n番目のデータ部分を反転表示させる(ス
テップ126)。反転表示されているデータが修正対象
のデータであることを示す。この場合、反転表示される
データは、修正前のデータが表示されている。
【0053】データ入力部にn番目のデータを表示する
(ステップ127)。図7における61がこの状態であ
る。図1では、ルート1009がこれに相当する。
【0054】次に、オペレータに対してこのデータを修
正するかどうか判断させる(ステップ128)。修正し
たい場合は、図12に示す操作ボード3上のキーボード
21の”INPUT”キーを押し、修正が不要の場合に
は、”C.B CAN”キーを押す。図7では、101
0のルートである。
【0055】修正の要求が行われた場合には、n番目の
データ修正処理を行う(ステップ129)。修正処理
は、実施例1の場合と同様に、図1における修正処理部
42が行う。ルート1011及び1007。修正後のデ
ータは画面に表示される(ルート1009)。
【0056】n番目のデータ部分の反転表示をやめ(ス
テップ130)、次のデータの処理に移る(ステップ1
31)。
【0057】図7において、61の状態で”INPU
T”キーを押す。すなわち、データの修正要求を出すと
62の画面表示が行われる。修正要求のあった#5のデ
ータは修正され、次に修正要求のある#7のデータ部に
反転表示が移り、データを修正を行うかどうかオペレー
タの判断を待つ。
【0058】”C.B CAN”キーを押した場合は、
修正をキャンセルすることになり、図7の63の画面表
示のように#5のデータは修正されずに、次の修正要求
のあるデータの処理に移る。
【0059】処理するデータが無くなれば全体の処理を
終了し、あれば再びステップ123から処理を繰り返す
(ステップ132)。
【0060】このように、本実施例においては、修正デ
ータ38を1つずつオペレータ39が確認しながら内部
データ32の修正を行うことができる。
【0061】オペレータがNC装置1の内部データ32
を修正する際、後でもう一度確認しながら修正を行いた
い場合は、データ編集禁止モードにしておいてからデー
タの編集を行い、データ編集禁止モードを解除してデー
タ確認モードで一つずつデータを確認しながらデータ修
正を行うことが可能である。
【0062】データ編集禁止モードのON/OFF、及
びデータ確認モードのON/OFF、履歴格納モードの
ON/OFFは、操作ボード3上のキーボード21の操
作により行う。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、使用メモリ容量を大幅
に増加させることなく、NC装置の内部データを機械が
加工中であっても見かけ上変更可能であり、データが修
正可能な状態になるとすぐに実際のデータを修正できる
ので、安価なシステムであるにもかかわらず、機械を無
駄に遊ばせておく時間が大幅に短縮され、フォアグラウ
ンドの状態に左右されないバックグラウンド処理が行え
る。
【0064】また、NC装置に接続された外部の計測機
器等でオフラインで計測を行い、この結果をNC装置に
フィードバックさせる場合、従来ではデータをNC装置
の状態によってはデータを入力できない状態があった。
すなわち、NC装置が加工を実行中で内部データの修正
が禁止状態にある場合である。よって、NC装置の状態
をチェックし、データの修正が可能になるまでデータ入
力を待たせる処理が必要となるため、外部機器の時間の
無駄となり処理内容も複雑なものであったが、本発明に
よれば、NC装置の状態に係わらずデータを入力できる
ようになるので、安価なシステムであるにもかかわら
ず、外部機器の無駄時間はなくなり、また処理内容も簡
単になる。
【0065】また本発明によれば、修正データを外部入
出力装置から入力してNC装置内の実際のデータを修正
する際、修正禁止が解除またはデータ変換指令が出され
たとき、実際のデータを修正するので、修正データを外
部入出力装置から入力してNC装置内の実際のデータを
修正する場合、不用意にNC装置内のデータが修正され
ることがなくなる。
【0066】また、本発明によれば、NC装置の内部デ
ータを修正する際、オペレータが一つずつデータを確認
しながら修正することが可能となるので、データの修正
ミスを大幅に削減できる。
【0067】また、本発明に係わるNC装置は、NC装
置内のデータを修正した場合、修正前のデータと修正後
のデータを照合することが可能となり、データの修正ミ
スが容易に発見できる。また修正履歴を表示させる際、
特定の修正履歴のみを表示させることが可能となり、ひ
いてはデータの修正ミスを更に容易に発見できるように
なる。
【0068】また、本発明に係わるNC装置は、修正履
歴の修正情報を編集することができるので、データ修正
ミスが見つかった場合、容易に修正前データ等に戻すこ
とができる。
【0069】また、本発明に係わるNC装置は、修正履
歴を外部入出力機器等に出力できるので、NC装置以外
の装置でNC装置の内部データを修正することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のデータ入出力に関するデータフロー
図である。
【図2】 本発明のデータ修正時のフローチャートであ
る。
【図3】 本発明の修正データの画面表示に関するフロ
ーチャートである。
【図4】 本発明の修正データの画面表示に関するフロ
ーチャートである。
【図5】 本発明のデータ修正に関する操作説明図であ
る。
【図6】 本発明のデータ修正に関する画面表示説明図
である。
【図7】 本発明のデータ修正に関する操作説明図であ
る。
【図8】 本発明の履歴データの表示例である。
【図9】 本発明の履歴データの表示例である。
【図10】 数値制御装置要部ブロック図である。
【図11】 数値制御装置内のデータ構成図である。
【図12】 従来の操作ボード図である。
【図13】 従来の画面表示説明図(POSITIO
N)である。
【図14】 従来の画面表示説明図(TOOL DAT
A)である。
【図15】 従来の画面表示説明図(NOSE−R)で
ある。
【図16】 従来の画面表示説明図(PROGRAM
FILE)である。
【符号の説明】
1. NC装置 2. 外部の入出力装置 3. 操作ボード 4. バスライン 10. プロセッサー(CPU) 11. 軸制御部 12. PMC 13. I/Oユニット 14. ROM 15. RAM 16. 不揮発性メモリ 17. VRAM 18. GDC 19. CRT 20. キーボード制御部 21. キーボード(KEY) 22. 入出力制御装置 38. 修正データ 39. オペレータ 40. 編集処理部 41. 表示処理部 42. 変更処理部 43. 確認処理部 44. 履歴処理部 45. 履歴データ 46. カーソル 51. 修正前の画面表示 52. 入力データ 53. 修正後の画面表示 61. 修正前の画面表示 62. 修正後の画面表示 63. 未修正後の画面表示

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数値制御装置内のデータを修正する際、
    実際のデータを修正することなく、修正情報を生成する
    修正情報生成手段と、この修正情報生成手段にて生成さ
    れた修正情報を格納する修正情報格納メモリと、データ
    変換指令が出されたとき、上記修正情報格納メモリに格
    納されているデータを基に実際のデータを修正する手段
    とを備えてなる数値制御装置。
  2. 【請求項2】 数値制御装置内のデータを修正する際、
    実際のデータの修正が禁止されているか否かを判断し、
    その修正が禁止されていないとき、実際のデータを修正
    するとともに、その修正が禁止されているとき、実際の
    データを修正することなく、修正情報を生成する修正情
    報生成手段と、この修正情報生成手段にて生成された修
    正情報を格納する修正情報格納メモリと、データ変換指
    令が出されたとき、上記修正情報格納メモリに格納され
    ているデータを基に実際のデータを修正する手段とを備
    えてなる数値制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の数値制
    御装置において、外部より入力した修正データをメモリ
    に一担格納しておき、データ修正解除指令またはデータ
    変換指令が出されたとき、実際のデータと変換すること
    を特徴とする数値制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3に記載の数値制御装
    置において、実際のデータの修正可否をオペレータに判
    断させる手段を設けたことを特徴とする数値制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載の数値制御
    装置において、修正履歴を格納する修正履歴格納メモリ
    及びこの修正履歴を表示部に表示させる手段を設けたこ
    とを特徴とする数値制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の数値制御装置におい
    て、指定された修正履歴を表示部に表示させる手段を設
    けたことを特徴とする数値制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の数値制
    御装置において、修正履歴中の修正情報を編集する手段
    を設けたことを特徴とする数値制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7の何れかに記載の数値制御
    装置において、修正履歴中の修正情報を外部入出力機器
    または修正情報格納メモリに出力する手段を設けたこと
    を特徴とする数値制御装置。
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