JPH09112441A - 容積型ポンプ及び圧縮機 - Google Patents

容積型ポンプ及び圧縮機

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JPH09112441A
JPH09112441A JP27423695A JP27423695A JPH09112441A JP H09112441 A JPH09112441 A JP H09112441A JP 27423695 A JP27423695 A JP 27423695A JP 27423695 A JP27423695 A JP 27423695A JP H09112441 A JPH09112441 A JP H09112441A
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JP
Japan
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cylindrical surface
drive shaft
positive displacement
displacement pump
shaft
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Application number
JP27423695A
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English (en)
Inventor
Naomi Hagita
萩田直巳
Isao Hayase
功 早瀬
Kenji Tojo
東條健司
Takao Mizuno
水野隆夫
Yoshikatsu Tomita
富田好勝
Mutsunori Matsunaga
松永睦憲
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Hitachi Ltd
Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容積型ポンプにおいて、構造を簡単化すると
ともにシール性を向上し、液体の上方に気体が存在して
も液体ポンプとして使用可能とすること。 【解決手段】 外周円筒面14aと該外周円筒面に両端
が開口する半径方向内周円筒面14bとを持ち前記外周
円筒面の中心軸まわりに回転する駆動シャフト14と、
駆動シャフト14を嵌挿するハウジング部材28と、駆
動シャフト14の内周円筒面14bに挿入される外周面
26dと該外周面の中心軸と直交する摺動ガイド部26
aを有するピストン部材26と、摺動ガイド部26aに
嵌入するキー部27aと外周円筒面とを有する従動シャ
フト部材27と、従動シャフト部材の外周円筒面を駆動
シャフトに対し偏心して支持する軸受部材とを構成要素
に持ち、駆動シャフトと前記ハウジング部材と前記ピス
トン部材とで囲まれた作動空間の容積をピストン部材の
往復運動により変化させて流体を移送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は容積型ポンプに係
り、特に冷凍空調用の圧縮機の給油ポンプとして好適な
容積型ポンプに関し、また該容積型ポンプを有する圧縮
機に関する。
【0002】
【従来の技術】給油ポンプ等に使用される容積型ポンプ
には、図6に記載されているトロコイドポンプ等がある
が、その作動室を形成する各シール部SLには曲面と曲
面との近接によるシール部すなわち線シール部を含む構
造であった。
【0003】また、冷凍空調用圧縮機等では容積型ポン
プの代わりに、主軸の回転を利用した遠心ポンプを用い
ているものもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】容積型ポンプは通常液
体を昇圧して移送するものであるが、たとえば冷凍空調
用圧縮機の給油ポンプとして使用されている場合、圧縮
機の起動時に吸入通路側が気体である作動冷媒ガスにな
っていると、まず吸入通路の冷媒ガスを吐出側に排除し
て吸入通路内の圧力を減圧し、液体である潤滑油を下方
から容積型ポンプの位置まで吸い上げなければならな
い。すなわち、容積型ポンプはガスの雰囲気中でも吸入
側と吐出側の間に差圧を発生して維持する能力が要求さ
れ、その内部の作動室のシール部で吐出側から吸入側へ
ガスが漏れるのを防止するシール性能が要求される。
【0005】この要求に対して作動室のシール部が図6
に示すような従来技術の線シール部であるとガスの漏れ
方向のシール部長さが微小であるので、上記のシール性
能を確保するのが困難になるという問題があった。ま
た、線シール部のシール隙間を小さくしてシール性能を
向上しようとすると、特異な曲線形状を持つポンプ部品
を高精度に加工する必要があり、製造コストが上昇する
という問題があった。
【0006】一方、容積型ポンプの代わりに遠心ポンプ
を用いた場合には、その給油する力となる遠心力が主軸
回転速度の2乗に比例するため、低速運転時に給油がで
きなくなるという問題があった。
【0007】本発明の目的は、作動室のシール部におい
て液体よりも漏れ易いガスに対しても優れたシール性能
を持ち、低速運転時にも確実に流量を確保できる容積型
ポンプを安価に提供する事である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、外
周円筒面と該外周円筒面に両端が開口する半径方向内周
円筒面とを持ちそれ自身が前記外周円筒面の中心軸まわ
りに回転する駆動シャフトと、前記駆動シャフトの外周
円筒面と微小な隙間を持って配置される内周円筒面を有
するハウジング部材と、前記駆動シャフトの内周円筒面
に進退自在に挿入される外周面と該外周面の中心軸と直
角方向の摺動ガイド部を有するピストン部材と、前記ピ
ストン部材の摺動ガイド部に進退自在に嵌入するキー部
と外周円筒面とを有する従動シャフト部材と、前記従動
シャフト部材の外周円筒面を前記駆動シャフトの回転軸
と平行で偏心した位置で回転自在に支持する軸受部材と
により、容積型ポンプを構成する事により達成される。
【0009】
【作用】上記の課題を解決するための手段の容積型ポン
プでは、駆動シャフトが回転すると、駆動シャフトの半
径方向内周円筒面に挿入されているピストン部材が回転
し、ピストン部材の摺動ガイド部に当接するキー部が回
転駆動されて従動シャフト部材が回転する。上記の駆動
シャフトと従動シャフト部材との間はそれぞれに対して
1方向で互いに直角方向に摺動出来るピストン部材によ
り連結されて一種のオルダム継手を構成しているので、
駆動シャフトと従動シャフト部材の回転軸は互いに偏心
していても無理なく回転が伝えられるが、その際ピスト
ン部材は両シャフト部材に対して前記偏心の大きさに対
応した振幅で往復運動を繰り返す事になる。
【0010】特に、ピストン部材が駆動シャフトに対し
て往復運動を繰り返すと、ピストン部材の両頭部のピス
トン部材、駆動シャフト、ハウジング部材で囲まれた2
つの密閉空間の容積が周期的に増減を繰り返すので、こ
れを作動室として容積型ポンプを構成する事が出来る。
例えば、駆動シャフトの半径方向内周円筒面の開口部
は、前記作動室の容積の増減に連動してハウジング部材
の内周円筒面上を回転移動するので、容積が増加してい
る間に前記開口部と連通するハウジング部材の内周円筒
面部分に吸入ポートを、容積が減少している間に前記開
口部と連通するハウジング部材の内周円筒面部分に吐出
ポートをそれぞれ形成すれば、流体を吸入ポートから吸
入して吐出ポートから吐出する容積型ポンプが構成され
る。
【0011】上記の容積型ポンプの作動室のシール部
は、全て円筒面同士の組合せによるシール部であり、流
体の漏れ方向に有限のシール長さを持つ面シール部とな
るため、ガスに対しても優れたシール性能が得られる。
また、それらのシール部を構成するのは全て単純な円筒
面であり、高精度な加工を安価で行なう事が容易であ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図7、
図1〜図5により説明する。図7は空調機用の圧縮機の
全体構造を示す断面図、図1は本発明の第1の実施形態
として空調機用の圧縮機の給油用に本発明の容積型ポン
プを搭載した圧縮機の全体構造を示す断面図、図2は図
1における容積型ポンプ部分の拡大図、図3は図2の容
積型ポンプの作動原理の説明図、図4は容積型ポンプ内
の潤滑油の流れを説明する断面図( A−A) 、図5は本
発明の第2の実施形態の圧縮機の全体構造を示す断面図
である。
【0013】図7に空調機用の圧縮機として、スクロー
ルタイプの圧縮機の断面構造図を示し構造動作を説明す
る。密閉容器1内に、圧縮機構部2と電動機3が収納さ
れている。圧縮機構部2は固定スクロール4と旋回スク
ロール5を互いにラップを内側にしてかみ合わせて密閉
空間(圧縮室)9が形成される。固定スクロール4は、
円板状の底板4aと、これに直立しインボリュートある
いはこれに近似の曲線に形成されたラップ4bとからな
り、その中心部に吐出口10、外周部に吸入口7を備え
ている。旋回スクロール5は円板状の台板5aと、固定
スクロールのラップ4bと同様な形状に形成されたラッ
プ5bと、円板状の台板5aの反ラップ側に形成された
ボス5cとからなっている。
【0014】フレーム11は中央部に軸受部11aを形
成し、この軸受部に駆動シャフト15が支承され、駆動
シャフト先端の偏心軸15aは、上記ボス5cに相対的
な回転運動が可能なように挿入されている。またフレー
ム11には固定スクロールの台板4cが複数本のボルト
によって固定され、旋回スクロール5はリング部及びキ
ー部よりなるオルダムリング12等の自転防止機構を介
してフレーム11に支承され、固定スクロール4に対し
て自転せずに旋回運動のみをするように構成されてい
る。駆動シャフト15には下部に電動機3が直結されて
いる。
【0015】上記構造のスクロール圧縮機では、電動機
3に直結された駆動シャフト15の回転により偏心軸1
5aが偏心回転することにより、ボス5cを介し、旋回
スクロール5が旋回運動する。この旋回運動により、圧
縮室9は次第に中心に移動して、容積が減少する。低圧
の冷媒ガスは、密閉容器1を貫通して固定スクロール4
の吸入口7に接続された吸入管17を経て吸入室8に入
り、上記のように圧縮室内で圧縮され圧力を高め、中央
の吐出口10から吐出室1aに吐出される。吐出口10
が開口する吐出室1aは、圧縮機構部2と密閉容器1間
に設けられたガス通路18a、ガスの流れを制限する仕
切り板18と密閉容器1間に設けられたガス通路18b
を介して、モータ室1bと連通し、密閉容器1を貫通す
る吐出管19より吐出される。
【0016】給油の流れについて以下に示す。油溜り部
1Cに溜められた潤滑油13は、駆動シャフト15の下
部に取付けられた給油管21より吸い上げられる。その
際、駆動シャフト15内を貫通する給油通路22は、油
溜り部1C側は駆動シャフト15の軸中心付近に開口
し、偏心軸15a側は駆動シャフト15の軸中心に対し
て偏心した位置に開口している。駆動シャフト15の回
転速度が十分大きい場合には給油通路22内の潤滑油に
作用する遠心力により、前記の給油管21より潤滑油を
吸い上げ、下部軸受24や給油通路22を通じてフレー
ム11の軸受部11a及び旋回スクロール5のボス部5
C内の軸受部5dを潤滑した後、排出通路23及び排出
管20等から圧縮機内の密閉空間内に排出され、再度油
溜り部1Cに溜められる。
【0017】図1は、図7に示すスクロール圧縮機に本
発明の容積型ポンプを搭載した第1の実施形態を示す。
また図2に、図1における容積型ポンプ部分の拡大図を
示す。容積型ポンプ25は、そのハウジング28が駆動
シャフト14を電動機3の下側で支承する下部軸受24
aを兼ねており、容積型ポンプ25の全体が固定板33
に固定されて半径方向位置と回転方向位置に動かない様
になっている。ハウジング部材28の内周円筒面で駆動
シャフト14を軸受支持して、その半径方向位置を規制
する構造である。また、駆動シャフト14内の給油通路
22aは駆動シャフト14の軸中心線上を貫通してい
る。
【0018】図2に図1における容積型ポンプの拡大図
を示す。外周円筒面14aを有する駆動シャフト14に
はその下端部に半径方向内周円筒面14bが形成されて
おり、容積型ポンプにおける駆動シャフトを兼ねてい
る。駆動シャフトの内周円筒面14bには、外周面26
d及び該外周面の中心軸と直交する摺動ガイド部26a
を有するピストン部材26が進退自在に挿入されてい
る。外周面26dの平面形状は図3に示される如く一部
円形とされることが製作上好ましいがその他の形状とし
てもよい。ピストン部材26の摺動ガイド部26aに従
動シャフト部材27のキー部27aが嵌入又は係合し、
従動シャフト部材27はハウジング28にボルト30で
固定されたエンドプレート34により偏心した位置で回
転自在に支持されている。図示例ではエンドプレート3
4はハウジングと互いに別部材で形成した上でボルト3
0により一体固定されているが、両者は一体形成しても
よい。駆動シャフト14が回転すると、駆動シャフトの
外周円筒面14aに両端が開口する半径方向内周円筒面
14bに挿入されているピストン部材26が回転し、キ
ー部27aを介して従動シャフト部材27が回転する。
駆動シャフト14と従動シャフト部材27の回転軸は互
いに偏心しているが、上記の駆動シャフト14と従動シ
ャフト部材27との間はそれぞれに対して1方向で互い
に直角方向に摺動出来るピストン部材26により連結さ
れて一種のオルダム継手を構成しているので、無理なく
回転が伝えられる。その際ピストン部材26は駆動シャ
フトと従動シャフト部材27のそれぞれに対して相対的
に前記偏心の大きさに対応した振幅(回転軸同士の偏心
量の2倍)で往復運動を繰り返す事になる。
【0019】図3(図2の断面B−B)で、図2の容積
型ポンプの作動原理を説明する。駆動シャフト14の回
転により、ピストン部材26が駆動シャフト14の半径
方向内周円筒面14b内において往復運動を繰り返す
と、ピストン部材26の両頭部26b、26c、駆動シ
ャフト14の半径方向内周円筒面14b、ハウジング部
材28の円周円筒面28aで囲まれた2つの密閉空間2
9a、29bの容積が周期的に増減を繰り返すので、こ
れを作動室として容積型ポンプを構成する事が出来る。
更に駆動シャフト14の半径方向内周円筒面14bの開
口部は、前記作動室の容積の増減に連動してハウジング
部材28の内周円筒面28a上を回転移動するので、容
積が増加している間に前記開口部と連通するハウジング
部材の内周円筒面部分に吸入ポート28bを、容積が減
少している間に前記開口部と連通するハウジング部材の
内周円筒面部分に吐出ポート28cをそれぞれ形成すれ
ば、流体を吸入ポート28bから吸入して吐出ポート2
8cから吐出する容積型ポンプが構成される。
【0020】また、図3における断面A−Aを示す図4
において、圧縮機の密閉容器1の底部の油溜め部1cに
溜められた潤滑油13は、エンドプレート34の吸入通
路34aを経由してハウジング部材28の吸入通路31
より前記吸入ポート28bに流入し、密閉空間29a、
29bを通り、吐出ポート28cより吐出通路28d、
駆動シャフト14の下部隙間、ピストン部材26の円筒
面の周囲を経由して給油通路22aより各軸受部に給油
される。
【0021】図5に本発明の第2の実施形態の容積型ポ
ンプを搭載した空調機用スクロール圧縮機の断面図を示
す。容積型ポンプ25aは、半径方向位置は駆動シャフ
ト14によって規制され、回転方向は締結ボルト32に
より固定板33に取り付けられ位置決めされている。容
積型ポンプ25aは、駆動シャフト14が回転する際に
各軸受部の隙間及び回転に伴う変形による半径方向の微
小な移動に倣って位置移動が可能なように、ハウジング
部材28と締結ボルト32及び固定板33との間に隙間
GA、GBを持たせてある。
【0022】以上各実施形態においては本発明による容
積型ポンプは、縦型のスクロール圧縮機に適用した例で
説明したが、本発明はこれに限られることなく、横型の
スクロール圧縮機や、ロータリ型又はレシプ型圧縮機等
の各種ポンプに適用でき、インバータ駆動の圧縮機に適
用した場合に良好な機能を発揮し、また圧縮機以外、例
えばエンジンのオイルポンプ等に適用したり気体ポンプ
としても使用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の容積型ポ
ンプは、その作動室のシール部は、全て円筒面同士の組
合せによるシール部であり、流体の漏れ方向に有限のシ
ール長さを持つ面シール部となるため、ガスに対しても
優れたシール性能が得られ、圧縮機の起動時等に吸入通
路側が気体である作動冷媒ガスになっている場合でも、
吸入通路の冷媒ガスを吐出側に排除して吸入通路内の圧
力を減圧し、液体である潤滑油を下方から容積型ポンプ
の位置まで吸い上げることが可能となり、確実なポンプ
能力が確保できる。また、それらのシール部を構成する
のは全て単純な円筒面とすることで、高精度な加工を安
価で行なう事が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の容積型ポンプを搭載
したスクロール圧縮機の断面図
【図2】本発明の第1の実施形態の容積型ポンプ部分の
拡大図
【図3】前記容積型ポンプの作動原理の説明図
【図4】前記容積型ポンプの拡大図
【図5】本発明の第2の実施形態のスクロール圧縮機の
断面図
【図6】従来のトロコイドポンプの断面図
【図7】本発明を説明するための空調機用スクロール圧
縮機の断面図
【符号の説明】
1…密閉容器 2…圧縮機構部 3…電動機 4…固定
スクロール 5…旋回スクロール 7…吸入口 9…圧
縮室 10…吐出口 11…フレーム 12…オルダム
リング 13…潤滑油 14、15…駆動シャフト 1
7…吸入管 19…吐出管 20…排出管 22、22
a、22b…給油通路 23…排出通路 24、24a…下部軸受 25、25a…容積型給油ポ
ンプ 26…ピストン 27…従動シャフト 28…ハウジング 30…ボルト
32…締結ボルト 33…固定板 34…エンドプレ
ート
フロントページの続き (72)発明者 東條健司 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 水野隆夫 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 富田好勝 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 松永睦憲 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周円筒面と該外周円筒面に両端が開口
    する半径方向内周円筒面とを持ちそれ自身が前記外周円
    筒面の中心軸まわりに回転する駆動シャフトと、前記駆
    動シャフトの外周円筒面と微小な隙間を持って配置され
    る内周円筒面を有するハウジング部材と、前記駆動シャ
    フトの内周円筒面に進退自在に挿入される外周面と該外
    周面の中心軸と直角方向の摺動ガイド部を有するピスト
    ン部材と、前記ピストン部材の摺動ガイド部に進退自在
    に嵌入するキー部と外周円筒面とを有する従動シャフト
    部材と、前記従動シャフト部材の外周円筒面を前記駆動
    シャフトの回転軸と平行で偏心した位置で回転自在に支
    持する軸受部材とを構成要素に持ち、前記駆動シャフト
    と前記ハウジング部材と前記ピストン部材とで囲まれた
    作動空間が、前記駆動シャフトが前記ピストン部材を介
    して前記従動シャフト部材を回転させる際に前記ピスト
    ン部材が前記駆動シャフトの半径方向内周円筒面内で進
    退運動を行なう事によって容積を周期的に変化させる事
    を利用して、作動流体の移送を行なう事を特徴とする容
    積型ポンプ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の容積型ポンプにおいて、
    ハウジング部材の内周円筒面には、駆動シャフトの回転
    に伴い円周方向に移動する半径方向内周円筒面の開口部
    と作動室の容積が増大している間連通する部分に吸入ポ
    ートを設け、前記半径方向内周円筒面の開口部と作動室
    の容積が減少している間連通する部分に吐出ポートを設
    けた事を特徴とする容積型ポンプ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の容積型ポンプに
    おいて、ハウジング部材と従動シャフト部材の軸受部材
    とは互いに別部材を一体に固定されるか一体形成されて
    おり、それらの一体化部材の半径方向位置は駆動シャフ
    トによって規制され、前記一体化部材の回転方向位置が
    固定された他の静止部材により規制されている事を特徴
    とする容積型ポンプ。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の容積型ポンプに
    おいて、ハウジング部材と軸受部材とは一体に固定され
    ており、それらの一体化部材の半径方向位置と回転方向
    位置は固定された他の静止部材により規制されており、
    前記ハウジング部材の内周円筒面で駆動シャフトの半径
    方向位置を規制する構造である事を特徴とする容積型ポ
    ンプ。
  5. 【請求項5】 駆動用モータと、これにより回転駆動さ
    れる主軸と、その主軸の回転により作動ガスを圧縮する
    圧縮機構部とからなる圧縮機において、主軸の外周円筒
    面に両端が開口する半径方向内周円筒面を主軸端部に形
    成してこれを駆動シャフトとし、該駆動シャフトを構成
    部品とする請求項3の容積型ポンプを形成し、該容積型
    ポンプにより各摺動部に潤滑油を供給する構造である事
    を特徴とする圧縮機。
  6. 【請求項6】 駆動用モータと、これにより回転駆動さ
    れる主軸と、その主軸の回転により作動ガスを圧縮する
    圧縮機構部とからなる圧縮機において、主軸は圧縮機構
    部と反対側の端部を軸受で回転自在に支持されており、
    前記軸受の内周円筒面の延長部で表面を覆われた主軸の
    外周円筒面に両端が開口する半径方向内周円筒面を主軸
    端部に形成してこれを駆動シャフトとし、前記軸受の内
    周円筒面の延長部をハウジング部材とし、これらを構成
    部品とする請求項4の容積型ポンプを形成し、該容積型
    ポンプにより各摺動部に潤滑油を供給する構造である事
    を特徴とする圧縮機。
JP27423695A 1995-10-23 1995-10-23 容積型ポンプ及び圧縮機 Pending JPH09112441A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020183605A1 (ja) * 2019-03-12 2020-09-17 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 圧縮機及び冷凍サイクル装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020183605A1 (ja) * 2019-03-12 2020-09-17 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 圧縮機及び冷凍サイクル装置

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