JPH09114304A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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Publication number
JPH09114304A
JPH09114304A JP27128395A JP27128395A JPH09114304A JP H09114304 A JPH09114304 A JP H09114304A JP 27128395 A JP27128395 A JP 27128395A JP 27128395 A JP27128395 A JP 27128395A JP H09114304 A JPH09114304 A JP H09114304A
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JP
Japan
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pressure
roller
fixing device
pressure roller
guide
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JP27128395A
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English (en)
Inventor
Tomio Noguchi
富生 野口
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加圧ローラの耐久性を維持しつつ、記録材が
加圧ローラに巻き付くのを防止する。 【解決手段】 加圧分離ガイド51の先端と加圧ローラ
34との間にギャップを設けるため加圧分離ガイド51
に設けられ、加圧ローラ34表面に当接する当接部材5
3を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザー
ビームプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に備え
られる定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザービームプリンタ等の画像
形成装置においては、レーザー光等によって描かれた潜
像を現像せしめる現像装置と、現像されたトナー像をシ
ート材に転写せしめる転写手段と、転写されたトナー像
をシート材上に定着せしめる定着器においては、ヒータ
ーと、温度センサによって所定の温度に保たれながら回
転する定着ローラと、前記定着ローラに所定の圧力で当
接され、従動回転する加圧ローラとにより、熱および圧
力をもって現像剤たるトナーを溶融させ、トナー像をシ
ート材に定着する手法が主流である。
【0003】図10は、その代表例としての従来のレー
ザービームプリンタである。以下、図10のレーザービ
ームプリンタの構成部品を説明する。
【0004】プリンタ本体(画像形成装置本体)内に
は、レーザスキャナ2、感光ドラム3と、一次帯電器1
6と現像器17を含む印字プロセスユニット1、転写ロ
ーラ9、定着器4、搬送ローラ対8、給紙カセット6と
給紙ローラ(ピックアップローラ)7等が設置されてい
る。
【0005】給紙カセット6内に積載収納されたシート
材Sは、反時計方向に回転する給紙ローラ7により給送
され、シート材ガイド18に導かれて搬送ローラ対8の
ニップ部へ送られる。
【0006】次いで、シート材Sは搬送ローラ対8によ
って感光ドラム3と転写ローラ9との間に送られる。
【0007】感光ドラム3は反時計方向に回転してお
り、一次帯電器16で均一に帯電されている。そして、
その外周面には、レーザースキャナ2からのレーザ光に
より静電潜像が順次形成され、続いてその静電潜像が現
像器17で現像され、トナー像が形成される。
【0008】感光ドラム3と転写ローラ9との間に送ら
れたシート材には、感光ドラム3上のトナー像が転写ロ
ーラ9により順次転写される。
【0009】このようにしてトナー像が転写されたシー
ト材Sは定着器4へ送られ、ここで加熱、加圧されてト
ナー像がシート材Sに定着する。
【0010】この後、シート材Sは搬送ローラ対10に
より排紙ローラ5へ送られ、次いで排紙ローラ5により
プリンタ本体上面のシート材排紙トレイ19上に排紙さ
れる。
【0011】排紙カバー12は、支点15を中心として
開閉回動可能に設けられている。この排紙カバー12に
は、フェイスアップ排紙ローラ14が設けられている。
更に、フェイスダウン、フェイスアップのそれぞれの排
紙路へのガイドと、それらの経路を切り替えるフラッパ
ー11が設けられている。
【0012】そして、この従来のレーザービームプリン
タでは、プロセスカートリッジ1、定着器4等のユニッ
トや、給紙ローラ7、転写ローラ9等のローラ関係は、
消耗部品であり、その製品のライフの中に何回かの交換
が必要である。その中で定着器は、通常、その製品のラ
イフの中で2〜4回程度、交換されるユニットである。
【0013】この従来のレーザービームプリンタでは、
定着器4は、画像形成装置本体の排紙カバー12を図の
A方向に開いた状態で、交換可能な様に構成されてい
る。そして、定着器4は、本体装着状態で、メインステ
ー20の位置決め突起13により、位置決めされてい
る。また、固定レバー31により装置本体に固定されて
いる。
【0014】図11は、従来例の定着器詳細図を示す。
この図を用いて、従来例の定着器の構成を説明する。
【0015】図11の定着器は、定着ローラ29と、加
圧ローラ34を中心として、それらを支える定着フレー
ム35、紙の進入のガイドとなる入口ガイド28、排紙
口のガイドとなる分離上ガイド30と、分離下ガイド3
2、本体に固定するための、固定レバー31等で構成さ
れている。
【0016】定着器の中をシート材は、矢印Cの方向
に、入口ガイド28側から入り、定着ローラ29と加圧
ローラ34とのニップ部で定着され、分離上ガイド30
と、分離下ガイド32の間でガイドされ、排紙ローラ4
3と排紙コロ42により定着器外部へと搬送される。
【0017】搬送経路の途中には、定着排紙検知センサ
ーレバー45が有り、定着ローラ29と排紙ローラ43
との間のシート材の有無を検知している。この定着排紙
検知センサーレバー45により、定着器排紙部のシート
材滞留ジャムや、定着器へのシート材搬送遅延ジャムを
検出することが出来る様構成されている。
【0018】定着器排紙部のシート材滞留ジャム(定着
ローラ29と排紙ローラ43との間のアコーディオンジ
ャム等)は、分離下ガイド32を矢印Bの方向に開くこ
とにより取り除くことが出来る様構成されている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の画像形成装
置には、以下のように二つの問題がある。
【0020】まず、第一の問題は、シート材の加圧ロー
ラ巻き付きの問題である。
【0021】従来、画像形成装置の定着器では、加圧ロ
ーラは、芯金にゴムを巻いた構造になっており、定着ロ
ーラにむけてバネ等で加圧され押しつけられている。こ
のため、加圧ローラは、つぶれて定着ローラに密着して
いる部分(ニップ)をつくる。そして、このニップ部分
は、定着ローラの外径曲率に沿う形状となっている。
【0022】画像形成装置本体内で、搬送されてきたシ
ート材が、この定着ローラと加圧ローラの間のニップを
通過すると、シート材は、ニップ通過中にアイロンがけ
されたような状態になるため、定着ローラの外径曲率に
より、定着ローラ側にまるまるようなカールがつく。こ
のままの状態だと、定着ローラにシート材が巻き付いて
しまうので、分離爪によってシート材を、定着ローラか
ら引きはがし、シート材を定着排紙ローラまで搬送す
る。そして、ニップでついたシート材のカールは、定着
排紙ローラと定着ローラ間でシート材を引っ張ることに
より取り除いている。
【0023】通常、搬送されてきたシート材は、上記説
明の様に定着ローラ側にカールするのだが、シート材の
組成や吸湿の状態により、シート材が、加圧ローラ側に
カールし、張り付いてしまう場合がある。そして、シー
ト材が、加圧ローラからはがれずに、そのまま加圧ロー
ラ側に巻き付いてしまうことがあった。
【0024】従来機では、この問題を解決するために、
分離下ガイド先端を加圧ローラになるべく近付ける様に
構成している。しかし、分離下ガイド先端を加圧ローラ
に近付けるのは、構成上の限界がある(通常ガイドの熱
変形等も考慮すると1.5mm程度)。この方法だと、
完全に加圧ローラ巻き付きを防ぐことは、出来ない。
【0025】また、定着ローラ側と同じ様な分離爪を、
加圧ローラ側に設けることも考えられるが、分離爪で
は、耐久が進むと、加圧ローラに傷をつけたり、トナー
が分離爪先端に付着して、シート材が引っ掛かりジャム
をおこす等の弊害がある。
【0026】このように、従来機では第一の問題とし
て、シート材の加圧ローラに巻き付きがある。
【0027】次に第二の問題とは、定着器の排紙検知セ
ンサーでの問題であり、これを説明する。
【0028】図10の従来例の定着器4は、上記の従来
の技術で説明したように、画像形成装置本体の排紙カバ
ー12を図のA方向に開いた状態で、交換可能な様に構
成されている。そして、定着器4は、本体装着状態で、
メインステー20の位置決め突起13により、位置決め
されている。また、固定レバー31により装置本体に固
定されている。
【0029】よって、定着器4は、固定レバー31を解
除するだけで、一般ユーザーでも簡単に、本体から抜き
挿しできるのである。
【0030】定着器は、ユニット交換のために着脱した
り、排紙部でのアコーディオンジャムが起たときに、ジ
ャム処理しやすい様に、定着器を本体よりはずして、ジ
ャム処理をすることがある。
【0031】しかし、排紙検知センサーは、固定ではな
く回動するため、たまたま排紙検知センサーレバー45
が、矢印Dの方向に持ち上がった様な状態のとき、定着
器を本体から抜こうとして一度持ち上げると、排紙検知
センサーのフラグ部46は、図12の様に本体側のフォ
トセンサー21のスリットに入り込んでいるため、排紙
検知センサーのフラグ部46または、フォトインタラプ
タ21を破損することになる。
【0032】このため排紙検知センサーの材質は、なる
べく弾性をもった軟らかいものの方がよい。
【0033】また、定着器の排紙検知センサーは、定着
直後のシート材を、排紙検知センサー紙突き当て部45
に突き当てフラグ部46を回転させ、シート材の有無を
検知している。定着直後のシート材は、非常に高温とな
っており、突き当て部45は、摩耗しやすい。センサー
自身の温度も定着器内部にあるため、かなりの高温にな
っている。排紙検知センサーが熱で変形してしまった
ら、シート材検知のタイミングがずれてしまい、搬送検
知がうまくゆかなくなってしまう。
【0034】このため排紙検知センサーの材質は、熱に
よる変形、摩耗に強くなければならない。
【0035】よって、排紙検知センサーの材質は、弾性
があると同時に、熱による変形、摩耗に強くならなけれ
ばならない。
【0036】この様に、第二の問題は、定着器の排紙検
知センサーの材質を選ぶ場合、その選定が難しいという
問題である。
【0037】
【課題を解決するための手段】上記第一の問題を解決す
る本発明は、内部にヒーターを備えた定着ローラと、前
記定着ローラに当接されている加圧ローラと、前記加圧
ローラ側に巻き付いてくるシート材を分離するための加
圧分離ガイドと、を有する定着装置において、前記加圧
分離ガイド先端と前記加圧ローラとの間にギャップを設
けるため、前記加圧分離ガイドに設けられ前記加圧ロー
ラ表面に当接する当接部材を有することを特徴とする。
【0038】また、前記加圧分離ガイドの当接部材が、
回転するコロであり、前記加圧分離ガイドのガイド面付
近の両端に設けられていることを特徴とする。
【0039】さらに、前記加圧分離ガイドは、長手方向
に数個所もうけられており、それぞれが独立して加圧ロ
ーラに当接していることを特徴とする。
【0040】そして、前記加圧分離ガイドは、一個所を
支点として回動可能に設けられ、長手方向に二個所で加
圧ローラに当接し、計三個所で位置決めされていること
を特徴とする。
【0041】また、前記加圧分離ガイドは、板バネで加
圧され加圧ローラに押し当てられており、前記板バネ
は、前記加圧分離ガイドの回動支点を保持すると同時
に、長手方向に二個所で当接している回転コロの軸を保
持し、この前記軸を前記加圧ローラ側に加圧しているこ
とを特徴とする。
【0042】そして、前記加圧分離ガイド先端と、前記
加圧ローラとの間のギャップを0.1〜0.5mmとす
ることを特徴とする。
【0043】また、上記第二の問題を解決する手段とし
て、本発明では、シート材の有無を検知するための排紙
検知センサーが、レバー部とフラグ部の2体で構成され
ており、前記排紙検知センサーのフラグ部の材質が弾性
部材で構成されていることを特徴とする。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0045】図1は本発明の第1の実施の形態に係わる
定着装置の全体構成を示す。
【0046】なお、本装置において、上記従来例の装置
と同一の部材には同一符号を付すと共に、構成的、機能
的に変わらないものについてはその説明を省略する。
【0047】本実施の形態の定着装置は、加圧ローラ3
4側に巻き付いてくるシート材を分離するための、加圧
分離ガイド51を有しており、加圧分離ガイド51先端
と、加圧ローラ34との間にギャップを設け、このギャ
ップを加圧分離ガイド51に設けられた当接コロ53を
加圧ローラ34表面に当接させることにより管理できる
ように構成されている。
【0048】加圧分離ガイド51先端と、加圧ローラ3
4の間のギャップEは、0.1〜0.5mmになってい
る。
【0049】図2は、本実施の形態の定着器の定着上カ
バー57、分離上ガイド30、分離下ガイド32等を取
り除き、加圧ローラ34、定着ローラ29、定着フレー
ム35等の主要部品のみを残した斜視図である。
【0050】この図2により、本実施の形態の加圧分離
ガイド周りの構成を説明する。
【0051】加圧分離ガイド51は、長手方向に2個所
設けられており、それぞれが独立して加圧ローラに当接
している。
【0052】加圧分離ガイド51は、加圧板バネ52に
よって、回動支点58を中心に回動可能なように定着フ
レーム35に取り付けられている。そして、二個のコロ
53が、加圧分離ガイド51に設けられた軸に回転可能
に取り付けられている。コロ53の材質は、PFAが用
いられており、トナー等がコロ53に付着するのを防止
している。
【0053】加圧分離ガイド51は、回動支点58と二
個のコロ53の計三箇所で位置決めされている。また、
加圧分離ガイド51は、加圧板バネ52で加圧された加
圧ローラ34に押し当てられており、加圧板バネ52
は、加圧分離ガイド51の回動支点58を保持すると同
時に、二箇所で当接しているコロ53の軸を保持し、こ
の軸を加圧ローラ34側に加圧している。
【0054】この様に加圧板バネ52が、加圧分離ガイ
ド51の両端コロ軸を支える構成により、加圧分離ガイ
ド51のガイド面は、加圧ローラ34との平行性を保つ
ことが可能になる。
【0055】また、加圧板バネ52が、支点と軸の両方
を保持することにより、加圧分離ガイド51の取り付け
精度が上がり、加圧ローラ34との間のギャップEを、
0.1〜0.5mmの範囲にすることが可能になる。
【0056】更に、加圧分離ガイド51には、突き当て
突起55が設けられている。この突き当て突起55は、
図1の分離下ガイド32が閉じている状態で、分離下ガ
イド32に当接するよう構成されている。よって本体動
作時の様に、分離下ガイド32が閉じている時は、加圧
分離ガイド51の回動範囲を規制している。このことに
より、シート材が、加圧分離ガイド51に突き当たった
時、加圧分離ガイド51が逃げてしまい、加圧ローラ3
4との隙間にシート材が入り込んでしまうのを防止して
いる。
【0057】また、ジャム処理の為に、分離下ガイド3
2を開いた時は、加圧分離ガイド51の回動範囲の規制
はなくなり、つまっているシート材等を取り除くことが
容易になる。
【0058】上記第1の実施の形態の定着装置に備えら
れた加圧分離ガイドの、別の構成例を図3、図4に示
す。
【0059】図3の様に、本実施の形態の定着器の加圧
分離ガイド61は、第1の実施の形態と同様のコロ53
と、もう一個所コロ62が設けられている。コロ62
は、加圧ローラ34に、断面上で異なる場所に設けられ
ている。
【0060】つまり、2個のコロ53と1個のコロ62
の計3個所により、本実施の形態の加圧分離ガイド61
は、加圧ローラに対しての位置決めができる様に構成さ
れている。
【0061】更に、加圧分離ガイド61は、加圧板バネ
63で保持されており、加圧分離ガイド61は、加圧板
バネ63によって、加圧ローラ34に押し当てられてい
る。
【0062】図4は、本実施の形態の構成での動作説明
図である。この図4により、本実施の形態の加圧分離ガ
イド61が効果を発揮する場合の状況を説明する。
【0063】図4(a)と図4(b)では、加圧ローラ
34の位置が異なっている。画像形成装置では、封筒の
様なしわになりやすい用紙を通紙するときは、加圧ロー
ラの位置を調整し、定着ローラとの接触圧を下げること
があり、図4(a)、(b)は、その様に位置を変えた
場合の加圧ローラの図である。
【0064】図4(a)は、通常の加圧ローラの位置で
あり、図4(b)は、加圧ローラの定着ローラとの接触
圧を下げた場合の位置である。
【0065】上記加圧ローラの位置が変わる構成の定着
器に、第1の実施の形態(図1)の加圧分離ガイド51
を用いると、加圧分離ガイド51の回動支点が、定着フ
レーム35に固定であるため、図4(a)と図4(b)
の加圧ローラの位置で、加圧分離ガイド51先端と、加
圧ローラ34の間のギャップEが変化してしまうことに
なる(0.2mm程度変化する。)。
【0066】本実施の形態の加圧分離ガイド61は、上
記ギャップ変化の問題を解決するものである。図4
(b)の加圧ローラ34の位置が、定着ローラ29から
離れる方向Fに移動しても、コロ3個所で加圧ローラ3
4に対して位置決めされているため、加圧分離ガイド6
1と加圧ローラ34とのギャップE2は、図4(a)の
ギャップE1から、変化することがない。
【0067】よって、本実施の形態の定着器では、加圧
ローラの位置の変化に対してもギャップEを保証するこ
とができ、どの加圧ローラの位置でも、加圧ローラ巻き
付きジャムに対して問題のない定着器を提供することが
可能となる。
【0068】加圧ローラの位置は、取り付け精度や、ゴ
ム硬度の変化などによっても変化するので、この変化に
対しても、本実施例の定着器は、有利となる。
【0069】上記第1の実施の形態の定着装置に備えら
れた加圧分離ガイドの、別の構成例を図5に示す。
【0070】本実施の形態の定着装置は、搬送ガイドの
一つである、分離下ガイド32の開閉に連動して、加圧
分離ガイド51を開閉させるものである。
【0071】本実施の形態の分離下ガイド32と加圧分
離ガイド51は、連結バー71で連結されている。加圧
分離ガイド51と連結バー71の連結部回動支点74の
連結バー71側は、丸長穴になっており、分離下ガイド
32を90度程度開いた時に、加圧分離ガイド51は、
25度程度開く様になる。また、連結部が丸長穴のた
め、分離下ガイド32を閉めた時は、加圧分離ガイド5
1は、フリーに回動する様になり、加圧ローラ34との
位置を出すことが出来る。
【0072】図のシート材72は、定着ローラ29と加
圧ローラ34によって搬送されてきたシート材が、定着
器内部で紙詰りジャムしている状態を示している。ジャ
ムしたシート材72を取り除くためには、分離下ガイド
32を開ければよい。第1の実施の形態(図1)の定着
器では、分離下ガイド32を開けても、その奥に加圧分
離ガイド51があるためジャム処理をしずらく、また、
指で加圧分離ガイド51を開こうとしても、加圧分離ガ
イド51の先端がローラに近く熱いため火傷をするおそ
れがあり、指ではさわれない。
【0073】ところが、本実施の形態の定着器では、加
圧分離ガイド51も、分離下ガイド32の開閉に連動し
て開閉するため、奥の方に詰っている紙を取り出しやす
くなる。
【0074】以下、第二の問題を解決するための本発明
の他の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0075】図6は本発明の第4の実施の形態に係わる
定着器の全体構成を示す。
【0076】なお、本装置において、上記従来例の画像
形成装置と同一の部材には同一符号を付すと共に、構成
的、機能的に変わらないものについてはその説明を省略
する。
【0077】本実施の形態の装置は、シート材の有無を
検知するための排紙検知センサー82が、定着器内に設
けられている、そして、排紙検知センサーのレバー部8
2とフラグ部81が、2体で構成されており、排紙検知
センサーのフラグ部81の材質が弾性部材(耐熱のエラ
ストマー)で構成されている。
【0078】次に、図7、図8により、本実施の形態の
排紙検知センサーのフラグの作用を説明する。
【0079】発明が解決しようとしている課題で説明し
たように、本定着器は、ユニット交換のために着脱した
り、定着器を本体よりはずして、ジャム処理をすること
がある。
【0080】図7は、従来例(図12)と同様に、排紙
検知センサーのフラグ部81が、本体側のフォトセンサ
ー21のスリットに入り込んでいる状態である。そし
て、定着器を画像形成装置本体から、引き抜くために定
着器を一度持ち上げると、図8(b)の様に、排紙検知
センサーレバー82は、Gの方向に持ち上がる。このと
き、従来例では、破損していた排紙検知センサーのフラ
グ部81は、弾性体であるため図8(b)の様に変形す
る。このため、排紙検知センサーのフラグ部81は、破
損したりフォトセンサー21を壊すことはない。
【0081】よって、本実施の形態の排紙検知センサー
は、フラグ部の材質に、なるべく弾性をもった軟らかい
ものを用い、排紙検知センサーのレバー部82からシー
ト材突き当て部83には、熱による変形、摩耗に強く強
固な材質を用いることができる。
【0082】この様に、本実施の形態は、定着器の排紙
検知センサーの材質を選ぶ場合、その選定が難しいとい
う問題点を解決することができる。
【0083】上記第4の実施の形態の定着器に備えられ
た排紙検知センサーの、別の構成例を図9に示す。
【0084】本実施の形態の定着器の排紙検知センサー
は、従来例と違い、排紙検知センサーが、レバー部92
とフラグ部91に分けられており、それらが弾性部材9
3(コイルスプリング)で結合されている。
【0085】本第5の実施の形態でも、弾性部材93の
おかげで定着器着脱時にフラグ部91が逃げるため、第
4の実施の形態と同様に、定着器着脱時に排紙検知セン
サーのフラグ破損してしまうという問題点を解決するこ
とができる。
【0086】更に、本実施の形態では、フラグ部91の
材質を特種材質にする必要がない。また、軸を弾性部材
93でつないでいるため、フラグ部が、ねじれる方向に
力を受けても破損することはなくなる。よって定着器ユ
ニット単体の取り扱い、物流の場等での破損の問題に対
しても有利となる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の定着装置
は、第一の問題であるシート材の加圧ローラ巻き付きを
解決することが出来る。
【0088】したがって、シート材巻き付きジャムしな
い定着器をユーザーに提供することが可能になる。ま
た、非接触のガイドを用いたので、大量給紙の機械であ
っても、加圧ローラ等の耐久性をアップすることが出
来、安定した搬送能力の機械を供給することが可能にな
る。
【0089】また、第二の問題である、定着器の排紙検
知センサーの材質を選ぶ場合、その選定が難しいという
問題点を解決することができる。
【0090】定着器を本体から無理に引き抜こうとして
も、排紙検知センサーのフラグ部を破損することはなく
なる。
【0091】この定着器は、排紙カバーを開き、固定レ
バーの解除するだけで、一般ユーザーでも簡単に、本体
から抜き挿し出来、更に定着器を本体よりはずして、ジ
ャム処理をすることが出来る様になる。
【0092】よって、ユーザーにとって取り扱いの容易
な定着器を供給することが可能になる。
【0093】また、排紙検知センサーのレバー部の材質
を、熱に強く耐久性のよい強固な材質にすることが出来
るため、高耐久、高性能の定着器を供給することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる定着装置を
示す断面図。
【図2】定着装置の主要部品の斜視図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係わる定着装置を
示す断面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係わる定着装置構
成を示す詳細図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係わる定着装置構
成を示す断面図。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係わる定着装置構
成を示す斜視図。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係わる定着装置の
排紙検知センサー構成を示す詳細図。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係わる定着装置の
排紙検知センサー動作を示す詳細図。
【図9】本発明の第5の実施の形態に係わる定着装置の
配置検知センサー構成を示す斜視図。
【図10】従来の画像形成装置の全体構成を示す断面
図。
【図11】従来の定着器の斜視図。
【図12】従来の定着器の排紙検知センサー構成を示す
斜視図。
【符号の説明】 1 プロセスカートリッジ 2 スキャナー 3 感光ドラム 4 定着器 6 カセット 7 給紙ローラ 8 搬送ローラ 9 転写ローラ 10 搬送ローラ 11 フラッパー 12 排紙カバー 13 定着器位置決め突起 14 排紙ローラ 15 排紙カバー回動支点 16 帯電器 17 現像器 18 搬送ガイド 19 排紙トレイ 20 本体メインステー 21 フォトセンサー 28 定着入口ガイド 29 定着ローラ 30 分離上ガイド 31 定着固定レバー 32 分離下ガイド 33 定着把手 34 加圧ローラ 35 定着フレーム 41 分離爪 42 定着搬送コロ 43 定着排紙ローラ 44 定着加圧バネ 45 排紙検知センサーレバー部 46 排紙検知センサーフラグ部 47 定着器内でジャムした紙 48 ヒーター 51 加圧分離ガイド 52 加圧板バネ 53 コロ 54 ビス 57 定着上カバー 58 加圧分離ガイド回動支点 61 加圧分離ガイド 62 コロ 63 加圧板バネ 71 連結レバー 72 定着器内でジャムした紙 73 回動支点 74 回動支点 81 排紙検知センサーフラグ部 82 排紙検知センサーレバー部 83 排紙検知センサーレバー部(紙当接部) 91 排紙検知センサーフラグ部 92 排紙検知センサーレバー部 93 弾性体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にヒーターを備えた定着ローラと、
    前記定着ローラに当接されている加圧ローラと、前記加
    圧ローラ側に巻き付いてくるシート材を分離するための
    加圧分離ガイドと、を有する定着装置において、 前記加圧分離ガイド先端と前記加圧ローラとの間にギャ
    ップを設けるため、前記加圧分離ガイドに設けられ前記
    加圧ローラ表面に当接する当接部材を有することを特徴
    とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記加圧分離ガイドの当接部材が、回転
    するコロであり、前記加圧分離ガイドのガイド面付近の
    両端に設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    定着装置。
  3. 【請求項3】 前記加圧分離ガイドは、長手方向に数個
    所もうけられており、それぞれが独立して加圧ローラに
    当接していることを特徴とする請求項1記載の定着装
    置。
  4. 【請求項4】 前記加圧分離ガイドは、一個所を支点と
    して回動可能に設けられ、長手方向に二個所で加圧ロー
    ラに当接し、計三個所で位置決めされていることを特徴
    とする請求項1記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 前記加圧分離ガイドは、板バネで加圧さ
    れ加圧ローラに押し当てられており、前記板バネは、前
    記加圧分離ガイドの回動支点を保持すると同時に、長手
    方向に二個所で当接している回転コロの軸を保持し、こ
    の前記軸を前記加圧ローラ側に加圧していることを特徴
    とする請求項1記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 前記加圧分離ガイド先端と、前記加圧ロ
    ーラとの間のギャップを0.1〜0.5mmとすること
    を特徴とする請求項1記載の定着装置。
  7. 【請求項7】 前記加圧分離ガイドの当接部材が、前記
    加圧ローラ表面に少なくとも3個所で接しており、その
    内一個所は、他の当接部材と加圧ローラ断面での当接場
    所がことなっていることを特徴とする請求項1記載の定
    着装置。
  8. 【請求項8】 前記定着ローラは前記加圧ローラによっ
    て搬送されてきたシート材を更に後続の搬送ローラに導
    くための搬送ガイドを有し、この搬送ガイドは開閉可能
    であり、前記搬送ガイドの開閉に連動して前記加圧分離
    ガイドが開閉することを特徴とする請求項1記載の定着
    装置。
  9. 【請求項9】 シート材の有無を検知するための排紙検
    知センサーを有し、前記排紙検知センサーはレバー部と
    フラグ部が2体で構成されており、前記排紙検知センサ
    ーのフラグ部の材質が弾性部材で構成されていることを
    特徴とする定着装置。
  10. 【請求項10】 前記排紙検知センサーのレバー部とフ
    ラグ部は弾性部材で結合されていることを特徴とする請
    求項9記載の定着装置。
JP27128395A 1995-10-19 1995-10-19 定着装置 Pending JPH09114304A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10333465A (ja) * 1997-05-27 1998-12-18 Canon Inc 画像形成装置
US7292814B2 (en) 2004-05-26 2007-11-06 Brother Kogyo Kabshiki Kaisha Process cartridge preventing winding and image forming apparatus
JP2008268401A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Kyocera Mita Corp 定着装置及びこれを備えた画像形成装置

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