JPH09113526A - 板速度検出器の校正装置 - Google Patents

板速度検出器の校正装置

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JPH09113526A
JPH09113526A JP7290559A JP29055995A JPH09113526A JP H09113526 A JPH09113526 A JP H09113526A JP 7290559 A JP7290559 A JP 7290559A JP 29055995 A JP29055995 A JP 29055995A JP H09113526 A JPH09113526 A JP H09113526A
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JP
Japan
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detector
speed
belt
speed detector
plate speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP7290559A
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English (en)
Inventor
Shigeru Onoda
繁 小野田
Tetsuya Ueno
哲弥 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Nittetsu Hokkaido Control Systems Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Nittetsu Hokkaido Control Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、鋼板圧延工場等において圧延され
る鋼板等、連続して移動する物体の移動速度を測定する
ための鋼板速度検出器の校正に係り、特に圧延機のオン
ライン校正装置を提供するものである。 【解決手段】 板速度検出器に対向して、一定速度で回
転する一対のプーリー間に基準長を有する無端ベルトを
架設し、かつ、該無端ベルトの移動域に光電スイッチと
測長ゲート設定器とを設けて、前記無端ベルトの移動域
に、校正装置を設置したことを特徴とする板速度検出器
の校正装置および該校正装置を圧延スタンド間に設置さ
れている板速度検出器に対向して、設定したことを特徴
とする板速度検出器の校正装置。 【効果】 板速度検出器の校正をオンラインでも容易に
行うことができ、また校正に要する時間を短縮すること
が可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、鋼板圧延
工場等において圧延される鋼板等、連続して移動する物
体の移動速度を測定するための鋼板速度検出器の校正に
係り、特に圧延機のオンラインでの適用でその効力を発
揮する校正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、熱延鋼板を連続圧延する工場等
においては、仕上スタンド間に板速度検出器を設置し
て、圧延中の鋼板の移動速度を測定し、ワークロールの
回転速度の調整を行い、圧延される熱延鋼板のコイルフ
ロント幅不良の防止による製品歩留りの向上と、自動化
の推進を図ることが行われている。
【0003】ところで、この板速度検出器は、移動する
被測定鋼板に信号を送信し、該被測定鋼板による反射信
号を検出器に受信し、送信信号と反射信号との間のドッ
プラーシフト量を検出して移動速度を測定する、いわゆ
るドップラー効果を利用して速度を測定するように構成
されているが、該検出器の取付け制度が2°ずれると誤
差が+0.06%となり、板速度検出器の測定精度(±
0.2%)を保持できない。
【0004】そのため板速度検出器の測定精度を保持す
るためには、頻繁に基準器との校正作業(零点調整)を
行い、精度を検査する必要がある。そこで、従来は図6
に示すように、基準器として、駆動装置18で回転軸1
8aを介して、校正円盤11を回転させ、該円盤11に
上記速度検出器4からレーザ光を照射して、該円盤11
の速度を検出することにより板速度検出器4の精度を検
査する校正方法が行われていた。
【0005】一方、板速度検出器4は、前記のように圧
延機の仕上スタンド間に設置されているので、校正の都
度、該検出器4を設置位置から取外さなければならな
い。従って校正後の取付け精度が保証されないのみなら
ず、スタンド内の作業であるため、他作業との干渉も多
く、検出器の脱着、位置調整に長時間(12時間程度)
を要するため、作業時間の延長を招くことになり、必ず
しも適当とは言えなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来方法における問題点を解決したもので、板速度検
出器の校正装置を新たに開発し、レーザ受光面を点から
面にすることにより、セッティング誤差の解消を図ると
共に、板速度検出器4を設置位置から取外すことなく、
校正作業を行えるようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、上記
課題を解決するためになされたものであり、その要旨と
するところは、板速度検出器に対向して、一定速度で回
転する一対のプーリー間に基準長を有する無端ベルトを
架設し、かつ、該無端ベルトの移動域に光電スイッチと
測長ゲート設定器とを設けた板速度検出器の校正装置で
あり、さらに、該校正装置を圧延スタンド間に設置され
ている板速度検出器に対向して、設定したことにある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について添付図面に
より説明する。図1は本発明の構成を示す説明図、図2
はブロック図、図3および図4は校正装置のセッティン
グ条件を示す説明図、図5は板速度検出器の設置箇所を
示す説明図、図6は従来実施されている校正装置の説明
図である。
【0009】図1および図2には本発明の校正装置20
を示したもので、図において1は例えばステンレス鋼等
の材料で形成した無端ベルトで、モーター6により回転
する一対のプーリー2および3間に架設してある。4は
校正しようとする板速度検出器、5は前記無端ベルト1
の回転数を検出する光電スイッチである。7は前記モー
ター6を駆動するモータードライバー、8は速度設定
器、9は前記光電スイッチ5からのパルス信号を入力す
る時間を設定するゲート信号設定器、10はゲート信号
設定器9からのパルス信号を整形するパルスコンバータ
ー、19はパルスコンバーター10からのパルス数を計
数するカウンター、22はカウンター19からの計数値
およびゲート信号設定9で設定したパルス入力設定時
間と無端ベルト長さをもとに、該ベルトの速度Yを演算
するベルト速度演算部である。さらに、図4において1
は受光面である無端ベルト、図5において13、14、
15、16は仕上圧延機、17は板速度制御盤であり、
上記ベルト速度演算部22からのベルト速度Yにより、
速度検出器4の測定値の零点調整をする。
【0010】本発明を用いて板速度検出器4の校正を行
うには、モーター6を回転させ、モータードライバー
7、速度設定器8等により、所定回転速度に設定し、該
回転をプーリー2に伝達し、仕上げ圧延機のスタンドに
設置した速度検出器4に並設した無端ベルト1を一定速
度で移動させる。そこで該無端ベルト1の回転数を、該
ベルトに穿設した孔21等を利用して光電スイッチ5に
より検出し、さらに該検出信号をゲート信号設定器9、
パルスコンバーター10を介してカウンター19に入力
して、そのパルス数、すなわちベルトの回転数をカウン
トする。そして、ベルトの移動距離:ベルトの長さ×回
転数(パルス数)を基準校正長さとする。
【0011】一方、校正を行おうとする該検出器4から
前記無端ベルト1に向けてレーザ光を照射し、その反射
光を受光して前記のようにドップラー効果を利用して無
端ベルト1の移動速度を速度検出器4で測定する。そし
てこの測定値と、前記方法で求めた基準校正長さと、ゲ
ート信号設定器9からのパルス入力時間から求めたベル
トの速度とを対比して零点を調整することにより、板速
度検出器4の精度を確認することができる。本発明にお
いては、板速度検出器4からのレーザ光の受光面は、円
盤回転方式のように点ではなく、ベルト方式の面になる
ので、図4に示すように受光面である無端ベルト1が傾
いても、その傾きが誤差の原因となることはない。
【0012】また、本発明においては、上記検出器4を
取外さなく設置場所において、オンラインでも校正する
ことができるので、従来法のようにセッティング誤差を
生じるおそれはなく、誤差±1°以内を保持することが
できる。この場合上記校正器を置くのに予め架台を設
け、この上に校正器を設置すれば、圧延スタンド間での
焦点距離および該検出器の水平レベルが一定の条件で確
保できる。従って測定誤差が著しく少なくなる利点を有
する。また無端ベルト1の材質としてステンレス鋼を用
いると、使用環境での温度による膨張やベルト張力によ
る伸び等に影響されることなく、良好な使用態様をとる
ことができて好ましい。
【0013】
【実施例】無端ベルトの基準長さ:1145.2mm、
該ベルトの寸法:0.15×20.08mm、材質:S
US304S、ベルトの伸び:温度差100℃において
1.23mm(0.107%)、張力による伸び:3.
6×10-5mm、試験速度:1200m/分、基準長
さ:22904.0mmの条件で測定を実施したとこ
ろ、表1の結果を得た。表1から明らかのように、測定
精度は誤差範囲内に納まっていた。
【0014】
【表1】
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はレーザ受
光面を点から面にしたので、校正装置のセッティング誤
差が解消され、また従来検出器を設定位置から取外して
オフラインで行っていたため取付精度が保証できなかっ
たが、板速度検出器の校正をオンラインでも容易に行う
ことができ、しかも板速度検出器の精度を±0.2%、
校正装置単体の精度を±0.05%に確保することがで
き、また校正に要する時間を4時間程度に短縮すること
が可能となる等、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す図
【図2】本発明の構成を示すブロック図
【図3】従来の校正装置のセッティング条件を示す説明
【図4】校正装置のセッティング条件を示す説明図
【図5】板速度計の設置箇所を示す説明図
【図6】従来の校正装置の説明図
【符号の説明】
1 無端ベルト 2、3 プーリー 4 板速度検出器 5 光電スイッチ 6 モーター 7 モータードライバー 8 速度設定器 9 ゲート信号設定器 10 パルスコンバーター 11 校正円盤 13、14、15、16 仕上圧延機 17 板速度制御盤 18 駆動装置 18a 回転軸 20 校正装置 21 穴

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板速度検出器に対向して、一定速度で回
    転する一対のプーリー間に基準長を有する無端ベルトを
    架設し、かつ、該無端ベルトの移動域に光電スイッチと
    測長ゲート設定器とを設けたことを特徴とする板速度検
    出器の校正装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の校正装置を圧延スタンド
    間に設置されている板速度検出器に対向して、設定した
    ことを特徴とする板速度検出器の校正装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の校正装置を圧延スタンド
    間に各々設置されている板速度検出器に対向して、それ
    ぞれ設定したことを特徴とする板速度検出器の校正装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の校正装置の各部品を架台
    上に一括設置したことを特徴とする板速度検出器の校正
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の校正装置を圧延スタンド
    を利用し、圧延スタンド間にセッティングしたことを特
    徴とする板速度検出器の校正装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の無端ベルトとしてステン
    レス鋼を用いることを特徴とする板速度検出器の校正装
    置。
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