JPH09109480A - 出力装置 - Google Patents

出力装置

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JPH09109480A
JPH09109480A JP7272186A JP27218695A JPH09109480A JP H09109480 A JPH09109480 A JP H09109480A JP 7272186 A JP7272186 A JP 7272186A JP 27218695 A JP27218695 A JP 27218695A JP H09109480 A JPH09109480 A JP H09109480A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、既に入力された入力データあるい
はこの入力データから生成された展開データを有効に利
用することにより、出力効率が良く処理能力の高い出力
装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 データ入力手段31で新たに入力された
入力データがデータ保持手段35に保持されている入力
データあるいは展開データと同一の内容であるとデータ
識別手段34が識別すると、画像出力手段33がデータ
再利用手段37の指示に従って、前記新たに入力された
入力データに対する出力を前記データ保持手段35に保
持されている入力データあるいは展開データを用いて行
うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、デジタル
複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置、またはデジ
タル画像データを取り扱う画像処理装置を統合したいわ
ゆる複合機のように、可視画像の出力を行う出力装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、可視画像の出力を行う出力装置と
しては、例えばパーソナルコンピュータ等の上位装置に
接続されるプリンタ装置が知られている。プリンタ装置
は、上位装置から可視画像を出力するための画像データ
(例えばコードデータ)が送信されると、その画像デー
タを受け取ってバッファメモリ等に一時的に格納すると
ともに、格納された画像データに画像展開を行って展開
データ(例えばビットマップデータ)を生成し、その展
開データを可視画像として記録媒体上に出力するように
なっている。
【0003】ただし、このようなプリンタ装置では、同
じ可視画像を複数部数出力する場合に、出力する部数と
同じ回数だけ上位装置からの画像データの送信及びプリ
ンタ装置での画像展開を行う必要がある。そのために、
例えば特開平5−38865号公報には、画像データに
ページ単位でインデックスを付加して記憶することによ
り、画像データをページ順に揃えた状態で繰り返し出力
することができる装置が開示されている。これにより、
同じ可視画像を複数部数出力するような場合であって
も、1度の画像データの送信及び画像展開で複数部数の
出力を行うことが可能となり、可視画像が効率良く出力
できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平5−
38865号公報に開示された装置においては、複数部
数を連続して出力するような場合であれば、可視画像を
効率良く出力することができるが、画像データが別々に
入力された場合には対応することができない。例えば、
出力中の可視画像と同じ可視画像を出力するための画像
データ、またはバッファメモリ等に一時的に格納されて
いる画像データと同一の画像データが新たに入力される
と、この新たな画像データと既に入力されている画像デ
ータとが同一であるか否か識別できないので、前記新た
な画像データの送信及び画像展開を再び行わなければな
らず、結果として可視画像出力の効率が悪くなってしま
う。また、これに伴い、新たな画像データの送信及び画
像展開等で出力装置が占有される時間が長くなるので、
この出力装置の処理能力(スループット)の低下を招い
てしまう。
【0005】そこで、本発明は、既に入力された画像デ
ータあるいはこの画像データから画像展開によって生成
された展開データを有効に利用することにより、出力効
率が良く処理能力の高い出力装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出されたもので、請求項1記載の出力装
置は、ビットマップ状に展開された展開データを可視画
像として出力する画像出力手段と、前記展開データある
いはこの展開データを生成するための画像データが入力
されるデータ入力手段と、前記データ入力手段により入
力された入力データの内容を識別するデータ識別手段
と、前記データ入力手段により入力された入力データあ
るいはこの入力データから生成された展開データを保持
するデータ保持手段と、前記データ入力手段で新たに入
力された入力データの内容が前記データ保持手段に保持
されている入力データの内容あるいは前記データ保持手
段に保持されている展開データを生成する基となった入
力データの内容と同一であると前記データ識別手段が識
別すると、前記新たに入力された入力データに対する出
力を前記データ保持手段に保持されている入力データあ
るいは展開データを用いて行うように前記画像出力手段
に指示するデータ再利用手段とを備えてなることを特徴
とする。
【0007】上記構成の出力装置によれば、データ入力
手段により入力データが入力された場合に、その入力デ
ータの内容がデータ保持手段に保持されている入力デー
タの内容、あるいはデータ保持手段に保持されている展
開データを生成する基となった入力データの内容と同一
であるとデータ識別手段が識別すれば、データ再利用手
段では、前記入力データに対する出力を前記データ保持
手段に保持されている入力データあるいは展開データを
用いて行うように画像出力手段に指示する。これによ
り、画像出力手段では、データ入力手段で別々に入力さ
れた入力データであっても、これらの入力データの内容
が同一であり、かつ、先に入力された入力データあるい
はこの入力データから生成された展開データが前記デー
タ保持手段に保持されてれば、後から入力された入力デ
ータに対する出力をデータ保持手段に保持されている入
力データあるいは展開データを用いて行う。したがっ
て、この出力装置では、前記後から入力された入力デー
タに対して、例えば画像データから展開データの生成の
ように可視画像として出力するために必要な処理を行う
必要がない。
【0008】また、本発明の出力装置は、請求項2に記
載したように、前記データ入力手段が上位装置に接続さ
れ、この上位装置から送信された入力データを受け取る
ことによりこの入力データの入力を行うものであるとと
もに、前記上位装置から入力データの内容を示す識別信
号のみが送信された場合に、この識別信号に対応する入
力データあるいはこの入力データから生成された展開デ
ータが前記データ保持手段に保持されているか否かを判
断し、保持されていればその入力データあるいは展開デ
ータを利用して出力を行うように前記データ再利用手段
に指示を与えるデータ管理手段と、このデータ管理手段
が前記識別信号に対応する入力データあるいは展開デー
タが前記データ保持手段に保持されていないと判断する
と、前記上位装置に対して前記識別信号に対応する入力
データを前記データ入力手段へ送信するように要求する
送信要求手段とが設けられたものであってもよい。
【0009】このように構成すると、この出力装置で
は、上位装置から入力データの内容を示す識別信号のみ
が送信された場合であっても、この識別信号に対応する
入力データあるいは展開データがデータ保持手段に保持
されていれば、データ管理手段がその入力データあるい
は展開データを利用して出力を行うようにデータ再利用
手段に指示を与える。また、データ保持手段に保持され
ていなければ、送信要求手段が上位装置に対して前記識
別信号に対応する入力データの送信を要求する。したが
って、この出力装置では、データ保持手段に保持されて
いる入力データあるいは展開データについては、これら
の内容を示す識別信号を入力するだけで可視画像の出力
を行うことが可能となる。
【0010】さらに、本発明の出力装置は、請求項3に
記載したように、前記データ保持手段が入力データある
いは該入力データから生成された展開データを保持して
おく期間を設定する保持期間設定手段が設けられたもの
であってもよい。
【0011】この場合に、データ保持手段に保持される
入力データあるいは展開データは、保持期間設定手段に
よってその保持期間が設定される。よって、データ保持
手段の保持領域を有効に活用することが可能となる。
【0012】また、請求項4記載の出力装置は、ビット
マップ状に展開された展開データを可視画像として出力
するものであって、上位装置に接続され、かつ、この上
位装置から前記可視画像を出力するための入力データと
して前記展開データあるいはこの展開データを生成する
ための画像データが送信されると、送信された入力デー
タを受け取ることによってこの入力データの入力を行う
データ入力手段と、前記データ入力手段に入力される入
力データの内容を識別するデータ識別手段と、前記デー
タ入力手段に入力された入力データあるいはこの入力デ
ータから生成された展開データを保持するデータ保持手
段と、前記データ入力手段で新たに入力された入力デー
タの内容が前記データ保持手段に保持されている入力デ
ータの内容あるいは前記データ保持手段に保持されてい
る展開データを生成する基となった入力データの内容と
同一であると前記データ識別手段が識別すると、前記新
たに入力された入力データを送信した上位装置に対して
この入力データと同一の入力データあるいは展開データ
が既に前記データ保持手段に保持されていることを通知
する保持データ通知手段とを備えてなることを特徴とす
る。
【0013】上記構成の出力装置によれば、上位装置か
らデータ入力手段に入力データが送信された場合に、そ
の入力データの内容がデータ保持手段に保持されている
入力データの内容、あるいはデータ保持手段に保持され
ている展開データを生成する基となった入力データの内
容と同一であるとデータ識別手段が識別すれば、保持デ
ータ通知手段では、前記上位装置に対して送信された入
力データと同一の入力データあるいは展開データが既に
前記データ保持手段に保持されていることを通知する。
したがって、この出力装置では、例えば複数の上位装置
から同一の入力データが別々に送信された場合に、この
入力データを後から送信した上位装置に対して、既に同
一の入力データが送信されていること通知するので、既
に入力されている入力データについては新たな出力を行
わないという指示があれば、同一の入力データを何度も
出力することを防止することが可能となる。
【0014】また、請求項5記載の出力装置は、ビット
マップ状に展開された展開データを可視画像として出力
する画像出力手段と、上位装置に接続され、かつ、この
上位装置から前記可視画像を出力するための入力データ
として前記展開データあるいはこの展開データを生成す
るための画像データが送信されると、送信された入力デ
ータを受け取ることによってこの入力データの入力を行
うデータ入力手段と、前記データ入力手段に入力される
入力データの内容を識別するデータ識別手段と、前記画
像出力手段で既に前記可視画像としての出力が終了した
入力データの内容を出力履歴情報として記憶する出力履
歴管理手段と、前記データ入力手段で新たに入力された
入力データの内容が前記出力履歴管理手段に記憶されて
いる出力履歴情報と同一であると前記データ識別手段が
識別すると、前記新たに入力された入力データを送信し
た上位装置に対して既にこの入力データの出力が実行さ
れていることを通知する既出力通知手段とを備えてなる
ことを特徴とする。
【0015】上記構成の出力装置によれば、上位装置か
らデータ入力手段に入力データが送信された場合に、そ
の入力データの内容が出力履歴管理手段に記憶されてい
る出力履歴情報と同一であるとデータ識別手段が識別す
れば、既出力通知手段では、前記上位装置に対して送信
された入力データの出力が既に実行されていることを通
知する。したがって、この出力装置では、例えば上位装
置から既に出力が実行されている入力データについては
新たな出力を行わないという指示があれば、同一の入力
データを何度も出力することを防止することが可能とな
る。
【0016】さらに、本発明の出力装置は、請求項6に
記載したように、前記出力履歴管理手段が出力履歴情報
を記憶しておく期間を設定する記憶期間設定手段が設け
られたものであってもよい。
【0017】この場合に、出力履歴管理手段に記憶され
る出力履歴情報は、記憶期間設定手段によってその記憶
期間が設定される。よって、出力履歴管理手段の記憶領
域を有効に活用することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係わ
る出力装置について説明する。ただし、ここでは、可視
画像を記録媒体に出力するプリンタ装置に本発明を適用
した場合について説明する。図1は、本発明に係わる出
力装置の機能構成を示すブロック図であり、また、図2
は、この出力装置1のハード構成を示すブロック図であ
る。
【0019】図2に示すように、本実施の形態における
出力装置1は、ホストコンピュータ2にネットワーク3
を介して接続されているものである。なお、ネットワー
ク3上には、複数のホストコンピュータ2が接続されて
いてもよい。ホストコンピュータ2は、例えばパーソナ
ルコンピュータからなるもので、CRT(Cathode Ray
Tube)とキーボードとを備えるものである。また、ホス
トコンピュータ2は、可視画像として出力するための入
力データとして、例えばコードデータからなる画像デー
タが操作者によって入力されるものであり、この画像デ
ータを出力装置1に対する出力要求(以下、ジョブと称
す)として、この出力装置1へ送信するものである。た
だし、このホストコンピュータ2では、画像データを出
力装置1へ送信する際に、この画像データの内容を示す
識別信号としての識別コードをこの画像データに付加し
て送信するようになっている。
【0020】識別コードは、図3に示すように、例えば
ホストコンピュータ2で画像データとして文書51が入
力される際に、操作者がCRT画面上の識別コードエリ
ア52を参照して、前記文書51と共に入力するもので
ある。識別コードエリア52では、識別コードとして、
文書51のタイトル(TITLE)と、作成時刻を示すタイ
ム(TIME)と、作成者名と、作成されたホストコンピュ
ータ2を示す作成マシン番号と、送信先を示すメールア
ドレスと、出力装置1で後述する展開データを保持する
か否かを指示する情報と、保持する場合の保持期間を指
示する情報と、後述する出力履歴情報に文書51と同一
の文書があった場合に前記文書51を出力するか否かを
指示する情報等が入力されるようになっている。すなわ
ち、識別コードは、文書51(画像データ)の内容及び
属性を示す情報である。
【0021】なお、ホストコンピュータ2では、入力さ
れた文書51を出力装置1ではなく、ネットワーク3上
の他のホストコンピュータに配信する場合であっても、
その文書51に識別コードを付加するようになってい
る。このとき、配信された側で文書51の変更が行わな
ければ、識別コードも変更されることがない。また、識
別コード付加の形態は、出力装置1や他のホストコンピ
ュータへの配信時にフィルタによって付加できるように
した場合であっても、同様に作用可能である。さらに、
このホストコンピュータ2は、操作者による指示に従っ
て出力装置1に対して、文書51を送信せずにこの文書
51の内容を示す識別コードのみを送信する機能を有し
ている。また、出力装置1から送信された電子メール等
をCRT画面上に表示して、操作者に通知する機能も有
している。
【0022】一方、図2において、出力装置1は、ホス
トコンピュータ2からのジョブに応じて可視画像を記録
用紙に出力するものであり、ユーザインターフェース部
(以下、UIと称す)11と、データメモリ12と、画
像出力部(Image Output Terminal ;以下、IOTと称
す)13と、画像処理部(Electronic Sub-System ;以
下、ESSと称す)20とを備えて構成されたものであ
る。
【0023】UI11は、例えば操作パネルからなるも
ので、操作者による操作によって画像データを出力する
際の設定等を行うためのものであり、特にこの出力装置
1における初期設定値(ディフォルト値)を設定するも
のである。データメモリ12は、例えばハードディスク
からなる大容量のデータ蓄積用メモリで、ESS20に
入力された出力待ち状態である画像データや、このES
S20で生成された展開データや、後述する出力履歴情
報としての識別コード等を保持するものである。IOT
13は、例えばプリンタエンジンからなるもので、ES
S20で生成された展開データを可視画像として記録媒
体に出力するものである。
【0024】ESS20は、例えばマイクロプロセッサ
からなるもので、ホストコンピュータ2から送信された
画像データに対して、IOT13での出力に必要となる
画像処理を行うものである。このESS20は、NET
インターフェース(以下、インターフェースをI/Fと
略す)21と、ページバッファ22と、画像展開制御部
(以下、画像展開CONTと称す)23と、ディスク制御部
(以下、ディスクCONTと称す)24と、ジョブ管理制御
部(以下、ジョブ管理CONTと称す)25と、識別コード
制御部(以下、識別コードCONTと称す)26と、IOT
−I/F27と、電子メール制御部(以下、電子メール
CONTと称す)28と、タイマー装置(以下、TIMER と称
す)29と、主制御部(System Controller ;以下、SY
S-CONTと称す)30と、これらの各部を接続するバス2
0aとから構成されているものである。
【0025】NET−I/F21は、ホストコンピュー
タ2とESS20との間の通信を行うためのものであ
り、さらには、ホストコンピュータ2からの画像データ
及び識別コードの受け取るものである。ページバッファ
22は、NET−I/F21で受け取った画像データを
一時的に保持するものである。画像展開CONT23は、ペ
ージバッファ22あるいはデータメモリ12に保持され
たコードデータからなる画像データに画像展開を行っ
て、この画像データよりビットマップデータからなる展
開データを生成するものである。
【0026】ディスクCONT24は、データメモリ12に
保持されているデータの制御を行うものであり、さらに
は、このデータメモリ12にどのようなデータが保持さ
れているか等を管理するものである。例えば、ディスク
CONT24では、画像展開CONT23が生成した展開データ
をデータメモリ12に保持する際に、この展開データを
生成する基となった画像データの内容及び属性を示す識
別コードを、ディスクCONT24が有する展開データ管理
テーブルに登録することにより、どのような展開データ
が保持されているかを管理するようになっている。
【0027】ジョブ管理CONT25は、ホストコンピュー
タ2からのジョブのスケジュール管理を行うものであ
る。例えば、NET−I/F21で複数の画像データを
受け取ると、IOT13や画像展開CONT23でこれらの
画像データを同時に処理することができないので、ジョ
ブ管理CONT25では、処理待ち状態となる画像データを
ページバッファ22から取り出してデータメモリ12に
保持させるようになっている。このとき、ジョブ管理CO
NT25では、処理待ち状態の画像データの内容及び属性
を示す識別コードを、このジョブ管理CONT25が有し処
理待ち行列として機能するジョブ管理テーブルに登録す
ることにより、処理待ち状態の画像データを管理するよ
うになっている。なお、このジョブ管理テーブルには、
識別コードの他にホストコンピュータ2あるいはUI1
1で指定される出力部数等のように画像データの出力形
態を示す情報も登録されるようになっている。
【0028】識別コードCONT26は、図4に示すよう
に、識別コード認識部26aと、識別コード解析・抽出
部26bと、識別コード比較部26cと、制御/判断部
26dと、制御要求部26eとを備えているものであ
る。そして、NET−I/F21で受け取った画像デー
タ及び識別コードに対して、識別コード認識部26aで
前記識別コード及びその属性の認識を行い、識別コード
解析・抽出部26bでその識別コードの内容、例えば文
書51のタイトルや展開データを保持するか否かを指示
する情報等を解析・抽出するようになっている。さら
に、解析・抽出した結果とジョブ管理テーブルあるいは
展開データ管理テーブルに登録された識別コードとを識
別コード比較部26cで比較し、一致しているか否かを
制御/判断部26dで判別し、一致している場合には制
御要求部26eがジョブ管理CONT25に対して必要に応
じた処理を要求するようになっている。なお、識別コー
ドCONT26において、上述した各部はプログラムの実行
により形成されるものであってもハード的に形成された
ものであっても構わない。
【0029】また図2において、IOT−I/F27
は、画像展開CONT23で生成された展開データをIOT
13へ送出するものである。電子メールCONT28は、出
力装置1側からホストコンピュータ2側へ送信する電子
メールを制御するものである。TIMER 29は、時間の経
過を計測するものである。SYS-CONT30は、ESS20
全体、すなわち上述した各部の制御を行うものである。
【0030】このようなハード構成の出力装置1では、
ホストコンピュータ2からのジョブに対して、図1に示
すような機能ブロックに基づく構成によって、可視画像
の出力を行うようになっている。すなわち、この出力装
置1は、データ入力手段31と、画像展開手段32と、
画像出力手段33と、データ識別手段34と、データ保
持手段35と、保持期間設定手段36と、データ再利用
手段37と、データ管理手段38と、送信要求手段39
と、保持データ通知手段40と、出力履歴管理手段41
と、既出力通知手段42と、記憶期間設定手段43とし
ての機能を備えているものである。
【0031】データ入力手段31は、NET−I/F2
1での処理実行により形成されるものであり、上位装
置、すなわちホストコンピュータ2からの画像データ及
び識別コードを受け取ることによって、前記画像データ
を入力データとして出力装置1に入力するものである。
画像展開手段32は、画像展開CONT23での処理実行に
より形成されるものであり、データ入力手段31で入力
された画像データから展開データを生成するものであ
る。画像出力手段33は、IOT13での処理実行によ
り形成されるものであり、画像展開手段32で生成され
た展開データを可視画像として記録媒体に出力するもの
である。
【0032】データ識別手段34は、識別コードCONT2
6での処理実行により形成されるものであり、識別コー
ドの認識及び判別を行うことにより、データ入力手段3
1に入力された画像データの内容を識別するものであ
る。データ保持手段35は、ページバッファ22とデー
タメモリ12とのいずれか一方または両方での処理実行
により形成されるものであり、データ入力手段31に入
力された画像データあるいは画像展開手段32で生成さ
れた展開データを保持するものである。ただし、データ
保持手段35では、データ識別手段34での識別コード
の認識結果に基づいて、画像展開手段32で生成された
展開データを保持するか否かを決定するようになってい
る。
【0033】保持期間設定手段36は、ディスクCONT2
4及びTIMER 29での処理実行により形成されるもので
あり、識別コードCONT26での認識結果またはUI11
での設定を基に、データ保持手段35が画像データある
いは展開データを保持しておく期間を設定するものであ
る。ただし、保持期間設定手段36で設定された期間
は、TIMER 29で計測される経過時間によって管理され
るようになっている。データ再利用手段37は、ジョブ
管理CONT25での処理実行により形成されるものであ
り、データ入力手段31に画像データ及び識別コードが
別々に入力された際に、データ識別手段34がこれらの
識別コードが同一であると識別するとともに、先に入力
された画像データあるいはこの画像データから生成され
た展開データをデータ保持手段35が保持していれば、
後から入力された画像データに対する出力を入力された
画像データではなく、データ保持手段35に保持されて
いる画像データあるいは展開データを用いて行うように
制御するものである。
【0034】データ管理手段38は、識別コードCONT2
6での処理実行により形成されるものであり、ホストコ
ンピュータ2から識別コードのみが送信された場合に、
この識別コードに対応する画像データあるいは展開デー
タがデータ保持手段35に保持されているか否かを判断
し、保持されていればその画像データあるいは展開デー
タを利用してホストコンピュータ2からの識別コードに
対する出力を行うようにデータ再利用手段37に要求す
るものである。送信要求手段39は、電子メールCONT2
8での処理実行により形成されるものであり、データ管
理手段38で識別コードに対応する画像データあるいは
展開データをデータ保持手段35が保持していないと判
断すると、ホストコンピュータ2に対して前記識別コー
ドに対応する画像データの送信要求を通知するものであ
る。
【0035】保持データ通知手段40は、電子メールCO
NT28での処理実行により形成されるものであり、デー
タ入力手段31に画像データ及び識別コードが別々に入
力された際に、データ識別手段34がこれらの識別コー
ドが同一であると識別するとともに、先に入力された画
像データあるいはこの画像データから生成された展開デ
ータをデータ保持手段35が保持していれば、後から入
力された画像データを送信したホストコンピュータ2に
対して、送信された画像データと同一の画像データある
いはこの画像データから生成された展開データが既にデ
ータ保持手段35に保持されていることを通知するもの
である。
【0036】出力履歴管理手段41は、データメモリ1
2での処理実行により形成されるものであり、画像出力
手段33で既に可視画像としての出力が終了した画像デ
ータの内容、すなわちこの画像データに対応する識別コ
ードを出力履歴情報として記憶するものである。既出力
通知手段42は、電子メールCONT28での処理実行によ
り形成されるものであり、データ入力手段31で入力さ
れた識別コードと出力履歴管理手段41に記憶されてい
る出力履歴情報とが一致するとデータ識別手段が識別す
ると、その入力された画像データを送信したホストコン
ピュータ2に対して既にこの画像データの出力が実行さ
れていることを通知するものである。記憶期間設定手段
43は、ディスクCONT24及びTIMER 29での処理実行
により形成されるものであり、UI11での設定を基
に、出力履歴管理手段41が出力履歴情報を記憶してお
く期間を設定するものである。ただし、この記憶期間設
定手段43で設定された期間は、TIMER 29で計測され
る経過時間によって管理されるようになっている。
【0037】次に、以上のように構成された出力装置1
において、ホストコンピュータ2から送信された画像デ
ータをNET−I/F21で受け取ってIOT13で出
力する場合の動作例を第1の動作例として図5のフロー
チャートを参照して説明する。なお、これは、請求項1
及び請求項3に記載の発明に係わる説明である。
【0038】ホストコンピュータ2からの画像データの
出力要求があると、NET−I/F21は、そのホスト
コンピュータ2から画像データ及び識別コードを受け取
る(ステップ101、以下ステップをSと略す)。NE
T−I/F21が画像データ及び識別コードを受け取る
と、ページバッファ22は受け取った画像データを一時
的に保持するとともに、識別コードCONT26は受け取っ
た識別コードに対する認識を行う(S102)。そし
て、識別コードCONT26では、受け取った識別コードと
ジョブ管理CONT25のジョブ管理テーブルに登録されて
いる識別コードとを比較し(S103)、これらの識別
コードが互いに一致するか否かを判別する(S10
4)。
【0039】ジョブ管理テーブルに一致する識別コード
が登録されていれば、出力待ち状態である画像データの
中にページバッファ22内の画像データと同一のものが
あるので、ジョブ管理CONT25では、ホストコンピュー
タ2あるいはUI11で指定されたページバッファ22
内の画像データの出力部数nを認識し(S105)、そ
の出力部数nの分だけ前記一致する識別コードに対応す
る出力部数を増加させるように、ジョブ管理テーブルの
登録内容を更新する(S106)。ジョブ管理CONT25
がジョブ管理テーブルの登録内容を更新すると、続いて
電子メールCONT28では、その旨を送信元のホストコン
ピュータ2へ電子メールで通知する(S107)。さら
に、ページバッファ22は、格納している画像データを
破棄する(S108)。
【0040】一方、ジョブ管理テーブルに一致する識別
コードが登録されていなければ、続いて識別コードCONT
26は、NET−I/F21で受け取った識別コードと
ディスクCONT24の展開データ管理テーブルに登録され
ている識別コードと比較し(S109)、これらの識別
コードが互いに一致するか否かを判別する(S11
0)。展開データ管理テーブルに一致する識別コードが
登録されていれば、データメモリ12に保持されている
展開データの中にページバッファ22内の画像データか
ら生成された展開データと同一のものがあるので、ジョ
ブ管理CONT25では、NET−I/F21で受け取った
識別コードをジョブ管理テーブルに登録するとともに、
この識別コードに対応する画像データの出力を行う際
に、データメモリ12に保持されている展開データを利
用するようにジョブ管理テーブルに設定する(S11
1)。さらに、ページバッファ22は、格納している画
像データを破棄する(S108)。
【0041】また、ジョブ管理テーブルにも展開データ
管理テーブルにも一致する識別コードが登録されていな
ければ、ジョブ管理CONT25は、NET−I/F21で
受け取った識別コードをジョブ管理テーブルに登録する
(S112)。ここで、例えばIOT13が出力処理中
であると、ページバッファ22に格納されている画像デ
ータは出力待ち状態となってしまうので、ジョブ管理CO
NT25では、ページバッファ22内の画像データを取り
出してデータメモリ12に保持させる。
【0042】IOT13での出力が可能な状態となれ
ば、ジョブ管理CONT25は、ジョブ管理テーブルに登録
された識別コードを所定の順で取り出し、その識別コー
ドに対応する画像データをページバッファ22あるいは
データメモリ12から取り出して画像展開CONT23へ送
出する。そして、画像展開CONT23は、その画像データ
に画像展開を行って展開データを生成し、さらにIOT
13は、その展開データを記録媒体上に出力する。
【0043】ここで、画像展開CONT23が展開データを
生成すると、データメモリ12は、その展開データを保
持する。ただし、展開データには、再び可視画像として
出力する可能性の極めて高いものと、そうでないものと
が存在する。よって、データメモリ12では、画像展開
CONT23で生成された展開データを全てデータメモリ1
2に保持するのではなく、識別コードCONT26における
展開データを保持するか否かの判別結果に従って(S1
13)、展開データ保持が指示されている場合にだけ展
開データを保持する(S114)。これにより、再度可
視画像の出力に利用される可能性の高い展開データだけ
を保持しておくことができ、データメモリ12の記憶容
量を有効に活用することができる。
【0044】また、データメモリ12が展開データを保
持するのと同時に、ディスクCONT24では、この展開デ
ータを生成する基となった画像データの内容及び属性を
示す識別コードを展開データ管理テーブルに登録する。
さらに、ディスクCONT24では、識別コードCONT26に
おける展開データの保持期間を指示する情報の判別結果
に従って(S115)、保持期間が指示されていれば展
開データ管理テーブルにその保持期間を登録する(S1
16)。また、識別コードに展開データの保持期間が指
示されていなければ、ディスクCONT24では、ディフォ
ルト値として予めUI11で設定された保持期間を展開
データ管理テーブルに登録する(S117)。これによ
り、データメモリ12に保持された展開データは、TIME
R 29において展開データ管理テーブルに登録された保
持期間(例えば、1週間)が経過したことが計測される
と、ディスクCONT24によって自動的に破棄される。
【0045】以上のように、この出力装置1では、NE
T−I/F21で画像データと共に受け取った識別コー
ドが、識別コードCONT26によってジョブ管理テーブル
あるいは展開データ管理テーブルに登録された識別コー
ドと同一であると識別されると、ジョブ管理CONT25で
は、前記識別コードに対する出力を既にページバッファ
22あるいはデータメモリ12に保持されている画像デ
ータあるいは展開データを用いて行うようにジョブのス
ケジュール管理を行う。これにより、別々に入力された
画像データであっても、これらの内容、すなわち識別コ
ードが同一であり、かつ、先に入力された画像データあ
るいはこの画像データから生成された展開データが保持
されていれば、後から入力された画像データに対する出
力は、既に保持されている画像データあるいは展開デー
タを用いて行われる。
【0046】したがって、この出力装置1では、同一の
画像データが別々に入力された場合であっても、後から
入力された画像データに対して、画像展開CONT23での
画像展開や画像データ及び展開データの転送等のよう
に、この画像データを可視画像として出力するために必
要な処理を行う必要がない。さらに、後から入力された
画像データに対する処理を行う必要がないので、画像展
開CONT23での画像展開等によって長い時間装置が占有
されることがない。よって、この出力装置1では、従来
に比べて可視画像を出力する出力効率が良くなり、か
つ、スループットの向上を実現することができる。
【0047】また、この出力装置1では、識別コードCO
NT26での判別結果またはUI11での設定結果に従っ
て、ディスクCONT24及びTIMER 29が展開データの保
持期間を管理するようになっている。これは、通常、同
一の画像データを出力する可能性は一定の期間の内に限
られていることが多いので、その期間のみ展開データを
データメモリ12に保持しておくことにより、このデー
タメモリ12の記憶容量を有効に活用することができ
る。
【0048】次に、上述のように構成された出力装置1
において、ホストコンピュータ2からのジョブとして識
別コードのみが送信された場合の動作例を第2の動作例
として説明する。なお、これは、請求項2に記載の発明
に係わる説明である。ホストコンピュータ2からの識別
コードをNET−I/F21が受け取ると、識別コード
CONT26は、上述した第1の動作例と同様に、その識別
コードに対する認識を行い、これと同一の識別コードが
ジョブ管理テーブルあるいは展開データ管理テーブルに
登録されているか否かを判別する。
【0049】同一の識別コードがジョブ管理テーブルあ
るいは展開データ管理テーブルに登録されていれば、識
別コードCONT26では、ジョブ管理CONT25に対して、
NET−I/F21で受け取った識別コードをジョブ管
理テーブルに登録するとともに、この識別コードに対応
する画像データの出力を行う際に、ページバッファ22
あるいはデータメモリ12に保持されている画像データ
あるいは展開データを用いて行うように要求する。一
方、同一の識別コードがジョブ管理テーブルあるいは展
開データ管理テーブルに登録されていなければ、電子メ
ールCONT28は、NET−I/F21で受け取った識別
コードの送信元のホストコンピュータ2に対して、この
識別コードに対応する画像データを送信するように通知
する。
【0050】以上のように、この出力装置1では、ホス
トコンピュータ2から識別コードのみが送信された場合
であっても、この識別コードに対応する画像データある
いは展開データがページバッファ22あるいはデータメ
モリ12に保持されていれば、識別コードCONT26がそ
の画像データあるいは展開データを利用して出力を行う
ようにジョブ管理CONT25に指示を与える。また、画像
データあるいは展開データが保持されていなければ、電
子メールCONT28がホストコンピュータ2に対して送信
された識別コードに対応する画像データの送信を要求す
る。したがって、この出力装置1では、ページバッファ
22あるいはデータメモリ12に保持されている画像デ
ータあるいは展開データについては、これらの内容を示
す識別コードを入力するだけで可視画像の出力を行うこ
とができるので、ホストコンピュータ2と出力装置1と
の間での画像データの送信やこの画像データに対する処
理を行う必要がなく、結果として出力効率が良くなり、
かつ、スループットの向上を実現することができる。
【0051】次に、ジョブ管理テーブルあるいは展開デ
ータ管理テーブルに登録されている内容を出力要求元で
あるホストコンピュータ2に通知する場合の動作例を第
3の動作例として説明する。なお、これは、請求項4に
記載の発明に係わる説明である。ホストコンピュータ2
からのジョブがあると、識別コードCONT26は、上述し
た第1または第2の動作例と同様に、識別コードに対す
る認識を行い、これと同一の識別コードがジョブ管理テ
ーブルあるいは展開データ管理テーブルに登録されてい
るか否かを判別する。
【0052】同一の識別コードがジョブ管理テーブルあ
るいは展開データ管理テーブルに登録されていれば、電
子メールCONT28は、出力要求があったホストコンピュ
ータ2に対して、前記同一の識別コードが既に登録され
ていることを通知する。すなわち、前記同一の識別コー
ドの送信元アドレスや出力要求ジョブ番号を電子メール
で送信する。なお、この場合に、ジョブ管理CONT25
は、電子メールCONT28による通知と同時に、第1の動
作例で説明した処理を行うものであっても、また、電子
メールCONT28による通知を受けたホストコンピュータ
2からの指示を待って第1の動作例で説明した処理を行
うものであってもよい。
【0053】以上のように、この出力装置1では、ホス
トコンピュータ2からのジョブの出力に必要な画像デー
タあるいは展開データが、ページバッファ22あるいは
データメモリ12に保持されていれば、電子メールCONT
28がその旨を前記ホストコンピュータ2に対して通知
するようになっている。したがって、この出力装置1で
は、例えばネットワーク3上に接続された複数のホスト
コンピュータ2から別々に同一の画像データを出力する
ためのジョブがあると、後からジョブを発行したホスト
コンピュータ2に対して、既に同一の画像データあるい
は展開データが入力されていることを通知する。これに
より、後からジョブを発行したホストコンピュータ2の
操作者は、そのジョブに対する出力を実行する必要があ
るか否か、例えば先のジョブの出力結果を複写機等で複
写するか、または1部出力されていれば十分なものであ
るか等を判断することができる。その結果、前記操作者
が既に入力されている画像データについては新たな出力
を行わないと判断すれば、同一の可視画像を何度も出力
することを防止することができ、出力装置1や記録媒体
等の資源の有効利用が可能となる。
【0054】次に、本実施の形態の出力装置1におい
て、出力履歴情報を活用した場合の動作例を第4の動作
例として図6のフローチャートを参照して説明する。な
お、これは、請求項5及び請求項6に記載の発明に係わ
る説明である。ホストコンピュータ2からのジョブがあ
ると、上述した第1の動作例と同様に、出力装置1で
は、NET−I/F21でそれを受け取り(S20
1)、さらに、ページバッファ22で画像データを一時
的に格納するとともに、識別コードCONT26で識別コー
ドに対する認識を行う(S202)。
【0055】ここで、識別コードCONT26は、受け取っ
た識別コードとデータメモリ12に記憶されている出力
履歴情報とを比較し(S203)、これらが互いに一致
するか否かを判別する(S204)。データメモリ12
に一致する出力履歴情報が記憶されていなければ、上述
した第1の動作例と同様に、この出力装置1では、受け
取った識別コードをジョブ管理テーブルに登録した後
に、画像データの出力を行う(S205)。そして、出
力が終了すると、ジョブ管理テーブルに登録されていた
識別コードを出力終了の時刻と共に、出力履歴情報とし
てデータメモリ12に記憶する(S206)。ただし、
データメモリ12が出力履歴情報を記憶する際に、ディ
スクCONT24では、ディフォルト値として予めUI11
で設定された出力履歴情報の記憶期間を登録するように
なっている。これにより、データメモリ12に記憶され
た出力履歴情報は、TIMER 29において記憶期間(例え
ば、1カ月)が経過したことが計測されると、ディスク
CONT24によって自動的に破棄される。
【0056】また、データメモリ12に一致する出力履
歴情報が保持されていれば、この出力装置1において既
に同一のジョブが実行されているので、電子メールCONT
28では、該当する出力履歴情報をデータメモリ12か
ら取り出して、ジョブの送信元であるホストコンピュー
タ2に電子メールで通知する(S207)。すなわち、
ホストコンピュータ2に既に実行されたジョブの要求元
や出力終了時刻等を通知する。そして、識別コードCONT
26での認識結果に従って、NET−I/F21で受け
取った識別コードに、一致する出力履歴情報があった場
合に画像データを新たに出力しないと指示されていれ
ば、ページバッファ22は、格納している画像データを
破棄する(S208)。
【0057】以上のように、この出力装置1では、ホス
トコンピュータ2からのジョブに対して、このジョブに
より出力する可視画像と同一の可視画像の出力が既に実
行されていることが出力履歴情報としてデータメモリ1
2に保持されていれば、電子メールCONT28がその旨を
前記ホストコンピュータ2に対して通知するようになっ
ている。したがって、この出力装置1では、例えば既に
出力されている可視画像を複写機等で複写するか、また
は1部出力されていれば十分なものであるか等の理由に
より、ホストコンピュータ2で既に出力が実行されてい
るものについては新たな出力を行わないと設定されてい
れば、同一の可視画像を何度も出力することを防止する
ことができ、出力装置1や記録媒体等の資源の有効利用
が可能となる。
【0058】また、この出力装置1では、UI11での
設定結果に従って、ディスクCONT24及びTIMER 29が
出力履歴情報の記憶期間を管理するようになっている。
これは、通常、同一の画像データを出力する可能性は一
定の期間の内に限られていることが多いので、その期間
のみ出力履歴情報をデータメモリ12に記憶しておくこ
とにより、このデータメモリ12の記憶容量を有効に活
用することができる。
【0059】なお、本実施の形態では、ホストコンピュ
ータ2が画像データを送信する際に識別コードを付加す
るとともに、識別コードCONT26がその識別コードに対
する認識及び判別を行うことにより、送信された画像デ
ータの内容を識別する場合について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではない。例えば、ホストコン
ピュータ2が画像データのみを送信するものであり、識
別コードCONT26がその画像データに対するデータ解析
を行うことにより、前記画像データの内容を識別するも
のであっても実施可能であり、さらには、それ以外の方
法を用いて画像データの内容を識別するものであっても
よい。
【0060】また、本実施の形態では、本発明をホスト
コンピュータ2に接続されたプリンタ装置に適用した場
合について説明したが、例えば、デジタル複写機やファ
クシミリ装置等に適用した場合であっても同様の効果を
得ることができる。ただし、デジタル複写機やファクシ
ミリ装置等では、プリンタ装置とは異なり入力データと
してビットマップ状に展開された展開データが入力され
るようになっているので、この展開データのみが新たな
展開データの出力に対して再利用されるようになる。
【0061】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の出力装
置は、データ入力手段で別々に入力された入力データで
あっても、データ識別手段がこれらの入力データの内容
が同一であると識別し、かつ、先に入力された入力デー
タあるいはこの入力データから生成された展開データが
前記データ保持手段に保持されていれば、データ再利用
手段の指示に従って画像出力手段が後から入力された入
力データに対する出力をデータ保持手段に保持されてい
る入力データあるいは展開データを用いて行うようにな
っている。したがって、この出力装置では、同一の入力
データが別々に入力された場合であっても、後から入力
された入力データに対して、例えば画像展開等の処理を
行う必要がなく、またこの処理によって長い時間装置が
占有されることもない。よって、この出力装置では、従
来に比べて可視画像を出力する出力効率が良くなり、か
つ、スループットの向上を実現することができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる出力装置の実施の形態の一例
の機能構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の出力装置のハード構成を示すブロック
図である。
【図3】 図1の出力装置と接続するホストコンピュー
タで画像データの入力時の表示画面の具体例を示す説明
図である。
【図4】 図1の出力装置における識別コードCONTの機
能構成を示すブロック図である。
【図5】 図1の出力装置における可視画像の出力の動
作例を示すフローチャートである。
【図6】 図1の出力装置における出力履歴情報の活用
の動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 出力装置 2 ホストコンピュータ(上位装置) 31 データ入力手段 33 画像出力手段 34 データ識別手段 35 データ保持手段 36 保持期間設定手段 37 データ再利用手段 38 データ管理手段 39 送信要求手段 40 保持データ通知手段 41 出力履歴管理手段 42 既出力通知手段 43 記憶期間設定手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビットマップ状に展開された展開データ
    を可視画像として出力する画像出力手段と、 前記展開データあるいは該展開データを生成するための
    画像データが入力されるデータ入力手段と、 前記データ入力手段により入力された入力データの内容
    を識別するデータ識別手段と、 前記データ入力手段により入力された入力データあるい
    は該入力データから生成された展開データを保持するデ
    ータ保持手段と、 前記データ入力手段で新たに入力された入力データの内
    容が前記データ保持手段に保持されている入力データの
    内容あるいは前記データ保持手段に保持されている展開
    データを生成する基となった入力データの内容と同一で
    あると前記データ識別手段が識別すると、前記新たに入
    力された入力データに対する出力を前記データ保持手段
    に保持されている入力データあるいは展開データを用い
    て行うように前記画像出力手段に指示するデータ再利用
    手段とを備えてなることを特徴とする出力装置。
  2. 【請求項2】 前記データ入力手段は、上位装置に接続
    され、該上位装置から送信された入力データを受け取る
    ことにより該入力データの入力を行うものであるととも
    に、 前記上位装置から入力データの内容を示す識別信号のみ
    が送信された場合に、該識別信号に対応する入力データ
    あるいは該入力データから生成された展開データが前記
    データ保持手段に保持されているか否かを判断し、保持
    されていればその入力データあるいは展開データを利用
    して出力を行うように前記データ再利用手段に指示を与
    えるデータ管理手段と、 該データ管理手段が前記識別信号に対応する入力データ
    あるいは展開データが前記データ保持手段に保持されて
    いないと判断すると、前記上位装置に対して前記識別信
    号に対応する入力データを前記データ入力手段へ送信す
    るように要求する送信要求手段とが設けられたことを特
    徴とする請求項1記載の出力装置。
  3. 【請求項3】 前記データ保持手段が入力データあるい
    は該入力データから生成された展開データを保持してお
    く期間を設定する保持期間設定手段が設けられたことを
    特徴とする請求項1または2記載の出力装置。
  4. 【請求項4】 ビットマップ状に展開された展開データ
    を可視画像として出力する出力装置であって、 上位装置に接続され、該上位装置から前記可視画像を出
    力するための入力データとして前記展開データあるいは
    該展開データを生成するための画像データが送信される
    と、送信された入力データを受け取ることによって該入
    力データの入力を行うデータ入力手段と、 前記データ入力手段に入力される入力データの内容を識
    別するデータ識別手段と、 前記データ入力手段に入力された入力データあるいは該
    入力データから生成された展開データを保持するデータ
    保持手段と、 前記データ入力手段で新たに入力された入力データの内
    容が前記データ保持手段に保持されている入力データの
    内容あるいは前記データ保持手段に保持されている展開
    データを生成する基となった入力データの内容と同一で
    あると前記データ識別手段が識別すると、前記新たに入
    力された入力データを送信した上位装置に対して該入力
    データと同一の入力データあるいは展開データが既に前
    記データ保持手段に保持されていることを通知する保持
    データ通知手段とを備えてなることを特徴とする出力装
    置。
  5. 【請求項5】 ビットマップ状に展開された展開データ
    を可視画像として出力する画像出力手段と、 上位装置に接続され、該上位装置から前記可視画像を出
    力するための入力データとして前記展開データあるいは
    該展開データを生成するための画像データが送信される
    と、送信された入力データを受け取ることによって該入
    力データの入力を行うデータ入力手段と、 前記データ入力手段に入力される入力データの内容を識
    別するデータ識別手段と、 前記画像出力手段で既に前記可視画像としての出力が終
    了した入力データの内容を出力履歴情報として記憶する
    出力履歴管理手段と、 前記データ入力手段で新たに入力された入力データの内
    容が前記出力履歴管理手段に記憶されている出力履歴情
    報と同一であると前記データ識別手段が識別すると、前
    記新たに入力された入力データを送信した上位装置に対
    して既に該入力データの出力が実行されていることを通
    知する既出力通知手段とを備えてなることを特徴とする
    出力装置。
  6. 【請求項6】 前記出力履歴管理手段が出力履歴情報を
    記憶しておく期間を設定する記憶期間設定手段が設けら
    れたことを特徴とする請求項5記載の出力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008183886A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2009078570A (ja) * 1998-10-09 2009-04-16 Ricoh Co Ltd プリンタ装置

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