JPH0911246A - 内装材の製造方法 - Google Patents
内装材の製造方法Info
- Publication number
- JPH0911246A JPH0911246A JP7187703A JP18770395A JPH0911246A JP H0911246 A JPH0911246 A JP H0911246A JP 7187703 A JP7187703 A JP 7187703A JP 18770395 A JP18770395 A JP 18770395A JP H0911246 A JPH0911246 A JP H0911246A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- urethane
- insert
- interior material
- polypropylene
- polypropylene insert
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、プライマー処理を施すことなく、ポ
リプロピレンインサートとウレタンとの接合力を高める
ようにした内装材の製造方法を提供する。 【構成】ポリプロピレンインサート１のウレタン５との
接触面をウォータジェットにより凹凸粗面６に形成する
前処理を施し、これを発泡型３内に装填し表皮４との間
でウレタン５を発泡成形することを特徴とする。
リプロピレンインサートとウレタンとの接合力を高める
ようにした内装材の製造方法を提供する。 【構成】ポリプロピレンインサート１のウレタン５との
接触面をウォータジェットにより凹凸粗面６に形成する
前処理を施し、これを発泡型３内に装填し表皮４との間
でウレタン５を発泡成形することを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡ウレタンをク
ッション体とする内装材の製造方法に関するものであ
る。
ッション体とする内装材の製造方法に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】自動車用のインストルメントパネルのパ
ッドなどに使用されている内装材ではウレタンの表面に
ファブリックやレザー等の表皮を、芯材として裏面にポ
リプロピレンインサートを一体成形したものが用いられ
ている。
ッドなどに使用されている内装材ではウレタンの表面に
ファブリックやレザー等の表皮を、芯材として裏面にポ
リプロピレンインサートを一体成形したものが用いられ
ている。
【０００３】このような内装材の従来の製造方法は図４
で示すように、芯材とするポリプロピレンインサート１
のウレタンとの接触面に塗布ガン７によってプライマー
８を塗布するプライマー塗布工程（Ａ）と、これを発泡
型３内に装填し表皮４との間でウレタン５を発泡成形す
る一体発泡成形工程（Ｂ）とを経て発泡型３より製品を
脱型（Ｃ）している。
で示すように、芯材とするポリプロピレンインサート１
のウレタンとの接触面に塗布ガン７によってプライマー
８を塗布するプライマー塗布工程（Ａ）と、これを発泡
型３内に装填し表皮４との間でウレタン５を発泡成形す
る一体発泡成形工程（Ｂ）とを経て発泡型３より製品を
脱型（Ｃ）している。
【０００４】このようにして成形された内装材は図５で
示すように、ポリプロピレンインサート１，プライマー
８，ウレタン５及び表皮４の一体層となる。
示すように、ポリプロピレンインサート１，プライマー
８，ウレタン５及び表皮４の一体層となる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造方法に
おいて、ポリプロピレンインサート１のウレタンとの接
触面にプライマー塗布工程（Ａ）でプライマー８を塗布
する理由は、ウレタン５とポリプロピレンインサート１
の接着を高めるためである。
おいて、ポリプロピレンインサート１のウレタンとの接
触面にプライマー塗布工程（Ａ）でプライマー８を塗布
する理由は、ウレタン５とポリプロピレンインサート１
の接着を高めるためである。
【０００６】しかしながら、プライマー処理のコストが
高いことと、プライマーに含まれる有機溶剤が作業環境
を悪くし、人体に影響を及ぼす問題があり、これの改善
が課題となっていた。
高いことと、プライマーに含まれる有機溶剤が作業環境
を悪くし、人体に影響を及ぼす問題があり、これの改善
が課題となっていた。
【０００７】本発明の目的は、上記従来の問題に鑑み、
プライマー処理を施すことなく、ポリプロピレンインサ
ートとウレタンとの接合力を高めるようにした内装材の
製造方法を提供することである。
プライマー処理を施すことなく、ポリプロピレンインサ
ートとウレタンとの接合力を高めるようにした内装材の
製造方法を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の製造方法は、ポリプロピレンインサートの
ウレタンとの接触面をウォータジェットにより凹凸粗面
に形成する前処理を施し、これを発泡型内に装填し表皮
との間でウレタン発泡成形することを特徴とするもので
ある。
めの本発明の製造方法は、ポリプロピレンインサートの
ウレタンとの接触面をウォータジェットにより凹凸粗面
に形成する前処理を施し、これを発泡型内に装填し表皮
との間でウレタン発泡成形することを特徴とするもので
ある。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図１において、（Ａ）はポリプロピ
レンインサート１の前処理工程である。すなわち、ポリ
プロピレンインサート１のウレタン５との接触面をウォ
ータジェットノズル２によってウォータジェットスプレ
ーする。このウォータジェットスプレーによりポリプロ
ピレンインサート１のウレタン５と接触する面は図２で
示すように、無数のひび割れのような凹凸粗面６が形成
される。
基づいて説明する。図１において、（Ａ）はポリプロピ
レンインサート１の前処理工程である。すなわち、ポリ
プロピレンインサート１のウレタン５との接触面をウォ
ータジェットノズル２によってウォータジェットスプレ
ーする。このウォータジェットスプレーによりポリプロ
ピレンインサート１のウレタン５と接触する面は図２で
示すように、無数のひび割れのような凹凸粗面６が形成
される。
【００１０】このようにして前処理したポリプロピレン
インサート１を図１（Ｂ）で示すように、発泡型３内に
装填しファブリックやレザー等の表皮４との間でウレタ
ン５を発泡成形する。
インサート１を図１（Ｂ）で示すように、発泡型３内に
装填しファブリックやレザー等の表皮４との間でウレタ
ン５を発泡成形する。
【００１１】この発泡工程（Ｂ）では、ウレタン５がポ
リプロピレンインサート１の凹凸粗面６に含浸し、アン
カー（投錨）作用によってウレタン５とポリプロピレン
インサート１は接合されるのである。
リプロピレンインサート１の凹凸粗面６に含浸し、アン
カー（投錨）作用によってウレタン５とポリプロピレン
インサート１は接合されるのである。
【００１２】この結果、発泡型３より脱型（Ｃ）した製
品は図３で示すように、ポリプロピレンインサート１，
ウレタン５及び表皮４の一体層、すなわち、プライマー
を用いなくても、ウレタン５とポリプロピレンインサー
ト１が凹凸粗面６のアンカー（投錨）作用によって接合
した内装材が得られるのである。
品は図３で示すように、ポリプロピレンインサート１，
ウレタン５及び表皮４の一体層、すなわち、プライマー
を用いなくても、ウレタン５とポリプロピレンインサー
ト１が凹凸粗面６のアンカー（投錨）作用によって接合
した内装材が得られるのである。
【００１３】尚、上記内装材は自動車用のインストルメ
ントパネルのパッド以外の車両の内装材や家具，建築構
造物の表面被覆材にも用いることができる。
ントパネルのパッド以外の車両の内装材や家具，建築構
造物の表面被覆材にも用いることができる。
【００１４】
【発明の効果】以上のように本発明によると、ウレタン
の表面に表皮を、また裏面にポリプロピレンインサート
が一体成形された内装材の製造において、前記ポリプロ
ピレンインサートのウレタンとの接触面をウォータジェ
ットにより凹凸粗面に形成する前処理を施すことによ
り、ポリプロピレンインサートの凹凸粗面にウレタンが
含浸し、これがアンカー（投錨）作用してウレタンとポ
リプロピレンインサートが接合されるため、プライマー
を廃止することができ、プライマーに含まれる有機溶剤
の揮散がなくなり、作業環境を良好に改善することがで
きると共に、コストを低減することができる。
の表面に表皮を、また裏面にポリプロピレンインサート
が一体成形された内装材の製造において、前記ポリプロ
ピレンインサートのウレタンとの接触面をウォータジェ
ットにより凹凸粗面に形成する前処理を施すことによ
り、ポリプロピレンインサートの凹凸粗面にウレタンが
含浸し、これがアンカー（投錨）作用してウレタンとポ
リプロピレンインサートが接合されるため、プライマー
を廃止することができ、プライマーに含まれる有機溶剤
の揮散がなくなり、作業環境を良好に改善することがで
きると共に、コストを低減することができる。
【図１】本発明方法の工程図
【図２】図１（Ａ）のＤ矢視拡大断面図
【図３】図１（Ｃ）のＥ矢視拡大断面図
【図４】従来方法の工程図
【図５】図４（Ｃ）のＦ矢視拡大断面図
１ ポリプロピレンインサート ２ ウォータジェットノズル ３ 発泡型 ４ 表皮 ５ ウレタン ６ 凹凸粗面
Claims (1)
- 【請求項１】 ウレタンの表面に表皮を、また裏面にポ
リプロピレンインサートが一体成形された内装材の製造
方法であって、前記ポリプロピレンインサートのウレタ
ンとの接触面をウォータジェットにより凹凸粗面に形成
する前処理を施し、これを発泡型内に装填し表皮との間
でウレタン発泡成形することを特徴とする内装材の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7187703A JPH0911246A (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | 内装材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7187703A JPH0911246A (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | 内装材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0911246A true JPH0911246A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=16210690
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7187703A Pending JPH0911246A (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | 内装材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0911246A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1106668C (zh) * | 1996-05-29 | 2003-04-23 | 索尼公司 | 电阻元件和阴极射线管 |
| US7425018B2 (en) | 2003-09-30 | 2008-09-16 | Nihon Plast Co., Ltd. | Vehicle interior panel and production process |
| JP2010162861A (ja) * | 2008-12-19 | 2010-07-29 | Nanjo Sobi Kogyo Kk | 成形装置及び成形方法 |
| JP2012035546A (ja) * | 2010-08-09 | 2012-02-23 | Bridgestone Corp | 発泡成形部材、その取付用クリップ、発泡成形部材の製造方法並びに発泡成形部材の取付構造 |
| JP2012176663A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用エアバッグドア |
| WO2021157252A1 (ja) * | 2020-02-06 | 2021-08-12 | Nok株式会社 | セパレータ一体ガスケット及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-07-03 JP JP7187703A patent/JPH0911246A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1106668C (zh) * | 1996-05-29 | 2003-04-23 | 索尼公司 | 电阻元件和阴极射线管 |
| US7425018B2 (en) | 2003-09-30 | 2008-09-16 | Nihon Plast Co., Ltd. | Vehicle interior panel and production process |
| JP2010162861A (ja) * | 2008-12-19 | 2010-07-29 | Nanjo Sobi Kogyo Kk | 成形装置及び成形方法 |
| JP2012035546A (ja) * | 2010-08-09 | 2012-02-23 | Bridgestone Corp | 発泡成形部材、その取付用クリップ、発泡成形部材の製造方法並びに発泡成形部材の取付構造 |
| JP2012176663A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用エアバッグドア |
| WO2021157252A1 (ja) * | 2020-02-06 | 2021-08-12 | Nok株式会社 | セパレータ一体ガスケット及びその製造方法 |
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