JPH09110337A - 油圧エレベータの漏油回収装置 - Google Patents

油圧エレベータの漏油回収装置

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JPH09110337A
JPH09110337A JP26437295A JP26437295A JPH09110337A JP H09110337 A JPH09110337 A JP H09110337A JP 26437295 A JP26437295 A JP 26437295A JP 26437295 A JP26437295 A JP 26437295A JP H09110337 A JPH09110337 A JP H09110337A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
pump
leaked oil
filter
hydraulic elevator
Prior art date
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Pending
Application number
JP26437295A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ueda
賢二 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 漏油回収装置内のフィルタが異物により目詰
まりしてポンプによる送油が阻害されたとき、この異常
情報を外部に報知し、漏油が昇降路内に漏れることを未
然に防止する油圧エレベータの漏油回収装置の提供。 【解決手段】 回収タンク内のポンプ14Pを駆動する
モータ14Mが運転している時間をタイマ21Tで計測
し、この運転時間が所定時間を越えると、このタイマ2
1Tがカウントアップし、表示灯24Lを点灯あるい
は、発報装置25を介して、監視センタにこの異常情報
を発報する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧エレベータの
漏油回収装置に係り、特に一旦漏油を回収タンクに溜
め、この漏油が所定量に達すると、パワーユニットに送
油するのに好適な油圧エレベータの漏油回収装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧エレベータにおいては、パ
ワーユニットから油圧ジャッキに油を流出入することに
より油圧ジャッキのプランジャが伸縮し、このプランジ
ャ上端に取付けられたかごが昇降路内を上下動するよう
になっている。そして、このプランジャが伸縮するとき
にプランジャとシリンダの摺動部すなわちグランドから
若干の油が漏れる。
【0003】このため、たとえば特開平2−26082
号公報に開示しているように、油圧ジャッキからの漏油
を受ける油受けと、この油受けから送油管を介して漏油
を溜める回収タンクとこの回収タンク内の漏油が所定量
に達すると、この回収タンク内の漏油をフィルタを介し
て吸入し、パワーユニットに送油するポンプを備えた漏
油回収装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の漏油回収装置にあっては、油圧ジャッキからの漏油
に昇降路内の綿埃やパッキンの摩耗粉などの異物が混入
し、この異物が漏油とともに油受けから回収タンク内へ
流れ込むとともに、この回収タンク内の漏油をポンプが
フィルタを介して吸入することから、このフィルタに異
物が付着し、次第に蓄積してフィルタの目詰まりに至
り、ポンプによる送油が阻害されて、これに伴って、回
収タンク内の漏油があふれ出し、回収タンク周辺、例え
ば昇降路下部のピット内を油浸しにするという問題があ
った。
【0005】本発明は、このような従来技術における実
情に鑑みてなされたもので、この目的は回収タンクに流
入した異物によるフィルタの目詰まりを容易に認知する
ことのできる油圧エレベータの漏油回収装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、油圧ジャッキのグランドから漏油を回収する回収タ
ンクの漏油が所定量以上に達するとポンプが起動し、所
定量以下になると停止して前記漏油をパワーユニットに
送油するように構成した油圧エレベータの漏油回収装置
において、前記ポンプが運転している時間を計測する計
測手段と、この計測時間が所定時間を越えたことを検出
手段と、この検出手段が動作したとき、この動作情報を
所定の場所に表示あるいは発報する出力手段とを備える
構成としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1および図2を用いて説明する。
【0008】図2は、油圧エレベータの全体構成図を示
したものである。図において、1は昇降路、2は油圧ジ
ャッキで、この油圧ジャッキはシリンダ3内に上下方向
に伸縮可能なプランジャ4が設けられている。そして、
パワーユニット6から油が送油管7を通ってシリンダ3
に流出入することによりプランジャ4が上下方向に伸縮
し、プランジャ4の上部に設けられたかご5が上下に昇
降する。
【0009】8はグランドで、シリンダ3とプランジャ
4の摺動部から漏れた漏油は図示しない油受けに溜めら
れ、送油管9を通って漏油回収装置11の回収タンク1
2に溜められる。この漏油が所定量以上となり油量セン
サ13が作動すると、モータ14Mが起動するととも
に、このモータ14Mに直結したポンプ14Pも起動
し、送油管15を介してパワーユニット6に戻される。
そして、漏油が所定量以下となり油量センサ16が作動
するとポンプ14Pは停止する。なお17はポンプ14
Pの給油孔に設けられ、漏油を濾過するためのフィルタ
で、フィルタ17が目詰まりしていないとき、ポンプ1
4Pの運転時間は約5分である。
【0010】図1は、本発明になる油圧エレベータの漏
油回収装置の電気結線図である。図において、P、Nは
直流電源端子、13aおよび16aは油量センサ13、
16のa接点、20は、接点13aが閉じると付勢され
るリレーで、20a1〜20a3は、そのa接点で、接
点20a3が閉じるとモータ14Mが起動し、接点20
a2が閉じるとタイマ21Tがカウントし始め、所定時
間後たとえば10分後にカウントアップし、接点21T
aが閉じる。22は、接点21Taが閉じたとき付勢さ
れ自己保持するリレーで、22a1、22a2はそのa
接点、23bは、リレー22を消勢させるための図示し
ないスイッチのb接点、24Lは図示しない機械室に設
けられた表示灯、25は図示しない監視センタに発報す
る発報装置で、接点22a2が閉じると、前記表示灯2
4Lが点灯し、発報装置25を介して監視センタに、フ
ィルタ17が目詰まりしたあるいはポンプ14Pが故障
したという異常情報を発報する。
【0011】次に本実施の形態の動作を説明する。
【0012】今、油が所定量以上となり、油量センサ1
3が作動すると、接点13aが閉じ、リレー20が付勢
され、接点21a1を介して自己保持される。そして、
接点20a2が閉じ、タイマ21Tがカウントし始め
る。同時に、接点20a3も閉じ、モータ14Mが起動
することにより、ポンプ14Pも起動し、油はフィルタ
17を通ってポンプ14P、送油管15を通って、パワ
ーユニット6に戻される。
【0013】今、フィルタ17は、汚れてなくて正常で
あるとする。このとき油は、フィルタ17、ポンプ14
P、送油管15を通って、パワーユニット6に送油さ
れ、回収タンク12内の油は次第に減少し、所定時間後
すなわち5分後に、油量センサ16が作動し、接点16
aが開き、リレー20は消勢する。したがって、接点2
0a2が開きタイマ21Tはリセットするとともに、接
点20a3も開き、モータ14M、ポンプ14Pは停止
し、初期状態に復帰する。
【0014】次に、フィルタ17が、異物により汚れ、
油が正常にフィルタ17を通らなくなったとする。上記
を同様にして、油量センサ13が作動すると、リレー2
0が付勢され、タイマ21Tがカウントし始めるととも
に、モータ14M、ポンプ14Pも起動する。この場合
には、油がフィルタ17を正常に通らないので、油タン
ク12内の油が減少し、油量センサ16が作動する前に
所定時間経過してタイマ21Tがカウントアップし、接
点21Taが閉じ、リレー22が付勢され、接点22a
1を介して、自己保持される。同時に接点22a2も閉
じ、表示灯24Lが点灯するとともに、発報装置25を
介して、フィルタ17が目詰まりしたという異常情報を
監視センタに発報する。
【0015】このように、本実施の形態によれば、フィ
ルタ17が目詰まりしたことを表示あるいは通報するの
で、管理者はフィルタ17を事前に点検、清掃すること
ができ、漏油が昇降路1のピット内に流出し、汚損する
ことを未然に防止することができる。
【0016】なお、本実施の形態においては、表示灯2
4Lを使用したが、表示灯24Lの代りにブザーを用い
てもよい。また、表示灯24Lの点灯と監視センタへの
発報を同時に行なったが、これは必ずしも同時に行なう
必要がなく、タイマをもう一つ設け、たとえば表示灯2
4Lの点灯は、タイマの設定時間を6分、監視センタへ
の発報は15分と設定することにより、管理者は先に表
示灯24Lが点灯していることに気が付き、ただちにフ
ィルタ17を清掃することにより、監視センタへの発報
を低減することもできる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、漏
油回収用のポンプが所定時間以上運転したとき、この異
常情報を外部に表示あるいは発報するように構成したの
で、フィルタが異物により目詰まりしてポンプによる送
油が阻害されても、この異常情報はただちに監視センタ
等に発報され、対処することができ、その結果、グラン
ド部からの漏油が昇降路内ピットに漏れ、汚損すること
を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧エレベータの漏油回収装置の一実
施の形態を示す電気結線図である。
【図2】油圧エレベータの全体構成図である。
【符号の説明】
2 油圧ジャッキ 4 プランジャ 6 パワーユニット 8 グランド 12 回収タンク 14M モータ 14P ポンプ 13、16 油量センサ 17 フィルタ 24L 表示灯 25 発報装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ジャッキのグランドから漏油を回収
    する回収タンクの漏油が所定量以上に達するとポンプが
    起動し、所定量以下になると停止して前記漏油をパワー
    ユニットに送油するように構成した油圧エレベータの漏
    油回収装置において、前記ポンプが運転している時間を
    計測する計測手段と、この計測時間が所定時間を越えた
    ことを検出手段と、この検出手段が動作したとき、この
    動作情報を所定の場所に表示あるいは発報する出力手段
    とを備えたことを特徴とする油圧エレベータの漏油回収
    装置。
JP26437295A 1995-10-12 1995-10-12 油圧エレベータの漏油回収装置 Pending JPH09110337A (ja)

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JP26437295A JPH09110337A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 油圧エレベータの漏油回収装置

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ID=17402245

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JP26437295A Pending JPH09110337A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 油圧エレベータの漏油回収装置

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