JPH09109633A - マルチウエイカーのための案内装置 - Google Patents

マルチウエイカーのための案内装置

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JPH09109633A
JPH09109633A JP26522796A JP26522796A JPH09109633A JP H09109633 A JPH09109633 A JP H09109633A JP 26522796 A JP26522796 A JP 26522796A JP 26522796 A JP26522796 A JP 26522796A JP H09109633 A JPH09109633 A JP H09109633A
Authority
JP
Japan
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guide roller
guide
track
cross beam
guide device
Prior art date
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Pending
Application number
JP26522796A
Other languages
English (en)
Inventor
Michael Fritz
フリッツ ミハエル
Engelbert Kerschner
ケルシュナー エンゲルベルト
Dirk Loescher
レーシェア ディルク
Josef Wagner
ヴァグナー ヨセフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Barutaa Schneider & Co KG GmbH
WALTER SCHNEIDER GmbH and Co KG
Original Assignee
Barutaa Schneider & Co KG GmbH
WALTER SCHNEIDER GmbH and Co KG
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Filing date
Publication date
Application filed by Barutaa Schneider & Co KG GmbH, WALTER SCHNEIDER GmbH and Co KG filed Critical Barutaa Schneider & Co KG GmbH
Publication of JPH09109633A publication Critical patent/JPH09109633A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60FVEHICLES FOR USE BOTH ON RAIL AND ON ROAD; AMPHIBIOUS OR LIKE VEHICLES; CONVERTIBLE VEHICLES
    • B60F1/00Vehicles for use both on rail and on road; Conversions therefor
    • B60F1/005Vehicles for use both on rail and on road; Conversions therefor with guiding elements keeping the road wheels on the rails

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常のあらゆる軌幅に容易に適合させること
ができ、傾斜した曲路でのマルチウエイカーの軌道走行
を阻害しない案内装置を実現すること。 【解決手段】 車両の車輪を支持する車軸と、この車軸
に実質的に平行して延びる横桁22が設けられ、これに
車両が軌道走行する際に案内するホイールフランジ26
を備えたガイドローラ20が軸承される。これによっ
て、軌道の軌幅に適合するように軸方向へ変位させるこ
とが可能となる。横桁22は実質的にガイドローラ20
と同軸状であって、軌道の一方のレール上のガイドロー
ラ20から他方のレール上で向かい合うガイドローラ2
0に向けて延びており、ガイドローラ20は横桁22内
でその横桁22の延びる方向へ進退自在となるように軸
承され、ガイドローラ20を円滑に変位させるために作
動する調整手段が備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチウエイカーの
ための案内装置に係り、詳しくは、空気タイヤ式車輪の
車軸に実質的に平行して延びる横桁に車両が軌道走行す
る際に案内するホイールフランジを備えたガイドローラ
が軸承され、そのガイドローラを軌幅に適合するように
軸方向へ変位させることができるようにした路面運行お
よび軌道運行を可能としたマルチウエイカーに好適な案
内装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】路面や軌道を運行することができるマル
チウエイカーのための案内装置は、欧州公開特許第04
83651号によって公知となっている。そのようなマ
ルチウエイカーは、ゴムタイヤを嵌めたとりわけ空気タ
イヤ式車輪によって軌道上を運行することができる。こ
の種のマルチウエイカーはゴム製の空気タイヤ式車輪と
レールとの間に発生する大きい摩擦係数を利して、積荷
等により大きくなっている荷重を牽引したり推動するこ
とができる。
【0003】このような車両を軌道に沿って案内するた
めに、車両の前後輪には油圧式の調整部材により作動す
る回転アームがあり、これによって退避位置から動作位
置へ横桁を迫り出させることができるようになってお
り、それに案内装置を構成するガイドローラが備えられ
る。ガイドローラは実際のレールの個々の軌幅に見合っ
たように手動で調整されるが、その案内装置は大層複雑
で高価となり、かつ操作に手間を要する難点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した横桁は、マル
チウエイカーの車台上に配置したプラットフォーム部を
介して車体に取り付けられるが、それによって案内装置
の重心が高くなってしまい、好ましいものでなくなる。
とりわけ軌道がカーブするなどして傾いている場合には
問題の生じることが多い。
【0005】未だ公開されていないが、ドイツ国特許出
願第4443943.1号には、マルチウエイカーの空
気タイヤ式車輪を、レール上方の所望する高さの位置へ
移動させることが開示されており、したがって、レール
の敷かれている軌道へ車両を乗り入れることができるよ
うになる。その場合の走行は、ゴム製の空気タイヤ式車
輪を取り除いた状態での運転であり、ガイドローラのみ
による駆動となる。
【0006】多くの国々や南アジアの主要な地域、アフ
リカや特にスイスにおいてさえ、標準幅のみならず狭幅
の軌道が存在している。それゆえ、長年の需要に応える
べくそれぞれの軌幅に適合させることができるようにし
た簡素でかつ要求に見合った構造の案内装置の出現が望
まれる。
【0007】本発明は上記の問題等に鑑みなされたもの
で、その目的は、通常のあらゆる軌道に容易に適合させ
ることができるように、すなわち、特に傾斜したカーブ
でのマルチウエイカーの軌道走行を案内装置によって阻
害することなく、また、広軌でのマルチウエイカーの牽
引力を低下させることのないようにしておくべきである
といったことに基づいて、その課題の解決を図ろうとし
たマルチウエイカーのための案内装置を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両の車輪4
を支持する車軸と、その車軸に実質的に平行して延びる
横桁が設けられ、車両が軌道走行する際に案内するホイ
ールフランジを備えたガイドローラが軸承され、そのガ
イドローラは軌道の軌幅に適合するように軸方向へ変位
可能となっている路面や軌道で使用されるマルチウエイ
カーのための案内装置に適用される。その特徴とすると
ころは、図5を参照して、横桁22が実質的にガイドロ
ーラ20と同軸状に設けられ、軌道12(図2を参照)
の一方のレール24上のガイドローラ20から他方のレ
ール24上で向かい合うガイドローラ20に向けて延び
ており、そのガイドローラ20は横桁22内でその横桁
22の延びる方向へ進退自在となるように軸承され、ガ
イドローラ20を円滑に変位させるために作動すること
ができる調整手段が備えられていることである。
【0009】調整手段は、空圧的・油圧的もしくは電気
的に駆動されるようにしておくとよい。
【0010】ガイドローラ20を支持する軸体30が異
なった係止位置まで変位可能となるように配置され、そ
れぞれの係止位置50においては軸体30をばねで付勢
するロック手段48によって拘束しておくことである。
【0011】ガイドローラ20は、空圧的もしくは油圧
的に係止位置50へ変位されるようになっている。
【0012】ロック手段48は、空圧的もしくは油圧的
に駆動されるようになっている。
【0013】ガイドローラ20を少なくとも軸方向に変
位させるために、変位可能に軸承されたガイドローラ2
0の軸体30は、空圧または油圧シリンダの複動ピスト
ン34のピストンロッドを形成している。
【0014】ガイドローラ20を少なくとも軸方向に変
位させるために、横桁22に変位可能に軸承させたガイ
ドローラ20の軸体30が、図7のように、回転駆動さ
れるねじ軸60と噛み合わされるようにしておいてもよ
い。
【0015】図5に戻って、少なくとも横桁22とその
横桁に取り付けられて軌道走行を可能にする機構として
のガイドローラ20とを備え、そのガイドローラ20は
その外側において同心状に配置されたフリクションドラ
ム32を伴い、そのフリクションドラムには、車両10
の駆動輪14(図3を参照)から予め決められた動力が
伝達されるようになっていることである。
【0016】案内装置16の重心を、車輪14の車軸の
下方に位置させるようにしておくとよい。
【0017】横桁22と結合された回転アーム28(図
1を参照)によって、車輪14の車軸が存在する領域に
おける車体10の側に配置された回転軸を中心にして、
案内装置16が退避位置から少なくとも動作位置へ変位
可能となっている。
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、運行すべき軌
道の軌幅にマルチウエイカーの案内装置を迅速かつ簡単
に適合させることができる。そのために、案内装置にお
ける横桁内ではガイドローラが調整手段による進退自在
な機構を介して軸方向へ迅速に変位され、したがって、
操作性が大幅に改善される。また、横桁がガイドローラ
の軸体の存在する位置に配置されてガイドローラと横桁
とが同じ高さとなり、案内装置の重心を下げひいては車
両の重心の変化をより一層小さく抑えておくことができ
る。
【0019】請求項2のごとく、調整手段を油圧的、空
圧的もしくは電動駆動的に作動させるようにしておけ
ば、ガイドローラの軸方向変位を円滑なものとしておく
ことができる。
【0020】請求項3の発明においては、ガイドローラ
を支持する軸体が異なった係止位置まで変位可能となる
ように配置され、それぞれの係止位置においては軸体を
ばねで付勢するロック手段が設けられるので、その軸体
を確実に拘束しておくことができるようになる。なお、
そのロック手段はガイドローラの軸体が横桁内で回転す
るようにしておくこともできる。
【0021】請求項4では、ガイドローラを、空圧的も
しくは油圧的に係止位置へ変位させることができるよう
にしているので、ガイドローラを所望する軌幅に適合さ
せる操作が確実かつ正確に行われる。
【0022】請求項5の発明では、ロック手段を空圧的
もしくは油圧的に駆動するようにしているので、ガイド
ローラを軌幅に適合させる操作が容易となり、また係止
位置に確実に保持させておくことができる。
【0023】請求項6によれば、ガイドローラの軸体が
空圧または油圧シリンダの複動ピストンのピストンロッ
ドを形成するようにしているので、ガイドローラを少な
くとも軸方向に変位させることができるのはもちろんの
こと、これによって、ガイドローラを流体圧でもって直
接的に横桁の軸方向へ変位させることができるようにな
る。
【0024】請求項7の発明においは、横桁に変位可能
に軸承させたガイドローラの軸体を回転駆動されるねじ
軸と噛み合うようにしているので、このような構成によ
っても、ガイドローラを少なくとも軸方向に変位させる
ことができるようになる。
【0025】請求項8によれば、横桁に取り付けられて
軌道走行を可能にする機構としてのガイドローラーラは
その外側において同心状に配置されたフリクションドラ
ムを伴っており、そのフリクションドラムを介して車両
のゴム製タイヤの駆動輪から予め決められた動力を伝達
させることができるようになる。したがって、案内装置
は案内作用を発揮するだけでなく、マルチウエイカーを
単一の駆動力でもって走行させることができる。なお、
マルチウエイカーは駆動輪によって駆動されるが、ガイ
ドローラはその駆動輪によって回転される。
【0026】請求項9においては、案内装置の重心を車
輪の車軸の下方に位置させるようにしているので、車両
の重心はレールに近づいた状態となり、特にきついカー
ブでの走行においても作動性が阻害されることはない。
【0027】請求項10の発明では、横桁と結合された
回転アームの回転軸の中心を、車輪の車軸が存在する領
域の車体に置いているので、案内装置が退避位置から少
なくとも動作位置へ変位可能となることはもちろんのこ
と、案内装置が中間の位置にあるときは、通常の要領に
よってマルチウエイカーのゴム製タイヤならびにガイド
ローラに駆動力や制動力を作用させることができる。そ
して、マルチウエイカーのゴム製タイヤの車輪を軌道の
上面の任意の高さに移すことができ、フリクションドラ
ムに載せることにより車輪を介してフリクションドラム
ひいてはガイドローラを駆動することができるようにも
なる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を図面に表された
二つの実施例を参照にして説明する。
【0029】図1には、ゴム製の空気タイヤ式車輪14
を用いて路面を走行したり、軌道12を運行することが
できるマルチウエイカー10が示されている。
【0030】そのマルチウエイカー10は前輪と後輪1
4のための案内装置16を備えており、これは二つの調
整部材18によって退避位置から第一の動作位置へおよ
び第二の動作位置へ迫り出すことができるようになって
いる。
【0031】車輪14は、反転ギヤー13を備えて車体
10の駆動装置に接続している駆動軸11を介して駆動
されるようになっている。
【0032】案内装置16においては、二つのガイドロ
ーラ20が前輪または後輪14と組み合わされている。
ガイドローラ20は案内装置16の横桁22にその横桁
22と同軸になるように軸承され、軌道12の各レール
24の軌頭に合うようにしたホイールフランジ26を有
するので、図1および図2に示す第一の動作位置におけ
る軌道走行に際して、車両10をガイドローラ20によ
って案内しておくことができる。
【0033】さらに、二本の回転アーム28が設けら
れ、その一方側は車体10に軸承されて回動自在であ
り、他方側は横桁に固定されている。回転アーム28の
回転軸は車輪14の車軸とほぼ同じ高さに配置され、し
たがって、案内装置は車輪の車軸が存在する領域におけ
る車体側に配置された回転軸を中心にして、退避位置か
ら少なくとも動作位置へ変位可能となっており、そし
て、案内装置の重心が車輪14の車軸の下方となるよう
に配慮される。なお、案内装置が退避位置と動作位置の
中間の位置にあるときは、図には詳細に表していない
が、通常の要領によってマルチウエイカーのゴム製タイ
ヤならびにガイドローラに駆動力や制動力を作用させる
ことができるようになっている。
【0034】調整部材18はその一方側が車体10に回
動可能に連結され、他方の側は車体近くの不作動位置か
ら第一および第二の動作位置へ横桁22を所望通りに変
位させるための回転アーム28と関節的に接続されてい
る。なお、その調整部材18は油圧力でもって駆動され
る例えば油圧シリンダである。
【0035】各ガイドローラ20は軸体30に対して回
転可能に軸承されるが、横桁22においては、ガイドロ
ーラ20の軸体30が横桁22の各側で同軸状に噛み合
わされている。軸体30は横桁22内において軸方向へ
進退自在となっているが、その作動のための機構は後述
することにする。横桁はガイドローラ20と同軸状とな
っているがゆえに、軌道12の一方のレール24上に位
置するガイドローラ20から他方のレール24上の向か
い合うガイドローラ20の方向へ延びた恰好となる。
【0036】ガイドローラ20には駆動用円筒体として
のフリクションドラム32が備えられており、ガイドロ
ーラ20と同心であってその外側に配置されている。図
1および図2における案内装置16は第一の動作位置で
描かれているが、これは例えば軌道が標準軌幅である場
合に適用されることになる。
【0037】調整部材18のピストンロッドが後退すれ
ば、回転アーム28により動かされるようになっている
横桁22は持ち上げられることになり、退避位置へ移さ
れる。その際に、回転アーム28は上方へ変位してガイ
ドローラ20をレール24から離して、マルチウエイカ
ー10を路面走行に適した恰好とすることができるよう
になる。
【0038】調整部材18のピストンロッドが正常に逆
の動きをすれば、案内装置16は退避位置から再度第一
の動作位置となるように変更され、マルチウエイカー1
0を標準軌幅のレール24上で運行させることができ
る。
【0039】車両10を狭幅な軌道12で運行さる場合
には、退避位置から動作位置へ迫り出させる前に、軸体
30をガイドローラ20およびフリクションドラム32
と共に予め決められた量だけ内方へ変位させておき、ガ
イドローラ20を以後運行すべき狭幅軌道12の幅とな
るようにすればよい。
【0040】狭幅軌道12上で運行させるときは、案内
装置16を第二の動作位置に変位させておく。図3およ
び図4を参照して、この動作位置においては車両10が
レール24から高く持ち上げられ、フリクションドラム
32上に車輪14が下ろされる。なお、このフリクショ
ンドラムには、車両の駆動輪から予め決められた動力が
伝達されるようになっている。車両の全重量は、フリク
ションドラム32とそれを介したガイドローラ20と
に、それぞれの分担量に応じて負担されることになり、
ガイドローラ20とレール24との間に生じるフリクシ
ョンを調整しておくことができる。
【0041】この第二の動作位置においても反転ギヤー
13は不可欠であるが、この場合、二方向いずれの運転
においても、車輪14とフリクションドラム32との間
で逆の回転が生じる。このことは、図3の車輪14とガ
イドローラ20に記入した回転矢印から理解することが
できる。
【0042】それゆえ、いずれの運転状態にあってもマ
ルチウエイカーはゴム製の空気タイヤ式車輪14によっ
て駆動されることになる。すなわち、案内装置16が第
二の動作位置となっているとき、個別に駆動することを
要しなく、案内装置は案内作用を発揮するだけでなく、
マルチウエイカーを単一の駆動力でもって走行させるこ
とになる。
【0043】図5と図6とに案内装置16の一部が部分
断面で表されているが、その図5は第一の動作位置を、
図6は第二の動作位置となっている場合を示す。
【0044】以上の実施例においては、変位可能に軸承
されている軸体30はピストンロッドを形成し、端部側
においては横桁22の内部に配置したピストン34と一
体化されている。そのピストン34は油圧シリンダを形
成した横桁22の内部に二つの部屋36,40を画成さ
せている。ガイドローラ20はそれぞれ一つのピストン
34を備えるので、横桁22の内部には二つの複動ピス
トン34が存在することになって、油圧シリンダは三室
36,38,40を形成するように分割された恰好とな
る。
【0045】各部屋36ないし40は、これらと共に流
体圧を利用した調整手段を構成する導管42を介して、
圧力源46に連なる制御装置44に接続されている。そ
れらの部屋36ないし40の圧力を規定しておけば、ピ
ストン34とピストンロッドとで形成される軸体30に
よって、ガイドローラ20とフリクションドラム32と
を、図5の第一の動作位置から図6の第二の動作位置へ
またその逆の方向へと軸方向に変位させることができる
ようになる。
【0046】軸体30が個々に軸方向へ変位されて軌道
12の標準軌幅または狭軌幅になると、ばねによって付
勢されたロック手段48が係止位置にある係止用小溝5
0に噛み合って固定されるようになっている。このよう
に軸体30は軸方向へ変位されるが、横桁22内での回
転を可能にしておくこともできる。
【0047】ロック手段48はピストン/シリンダ装置
52に取り付けられており、このピストン/シリンダ装
置52のピストンは一方の側から係止位置に向けてばね
で付勢されている。ピストンの他方の側は油圧力が作用
するようになっており、その部屋は圧力源56に連なる
制御装置54に接続されている。
【0048】ピストン/シリンダ装置52の油圧室の圧
力が予め決められた値にまで高められると、ばね力に抗
してピストンは図5または図6において下方へ移動し、
ロック手段48が係止用小溝50から外れる。これによ
って、軸体30は軸方向へ移動できるようにその拘束が
解除される。
【0049】軸体30は予め決められた長さだけ横桁2
2の軸方向に対して進退自在であり、ピストン/シリン
ダ装置52内の圧力が減少すると、ばね58がピストン
を圧してロック手段48を再び係止用小溝50に嵌める
べく、図5または図6において上方へ押し上げる。な
お、ロック手段を油圧的な駆動に代えて空圧的にしても
よく、その装置を複動シリンダとしておくこともでき
る。いずれにせよ、ガイドローラを軌幅に適合させる操
作が容易となり、また軸体を係止位置に確実に保持させ
ておくことができる。
【0050】図7には、マルチウエイカー10のための
案内装置16の他の実施形態が表されている。軸体30
を備えるガイドローラ20とフリクションドラム32と
は、上記した実施形態と同様に作動することは言うまで
もないが、ガイドローラ20を変位させる駆動機構が異
なっている。
【0051】ガイドローラ20を変位させるため横桁2
2の中には同軸状のねじ軸60が回転可能に設置されて
おり、それぞれの軸体30に噛み合わされている。その
ために、そのねじ軸60の両端を保持している軸体30
には、ねじ軸60に合ったねじ孔が形成される。加え
て、図示した構造は一例であるが軸体30にはストッパ
金具62が設けられ、横桁22が外方へ変位しすぎない
よう規制できるようになっている。
【0052】ねじ軸60に取り付けられたギヤー64と
モータ66に一体化されたギヤーホイール68とによっ
て、ねじ軸60が駆動されるようになっている。なお、
図では表されていない制御装置があり、モータ66が制
御される。
【0053】ちなみに、ギヤーホイール68には矩形の
軸70が取り付けられており、それにハンドルホイール
または爪車といったものを取り付けることができるの
で、モータ66が脱落したような例えば緊急時でも、手
動によって変位させることができるようになっている。
なお、上記した符号の60ないし70は、図5および図
6の符号36ないし46と同様に調整手段を構成してい
るが、油圧的に作動させることに代えて空圧的もしくは
電気的に駆動させるような構造を採用してもよいことは
述べるまでもない。いずれにしても、ガイドローラの係
止位置への軸方向変位は円滑なものとなり、所望する軌
幅に適合させる操作が確実かつ正確に行われる。
【0054】ギヤーホイール68を一方へ回転させる
と、ねじ軸60と軸体30とを介してガイドローラ20
が外方へ変位され、ギヤーホイール68を反対の方向へ
回転した場合には、ガイドローラ20が内方へ変位する
ことは言うまでもない。
【0055】なお、モータは電気的に駆動されたり、油
圧的や空圧的に駆動するようにしておいてもよい。
【0056】以上の説明から分かるように、案内装置に
おける横桁内ではガイドローラが調整手段による進退自
在な機構を介して軸方向へ迅速に変位されるので、操作
性が大幅に改善され、運行すべき軌道の軌幅にマルチウ
エイカーの案内装置を迅速かつ簡単に適合させることが
できる。また、ガイドローラが横桁と同じ高さの位置に
あって案内装置の重心を下げておくことができる結果、
案内装置が動作位置から退避位置へ変位しても車両の重
心の変化をより一層小さく抑えておくことができる。そ
して、特にカーブのきつい区間を走行するにおいても、
案内装置の作動性が阻害されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る案内装置を備え、それが第一の
動作位置にある場合のマルチウエイカーの側面図。
【図2】 二つの車輪を備える車軸とガイドローラを備
える横桁とを有した案内装置が第一の動作位置にある場
合の図1の後部から表した概略図。
【図3】 図1のマルチウエイカーの案内装置が第二の
動作位置にある場合の側面図。
【図4】 二つの車輪を備える車軸とガイドローラを備
える横桁とを有した案内装置が第二の動作位置にある場
合の図3の後部から表した概略図。
【図5】 案内装置が第一の動作位置にある場合のガイ
ドローラを備えた横桁の概略的な部分断面図。
【図6】 案内装置のガイドローラを備える横桁の第二
の動作位置にある場合の図5と同じ概略部分断面図。
【図7】 案内装置のガイドローラを備えた横桁の他の
実施の形態における部分概略断面図。
【符号の説明】
10…マルチウエイカー(車体、車両)、12…軌道、
14…空気タイヤ式車輪、16…案内装置、20…ガイ
ドローラ、22…横桁、24…レール、26…ホイール
フランジ、28…回転アーム、30…軸体、32…フリ
クションドラム、34…ピストン、36,38,40…
部屋(室、調整手段)、42…導管、44…制御装置、
46…圧力源、48…ロック手段、50…係止用小溝
(係止位置)、60…ねじ軸(調整手段)、62…スト
ッパ金具、64…ギヤー、66…モータ、68…ギヤー
ホイール、70…矩形の軸。
フロントページの続き (72)発明者 エンゲルベルト ケルシュナー ドイツ連邦共和国 42799 ライヒリンゲ ン オーバービィシェアホフ 30 (72)発明者 ディルク レーシェア ドイツ連邦共和国 42799 ライヒリンゲ ン ノイシュトラーセ 26 (72)発明者 ヨセフ ヴァグナー ドイツ連邦共和国 42799 ライヒリンゲ ン フリードホフスベーク 4

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両(10)の車輪(14)を支持する
    車軸と、該車軸に実質的に平行して延びる横桁(22)
    が設けられ、車両(10)が軌道走行する際に案内する
    ホイールフランジ(26)を備えたガイドローラ(2
    0)が軸承され、該ガイドローラ(20)は軌道(1
    2)の軌幅に適合するように軸方向へ変位可能となって
    いる路面や軌道(12)で使用されるマルチウエイカー
    (10)のための案内装置(16)において、 前記横桁(22)が実質的に前記ガイドローラ(20)
    と同軸状に設けられ、軌道(12)の一方のレール(2
    4)上のガイドローラ(20)から他方のレール(2
    4)上で向かい合うガイドローラ(20)に向けて延び
    ており、該ガイドローラ(20)は横桁(22)内で該
    横桁(22)の延びる方向へ進退自在となるように軸承
    され、前記ガイドローラ(20)を円滑に変位させるた
    めに作動することができる調整手段(36ないし46,
    60ないし70)が備えられていることを特徴とマルチ
    ウエイカーのための案内装置。
  2. 【請求項2】 前記調整手段(36ないし46,60な
    いし70)は、空圧的、油圧的もしくは電気的に駆動さ
    れるようになっていることを特徴とする請求項1に記載
    されたマルチウエイカーのための案内装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイドローラ(20)を支持する軸
    体(30)が異なった係止位置まで変位可能となるよう
    に配置され、それぞれの係止位置(50)においては前
    記軸体をばねで付勢するロック手段(48)によって拘
    束しておくことができるようになっていることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載されたマルチウエイ
    カーのための案内装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイドローラ(20)を、空圧的も
    しくは油圧的に前記係止位置(50)へ変位させること
    ができるようになっていることを特徴とする請求項2ま
    たは請求項3に記載されたマルチウエイカーのための案
    内装置。
  5. 【請求項5】 前記ロック手段(48)は、空圧的もし
    くは油圧的に駆動されるようになっていることを特徴と
    する請求項3に記載されたマルチウエイカーのための案
    内装置。
  6. 【請求項6】 前記ガイドローラ(20)を少なくとも
    軸方向に変位させるために、変位可能に軸承された該ガ
    イドローラ(20)の軸体(30)は、空圧または油圧
    シリンダの複動ピストン(34)のピストンロッドを形
    成していることを特徴とする請求項1ないし請求項5の
    いずれかに記載されたマルチウエイカーのための案内装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ガイドローラ(20)を少なくとも
    軸方向に変位させるために、横桁(22)に変位可能に
    軸承させたガイドローラ(20)の軸体(30)が、回
    転駆動されるねじ軸(60)と噛み合わされていること
    を特徴とする請求項1,請求項3,請求項5のいずれか
    に記載されたマルチウエイカーのための案内装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも前記横桁(22)と該横桁に
    取り付けられて軌道走行を可能にする機構としての前記
    ガイドローラ(20)とを備え、該ガイドローラ(2
    0)はその外側において同心状に配置されたフリクショ
    ンドラム(32)を伴い、該フリクションドラムには、
    車両(10)の駆動輪(14)から予め決められた動力
    が伝達されるようになっていることを特徴とする請求項
    1ないし請求項7のいずれかに記載されたマルチウエイ
    カーのための案内装置。
  9. 【請求項9】 前記案内装置の重心を車輪(14)の車
    軸の下方に位置させるようにしたことを特徴とする請求
    項1ないし請求項8のいずれかに記載されたマルチウエ
    イカーのための案内装置。
  10. 【請求項10】 前記横桁(22)と結合された回転ア
    ーム(28)によって、車輪(14)の車軸が存在する
    領域における車体(10)の側に配置された回転軸を中
    心にして、案内装置が退避位置から少なくとも動作位置
    へ変位可能となっていることを特徴とする請求項1ない
    し請求項9のいずれかに記載されたマルチウエイカーの
    ための案内装置。
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