JPH09109929A - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JPH09109929A
JPH09109929A JP27589195A JP27589195A JPH09109929A JP H09109929 A JPH09109929 A JP H09109929A JP 27589195 A JP27589195 A JP 27589195A JP 27589195 A JP27589195 A JP 27589195A JP H09109929 A JPH09109929 A JP H09109929A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strut
cowl box
strut tower
vehicle body
gutter
Prior art date
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Pending
Application number
JP27589195A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Doi
正幸 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP27589195A priority Critical patent/JPH09109929A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストラットバーを用いることなくストラット
タワーの内倒れ剛性を高めてコストダウンと軽量化を図
る。 【解決手段】 左右のストラットタワー5の上面間に跨
ってカウルボックス3を結合して、該カウルボックス3
を有効利用してストラットタワー5の内倒れ剛性を高め
てある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の車体構造、
とりわけ、車体前部のストラットタワーとカウルボック
ス周りの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の中には、例えば平成7年6月
日産自動車(株)発行 新型車解説書Y33型系車の紹
介C−32頁〜C−33頁に示されているように、左右
のストラットタワーの上面間に跨ってストラットバーを
結合し、サスペンション入力によるストラットタワーの
内倒れに対する剛性を高めるようにしたものが知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ストラットバーはフロ
ントサスペンションのショックアブソーバ上端に連結さ
れて前述のようにストラットタワーの上面に結合してあ
るため、ショックアブソーバからストラットタワーに作
用するサスペンション入力による該ストラットタワーの
内倒れ方向の荷重に十分に対向することができ、フロン
トサスペンションの支持安定性を高め操安性を向上する
ことができる。
【0004】しかし、このようにストラットタワーの内
倒れ防止の為に専用のストラットバーを用いるため、部
品点数,部品管理工数,作業工数が嵩んでコスト的に不
利となってしまうことは否めず、しかも、前述のように
ストラットバーは左右のストラットタワーの上面間に跨
設してあるから、車体の捩れによるフードリッジパネル
とストラットタワーとの車幅方向の剥離荷重に対する補
強効果には乏しく、車体前部の捩れ剛性を高めるには別
途補強構造を採用する必要がある。
【0005】そこで、本発明は専用のストラットバーを
用いることなくストラットタワーの内倒れ剛性を高めら
れることは勿論、車体前部の捩れ剛性をも高めることが
できる自動車の車体構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、左
右のフロントホイールハウスに立設したストラットタワ
ーの上面間に跨って、カウルボックスを結合したことを
特徴としている。
【0007】この請求項1の構成によれば、ダッシュパ
ネルの上側部に車幅方向に延在して車体のフロントウエ
スト部の車幅方向骨格部材であるカウルボックスを左右
のストラットタワーの上面間に跨設してあるため、専用
のストラットバーを用いることなく該カウルボックスで
ストラットタワーの内倒れ剛性を高めることができる。
【0008】請求項2にあっては、請求項1に記載のカ
ウルボックスの側端部を、ストラットタワー上面に結合
した前側部を含めて全体的にフードリッジパネルに結合
したことを特徴としている。
【0009】この請求項2の構成によれば、カウルボッ
クスの側端部が全体的にフードリッジパネルに結合され
ていて、ストラットタワーとフードリッジパネルとの結
合強度を高め、かつ、該カウルボックスが左右のフード
リッジパネル間に跨設されるから、ストラットタワーの
内倒れ剛性を一段と高められることはもとより、車体の
捩れによるフードリッジパネルとストラットタワーとの
車幅方向の剥離荷重に対向することができて、車体前部
の捩れ剛性を高めることができる。
【0010】請求項3にあっては、請求項1,2に記載
のカウルボックスが前側部に車幅方向に延在する樋部を
備え、該樋部の端部をフードリッジパネルに貫通,結合
して車外側に開放したことを特徴としている。
【0011】この請求項3の構成によれば、カウルボッ
クス上面を流下する雨水,洗車水等を樋部で捕捉して車
外側へ排水できるため、エンジンルーム又はモータルー
ム内への水の侵入を回避できて、エンジンルーム又はモ
ータルーム内の搭載部品を保護することができる。
【0012】請求項4にあっては、請求項3に記載の樋
部は、そのセンター部を両サイド部よりも地上高を高く
したことを特徴としている。
【0013】この請求項4の構成によれば、樋部のセン
ター部を両サイド部よりも地上高を高く設定してあるた
め、カウルボックス上面から樋部に流下,捕捉された水
を、樋部の両サイド部へ排水ガイドさせることができて
水が樋部内に滞留するのを回避でき、排水性を向上する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
と共に詳述する。
【0015】図1〜3において、1はエンジンルーム又
はモータルームRaと車室Rbとを隔成するダッシュパ
ネルで、ダッシュロアパネル1aとダッシュアッパパネ
ル1bとからなり、該ダッシュアッパパネル1aはその
前後端部にカウルトップパネル2を接合して車幅方向に
延在する閉断面のカウルボックス3を構成している。
【0016】4はエンジンルーム又はモータルームRa
の側壁を構成するフードリッジパネルで、その棚部4a
のダッシュパネル1寄りの部位にフロントホイールハウ
ス4bを膨出成形してあって、該フロントホイールハウ
ス4bの中央部分に図外のフロントサスペンションのシ
ョックアブソーバを連結支持するストラットタワー5を
接合配置してある。
【0017】フードリッジパネル4の上縁部分はフード
リッジアッパ6とフードリッジレインフォース7とで閉
断面の前後方向骨格部8を構成している。
【0018】この実施形態では電気自動車用の車体とし
て、前後方向骨格部8を車体後方側の地上高が漸次高く
なる側面ウエッジ状に形成してあって、モータルームR
a内を図外のモータおよびコントローラを搭載するのに
十分な高さに設定してある。
【0019】前記カウルボックス3はその両側端部を左
右の前後方向骨格部8に突合わせて接合して、骨格部材
同志の結合としてある。
【0020】そして、このカウルボックス3を左右のス
トラットタワー5の上面に跨って結合してある。
【0021】この実施形態では、カウルトップパネル2
の前縁部に樋部9を車幅方向に一体に曲折成形してあ
り、該樋部9の底壁9aの側部をストラットタワー5の
上面後部に重合して接合してある。
【0022】樋部9の両側端部の前後側縁部はフードリ
ッジアッパ6の側面に突合わせて接合して、カウルボッ
クス3の側端部をストラットタワー5の上面に結合した
前側部を含めて全体的に前後方向骨格部8、即ち、フー
ドリッジパネル4に結合してある。
【0023】樋部9の底壁9aは側方へ延設してあっ
て、この底壁9aの側方延出部9bは断面略チャンネル
形に形成してあり、該側方延出部9bを前後方向骨格部
8のフードリッジアッパ6,フードリッジレインフォー
ス7に設けた貫通孔8aを通してその周縁部に接合し、
樋部9を車外側に開放してある。
【0024】また、樋部9のセンター部9Aは両サイド
部9Bよりも地上高を高く設定してある。
【0025】以上の実施形態の構造によれば、左右のス
トラットタワー5の上面間に跨って、フロントウエスト
部の車幅方向骨格部材であるカウルボックス3を結合し
てあるため、このカウルボックス3でストラットタワー
5に作用するサスペンション入力を負担して、これらス
トラットタワー5の内倒れ剛性を高めることができる。
【0026】このように、フロントウエスト部の車幅方
向骨格部材のカウルボックス3を有効利用してストラッ
トタワー5の内倒れ剛性を高められるため、専用のスト
ラットバーを用いるものと比べて大幅なコストダウンを
図ることができることは勿論、カウルボックス3自体が
所要の車体剛性を確保し得る閉断面構造となっているた
め、ストラットバーを所要の剛性を持たせるべく径大に
形成しなければならないことに較べて、車体重量の軽減
化とモータルーム内のレイアウトの自由度を高めること
ができる。
【0027】とりわけ、本実施形態にあってはカウルト
ップパネル2の前縁部に樋部9を形成して、該樋部9の
底壁9aをストラットタワー5の上面に接合すると共
に、樋部9の両側端部をフードリッジアッパ6の側面に
結合して、カウルボックス3の側端部をストラットタワ
ー5の上面に結合した前側部を含めて全体的に前後方向
骨格部8に結合してあるため、ストラットタワー5に作
用するサスペンション入力をカウルボックス3と前後方
向骨格部8との結合部分で該前後方向骨格部8にも直接
的に負担させることができて、ストラットタワー5の内
倒れ剛性を一段と高められることはもとより、車体の捩
れによるフードリッジパネル4とストラットタワー5と
の車幅方向の剥離荷重に対向することができて、車体前
部の捩れ剛性を高めることができる。
【0028】また、樋部9の底壁9aをストラットタワ
ー5の上面後部に重合して接合するため、樋部9の開断
面で溶接作業を容易に行える利点もある。
【0029】そして、このようにカウルトップパネル2
の前縁部に樋部9を形成して、該樋部9を前後方向骨格
部8を貫通させて車外側へ開放してあるため、カウルト
ップパネル2の上面を流下する雨水や洗車水をこの樋部
9で全て捕捉して車外へ排水できるから、モータルーム
Ra内の図外のモータやコントローラ等の電機部品を確
実に保護することができる。
【0030】しかも、樋部9はそのセンター部9Aを両
サイド部9Bよりも地上高を高くしてあるため、カウル
トップパネル2の上面を流下して樋部9に捕捉される水
を、樋部9の両サイド部9Bへ排水ガイドさせることが
できて水が樋部9内に滞留するのを回避でき、排水性を
向上することができる。
【0031】
【発明の効果】以上、本発明によれば次に述べる効果を
奏せられる。
【0032】請求項1によれば、車体のフロントウエス
ト部の車幅方向骨格部材であるカウルボックスを有効利
用して、該カウルボックスを左右のストラットタワーの
上面間に跨って結合してあるため、専用のストラットバ
ーを用いることなく該カウルボックスでストラットタワ
ーの内倒れ剛性を高めることができてコストダウンに大
きく寄与することができる。
【0033】また、カウルボックス自体が所要の車体剛
性を確保し得る閉断面構造となっているため、ストラッ
トバーを所要の剛性を持たせるべく径大に形成しなけれ
ばならないことに較べて、車体の軽量化とエンジンルー
ム内又はモータルーム内のレイアウトの自由度を高める
ことができる。
【0034】請求項2によれば、カウルボックスの側端
部が全体的にフードリッジパネルに結合されていて、ス
トラットタワーとフードリッジパネルとの結合強度を高
め、かつ、該カウルボックスが左右にフードリッジパネ
ル間に跨設されるから、ストラットタワーの内倒れ剛性
を一段と高められることは勿論、車体の捩れによるフー
ドリッジパネルとストラットタワーとの車幅方向の剥離
荷重に対向することができて、車体前部の捩れ剛性を高
めることができる。
【0035】請求項3によれば、カウルボックス上面を
流下する雨水や洗車水をその前側部に形成した樋部で全
て捕捉して車外側へ排水できるため、エンジンルーム又
はモータルーム内への水の侵入を回避できて、エンジン
ルーム又はモータルーム内の搭載部品を保護することが
できる。
【0036】また、樋部の開断面内で該樋部の底壁をス
トラットタワーの上面に溶接又はボルトナットにより結
合できるため、カウルボックスとストラットタワーとの
結合作業を容易に行うことができる。
【0037】請求項4によれば、樋部のセンター部を両
サイド部よりも地上高を高く設定してあるため、カウル
ボックス上面から樋部に流下,捕捉された水を、樋部の
両サイド部へ排水ガイドさせることができて水が樋部内
に滞留するのを回避でき、排水性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図。
【符号の説明】
3 カウルボックス 4 フードリッジパネル 4b フロントホイールハウス 5 ストラットタワー 9 樋部 9A センター部 9B サイド部 9a 底壁(底面)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のフロントホイールハウスに立設し
    たストラットタワーの上面間に跨って、カウルボックス
    を結合したことを特徴とする自動車の車体構造。
  2. 【請求項2】 カウルボックスの側端部を、ストラット
    タワー上面に結合した前側部を含めて全体的にフードリ
    ッジパネルに結合したことを特徴とする請求項1記載の
    自動車の車体構造。
  3. 【請求項3】 カウルボックスは前側部に車幅方向に延
    在する樋部を備え、該樋部の底面をストラットタワーの
    上面に結合すると共に、該樋部の端部をフードリッジパ
    ネルに貫通,結合して車外側に開放したことを特徴とす
    る請求項1,2記載の自動車の車体構造。
  4. 【請求項4】 樋部はそのセンター部を両サイド部より
    も地上高を高くしたことを特徴とする請求項3記載の自
    動車の車体構造。
JP27589195A 1995-10-24 1995-10-24 自動車の車体構造 Pending JPH09109929A (ja)

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JP27589195A JPH09109929A (ja) 1995-10-24 1995-10-24 自動車の車体構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7404596B2 (en) 2005-02-04 2008-07-29 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle front body structure
JP2011051379A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Honda Motor Co Ltd 燃料電池車両
FR2971478A1 (fr) * 2011-02-11 2012-08-17 Peugeot Citroen Automobiles Sa Traverse inferieure de baie de pare-brise d'un vehicule automobile, et vehicule automobile la comportant

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US7404596B2 (en) 2005-02-04 2008-07-29 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle front body structure
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