JPH09113401A - 電気機器の気密検査装置 - Google Patents
電気機器の気密検査装置Info
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- JPH09113401A JPH09113401A JP29764495A JP29764495A JPH09113401A JP H09113401 A JPH09113401 A JP H09113401A JP 29764495 A JP29764495 A JP 29764495A JP 29764495 A JP29764495 A JP 29764495A JP H09113401 A JPH09113401 A JP H09113401A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 気密検査機により被検査電気機器の気密性を
検査して、気密性が不良な電気機器が流通されることを
防止できる。 【構成】 基準電気機器１は、所望値以上の気密性を有
する。気密性を検査される被検査電気機器２は、新しく
製造した製品である。第１圧力容器５は、前記基準電気
機器１を密閉する容器である。第２圧力容器８は、前記
被検査電気機器２を密閉する容器である。気密検査機３
は、前記基準電気機器１を密閉した前記第１圧力容器５
内の空気、及び被検査電気機器２を密閉した前記第２圧
力容器８内の空気とを吸引し、かつその吸入した空気の
差を検出する検査機である。
検査して、気密性が不良な電気機器が流通されることを
防止できる。 【構成】 基準電気機器１は、所望値以上の気密性を有
する。気密性を検査される被検査電気機器２は、新しく
製造した製品である。第１圧力容器５は、前記基準電気
機器１を密閉する容器である。第２圧力容器８は、前記
被検査電気機器２を密閉する容器である。気密検査機３
は、前記基準電気機器１を密閉した前記第１圧力容器５
内の空気、及び被検査電気機器２を密閉した前記第２圧
力容器８内の空気とを吸引し、かつその吸入した空気の
差を検出する検査機である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、自動車用イン
ヒビタスイッチのように気密性を要する電気機器の気密
検査装置に関する。
ヒビタスイッチのように気密性を要する電気機器の気密
検査装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、自動車用インヒビタスイッチ
は、例えば特開平２−３０１９１９号公報に開示されて
いるように気密性を要求されるスイッチである。このた
め、該自動車用インヒビタスイッチは、ターミナルベー
スとケースの間にパッキン等を介在させて気密性を保持
している。また、ターミナルベースは、端子板との密閉
性を向上するために該端子を樹脂でインサート成形して
いる。
は、例えば特開平２−３０１９１９号公報に開示されて
いるように気密性を要求されるスイッチである。このた
め、該自動車用インヒビタスイッチは、ターミナルベー
スとケースの間にパッキン等を介在させて気密性を保持
している。また、ターミナルベースは、端子板との密閉
性を向上するために該端子を樹脂でインサート成形して
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術は、前記インサート成形したターミナルベー
スが、樹脂材料と端子板との熱伝導率の相違で、該樹脂
材料と端子板との間に隙間ができ、気密性不良を惹起す
ることがある。本発明は、前記自動車用インヒビタスイ
ッチ等の被検査電気機器の気密性を検出することで、気
密性が不良な電気機器が世に流出することを阻止するこ
とを目的とする。
た従来技術は、前記インサート成形したターミナルベー
スが、樹脂材料と端子板との熱伝導率の相違で、該樹脂
材料と端子板との間に隙間ができ、気密性不良を惹起す
ることがある。本発明は、前記自動車用インヒビタスイ
ッチ等の被検査電気機器の気密性を検出することで、気
密性が不良な電気機器が世に流出することを阻止するこ
とを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した従来
の技術の問題点を解消すべく発明したものであり、所望
値以上の気密性を有する基準電気機器と、気密性を検査
される被検査電気機器と、前記基準電気機器を密閉する
第１圧力容器と、前記被検査電気機器を密閉する第２圧
力容器と、前記基準電気機器を密閉した前記第１圧力容
器内の空気、及び被検査電気機器を密閉した前記第２圧
力容器内の空気とを吸引し、かつその吸入した空気の差
を検出する気密検査機と、で成る。
の技術の問題点を解消すべく発明したものであり、所望
値以上の気密性を有する基準電気機器と、気密性を検査
される被検査電気機器と、前記基準電気機器を密閉する
第１圧力容器と、前記被検査電気機器を密閉する第２圧
力容器と、前記基準電気機器を密閉した前記第１圧力容
器内の空気、及び被検査電気機器を密閉した前記第２圧
力容器内の空気とを吸引し、かつその吸入した空気の差
を検出する気密検査機と、で成る。
【０００５】本発明の気密検査機は、前記第１圧力容
器、及び前記第２圧力容器内の空気を抜き取る空圧源
と、前記第１圧力容器に設置した第１電磁バルブと、前
記第２圧力容器に設置した第２電磁バルブと、前記第１
圧力容器内と第２圧力容器内との差圧を検出する差圧セ
ンサと、該差圧センサで検出した差圧が設定値以上であ
るかを比較するマルチコントローラと、該マルチコント
ローラで比較した差圧が設定値以上であるか否かを表示
する判断表示部と、で成る。
器、及び前記第２圧力容器内の空気を抜き取る空圧源
と、前記第１圧力容器に設置した第１電磁バルブと、前
記第２圧力容器に設置した第２電磁バルブと、前記第１
圧力容器内と第２圧力容器内との差圧を検出する差圧セ
ンサと、該差圧センサで検出した差圧が設定値以上であ
るかを比較するマルチコントローラと、該マルチコント
ローラで比較した差圧が設定値以上であるか否かを表示
する判断表示部と、で成る。
【０００６】また、本発明は、前記基準電気機器、及び
被検査電気機器が、自動車用インヒビタスイッチで成
る。
被検査電気機器が、自動車用インヒビタスイッチで成
る。
【０００７】
【実施例】以下、図１、及び図２に基づき本発明の一実
施例を詳述する。図１は、気密検査機３の斜視図であ
る。図１において１は、気密性が要求される例えば自動
車用インヒビタスイッチ等の基準電気機器であり、かつ
気密性検査に合格し、基準となる気密性を有する製品で
ある。該基準電気機器１は、第１受台６、及び第１圧台
７の型６ａ内に収納し、密閉される。２は、新たに製造
し、気密検査機３で気密性を検査される製品で被検査電
気機器である。以下単に被検査電気機器という。該被検
査電気機器２は、前記基準電気機器１と同一製品であ
る。被検査電気機器２は、第２受台９、及び第２受台１
０の型９ａ内に収納し、密閉される。
施例を詳述する。図１は、気密検査機３の斜視図であ
る。図１において１は、気密性が要求される例えば自動
車用インヒビタスイッチ等の基準電気機器であり、かつ
気密性検査に合格し、基準となる気密性を有する製品で
ある。該基準電気機器１は、第１受台６、及び第１圧台
７の型６ａ内に収納し、密閉される。２は、新たに製造
し、気密検査機３で気密性を検査される製品で被検査電
気機器である。以下単に被検査電気機器という。該被検
査電気機器２は、前記基準電気機器１と同一製品であ
る。被検査電気機器２は、第２受台９、及び第２受台１
０の型９ａ内に収納し、密閉される。
【０００８】図２は、気密検査機３の空気圧力回路を示
す図面である。該気密検査機３は、図２に示すような原
理で作動する。該気密検査機３は、前記基準電気機器
１、被検査電気機器２を密閉した前記第１圧力容器５及
び前記第２圧力容器８内の空気を吸引し、かつその吸入
した空気の差を検出する検査機である。尚、気密検査機
３は、油圧手段やモータ駆動手段等によるものでもよ
い。
す図面である。該気密検査機３は、図２に示すような原
理で作動する。該気密検査機３は、前記基準電気機器
１、被検査電気機器２を密閉した前記第１圧力容器５及
び前記第２圧力容器８内の空気を吸引し、かつその吸入
した空気の差を検出する検査機である。尚、気密検査機
３は、油圧手段やモータ駆動手段等によるものでもよ
い。
【０００９】図２において４は、空圧源であり、例え
ば、コンプレッサ等である。空圧源４は、第１圧力容器
５の第１受台６等に設置した第１電磁バルブ１１と、第
２圧力容器８の第２受台９等に設置した第２電磁バルブ
１２に接続している。該空圧源４は、第１受台６と第１
圧台７とで基準電気機器１を密閉した第１圧力容器５の
空間内の空気と、第２受台９と第２受台１０とで被検査
電気機器２を密閉した第２圧力容器８の空間内の空気
と、を吸入するためのものである。１３は、差圧センサ
であり、第１電磁バルブ１１と第２電磁バルブ１２とに
接続している。該差圧センサ１３は、第１圧力容器５内
の基準電気容器１と、第２圧力容器８内の被検査電気機
器２の空気漏れを検出して両者の差圧を計測する差圧セ
ンサである。
ば、コンプレッサ等である。空圧源４は、第１圧力容器
５の第１受台６等に設置した第１電磁バルブ１１と、第
２圧力容器８の第２受台９等に設置した第２電磁バルブ
１２に接続している。該空圧源４は、第１受台６と第１
圧台７とで基準電気機器１を密閉した第１圧力容器５の
空間内の空気と、第２受台９と第２受台１０とで被検査
電気機器２を密閉した第２圧力容器８の空間内の空気
と、を吸入するためのものである。１３は、差圧センサ
であり、第１電磁バルブ１１と第２電磁バルブ１２とに
接続している。該差圧センサ１３は、第１圧力容器５内
の基準電気容器１と、第２圧力容器８内の被検査電気機
器２の空気漏れを検出して両者の差圧を計測する差圧セ
ンサである。
【００１０】前記第１圧力容器５は、気密性検査に合格
した基準電気機器１を密閉するもので、第１受台６と第
１受台７とからなり、前記第１電磁バルブ１１を有す
る。第１受台６は、気密検査機３の台３ａ上に固定して
いる。該第１受台６は、中央部に基準電気機器１の下半
分が嵌合する型溝６ａを穿設し、第１圧台７との合致面
にＯリング１４を圧入している。第１圧台７は、空気圧
作動機器、電動歯車機構、又は油圧作動機構等で上下動
し、前記第１受台６の上面に合致し、基準電気機器１を
密閉する。該第１圧台７の下面には、基準電気機器１の
上半分が合致する型溝（図示せず）を穿設している。
した基準電気機器１を密閉するもので、第１受台６と第
１受台７とからなり、前記第１電磁バルブ１１を有す
る。第１受台６は、気密検査機３の台３ａ上に固定して
いる。該第１受台６は、中央部に基準電気機器１の下半
分が嵌合する型溝６ａを穿設し、第１圧台７との合致面
にＯリング１４を圧入している。第１圧台７は、空気圧
作動機器、電動歯車機構、又は油圧作動機構等で上下動
し、前記第１受台６の上面に合致し、基準電気機器１を
密閉する。該第１圧台７の下面には、基準電気機器１の
上半分が合致する型溝（図示せず）を穿設している。
【００１１】第２圧力容器８は、新たに製造し、これか
ら気密性を検査される被検査電気機器２を密閉するもの
で、第２受台９と第２圧台１０とからなり、前記第２電
磁バルブ１２を有する。第２圧力容器８は、前述した第
１圧力容器５と同一構造・同一形状である。第２圧力容
器８は、気密検査機３の台３ａ上に固定している。該第
２受台９は、中央部に被検査電気機器２の下半分が嵌合
する型溝９ａを穿設し、第２圧台１０との合致面にＯリ
ング１５を圧入している。第２圧台１０は、空気圧作動
機構、電動歯車機構、又は油圧作動機構等で上下動し、
前記第２受台９の上面に合致し、被検査電気機器２を密
閉する。該第２圧台１０の下面には、被検査電気機器２
の上半分が合致する型溝（図示せず）を穿設している。
ら気密性を検査される被検査電気機器２を密閉するもの
で、第２受台９と第２圧台１０とからなり、前記第２電
磁バルブ１２を有する。第２圧力容器８は、前述した第
１圧力容器５と同一構造・同一形状である。第２圧力容
器８は、気密検査機３の台３ａ上に固定している。該第
２受台９は、中央部に被検査電気機器２の下半分が嵌合
する型溝９ａを穿設し、第２圧台１０との合致面にＯリ
ング１５を圧入している。第２圧台１０は、空気圧作動
機構、電動歯車機構、又は油圧作動機構等で上下動し、
前記第２受台９の上面に合致し、被検査電気機器２を密
閉する。該第２圧台１０の下面には、被検査電気機器２
の上半分が合致する型溝（図示せず）を穿設している。
【００１２】第１電磁バルブ１１は、第１受台６の外壁
に設置すると共に、一方を空圧源４に接続し、他方を第
１受台６の内壁６ｂに導通させて、その間を開閉する弁
である。第２電磁バルブ１２は、第１電磁バルブ１１と
同一構造の弁である。該第２電磁バルブ１２は、第２受
台９の外壁に設置すると共に、一方を空圧源４に接続
し、他方を第２受台９の内壁９ｂに導通させて、その間
を開閉する。
に設置すると共に、一方を空圧源４に接続し、他方を第
１受台６の内壁６ｂに導通させて、その間を開閉する弁
である。第２電磁バルブ１２は、第１電磁バルブ１１と
同一構造の弁である。該第２電磁バルブ１２は、第２受
台９の外壁に設置すると共に、一方を空圧源４に接続
し、他方を第２受台９の内壁９ｂに導通させて、その間
を開閉する。
【００１３】マルチコントローラ１７は、第１電磁バル
ブ１１、第２電磁バルブ１２、差圧センサ１３、及び判
定表示部１８に接続している。該マルチコントローラ１
７は、第１電磁バルブ１１、及び第２電磁バルブ１２の
使用通電時間を計測表示し、かつ制御する装置である。
該マルチコントローラ１７は、差圧センサ１３で検出し
た基準電気機器１内からの空気漏れと、被検査電気機器
２内からの空気漏れの２つのモードに対してそれぞれコ
ンパレート設定した数値が所定値以下である場合は判定
表示部１８のＯＫランプ１８ａを点灯表示させ、前記数
値が所定値以上である場合は判定表示部１８のＮＧラン
プ１８ｂを点灯表示させる機能がある。
ブ１１、第２電磁バルブ１２、差圧センサ１３、及び判
定表示部１８に接続している。該マルチコントローラ１
７は、第１電磁バルブ１１、及び第２電磁バルブ１２の
使用通電時間を計測表示し、かつ制御する装置である。
該マルチコントローラ１７は、差圧センサ１３で検出し
た基準電気機器１内からの空気漏れと、被検査電気機器
２内からの空気漏れの２つのモードに対してそれぞれコ
ンパレート設定した数値が所定値以下である場合は判定
表示部１８のＯＫランプ１８ａを点灯表示させ、前記数
値が所定値以上である場合は判定表示部１８のＮＧラン
プ１８ｂを点灯表示させる機能がある。
【００１４】判定表示部１８は、基準電気機器１内から
の空気漏れと、被検査電気機器２内からの空気漏れとの
差が設定値以下である場合、ＯＫランプ１８ａを点灯さ
せ、基準電気機器１が密閉性のある適合製品であること
を作業者に知らせる。該判定表示部１８は、基準電気機
器１内からの空気漏れと、被検査電気機器２内からの空
気漏れとの差が設定値以上である場合、ＮＧランプ１８
ｂを点灯させ、製造した被検査電気機器２が不良製品で
あることを作業者に知らせる。
の空気漏れと、被検査電気機器２内からの空気漏れとの
差が設定値以下である場合、ＯＫランプ１８ａを点灯さ
せ、基準電気機器１が密閉性のある適合製品であること
を作業者に知らせる。該判定表示部１８は、基準電気機
器１内からの空気漏れと、被検査電気機器２内からの空
気漏れとの差が設定値以上である場合、ＮＧランプ１８
ｂを点灯させ、製造した被検査電気機器２が不良製品で
あることを作業者に知らせる。
【００１５】本発明は、以上のような構成であり、次に
作用を図１及び図２に基づき詳述する。まず、気密検査
機３の電源をＯＮする。第１圧台７、及び第２圧台１０
を上昇させる。型溝６ａに基準電気機器１を挿入し、型
溝９ａに被検査電気機器２を挿入する。基準電気機器１
は、気密性検査に合格し、かつ気密性検査の基準気密を
有する製品である。被検査電気機器２は、新しく製造
し、これから気密性を検査される製品で、前記基準電気
機器１と同一製品である。
作用を図１及び図２に基づき詳述する。まず、気密検査
機３の電源をＯＮする。第１圧台７、及び第２圧台１０
を上昇させる。型溝６ａに基準電気機器１を挿入し、型
溝９ａに被検査電気機器２を挿入する。基準電気機器１
は、気密性検査に合格し、かつ気密性検査の基準気密を
有する製品である。被検査電気機器２は、新しく製造
し、これから気密性を検査される製品で、前記基準電気
機器１と同一製品である。
【００１６】次に第１圧台７、及び第２圧台１０を下降
させて、第１受台６、及び第２受台９の開口部にそれぞ
れ嵌合させる。空圧源４をＯＮすると共に、作動スイッ
チをＯＮする。第１電磁バルブ１１、及び第２電磁バル
ブ１２は、開口し、第１圧力容器５、及び第２圧力容器
８内の空気が空圧源４により抜き取られる。
させて、第１受台６、及び第２受台９の開口部にそれぞ
れ嵌合させる。空圧源４をＯＮすると共に、作動スイッ
チをＯＮする。第１電磁バルブ１１、及び第２電磁バル
ブ１２は、開口し、第１圧力容器５、及び第２圧力容器
８内の空気が空圧源４により抜き取られる。
【００１７】差圧センサ１３は、第１圧力容器５、及び
第２圧力容器８内の空気を抜き取りその差で気密性を検
査する。第１圧力容器５と第２圧力容器８は同一で、基
準電気機器１と被検査電気機器２は同一である。このた
め、第１圧力容器５と基準電気機器１との間に存在する
空気の量は、第２圧力容器８と被検査電気機器２との間
に存在する空気の量と同一である。
第２圧力容器８内の空気を抜き取りその差で気密性を検
査する。第１圧力容器５と第２圧力容器８は同一で、基
準電気機器１と被検査電気機器２は同一である。このた
め、第１圧力容器５と基準電気機器１との間に存在する
空気の量は、第２圧力容器８と被検査電気機器２との間
に存在する空気の量と同一である。
【００１８】例えば、基準電気機器１、及び被検査電気
機器２が完全密閉された製品である場合、差圧センサ１
３で検出した差圧は、０である。製造した被検査電気機
器２が気密性に問題がある場合は、該被検査電気機器２
内から空気が空圧源４により抜き取られて漏れる。差圧
センサ１３は、被検査電気機器２内から空気が漏れたこ
とを検出して、マルチコントローラ１７でその差圧が基
準値を越えたときに判定表示部１８のＮＧランプ１８ｂ
を点灯して表示し、被検査電気機器２が不良品であるこ
とを知らせる。そして、前記差圧が基準値以内のときに
は、ＯＫランプ１８ａが点灯して被検査電気機器２が基
準値以上の気密性を備えていることを知らせる。
機器２が完全密閉された製品である場合、差圧センサ１
３で検出した差圧は、０である。製造した被検査電気機
器２が気密性に問題がある場合は、該被検査電気機器２
内から空気が空圧源４により抜き取られて漏れる。差圧
センサ１３は、被検査電気機器２内から空気が漏れたこ
とを検出して、マルチコントローラ１７でその差圧が基
準値を越えたときに判定表示部１８のＮＧランプ１８ｂ
を点灯して表示し、被検査電気機器２が不良品であるこ
とを知らせる。そして、前記差圧が基準値以内のときに
は、ＯＫランプ１８ａが点灯して被検査電気機器２が基
準値以上の気密性を備えていることを知らせる。
【００１９】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、次のような効果がある。 （１）請求項１の発明は、所望値以上の気密性を有する
基準電気機器と、気密性を検査される被検査電気機器
と、前記基準電気機器を密閉する第１圧力容器と、前記
被検査電気機器を密閉する第２圧力容器と、前記基準電
気機器を密閉した前記第１圧力容器内の空気、及び被検
査電気機器を密閉した前記第２圧力容器内の空気を吸引
し、かつその吸入した空気の差を検出する気密検査機
と、で成ることで、被検査電気機器の気密性を検出して
不良品が流出されることを阻止し、製造した被検査電気
機器の信頼性を向上させることができる。 （２）請求項２の発明の気密検査機は、前記第１圧力容
器、及び前記第２圧力容器内の空気を抜き取る空圧源
と、前記第１圧力容器に設置した第１電磁バルブと、前
記第２圧力容器に設置した第２電磁バルブと、前記第１
圧力容器内と第２圧力容器内との差圧を検出する差圧セ
ンサと、該差圧センサで検出した差圧が設定値以上であ
るかを比較するマルチコントローラと、該マルチコント
ローラで比較した差圧が設定値以上であるか否かを表示
する判断表示部と、で成ることで、気密性が所定値以下
の被検査電気機器を容易に判別できる。 （３）請求項３の発明は、前記基準電気機器、及び被検
査電気機器が、自動車用インヒビタスイッチで成ること
で、気密性の悪いインヒビタスイッチを検出して排除
し、信頼性を向上させることができる。
ので、次のような効果がある。 （１）請求項１の発明は、所望値以上の気密性を有する
基準電気機器と、気密性を検査される被検査電気機器
と、前記基準電気機器を密閉する第１圧力容器と、前記
被検査電気機器を密閉する第２圧力容器と、前記基準電
気機器を密閉した前記第１圧力容器内の空気、及び被検
査電気機器を密閉した前記第２圧力容器内の空気を吸引
し、かつその吸入した空気の差を検出する気密検査機
と、で成ることで、被検査電気機器の気密性を検出して
不良品が流出されることを阻止し、製造した被検査電気
機器の信頼性を向上させることができる。 （２）請求項２の発明の気密検査機は、前記第１圧力容
器、及び前記第２圧力容器内の空気を抜き取る空圧源
と、前記第１圧力容器に設置した第１電磁バルブと、前
記第２圧力容器に設置した第２電磁バルブと、前記第１
圧力容器内と第２圧力容器内との差圧を検出する差圧セ
ンサと、該差圧センサで検出した差圧が設定値以上であ
るかを比較するマルチコントローラと、該マルチコント
ローラで比較した差圧が設定値以上であるか否かを表示
する判断表示部と、で成ることで、気密性が所定値以下
の被検査電気機器を容易に判別できる。 （３）請求項３の発明は、前記基準電気機器、及び被検
査電気機器が、自動車用インヒビタスイッチで成ること
で、気密性の悪いインヒビタスイッチを検出して排除
し、信頼性を向上させることができる。
【図１】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図２】本発明の一実施例を示す図面であり、気密検査
機の作動説明図である。
機の作動説明図である。
１ 基準電気機器 ２ 被検査電気機器 ３ 気密検査機 ４ 空圧源 ５ 第１圧力容器 ６ 第１受台 ７ 第１圧台 ８ 第２圧力容器 ９ 第２受台 １０ 第２圧台 １１ 第１電磁バルブ １２ 第２電磁バルブ １３ 差圧センサ １７ マルチコントローラ １８ 判定表示部
Claims (3)
- 【請求項１】 所望値以上の気密性を有する基準電気機
器（１）と、 気密性を検査される被検査電気機器（２）と、 前記基準電気機器（１）を密閉する第１圧力容器（５）
と、 前記被検査電気機器（２）を密閉する第２圧力容器
（８）と、 前記基準電気機器（１）を密閉した前記第１圧力容器
（５）内の空気、及び被検査電気機器（２）を密閉した
前記第２圧力容器（８）内の空気とを吸引し、かつその
吸入した空気の差を検出する気密検査機（３）と、で成
ることを特徴とする電気機器の気密検査装置。 - 【請求項２】 前記請求項１記載の発明において、 前記気密検査機（３）は、前記第１圧力容器（５）、及
び前記第２圧力容器（８）内の空気を抜き取る空圧源
（４）と、 前記第１圧力容器（５）に設置した第１電磁バルブ（１
１）と、 前記第２圧力容器（８）に設置した第２電磁バルブ（１
２）と、 前記第１圧力容器（５）内と第２圧力容器（８）内との
差圧を検出する差圧センサ（１３）と、 該差圧センサ（１３）で検出した差圧が設定値以上であ
るかを比較するマルチコントローラ（１７）と、 該マルチコントローラ（１７）で比較した差圧が設定値
以上であるか否かを表示する判断表示部（１８）と、で
成ることを特徴とする電気機器の気密検査装置。 - 【請求項３】 前記請求項１、又は２記載の発明におい
て、 前記基準電気機器（１）、及び被検査電気機器（２）
は、自動車用インヒビタスイッチで成ることを特徴とす
る電気機器の気密検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29764495A JPH09113401A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 電気機器の気密検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29764495A JPH09113401A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 電気機器の気密検査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09113401A true JPH09113401A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17849260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29764495A Pending JPH09113401A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 電気機器の気密検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09113401A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103674449A (zh) * | 2013-11-14 | 2014-03-26 | 姚柳园 | 智能分水器检测设备 |
| CN104236815A (zh) * | 2013-06-10 | 2014-12-24 | 和硕联合科技股份有限公司 | 气密测试设备及气密测试方法 |
| CN104236825A (zh) * | 2014-09-11 | 2014-12-24 | 河南飞龙(芜湖)汽车零部件有限公司 | 一种壳体试漏夹具 |
| CN104677561A (zh) * | 2013-08-12 | 2015-06-03 | 芜湖永裕汽车工业有限公司 | 一种发动机缸盖气道气密性检测方法 |
| CN104764567A (zh) * | 2015-03-31 | 2015-07-08 | 安徽省宁国市天成电气有限公司 | 一种检测加热管安装盘气密性的装置 |
| CN105675227A (zh) * | 2016-01-07 | 2016-06-15 | 丹阳丹耀光学有限公司 | 一种接触定位式镜头密封性检测仪 |
| CN108844693A (zh) * | 2018-07-17 | 2018-11-20 | 许丹维 | 一种压力开关气密性智能检测机器人工作站 |
| CN110617925A (zh) * | 2019-10-25 | 2019-12-27 | 浙江新宝汽车电器有限公司 | 一种汽车开关气密检测装置 |
-
1995
- 1995-10-20 JP JP29764495A patent/JPH09113401A/ja active Pending
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