JPH09114333A - マルチジョブ機能付き複写装置 - Google Patents

マルチジョブ機能付き複写装置

Info

Publication number
JPH09114333A
JPH09114333A JP7293340A JP29334095A JPH09114333A JP H09114333 A JPH09114333 A JP H09114333A JP 7293340 A JP7293340 A JP 7293340A JP 29334095 A JP29334095 A JP 29334095A JP H09114333 A JPH09114333 A JP H09114333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
original
mode
copy
copying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7293340A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoko Fukui
葉子 福井
Masami Higuchi
正己 樋口
Nobuaki Tomidokoro
伸明 富所
Kunio Hayakawa
国男 早川
Hiroshi Masuyama
洋 増山
Ryoichi Suzuki
良一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP7293340A priority Critical patent/JPH09114333A/ja
Publication of JPH09114333A publication Critical patent/JPH09114333A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】原稿を再循環させて複写する複写装置で、全て
の原稿を再循環させていると、必要のない原稿まで再循
環するため作業効率が悪かった。 【解決手段】ADF230の原稿給紙口はRDF200
の原稿搬送路に連結され、ADF230に載置された原
稿を複写するときに、原稿をRDF200のに送る。コ
ンタクトガラス101上に送られ読取られた両面原稿は
反転排出路212を通って原稿載置台201に再セット
される。片面原稿は正転排出路213を通って原稿載置
台201に載置されたと同じ状態で再セットされる。A
DF230にセットされた原稿に対してスタックモ−ド
が設定されたとき、読取られた原稿を排紙排出路217
を通して排紙トレイ219に送り、原稿搬送時間を短縮
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、第1の複写モ−
ドの実行中に第2の複写モ−ドを設定して実行するマル
チジョブモ−ド機能を有する複写装置、特に読取る原稿
の給紙の自動化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】第1の複写モ−ドの実行中に第2の複写
モ−ドを設定して実行するマルチジョブモ−ド機能を有
する複写装置が使用されている。従来のマルチジョブモ
−ド機能を有する複写装置は、例えば特開昭54−39135
号公報に示されているように、複数の原稿載置台を有
し、各原稿載置台に載置された原稿の複写条件をそれぞ
れ設定し、1つの原稿載置台に載置された原稿に対する
複写動作が完了したときに他の原稿載置台に載置された
原稿に対する複写動作を実行するようにしている。この
複写装置で同一の原稿を複数部複写する場合には、1つ
の原稿載置台に載置された原稿に対する複写動作が完了
して排紙トレイに排紙された原稿を再度同じ原稿載置台
又は異なる原稿載置台に置き換えて同じ複写条件を設定
して複写動作を行っている。
【0003】上記のようにマルチジョブモ−ド機能を有
する複写装置において、同一原稿を複数部複写する場合
に、ある複写条件で複写動作が完了して排紙トレイに排
紙された原稿を再度原稿載置台に置き換えて複写動作を
実行していると、操作者が排紙トレイに排紙された原稿
を原稿載置台に置き換えて再度同じ複写条件を設定する
必要があり、同じ複写条件を繰返し設定しなければなら
なかった。
【0004】また、全ての複写動作が完了するまで複写
装置のところに操作者が付いていなければならなず、時
間が無駄になってしまう短所もあった。
【0005】このような短所を解決するために、原稿を
再循環して画像読取部に搬送する自動ジョブ一括処理装
置が例えば特開平2−8171号公報等に開示されている。
この装置によると、読み取った原稿を原稿載置台に再セ
ットしてから再び読取部に搬送するので、正しく丁合い
されたコピ−を自動的に複数部得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像形
成モ−ドの如何や原稿載置台に載置された原稿の枚数,
コピ−する部数にかかわらず、全ての原稿を再循環する
ために、例えば原稿を1部コピ−する場合にも原稿を再
循環しなけらばならず、無駄な原稿搬送動作が行われ、
作業時間の無駄が生じるとともに、必要以上に原稿が摩
耗するという不具合があった。
【0007】この発明はかかる不具合を解消するために
なされたものであり、画像形成モ−ドの如何やコピ−す
る部数等原稿の複写条件に応じて原稿の排出路を変えて
原稿搬送時間を短縮することができるマルチジョブモ−
ド機能付き複写装置を得ることを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るマルチジ
ョブ機能付き複写装置は、第1の原稿給送装置と第2の
原稿給送装置とモ−ド設定手段とモ−ド選択手段と排紙
制御手段とを有し、第1の原稿給送装置は第1の原稿載
置台と第1の原稿搬送手段と原稿排紙手段とを有し、第
1の原稿載置台は読取る原稿を載置し、第1の原稿搬送
手段は第1の原稿載置台に載置された原稿を画像読取部
に順次搬送し、原稿排紙手段は読み取られた原稿を第1
の原稿載置台に排紙する少なくとも1つの第1の原稿排
紙路と、読み取られた原稿を原稿排紙トレイに排紙する
少なくとも1つの第2の原稿排紙路と、第1の原稿排紙
路と第2の原稿排紙路を切り換える排紙切換手段とを有
し、第2の原稿給送装置は第2の原稿載置台と第2の原
稿搬送手段とを有し、第2の原稿載置台は読取る原稿を
載置し、第2の原稿搬送手段は第2の原稿載置台に載置
された原稿を第1の原稿給送装置の第1の原稿搬送手段
に送り、モ−ド設定手段は第1の原稿給送装置に載置さ
れた原稿の第1の複写モ−ドと第2の原稿給送装置に載
置された原稿の第2の複写モ−ドを個別に設定し、モ−
ド選択手段は設定された複写モ−ドにより複写動作を実
行させ、排紙制御手段は設定された複写モ−ドにより排
紙切換手段の切換動作を制御することを特徴とする。
【0009】上記モ−ド設定手段は第1の複写モ−ドを
設定した後、第2の複写モ−ドを予約設定する。
【0010】排紙制御手段は第2の複写モ−ドでスタッ
クモ−ドが設定されたときに排紙切換手段を第2の原稿
排紙路を切り換えたり、第2の複写モ−ドで原稿の置数
が設定されたときに、排紙切換手段を第2の原稿排紙路
を切り換える。
【0011】さらに、第2の原稿給送装置に第2の原稿
載置台に載置された原稿の枚数が1枚のときに、排紙制
御手段は排紙切換手段を第2の原稿排紙路を切り換え
る。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明においては、複写機の原
稿給送装置に循環式自動原稿送り装置(以下、RDFと
いう)と自動原稿送り装置(以下、ADFという)とを
有する。ADFの原稿給紙口はRDFの原稿搬送路に連
結され、ADFに載置された原稿を複写するときに、原
稿をRDFの画像読取部に送る。
【0013】RDFは原稿載置台に載置された原稿を画
像読取部に搬送し、読み取られた原稿を再び原稿載置台
に再セットするものであり、反転排出路と正転排出路と
排紙排出路を有する。読み取られた原稿は反転排出路を
通って表裏が逆になった状態で原稿載置台に再セットさ
れ、両面原稿の読み取りを可能にする。正転排出路を通
った原稿は原稿載置台に載置されたと同じ状態で原稿載
置台に再セットされ、片面原稿の繰り返して読み取りを
可能にする。ADFにセットされた原稿に対してスタッ
クモ−ドが設定されたとき、あるいは1枚の原稿がセッ
トされたとき等に、読み取られた原稿を排紙排出路を通
して直接排紙トレイに送り、原稿搬送時間を短縮する。
【0014】この複写機には操作部にモ−ド設定手段を
有し、制御部にモ−ド選択手段及び排紙制御手段を有す
る。モ−ド設定手段はRDFに載置された原稿の第1の
複写モ−ドとADFに載置された原稿の第2の複写モ−
ドを個別に設定する。この第2の複写モ−ドを設定する
ときに、第1の複写モ−ドが設定されている場合には予
約設定を行い、第1の複写モ−ドによる動作が終了した
ら引き続いて第2の複写モ−ドによる動作を行えるよう
にする。モ−ド選択手段は設定された複写モ−ドにより
複写動作を実行させ、排紙制御手段は設定された複写モ
−ドにより上記RDFの原稿排出動作を制御する。
【0015】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す構成図であ
る。図に示すように、マルチジョブモ−ド機能を有する
複写装置は複写機本体1と原稿給送装置2及びフィニッ
シャ−3とを有する。
【0016】複写機本体1は原稿給送装置2でコンタク
トガラス101上に搬送された原稿を複写するものであ
る。原稿給送装置2からコンタクトガラス101上に原
稿が搬送されると、コンタクトガラス101上の原稿は
フラッシュランプ102により全面光照射される。フラ
ッシュランプ102の電源103はフラッシュに先立ち
電荷が与えられ所定のタイミングで発光する。原稿から
の反射光は第1ミラ−104,スル−レンズ105,第
2ミラ−106を通りベルト感光体107を露光する。
ベルト感光体107は帯電器108により電荷が一様に
与えられており、露光により静電潜像を形成する。ベル
ト感光体107上に形成された静電潜像はイレ−サ10
9により不要部分の電荷が除去され、現像器110によ
り現像されて転写部へ送られる。現像された原稿のトナ
−像は転写部の転写チャ−ジ−111により転写紙に転
写される。転写紙は給紙トレイ112,113,11
4,両面トレイ124のいずれかから給紙され、搬送路
115に沿って搬送され、レジストロ−ラ116により
ベルト感光体107上の原稿画像とタイミングを合わせ
て、ベルト感光体107と転写チャ−ジャ−111との
間に送られる。そこでトナ−像が転写された転写紙は分
離チャ−ジャ−120によりベルト感光体107と分離
し、搬送ベルト117を通り定着器118により定着さ
れる。
【0017】転写紙の両面に複写する両面モ−ドでは、
両面切替爪121が両面トレイ124側に切り替わり、
定着器118から送られた転写紙は両面進入路123よ
り両面トレイ124に送られ、両面トレイ124内に一
旦貯えられる。また、転写紙の片面にのみ複写する片面
モ−ドでは、両面切替爪121が排紙側に切り替わり、
定着器118から送られた転写紙は排出切替爪122ま
で搬送される。排出切替爪122は、転写紙を本体トレ
イ119側への排出するかフィニッシャ−3へ排出する
かを切り換える。
【0018】ベルト感光体107は転写紙を分離した後
に除電用チャ−ジャ−125により除電され、クリ−ニ
ング装置126によりベルト感光体107上の残トナ−
が除去されて次の複写に備える。
【0019】このベルト感光体107は継目を有するた
め、ベルト上の画像形成領域は、継目の部分を避けて、
各サイズ毎にそれぞれ等間隔になるように決められてい
る。例えば図2の継目で切って展開したベルト感光体1
07の画像形成領域(セグメント)の配置図に示すよう
に、A4セグメント107aは5個、B4セグメント1
07bは4個、A3セグメント107cは3個がそれぞ
れ等間隔になるように決められていて、継目から一定の
距離隔てた位置に同期マ−ク107dが設けられてい
る。
【0020】図3は、原稿給送装置2の動作を制御する
とともに複写機本体1でベルト感光体107にトナ−像
を形成し、給紙トレイ112〜114から搬送された転
写紙にトナ−像を転写するための制御部を示すブロック
図である。図に示すように、制御部は、複写機本体1の
動作を管理するCPU401と出力ポ−ト402と入力
ポ−ト403とモ−タ制御部404とパワ−パック40
5と分周器406と各種センサ410〜420の他にモ
−ド記憶部431とモ−ド選択部432と原稿給送制御
部433及び排出制御部434を有する。出力ポ−ト4
02にはモ−タ−制御部404やパワ−パック405等
が接続され各種負荷を制御する。入力ポ−ト403には
各種センサ−が接続され、センサ−信号を入力する。モ
−ド記憶部431は原稿給送装置2に載置された原稿の
複写モ−ドを1又は複数種類記憶する。モ−ド選択部4
32はモ−ド記憶部431に記憶した複写モ−ドを指定
された順序に選択して複写動作を実行する動作モ−ドを
選択する。原稿給送制御部433は原稿給送装置2に載
置された原稿を複写機本体1の読取部まで搬送する動作
を制御する。排出制御部434は読み取られた原稿の排
出動作を複写モ−ドに応じて制御する。
【0021】そして複写機本体1でベルト感光体107
にトナ−像を形成するときは、ベルト感光体107の継
目を避けるために、画像形成に先立ってベルト感光体1
07上の画像形成領域(セグメント)を決める必要があ
る。そこで出力ポ−ト402からの駆動信号がモ−タ−
制御部404に入力され、感光体駆動モ−タ−408を
駆動する。この感光体駆動モ−タ−408の駆動により
ベルト感光体107を駆動し、ベルト感光体107の端
部に、継目から一定の距離隔てた位置に設けた同期マ−
ク107dをマ−クセンサ−410で検出する。感光体
駆動モ−タ−408には、エンコ−ダ409が一体に取
付けられており、ベルト感光体107の移動距離に比例
した数のパルスを出力する。そのパルス信号はモ−タ−
制御部404に入力され、感光体駆動モ−タ−408を
等速に回転させるために使用されるとともに分周器40
6にも入力される。分周器406でパルス信号を所定の
分周比で分周したのち、CPU401に入力され、その
数が計数される。この計数値はベルト感光体107の移
動量に比例しているので、CPU401はマ−クセンサ
−410で同期マ−ク107dを検出したときからの計
数値によりセグメントを決定する。
【0022】すなわち、セグメントの先端が所定の位置
に達するとシ−ケンス動作が始まり、CPU401のシ
−ケンス制御用のカウンタが動作を開始する。このカウ
ンタ−は、分周器406からのパルス信号によりカウン
トアップ動作をし、シ−ケンスが完了することによりク
リヤ−される。カウンタが動作を開始し、その値が「C
NT1」の値になると出力ポ−ト402からパワ−パッ
ク405に信号が出力され帯電器108が動作しベルト
感光体107を一様に帯電させる。次に、カウント値が
「CNT2」になると出力ポ−ト402よりフラッシュ
電源103に充電開始信号が入力され、フラッシュラン
プ102を点灯させるためにフラッシュ電源103内の
コンデンサ−に電荷が貯えられ、フラッシュ信号をフラ
ッシュ電源103に送ることによりフラッシュランプ1
02を点灯させ、コンタクトガラス101上にセットさ
れた原稿に光を照射しベルト感光体107を露光する。
このフラッシュ信号はカウント値が「CNT3」で出力
される。ベルト感光体107が回転し、画像の先端がイ
レ−サ109の位置に達し「CNT4」になるとイレ−
サ−109の画像に対応する部分が消灯し、画像の後端
がイレ−サ109の位置に達し「CNT5」になると、
イレ−サ109は全点灯し、ベルト感光体107上の余
分な電荷が消されて、原稿像の部分にのみ静電潜像が残
される。この静電潜像は現像器110で現像され、表面
コピ−の場合は、給紙トレイ112、113、114の
何れかから送られた転写紙に、裏面コピ−の場合は、両
面トレイ124から送られた転写紙に転写される。原稿
像と同期を取るために転写紙はどのトレイから送られる
かにより異なったタイミングで搬送を開始する。原稿像
を転写された用紙は搬送ベルト117を通り定着器11
8により定着される。両面切替爪121は「CNT6」
で動作し、両面トレイにスタックする場合は、両面トレ
イ側に、そうでない場合は排出側に切り換える。排出切
替爪122は「CNT7」で動作し、転写紙を本体トレ
イに排出するか、周辺装置に送るかを切換える。転写紙
が排出されることによりシ−ケンス動作は終了する。
【0023】複写処理は、このシ−ケンス処理を前記セ
グメントの移動タイミングで次々に実行することにより
実現される。通常の複写処理は、このセグメントサイズ
と使用する用紙サイズで決定されるため、A4サイズの
処理速度が最も速く、B4サイズがその次で、A4サイ
ズの5分の4であり、A3サイズでは5分の3となる。
処理速度の変更は、セグメントサイズと用紙サイズの対
応を変えることで実現される。即ち、用紙サイズがA4
であってもB4セグメントを使用することで、5分の4
に、A3セグメントを使用することで、5分の3に下げ
ることが可能である。用紙サイズがB4の場合はA4セ
グメントを使用することで4分の3にすることができ
る。
【0024】原稿給送装置2は、図4の構成図に示すよ
うに、循環式自動原稿送り装置(以下、RDFという)
200と自動原稿送り装置(以下、ADFという)23
0とを有する。
【0025】RDF200は原稿載置台201と、バキ
ュ−ムベルト202と原稿給紙ロ−ラ−203,中間搬
送路204,タ−ンロ−ラ−205,原稿搬送ベルト2
06等を有する原稿搬送手段と、排紙切換爪207と反
転排出路212と正転排出路213と原稿排紙トレイ2
19に原稿を排出する排紙排出路217を有する。そし
て、原稿載置台201に下向きに載置された原稿束は最
下部の原稿1枚がバキュ−ムベルト202に引き付けら
れながら、バキュ−ムベルト202の移動により中間搬
送路204の原稿給紙口に送られるが、この給紙に先立
ち、原稿仕切爪215は原稿載置台201に載置された
原稿の左上側に一旦引き込まれた後に、再度押し出され
て原稿束の上にセットされる。この状態でバキュ−ムベ
ルト202で給紙された原稿は原稿給紙ロ−ラ−203
により中間搬送路204に送られ一旦停止する。停止し
た原稿はその後の再起動によりタ−ンロ−ラ−205と
原稿搬送ベルト206によりコンタクトガラス101の
上にセットされ、原稿の文字,画像が複写機本体1で読
み込まれる。
【0026】この読み込まれた原稿を排紙するとき、繰
返し複写をするときは、片面原稿の場合と両面原稿の場
合で排紙動作が異なる。片面原稿を排紙するときは、コ
ンタクトガラス101上の原稿は原稿搬送ベルト206
により原稿排紙路209に導かれ、この原稿の後端が反
転センサ−211に検知されたときに、スイッチバック
ロ−ラ−210が逆転して原稿排紙路209に導かれた
原稿を逆走させる。一方、原稿の後端が反転センサ−2
11で検知したときに排紙切換爪207を正転排出路2
13側に回動する。この排紙切換爪207の回動により
原稿排紙路209からの原稿は正転排出路213に導か
れ、原稿排紙ロ−ラ−214により原稿載置台201の
原稿束の上に同じ向きで排出される。この読み取って排
出された原稿と原稿載置台201に載置された原稿は原
稿仕切爪215によって区分けされる。
【0027】両面原稿を排紙するときはスイッチバック
ロ−ラ−210の逆転はなく、そのまま反転排出路21
2に進み、原稿排紙ロ−ラ−214により原稿載置台2
01の原稿束の上に排出される。したがって原稿載置台
201に再度スタックされる原稿は先に読み取られた面
が上向きになり、読み取られない裏面が下向きになる。
この状態で再度給紙されるとコンタクトガラス101上
では原稿の裏面が露光されて読み取られ、再度、反転排
出路212を通ることでもとの状態に戻る。このとき、
原稿載置台201に載置された原稿束の最終原稿の検知
は、原稿搬送に先立って原稿の上にセットされた原稿仕
切爪215が最終原稿の給紙により仕切り爪検知センサ
−216内に落下することで行われ、原稿束が1循した
ことを検出する。
【0028】ADF230は、図4に示すように、原稿
載置載置台231に画像面を下向きに載置された原稿束
は分離ブレ−ド232により規制され最下面の原稿のみ
が分離ロ−ラ233と呼出ロ−ラ234の搬送力により
給紙される。給紙された原稿はプルアウトロ−ラ235
とRDH200のタ−ンロ−ラ−205に搬送され搬送
ベルト206によりコンタクトガラス101上にセット
される。原稿がセットされると、複写機本体1が起動
し、複写が行われる。コンタクトガラス101上にセッ
トされた原稿を原稿排紙トレイ219に排紙するとき
は、搬送ベルト206を駆動して排紙切替爪207を上
方すなわち搬送ベルト206側に切り替え、排紙ロ−ラ
218により原稿排紙トレイ219に排出する。RDF
200の原稿載置台201に搬送するときは、正転排出
の場合には、搬送ベルト206を動作し、排紙切替爪2
07を下に切り替え、原稿排紙路209に送り、一旦排
出路に進入した原稿の後端が反転センサ−211に検知
されたとき、スイッチバックロ−ラ−210が逆転し原
稿は逆送する。このとき、排紙切替爪207を上に切り
替え、原稿を正転排出路213に送り、原稿排紙ロ−ラ
−214により、原稿載置台201に複写した面を下向
きに排出する。反転排出時はスイッチバックロ−ラ−2
10の逆転はなく、そのまま反転排出路212に送ら
れ、原稿載置台201に複写した面が上向きに排出され
る。原稿載置載置台231に原稿をセットしたことは原
稿セット検知センサ236により検知され、1枚だけの
原稿がセットされたときは1枚の原稿を送りだしたとき
の原稿なしにより、1枚の原稿がセットされたことを検
出する。
【0029】フィニッシャ−3は画像が複写された転写
紙を仕上げて排出するものであり、片面コピ−モ−ドに
おいては反転ユニット301により反転され、ステイプ
ルトレイあるいはフィニッシャ−トレイ302へ排出さ
れる。両面コピ−モ−ドでは裏面コピ−実行後に排出さ
れるから、反転されずに排出される。
【0030】複写機本体1に設けられた操作部は複写機
本体1と原稿給送装置2の動作モ−ドや複写モ−ドを入
力する。この操作部500は、図5の正面図に示すよう
にモ−ドクリア/予熱キ−501と割込みキ−502,
エンタ−キ−503,スタ−トキ−504,テンキ−5
05,クリア−/ストップキ−506等の各種キ−と表
示部550を有する。モ−ドクリア/予熱キ−501は
モ−ドクリアキ−と予熱キ−を兼ねており、キ−を押す
ことによりモ−ドクリアキ−の機能となり、そのまま押
し続けると予熱キ−の機能となる。モ−ドクリアキ−
は、各動作モ−ドを標準モ−ドに戻すためのもので、こ
のキ−の操作によりリピ−ト枚数は1枚、濃度は自動濃
度、給紙は自動給紙選択、変倍率は等倍に設定され、両
面等その他の機能は全て解除される。予熱キ−はオルタ
ネ−トスイッチであり、複写機本体1を予熱状態にする
ときと予熱状態を解除するときに押す。予熱状態では定
着ユニットが低温制御され、また予熱ランプのみ点灯
し、その他の表示は消灯することで消費電力を抑えてい
る。したがってコピ−処理実行中は予熱キ−は無効とな
る。割込みキ−502は割り込みコピ−をするときに押
し、エンタ−キ−503はズ−ム変倍,綴じ代の数値を
入力するときに押し、プリントキ−504は複写動作を
開始するときに押す。このプリントキ−504はレディ
/ウェイト表示を兼ねており、レディ時はグリ−ンの発
光ダイオ−ドが、ウェイト時はレッドの発光ダイオ−ド
が点灯する。テンキ−505は複写枚数を設定すると
き、ズ−ム変倍や綴じ代の数値を入力するときに使用す
る。クリア/ストップキ−505は待機中はクリアキ
−、複写動作中はストップキ−の機能を有する。このク
リアキ−は設定した複写枚数を解除するときに押す。ま
た、ストップキ−は複写動作を中断するときに押し、そ
の時点での複写動作が終了したときに装置は停止する。
ガイダンスキ−507は基本操作の説明を表示するとき
に押し、プログラム登録キ−508は使用者が頻繁に使
用するモ−ドを登録することができ、登録したモ−ドは
プログラム呼出しキ−509で呼び出すことができる。
予約キ−510は画像形成モ−ド等を予約する。
【0031】表示部550は、図6に示すように、表面
に複数のタッチキ−を配設し、機能の表示とともに選択
キ−にもなっている。メッセ−ジディスプレイ551は
装置に関する情報を表示する場所で、例えば、「コピ−
できます。」「用紙を補給して下さい。」「予約コピ−
できます。」等のメッセ−ジを表示する。セット表示エ
リア552は複写する枚数を表示する。トレイ選択キ−
及び用紙サイズと残量表示エリア553は左より順に上
段トレイ、中段トレイ、下段トレイ、大容量トレイを示
している。自動用紙選択キ−554が選択されたときに
は原稿と同じサイズの用紙が収納されたトレイが自動選
択される。濃度調整キ−555は複写濃度を手動で調整
するときに押す。自動濃度キ−556は原稿の地肌濃度
に応じて複写濃度を自動的に調整するときに押す。等倍
キ−557と拡大キ−558及び縮小キ−559は等倍
コピ−あるいは定形サイズの拡大,縮小を指示するとき
に押す。ズ−ムキ−560は64〜142%の間で任意の倍
率を指定するときに押す。用紙指定変倍キ−561は指
定した用紙のサイズに合わせて原稿の画像を自動的に縮
小,拡大したい場合に使用する。両面キ−562は片面
原稿を両面にする場合、両面原稿を両面にする場合、両
面原稿を片面にする場合に選択する。両面モ−ドメッセ
−ジエリア563は両面モ−ドの機能が選択されたと
き、コピ−作成状態が画面で示される。綴じ代キ−56
4は綴じ代が必要なとき21mm以下であれば左右どちら側
にも設定できる。綴じ代モ−ドメッセ−ジエリア565
は綴じ代モ−ドの機能が選択されたとき綴じ代状態が表
示される。その他にスタック機能選択キ−566や1箇
所ステイプル選択キ−567,2箇所ステイプル選択キ
−568が設けられている。
【0032】この操作部500の各種機能を制御する操
作制御部は、図7のブロック図に示すように、CPU6
01と、ROM602、RAM603、割込コントロ−
ラ604、主制御部との通信を行なう通信ポ−ト60
5、表示部550をコントロ−ルするLCDコントロ−
ラ606と表示メモリ607、LEDを点灯させるため
の出力ポ−ト608及びタッチキ−,プッシュキ−の入
力を読み込むDMAコントロ−ラ609等で構成されて
いる。そして操作者は、必要な処理モ−ドを操作部50
0に設定し、スタ−トキ−504によりコピ−スタ−ト
指示を入力する。コピ−スタ−ト指示が入力されると操
作部500に設定された処理モ−ドによりコピ−プロセ
スを実行する。
【0033】上記のように構成された複写装置でRDF
200を用いで原稿を搬送しながらコピ−する場合に動
作を説明する。原稿載置台201に原稿束が載置され、
操作部500で片面原稿/片面コピ−が選択されると、
原稿載置台201に下向きに置かれた原稿は、1枚ずつ
原稿束の下側から給紙され、中間搬送路204を通って
コンタクトガラス101上に送られ露光される。露光が
完了すると、コンタクトガラス101上の原稿は、原稿
搬送ベルト206により排出側に送られ、原稿排紙トレ
イ219に排出される。次の原稿は、露光中の原稿が露
光完了しないうちに給紙され始めるため、原稿交換のた
めの遅れを設けることなく、コピ−が作成される。この
ときの原稿給紙と用紙給紙は1対1で対応しており、原
稿載置台の原稿が一巡すると1部のコピ−が作成される
ため、N部作成するためにはこの動作をN回繰り返す。
【0034】また、原稿載置台201に原稿束が載置さ
れ、操作部500で片面原稿/両面コピ−が選択される
と、まず最初の原稿循環で原稿を1枚おきに読み取り、
表面となる原稿のコピ−をとった転写紙を一旦両面トレ
イ124にスタックする。一方、循環した原稿は正転排
出路213を通って原稿載置台201に逐次送られる。
そして次の循環で、両面トレイ124内の表面コピ−し
た転写紙の裏面に1回目の循環でコピ−しなかった原稿
のコピ−をとることで1部の両面コピ−を作成する。ま
た、複数部作成する場合は、2巡目以降の原稿循環時に
両面トレイからの用紙にコピ−するとともに、新しい転
写紙に表面コピ−を作成し両面トレイにスタックする。
このようにすることによりN部のコピ−を(N+1)回
の原稿循環で作成することができる。
【0035】また、両面原稿/両面コピ−が選択された
場合には、、まず最初の原稿循環で全ての原稿の表面の
コピ−をとり、その転写紙を一旦両面トレイ124にス
タックする。この循環で読み取られた原稿は反転排出路
212を通って反転して原稿載置台201に逐次排出さ
れる。次の循環で両面トレイ内の表面コピ−した転写紙
に原稿の裏面のコピ−をとり、1部の両面コピ−を作成
する。裏面コピ−がとられた原稿循環で原稿は再度反転
排出路212を通って反転して原稿載置台201に逐次
排出され最初の状態に戻される。すなわち原稿載置台2
01の原稿が2循環すると1部のコピ−が作成される。
【0036】次に、RDF200とADF230にそれ
ぞれ原稿をセットしてRDF200にセットした原稿と
ADF230にセットした原稿を異なる複写モ−ドでコ
ピ−する通常のマルチジョブ機能を使用したときの動作
を図8から図11のフロ−チャ−トを参照して説明す
る。
【0037】まず、図8示すように、RDF200に原
稿をセットして操作部500から第1の複写モ−ドを入
力する。次にADF230に原稿をセットして操作部5
00から第2の複写モ−ドを予約して入力する。入力さ
れた第1の複写モ−ドと第2の複写モ−ドは制御部のモ
−ド記憶部431に予約モ−ドを含めて格納される。こ
の状態で操作部500のスタ−トキ−504が押される
と、制御部のモ−ド選択部432はモ−ド記憶部431
に格納された第1の複写モ−ドを選択してCPU401
に送る。CPU401は送られた第1の複写モ−ドを原
稿給送制御部433と排出制御部434に送る(ステッ
プS1)。原稿給送制御部433と排出制御部434は
送られた第1の複写モ−ドによりRDF200の動作を
制御し、CPU401は送られた第1の複写モ−ドによ
りコピ−動作を制御する。そして上記のようにRDF2
00に載置された原稿を搬送しながら所定のコピ−動作
を行う(ステップS2)。RDF200を用いたコピ−
が終了するとADF230を用いたコピ−動作に入る
(ステップS3)。その後、モ−ド選択部432はモ−
ド記憶部431に第2の複写モ−ドが予約されているか
どうかを確認する(ステップS4)。第2の複写モ−ド
が予約されていない場合には待機状態に入り処理を終了
する。第2の複写モ−ドが予約されていると、第2の複
写モ−ドを読み出してCPU401に送り、CPU40
1は送られた第2の複写モ−ドの内容を原稿給送制御部
433と排出制御部434に送る。そして予約された第
2の複写モ−ドが片面原稿/片面コピ−のときには片面
原稿/片面コピ−の動作を実行させる(ステップS5,
S6)。また、予約された第2の複写モ−ドが片面原稿
/両面コピ−のときには片面原稿/両面コピ−の動作を
実行させる(ステップS7,S8)。予約された第2の
複写モ−ドが両面原稿/両面コピ−のときには両面原稿
/両面コピ−の動作を実行させる(ステップS9,S1
0)。
【0038】予約された第2の複写モ−ドが片面原稿/
片面コピ−であって片面原稿/片面コピ−の動作に入る
と、図9に示すように、ADF230の原稿載置台23
1の原稿は、1枚ずつ原稿束の下側から給紙され、コン
タクトガラス101上に送られ露光され転写紙にコピ−
される(ステップS11,S12)。この露光中にAD
F230は次の原稿の搬送を開始する。露光が完了する
と、排出制御部434は反転排出路212を選択してコ
ンタクトガラス101上の原稿を反転させながらRDF
200の原稿載置台204に排出させる(ステップS1
3)。この動作をADF230に載置された原稿が終わ
るまで繰り返す(ステップS14)。このように原稿を
ADF230から搬送するときに、次の原稿は露光中の
原稿が露光完了しないうちに給紙され始めるため、原稿
交換のための遅れをなくすことができる。ADF230
に載置された原稿が全て搬送されてから、複数N部のコ
ピ−を作成する場合には、RDF200による片面原稿
/片面コピ−動作により(N−1)回コピ−を繰り返す
(ステップS15,S16)。
【0039】また、予約された第2の複写モ−ドが片面
原稿/両面コピ−であって片面原稿/両面コピ−の動作
に入ると、図10に示すように、まず、ADF230の
原稿載置台231の原稿を1枚ずつコンタクトガラス1
01上に搬送する(ステップS21)。そして奇数頁だ
けを転写紙にコピ−し、コピ−した転写紙を両面トレイ
124にスタックする(ステップS22,S23)。そ
の後、原稿を正転排出路213を通して反転させながら
RDF200の原稿載置台204に排出させる(ステッ
プS24)。この動作をADF230の原稿がなくなる
まで繰り返して、ADF230にセットされた原稿をR
DF200の原稿載置台204にセットする(ステップ
S25)。この状態で作成するコピ−が1部の場合に
は、原稿載置台204から原稿を1枚ずつコンタクトガ
ラス101に送り(ステップS26,S27)、偶数頁
の原稿だけ露光して、両面トレイ124から給紙された
転写紙にコピ−する(ステップS28)。そしてコピ−
した原稿を正転排出路213を通して反転させながらR
DF200の原稿載置台204に排出する(ステップS
29)。この動作を原稿載置台204にセットされた原
稿がなくなるまで繰り返す(ステップS30)。また、
作成するコピ−が複数部の場合には、原稿載置台204
から原稿を1枚ずコンタクトガラス101に送る(ステ
ップS26,S31)。そして奇数頁の原稿は給紙トレ
イ112〜114から送られる転写紙にコピ−し、コピ
−した転写紙を両面トレイ124にスタックする(ステ
ップS32,S33)。また偶数頁の原稿は両面トレイ
124から送られる転写紙にコピ−し、コピ−した転写
紙を排紙する(ステップS34)。その後、原稿を正転
排出路213を通して反転させながらRDF200の原
稿載置台204に排出させる(ステップS35)。この
動作を所定のコピ−部数が終了するまで繰り返す(ステ
ップS36)。
【0040】予約された第2の複写モ−ドが両面原稿/
両面コピ−であって両面原稿/両面コピ−の動作に入る
と、図11に示すように、ADF230の原稿載置台2
31の原稿を1枚ずつコンタクトガラス101上に搬送
する(ステップS41)。そして給紙トレイ112〜1
14から送られる転写紙にコピ−し、コピ−した転写紙
を両面トレイ124にスタックする(ステップS4
2)。その後、原稿を反転排出路212を通してRDF
200の原稿載置台204に排出させる(ステップS4
3)。この動作をADF230の原稿がなくなるまで繰
り返して、ADF230にセットされた原稿をRDF2
00の原稿載置台204にセットする(ステップS4
4)。このRDF200の原稿載置台204にセットさ
れた原稿を1枚ずコンタクトガラス101に送り(ステ
ップS45)、両面トレイ124から給紙された転写紙
にコピ−し、コピ−した転写紙を排紙する(ステップS
46)。そしてコピ−した原稿を反転排出路212を通
してRDF200の原稿載置台204に排出させる(ス
テップS47)。原稿載置台204にセットした原稿が
1循し、複数部コピ−する場合には(ステップS48,
S49)、原稿載置台231の原稿を1枚ずつコンタク
トガラス101上に搬送し、給紙トレイ112〜114
から送られる転写紙にコピ−し、コピ−した転写紙を両
面トレイ124にスタックする(ステップS50,S5
1)。その後、原稿を反転排出路212を通してRDF
200の原稿載置台204に排出させる(ステップS5
2)。この動作を原稿載置台204にセットした原稿が
1循するまで繰り返す(シテップS53)。その後、上
記と同様に原稿の裏面のコピ−動作を行う(ステップS
45〜S48)。そして所定の部数をコピ−したらコピ
−動作を終了する(ステップS49)。
【0041】次に予約された第2の複写モ−ドが通常の
マルチジョブ処理でなく、置数が1の場合と、ADF2
30の原稿載置台231にセットした原稿が1枚の場合
のマルチジョブ原稿処理動作を図12のフロ−チャ−ト
を参照して説明する。
【0042】この場合にはRDF200の原稿載置台2
01へ原稿を搬送する必要がないために原稿の搬送処理
が上記処理と異なる。まず、置数が1の場合は(ステッ
プS61)、ADF230の原稿載置台231の原稿か
ら1枚ずつ原稿束の下側から給紙され、コンタクトガラ
ス101上に送られ露光される(ステップS62,S6
3)。露光が完了すると、コンタクトガラス101上の
原稿は、通常はRDF200の原稿載置台201に排出
されるが、排紙制御部434で排紙切替爪207を上に
切り替え、排紙ロ−ラ218を駆動して原稿排紙トレイ
219に排出する(ステップS64)。これをADF2
30の原稿載置台231の原稿がなくなるまで繰り返
し、全ての原稿のコピ−が終了したら予約原稿によるコ
ピ−動作を終了する(ステップS65)。
【0043】次に原稿が1枚で置数が1以外の場合には
(ステップS61)、ADF230の原稿載置台231
の原稿から1枚給紙し、コンタクトガラス101上に送
られる露光する(ステップS66,S67,S68)。
露光が完了すると、原稿はコンタクトガラス101上に
置いたまま置数分のコピ−を行い(ステッオウS6
9)、その後、原稿を原稿排紙トレイ219に排出して
予約原稿によるコピ−動作を終了する(ステップS7
0)。なお、原稿をコンタクトガラス101に搬送した
ときに原稿載置台231に原稿が残っているときは、通
常のマルチジョブ処理を行う(ステップS71)。
【0044】次に予約された第2の複写モ−ドがスタッ
クモ−ドのときの動作を図13のフロ−チャ−トを参照
して説明する。スタックモ−ドのときは(ステップS8
1)、ADF230の原稿載置台231の原稿から1枚
ずつ原稿束の下側から給紙され、コンタクトガラス10
1上に送られ露光される(ステップS82,S83)。
露光が完了すると、コンタクトガラス101上の原稿
は、通常はRDF200の原稿載置台201に排出され
るが、原稿はコンタクトガラス101上に置いたまま置
数分のコピ−を行う(ステッオウS84)。その後、排
紙制御部434で排紙切替爪207を上に切り替え、排
紙ロ−ラ218を駆動して原稿排紙トレイ219に排出
する(ステップS85)。この動作をADF230の原
稿載置台231の原稿がなくなるまで繰り返し、全ての
原稿のコピ−が終了したら予約原稿によるコピ−動作を
終了する(ステップS86)。なお、スタックモ−ドで
ないときは通常のマルチジョブ処理を行う(ステップS
87)。
【0045】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、複写機
の原稿給送装置に第1の原稿給送装置と第2の原稿給送
装置と設け、第2の原稿給送装置の原稿給紙口を第1の
原稿給送装置の原稿搬送路に連結し、第2の原稿給送装
置に載置された原稿を第1の原稿給送装置の画像読取部
に送るようにしたから、異なる原稿を同時にセットする
ことができる。
【0046】また、第1の原稿給送装置は読み取られた
原稿を排出する複数の原稿排出路を有し、複写モ−ドに
応じて読み取られた原稿を原稿載置台に再セットした
り、排紙トレイに排出することにより、複写モ−ドに応
じた原稿搬送を行うことができる。
【0047】また、第1の原稿給送装置と第2の原稿給
送装置にそれぞれセットされた原稿に対して異なる複写
モ−ドを設定できるようにしたから、セットされた原稿
を任意の複写モ−ドで複写動作をさせることができる。
【0048】さらに、複写モ−ドを設定するときに、第
1の複写モ−ドが設定されている場合には第2の複写モ
−ドを予約設定することにより、第1の複写モ−ドによ
る動作実行中に第2の複写モ−ドの設定を可能とし、複
写動作の効率化を図ることができる。
【0049】また、第2の原稿給送装置にセットされた
原稿に対してスタックモ−ドや置数が設定されたとき、
あるいは1枚の原稿がセットされたときに、読み取られ
た原稿を排紙排出路を通して直接排紙トレイに送り、原
稿搬送時間を短縮して生産性を高めることができる。し
たがってスタックモ−ド等で複写する場合には第2の原
稿給送装置に原稿をセットすることにより迅速に複写動
作を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す構成図である。
【図2】ベルト感光体の画像形成領域を示す配置図であ
る。
【図3】上記実施例の制御部を示すブロック図である。
【図4】上記実施例の原稿給送装置を示す構成図であ
る。
【図5】上記実施例の操作部を示す正面図である。
【図6】操作部の表示部を示す正面図である。
【図7】操作制御部の構成を示すブロック図である。
【図8】上記実施例のマルチジョブ動作を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図9】上記実施例の片面原稿/片面コピ−の動作を示
すフロ−チャ−トである。
【図10】上記実施例の片面原稿/両面コピ−の動作を
示すフロ−チャ−トである。
【図11】上記実施例の両面原稿/両面コピ−の動作を
示すフロ−チャ−トである。
【図12】上記実施例の置数設定モ−ドのコピ−の動作
を示すフロ−チャ−トである。
【図13】上記実施例のスタックモ−ドのコピ−動作を
示すフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
1 複写機本体 2 原稿給送装置 200 循環式自動原稿送り装置(RDF) 230 自動原稿送り装置(ADF) 500 操作部 431 モ−ド記憶部 432 モ−ド選択部 434 排紙制御部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月27日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】排紙制御手段は第2の複写モードでスタッ
クモードが設定されたときに排紙切換手段を第2の原稿
排紙路を切り換えたり、第2の複写モードで原稿の置数
として「1」が設定されたときに、排紙切換手段を第2
の原稿排紙路を切り換える。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】また、第2の原稿給送装置にセットされた
原稿に対してスタックモードや置数として「1」が設定
されたとき、あるいは1枚の原稿がセットされたとき
に、読み取られた原稿を排紙排出路を通して直接排紙ト
レイに送り、原稿搬送時間を短縮して生産性を高めるこ
とができる。したがってスタックモード等で複写する場
合には第2の原稿給送装置に原稿をセットすることによ
り迅速に複写動作を行わせることができる。
フロントページの続き (72)発明者 早川 国男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 増山 洋 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 鈴木 良一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の原稿給送装置と第2の原稿給送装
    置とモ−ド設定手段とモ−ド選択手段と排紙制御手段と
    を有し、 第1の原稿給送装置は第1の原稿載置台と第1の原稿搬
    送手段と原稿排紙手段とを有し、第1の原稿載置台は読
    取る原稿を載置し、第1の原稿搬送手段は第1の原稿載
    置台に載置された原稿を画像読取部に順次搬送し、原稿
    排紙手段は読み取られた原稿を第1の原稿載置台に排紙
    する少なくとも1つの第1の原稿排紙路と、読み取られ
    た原稿を原稿排紙トレイに排紙する少なくとも1つの第
    2の原稿排紙路と、第1の原稿排紙路と第2の原稿排紙
    路を切り換える排紙切換手段とを有し、 第2の原稿給送装置は第2の原稿載置台と第2の原稿搬
    送手段とを有し、第2の原稿載置台は読取る原稿を載置
    し、第2の原稿搬送手段は第2の原稿載置台に載置され
    た原稿を第1の原稿給送装置の第1の原稿搬送手段に送
    り、 モ−ド設定手段は第1の原稿給送装置に載置された原稿
    の第1の複写モ−ドと第2の原稿給送装置に載置された
    原稿の第2の複写モ−ドを個別に設定し、 モ−ド選択手段は設定された複写モ−ドにより複写動作
    を実行させ、 排紙制御手段は設定された複写モ−ドにより排紙切換手
    段の切換動作を制御することを特徴とするマルチジョブ
    機能付き複写装置。
  2. 【請求項2】 上記モ−ド設定手段は第1の複写モ−ド
    を設定した後、第2の複写モ−ドを予約設定する請求項
    1記載のマルチジョブ機能付き複写装置。
  3. 【請求項3】 排紙制御手段は第2の複写モ−ドでスタ
    ックモ−ドが設定されたときに排紙切換手段を第2の原
    稿排紙路を切り換える請求項2記載のマルチジョブ機能
    付き複写装置。
  4. 【請求項4】 排紙制御手段は第2の複写モ−ドとして
    置数が設定されたときに、排紙切換手段を第2の原稿排
    紙路を切り換える請求項2記載のマルチジョブ機能付き
    複写装置。
  5. 【請求項5】 第2の原稿給送装置に第2の原稿載置台
    に載置された原稿の枚数が1枚のときに、排紙制御手段
    は排紙切換手段を第2の原稿排紙路を切り換える請求項
    2記載のマルチジョブ機能付き複写装置。
JP7293340A 1995-10-17 1995-10-17 マルチジョブ機能付き複写装置 Pending JPH09114333A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7293340A JPH09114333A (ja) 1995-10-17 1995-10-17 マルチジョブ機能付き複写装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7293340A JPH09114333A (ja) 1995-10-17 1995-10-17 マルチジョブ機能付き複写装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09114333A true JPH09114333A (ja) 1997-05-02

Family

ID=17793543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7293340A Pending JPH09114333A (ja) 1995-10-17 1995-10-17 マルチジョブ機能付き複写装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09114333A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09114333A (ja) マルチジョブ機能付き複写装置
JP3333804B2 (ja) マルチジョブ機能付き複写装置
JP3539658B2 (ja) 複写装置
JPH1124511A (ja) 画像形成装置
JP3461231B2 (ja) マルチジョブ機能付き複写装置
JP3467163B2 (ja) マルチジョブ機能付き複写装置
JP2756253B2 (ja) 原稿走査装置
JP3451173B2 (ja) 自動原稿給紙装置搭載の複写装置
JP3814350B2 (ja) 画像形成装置
JP3645564B2 (ja) 画像形成装置
JPH09114331A (ja) 画像形成装置
JPH09179449A (ja) 画像形成装置
JP3420448B2 (ja) 複写装置
JP3451168B2 (ja) 自動原稿給紙装置搭載の複写装置
JP2000289885A (ja) シート搬送装置、画像形成装置及びその制御方法
JPH09185189A (ja) 画像形成装置
JP3556188B2 (ja) 画像形成装置
JPH09185199A (ja) 画像形成装置
JPH10254299A (ja) 画像形成装置
JPH10319787A (ja) 循環式自動原稿送り装置を有する画像形成装置
JPH09197914A (ja) マルチジョブ機能を有する画像形成装置
JPH09244310A (ja) 複写装置
JP2000035729A (ja) 画像形成装置
JPH04204862A (ja) 両面複写装置
JPH09325582A (ja) 自動原稿給紙装置搭載の複写装置