JPH09113230A - プリンタの媒体検知センサの発光量調節装置 - Google Patents
プリンタの媒体検知センサの発光量調節装置Info
- Publication number
- JPH09113230A JPH09113230A JP7265298A JP26529895A JPH09113230A JP H09113230 A JPH09113230 A JP H09113230A JP 7265298 A JP7265298 A JP 7265298A JP 26529895 A JP26529895 A JP 26529895A JP H09113230 A JPH09113230 A JP H09113230A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】媒体の厚さに応じて、センサの光源の発光量を
適切に調節することにより、非常に薄い媒体の取り扱い
を可能とするインサータ方式のプリンタを提供する。 【解決手段】媒体挿入口にある媒体検知用の受光センサ
２の検知、または媒体挿入スイッチ１の押下により、媒
体の挿入を検知した時、プリンタ制御手段３の指示によ
り媒体挿入口に設けた媒体厚検知手段４が媒体の厚さを
検知し、発光量調節手段５が媒体の厚さに応じて光源６
の発光量を調節する。
適切に調節することにより、非常に薄い媒体の取り扱い
を可能とするインサータ方式のプリンタを提供する。 【解決手段】媒体挿入口にある媒体検知用の受光センサ
２の検知、または媒体挿入スイッチ１の押下により、媒
体の挿入を検知した時、プリンタ制御手段３の指示によ
り媒体挿入口に設けた媒体厚検知手段４が媒体の厚さを
検知し、発光量調節手段５が媒体の厚さに応じて光源６
の発光量を調節する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタの媒体検
知用センサの発光量調節装置に関する。
知用センサの発光量調節装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のインサータ方式プリンタでは、イ
ンサータに設けられた媒体検知用センサの発光量レベル
は、挿入された媒体の種類に応じてフレキシブルに変化
することはなく常に一定であった。
ンサータに設けられた媒体検知用センサの発光量レベル
は、挿入された媒体の種類に応じてフレキシブルに変化
することはなく常に一定であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この従来の技術は、非
常に薄い紙が挿入された場合、発光（光源）から発せら
れた光は、ほとんど媒体を透過するため、媒体を検知で
きない場合があった。また、偶然媒体の挿入を検知でき
ても、媒体の位置決め等のセンサを使用する制御はいず
れも動作が不安定で、それに付随する様々な障害の誘因
となる可能性があった。
常に薄い紙が挿入された場合、発光（光源）から発せら
れた光は、ほとんど媒体を透過するため、媒体を検知で
きない場合があった。また、偶然媒体の挿入を検知でき
ても、媒体の位置決め等のセンサを使用する制御はいず
れも動作が不安定で、それに付随する様々な障害の誘因
となる可能性があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のプリンタの媒体
検知センサの発光量調節方式は、プリンタ筐体に設けら
れオペレータが押下することにより媒体の挿入をプリン
タの制御プログラムに通知する媒体挿入スイッチと、媒
体挿入口に設けられ挿入された媒体の厚さを検知する媒
体厚検知手段と、媒体の厚さ検知，媒体搬送，印字等の
制御を行うプリンタ制御手段と、インサータ上に設けら
れた光源および受光センサと、前記媒体厚検知手段で検
出した挿入媒体の厚さを基に前記光源の発光量を最適に
調節する発光量調節手段を有している。
検知センサの発光量調節方式は、プリンタ筐体に設けら
れオペレータが押下することにより媒体の挿入をプリン
タの制御プログラムに通知する媒体挿入スイッチと、媒
体挿入口に設けられ挿入された媒体の厚さを検知する媒
体厚検知手段と、媒体の厚さ検知，媒体搬送，印字等の
制御を行うプリンタ制御手段と、インサータ上に設けら
れた光源および受光センサと、前記媒体厚検知手段で検
出した挿入媒体の厚さを基に前記光源の発光量を最適に
調節する発光量調節手段を有している。
【０００５】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【０００６】図１は、本発明の一実施形態を示すブロッ
ク図である。媒体挿入スイッチ１はプリンタのインサー
タに媒体を挿入しても、媒体が非常に薄い、或いは光源
の発光量が非常に強い等の理由により、媒体を検知でき
ない場合に、オペレータが該スイッチを押下することに
よって、媒体の挿入をプリンタ制御手段に通知するため
のものである。受光センサ２は、インサータ上の媒体の
搬送面をはさんで、光源６と対向する位置に設けられ、
光源６から発せられた光を受光する。媒体が挿入される
と光源から発せられた光を遮るため、受光量が減少する
ことによって、媒体の挿入を検知しプリンタ制御手段に
通知する。
ク図である。媒体挿入スイッチ１はプリンタのインサー
タに媒体を挿入しても、媒体が非常に薄い、或いは光源
の発光量が非常に強い等の理由により、媒体を検知でき
ない場合に、オペレータが該スイッチを押下することに
よって、媒体の挿入をプリンタ制御手段に通知するため
のものである。受光センサ２は、インサータ上の媒体の
搬送面をはさんで、光源６と対向する位置に設けられ、
光源６から発せられた光を受光する。媒体が挿入される
と光源から発せられた光を遮るため、受光量が減少する
ことによって、媒体の挿入を検知しプリンタ制御手段に
通知する。
【０００７】尚、光源と受光センサは対となり、インサ
ータ上に複数存在して、媒体の位置決め、媒体ジャムの
検知等に使用される。プリンタ制御手段３は、媒体の厚
さ検知，媒体の搬送，印字等のプリンタの全体的な制御
を行う。媒体厚検知手段４は、挿入された媒体を搬送面
と垂直方向に上下移動可能な帆走ローラと押圧ローラで
挟みこむことによって、搬送ローラの基準位置からの移
動量によって媒体の厚さを機械的に検出する手段であ
る。発光両調節手段５は、媒体厚検知手段４で検出した
媒体の厚さに応じて光源の発光量を調節する。薄い媒体
に対しては発光量を少なくするよう調節する。尚、発光
量は、受光センサ２での受光量が媒体の存在を検出でき
るレベルまで減少させる。
ータ上に複数存在して、媒体の位置決め、媒体ジャムの
検知等に使用される。プリンタ制御手段３は、媒体の厚
さ検知，媒体の搬送，印字等のプリンタの全体的な制御
を行う。媒体厚検知手段４は、挿入された媒体を搬送面
と垂直方向に上下移動可能な帆走ローラと押圧ローラで
挟みこむことによって、搬送ローラの基準位置からの移
動量によって媒体の厚さを機械的に検出する手段であ
る。発光両調節手段５は、媒体厚検知手段４で検出した
媒体の厚さに応じて光源の発光量を調節する。薄い媒体
に対しては発光量を少なくするよう調節する。尚、発光
量は、受光センサ２での受光量が媒体の存在を検出でき
るレベルまで減少させる。
【０００８】次に、図２を用いて動作を説明する。図２
は本実施例のプリンタの発光量調節方式を説明した図で
ある。ｙ軸は受光センサ２での受光量を示し、ｘ軸は媒
体の厚さを示す。同じ紙質であれば、受光量ｙは媒体の
厚さｘの関数であり、ｙ＝ｆ（ｘ）＋Ｃ（Ｃは定数）で
表される。ここでは簡単の為に、受光量ｙは媒体の厚さ
ｘに反比例するものとして説明する。
は本実施例のプリンタの発光量調節方式を説明した図で
ある。ｙ軸は受光センサ２での受光量を示し、ｘ軸は媒
体の厚さを示す。同じ紙質であれば、受光量ｙは媒体の
厚さｘの関数であり、ｙ＝ｆ（ｘ）＋Ｃ（Ｃは定数）で
表される。ここでは簡単の為に、受光量ｙは媒体の厚さ
ｘに反比例するものとして説明する。
【０００９】光源６から発光された光は受光センサ２で
受光される。この時の受光量をＣ1とする。媒体がイン
サータ７の媒体挿入口に挿入されると、媒体が光を遮る
ために受光センサの受光量は減少する。これが予め定め
られた閾値Ｃ0 より低くなると、プリンタ制御手段３は
媒体が存在すると認識し、媒体の搬送を開始する。例え
ば、適度な厚さＡ0 の媒体が挿入された場合、受光量は
Ｂ0 となり、閾値Ｃ0より低いためプリンタ制御手段は
媒体ありと判断する。ところが、光の透過率が高い、非
常に薄い媒体（媒体厚さＡ1 ）が挿入された場合、受光
センサ２の受光量Ｂ1 は閾値Ｃ0 よりも低くならず、媒
体の存在を検知できない。この場合は、透過光センサに
よる媒体の検知は困難であるため、オペレータが媒体挿
入スイッチ１を押下することによって、媒体の挿入をプ
リンタ制御手段３に通知する。プリンタ制御手段３で
は、媒体の挿入を検知すると、媒体厚検知手段４に対
し、媒体の厚さ検知実行を指示する。
受光される。この時の受光量をＣ1とする。媒体がイン
サータ７の媒体挿入口に挿入されると、媒体が光を遮る
ために受光センサの受光量は減少する。これが予め定め
られた閾値Ｃ0 より低くなると、プリンタ制御手段３は
媒体が存在すると認識し、媒体の搬送を開始する。例え
ば、適度な厚さＡ0 の媒体が挿入された場合、受光量は
Ｂ0 となり、閾値Ｃ0より低いためプリンタ制御手段は
媒体ありと判断する。ところが、光の透過率が高い、非
常に薄い媒体（媒体厚さＡ1 ）が挿入された場合、受光
センサ２の受光量Ｂ1 は閾値Ｃ0 よりも低くならず、媒
体の存在を検知できない。この場合は、透過光センサに
よる媒体の検知は困難であるため、オペレータが媒体挿
入スイッチ１を押下することによって、媒体の挿入をプ
リンタ制御手段３に通知する。プリンタ制御手段３で
は、媒体の挿入を検知すると、媒体厚検知手段４に対
し、媒体の厚さ検知実行を指示する。
【００１０】媒体厚検知手段４は、搬送ローラを徐々に
下げ、媒体を押圧ローラとの間に挟み込み、搬送ローラ
の移動量により媒体の厚さを検知する。この厚さの測定
値は、発光量調節手段５に入力される。発光量調節手段
５は、厚さの測定値に応じて光源６の発光量を調節す
る。例えば、媒体の厚さが予め定められた規定値より薄
い場合、その差分に比例して発光量を小さくする。この
時、媒体が無い場合の受光センサ２の受光量をＣ2 とす
る。プリンタ制御手段３は、この新たに変更された発光
量で再度媒体の検知を行う。
下げ、媒体を押圧ローラとの間に挟み込み、搬送ローラ
の移動量により媒体の厚さを検知する。この厚さの測定
値は、発光量調節手段５に入力される。発光量調節手段
５は、厚さの測定値に応じて光源６の発光量を調節す
る。例えば、媒体の厚さが予め定められた規定値より薄
い場合、その差分に比例して発光量を小さくする。この
時、媒体が無い場合の受光センサ２の受光量をＣ2 とす
る。プリンタ制御手段３は、この新たに変更された発光
量で再度媒体の検知を行う。
【００１１】この時の受光量はＢ2 となるが、この値も
閾値Ｃ0 より大きいため、プリンタ制御手段３は媒体の
を検知できない。このように媒体の検知ができない場合
には、プリンタ制御手段３は、発光量調節手段５に対し
光源６の発光量を１レベル下げるよう指示し、媒体の再
検知を試みる。プリンタ制御手段３は、受光量がＢ3と
なり閾値Ｃ0 よりも小さくなるまでこれを繰り返す。こ
のようにして、インサータ上の全ての光源の発光量を適
正に調節する。
閾値Ｃ0 より大きいため、プリンタ制御手段３は媒体の
を検知できない。このように媒体の検知ができない場合
には、プリンタ制御手段３は、発光量調節手段５に対し
光源６の発光量を１レベル下げるよう指示し、媒体の再
検知を試みる。プリンタ制御手段３は、受光量がＢ3と
なり閾値Ｃ0 よりも小さくなるまでこれを繰り返す。こ
のようにして、インサータ上の全ての光源の発光量を適
正に調節する。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、媒体の
厚さを検知する媒体厚検知手段をインサータの媒体挿入
口に設け、媒体を吸入する前に検出した媒体の厚さを基
に、インサータ上の、媒体の搬送面を境に受光センサと
対向して設置された全ての光源の発光量を最適に調節す
ることによって、非常に薄い媒体の取り扱いを可能とす
る効果がある。
厚さを検知する媒体厚検知手段をインサータの媒体挿入
口に設け、媒体を吸入する前に検出した媒体の厚さを基
に、インサータ上の、媒体の搬送面を境に受光センサと
対向して設置された全ての光源の発光量を最適に調節す
ることによって、非常に薄い媒体の取り扱いを可能とす
る効果がある。
【図１】本発明の一実施形態をを示すブロック図であ
る。
る。
【図２】本実施例のプリンタの発光量調節方法を説明す
るためのグラフである。
るためのグラフである。
１ 媒体挿入スイッチ ２ 受光センサ ３ プリンタ制御手段 ４ 媒体厚検知手段 ５ 発光量調節手段 ６ 光源
Claims (1)
- 【請求項１】 プリンタ匡体に設けられオペレータが押
下することにより媒体の挿入をプリンタの制御プログラ
ムに通知する媒体挿入スイッチと、媒体挿入口に設けら
れ挿入された媒体の厚さを検知する媒体厚検知手段と、
媒体の厚さ検知，媒体搬送，印字等の制御を行うプリン
タ制御手段と、インサータ上に設けられた光源および受
光センサと、前記媒体厚検知手段で検出した挿入媒体の
厚さを基に前記光源の発光量を最適に調節する発光量調
節手段とを含むことを特徴とするプリンタの媒体検知セ
ンサの発光量調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7265298A JP2752935B2 (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | プリンタの媒体検知センサの発光量調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7265298A JP2752935B2 (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | プリンタの媒体検知センサの発光量調節装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09113230A true JPH09113230A (ja) | 1997-05-02 |
| JP2752935B2 JP2752935B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=17415266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7265298A Expired - Lifetime JP2752935B2 (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | プリンタの媒体検知センサの発光量調節装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2752935B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003266827A (ja) * | 2002-03-19 | 2003-09-25 | Seiko Epson Corp | 記録装置 |
| JP2008290810A (ja) * | 2007-05-22 | 2008-12-04 | Ricoh Co Ltd | 重送検知装置、画像形成装置 |
| JP2009001394A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
| US7950767B2 (en) | 2007-02-23 | 2011-05-31 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming apparatus |
| JP2020517936A (ja) * | 2017-04-21 | 2020-06-18 | ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル．ピー．Ｈｅｗｌｅｔｔ‐Ｐａｃｋａｒｄ Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ Ｃｏｍｐａｎｙ， Ｌ．Ｐ． | 媒体ビンセンサ |
| US11415685B2 (en) | 2017-04-21 | 2022-08-16 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Sensors calibration |
-
1995
- 1995-10-13 JP JP7265298A patent/JP2752935B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003266827A (ja) * | 2002-03-19 | 2003-09-25 | Seiko Epson Corp | 記録装置 |
| US7950767B2 (en) | 2007-02-23 | 2011-05-31 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming apparatus |
| JP2008290810A (ja) * | 2007-05-22 | 2008-12-04 | Ricoh Co Ltd | 重送検知装置、画像形成装置 |
| JP2009001394A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
| JP2020517936A (ja) * | 2017-04-21 | 2020-06-18 | ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル．ピー．Ｈｅｗｌｅｔｔ‐Ｐａｃｋａｒｄ Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ Ｃｏｍｐａｎｙ， Ｌ．Ｐ． | 媒体ビンセンサ |
| US11358820B2 (en) | 2017-04-21 | 2022-06-14 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Media bin sensors |
| US11415685B2 (en) | 2017-04-21 | 2022-08-16 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Sensors calibration |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2752935B2 (ja) | 1998-05-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980127 |