JPH09109741A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JPH09109741A
JPH09109741A JP29600695A JP29600695A JPH09109741A JP H09109741 A JPH09109741 A JP H09109741A JP 29600695 A JP29600695 A JP 29600695A JP 29600695 A JP29600695 A JP 29600695A JP H09109741 A JPH09109741 A JP H09109741A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートバックの前後傾動に応じてシートクッ
ションをスイング動作させる。尻すべりを防止し、ヒッ
プアングルを拡大する。シートクッションをリクライニ
ング機構とは別に前後移動調整する。 【解決手段】 シートバック14のアームブラケット3
2下端側に第1リンク35の一端を軸支し、ベースフレ
ーム12に第2リンク37の一端を軸支し、両リンク3
5及び37を回動可能に連結する。軸支部39をブラケ
ット42の長穴44に係合させる。ベースフレーム12
の後端側に水平回動アーム48をその一端側で軸支し、
傾斜板部48cを介した他端側をシートクッション13
のピン51に係合させ、傾斜板部48cの軸支位置側と
ベースフレーム12の前端との間に流体式アクチュエー
タ53を介挿する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば鉄道車両等
に乗物用座席として用いて好適な車両用シートに関し、
更に詳細に説明すると、脚台上に支持されるベースフレ
ームと、このベースフレーム上で略水平姿勢状態を保っ
て支持されるシートクッションと、前記ベースフレーム
上で前記シートクッションの後端側に立設され、シート
の前後方向に傾動可能に支軸により支持されるシートバ
ックとを備える車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用シートは、シートクッシ
ョン及びその後方で立設されたシートバックからなり、
且つシートバックをリクライニング機構によりシートの
前後方向に傾動調整可能に構成したり、あるいはシート
全体を支持するシートフレームを車体の床面上で前後ス
ライド装置等で支持し、車体の前後方向に移動調整し得
るように構成したりすることにより、着座者の体型や好
みに対処し、着座者にとって適切な着座状態が得られる
ような構成とされている。
【0003】更に、近年では、シートのシートクッショ
ン部分を、平行リンク機構等によるリフター機構を介し
て支持し、これを上下方向に平行移動させたり、スライ
ドレールの前端部を上方に弯曲形成し、これに応じてシ
ートクッションをスイング動作させることにより、上述
した着座状態をより一層適切に調整し得るようにした車
両用シートも、種々提案されるようになっている。
【0004】即ち、この種の車両用シートにおいて、シ
ートクッションを、その前端部をシート前方で斜め上方
に向って移動させ、且つ後端部をこれとは逆にシート下
方に向って降下するようにスイング動作させると、着座
者の尻部の前ずれを防ぎ、安定した着座状態を得る上で
効果を発揮し得るものである。特に、このようなシート
クッションのスイング動作は、シートバックをシート背
面側に傾動動作させた場合のように、着座者の着座位置
がずれ易くなり、着座姿勢が不安定となる場合に採用し
て効果的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来から知
られている車両用シートのリフター機構は、シートクッ
ションをシートバックとは無関係に、着座者の体格や好
みに応じてスイング動作させているだけのものが多く、
シートバックを傾動させた時には、その着座姿勢の変化
に応じて着座者がリフター機構を操作し、所定の姿勢状
態にスイングさせているもので、操作性の面で問題があ
り、また操作部を含めた構造が複雑化し、実用面で問題
であった。
【0006】また、車両用シートとしては、例えばシー
トの向きを着座者の好みや要求に応じて変更調節し得る
ような、鉄道車両用の回転式のシートも知られている
が、このような回転式シートに、上述したシートクッシ
ョンのスイング機構を簡易に適用することができないも
のであった。
【0007】即ち、この種の回転式の車両用シートとし
ては、面擦り合わせ式やシャフトアップ回転式等による
回転調整機構を、シート本体の下方で車室床面との間に
介在させて設けてなる構造が採用されており、上述した
ようなリフター機構をそのまま適用することができない
ものであった。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、シートバックの背面側への傾動動作に連動し、
シートクッションをスイング動作させることができる簡
易型のスイング機構を採用し、シートバックの前後傾動
の作動角範囲において、尻すべりを防止し、ヒップアン
グルを拡大し、骨盤から胸椎にかけてのサポート状態が
優れ、またシートクッションをリクライニング機構とは
別に容易に前後移動調整することのできる車両用シート
を得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用シートは、脚台上に支持されるベースフレームと、該
ベースフレーム上に支持されるシートクッションと、前
記ベースフレーム上で前記シートクッションの後端側に
立設され、シートの前後方向に傾動可能に支軸により支
持されるシートバックとを備える車両用シートにおい
て、前記シートバックにアームブラケットを固着し、前
記シートクッションの後端側下部に前後方向に延びる長
穴を有する支持ブラケットを設け、前記アームブラケッ
トの下端側に第1リンクの一端を軸支し、前記ベースフ
レーム側に第2リンクの一端を軸支し、前記第1リンク
の他端、及び第2リンクの他端を回動可能に軸支し、該
軸支部を前記支持ブラケットの長穴に係合させ、且つ前
記ベースフレームの後方側に水平面内で回動する水平回
動アームの一端側を軸支し、該回動アームの他端を前記
シートクッションに係合させると共に、軸支位置の近傍
と前記ベースフレームの前端部との間に伸縮状態のロッ
ク及びその解除が可能な流体式アクチュエータを介挿し
たことを特徴とする。
【0010】この請求項1に記載の車両用シートによれ
ば、第1リンク及び第2リンクを回動可能に軸支し、該
軸支部をシートクッションの支持ブラケットの長穴に係
合させ、水平回動アームの一端を前記ベースフレームの
後端側に軸支すると共に、他端をシートクッションに係
合させ、この水平回動アームの下端と前記ベースフレー
ムの前端部との間の長さを流体式アクチュエータで調整
するので、シートバックを後傾させた場合に、前記アー
ムブラケットの下端が前方に回動し、第1リンク及び第
2リンクの軸支部をシートクッションのブラケットの長
穴に沿って前方に移動させることができ、前記第2リン
クの回動によりシートクッションの後端を上下方向に可
動させることができると共に、流体式アクチュエータの
ロック状態を解除することによってシートクッションの
前後位置をシートバックと独立して任意に調整すること
ができ、このとき流体式アクチュエータの取付位置が水
平回動アームの軸支位置近傍であるので、てこの原理に
よってシートクッションの前後動を軽い力で行うことが
できると共に、シートクッションの前後移動量に対して
流体式アクチュエータの移動量を小さくすることができ
る。
【0011】本発明の請求項2に記載の車両用シート
は、請求項1において、前記水平回動アームは、ベース
フレームへの軸支位置及びシートクッションへの係合位
置間が傾斜板部に形成され、この傾斜板部の軸支位置に
近接する位置に流体式アクチュエータが取付けられてい
ることを特徴とする。
【0012】この請求項2に記載の車両用シートによれ
ば、水平回動アームの傾斜板部に流体式アクチュエータ
を別途取付ブラケットを設けることなく直接取付けるこ
とができ、その取付け構造を簡易化することができる。
【0013】本発明の請求項3に記載の車両用シート
は、請求項1または2において、前記流体式アクチュエ
ータのロック状態の解除をアームレストに設けたロック
解除部で行うようにしたことを特徴とする。
【0014】この請求項3に記載の車両用シートによれ
ば、流体式アクチュエータのロック状態の解除をアーム
レストに設けたロック解除部で行うことができるので、
シートクッションの前後位置調整を容易に行うことがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1乃至図5は本発明に係る車両
用シートの実施の形態を示すものであり、車両用シート
10は、本発明の実施の形態では、例えばベンチ型シー
トのような2個または3個の着座シート部を一連に並設
してなる回転式のシートに適用した場合につき説明する
が、本発明はこのようなシート構造には限定されないも
のである。
【0016】車両用シート10は車室床面等に載置され
る脚台11に支持されたベースフレーム12を備え、こ
のベースフレーム12上にシートクッション13が支持
されている。前記ベースフレーム12の中央部には前後
方向に延びるブラケット16が形成され、このブラケッ
ト16の後部はシートバック14の下端方向に突出する
状態で上方に弯曲して形成され、左右端部には夫々コ字
状のアームレスト17が固着されている。
【0017】前記シートクッション13の下方のベース
フレーム12と脚台11との間に、車両用シート10を
回転調整自在に支持する回転機構18が設けられ、車両
用シート10全体が、この回転機構18を中心として水
平方向において回転調整可能で、その向きを任意の方向
に変更し得るように構成されている。
【0018】前記シートバック14のバックフレーム2
1の側部の下部にはヒンジブラケット23が形成され、
このヒンジブラケット23にリクライニング機構20の
回転中心となるシートバック14側の支軸20aが固着
されている。前記シートバック14側の支軸20aはベ
ースフレーム12のブラケット16及びアームレスト1
7の後端に枢支されている。
【0019】前記バックフレーム21のヒンジブラケッ
ト23は下方に延設され、このヒンジブラケット23の
下端23aにシートバック14をシートを前後方向に傾
動動作させるための流体圧シリンダ等のアクチュエータ
25の一端25aが連結され、且つ他端25bが前記ベ
ースフレーム12側に連結されている。
【0020】アクチュエータ25は、そのロック解除用
のインナーケーブルを内装するワイヤーケーブル26が
前記アームレスト17の上部側側面に形成されたロック
解除ボタン27に連結され、このロック解除ボタン27
を押圧することにより、アクチュエータ25のロック状
態が解除され、押圧を解除することによりロック状態に
復帰する。
【0021】前記バックフレーム21の支軸20aには
左右一対のアームブラケット32が固着され、この左右
一対のアームブラケット32の下端に第1リンク35の
一端が夫々軸支され、前記ベースフレーム12側に第2
リンク37の一端が夫々軸支され、前記第1リンク35
の他端、及び第2リンク37の他端が夫々回動可能に軸
支されている。
【0022】前記シートクッション13のシートクッシ
ョンフレーム31の後端側下部に前後方向に延びる長穴
44を有するブラケット42が左右一対設けられてい
る。前記第1リンク35、及び第2リンク37の軸支部
としての枢支ピン39が前記ブラケット42の長穴44
に夫々摺動可能に係合されている。
【0023】シートクッションフレーム31の左右のフ
レーム部の前端側は、夫々ベースフレーム12の前端部
上面に固着した摺動案内部としての左右一対のスライダ
ー40L,40Rによって前後方向に摺動自在に案内さ
れている。このスライダー40L,40Rは円弧状案内
板部40aとその両側に立設された左右側板部40b,
40cとで構成され、左右側板部40b,40cでベー
スフレーム12の左右方向の移動を規制している。
【0024】図3〜図5に示す如く、ベースフレーム1
2の後端側フレームにおける中央側の第2リンク37の
外側に設けた水平ブラケット47に水平回動アーム48
がその一端部側の回動中心点位置でピン48aによって
軸支されている。
【0025】この水平回動アーム48は、水平ブラケッ
ト47に軸支された水平板部48bと、その左端側から
斜め上方に延長する傾斜板部48cと、この傾斜板部4
8cの上端から水平方向に延長する水平板部48dとで
構成されている。そして、水平回動アーム48の水平板
部48dに左右方向に延長する長穴48eが穿設され、
この長孔48e内にシートクッションフレーム31の後
端側フレームに下方に突出して形成されたピン51が係
合されている。
【0026】水平回動アーム48の傾斜板部48cの水
平板部48bに近接する位置とベースフレーム12の前
端側フレームに形成したブラケット52との間にシート
クッション13の前後方向の位置を調整するロック状態
とその解除が可能な流体圧シリンダ等の流体式アクチュ
エータ53が介挿されている。
【0027】流体式アクチュエータ53は、そのロック
解除用のインナーケーブルを内装するワイヤーケーブル
54が前記アームレスト17の上部側側面に形成された
ロック解除ボタン55に連結され、このロック解除ボタ
ン55を押圧することにより、流体式アクチュエータ5
3のロック状態が解除され、伸縮状態が調整され、押圧
を解除することによりロック状態に復帰する。
【0028】そして、前記第1リンク35、及び第2リ
ンク37の枢支ピン39とベースプレート12の後端側
との間に引張りスプリング57が掛け渡され、この引張
りスプリング57の付勢力により、シートバック14
は、第1リンク35及び第2リンク37等によるリンク
機構によって略立設したニュートラル状態を維持するよ
うに構成されている。
【0029】斯る構成によれば、図1に示す如くシート
バック14が略立設したニュートラル状態にあるものと
して、この状態で着座者が着座したときに、シートクッ
ション13は、流体式アクチュエータ53がロック状態
にあることから、その前後位置が固定されている。
【0030】この状態で、シートクッション13の前後
位置を着座者の好みに合わせて調整するには、着座状態
でアームレスト17に形成したロック解除ボタン55を
押圧することにより、ワイヤーケーブル54を介して流
体式アクチュエータ53のロック状態が解除される。
【0031】このため、着座者が着座状態で腰を動かす
ことにより、図2に示す如くシートクッションフレーム
31がスライダー40L,40Rで案内され、支持ブラ
ケット42の長穴44の両端部が枢支ピン39に当接す
るまでの間で前後に移動させることができ、所望の伸縮
状態でロック解除ボタン55の押圧を解除することによ
り、流体式アクチュエータ53がロック状態となり、シ
ートクッション13の前後位置が固定される。
【0032】このとき、シートクッションフレーム31
と流体式アクチュエータ53とが水平回動アーム48を
介して連結され、この水平回動アーム48の回動中心点
からシートクッションフレーム31に形成したピン51
までの距離が回動中心点から流体00クチュエータ53
の取付点までの距離より長く設定されているので、てこ
の原理によってシートクッション13の前後動を軽い力
で行うことができると共に、シートクッションフレーム
31の前後方向の移動量に対して流体式アクチュエータ
53の伸縮量を少なくすることができ、流体式アクチュ
エータ53を小型化することができる。
【0033】また、図1及び図2に示すシートバック1
4のニュートラル状態から後方側に傾動させる場合に
は、着座状態でアームレスト17に形成されたロック解
除ボタン27を押圧してアクチュエータ25のロック状
態を解除してから背中でシートバック14を後方に押す
ことにより、シートバック14が図6(a),(b)に
示す如く枢軸20aを支点として引張りスプリング57
に抗して後方に傾動する。
【0034】このとき、シートバック14の後方への傾
動により、前記アームブラケット32の下端が時計方向
に回動し、前記第1リンク35及び第2リンク37によ
りシートクッション13の後端を下方向に可動させる。
この状態でも、前記第1リンク35及び第2リンク37
の軸支部としての枢支ピン39を前記ブラケット42の
長穴44に沿って前後方向に摺動させることができる。
【0035】また、図6(a),(b)のシートバック
14の傾動状態からロック解除ボタン27を押圧してア
クチュエータ25のロック状態を解除することにより、
図5に示す引張りスプリング57によってシートバック
14が前方のヒンジブラケット23がニュートラル状態
に復帰し、これと同時にシートクッション13の後端が
上昇する。
【0036】尚、本発明は上述した図示の構造に限定さ
れず、各部の形状、構造等を、必要に応じて適宜変形、
変更することができ、車両用シート10の各部について
種々の変形例が考えられよう。例えば上述した実施の形
態では、シートバック14の傾動動作をアクチュエータ
25で行っているが、これに限定されず、シートバック
14を傾動させ得る構造であれば、種々の手段を採用し
てもよい。
【0037】また、シートバック14の傾動動作用のア
クチュエータ25及びシートクッション13の前後移動
動作用の流体式アクチュエータ53のロック状態を夫々
ロック解除ボタン27及び55で解除するようにした
が、これに限らず回動レバー等の任意の解除機構を適用
することができる。
【0038】更に、水平回動アーム48の一端部がベー
スフレーム12の水平ブラケット47に軸支されている
が、これに代えて水平板部48bの傾斜板部48c側を
軸支し、一端側に流体式アクチュエータ53を取付ける
ようにしても上記実施の形態と同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る車両用シートによれば、第1リンク及び第2リン
クを回動可能に軸支し、該軸支部をシートクッションの
支持ブラケットの長穴に係合させ、水平回動アームの一
端を前記ベースフレームの後端側に軸支すると共に、他
端をシートクッションに係合させ、この水平回動アーム
の下端と前記ベースフレームの前端部との間の長さを流
体式アクチュエータで調整するので、シートバックを後
傾させた場合に、前記アームブラケットの下端が前方に
回動し、第1リンク及び第2リンクの軸支部をシートク
ッションのブラケットの長穴に沿って前方に移動させる
ことができ、前記第2リンクの回動によりシートクッシ
ョンの後端を上下方向に可動させることができると共
に、流体式アクチュエータのロック状態を解除すること
によってシートクッションの前後位置をシートバックと
独立して任意に調整することができ、このとき流体式ア
クチュエータの取付位置が水平回動アームの軸支位置近
傍であるので、てこの原理によってシートクッションの
前後動を軽い力で行うことができると共に、シートクッ
ションの前後移動量に対して流体式アクチュエータの移
動量を小さくすることができるものである。
【0040】本発明の請求項2に記載の車両用シートに
よれば、水平回動アームの傾斜板部に流体式アクチュエ
ータを別途取付ブラケットを設けることなく直接取付け
ることができ、その取付け構造を簡易化することができ
るものである。
【0041】本発明の請求項3に記載の車両用シートに
よれば、流体式アクチュエータのロック状態の解除をア
ームレストに設けたロック解除部で行うことができるの
で、シートクッションの前後位置調整を容易に行うこと
ができる。
【0042】また、本発明によれば、シートバックの背
面側への傾動動作に連動し、シートクッションをスイン
グ動作させることができる簡易型のスイング機構を採用
し、シートバックの前後傾動の作動角範囲において、尻
すべりを防止し、ヒップアングルを拡大し、骨盤から胸
椎にかけてのサポート状態が優れ、またシートクッショ
ンをリクライニング機構とは別に前後移動調整すること
のできる車両用シートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シートのシートバックが通
常の着座状態で且つシートクッションがモスト状態の側
面図。
【図2】本発明に係る車両用シートのシートバックが通
常の着座状態で且つシートクッションがフロントモスト
状態の側面図。
【図3】本発明に係る車両用シートの平面図。
【図4】本発明に係る車両用シートの一部正面図。
【図5】本発明に係る車両用シートのシートフレーム構
造を示す概略分解斜視図。
【図6】本発明に係る車両用シートのシートバックがリ
クライニング状態を示すもので、(a)はシートクッシ
ョンがリヤモスト状態の側面図、(b)はシートクッシ
ョンがフロントモスト状態の側面図。
【符号の説明】
10 車両用シート 12 ベースフレーム 13 シートクッション 14 シートバック 16 ブラケット 17 アームレスト 18 回転機構 20 リクライニング機構 20a 支軸 21 バックフレーム 23 ヒンジブラケット 25 アクチュエータ 31 シートクッションフレーム 32 アームブラケット 35 第1リンク 37 第2リンク 39 枢支ピン 40L スライダー 40R スライダー 42 支持ブラケット 44 長穴 47 水平ブラケット 48 水平回動アーム 51 ピン 53 流体式アクチュエータ 54 ワイヤーケーブル 55 ロック解除ボタン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚台上に支持されるベースフレームと、
    該ベースフレーム上に支持されるシートクッションと、
    前記ベースフレーム上で前記シートクッションの後端側
    に立設され、シートの前後方向に傾動可能に支軸により
    支持されるシートバックとを備える車両用シートにおい
    て、 前記シートバックにアームブラケットを固着し、前記シ
    ートクッションの後端側下部に前後方向に延びる長穴を
    有する支持ブラケットを設け、前記アームブラケットの
    下端側に第1リンクの一端を軸支し、前記ベースフレー
    ム側に第2リンクの一端を軸支し、前記第1リンクの他
    端、及び第2リンクの他端を回動可能に軸支し、該軸支
    部を前記支持ブラケットの長穴に係合させ、且つ前記ベ
    ースフレームの後方側に水平面内で回動する水平回動ア
    ームの一端側を軸支し、該回動アームの他端を前記シー
    トクッションに係合させると共に、軸支位置の近傍と前
    記ベースフレームの前端部との間に伸縮状態のロック及
    びその解除が可能な流体式アクチュエータを介挿したこ
    とを特徴とする車両用シート。
  2. 【請求項2】 前記水平回動アームは、ベースフレーム
    への軸支位置及びシートクッションへの係合位置間が傾
    斜板部に形成され、この傾斜板部の軸支位置に近接する
    位置に流体式アクチュエータが取付けられていることを
    特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  3. 【請求項3】 前記流体式アクチュエータのロック状態
    の解除をアームレストに設けたロック解除部で行うよう
    にしたことを特徴とする請求項1または請求項2の何れ
    かに記載の車両用シート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107125989A (zh) * 2017-06-13 2017-09-05 广州市欧林家具有限公司 一种可调整座椅
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