JP3000988B2 - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JP3000988B2
JP3000988B2 JP9360060A JP36006097A JP3000988B2 JP 3000988 B2 JP3000988 B2 JP 3000988B2 JP 9360060 A JP9360060 A JP 9360060A JP 36006097 A JP36006097 A JP 36006097A JP 3000988 B2 JP3000988 B2 JP 3000988B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は数値制御装置に係
わり、特に数値制御装置内の各データを設定する援助機
能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】数値制御装置(以下NCという)は紙テ
ープ等から指令された加工プログラムに基づいて数値制
御処理を実行し、該処理結果により工作機械を駆動して
ワークに指令通りの加工を施すものである。
【0003】図15は、NC装置の要部ブロック図であ
り、1はNC装置、2はNC装置1に接続された外部の
入出力装置である。NC装置1は、プロセッサ(CP
U)10と、制御プログラム記憶用のROM14、RA
M15と、ディスプレイ装置(CRT)19及びそのコ
ントローラ(GDC)18、表示用のデータを格納して
おくビデオRAM(VRAM)17と、キーボード(K
EY)21及びそのコントローラ(キーボード制御)2
0と、各種パラメータやオフセットデータ等を記憶する
不揮発性メモリ(バッテリーバックアップ用RAM)1
6と、各軸の軸制御部11と、所定のシーケンス処理を
行って外部(機械側強電盤、操作盤)とデータ入出力を
行うPMC装置12と、I/Oユニット13と、外部の
入出力装置2とデータの入出力を行う入出力制御装置2
2から構成され、10,11,12,14,15,1
6,17,18,20,22の各要素はバスライン4で
接続されている。
【0004】図16は、NC装置1内に格納されている
各種データの構成図であり、不揮発性RAM16内に格
納されているものである。工具データは工作機械(図示
せず)に装着されている工具(図示せず)のデータであ
り、工具形状データ91は工具の形状を示すデータを、
工具補正量データ92は工具のノーズR補正値、工具オ
フセットデータ93は工具の取り付け位置を示すオフセ
ット値を設定するものである。切削条件データ94は切
削条件を自動決定する際に使用する値を設定するもので
ある。加工プログラムデータはEIAで記述された加工
プログラムを格納するエリア95と自動プログラムで記
述された加工プログラムを格納するエリア96から構成
されている。段取りデータ97は各加工で使用する爪形
状のデータやワークの端面位置を示すZオフセット量等
のデータが格納されている。パラメータ98はNC装置
1で使用する各種のパラメータが格納されている。この
うち、EIAの加工プログラム95のみ、文字コード
(ASC11)で格納されている。
【0005】図17は、NC装置の操作ボードの一例で
あり、CRT19及びキーボード21から構成されてい
る。図18から図21は、CRT19上に表示されるN
Cの各種データの例であり、図18は、工具の現在位置
等の情報を示す”POSITION”画面、図19は工
具のオフセットデータを示す”TOOL DATA”画
面、図20は工具のノーズR等のデータを示す”NOS
E−R”画面、図21はNC装置に格納されている加工
プログラムの情報を示す”PROGRAM FILE”
画面である
【0006】図22はNC装置1内の不揮発性メモリ1
6内に格納されているデータがCRT19上に表示され
た一例を示す説明図である。図22において、カッコ内
の数値はCRT19上に表示された場合の行と列を示す
ものとする。すなわち、 −(5,3)− は5行3列目に表示されるデータであることを示すもの
である。
【0007】一般的にNC装置1内で各データを不揮発
性メモリ16内に格納する場合にはデータタイプに合わ
せて格納する。すなわち、倍精度実数型のデータ(TY
PE−L)は28に示すようにこのタイプのデータだけ
まとめて格納し、整数型のデータ(TYPE−N)は2
9に示すようにやはりまとめて格納される。
【0008】このように、不揮発性メモリ16内の各デ
ータはCRT19に表示される順と完全に対応して格納
されているわけではないのが普通であり、データを表示
する際にはデータを並べ換えて表示させている。
【0009】NC装置のデータタイプには、通常次のも
のが存在する。 倍精度実数型 : 8バイトのデータ 実数15桁を扱
える 実数型 : 4バイトのデータ 実数7桁を扱え
る 倍精度整数型 : 4バイトのデータ 整数8桁を扱え
る 整数型 : 2バイトのデータ 整数4桁を扱え
【0010】従来、NC装置とデータの入出力を行おう
とした場合には、簡単にはRS232C等のI/Fを用
いて行っていた。加工プログラム95のように、EIA
で記述された加工プログラムの場合、文字コードでデー
タの入出力を行うのが一般的である。これは、EIAの
加工プログラム95ではNC装置内にデータを格納する
際、文字コードのまま格納するため、容易に文字コード
で入出力することができるためである。
【0011】近年では、NC装置に自動プログラム機能
を内蔵するNC装置が多くなっている。図23は、加工
図面の一例であり、ここで示されたワークを加工するた
めの自動プログラムが図24に示すものである。図24
で示す自動プログラムの内部データは特殊なデータ構造
を有し、文字コードで格納されているわけではない。こ
のため、自動プログラムのデータ96を入出力させる場
合には、文字コードではなく、NC装置内部に格納され
ているデータをそのまま入出力していた。
【0012】加工プログラム以外にも、工具補正量92
やNC装置1のパラメータ98等を文字コードで入出力
できる機能を有するNC装置も存在する。例えば、工具
補正量92に関してはEIAの加工プログラム95と同
様に、 G01L11 P_X_Z_Y_R_Q_; ここで、P_:オフセット番号 X_:X軸オフセット量 Z_:Z軸オフセット量 Y_:Y軸オフセット量 R_:刃先R補正量 Q_:仮想刃先位置 のような形式の文字コードで入出力可能である。G10
の指令により、工具補正量92の設定/修正を可能にす
るものである。
【0013】また、パラメータ98に関しても、 G10L50; N_R_; N_P_R_; ・ ・ ・ N_R_; G11; ここで、G10L50:パラメータ入力モード G11 :パラメータ入力モードキャンセル N_ :パラメータ番号 P_ :軸番号(軸形パラメータ時) R_ :パラメータ値 のような形式の文字コードで入出力可能である。
【0014】さらに、NC装置1と外部の入出力装置2
とでデータの入出力を行う方法として、DNC機能を用
いて行う方法があるが、これは専用のプロトコルを用い
てデータの入出力を行うことになり、NC装置1及び外
部の入出力装置2の相方でS/Wを専用に開発する必要
がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のNC装置は以上
のように構成されていたので、NC装置1に各データを
設定する際、データの設定範囲や標準的な設定値が分か
らないという問題があり、NC装置1内の各データに不
正な値を設定してしまったり、不揮発性メモリ16の内
容が何らかの原因で破壊された場合、検知できないとい
う問題があった。
【0016】
【0017】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたもので、NC装置内の各データを設定する
援助機能を有するNC装置を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるNC装置
は、数値制御装置内の所定のデータに対してデータ許容
範囲上限値と下限値とを設定するとともに、データ部
の表示画面番号及びデータの画面上の表示位置を特定す
る情報を設定する設定手段と、この設定手段にて設定さ
れた許容範囲、データ部の表示画面番号及びデータの画
面上の表示位置を特定する情報を記憶する記憶手段と、
この記憶手段に記憶された許容範囲と設定されたデータ
とを比較し、設定されたデータが許容範囲内に入ってい
るかどうかを確認する確認手段と、上記設定手段にて設
定された許容範囲を、データ部の表示画面番号及びデー
タの画面上の表示位置を特定する情報とともに入出力す
る手段とを備えてなるものである。
【0019】また、本発明に係わるNC装置は、数値制
御装置内の所定のデータに対してデータの標準値を設定
するとともに、データ部の表示画面番号及びデータの画
面上の表示位置を特定する情報を設定する設定手段と、
この設定手段にて設定された標準値、データ部の表示画
面番号及びデータの画面上の表示位置を特定する情報
記憶する記憶手段と、数値制御装置内の所定のデータ
を、所望時に上記記憶手段に記憶された標準値に変更す
る手段と、上記設定手段にて設定された標準値を、デー
タ部の表示画面番号及びデータの画面上の表示位置を特
定する情報とともに入出力する手段とを備えてなるもの
である。
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の実施の形態1を説
明する前に、本発明の実施の形態1における背景技術
(NC装置1と外部の入力装置2との間のデータの入出
力に関しての処理)を、図1〜図7を用いて説明してお
く。
【0022】図1は、NC装置1と外部の入力装置2と
の間のデータの入出力に関しての処理を説明するもので
ある。
【0023】外部の入出力装置2とは、一般的にペーパ
ーテープリーダ(PTR)やペーパーテープパンチャ
(PTP)、カセット(CMT),フロッピィディスク
ドライブ(FP)等のことを指し、一般に市販されてい
るパーソナルコンピュータ等でもさしつかえない。ま
た、その他NC装置に接続可能な入出力装置であれば何
でもよい。通常は、RS232C等のI/Fを用いる
が、特にこれに限定するものではない。
【0024】32は、NC装置1内の各データが格納さ
れているエリアであり、通常は図15における不揮発性
メモリ16に格納されているデータである。33は、加
工プログラム等のファイルとして管理されているデータ
であり、32と同様に不揮発性メモリ16内に格納され
ている。
【0025】30は、NC装置1と外部の入出力装置2
間でデータの入出力を制御する部分であり、このデータ
入出力制御部30に31の文字コード変換処理部が接続
され、NC装置1内部の文字コード以外のデータを文字
コードに変換したり、外部の入出力装置2から入力され
た文字コードをNC装置1内部のデータに変換する機能
を有する。
【0026】32の内部データは、図2に示すようにN
C装置1の各画面対応の配列データとして格納されてい
る。例えば、図19に示す”TOOL DATA”は、
図3に示すように縦10行横3列の配列データとみな
し、32の内部データには図4に示すようなフォーマッ
トで格納されている。図4に示したように、各画面デー
タはヘッダ情報部とデータ部から構成され、ヘッダ情報
部は画面番号、データ部の配列の行数、列数及びデータ
タイプとからなる。
【0027】なお、画面番号は、本実施例では画面の通
し番号で示すが、画面の区分に応じた番号にすることも
可能である。例えば、工具情報に関する画面であれば順
に、 ”T1”,”T2”,”T3”,・・・ を画面番号とし、パラメータに関する画面であれば順
に、 ”P1”,”P2”,”P3”,・・・ を画面番号とすることも可能である。
【0028】要するに、画面番号とはNC装置1上に表
示される画面を特定できる情報をもたせればよいという
ことである。
【0029】行数、列数は図3で示したように、画面に
表示されるデータの行数と列数を示すものであり、行数
と列数を乗じた値がデータ部のデータ数となる。
【0030】データタイプとは、データ部に格納されて
いるデータのタイプを示すものであり、例えば、 L:倍精度実数データ S:実数データ D:倍精度整数データ N:整数データ のように区分される。
【0031】本説明においては、一画面分のデータを全
て一つの配列データとして扱う例を示すが、一画面に種
類の異なるデータを同時に表示するような場合には、図
7に示すように右半分と左半分のようにデータを分けて
複数の配列データに分割して格納することも可能であ
る。この場合は画面番号を左半分のデータを示す配列
を”2.1”とし、右半分のデータを示す配列を”2.
2”のように付けて区分してもよい。
【0032】図7において、34はCRT19上に表示
された左半分の表示データを示し、35は同じく右半分
の表示データを示す。36は左半分の表示データ34に
対応する配列データであり、37は同じく右半分の表示
データ35に対応する配列データである。
【0033】また、図4に示した例によれば、 (1,1),(1,2),(1,3),(2,1),
(2,2)・・・ のような順にデータ部にデータが格納されている例を示
したが、この他 (1,1),(2、1),・・・,(10,1),(1
0,2)・・・ のような順にデータ部に格納してもさしつかえない。
【0034】また、図18に示した”POSITIO
N”画面のように配列で表現しにくい場合には、一次元
の配列として図5に示すようなフォーマットで格納して
もよい。
【0035】各々のデータは、画面番号と行、列で示
し、例えば図19における #3,<X> に相当するデータ ”55.123” は次のように示される。 (7,3,1)=55.123
【0036】ここで、”7”は画面番号を示し、”3”
が行番号、”1”が列番号を示すものである。
【0037】図4の配列データは、図6に示すような文
字コードに変換される。あるいは、図6に示す文字コー
ドを変換して、図4に示すような配列データが得られ
る。
【0038】図6において、 *H(7,10,3),L; は、ヘッダ情報を示すものであり、 *END; は、データの終わりを示すものである。
【0039】上記のように、本説明によれば図6に示し
たような文字コードにより、NC内部データ32を外部
入出力装置に対して入出力することが可能となる。
【0040】なお、上記説明では、図4に示すような配
列データの構造を示したが、データの構造は特にこれに
限定されるものではない。
【0041】実施の形態1.次に、本発明の実施の形態
1に関して説明する。図8は、本発明によるメモデータ
の設定画面の説明図である。メモデータは、NC装置1
内の各データに対応して、設定許容範囲、標準設定値、
表示シンボル、表示メッセージを指定するものである。
【0042】メモデータの設定は図8に示す表がNC装
置1上のCRT19の画面上に表示されるので、この表
にキーボード21よりデータを入力することにより行
う。データを入力する位置はカーソル46をキーボード
21上のカーソルキーを操作することにより指定する。
【0043】図8において、82が画面番号、83が行
番号、84が列番号を示し、82〜84で対応するデー
タを指定する。85は対応するデータの許容設定範囲の
下限値、86は同じく上限値、87は標準設定値を指定
する。88は対応データをCRT19の画面上に表示さ
せる際のシンボルを指定し、89は対応データを入力す
る際にCRT19の画面上に表示されるメッセージを指
定する。
【0044】図8の例では、第3画面の5行2列の位置
にあるデータのメモデータを指定するものであり、デー
タの設定許容範囲は0〜20000であり、標準設定値
は300で、このデータはCRT19画面上で”CL
X”というシンボルで表わされ、このデータを設定する
際には、”X軸方向のクリアランス値”というメッセー
ジが表示されることを意味する。
【0045】NC装置1のセットアップ時や、データの
内容が破壊された場合、一旦全データを標準設定値で設
定させることが可能である。図10はメモデータに設定
されている全データを標準設定値で設定し直す場合のフ
ローチャートである。
【0046】まず、メモデータが指定されているかどう
か判別する(ステップ401)。指定されていれば変数
Nを1に初期化する(ステップ402)。変数Nはメモ
データの順番を示す変数である。N番目のメモデータを
抽出する(ステップ403)。対応するデータ位置に標
準値87を設定する(ステップ404)。対応するデー
タ位置は82〜84で示されるデータの位置である。N
の値を1だけ増加する(ステップ405)。Nの値がN
MAXの値を越えたかどうかチェックする(ステップ4
06)。NMAXはメモデータの設定個数である。残り
のメモデータがあれば再びステップ403より繰り返
す。
【0047】以上のようにして、メモデータに設定され
ている標準値87をメモデータで指定されている全ての
データに対して設定することができる。
【0048】NC装置1内のデータをCRT19上の画
面に表示する際、メモデータ内のシンボル88を用いて
表示する処理を図11のフローチャートにより説明す
る。
【0049】まず、表示する画面に対応するメモデータ
が存在するかどうか判別する(ステップ411)。対応
するデータがあれば、メモデータより表示位置(83,
84)とシンボル88を抽出する(ステップ412)。
表示位置(83,84)にシンボル88を表示する(ス
テップ413)。
【0050】これは83の行番号84の列番号で示され
る位置に88のシンボルを表示することであり、図8の
例であれば、5行2列の位置に”CLX”というシンボ
ルを表示することになる。表示は図9の75で示すよう
に行われ、図9の例では(5,2)の位置のデータは”
1520”という値であることが分かる。シンボルはデ
ータを表示する際、単なるシリアル番号ではデータの意
味がよく分からないため、番号の代わりに分かりやすい
シンボルで表示させるためのものである。次に、その他
の表示すべきデータがあるかどうか判別し(ステップ4
14)、あればステップ412より繰り返す。
【0051】以上により、データをCRT19上の画面
に表示する際、メモデータ中に定義されたシンボル88
を用いて表示することができる。
【0052】図12はNC装置1内のデータを設定する
際の処理を示すフローチャートである。まず、カーソル
46の位置を抽出する(ステップ421)。図9におい
て46がカーソルであり、このカーソルが何行何列目の
データの位置に来ているかを抽出する。図9において
は、5行2列がカーソル位置となる。
【0053】カーソル位置に対応するメモデータが存在
するかどうか判別する(ステップ422)。図9が第3
画面とすると、第3画面5行2列のデータがメモデータ
に設定されているかどうかを判別することを意味する。
対応するデータがなければ、そのままデータをキーイン
させ(ステップ423)、キーインさせたデータをその
ままメモリに格納する(ステップ433)。すなわち、
作成するメモデータが存在しなければ全く従来のデータ
設定方法と同様となる。対応データが存在する場合、メ
モデータより対応データを抽出する(ステップ42
4)。抽出したデータのメッセージデータ89を用いて
CRT19画面上にメッセージ表示する(ステップ42
5)。
【0054】図8に示すように、 ”X軸方向クリアランス値” というメッセージデータが格納されていた場合、図9の
76に示すように該メッセージデータがCRT19画面
上に表示される。これによりオペレータは何のデータを
設定しようとしているのかを明確に知ることができる。
【0055】次に、抽出したデータの許容範囲(85,
86)を用いて、CRT19画面上に許容範囲の表示を
行う(ステップ426)。図8に示すように設定許容範
囲の下限値が0で上限値が20000であれば、図9の
77に示すように許容範囲が表示される。
【0056】次に、抽出したデータの標準値87を用い
て、CRT19画面上に標準値の表示を行う(ステップ
427)。図9の78がその表示である。次に、オペレ
ータに設定データを入力させる(ステップ428)。標
準値指定かどうか判別し(ステップ429)、標準値指
定であれば抽出したデータの標準値87を入力されたデ
ータとみなす(ステップ430)。標準値指定とは、図
9の78で示す値を直接キーボード21から入力する代
わりに、あらかじめ定められたキー(例えば”@”キ
ー)を押すことにより代用させるものである。
【0057】例えば、図9において、実際の数値を入力
する代わりに”@”を入力した場合、標準値300をキ
ーボード21から設定した場合と等価に扱うことを意味
する。標準値指定でなければ、入力されたデータが許容
範囲内の値であるかどうか判別し(ステップ431)、
許容範囲外であればCRT19画面上にエラー表示し
(ステップ432)再度データ入力を行わせる。入力さ
れたデータはメモリ内に格納されずに終わる。許容範囲
内のデータであれば、入力データをメモリに格納する
(ステップ433)。
【0058】図13は、NC装置1を起動させる場合や
メモリ内に格納されているデータをチェックする際に行
うデータチェックの処理を示すフローチャートである。
まず、メモデータが格納されているかどうかを判別する
(ステップ441)。メモデータが無ければ処理を終了
し、有れば変数Nに1を設定する(ステップ442)。
N番目のメモデータを抽出し(ステップ443)、メモ
データの指定位置(82〜84)のデータがメモデータ
の許容範囲内(85,86)であるかどうか判別する
(ステップ444)。範囲内であれば次のデータのチェ
ックに移る(ステップ456)。範囲外であればメモリ
内の設定データが不正であるので、データの再設定を行
う処理を開始する。
【0059】まず、対応するデータ画面を表示させる
(ステップ445)。対応するデータ画面とは、メモデ
ータの画面番号82で示される画面である。次に、メモ
データの行番号83、列番号84で示される位置にカー
ソル46を表示する(ステップ446)。次に、図12
で示したのと同様にメッセージ表示を行い(ステップ4
47)、許容範囲を表示し(ステップ448)、標準値
を表示し(ステップ449)、データを再入力させ(ス
テップ450)、標準値設定であれば(ステップ45
1)標準値を入力データとし(ステップ452)、そう
でなければ設定データのチェックを行い(ステップ45
3)、許容範囲外であればエラー表示し(ステップ45
4)、再度データ入力を行わせる。
【0060】許容範囲内であれば入力データをメモリに
格納する(ステップ455)。Nの値を1だけ増加させ
(ステップ456)、Nの値がNMAXを越えていない
かどうか判別し(ステップ457)、越えていなければ
再度ステップ443より繰り返すことで次のメモデータ
をチェックする。
【0061】以上の処理により、メモリに格納されてい
るデータが不正な値をとっていないかどうかをチェック
し、不正であればそのデータを表示し、再設定すること
が可能となる。
【0062】メモデータの内容は外部の入出力装置2に
入出力することが可能であり、この際、次に示すような
文字コードに変換して入出力可能であるので、メモデー
タの内容を容易に外部のシステムで表示、編集すること
が可能である。
【0063】図8のデータを文字コードに変換した場
合、 (3,5,2)=0,20000,300,”CL
X”, ”X軸方向クリアランス値”; のように変換される。カッコ内の3つの数値が各々前か
ら順に、画面番号82、行番号83、列番号84を示
す。(=)の次には、順に許容下限値85、許容上限値
86、標準値87、シンボル88、メッセージ89が変
換されて文字コードとなる。85〜87は数値データで
あるので、10進数で示される数字で変換され、88,
89は文字データであるので、文字データの前後
を(”)で囲って変換する。各々のデータの間はカンマ
(,)で区切られる。
【0064】図14はメモデータを文字コードで出力さ
せた例であり、先頭の、 *MEMO,176; はメモデータを示すものであり、”176”は出力する
メモデータの総数を示すものである。 *END; はデータの終わりを示すものである。なお、本実施例に
おいては、メモデータの内容を図8に示すものとした
が、特にこれに限定されるものではなく、必要に応じて
他の情報を付加しても差し支えないし、不要な情報は削
除してもよい。
【0065】また、対応するデータを 画面番号82,行番号83,列番号84 で示すようにしたが、これも別の方法で対応するデータ
を示すようにしてもよい。メモデータの出力フォーマッ
ト(図14)も特にこれに限定するものではない。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
値制御装置内の所定のデータに対してデータ許容範囲の
上限値と下限値とを設定するとともに、データ部の表示
画面番号及びデータの画面上の表示位置を特定する情報
を設定する設定手段と、この設定手段にて設定された許
容範囲、データ部の表示画面番号及びデータの画面上の
表示位置を特定する情報を記憶する記憶手段と、この記
憶手段に記憶された許容範囲と設定されたデータとを比
較し、設定されたデータが許容範囲内に入っているかど
うかを確認する確認手段と、上記設定手段にて設定され
た許容範囲を、データ部の表示画面番号及びデータの画
面上の表示位置を特定する情報とともに入出力する手段
とを備える構成としたので、データの設定範囲チェック
を行えるようになり、不正な値を設定することを防止で
き、しかも設定手段にて設定された情報を容易に外部の
システムで表示、編集することが可能となる。
【0067】また本発明によれば、数値制御装置内の所
定のデータに対してデータの標準値を設定するととも
に、データ部の表示画面番号及びデータの画面上の表示
位置を特定する情報を設定する設定手段と、この設定手
段にて設定された標準値、データ部の表示画面番号及び
データの画面上の表示位置を特定する情報を記憶する記
憶手段と、数値制御装置内の所定のデータを、所望時に
上記記憶手段に記憶された標準値に変更する手段と、上
記設定手段にて設定された標準値を、データ部の表示画
面番号及びデータの画面上の表示位置を特定する情報と
ともに入出力する手段とを備える構成としたので、シス
テムの立ち上げ時などにとりあえず全てのデータを妥当
と思われる値に設定しておき、動かしてみたい場合など
に効果を発揮する。また、設定されているデータに対し
て範囲チェックを行い、不正な値が設定されていた場合
にはそのデータを表示し、修正することが可能であるの
で、内部データが破壊された場合に容易に検知し、修正
することができる。しかも設定手段にて設定された情報
を容易に外部のシステムで表示、編集することが可能と
なる。
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のデータ入出力部分の要部ブロック図
である。
【図2】 本発明の数値制御装置の内部データ説明図で
ある。
【図3】 本発明の数値制御装置の内部データ説明図で
ある。
【図4】 本発明の数値制御装置の内部データ構成図で
ある。
【図5】 本発明の数値制御装置の内部データ構成図で
ある。
【図6】 本発明の入出力データ説明図である。
【図7】 本発明の数値制御装置の内部データ説明図で
ある。
【図8】 本発明のメモデータ設定画面である。
【図9】 本発明のメモデータ表示例である。
【図10】 本発明の標準設定値で設定する処理のフロ
ーチャートである。
【図11】 本発明のデータ表示処理のフローチャート
である。
【図12】 本発明のデータ設定処理のフローチャート
である。
【図13】 本発明のデータチェック処理のフローチャ
ートである。
【図14】 本発明の文字コード出力例である。
【図15】 数値制御装置要部ブロック図である。
【図16】 数値制御装置内のデータ構成図である。
【図17】 従来の操作ボード図である。
【図18】 従来の画面表示説明図(POSITIO
N)である。
【図19】 従来の画面表示説明図(TOOL DAT
A)である。
【図20】 従来の画面表示説明図(NOSE−R)で
ある。
【図21】 従来の画面表示説明図(PROGRAM
FILE)である。
【図22】 数値制御装置要内のデータをCRTに表示
する際の説明図である。
【図23】 従来例を説明するための加工図面である。
【図24】 従来例を説明するための自動プログラムデ
ータである。
【符号の説明】
1. NC装置 2. 外部の入出力装置 3. 操作ボード 4. バスライン 10. プロセッサー(CPU) 11. 軸制御部 12. PMC 13. I/Oユニット 14. ROM 15. RAM 16. 不揮発性メモリ 17. VRAM 18. GDC 19. CRT 20. キーボード制御部 21. キーボード(KEY) 22. 入出力制御装置 30. 入出力制御部 31. 文字コード変換処理部 32. 内部データ 33. ファイルデータ 34. 左半分のデータ表示 35. 右半分のデータ表示 36. 左半分の配列データ 37. 右半分の配列データ 82. 画面番号 83. 行番号 84. 列番号 85. 許容下限値 86. 許容上限値 87. 標準値 88. シンボル 89. メッセージ 91. 工具形状データ 92. 工具補正量データ 93. 工具オフセットデータ 94. 切削条件データ 95. 加工プログラム(EIA) 96. 加工プログラム(自動プロ) 97. 段取りデータ 98. パラメータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数値制御装置内の所定のデータに対して
    データ許容範囲上限値と下限値とを設定するととも
    に、データ部の表示画面番号及びデータの画面上の表示
    位置を特定する情報を設定する設定手段と、この設定手
    段にて設定された許容範囲、データ部の表示画面番号及
    びデータの画面上の表示位置を特定する情報を記憶する
    記憶手段と、この記憶手段に記憶された許容範囲と設定
    されたデータとを比較し、設定されたデータが許容範囲
    内に入っているかどうかを確認する確認手段と、上記設
    定手段にて設定された許容範囲を、データ部の表示画面
    番号及びデータの画面上の表示位置を特定する情報とと
    もに入出力する手段とを備えてなる数値制御装置。
  2. 【請求項2】 数値制御装置内の所定のデータに対して
    データの標準値を設定するとともに、データ部の表示画
    面番号及びデータの画面上の表示位置を特定する情報を
    設定する設定手段と、この設定手段にて設定された標準
    、データ部の表示画面番号及びデータの画面上の表示
    位置を特定する情報を記憶する記憶手段と、数値制御装
    置内の所定のデータを、所望時に上記記憶手段に記憶さ
    れた標準値に変更する手段と、上記設定手段にて設定さ
    れた標準値を、データ部の表示画面番号及びデータの画
    面上の表示位置を特定する情報とともに入出力する手段
    を備えてなる数値制御装置。
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