JPH08232878A - ロータリ式密閉型圧縮機 - Google Patents
ロータリ式密閉型圧縮機Info
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- JPH08232878A JPH08232878A JP7343785A JP34378595A JPH08232878A JP H08232878 A JPH08232878 A JP H08232878A JP 7343785 A JP7343785 A JP 7343785A JP 34378595 A JP34378595 A JP 34378595A JP H08232878 A JPH08232878 A JP H08232878A
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- F04C18/34—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members
- F04C18/356—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the outer member
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- F04C29/005—Means for transmitting movement from the prime mover to driven parts of the pump, e.g. clutches, couplings, transmissions
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧縮機のローラとシリンダー部材との隙間を
なくして冷媒漏れを防止し、圧縮効率を向上させるとと
もに、過圧縮現象を防止することにより、圧縮機の信頼
性の向上をはかりうるロータリ式密閉型圧縮機を提供す
ることにある。 【解決手段】 本体の内壁に固着されて外部からの電源
が供給されて磁場を形成させる固定子と、クランク軸に
固定され前記固定子に形成された磁場の影響によって回
転される回転子とからなる電動手段と、本体の内面に固
定され、シリンダーの両端面を覆いクランク軸を支持す
る上部軸受および下部軸受を備えた圧縮装置を含むロー
タリ式密閉型圧縮機において、前記圧縮装置は、前記ク
ランク軸の一端部に外挿された偏心軸と、シリンダーの
内側に収容され、前記偏心軸に回転或は摺動可能に外挿
されたローラをさらに含むことを特徴とする。
なくして冷媒漏れを防止し、圧縮効率を向上させるとと
もに、過圧縮現象を防止することにより、圧縮機の信頼
性の向上をはかりうるロータリ式密閉型圧縮機を提供す
ることにある。 【解決手段】 本体の内壁に固着されて外部からの電源
が供給されて磁場を形成させる固定子と、クランク軸に
固定され前記固定子に形成された磁場の影響によって回
転される回転子とからなる電動手段と、本体の内面に固
定され、シリンダーの両端面を覆いクランク軸を支持す
る上部軸受および下部軸受を備えた圧縮装置を含むロー
タリ式密閉型圧縮機において、前記圧縮装置は、前記ク
ランク軸の一端部に外挿された偏心軸と、シリンダーの
内側に収容され、前記偏心軸に回転或は摺動可能に外挿
されたローラをさらに含むことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータリ式密閉型
圧縮機に関するもので、とくに、ローラとシリンダー部
材との隙間をなくすのに適するロータリ式密閉型圧縮機
に関するものである。
圧縮機に関するもので、とくに、ローラとシリンダー部
材との隙間をなくすのに適するロータリ式密閉型圧縮機
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のロータリ式密閉型圧縮機の給油構
造に関り日特開昭６２−１９１６９１号が公知となって
いる。上記公報の図１を参考に、従来のロータリ式密閉
型圧縮機の給油構造について述べる。図１に示すごと
く、密閉型容器１の上部には電動要素２が設けられ、下
部には冷凍機オイル４が貯蔵され、電動要素２を構成す
るモータ５に軸６が押入され、図示のない軸６の偏心部
に回転自在に嵌合されたローラ７は、シリンダー８内に
収納され、前記軸６は上側軸受９と、下側軸受１０によ
り支持される。前記軸６には内穴１１が設けられ、前記
内穴１１にはひずみ板１２と給油器１３が掛止され、搖
動面に連通される横穴１４、１５、１６が存在し、上側
軸受９と下側軸受１０には図示のない油溝が存在する。
給油器１３及び軸６の下方は冷凍機オイル４によって浸
透され、冷凍機オイルは軸６が回転すると、給油器１３
を介して内穴１１を上昇させ、横穴１４、１５、１６か
らそれぞれの上側軸受９、ローラ７、下側軸受１０の搖
動部に供給される。
造に関り日特開昭６２−１９１６９１号が公知となって
いる。上記公報の図１を参考に、従来のロータリ式密閉
型圧縮機の給油構造について述べる。図１に示すごと
く、密閉型容器１の上部には電動要素２が設けられ、下
部には冷凍機オイル４が貯蔵され、電動要素２を構成す
るモータ５に軸６が押入され、図示のない軸６の偏心部
に回転自在に嵌合されたローラ７は、シリンダー８内に
収納され、前記軸６は上側軸受９と、下側軸受１０によ
り支持される。前記軸６には内穴１１が設けられ、前記
内穴１１にはひずみ板１２と給油器１３が掛止され、搖
動面に連通される横穴１４、１５、１６が存在し、上側
軸受９と下側軸受１０には図示のない油溝が存在する。
給油器１３及び軸６の下方は冷凍機オイル４によって浸
透され、冷凍機オイルは軸６が回転すると、給油器１３
を介して内穴１１を上昇させ、横穴１４、１５、１６か
らそれぞれの上側軸受９、ローラ７、下側軸受１０の搖
動部に供給される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる構成
においては、搖動部の給油は軸６の回転による遠心力と
回転に反する冷凍機オイル４の粘成により行われるた
め、低回転速度運転を行う圧縮機においては、回転速度
が従来の一定速運転に比して１／３〜１／４となるため
給油能が低減され、潤滑不良をおこして異常摩耗により
ノック現象が生じる問題点があった。その上、従来のロ
ータリ式密閉型圧縮機は、ローラとシリンダーとの間で
は隙間の調整が不可能であるため、前記シリンダー内へ
流れこまれる冷媒を圧縮するとき、冷媒が漏れるように
なり、したがって、その漏れる冷媒の量だけさらに圧縮
すべきであるため、圧縮機の過負荷や冷媒の過圧縮がお
こり、ついには圧縮機の効率を低下させる問題点があっ
た。
においては、搖動部の給油は軸６の回転による遠心力と
回転に反する冷凍機オイル４の粘成により行われるた
め、低回転速度運転を行う圧縮機においては、回転速度
が従来の一定速運転に比して１／３〜１／４となるため
給油能が低減され、潤滑不良をおこして異常摩耗により
ノック現象が生じる問題点があった。その上、従来のロ
ータリ式密閉型圧縮機は、ローラとシリンダーとの間で
は隙間の調整が不可能であるため、前記シリンダー内へ
流れこまれる冷媒を圧縮するとき、冷媒が漏れるように
なり、したがって、その漏れる冷媒の量だけさらに圧縮
すべきであるため、圧縮機の過負荷や冷媒の過圧縮がお
こり、ついには圧縮機の効率を低下させる問題点があっ
た。
【０００４】
【発明の目的】したがって、本発明は、上記のごとき問
題点を解決するためになされたものであって、本発明の
目的は、冷媒漏れを防止して圧縮機の効率と信頼性を向
上させることができるロータリ式密閉型圧縮機を提供す
ることにある。
題点を解決するためになされたものであって、本発明の
目的は、冷媒漏れを防止して圧縮機の効率と信頼性を向
上させることができるロータリ式密閉型圧縮機を提供す
ることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるロータリ式密閉型圧縮機は、上部およ
び下部軸受とシリンダーを備えた既存の圧縮装置に、ク
ランク軸の一端部に外挿された偏心軸と、シリンダーの
内側に収容され偏心軸に回転或はすべり可能に外挿され
たローラーをさらに設けた点にある。
に、本発明によるロータリ式密閉型圧縮機は、上部およ
び下部軸受とシリンダーを備えた既存の圧縮装置に、ク
ランク軸の一端部に外挿された偏心軸と、シリンダーの
内側に収容され偏心軸に回転或はすべり可能に外挿され
たローラーをさらに設けた点にある。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明による一実施例につ
いて添付図面に沿って詳述する。図２は、本発明の一実
施例によるロータリ式密閉型圧縮機の縦断面図である。
図２に示すごとく、圧縮機は本体２０内に電動要素Ｍと
圧縮装置Ｃがクランク軸３２に垂直に収納されるととも
に、本体２０の底部にオイル０が貯蔵される。前記電動
要素Ｍは本体２０の内壁に固着され外部電源が供給され
て磁場を形成する固定子２２と前記クランク軸３２に固
定され前記固定子２２に形成された磁場の影響をうけて
回転する回転子２４とから構成される。
いて添付図面に沿って詳述する。図２は、本発明の一実
施例によるロータリ式密閉型圧縮機の縦断面図である。
図２に示すごとく、圧縮機は本体２０内に電動要素Ｍと
圧縮装置Ｃがクランク軸３２に垂直に収納されるととも
に、本体２０の底部にオイル０が貯蔵される。前記電動
要素Ｍは本体２０の内壁に固着され外部電源が供給され
て磁場を形成する固定子２２と前記クランク軸３２に固
定され前記固定子２２に形成された磁場の影響をうけて
回転する回転子２４とから構成される。
【０００７】前記圧縮装置Ｃは、本体２０内面に固定さ
れ、シリンダー５０の両端面をおおい前記クランク軸３
２を支持する上部ベーン５４および下部ベーン５６を備
える。シリンダー５０の開放端部は前記上部および下部
ベーン５４、５６によりおおわれる。さらに、前記クラ
ンク軸３２の一端部には偏心軸３０が外挿され、該偏心
軸３０にはローラ３４が回転動或はすべり可能に外挿さ
れている。
れ、シリンダー５０の両端面をおおい前記クランク軸３
２を支持する上部ベーン５４および下部ベーン５６を備
える。シリンダー５０の開放端部は前記上部および下部
ベーン５４、５６によりおおわれる。さらに、前記クラ
ンク軸３２の一端部には偏心軸３０が外挿され、該偏心
軸３０にはローラ３４が回転動或はすべり可能に外挿さ
れている。
【０００８】一方、前記本体２０の上部にはシリンダー
５０で圧縮された冷媒が吐出される吐出管２８が配設さ
れ、前記本体２０の一側には冷媒が前記シリンダー５０
に吸い込まれるよう冷媒の流れをガイドする吸入管５７
が配設され、前記本体２０の他側には蓄積器４０が設け
られている。
５０で圧縮された冷媒が吐出される吐出管２８が配設さ
れ、前記本体２０の一側には冷媒が前記シリンダー５０
に吸い込まれるよう冷媒の流れをガイドする吸入管５７
が配設され、前記本体２０の他側には蓄積器４０が設け
られている。
【０００９】前記クランク軸３２は、図３に示すごと
く、その一端部に摺動部３２ａが形成されている。
く、その一端部に摺動部３２ａが形成されている。
【００１０】前記偏心軸９０は、図４および６に示すご
とく、その一側面に切開された凹溝部３０ａが形成さ
れ、該凹溝部３０ａには前記クランク軸３２の摺動部３
２ａが外挿される。そこで、前記クランク軸３２が回転
すると、前記偏心軸３０は摺動部３２ａの外側へすべる
ようになる。この際、クランク軸３２とローラ３４との
間には遠心力が生じるため、ローラ３４はシリンダー５
０の内側面に密着され前記シリンダー５０とシリンダー
３４とは隙間なしに密着される。
とく、その一側面に切開された凹溝部３０ａが形成さ
れ、該凹溝部３０ａには前記クランク軸３２の摺動部３
２ａが外挿される。そこで、前記クランク軸３２が回転
すると、前記偏心軸３０は摺動部３２ａの外側へすべる
ようになる。この際、クランク軸３２とローラ３４との
間には遠心力が生じるため、ローラ３４はシリンダー５
０の内側面に密着され前記シリンダー５０とシリンダー
３４とは隙間なしに密着される。
【００１１】図５は、図２の圧縮機のシリンダーの水平
断面図である。図５に示すごとく、シリンダー５０の内
側はシリンダー５０壁の所定部位に形成されたスロット
部５８にすべり可能に配置されたベーン５２により吸入
室６０と圧縮室６５とに仕分けられる。さらに、前記ベ
ーン５２の後方一側に圧縮ばね５３が連結されているた
め、前記ベーン５２はローラ３４の外周面に対抗して押
えるようになる。
断面図である。図５に示すごとく、シリンダー５０の内
側はシリンダー５０壁の所定部位に形成されたスロット
部５８にすべり可能に配置されたベーン５２により吸入
室６０と圧縮室６５とに仕分けられる。さらに、前記ベ
ーン５２の後方一側に圧縮ばね５３が連結されているた
め、前記ベーン５２はローラ３４の外周面に対抗して押
えるようになる。
【００１２】次に、本発明の実施例によるロータリ式密
閉型圧縮機の作用および効果について述べる。図示のな
い電源が固定子２２に印加されると、該固定子２２には
磁場が形成され、該固定子２２に形成された磁場により
前記回転子２４は回転するようになる。前記回転子２４
が回転すると、回転力により回転子２４に固定されてい
るクランク軸３２は高速で回転するようになる。クラン
ク軸３２の回転にしたがって該クランク軸３２の一端部
に形成されている摺動部３２ａに外挿される偏心軸３０
も回転するようになる。前記偏心軸３０の回転にしたが
って該偏心軸３０に外挿され連動されて回転するローラ
３４が回転するようになり、前記ローラ３４の回転にし
たがってシリンダー５０のスロット部５８に挿入されて
いるベーン５２が直線往復動を行う。かように、クラン
ク軸３２の回転にしたがって摺動部３２ａの外側へ凹溝
部３０ａがガイドされながらすべるため、自転動するク
ランク軸３２と自転動或は共転動するローラ３４の間で
は遠心力が生ずるようになる。かかる遠心力によりロー
ラ３４に挿着された偏心軸３０は遠心力の作用する方向
へクランク軸３２の摺動部３２ａがすべるようになる。
閉型圧縮機の作用および効果について述べる。図示のな
い電源が固定子２２に印加されると、該固定子２２には
磁場が形成され、該固定子２２に形成された磁場により
前記回転子２４は回転するようになる。前記回転子２４
が回転すると、回転力により回転子２４に固定されてい
るクランク軸３２は高速で回転するようになる。クラン
ク軸３２の回転にしたがって該クランク軸３２の一端部
に形成されている摺動部３２ａに外挿される偏心軸３０
も回転するようになる。前記偏心軸３０の回転にしたが
って該偏心軸３０に外挿され連動されて回転するローラ
３４が回転するようになり、前記ローラ３４の回転にし
たがってシリンダー５０のスロット部５８に挿入されて
いるベーン５２が直線往復動を行う。かように、クラン
ク軸３２の回転にしたがって摺動部３２ａの外側へ凹溝
部３０ａがガイドされながらすべるため、自転動するク
ランク軸３２と自転動或は共転動するローラ３４の間で
は遠心力が生ずるようになる。かかる遠心力によりロー
ラ３４に挿着された偏心軸３０は遠心力の作用する方向
へクランク軸３２の摺動部３２ａがすべるようになる。
【００１３】図示のない蒸発器から蒸発した冷媒は、前
記シリンダー５０に形成された吸入口５０ａを通して前
記ベーン５２により仕切られた吸入口６０に吸い込ま
れ、前記吸入口６０に吸いこまれた冷媒は、前記クラン
ク軸３２の偏心軸３０に配設された前記ローラ３４の回
転動或はすべりにより圧縮される。かように、ローラ３
４はシリンダー５０の内側面に密着されると、接触力を
生ずるため、前記シリンダー５０とローラ３４との隙間
がなくなり、前記ローラ３４は吐出口５７を開放させて
高温高圧に圧縮された冷媒は吐出が行われ、冷媒ガスの
吐出後にはシリンダー５０内で作用される冷媒ガスの吸
入力によりローラ３４が吐出口５７を閉塞させ、前記吐
出口５７の閉塞後には、吸入口５０ａを開放させてシリ
ンダー５０内に冷媒を吸いこむことによって、シリンダ
ー５０内の体積をかえることによって、冷媒ガスの圧縮
を行うようになり上記の過程を繰返しおこなう。
記シリンダー５０に形成された吸入口５０ａを通して前
記ベーン５２により仕切られた吸入口６０に吸い込ま
れ、前記吸入口６０に吸いこまれた冷媒は、前記クラン
ク軸３２の偏心軸３０に配設された前記ローラ３４の回
転動或はすべりにより圧縮される。かように、ローラ３
４はシリンダー５０の内側面に密着されると、接触力を
生ずるため、前記シリンダー５０とローラ３４との隙間
がなくなり、前記ローラ３４は吐出口５７を開放させて
高温高圧に圧縮された冷媒は吐出が行われ、冷媒ガスの
吐出後にはシリンダー５０内で作用される冷媒ガスの吸
入力によりローラ３４が吐出口５７を閉塞させ、前記吐
出口５７の閉塞後には、吸入口５０ａを開放させてシリ
ンダー５０内に冷媒を吸いこむことによって、シリンダ
ー５０内の体積をかえることによって、冷媒ガスの圧縮
を行うようになり上記の過程を繰返しおこなう。
【００１４】一方、前記ローラ３４の移動する距離は偏
心量（すなわち、シリンダー５０の行程体積を形成する
ために計算されるクランク軸３２の偏心量）に該当さ
れ、前記クランク軸３２とローラ３４の回転によるロー
タリ式密閉型圧縮機の圧縮に対する運動方式を用いれ
ば、下記のごとく表すことができる。 すなわち、Ｆｃ−Ｆｇｒ＝Ｆｓ ここで、Ｆｃはローラ３４と偏心軸３０により生ずる遠
心力であり、Ｆｇｒは冷媒ガスの圧縮の際生ずるラジア
ル方向の冷媒ガスの圧着力であり、Ｆｓは遠心力を生ず
るローラ３４がシリンダー５０に接するときに生ずる接
触力である。また、前記遠心力Ｆｃは、次のごとく表す
ことができる。 Ｆｃ＝（Ｍｒ＋Ｍｃ）ｒω2 ただし、Ｍｒはローラ３４の質量であり、Ｍｃは偏心軸
３０の質量、ｒは偏心量、ωは回転角速度である。さら
に、冷媒ガスの圧着力Ｆｇｒは、次のごとく表すことが
できる。 Ｆｇｒ＝｛２ｒ×Ｓｉｎ（θ＋α）／２｝×｛１（Ｐｃ
−Ｐｓ）Ｓｉｎ（θ＋α）／２｝ ただし、１はシリンダー５０の高さ、Ｐｃは圧縮室０１
の圧力、Ｐｓは吸入室の圧力、θはクランク軸９２の回
転角、αは第５に示す角度である。
心量（すなわち、シリンダー５０の行程体積を形成する
ために計算されるクランク軸３２の偏心量）に該当さ
れ、前記クランク軸３２とローラ３４の回転によるロー
タリ式密閉型圧縮機の圧縮に対する運動方式を用いれ
ば、下記のごとく表すことができる。 すなわち、Ｆｃ−Ｆｇｒ＝Ｆｓ ここで、Ｆｃはローラ３４と偏心軸３０により生ずる遠
心力であり、Ｆｇｒは冷媒ガスの圧縮の際生ずるラジア
ル方向の冷媒ガスの圧着力であり、Ｆｓは遠心力を生ず
るローラ３４がシリンダー５０に接するときに生ずる接
触力である。また、前記遠心力Ｆｃは、次のごとく表す
ことができる。 Ｆｃ＝（Ｍｒ＋Ｍｃ）ｒω2 ただし、Ｍｒはローラ３４の質量であり、Ｍｃは偏心軸
３０の質量、ｒは偏心量、ωは回転角速度である。さら
に、冷媒ガスの圧着力Ｆｇｒは、次のごとく表すことが
できる。 Ｆｇｒ＝｛２ｒ×Ｓｉｎ（θ＋α）／２｝×｛１（Ｐｃ
−Ｐｓ）Ｓｉｎ（θ＋α）／２｝ ただし、１はシリンダー５０の高さ、Ｐｃは圧縮室０１
の圧力、Ｐｓは吸入室の圧力、θはクランク軸９２の回
転角、αは第５に示す角度である。
【００１５】
【発明の効果】上述のように、本発明によるロータリ式
圧縮機の圧縮装置は、凹溝部を形成された偏心軸に外挿
されるようクランク軸に摺動部を形成することによっ
て、偏心軸とともにすべるローラは、遠心力によりシリ
ンダー部材の内側面に完全に密着される。したがって、
シリンダーとローラとの隙間が存在しないため、冷媒の
圧縮が必要なしに圧縮しすぎるのが防止され圧縮効率が
向上できるうえ、圧縮機の信頼性が向上せしめられる。
圧縮機の圧縮装置は、凹溝部を形成された偏心軸に外挿
されるようクランク軸に摺動部を形成することによっ
て、偏心軸とともにすべるローラは、遠心力によりシリ
ンダー部材の内側面に完全に密着される。したがって、
シリンダーとローラとの隙間が存在しないため、冷媒の
圧縮が必要なしに圧縮しすぎるのが防止され圧縮効率が
向上できるうえ、圧縮機の信頼性が向上せしめられる。
【図１】 従来のロータリ式圧縮機を示す縦断面図であ
る。
る。
【図２】 本発明の一実施例によるロータリ式密閉型圧
縮機の縦断面図である。
縮機の縦断面図である。
【図３】 本発明の要部のクランク軸の斜視図である。
【図４】 本発明の要部の偏心軸の斜視図である。
【図５】 本発明の要部のクランク軸と偏心軸およびシ
リンダーの結合状態を示す横断面図である。
リンダーの結合状態を示す横断面図である。
【図６】 図５のＡ−Ａ線縦断面図である。
２２ 固定子 ２４ 回転子 ３０ 偏心軸 ３４ ローラ ５０ シリンダー ５２ ベーン ５４ 上部軸受 ５６ 下部軸受
Claims (3)
- 【請求項１】 本体の内壁に固着されて外部からの電源
が供給されて磁場を形成させる固定子と、クランク軸に
固定され前記固定子に形成された磁場の影響によって回
転される回転子とからなる電動手段と、本体の内面に固
定され、シリンダーの両端面を覆いクランク軸を支持す
る上部軸受および下部軸受を備えた圧縮装置を含むロー
タリ式密閉型圧縮機において、 前記圧縮装置は、前記クランク軸の一端部に外挿された
偏心軸と、シリンダーの内側に収容され、前記偏心軸に
回転或は摺動可能に外挿されたローラをさらに含むこと
を特徴とするロータリ式密閉型圧縮機。 - 【請求項２】 前記クランク軸は、その一端部に摺動部
が形成されていることを特徴する請求項１に記載のロー
タリ式密閉型圧縮機。 - 【請求項３】 前記偏心軸は、その一側面に切開された
凹溝部が形成され、該凹溝部にはクランク軸の摺動部が
外挿されるよう構成されていることを特徴とする請求項
１に記載のロータリ式密閉型圧縮機。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| KR199439605 | 1994-12-31 | ||
| KR2019940039605U KR0132990Y1 (ko) | 1994-12-31 | 1994-12-31 | 로터리 압축기의 압축장치 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08232878A true JPH08232878A (ja) | 1996-09-10 |
| JP2642329B2 JP2642329B2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=19405690
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7343785A Expired - Lifetime JP2642329B2 (ja) | 1994-12-31 | 1995-12-28 | ロータリ式密閉型圧縮機 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5788472A (ja) |
| JP (1) | JP2642329B2 (ja) |
| KR (1) | KR0132990Y1 (ja) |
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1994
- 1994-12-31 KR KR2019940039605U patent/KR0132990Y1/ko not_active IP Right Cessation
-
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- 1995-12-28 JP JP7343785A patent/JP2642329B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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| US5788472A (en) | 1998-08-04 |
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| JP2642329B2 (ja) | 1997-08-20 |
| KR0132990Y1 (ko) | 1999-01-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970318 |