JPH11227982A - 用紙搬送制御方法及び装置 - Google Patents
用紙搬送制御方法及び装置Info
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- JPH11227982A JPH11227982A JP3586898A JP3586898A JPH11227982A JP H11227982 A JPH11227982 A JP H11227982A JP 3586898 A JP3586898 A JP 3586898A JP 3586898 A JP3586898 A JP 3586898A JP H11227982 A JPH11227982 A JP H11227982A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 用紙搬送制御方法及び装置に関し、用紙下端
センサの検出値のバラツキを補正することにより用紙の
改行を適切に制御することができるようにすることを目
的とする。 【解決手段】 用紙を搬送する用紙搬送ローラとを備え
た用紙搬送装置において、該用紙搬送ローラによって搬
送される用紙の下端を検出したときの用紙搬送速度によ
って用紙の下端の検出値を補正する構成とする。
センサの検出値のバラツキを補正することにより用紙の
改行を適切に制御することができるようにすることを目
的とする。 【解決手段】 用紙を搬送する用紙搬送ローラとを備え
た用紙搬送装置において、該用紙搬送ローラによって搬
送される用紙の下端を検出したときの用紙搬送速度によ
って用紙の下端の検出値を補正する構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は用紙搬送ローラを有
する用紙搬送装置、例えばプリンタの用紙搬送制御方法
及び装置に関する。
する用紙搬送装置、例えばプリンタの用紙搬送制御方法
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタは、キャリッジに支持された印
字ヘッドと、印字ヘッドと対向するプラテンとを備え、
用紙搬送ローラによって用紙を印字ヘッドとプラテンと
の間に搬送し、印字ヘッドによって用紙に印字を行うよ
うになっている。用紙挿入センサが用紙搬送ローラの手
前に配置され、用紙下端センサが用紙搬送ローラとプラ
テンとの間に配置されている。
字ヘッドと、印字ヘッドと対向するプラテンとを備え、
用紙搬送ローラによって用紙を印字ヘッドとプラテンと
の間に搬送し、印字ヘッドによって用紙に印字を行うよ
うになっている。用紙挿入センサが用紙搬送ローラの手
前に配置され、用紙下端センサが用紙搬送ローラとプラ
テンとの間に配置されている。
【0003】用紙挿入センサが用紙が挿入されたことを
検出するとこの用紙搬送ローラが回転しはじめ、用紙が
搬送される。そして、用紙に印字が行われる。それか
ら、用紙下端センサが用紙の下端の通過を検出すると、
最初に設定されていた、用紙に印字できる行数に対応す
る用紙の送り量(以後、残行カウンタという)の減算を
開始し、所定の送り量(残行カウンタ≦0)になったと
ころで印字を終了させるようになっている。
検出するとこの用紙搬送ローラが回転しはじめ、用紙が
搬送される。そして、用紙に印字が行われる。それか
ら、用紙下端センサが用紙の下端の通過を検出すると、
最初に設定されていた、用紙に印字できる行数に対応す
る用紙の送り量(以後、残行カウンタという)の減算を
開始し、所定の送り量(残行カウンタ≦0)になったと
ころで印字を終了させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】用紙下端センサとして
は、用紙の有無に感応して揺動するレバーを含む光遮断
式のセンサが使用されている。用紙がレバーの上にある
ときには、レバーは検出光を透過させる位置にあり、用
紙がレバーの上になくなると、レバーは揺動して検出光
を遮断する位置にくる。それによって、用紙下端センサ
は用紙の有無により用紙の通過を検出する。
は、用紙の有無に感応して揺動するレバーを含む光遮断
式のセンサが使用されている。用紙がレバーの上にある
ときには、レバーは検出光を透過させる位置にあり、用
紙がレバーの上になくなると、レバーは揺動して検出光
を遮断する位置にくる。それによって、用紙下端センサ
は用紙の有無により用紙の通過を検出する。
【0005】しかし、そのような用紙下端センサはレバ
ーの揺動動作を利用しているために、反応が比較的に遅
く、用紙の通過の検出にバラツキが生じる可能性があ
る。特に、用紙の搬送速度に従って用紙下端センサの検
出値がばらつき勝ちである。例えば、用紙搬送速度が速
い場合には、用紙なし状態を検出する時点が用紙の下端
が用紙下端センサを通過した時点よりも遅れ、カウンタ
を減算開始するタイミングが遅れるために、用紙の下端
の制御が乱れる場合があった。
ーの揺動動作を利用しているために、反応が比較的に遅
く、用紙の通過の検出にバラツキが生じる可能性があ
る。特に、用紙の搬送速度に従って用紙下端センサの検
出値がばらつき勝ちである。例えば、用紙搬送速度が速
い場合には、用紙なし状態を検出する時点が用紙の下端
が用紙下端センサを通過した時点よりも遅れ、カウンタ
を減算開始するタイミングが遅れるために、用紙の下端
の制御が乱れる場合があった。
【0006】本発明の目的は、用紙下端センサの検出値
のバラツキを補正することにより用紙の改行を適切に制
御することができるようにしたプリンタの用紙搬送制御
方法及び装置を提供することである。
のバラツキを補正することにより用紙の改行を適切に制
御することができるようにしたプリンタの用紙搬送制御
方法及び装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による用紙搬送制
御方法は、用紙を搬送する用紙搬送ローラを備えた用紙
搬送装置において、該用紙搬送ローラによって搬送され
る用紙の下端を検出したときの用紙搬送速度によって用
紙の下端の検出値を補正することを特徴とするものであ
る。
御方法は、用紙を搬送する用紙搬送ローラを備えた用紙
搬送装置において、該用紙搬送ローラによって搬送され
る用紙の下端を検出したときの用紙搬送速度によって用
紙の下端の検出値を補正することを特徴とするものであ
る。
【0008】また、本発明による用紙搬送制御方法は、
用紙を搬送する用紙搬送ローラを備えた用紙搬送装置に
おいて、該用紙搬送ローラによって搬送される用紙の下
端を検出し、該検出された用紙の下端の検出値に基づい
て用紙の送りを制御し用紙下端を検出したときの用紙搬
送速度によって用紙送り量を補正することを特徴とする
ものである。
用紙を搬送する用紙搬送ローラを備えた用紙搬送装置に
おいて、該用紙搬送ローラによって搬送される用紙の下
端を検出し、該検出された用紙の下端の検出値に基づい
て用紙の送りを制御し用紙下端を検出したときの用紙搬
送速度によって用紙送り量を補正することを特徴とする
ものである。
【0009】また、本発明による用紙搬送制御装置は、
用紙を搬送する用紙搬送ローラを備えた用紙搬送装置に
おいて、該用紙搬送ローラによって搬送される用紙の下
端を検出するセンサと、用紙下端を検出したときの用紙
搬送速度によって用紙の下端の検出値を補正する手段と
を備えたことを特徴とするものである。また、本発明に
よる用紙搬送制御装置は、用紙を搬送する用紙搬送ロー
ラを備えた用紙搬送装置において、該用紙搬送ローラに
よって搬送される用紙の下端を検出するセンサと、該検
出された用紙の下端の検出値に基づいて用紙の改行を制
御する手段と、用紙下端を検出したときの用紙搬送速度
によって用紙の改行量(残行カウンタ)を補正する手段
とを備えたことを特徴とするものである。
用紙を搬送する用紙搬送ローラを備えた用紙搬送装置に
おいて、該用紙搬送ローラによって搬送される用紙の下
端を検出するセンサと、用紙下端を検出したときの用紙
搬送速度によって用紙の下端の検出値を補正する手段と
を備えたことを特徴とするものである。また、本発明に
よる用紙搬送制御装置は、用紙を搬送する用紙搬送ロー
ラを備えた用紙搬送装置において、該用紙搬送ローラに
よって搬送される用紙の下端を検出するセンサと、該検
出された用紙の下端の検出値に基づいて用紙の改行を制
御する手段と、用紙下端を検出したときの用紙搬送速度
によって用紙の改行量(残行カウンタ)を補正する手段
とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】この場合、好ましくは、用紙の改行量(残
行カウンタ)を補正する手段が、用紙下端を検出したと
きの用紙搬送速度が、定速送り中、微小送り中、加速
中、及び減速中のいずれか又は複数の状態のときに応じ
て用紙の改行量(残行カウンタ)を補正する。また、好
ましくは、用紙の改行量を補正する手段が、テーブルと
して記憶されている。
行カウンタ)を補正する手段が、用紙下端を検出したと
きの用紙搬送速度が、定速送り中、微小送り中、加速
中、及び減速中のいずれか又は複数の状態のときに応じ
て用紙の改行量(残行カウンタ)を補正する。また、好
ましくは、用紙の改行量を補正する手段が、テーブルと
して記憶されている。
【0011】上記この構成において、用紙下端を検出し
たときの用紙搬送速度によって用紙の下端の検出値を補
正し、または、用紙下端を検出したときの用紙搬送速度
によって用紙送り量を補正するようにしたので、用紙下
端センサの検出値にバラツキがある場合でもそのような
バラツキによる用紙下端の制御のバラツキをなくすこと
ができる。
たときの用紙搬送速度によって用紙の下端の検出値を補
正し、または、用紙下端を検出したときの用紙搬送速度
によって用紙送り量を補正するようにしたので、用紙下
端センサの検出値にバラツキがある場合でもそのような
バラツキによる用紙下端の制御のバラツキをなくすこと
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例について図面
を参照して説明する。図1及び図2は本発明を適用した
プリンタ10を示す図である。図1は用紙20の上端が
プラテンにさしかかったところを示し、図2は用紙の下
端が用紙下端センサを通過したところを示している。
を参照して説明する。図1及び図2は本発明を適用した
プリンタ10を示す図である。図1は用紙20の上端が
プラテンにさしかかったところを示し、図2は用紙の下
端が用紙下端センサを通過したところを示している。
【0013】プリンタ10は、ケーシング12と、ケー
シング12に取り付けられたテーブル(あるいはホッ
パ)14とを有する。さらに、プリンタ10は、印字ヘ
ッド16と、印字ヘッド16と対向するプラテン18
と、用紙20をプラテン18へ向かって搬送する用紙搬
送ローラ22とを備えている。さらに、プラテン18の
反対側には用紙搬送ローラ24がある。
シング12に取り付けられたテーブル(あるいはホッ
パ)14とを有する。さらに、プリンタ10は、印字ヘ
ッド16と、印字ヘッド16と対向するプラテン18
と、用紙20をプラテン18へ向かって搬送する用紙搬
送ローラ22とを備えている。さらに、プラテン18の
反対側には用紙搬送ローラ24がある。
【0014】さらに、プリンタ10は、用紙挿入センサ
26と、用紙下端センサ28と、用紙上端センサ30と
を有する。用紙挿入センサ26は用紙搬送ローラ22の
手前に配置され、用紙挿入センサ26が用紙20が挿入
されたことを検出するとこの用紙搬送ローラ22、24
が回転しはじめ、用紙20が搬送される。用紙上端セン
サ30は印字ヘッド16と隣接して配置され、用紙の上
端の通過を検出して、印字の上端余白及びその後の改行
を制御する。
26と、用紙下端センサ28と、用紙上端センサ30と
を有する。用紙挿入センサ26は用紙搬送ローラ22の
手前に配置され、用紙挿入センサ26が用紙20が挿入
されたことを検出するとこの用紙搬送ローラ22、24
が回転しはじめ、用紙20が搬送される。用紙上端セン
サ30は印字ヘッド16と隣接して配置され、用紙の上
端の通過を検出して、印字の上端余白及びその後の改行
を制御する。
【0015】用紙下端センサ28は用紙搬送ローラ22
とプラテン18との間に配置され、用紙下端センサ28
が用紙20の下端の通過を検出すると、それから用紙2
0の下端余白までの送り量、すなわちそれから印字でき
る用紙の送り量の減算を開始し、所定の送り量になった
ところで印字を終了させるようになっている。用紙下端
センサ28がオフになった時点から下端余白までの用紙
の送り量は、最初に設定される。
とプラテン18との間に配置され、用紙下端センサ28
が用紙20の下端の通過を検出すると、それから用紙2
0の下端余白までの送り量、すなわちそれから印字でき
る用紙の送り量の減算を開始し、所定の送り量になった
ところで印字を終了させるようになっている。用紙下端
センサ28がオフになった時点から下端余白までの用紙
の送り量は、最初に設定される。
【0016】図3から図5は、用紙下端センサ28を示
す図である。用紙下端センサ28はピン32に支持され
て揺動する揺動板34と、溝36Aを有するセンサブロ
ック36とからなる。ピン32はプリンタ10のケーシ
ング12の一部である壁Wに支持されており、好ましく
は、壁Wは用紙ガイドとして形成されている。センサブ
ロック36は発光器38と受光器40とを含み、揺動板
34の下方部分が溝36A内で揺動して発光器38と受
光器40との間の光路を遮断したり、連通させたりす
る。
す図である。用紙下端センサ28はピン32に支持され
て揺動する揺動板34と、溝36Aを有するセンサブロ
ック36とからなる。ピン32はプリンタ10のケーシ
ング12の一部である壁Wに支持されており、好ましく
は、壁Wは用紙ガイドとして形成されている。センサブ
ロック36は発光器38と受光器40とを含み、揺動板
34の下方部分が溝36A内で揺動して発光器38と受
光器40との間の光路を遮断したり、連通させたりす
る。
【0017】揺動板34の上方部分34Aは円滑に且つ
丸くなっており、用紙20が揺動板34の上方部分34
Aに沿って移動できるようになっている。図4は用紙2
0が揺動板34の上方部分34Aの上にない状態を示
し、このときには揺動板34の下方部分が発光器38と
受光器40との間の光路を連通させている。図5は用紙
20が揺動板34の上方部分34Aの上にある状態を示
し、このときには揺動板34の下方部分が発光器38と
受光器40との間の光路を遮断させている。
丸くなっており、用紙20が揺動板34の上方部分34
Aに沿って移動できるようになっている。図4は用紙2
0が揺動板34の上方部分34Aの上にない状態を示
し、このときには揺動板34の下方部分が発光器38と
受光器40との間の光路を連通させている。図5は用紙
20が揺動板34の上方部分34Aの上にある状態を示
し、このときには揺動板34の下方部分が発光器38と
受光器40との間の光路を遮断させている。
【0018】図5において、用紙20が矢印の方向に移
動して、用紙20の下端20Lが揺動板34の上方部分
34Aから離れると、揺動板34がその下方部分の重量
により図4の状態に揺動して光路を遮断させる。しか
し、用紙20の下端20Lが揺動板34の上方部分34
Aから離れ、揺動板34が揺動するタイミングにはバラ
ツキがあり、そのために光路を遮断するタイミングにバ
ラツキができる。
動して、用紙20の下端20Lが揺動板34の上方部分
34Aから離れると、揺動板34がその下方部分の重量
により図4の状態に揺動して光路を遮断させる。しか
し、用紙20の下端20Lが揺動板34の上方部分34
Aから離れ、揺動板34が揺動するタイミングにはバラ
ツキがあり、そのために光路を遮断するタイミングにバ
ラツキができる。
【0019】例えば、用紙20が破線20Aで示された
位置にきたときに揺動板34が揺動して光路を遮断する
こともあれば、用紙20が破線20Bで示された位置に
きたときに揺動板34が揺動して光路を遮断することも
ある。しかし、検討の結果、そのような揺動板34の動
作のバラツキは、用紙20の搬送速度に依存することが
分かった。用紙20の搬送速度が速い場合には用紙20
が破線20Bで示された位置にきたときに揺動板34が
揺動して光路を遮断し、用紙20の搬送速度が遅い場合
には用紙20が破線20Aで示された位置にきたときに
揺動板34が揺動して光路を遮断する傾向がある。本発
明はこの性質を利用して、用紙下端センサ28の検出値
のバラツキを補正するようにしている。
位置にきたときに揺動板34が揺動して光路を遮断する
こともあれば、用紙20が破線20Bで示された位置に
きたときに揺動板34が揺動して光路を遮断することも
ある。しかし、検討の結果、そのような揺動板34の動
作のバラツキは、用紙20の搬送速度に依存することが
分かった。用紙20の搬送速度が速い場合には用紙20
が破線20Bで示された位置にきたときに揺動板34が
揺動して光路を遮断し、用紙20の搬送速度が遅い場合
には用紙20が破線20Aで示された位置にきたときに
揺動板34が揺動して光路を遮断する傾向がある。本発
明はこの性質を利用して、用紙下端センサ28の検出値
のバラツキを補正するようにしている。
【0020】図6は、用紙20と、印字ヘッド16と、
用紙下端センサ28との関係の一例を示す図である。用
紙20の下端20Lが用紙下端センサ28を通過すると
きに、用紙20の中心(あるいは用紙20の適当な位
置)が印字ヘッド16の位置にきている。図示しない制
御装置では、用紙20が用紙下端センサ28を通過した
信号を発生したときに予めセットしておいた残行カウン
タの減算を開始し、予め定めらされた下端余白20Sを
残して印字が終了するようになっている。しかし、用紙
下端センサ28の信号の発生タイミングが遅れると最後
の印字部分が下端余白20Sに食い込み、あるいは用紙
20の下端20Lを過ぎたところまで印字される可能性
がある。そこで、上記した用紙下端センサ28の検出値
のバラツキを補正する。
用紙下端センサ28との関係の一例を示す図である。用
紙20の下端20Lが用紙下端センサ28を通過すると
きに、用紙20の中心(あるいは用紙20の適当な位
置)が印字ヘッド16の位置にきている。図示しない制
御装置では、用紙20が用紙下端センサ28を通過した
信号を発生したときに予めセットしておいた残行カウン
タの減算を開始し、予め定めらされた下端余白20Sを
残して印字が終了するようになっている。しかし、用紙
下端センサ28の信号の発生タイミングが遅れると最後
の印字部分が下端余白20Sに食い込み、あるいは用紙
20の下端20Lを過ぎたところまで印字される可能性
がある。そこで、上記した用紙下端センサ28の検出値
のバラツキを補正する。
【0021】図7は用紙改行制御のフローチャートであ
る。ステップ41においては、用紙搬送モータの相切り
替えを行う。すなわち、用紙搬送ローラ22、24を駆
動する用紙搬送モータはステッピングモータであり、用
紙搬送モータのステップ毎の駆動を行い、搬送モータの
相切り替えに同期して用紙の有無をチェックする(ステ
ップ42)。用紙搬送モータが60ステップ駆動される
毎に1行分の印字が行われる。
る。ステップ41においては、用紙搬送モータの相切り
替えを行う。すなわち、用紙搬送ローラ22、24を駆
動する用紙搬送モータはステッピングモータであり、用
紙搬送モータのステップ毎の駆動を行い、搬送モータの
相切り替えに同期して用紙の有無をチェックする(ステ
ップ42)。用紙搬送モータが60ステップ駆動される
毎に1行分の印字が行われる。
【0022】図10の(A)は改行の相切り替えのパル
スを示す。図10の(B)は用紙下端センサ28が図5
の破線20Aで示される位置で用紙20の通過を検出し
た場合を示し、用紙下端センサ28の検出値は20A
OFF でオフとなる。図10の(C)は用紙下端センサ2
8が図5の破線20Bで示される位置で用紙20の通過
を検出した場合を示し、用紙下端センサ28の検出値は
20BOFF でオフとなる。このように、数ステップ分の
バラツキが生じると、精密な印字を行う場合には問題が
生じることがある。
スを示す。図10の(B)は用紙下端センサ28が図5
の破線20Aで示される位置で用紙20の通過を検出し
た場合を示し、用紙下端センサ28の検出値は20A
OFF でオフとなる。図10の(C)は用紙下端センサ2
8が図5の破線20Bで示される位置で用紙20の通過
を検出した場合を示し、用紙下端センサ28の検出値は
20BOFF でオフとなる。このように、数ステップ分の
バラツキが生じると、精密な印字を行う場合には問題が
生じることがある。
【0023】図7のステップ42において、用紙なし状
態であるかどうかが判断される。用紙下端センサ28の
検出値がオンであれば、用紙あり(すなわち判断はノ
ー)としてステップ43に進み、用紙なしフラグFGを
オンにする。この状態では、印字及び改行が実施され
る。次のサイクルでも同様に進み、ステップ42におい
て、用紙下端センサ28の検出値がオフであれば、用紙
なし(すなわち判断はイエス)としてステップ44に進
み、用紙なしフラグFGがオフであるかどうかを判断す
る。
態であるかどうかが判断される。用紙下端センサ28の
検出値がオンであれば、用紙あり(すなわち判断はノ
ー)としてステップ43に進み、用紙なしフラグFGを
オンにする。この状態では、印字及び改行が実施され
る。次のサイクルでも同様に進み、ステップ42におい
て、用紙下端センサ28の検出値がオフであれば、用紙
なし(すなわち判断はイエス)としてステップ44に進
み、用紙なしフラグFGがオフであるかどうかを判断す
る。
【0024】ステップ44の判断がノーであれば、用紙
下端センサ28の検出値がオンからオフへ変わったと判
断してステップ45へ進み、用紙なしフラグFGをオフ
にして、ステップ46へ進む。ステップ46からステッ
プ52においては、用紙下端を検出したときの用紙搬送
速度によって残行カウンタ値を補正する。一方、ステッ
プ44の判断がイエスであれば、用紙下端センサ28の
検出値がオフであるのでステップ47へ進み、用紙なし
フラグFGをオフにするとともに、ステップ48に進ん
で残行カウンタ48を更新する。残行カウンタ48は前
に図6を参照して説明したものであり、用紙の下端余白
20Sまでの改行可能な用紙20の送り量を示してい
る。この状態では、印字及び改行が実施されており、ス
テップ48を通る毎に用紙20の改行できる送り量は減
算される。
下端センサ28の検出値がオンからオフへ変わったと判
断してステップ45へ進み、用紙なしフラグFGをオフ
にして、ステップ46へ進む。ステップ46からステッ
プ52においては、用紙下端を検出したときの用紙搬送
速度によって残行カウンタ値を補正する。一方、ステッ
プ44の判断がイエスであれば、用紙下端センサ28の
検出値がオフであるのでステップ47へ進み、用紙なし
フラグFGをオフにするとともに、ステップ48に進ん
で残行カウンタ48を更新する。残行カウンタ48は前
に図6を参照して説明したものであり、用紙の下端余白
20Sまでの改行可能な用紙20の送り量を示してい
る。この状態では、印字及び改行が実施されており、ス
テップ48を通る毎に用紙20の改行できる送り量は減
算される。
【0025】ステップ46においては、用紙の搬送状態
を判断する。すなわち、用紙搬送速度は印字上の要求に
応じて種々に変えられるようになっており、そこで、用
紙下端を検出したときの用紙搬送速度が、定速送り中、
微小送り中、加速中、及び減速中のうちのいずれである
かを判断する。なお、定速送りにも幾つかの速度があ
る。実施例においては、用紙の改行量を補正するステッ
プ(手段)が、これらの4つの状態のいずれかのときに
応じて用紙の改行量(つまり、残行カウンタ48の値)
を補正する。しかし、この4つの状態のうちの少なくと
も2つの状態によって用紙の改行量を補正するようにし
てもよい。
を判断する。すなわち、用紙搬送速度は印字上の要求に
応じて種々に変えられるようになっており、そこで、用
紙下端を検出したときの用紙搬送速度が、定速送り中、
微小送り中、加速中、及び減速中のうちのいずれである
かを判断する。なお、定速送りにも幾つかの速度があ
る。実施例においては、用紙の改行量を補正するステッ
プ(手段)が、これらの4つの状態のいずれかのときに
応じて用紙の改行量(つまり、残行カウンタ48の値)
を補正する。しかし、この4つの状態のうちの少なくと
も2つの状態によって用紙の改行量を補正するようにし
てもよい。
【0026】ステップ49は加速中である場合を示し、
ステップ50は減速中である場合を示す。ステップ51
は微小送り中である場合を示し、ステップ52は定速送
り中である場合を示す。微小送り中、加速中又は減速中
のときには、それぞれ微小送り中、加速中の補正又は減
速中の補正を行う。定速送り中の場合には定速送り中の
補正を行う。
ステップ50は減速中である場合を示す。ステップ51
は微小送り中である場合を示し、ステップ52は定速送
り中である場合を示す。微小送り中、加速中又は減速中
のときには、それぞれ微小送り中、加速中の補正又は減
速中の補正を行う。定速送り中の場合には定速送り中の
補正を行う。
【0027】図8は例えば微小送り中の補正を行うため
の送り量補正テーブルを示す。この送り量補正テーブル
は制御装置内に記憶されている。微小送りのときには、
送り量補正テーブルにより現時点での送り量(停止状態
(用紙搬送開始)からの移動距離)により、補正をかけ
る。例えば、送り量が4であれば、1を補正値とする。
この場合の補正値はステッピングモータのステップ数で
表されており、残行カウンタ48から1を減算する。加
速中及び減速中の補正についても同様のテーブルを備え
ている。
の送り量補正テーブルを示す。この送り量補正テーブル
は制御装置内に記憶されている。微小送りのときには、
送り量補正テーブルにより現時点での送り量(停止状態
(用紙搬送開始)からの移動距離)により、補正をかけ
る。例えば、送り量が4であれば、1を補正値とする。
この場合の補正値はステッピングモータのステップ数で
表されており、残行カウンタ48から1を減算する。加
速中及び減速中の補正についても同様のテーブルを備え
ている。
【0028】図9は定速送り中の補正を行うための速度
補正テーブルを示す。この速度補正テーブルは制御装置
内に記憶されている。定速送り中の場合には、検出され
た現在の速度により、速度補正テーブルにより、補正を
かける。例えば速度4のときには、8を補正値とする。
この場合の補正値はステッピングモータのステップ数で
表されており、残行カウンタ48から8を減算する。
補正テーブルを示す。この速度補正テーブルは制御装置
内に記憶されている。定速送り中の場合には、検出され
た現在の速度により、速度補正テーブルにより、補正を
かける。例えば速度4のときには、8を補正値とする。
この場合の補正値はステッピングモータのステップ数で
表されており、残行カウンタ48から8を減算する。
【0029】以上は、本発明をプリンタを例として説明
したが、本発明はプリンタに限定されることなく、用紙
搬送ローラを有する用紙搬送装置に適用されるものであ
る。
したが、本発明はプリンタに限定されることなく、用紙
搬送ローラを有する用紙搬送装置に適用されるものであ
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
用紙搬送状態に左右されず、また、用紙下端センサの検
出反応に左右されずに、用紙の下端の印字位置をバラツ
キなく制御することができる。
用紙搬送状態に左右されず、また、用紙下端センサの検
出反応に左右されずに、用紙の下端の印字位置をバラツ
キなく制御することができる。
【図1】本発明の実施例によるプリンタを示す略図であ
る。
る。
【図2】用紙が用紙下端センサを通過した状態の図1の
プリンタの略図である。
プリンタの略図である。
【図3】用紙下端センサを示す正面図である。
【図4】用紙下端センサの断面図である。
【図5】用紙がある場合の用紙下端センサの断面図であ
る。
る。
【図6】用紙の改行を説明する図である。
【図7】用紙改行制御のフローチャートである。
【図8】送り量補正テーブルを示す図である。
【図9】速度補正テーブルを示す図である。
【図10】改行相切り替えを示す図である。
【符号の説明】 10…プリンタ 16…印字ヘッド 18…プラテン 22…用紙搬送ローラ 28…用紙下端センサ 34…揺動板 36…センサブロック
Claims (5)
- 【請求項1】 用紙を搬送する用紙搬送ローラを備えた
用紙搬送装置において、該用紙搬送ローラによって搬送
される用紙の下端を検出したときの用紙搬送速度によっ
て用紙の下端の検出値を補正することを特徴とする用紙
搬送制御方法。 - 【請求項2】 用紙を搬送する用紙搬送ローラを備えた
用紙搬送装置において、該用紙搬送ローラによって搬送
される用紙の下端を検出し、該検出に基づいて用紙の送
りを制御するに際して、用紙下端を検出したときの用紙
搬送速度によって用紙の送り量を補正することを特徴と
する用紙搬送制御方法。 - 【請求項3】 用紙を搬送する用紙搬送ローラを備えた
用紙搬送装置において、該用紙搬送ローラによって搬送
される用紙の下端を検出するセンサと、用紙下端を検出
したときの用紙搬送速度によって用紙の下端の検出値を
補正する手段とを備えたことを特徴とする用紙搬送制御
装置。 - 【請求項4】 用紙を搬送する用紙搬送ローラを備えた
用紙搬送装置において、該用紙搬送ローラによって搬送
される用紙の下端を検出するセンサと、該検出された用
紙の下端の検出値に基づいて用紙の改行を制御する手段
と、用紙下端を検出したときの用紙搬送速度によって用
紙の改行量を補正する手段とを備えたことを特徴とする
用紙搬送制御方法。 - 【請求項5】 用紙の改行量を補正する手段が、用紙下
端を検出したときの用紙搬送速度が、定速送り中、微小
送り中、加速中、及び減速中のいずれか又は複数の状態
のときに応じて用紙の改行量を補正することを特徴とす
る請求項4に記載の用紙搬送制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3586898A JPH11227982A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 用紙搬送制御方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3586898A JPH11227982A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 用紙搬送制御方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11227982A true JPH11227982A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12453979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3586898A Withdrawn JPH11227982A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 用紙搬送制御方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11227982A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7182337B2 (en) | 2001-08-28 | 2007-02-27 | Seiko Epson Corporation | Paper feeder, recording apparatus, and method of detecting a position of a terminal edge of a recording material in the recording apparatus |
JP2011031413A (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-17 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2020160578A (ja) * | 2019-03-25 | 2020-10-01 | グローリー株式会社 | 紙葉類厚み検出装置及び紙葉類厚み検出方法 |
-
1998
- 1998-02-18 JP JP3586898A patent/JPH11227982A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7182337B2 (en) | 2001-08-28 | 2007-02-27 | Seiko Epson Corporation | Paper feeder, recording apparatus, and method of detecting a position of a terminal edge of a recording material in the recording apparatus |
JP2011031413A (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-17 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2020160578A (ja) * | 2019-03-25 | 2020-10-01 | グローリー株式会社 | 紙葉類厚み検出装置及び紙葉類厚み検出方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050510 |