JP2001264025A - ロール間距離の測定方法及び装置 - Google Patents
ロール間距離の測定方法及び装置Info
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- JP2001264025A JP2001264025A JP2000071851A JP2000071851A JP2001264025A JP 2001264025 A JP2001264025 A JP 2001264025A JP 2000071851 A JP2000071851 A JP 2000071851A JP 2000071851 A JP2000071851 A JP 2000071851A JP 2001264025 A JP2001264025 A JP 2001264025A
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- measuring
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ロールの直交状態を簡便に測定可能とする。
【解決手段】 レーザ距離計３４をマグネット台３２を
用いて一方のロール１０の表面に固定し、該ロール１０
を回転させて、他方のロール２０との距離Ｌを測定す
る。
用いて一方のロール１０の表面に固定し、該ロール１０
を回転させて、他方のロール２０との距離Ｌを測定す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール間距離の測
定方法及び装置に係り、特に、製鉄機械のロール間隔の
平行状態を検出する際に用いるのに好適な、隣接したロ
ール間の距離を測定するためのロール間距離の測定方法
及び装置に関する。
定方法及び装置に係り、特に、製鉄機械のロール間隔の
平行状態を検出する際に用いるのに好適な、隣接したロ
ール間の距離を測定するためのロール間距離の測定方法
及び装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】製鉄機械の設備には、連続鋳造設備を始
め、熱間圧延工場、冷間圧延工場内で多数のロールが使
用されている。ロールは、使用目的により、材質、径、
表面形状が種々あり、磨耗等に応じて、定期／不定期で
交換（ロール組替と称する）されているが、冷間圧延工
場のように、板厚が薄い場合、ロールの芯（即ちパスラ
インに対するロール軸の直交精度）が正確に出ていない
と、板が蛇行したり、形状不良になることがある。これ
らを防止するため、定期的にロールの芯出し（水平・直
交状態の点検・調整）を行っている。
め、熱間圧延工場、冷間圧延工場内で多数のロールが使
用されている。ロールは、使用目的により、材質、径、
表面形状が種々あり、磨耗等に応じて、定期／不定期で
交換（ロール組替と称する）されているが、冷間圧延工
場のように、板厚が薄い場合、ロールの芯（即ちパスラ
インに対するロール軸の直交精度）が正確に出ていない
と、板が蛇行したり、形状不良になることがある。これ
らを防止するため、定期的にロールの芯出し（水平・直
交状態の点検・調整）を行っている。
【０００３】このうち、ロール水平状態は、胴部に水準
器を置いて測定して、簡単に修正することができる。
器を置いて測定して、簡単に修正することができる。
【０００４】これに対して、ロール直交状態は、図２に
示す如く、まず、ロール１０の近傍に設けたベンチマー
ク１２間にライン心用のピアノ線１４を張り、次いで、
該ピアノ線１４に対して直角に直交心用の別のピアノ線
１６を張り、該直交心用ピアノ線１６と平行になるよう
に、ロール芯を調整していた。具体的には、図３に示す
如く、ピアノ線１６とロール１０が平行になるように、
ピアノ線１６から垂直に糸１８を垂らし、糸１８とロー
ル軸芯を一致させていた。
示す如く、まず、ロール１０の近傍に設けたベンチマー
ク１２間にライン心用のピアノ線１４を張り、次いで、
該ピアノ線１４に対して直角に直交心用の別のピアノ線
１６を張り、該直交心用ピアノ線１６と平行になるよう
に、ロール芯を調整していた。具体的には、図３に示す
如く、ピアノ線１６とロール１０が平行になるように、
ピアノ線１６から垂直に糸１８を垂らし、糸１８とロー
ル軸芯を一致させていた。
【０００５】この方法は、非常に手間がかかるため、簡
易的には、隣接するロール間の平行を確保していた。即
ち、図４に示す如く、直交状態を検出すべき当該ロール
１０と、近くにある任意の隣接ロール２０との距離Ｌ
を、インサイドマイクロメータ２２により、図５に示す
如く、オペレータ側とドライブ側の２箇所で測定し、そ
の測定結果Ｌｏ、Ｌｄからロール軸受位置を修正してい
る。図において、２４は、例えばねじ込み式の長さ調節
用バーであり、インサイドマイクロメータ２２を、例え
ば当該ロール１０側を支点として矢印Ｂに示す如く回動
させ、最も距離の短いときの長さを読むようにしてい
る。
易的には、隣接するロール間の平行を確保していた。即
ち、図４に示す如く、直交状態を検出すべき当該ロール
１０と、近くにある任意の隣接ロール２０との距離Ｌ
を、インサイドマイクロメータ２２により、図５に示す
如く、オペレータ側とドライブ側の２箇所で測定し、そ
の測定結果Ｌｏ、Ｌｄからロール軸受位置を修正してい
る。図において、２４は、例えばねじ込み式の長さ調節
用バーであり、インサイドマイクロメータ２２を、例え
ば当該ロール１０側を支点として矢印Ｂに示す如く回動
させ、最も距離の短いときの長さを読むようにしてい
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このイ
ンサイドマイクロメータを用いた測定方法であっても、
ロール１本当たり１５〜３０分程度の測定時間が必要で
あり、又、測定者の技能により、測定値の個人差が発生
するという問題点を有していた。
ンサイドマイクロメータを用いた測定方法であっても、
ロール１本当たり１５〜３０分程度の測定時間が必要で
あり、又、測定者の技能により、測定値の個人差が発生
するという問題点を有していた。
【０００７】従って、操業中に形状不良等が発生した場
合、原因となるロールを探し出して芯修正を行うには、
膨大な時間がかかり、ラインの能力低下や製品の納期遅
れにつながるという問題点を有していた。
合、原因となるロールを探し出して芯修正を行うには、
膨大な時間がかかり、ラインの能力低下や製品の納期遅
れにつながるという問題点を有していた。
【０００８】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなれされたもので、ロールの平行状態を簡便に測定可
能とすることを課題とする。
くなれされたもので、ロールの平行状態を簡便に測定可
能とすることを課題とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロール間の距
離を測定するためのロール間距離の測定方法において、
レーザ距離計を、磁力により一方のロールの表面に固定
し、該ロールを回転させて、他方のロールとの距離を測
定するようにして、前記課題を解決したものである。
離を測定するためのロール間距離の測定方法において、
レーザ距離計を、磁力により一方のロールの表面に固定
し、該ロールを回転させて、他方のロールとの距離を測
定するようにして、前記課題を解決したものである。
【００１０】本発明は、又、ロール間の距離を測定する
ためのロール間距離の測定装置において、ロール表面に
固定するためのマグネット台と、該マグネット台に装着
されたレーザ距離計とを備えることにより、同じく前記
課題を解決したものである。
ためのロール間距離の測定装置において、ロール表面に
固定するためのマグネット台と、該マグネット台に装着
されたレーザ距離計とを備えることにより、同じく前記
課題を解決したものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態を詳細に説明する。
実施形態を詳細に説明する。
【００１２】本実施形態で用いられるロール間距離測定
装置３０は、図１に示す如く、ロールの表面に固定する
ためのマグネット台３２と、該マグネット台３２に装着
されたレーザ距離計３４とを備えている。図において、
３６はレーザ距離計３４のアンプ、３８はケーブルであ
る。
装置３０は、図１に示す如く、ロールの表面に固定する
ためのマグネット台３２と、該マグネット台３２に装着
されたレーザ距離計３４とを備えている。図において、
３６はレーザ距離計３４のアンプ、３８はケーブルであ
る。
【００１３】測定に際しては、図１に示す如く、当該ロ
ール１０にマグネット台３２を固定し、該ロール１０を
回転させ、レーザ距離計３４から照射されるレーザビー
ム３５によって計測される隣接ロール２０の表面からの
距離の最小値Ｌ′を算出し、マグネット台３２＋レーザ
距離計３４の高さｌ分を加えることで、瞬時に２つのロ
ール１０、２０間の距離Ｌ（＝Ｌ′＋ｌ）を測定するこ
とができる。又、測定者による測定値の誤差も抑えるこ
とができる。
ール１０にマグネット台３２を固定し、該ロール１０を
回転させ、レーザ距離計３４から照射されるレーザビー
ム３５によって計測される隣接ロール２０の表面からの
距離の最小値Ｌ′を算出し、マグネット台３２＋レーザ
距離計３４の高さｌ分を加えることで、瞬時に２つのロ
ール１０、２０間の距離Ｌ（＝Ｌ′＋ｌ）を測定するこ
とができる。又、測定者による測定値の誤差も抑えるこ
とができる。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、瞬時に、且つ測定誤差
が少なく、隣接するロール間の距離を測定することが可
能となる。従って、ロールの平行状態を簡便に測定する
ことが可能となる。
が少なく、隣接するロール間の距離を測定することが可
能となる。従って、ロールの平行状態を簡便に測定する
ことが可能となる。
【図１】本発明の実施形態におけるロール間距離の測定
方法を示す正面図
方法を示す正面図
【図２】従来のロール直交状態検出方法の一例を説明す
るための平面図
るための平面図
【図３】同じくロール直交状態の調整方法を説明するた
めの斜視図
めの斜視図
【図４】従来のロール直交状態検出方法の他の例を説明
するための正面図
するための正面図
【図５】同じく平面図
１０、２０…ロール ３０…ロール間距離測定装置 ３２…マグネット台 ３４…レーザ距離計 ３５…レーザビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2F065 AA06 AA22 AA32 DD06 FF11 GG04 HH04 JJ15 MM09 PP22 QQ28 2F069 AA31 AA44 AA72 DD15 DD25 GG04 GG07 HH09 JJ10 MM04 NN09
Claims (2)
- 【請求項１】ロール間の距離を測定するためのロール間
距離の測定方法において、 レーザ距離計を、磁力により一方のロールの表面に固定
し、 該ロールを回転させて、他方のロールとの距離を測定す
ることを特徴とするロール間距離の測定方法。 - 【請求項２】ロール間の距離を測定するためのロール間
距離の測定装置において、 ロール表面に固定するためのマグネット台と、 該マグネット台に装着されたレーザ距離計と、を備えた
ことを特徴とするロール間距離の測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000071851A JP2001264025A (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | ロール間距離の測定方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000071851A JP2001264025A (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | ロール間距離の測定方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001264025A true JP2001264025A (ja) | 2001-09-26 |
Family
ID=18590364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000071851A Pending JP2001264025A (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | ロール間距離の測定方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001264025A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005255989A (ja) * | 2004-02-13 | 2005-09-22 | Toray Ind Inc | ペースト分散方法 |
| JP2009227425A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Toyota Motor Corp | 搬送ローラの調整用測定工具および調整方法 |
| JP2010155274A (ja) * | 2008-12-28 | 2010-07-15 | Jfe Steel Corp | タンデム圧延機のロールアライメント管理方法 |
| KR20170000881A (ko) * | 2015-06-24 | 2017-01-04 | 주식회사 포스코 | 마킹장치 |
| JP2018066718A (ja) * | 2016-10-19 | 2018-04-26 | 新日鐵住金株式会社 | 距離測定装置および距離測定方法 |
| CN110006355A (zh) * | 2019-04-22 | 2019-07-12 | 上海建工一建集团有限公司 | 一种圆管钢立柱间距测量装置及测量方法 |
| JP2022511260A (ja) * | 2018-10-08 | 2022-01-31 | ピーシーエム ソリューション カンパニー，リミテッド | ロール間の相対的な姿勢情報の検出装置及びこれを用いたロール整列状態の測定方法 |
| CN114909978A (zh) * | 2021-02-08 | 2022-08-16 | 贵州中烟工业有限责任公司 | 一种梳丝辊间距的测量及调节方法 |
-
2000
- 2000-03-15 JP JP2000071851A patent/JP2001264025A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005255989A (ja) * | 2004-02-13 | 2005-09-22 | Toray Ind Inc | ペースト分散方法 |
| JP2009227425A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Toyota Motor Corp | 搬送ローラの調整用測定工具および調整方法 |
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| KR101696077B1 (ko) * | 2015-06-24 | 2017-01-13 | 주식회사 포스코 | 마킹장치 |
| JP2018066718A (ja) * | 2016-10-19 | 2018-04-26 | 新日鐵住金株式会社 | 距離測定装置および距離測定方法 |
| JP2022511260A (ja) * | 2018-10-08 | 2022-01-31 | ピーシーエム ソリューション カンパニー，リミテッド | ロール間の相対的な姿勢情報の検出装置及びこれを用いたロール整列状態の測定方法 |
| JP7085740B2 (ja) | 2018-10-08 | 2022-06-17 | ピーシーエム ソリューション カンパニー，リミテッド | ロール間の相対的な姿勢情報の検出装置及びこれを用いたロール整列状態の測定方法 |
| CN110006355A (zh) * | 2019-04-22 | 2019-07-12 | 上海建工一建集团有限公司 | 一种圆管钢立柱间距测量装置及测量方法 |
| CN114909978A (zh) * | 2021-02-08 | 2022-08-16 | 贵州中烟工业有限责任公司 | 一种梳丝辊间距的测量及调节方法 |
| CN114909978B (zh) * | 2021-02-08 | 2023-07-25 | 贵州中烟工业有限责任公司 | 一种梳丝辊间距的测量及调节方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040209 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040309 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040706 |