JPH09111179A - ウェザーストリップ及びウェザーストリップ用塗料組成物 - Google Patents

ウェザーストリップ及びウェザーストリップ用塗料組成物

Info

Publication number
JPH09111179A
JPH09111179A JP7290625A JP29062595A JPH09111179A JP H09111179 A JPH09111179 A JP H09111179A JP 7290625 A JP7290625 A JP 7290625A JP 29062595 A JP29062595 A JP 29062595A JP H09111179 A JPH09111179 A JP H09111179A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weather strip
resin
coating composition
weight
graphite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7290625A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Shimada
正仁 島田
Makoto Makino
真 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Across Co Ltd
Acros Corp
Original Assignee
Across Co Ltd
Acros Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Across Co Ltd, Acros Corp filed Critical Across Co Ltd
Priority to JP7290625A priority Critical patent/JPH09111179A/ja
Publication of JPH09111179A publication Critical patent/JPH09111179A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この出願発明は、摺動性向上により、ウェザ
ーストリップの建て付け寸法をきつくすることができ、
低摩擦性が優れ、また、低温高温時の耐張り付き性にも
優れ、水漏れ、風切り音を防止するウェザーストリップ
及びウェザーストリップ用塗料組成物を提供することを
目的とする。 【解決手段】 この出願発明は、ポリテトラフルオロエ
チレン及び鱗片状の固体潤滑材を含有する樹脂からなる
塗料組成物が塗布されているウェザーストリップ及びウ
ェザーストリップ用塗料組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この出願発明は、ウェザー
ストリップ、とくに自動車用ウェザーストリップ及びウ
ェザーストリップ用塗料組成物、とくに自動車用ウェザ
ーストリップ用塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】 ゴム、プラスチックの異音、張り付き
を防止するため、また、ウェザーストリップの低摩擦
化、張り付き防止のため、固体潤滑材を含有する塗料組
成物をコーティングすることは知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、これらの樹
脂組成物は、満足な低摩擦が得られず、例えば、ドア、
サンルーフの場合には開かないという問題があり、ウェ
ザーストリップの建て付け寸法を緩くしなければなら
ず、そのため、とくにサンルーフの場合には、水漏れ、
風切り音が生じるという問題あった。この出願発明は、
このような従来技術の欠点を解決するものであり、摺動
性向上により、とくにサンルーフのウェザーストリップ
の建て付け寸法をきつくすることができ、低摩擦性が優
れ、また、低温高温時の耐張り付き性にも優れ、水漏
れ、風切り音を防止するウェザーストリップ、好ましく
は自動車用ウェザーストリップ、とくに好ましくは自動
車のサンルーフ用ウェザーストリップ及びウェザースト
リップ用塗料組成物、好ましくは自動車用ウェザースト
リップ、とくに好ましくはサンルーフのウェザーストリ
ップ用塗料組成物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 この出願発明者等は、
このような目的を達成するために種々の方法を検討した
結果、ポリテトラフルオロエチレン及び1種以上の鱗片
状固体潤滑材を含有する樹脂でウェザーストリップを被
覆することにより低摩擦化するとともに張り付きをより
一層防止できることを見いだし、この出願発明を完成し
た。
【0005】この出願発明は、ポリテトラフルオロエチ
レン及び鱗片状の固体潤滑材を併用するものであり、燐
片状の固体潤滑材としては、グラファイト、二硫化モリ
ブデン等を使用するのが好ましい。この出願発明におけ
るポリテトラフルオロエチレンは、低摩擦性、耐久性の
上から平均粒径で20μm以下が好ましく、5〜10μm
が特に好ましい。このような条件を満たす市販のポリテ
トラフルオロエチレンとしては、次のものが挙げられ
る。すなわち、ダイキン工業(株)製L−5、ヘキスト
社製TF9205、(株)喜多村製KTL−8F等であ
る。この出願発明で用いられるポリテトラフルオロエチ
レンの配合量は、樹脂100重量部に対して、25〜2
50重量部を使用することが好ましく、50〜180重
量部がより好ましい。25重量部未満になると、低摩擦
性、耐張り付き性が十分でなく、耐摩耗性が低下し、2
50重量部を超えると被塗物との密着性が低下する。
【0006】また、鱗片状の固体潤滑材として、グラフ
ァイト、二硫化モリブデンの1種以上を添加することに
より、塗膜の表面粗度を適度に粗にし、摺動相手材との
接触面積を低下させることで低摩擦性、耐張り付き性の
向上を図ることができる。この出願発明におけるグラフ
ァイト、二硫化モリブデンは前記の目的を考慮すると、
平均粒径で20μm以下が好ましく、5〜10μmが特に
好ましい。このような条件を満たす市販のグラファイ
ト、二硫化モリブデンとしては、次のものが挙げられ
る。すなわち、グラファイトとしては日本黒鉛工業
(株)製CSP−E、富士黒鉛工業(株)製BF−10
A、二硫化モリブデンとしてはクライマックス社製テク
ニカルファイン、プレーサードーム社製UP−15等で
ある。この出願発明で用いられるテトラフルオロエチレ
ン及び燐片状固体潤滑材の配合割合は、樹脂100重量
部に対して、ポリテトラフルオロエチレン25〜250
重量部、グラファイト100重量部以下、二硫化モリブ
デン100重量部以下とするのが好ましく、特に、樹脂
100重量部に対して、グラファイトを使用する場合は
5〜50重量部、また、二硫化モリブデンを使用する場
合は20〜75重量部とするのが好ましい。また、これ
らの固体潤滑材は混合して用いることが好ましい。たと
えば、ポリテトラフルオロエチレン100重量部に対し
て、グラファイト、二硫化モリブデンの合計が50重量
部以下が好ましい。ポリテトラフルオロエチレン100
重量部に対して、グラファイト、二硫化モリブデンの合
計が50重量部を超えると柔軟性が低下してしまうこと
がある。
【0007】これらウェザーストリップ用塗料組成物に
はそれぞれシリコーンゴムパウダーを添加してもよい。
シリコーンゴムパウダーを添加することにより低摩擦
性、耐摩耗性の向上を図り柔軟性を改良することができ
る。この出願発明におけるシリコーンゴムパウダーとは
シロキサン結合を有するオルガノポリシロキサン重合体
でゴム弾性を有するものである。また、このシリコーン
ゴムパウダーの平均粒径は20μm以下が好ましく、2
〜5μmが特に好ましい。このような条件を満たす市販
のシリコーンゴムパウダーとしては、次のものが挙げら
れる。すなわち、東レ・ダウコーニング・シリコーン
(株)製E500、信越化学工業(株)製KMP−59
4等である。前記したシリコーンゴムパウダーの配合割
合は樹脂100重量部に対して、10〜25重量部であ
るのが好ましい。10重量部未満であれば低摩擦性、耐
摩耗性の向上が図れないことがあり、25重量部を超え
ると被塗物との密着性が低下することがある。
【0008】この出願発明のウェザーストリップ用塗料
組成物は、樹脂を有機溶剤で希釈し、その溶液中にポリ
テトラフルオロエチレン、燐片状固体潤滑材等を混合
し、分散させることにより製造する。樹脂としては、ポ
リウレタン樹脂、シリコーン樹脂、水酸基含有フッ素樹
脂、ウレタン変性エポキシ樹脂、ジグリシジルエステ
ル、水酸基を含有するポリエステルポリオール、ポリエ
ーテルポリオール、アクリルポリオール、フルオロオレ
フィン共重合体等があげられ、ポリウレタン樹脂、シリ
コーン樹脂が好ましく、密着性、柔軟性、耐摩耗性に優
れるポリエステルポリオールがとくに好ましい。また、
塗膜の表面に固体潤滑材を多く分布させ、低摩擦性、耐
張り付き性の向上を図るために、有機溶剤としては揮発
性の高い溶剤が好ましく、メチルエチルケトン、トルエ
ン、ヘキサンがとくに好ましい。有機溶剤に溶解するこ
とにより均一に塗布することができ、乾燥性が良いため
に取り扱いが容易である。
【0009】この出願発明のウェザーストリップ用塗料
組成物を使用する場合には、予め混合しておいたものに
硬化剤を加えた後、被塗物にスプレー、ディッピング、
タンブリング、刷毛塗り等によりコーティング後、加熱
硬化する。コーティングは、膜厚5〜50μmが好まし
く、7〜15μmが特に好ましい。加熱硬化は、50〜
150℃で30〜60分が好ましく、80〜100℃で
30分が特に好ましい。
【0010】硬化剤としては、ポリイソシアネート、ポ
リアミドアミン、脂肪族ポリアミン、脂環族ジアミン、
第三級アミンが好ましく、ポリイソシアネートがとくに
好ましいが、ウェザーストリップ用塗料組成物の樹脂に
合わせて選定する。
【0011】この出願発明のウェザーストリップ用塗料
組成物で被覆するゴムとしては、シリコーンゴム、フッ
素ゴム、ニトリルゴム、天然ゴム、エチレン−プロピレ
ンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴ
ム、アクリルゴム等があげられ、シリコーンゴム、エチ
レン−プロピレンゴム、ニトリルゴムが好ましく、エチ
レン−プロピレンゴム、ニトリルゴムがとくに好まし
い。
【0012】この出願発明のウェザーストリップ用塗料
組成物で被覆するブラスチックとしては、塩化ビニル、
ポリウレタン、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン
8、ナイロン11、ナイロン610その他があるが、塩
化ビニル、ポリウレタン、ナイロンが好ましく、塩化ビ
ニルが特に好ましい。以下、実施例によりこの出願発明
を具体的に説明する。
【0013】
【実施例】
実施例1 ポリエステルポリオール樹脂(D6−439 大日本イ
ンキ化学工業(株))100重量部をメチルエチルケト
ン350重量部で希釈し、その溶液中にポリテトラフル
オロエチレン(KTL−8F (株)喜多村)60重量
部、二流化モリブデン(プレーサードーム社製UP−1
5)20重量部、カーボンブラック(コロンビヤン・カ
ーボン日本(株)製Raven1255)5重量部、分
散剤(株)トーケムプロダクツ製EF−352)1重量
部を混合し、分散させる。ついで、ポリイソシアネート
樹脂(DN980 大日本インキ化学工業(株))60
重量部を加え、スプレーで膜厚15μmをニトリルゴム
シートに(硬さJISA60 厚さ1mm)コーティン
グし、80℃で30分間硬化した。
【0014】実施例2〜9 実施例1のポリテトラフルオロエチレン(KTL−8F
(株)喜多村)、二流化モリブデン、グラファイト、
カーボンブラックの量を変えて表3の塗料組成物を製造
した。
【0015】
【表1】 実施例 2 3 4 5 6 7 8 9 ポリテトラフルオロエチレン 60 60 180 180 180 50 50 50 ポリエステルポリオール樹脂 100 100 100 100 100 100 100 100 二流化モリブデン 20 75 50 20 20 グラファイト 20 50 10 5 5 カーボンブラック 5 5 5 5 5 5 5 5 シリコーンゴム 10 10 25 10 ポリイソシアネート樹脂 60 60 60 60 60 60 60 60 分散剤 1 1 1 1 1 1 1 1 メチルエチルケトン 350 350 350 350 350 350 350 350
【0016】実施例の塗膜を試験片とし、摩擦試験、摩
耗試験を以下の方法で測定し、得られた結果を表にまと
めて示した。 (1)摩耗試験1 往復動試験機により、滑り速度3000mm/分、荷重
3Kg、滑り距離(ストローク)50mm、相手材1/
4インチクロム鋼球、試験時間5時間後の摩耗量(摩耗
深さ)を測定した。この塗料組成物に硬化剤を規定量加
え、エアースプレーガンで膜厚15μmをサンルーフ用
中空ウエザーストリップ(材質:発泡エチレン−プロピ
レンゴム、長さ=50mm)にコーティングし、80℃
−30分加熱硬化し、平滑な塗膜を得た。この塗膜を試
験片とし、摩擦試験、摩耗試験、氷着試験および高温固
着試験を以下の方法で測定し、得られた結果を表にまと
めて示した。 (2)摩擦試験 往復動試験機により、試験片と塗板を正規たわみ代で密
着させ、滑り速度25mm/分、滑り距離50mm(ウ
ェザーストリップに対して面直方向にスライドさせ
る。)の摩擦係数の平均値を測定した。 (3)摩耗試験2 振動試験機により、試験片の圧縮量−正規たわみ代+2
mm、振幅±1.5mm、振動数1000cpm、雰囲
気常温、試験時間5時間作動させ剥離しないこと。 (4)氷着試験 引張試験機により、試験片と塗板を正規たわみ代で密着
させ、試験片と塗板のすきまに、1mlの蒸留水を加
え、−15℃で15分間放置後、引っ張り速度200m
m/分で固着力を求めた。 (5)高温固着試験 引張試験機により、試験片と塗板を正規たわみ代で密着
させ、70℃で70時間放置する。この間、初期及び2
4、48時間後に試験片と塗板のすきまに2mlの蒸留
水を加え、70時間経過後、引っ張り速度20mm/分
で固着力を求めた。結果は表2のとおり。
【0017】
【表2】 実施例 1 2 3 4 5 6 7 8 9 摩耗試験1 1.0 2.0 1.0 3.0 3.0 3.0 2.0 1.0 1.0 (摩耗量μm) 摩擦試験 0.45 0.28 0.34 0.24 0.21 0.22 0.28 0.34 0.29 (摩擦係数) 摩耗試験2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ (○合格、×不合格) 氷着試験 0.27 0.25 0.25 0.25 0.23 0.23 0.20 0.24 0.21 (固着力kgf/cm) 高温固着試験 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0 (固着力gf/cm) 以下 以下 以下 以下 以下 以下 以下 以下 以下
【0018】比較例1 市販のシリコーン樹脂の樹脂摺動部材を膜厚10μmを
ウェザーストリップとし、テストした。
【0019】比較例2 シリコーン樹脂(YSR3022 東芝シリコーン
(株))100重量部をトルエン400重量部、n−ヘ
キサン100重量部で希釈し、その溶液中に二硫化モリ
ブデン(UP−15 プレーサードーム社)50重量部
を混合し、分散させることにより塗料組成物を製造す
る。この塗料組成物に硬化剤(YC6831東芝シリコ
ーン(株))4重量部、添加剤(YC6919東芝シリ
コーン(株))6重量部を加え、スプレーで膜厚10μ
mをウェザーストリップにコーティングし、80℃で3
0分間硬化した。
【0020】比較例3〜5 比較例2の二硫化モリブデンUP−15 プレーサード
ーム社)の量を変えて表3の塗料組成物を製造した。
【0021】
【表3】 比較例 3 4 5 シリコーン樹脂 100 100 100 二硫化モリブデン 100 200 300 硬化触媒 4 4 4 添加剤 6 6 6 トルエン 400 400 400 n−ヘキサン 100 100 100
【0022】比較例6 シリコーン樹脂(YSR3022 東芝シリコーン
(株))100重量部をトルエン400重量部、n−ヘ
キサン100重量部で希釈し、その溶液中にグラファイ
ト(CSP−E 日本黒鉛工業(株))50重量部を混
合し、分散させることにより塗料組成物を製造する。こ
の被覆材に硬化剤(YC6831 東芝シリコーン
(株))4重量部、添加剤(YC6919東芝シリコー
ン(株))6重量部を加え、スプレーで膜厚10μmを
ウェザーストリップにコーティングし、80℃で30分
間硬化した。
【0023】比較例7〜9 比較例6のグラファイト(CSP−E 日本黒鉛工業
(株))の量を変えて表4の塗料組成物を製造した。
【0024】
【表4】 比較例 7 8 9 シリコーン樹脂 100 100 100 トルエン 400 400 400 n−ヘキサン 100 100 100 グラファイト 100 200 300 硬化触媒 4 4 4 添加剤 6 6 6
【0025】比較例10〜17 比較例3〜9の樹脂の代わりに、ポリウレタン樹脂(D
6−439 大日本インキ化学工業(株))を使用し、
二硫化モリブデン(UP−15 プレーサードーム社)
およびグラファイト(CSP−E 日本黒鉛工業
(株))の量を変えて表5、表6の塗料組成物を製造し
た。
【0026】
【表5】 比較例 10 11 12 13 ポリエステルポリオール樹脂 100 100 100 100 メチルエチルケトン 350 350 350 350 MoS2 50 100 200 300 分散剤 1 1 1 1 ポリイソシアネート樹脂 60 60 60 60
【0027】
【表6】 比較例 14 15 16 17 ポリエステルポリオール樹脂 100 100 100 100 メチルエチルケトン 350 350 350 350 グラファイト 50 100 200 300 分散剤 1 1 1 1 ポリイソシアネート樹脂 60 60 60 60
【0028】比較例の各組成物の塗膜を試験片とし、摩
擦試験、摩耗試験を前記の方法で測定し、得られた結果
を表7、表8に示す。
【0029】
【表7】 比較例 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 摩耗試験1 - 3.0 4.0 6.0 8.0 3.0 3.0 7.0 7.0 3.0 (摩耗量μm) 摩擦試験2 0.70 1.18 1.14 1.12 1.10 1.11 1.03 0.99 0.99 0.92 (摩擦係数) 摩耗試験 ○ × × ○ × × ○ × × ○ (○合格、×不合格) 氷着試験 1.40 1.10 0.69 0.88 1.00 0.90 0.65 0.80 1.03 1.00 (固着力gf/cm) 高温固着試験 12.0 15.0 11.0 8.0 5.0 9.0 6.0 5.0 4.0 12.0 (固着力kgf/cm) 以下
【0030】
【表8】 比較例 11 12 13 14 15 16 17 摩耗試験1 3.0 7.0 7.0 3.0 3.0 7.0 8.0 (摩耗量μm) 摩擦試験2 0.89 0.85 0.84 0.83 0.76 0.72 0.71 (摩擦係数) 摩耗試験 ○ × × ○ ○ × × (○合格、×不合格) 氷着試験 0.67 1.10 1.13 0.93 0.60 0.80 1.10 (固着力gf/cm) 高温固着試験 7.0 4.0 4.0 9.0 5.0 4.0 4.0 (固着力kgf/cm) 以下 以下 以下 以下
【0031】
【発明の効果】この出願発明は、樹脂にポリテトラフル
オロエチレン及び燐片状固体潤滑材を含有することによ
り低摩擦性に優れ、また、低温高温時の耐張り付き性に
も優れた効果が得られる。とくに、耐摩耗性により、と
くに摺動条件の厳しいサンルーフのウェザーストリップ
の建て付け寸法をきつくすることを可能にし、水漏れ、
風切り音、ゴム、プラスチックの異音を防止するという
優れた効果がある。また、この出願発明の組成物は、有
機溶媒に溶解して使用するので、均一に塗布することが
でき、乾燥性が高いため取り扱いが容易である。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリテトラフルオロエチレン及び鱗片状
    の固体潤滑材を含有する樹脂からなる塗料組成物が塗布
    されていることを特徴とするウェザーストリップ。
  2. 【請求項2】 燐片状の固体潤滑材がグラファイトまた
    は二硫化モリブデンであることを特徴とする請求項1に
    記載のウェザーストリップ。
  3. 【請求項3】 樹脂がポリウレタンである塗料組成物で
    あることを特徴とする請求項1または2に記載のウェザ
    ーストリップ。
  4. 【請求項4】 樹脂がシリコーン樹脂である塗料組成物
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    のウェザーストリップ。
  5. 【請求項5】 自動車のウェザーストリップであること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のウェザー
    ストリップ。
  6. 【請求項6】 サンルーフのウェザーストリップである
    ことを特徴とする請求項5に記載のウェザーストリッ
    プ。
  7. 【請求項7】 ポリテトラフルオロエチレン及び鱗片状
    の固体潤滑材を含有する樹脂からなることを特徴とする
    ウェザーストリップ用塗料組成物。
  8. 【請求項8】 鱗片状の固体潤滑材がグラファイトまた
    は二硫化モリブデンであることを特徴とする請求項7に
    記載のウェザーストリップ用塗料組成物。
  9. 【請求項9】 樹脂がポリウレタンであることを特徴と
    する請求項7または8に記載のウェザーストリップ用塗
    料組成物。
  10. 【請求項10】 樹脂がシリコーン樹脂であることを特
    徴とする請求項6〜9のいずれかに記載のウェザースト
    リップ用塗料組成物。
  11. 【請求項11】 有機溶媒に溶解していることを特徴と
    する請求項7〜10のいずれかに記載のゴム、プラスチ
    ックのウェザーストリップ用塗料組成物。
  12. 【請求項12】 有機溶媒がメチルエチルケトン、トル
    エン、ヘキサンであることを特徴とする請求項11に記
    載のウェザーストリップ用塗料組成物。
  13. 【請求項13】 自動車のウェザーストリップ用である
    ことを特徴とする請求項7〜12のいずれかに記載のウ
    ェザーストリップ用塗料組成物。
  14. 【請求項14】 サンルーフのウェザーストリップ用で
    あることを特徴とする請求項13に記載のウェザースト
    リップ用塗料組成物。
JP7290625A 1995-10-13 1995-10-13 ウェザーストリップ及びウェザーストリップ用塗料組成物 Pending JPH09111179A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7290625A JPH09111179A (ja) 1995-10-13 1995-10-13 ウェザーストリップ及びウェザーストリップ用塗料組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7290625A JPH09111179A (ja) 1995-10-13 1995-10-13 ウェザーストリップ及びウェザーストリップ用塗料組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09111179A true JPH09111179A (ja) 1997-04-28

Family

ID=17758413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7290625A Pending JPH09111179A (ja) 1995-10-13 1995-10-13 ウェザーストリップ及びウェザーストリップ用塗料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09111179A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100371303B1 (ko) * 2000-11-14 2003-02-07 주식회사 화승알앤에이 고무 표면처리용 도료 조성물
JP2003510444A (ja) * 1999-09-24 2003-03-18 ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチエン エラストマーのための被覆手段
JP2004331819A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Fukoku Co Ltd コーティング剤およびそれを使用した表面コーティング層
KR100482518B1 (ko) * 2001-12-14 2005-04-14 현대자동차주식회사 자동차 글라스런 피복용 수지 조성물
KR100644256B1 (ko) * 2004-04-30 2006-11-10 호남석유화학 주식회사 자동차 웨더스트립용 코팅재 및 이의 제조방법
JP2007009039A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Sumikou Junkatsuzai Kk 乾性潤滑被膜組成物
JP2014047293A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Sumico Lubricant Co Ltd 塗料組成物
JP2016098336A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 鬼怒川ゴム工業株式会社 被覆体材料およびウェザーストリップ
WO2018105682A1 (ja) 2016-12-09 2018-06-14 三井化学株式会社 グラフトコポリマー含有固形物およびその用途

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003510444A (ja) * 1999-09-24 2003-03-18 ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチエン エラストマーのための被覆手段
KR100371303B1 (ko) * 2000-11-14 2003-02-07 주식회사 화승알앤에이 고무 표면처리용 도료 조성물
KR100482518B1 (ko) * 2001-12-14 2005-04-14 현대자동차주식회사 자동차 글라스런 피복용 수지 조성물
JP2004331819A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Fukoku Co Ltd コーティング剤およびそれを使用した表面コーティング層
JP4502591B2 (ja) * 2003-05-08 2010-07-14 株式会社フコク ワイパーブレードラバー
KR100644256B1 (ko) * 2004-04-30 2006-11-10 호남석유화학 주식회사 자동차 웨더스트립용 코팅재 및 이의 제조방법
JP2007009039A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Sumikou Junkatsuzai Kk 乾性潤滑被膜組成物
JP2014047293A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Sumico Lubricant Co Ltd 塗料組成物
JP2016098336A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 鬼怒川ゴム工業株式会社 被覆体材料およびウェザーストリップ
WO2018105682A1 (ja) 2016-12-09 2018-06-14 三井化学株式会社 グラフトコポリマー含有固形物およびその用途
KR20190078617A (ko) 2016-12-09 2019-07-04 미쓰이 가가쿠 가부시키가이샤 그래프트 코폴리머 함유 고형물 및 그의 용도

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2785571B2 (ja) 表面被覆部材
JP5617934B2 (ja) 金属ゴム積層素材
US20120149611A1 (en) Coating Composition For Sliding Members
JPH09111179A (ja) ウェザーストリップ及びウェザーストリップ用塗料組成物
JP3454930B2 (ja) 樹脂被覆材
JPH09109703A (ja) 塗料組成物及びフューエルキャップパッキン
JP6146544B2 (ja) 加硫ゴム用表面処理剤
JP4145525B2 (ja) メッキ被覆用組成物
JP2009190171A (ja) 表面が非粘着処理された積層体及びその用途
WO2017122585A1 (ja) コーティング剤、表面被覆弾性体及び表面被覆ゴム金属積層体
JPH08231165A (ja) ガイドシュー
CN110054943A (zh) 用于降低橡胶表面摩擦系数和磨耗的二硫化钼纳米涂层及其制备方法
KR102027204B1 (ko) 오일 시일용 코팅제
JP3426035B2 (ja) 張り付き防止用樹脂被覆材
JP2004277565A (ja) カチオン電着塗料組成物および電着塗装物
EP4056655A1 (en) Water-based surface treatment agent
JP3428919B2 (ja) 摺動部材
CN114174442A (zh) 油封用涂布剂
JP3932619B2 (ja) 潤滑塗料
JP2002294149A (ja) 磁性塗料
CN114144484B (zh) 油封用涂布剂
JP7259652B2 (ja) 粉体塗料、潤滑皮膜、及び部品
JPH0673370A (ja) ダンパシール材
JPH05171132A (ja) カーボンボックス用シール
JPH0672155A (ja) ドアガラスラン

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040803

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041004

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060627