JP2009078570A - プリンタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリント済みのプリントデータの再利用の用途としてデータベース化を容易かつ再利用容易に実現できるプリンタ装置を提供する。
【解決手段】ホスト機とクライアント装置とプリンタ装置とを通信路により双方向通信自在に接続してなるシステム構成下に、プリンタ装置が、ホスト機に送信するプリント済みのプリントデータ10にプリンタ名等のプリンタ出力情報11を付加する情報付加手段を備えることで、プリントしたプリントデータはプリンタ装置からホスト機に送信されてデータベース等としての再利用が可能となるだけでなく、同時に、そのプリントデータにはプリンタ名等のプリンタ出力情報が付加されるので、キーとしての活用ができ、後でキーワード等の情報を付加することなく再利用のための検索等が可能となる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プリンタ装置とクライアント装置とホスト機とを双方向通信自在な通信路により接続されて使用されるプリンタ装置に関する。
一般に、プリンタ分野では、プリントしたプリントデータを再利用する方法として、プリントデータの再印刷の技術が知られている。再印刷を行なわせる理由としては、印刷不良、ジャム、故障時の代替え等のエラーによるもの、印刷不良の修正のためのもの、複数部数の印刷のためのもの、等がある。このような技術に関する提案例は極めて多数あり、例えば、特開平6−55783号公報に示される「プリンタ装置」、特開平9−114616号公報に示される「プリントサブシステム」、特開平9−269879号公報に示される「情報処理装置並びにプリントサーバ装置およびプリントサーバ装置のデータ処理方法…」等がある。
これらの再印刷の技術は、要は、プリントしたプリントデータをプリンタ内又はプリントサーバ内に保持させておき、それを再利用することで再印刷を可能にしている。
特開平6−55783号公報 特開平9−114616号公報 特開平9−269879号公報
ところが、例示した公報を始めとする従来技術では、プリントしたプリントデータをプリンタ内又はプリントサーバ内に保持することにより再印刷若しくは簡単な修正後の再印刷を可能にしているに過ぎず、プリントしたプリントデータを再印字以外の用途に再利用することは困難である。例えば、プリント済みのプリントデータを集めてデータベースを構築しようとする場合、そのデータベースはプリンタ内又はプリントサーバ内に構築する必要があり、大きな制約を受けることとなる。同時に、このようなデータベースを構築しても、データ検索用のキーワードはプリントデータの中身以外から取得することはできず、適正な検索も難しいものとなる。
そこで、本発明は、プリント済みのプリントデータの再利用の用途としてデータベース化を容易かつ再利用容易に実現できるプリンタ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明のプリンタ装置は、クライアント装置及びホスト機に双方向通信自在な通信路により接続されたプリンタ装置であって、プリンタエンジンと、前記クライアント装置から受信したプリントデータをイメージデータに展開するイメージ展開手段と、そのイメージデータを一時格納するフレームバッファと、展開された前記イメージデータを前記ホスト機に転送するデータ転送手段とを備える。従って、プリントデータをイメージデータの形でホスト機に転送させるので、プリントデータの各種用途での再利用が容易に可能となり、この再利用において、例えば再印刷するときにはオリジナルに近いイメージを再現させることができる。
請求項2記載の発明のプリンタ装置は、クライアント装置及びホスト機に双方向通信自在な通信路により接続されたプリンタ装置であって、プリンタエンジンと、前記クライアント装置から受信したプリントデータを一時格納するデータバッファと、そのプリントデータをイメージデータに展開するイメージ展開手段と、そのイメージデータを一時格納するフレームバッファと、受信した前記プリントデータ及び展開された前記イメージデータを前記ホスト機に転送するデータ転送手段とを備える。従って、データとしてイメージデータ及びプリントデータをホスト機に転送させて蓄積させることにより、プリントデータの各種用途での再利用が容易に可能となり、この再利用において、例えば再印刷するときにはオリジナルに近いイメージを再現させることができる上に、OCRを用いることなくテキストデータを抽出することもできる。
請求項3記載の発明のプリンタ装置は、クライアント装置及びホスト機に双方向通信自在な通信路により接続されたプリンタ装置であって、プリンタエンジンと、前記クライアント装置から受信したプリントデータを一時格納するデータバッファと、そのプリントデータからテキストデータを抽出するテキスト抽出手段と、前記プリントデータをイメージデータに展開するイメージ展開手段と、そのイメージデータを一時格納するフレームバッファと、受信した前記プリントデータ、抽出された前記テキストデータ及び展開された前記イメージデータを前記ホスト機に転送するデータ転送手段とを備える。従って、プリントデータからテキストデータを抽出する場合、プリントデータを解釈するためのプログラムが必要となり、プリンタ種類毎にプリントデータの形式が異なるため、対応するプリンタの種類を増やすとそれに対応するプログラムも用意する必要があるが、プリンタ装置自身でテキストデータを抽出することによりホスト機側にプリントデータを解釈するためのプログラムを必要とせず、その負担を軽減させることができる。
請求項4記載の発明のプリンタ装置は、クライアント装置及びホスト機に双方向通信自在な通信路により接続されたプリンタ装置であって、プリンタエンジンと、前記クライアント装置から受信したプリントデータを一時格納するデータバッファと、そのプリントデータをイメージデータに展開するイメージ展開手段と、そのイメージデータを一時格納するフレームバッファと、展開された前記イメージデータに基づきテキストデータを認識する光学的文字認識手段と、受信した前記プリントデータ、展開された前記イメージデータ及び認識された前記テキストデータを前記ホスト機に転送するデータ転送手段とを備える。従って、請求項3記載の発明と同様であるが、プリントデータからテキストデータを抽出する場合にはイメージ中からのテキストデータの抽出は一般に難しいのに対して、光学的文字認識手段を利用することにより、イメージ中のテキストデータの抽出が容易に可能となる。
請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載のプリンタ装置において、前記データ転送手段により転送する転送データの種類が選択自在である。従って、プリントデータ、イメージデータ、テキストデータの全てを転送するとデータ量が多くなるが、その転送データの種類を選択自在とすることにより転送量を減らすことができる。
請求項6記載の発明は、請求項3又は4記載のプリンタ装置において、前記テキストデータからインデックス情報を取り出すインデックス情報抽出手段を備え、前記データ転送手段は、前記テキストデータとしてこのインデックス情報を前記ホスト機に転送する。従って、プリンタ装置自身でインデックス情報を作成することによりデータ転送量を減らすことができるとともに、インデックス情報を作成するためのホスト機側の負担を軽減させることもできる。
請求項7記載の発明は、請求項6記載のプリンタ装置において、前記クライアント装置から取得した情報を前記インデックス情報に付加するクライアント情報付加手段を備える。従って、クライアント装置からの情報もインデックス情報に付加することにより、ホスト機に転送させたデータをより使いやすいものとすることができる。
請求項8記載の発明は、請求項6又は7記載のプリンタ装置において、前記インデックス情報の内容に応じて前記ホスト機へのデータ転送の許否を決定する送信許否決定手段を備える。従って、インデックス情報の内容に応じてデータをホスト機に転送させるか否かを選別するので、データ転送量を減らすことができる。
請求項9記載の発明は、請求項6又は7記載のプリンタ装置において、前記インデックス情報の内容に応じて、前記データ転送手段により転送する転送データの種類が選択自在である。従って、インデックス情報の内容に応じて予め転送するデータの種類を選別するので、より細かい対応の下にデータ転送量を減らすことができる。
請求項10記載の発明は、請求項6又は7記載のプリンタ装置において、前記ホスト機が複数台の場合、前記インデックス情報の内容に応じてデータ転送する前記ホスト機が選択自在である。従って、複数台のホスト機がある場合でも、ユーザの手を煩わせることなく、データ転送すべきホスト機の選択が可能となる。
請求項1記載の発明のプリンタ装置によれば、プリントデータをイメージデータの形でホスト機に転送させて蓄積させるようにしたので、プリントデータの各種用途での再利用が容易に可能となり、この再利用において、例えば再印刷するときにはオリジナルに近いイメージを再現させることができる。
請求項2記載の発明のプリンタ装置によれば、データとしてイメージデータ及びプリントデータをホスト機に転送させて蓄積させるようにしたので、プリントデータの各種用途での再利用が容易に可能となり、この再利用において、例えば再印刷するときにはオリジナルに近いイメージを再現させることができる上に、OCRを用いることなくテキストデータを抽出することもできる。
請求項3記載の発明のプリンタ装置によれば、請求項2記載の発明に加えて、プリンタ装置自身でテキストデータを抽出してホスト機側に転送させるようにしたので、ホスト機側にプリントデータを解釈するためのプログラムを必要とせず、その負担を軽減させることができる。
請求項4記載の発明のプリンタ装置によれば、請求項3記載の発明と同様な効果が得られるが、特に、光学的文字認識手段を利用することにより、イメージ中のテキストデータの抽出が容易に可能となる。
請求項5記載の発明のプリンタ装置によれば、プリントデータ、イメージデータ、テキストデータに関して、その転送データの種類を選択自在としたので、必要に応じて転送量を減らすことができる。
請求項6記載の発明のプリンタ装置によれば、プリンタ装置自身でインデックス情報を作成することによりデータ転送量を減らすことができるとともに、インデックス情報を作成するためのホスト機側の負担を軽減させることもできる。
請求項7記載の発明のプリンタ装置によれば、クライアント装置からの情報もインデックス情報に付加するようにしたので、ホスト機に転送させたデータをより使いやすいものとすることができる。
請求項8記載の発明のプリンタ装置によれば、インデックス情報の内容に応じてデータをホスト機に転送させるか否かを選別するようにしたので、データ転送量を減らすことができる。
請求項9記載の発明のプリンタ装置によれば、インデックス情報の内容に応じて予め転送するデータの種類を選別するので、より細かい対応の下にデータ転送量を減らすことができる。
請求項10記載の発明のプリンタ装置によれば、複数台のホスト機がある場合でも、ユーザの手を煩わせることなく、データ転送すべきホスト機の選択が可能となる。
本発明の第一の実施の形態を示す機能構成例のブロック図である。 付加情報を併せて示すデータの説明図である。 本発明の第二の実施の形態を示す機能構成例のブロック図である。 本発明の第三の実施の形態を示す機能構成例のブロック図である。 付加データリスト例を示す説明図である。 本発明の第四の実施の形態を示すデータ授受のシーケンス図である。 本発明の第五の実施の形態を示すデータ授受のシーケンス図である。 ディスプレイにおけるメニュー表示例を示す説明図である。 作成される付加データ例を示す説明図である。 本発明の第六の実施の形態を示すデータ授受のシーケンス図である。 付加データリスト例を示す説明図である。 本発明の第七の実施の形態を示すデータ授受のシーケンス図である。 本発明の第八の実施の形態を示す機能構成例のブロック図である。 本発明の第九の実施の形態を示す機能構成例のブロック図である。 本発明の第十の実施の形態を示す機能構成例のブロック図である。 他の発明に対応する処理例を示すフローチャートである。 他の発明に対応する処理例を示すフローチャートである。 他の発明に対応する処理例を示すフローチャートである。 他の発明に対応する処理例を示すフローチャートである。
本発明の第一の実施の形態を図1及び図2に基づいて説明する。図1は本実施の形態のプリントシステムの機能構成例を示すブロック図である。プリントシステム1は、プリンタ装置2とクライアント装置3とホスト機4とを通信路5により接続することにより構築されている。ここに、通信路5は双方向通信自在なLAN等により構成されている。クライアント装置3はパーソナルコンピュータ(PC)、ワードプロセッサ(WP)等によるもので、各種制御を受け持つコンピュータ機能を有する他、プリンタ装置2に対して通信路5を介してプリントデータを送信する。このクライアント装置3は適宜台数が通信路5に接続される。ホスト機4はデータベースに用いられるPC等によるもので、各種制御を受け持つコンピュータ機能や比較的大容量のメモリを有する。
プリンタ装置2は、プリントデータに基づき実際にプリント動作を行なう電子写真プロセス等を利用したプリンタエンジン6を備える他、このプリンタエンジン6とクライアント装置3やホスト機4との間でデータの授受、その他を行なう印刷制御部7を備えている。この印刷制御部7はプリントデータ等を一時的に格納するバッファ8や、各種制御を受け持つコンピュータ機能を有する制御手段9とを備えている。ここに、制御手段9が後述するデータ転送手段や情報付加手段や送信許否決定手段の機能を実行する。
このような構成において、クライアント装置3からプリントデータが送信されると、プリンタ装置2では受信したプリントデータを制御手段9によってバッファ8に一旦格納する。バッファ8に格納されたプリントデータは制御手段9によりプリンタエンジン6に送られ、実際のプリントに供される。プリント終了後、制御手段9はプリント済みのプリントデータを通信路5を介してホスト機4に送信する。この動作がデータ転送手段の機能として実行される。このホスト機4へのプリントデータの転送に際して、制御手段9は図2に示すように、プリントデータ10の前にプリンタ名11a、データサイズ11b、出力日時11c等のプリンタ出力情報11を付加したデータ群としてデータ転送を実行する。ここに、制御手段9は情報付加手段としての機能を実行する。ここに、これらの情報中、プリンタ名11aは当該プリンタ装置2の名前であり、例えば、16バイト情報とされ、データサイズ11bはプリントデータ10のサイズであり、例えば、4バイト情報とされ、出力日時11cはプリントを行なった日時であり、例えば、8バイト情報とされている。なお、プリントデータ10をホスト機4へ送信するタイミングは、プリント終了後、又は、終了前の何れでもよく、また、プリントデータ10自身の内容はイメージデータ、Postscript等のPLDデータ等であってもよく、その種類を問わない。
よって、ホスト機4側では、プリント済みのプリントデータ10をデータベース用に受信する際に、再利用のための検索に際してキーとなり得るプリンタ出力情報11が付加された状態で受信するので、プリントデータのデータベース化、その再利用が容易となる。
本発明の第二の実施の形態を図3に基づいて説明する。図1及び図2で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明を省略する(以降の第三ないし第九の実施の形態でも順次同様とする)。本実施の形態のプリントシステム21に用いられるプリンタ装置22では、仮想的な複数のプリンタ名A,B,Cが設定されており、各プリンタ名に対応させて仮想プリンタA用バッファ23と、仮想プリンタB用バッファ24と、仮想プリンタC用バッファ25とがバッファ8に対して選択自在に設けられ、プリンタ切換部26により切換え自在とされている。
このような構成において、クライアント装置3から仮想プリンタA,B,Cの何れかを指定を伴いプリントデータが送信されると、プリンタ装置22では受信したプリントデータを制御手段9によってプリンタ切換部26を切換えることで指定された仮想プリンタ対応のバッファに一旦格納する。例えば、仮想プリンタAが指定された場合であれば、プリンタ切換部26を切換えて仮想プリンタA用バッファ23に一旦格納する。この仮想プリンタA用バッファ23に格納されたプリントデータはバッファ8に一旦格納される。このとき、仮想プリンタAに対応する情報がプリントデータに付加されて格納される。バッファ8に格納されたプリントデータは制御手段9によりプリンタエンジン6に送られ、実際のプリントに供される。このとき、プリントデータに付加された付加情報はプリンタエンジン6には送られず、プリントデータのみが送られる。プリント終了後、制御手段9はバッファ8に格納されているプリント済みのプリントデータを付加情報とともに通信路5を介してホスト機4に送信する。付加情報は図2の場合と同様にプリントデータの先頭に付加される。仮想プリンタBが指定された場合や仮想プリンタCが指定された場合も同様である。この動作がデータ転送手段及び情報付加手段の機能として実行される。
従って、基本的には第一の実施の形態の場合と同様であるが、特に本実施の形態によれば、プリンタ装置22に設定された仮想的なプリンタ名A,B,Cを利用することでキーの選択が可能となる。
本発明の第三の実施の形態を図4及び図5に基づいて説明する。本実施の形態のプリントシステム31のプリンタ装置32では図3に示したプリンタ装置22に対して付加データ取得手段33及び付加データリスト34を備えている。付加データリスト34は、プリントデータに付加するプリンタ出力情報のリストをホスト機4上に予め用意しておき、プリンタ装置32がホスト機4からこのリストを受け取ったものである。この付加データリスト34は、例えば、図5に示すように、各仮想プリンタ名A,B,C毎にコロン:を区切りとしてキーワードが付加されたものである。この付加データリスト34中からの一つのリストの選択は、付加データ取得手段33により選択される。
このような構成において、クライアント装置3から仮想プリンタA,B,Cの何れかを指定を伴いプリントデータが送信されると、プリンタ装置32では受信したプリントデータを制御手段9によってプリンタ切換部26を切換えることで指定された仮想プリンタ対応のバッファに一旦格納する。例えば、仮想プリンタAが指定された場合であれば、プリンタ切換部26を切換えて仮想プリンタA用バッファ23に一旦格納する。この仮想プリンタA用バッファ23に格納されたプリントデータはバッファ8に一旦格納される。このとき、仮想プリンタAに対応する情報が付加データ取得手段33により付加データリスト34中から選択されプリントデータに付加されて格納される。バッファ8に格納されたプリントデータは制御手段9によりプリンタエンジン6に送られ、実際のプリントに供される。このとき、プリントデータに付加された付加情報はプリンタエンジン6には送られず、プリントデータのみが送られる。プリント終了後、制御手段9はバッファ8に格納されているプリント済みのプリントデータを付加情報とともに通信路5を介してホスト機4に送信する。付加情報は図2の場合と同様にプリントデータの先頭に付加される。仮想プリンタBが指定された場合や仮想プリンタCが指定された場合も同様である。この動作がデータ転送手段及び情報付加手段の機能として実行される。
従って、基本的には第二の実施の形態の場合と同様であるが、特に本実施の形態によれば、ホスト機4において付加する付加情報のリストを用意し、プリンタ装置32ではそのリストに基づき付加データリスト34中から付加情報を選択設定するので、ホスト機4とのデータの一貫性の保持が可能な上に、動的にデータを変更することも可能となる。
本発明の第四の実施の形態を図6に基づいて説明する。なお、プリントシステム1としては図1に示したものを用いるものとする。本実施の形態は、概略的には、プリント時に、プリントデータとは別にプリントを行なっているクライアント名やユーザ名などのクライアント情報をプリンタ装置2がクライアント装置3から受取り、そのクライアント情報をプリンタ出力情報としてプリントデータに付加してホスト機4に送信させるようにしたものである。つまり、クライアント装置3から付加情報を伴ってプリントデータをプリンタ装置2に送信するものであり、この場合には、プリンタエンジン6にプリントデータを送る際には付加情報を取り除く必要がある。
このような点を考慮した本実施の形態におけるクライアント装置3、プリンタ装置2、ホスト機4間でのデータ授受のシーケンスを図6を参照して説明する。プリント時には、まず、クライアント装置3においてクライアント名を取得する(処理S1)。そして、取得したクライアント名をクライアント装置3からプリンタ装置2へ送信する(S2)。次に、クライアント装置3においてユーザ名を取得する(S3)。そして、取得したユーザ名をクライアント装置3からプリンタ装置2へ送信する(S4)。さらに、クライアント装置3において時間(現在の時刻)を取得する(S5)。そして、取得した時間をクライアント装置3からプリンタ装置2へ送信する(S6)。これらのクライアント情報の送信後に、プリントデータをクライアント装置3からプリンタ装置2へ送信する(S7)。そして、プリント後に、付加情報を伴ってプリントデータをプリンタ装置2からホスト機4へ送信する(S8)。
従って、基本的には第一の実施の形態の場合と同様であるが、特に本実施の形態によれば、クライアント装置3側でクライアント情報をプリンタ出力情報なる付加情報として設定できるので、プリンタ装置2では得られないクライアント装置3上のデータをキーとして得ることが可能となる。
本発明の第五の実施の形態を図7ないし図9に基づいて説明する。なお、プリントシステム1としては図1に示したものを用いるものとする。本実施の形態は、ホスト機4に送信するプリントデータに付加される付加情報をクライアント装置3において設定するようにしたものである。
本実施の形態におけるクライアント装置3、プリンタ装置2、ホスト機4間でのデータ授受のシーケンスを図7を参照して説明する。プリント時には、まず、クライアント装置3においてそのディスプレイ12上にメニューを表示し(S11)、そのメニューから付加情報を選択し(S12)、選択された付加情報に基づきデータを作成する(S13)。このようにして作成されたデータをクライアント装置3からプリンタ装置2へ送信する(S14)。このデータの送信後に、プリントデータをクライアント装置3からプリンタ装置2へ送信する(S15)。そして、プリント後に、付加情報を伴ってプリントデータをプリンタ装置2からホスト機4へ送信する(S16)。
ここに、図8にディスプレイ12上におけるメニュー13の表示例を示す。メニュー13上の項目は、選択されたものにはチェックマーク14が付く。図9は図8中のメニュー13で選択された項目から作成されたデータ例を示すもので、プリントデータと区別するためにこのデータには、<BIGIN DATA>と<END DATA>とで挟まれたテキストデータとなっている。
従って、基本的には第四の実施の形態の場合と同様であるが、特に本実施の形態によれば、クライアント装置3側で付加情報として設定できるので、クライアント名やユーザ名以外の様々なキーの使用が可能となる。
本発明の第六の実施の形態を図10及び図11に基づいて説明する。なお、プリントシステム1としては図1に示したものを用いるものとする。本実施の形態は、クライアント装置3がプリンタ装置2と通信してリストデータを受け取ることで、クライアント装置3においてそのリストデータ中から、ホスト機4に送信するプリントデータに付加される付加情報を選択設定するようにしたものである。
本実施の形態におけるクライアント装置3、プリンタ装置2、ホスト機4間でのデータ授受のシーケンスを図10を参照して説明する。プリント時には、まず、クライアント装置3がプリンタ装置2と通信を行ない、データリストを要求することでプリンタ装置2から送信されたデータリストを受信する(S21)。このデータリストは図11に示すようなキーの名前と、その種類の組とよりなる。次に、受信したデータリストに従い、クライアント装置3においてそのディスプレイ12上に図8の場合と同様にメニューを表示し(S22)、そのメニューから付加情報を選択し(S23)、選択された付加情報に基づきデータを作成する(S24)。このようにして作成されたデータをクライアント装置3からプリンタ装置2へ送信する(S25)。このデータの送信後に、プリントデータをクライアント装置3からプリンタ装置2へ送信する(S26)。そして、プリント後に、付加情報を伴ってプリントデータをプリンタ装置2からホスト機4へ送信する(S27)。
従って、基本的には第五の実施の形態の場合と同様であるが、特に本実施の形態によれば、プリンタ装置2と通信してデータリストを取得したクライアント装置3側で付加情報として設定できるので、ホスト機4との通信を必要としない。
なお、本実施の形態においては、クライアント装置3から送信された付加すべきプリンタ出力情報の内容に応じて対応するプリントデータ自身をホスト機4へ送信するか否かの許否を決定する送信許否決定手段を制御手段9の機能中に備える構成とすれば、不要なプリントデータを無闇にホスト機4へ送信することがない。即ち、プリントデータを全てホスト機4に送信するとデータ転送量が大きくなってしまうが、その制御が可能となる。
本発明の第七の実施の形態を図12に基づいて説明する。なお、プリントシステム1としては図1に示したものを用いるものとする。本実施の形態は、クライアント装置3がホスト機4と通信してリストデータを受け取ることで、クライアント装置3においてそのリストデータ中から、ホスト機4に送信するプリントデータに付加される付加情報を選択設定するようにしたものである。
本実施の形態におけるクライアント装置3、プリンタ装置2、ホスト機4間でのデータ授受のシーケンスを図12を参照して説明する。プリント時には、まず、クライアント装置3がホスト機4と通信を行ない、データリストを要求することでホスト機4から送信されたデータリストを受信する(S31)。このデータリストは図11に示した場合と同様なキーの名前と、その種類の組とよりなる。次に、受信したデータリストに従い、クライアント装置3においてそのディスプレイ12上に図8の場合と同様にメニューを表示し(S32)、そのメニューから付加情報を選択し(S33)、選択された付加情報に基づきデータを作成する(S34)。このようにして作成されたデータをクライアント装置3からプリンタ装置2へ送信する(S35)。このデータの送信後に、プリントデータをクライアント装置3からプリンタ装置2へ送信する(S36)。そして、プリント後に、付加情報を伴ってプリントデータをプリンタ装置2からホスト機4へ送信する(S37)。
本発明の第八の実施の形態を図13に基づいて説明する。本実施の形態のプリントシステム41では、複数台のホスト機4A,4Bが通信路5に接続されたシステム構成に適用されており、ホスト機4A,4Bの選択を必要とする例である。このため、本実施の形態では、クライアント装置3から送信された付加情報の内容に応じて対応するプリントデータを送信するホスト機4A,4Bを選択するように構成されている。
このような構成において、クライアント装置3からプリントデータが送信されると、プリンタ装置2では受信したプリントデータを制御手段9によってバッファ8に一旦格納する。バッファ8に格納されたプリントデータは制御手段9によりプリンタエンジン6に送られ、実際のプリントに供される。プリント終了後、制御手段9はプリント済みのプリントデータを通信路5を介してホスト機4A又は4Bの何れかに送信する。この動作がデータ転送手段の機能として実行される。このホスト機4A又は4Bへのプリントデータの転送に際して、制御手段9は付加情報を付加してデータ転送を実行する。ここに、制御手段9は情報付加手段としての機能を実行する。ここに、ホスト機4A又は4Bの選択は、クライアント装置3からプリンタ装置2へ送信するプリントデータに直接ホスト機名を付加情報として含ませることにより、或いは、付加情報中の指定した項目等の内容に応じて、制御手段9が自動的に選択する。
従って、システム中にホスト機4A,4Bが複数台存在する場合でも、クライアント装置3側から送信する情報によって自動的にその送信先を切換えることができる。
本発明の第九の実施の形態を図14に基づいて説明する。本実施の形態のプリントシステム51のプリンタ装置52では図13に示したプリンタ装置2に対して選択データ取得手段53及び選択データリスト54を備えている。ここに、各々のホスト機4A,4Bはプリントデータに付加する付加情報のリストを有しており、クライアント装置3から送信された付加情報の内容とホスト機4A,4Bから取得したリスト情報との対比により対応するプリントデータを送信するホスト機4A又は4Bを選択するように構成されている。即ち、選択データリスト54は、プリンタ装置52がホスト機4A,4Bからこのリストを受け取ったものである。この選択データリスト54中からの一つのリストの選択は、送信された付加情報の内容に応じて選択データ取得手段53により選択される。
このような構成において、クライアント装置3からプリントデータが送信されると、プリンタ装置2では受信したプリントデータを制御手段9によってバッファ8に一旦格納する。バッファ8に格納されたプリントデータは制御手段9によりプリンタエンジン6に送られ、実際のプリントに供される。プリント終了後、制御手段9はプリント済みのプリントデータを通信路5を介してホスト機4A又は4Bの何れかに送信する。この動作がデータ転送手段の機能として実行される。このホスト機4A又は4Bへのプリントデータの転送に際して、制御手段9は付加情報を付加してデータ転送を実行する。ここに、制御手段9は情報付加手段としての機能を実行する。ここに、ホスト機4A又は4Bの選択は、クライアント装置3からプリンタ装置2へ送信するプリントデータに付加された付加情報の内容に応じて選択データ取得手段53により選択データリスト54中から選択される。
従って、第八の実施の形態と同様に、システム中にホスト機4A,4Bが複数台存在する場合でも、クライアント装置3側から送信する情報によって自動的にその送信先を切換えることができる上に、動的な制御が可能となる。
本発明の第十の実施の形態を図15ないし図19に基づいて説明する。図15は本実施の形態のプリンタ装置61を含むプリントシステム62の機能構成例を示すブロック図である。
このプリントシステム62は、プリンタ装置61とクライアント装置63とホスト機64とを通信路65により接続することにより構築されている。ここに、通信路65は通信路5の場合と同様に双方向通信自在なLAN等により構成されている。クライアント装置63はクライアント装置3の場合と同様にパーソナルコンピュータ(PC)、ワードプロセッサ(WP)等によるもので、各種制御を受け持つコンピュータ機能を有する他、プリンタ装置61に対して通信路65を介してプリントデータを送信する。このクライアント装置63は適宜台数が通信路65に接続される。ホスト機64はホスト機4の場合と同様にその一例として例えばデータベースに用いられるPC等によるもので(必ずしも、データベースののっているデータベースシステム用のホスト機に限らないが)、各種制御を受け持つコンピュータ機能や比較的大容量のメモリを有する。このホスト機64も必ずしも1台に限らず、複数台であってもよい。
プリンタ装置61は、プリントデータに基づき実際にプリント動作を行なう電子写真プロセス等を利用したプリンタエンジン66を備える他、このプリンタエンジン66とクライアント装置63やホスト機64との間でデータの授受、その他を行なう制御部67を備えている。この他、このプリンタ装置61内には、プリントデータを一時蓄積するデータバッファ68、プリントデータをイメージデータに展開するイメージ展開手段としての描画部69、展開されたイメージデータを蓄積してプリンタエンジン66のプリント動作に供するフレームバッファ70、データバッファ68に格納されたプリントデータからテキストデータを抽出するテキスト抽出手段としてのテキスト抽出部71、フレームバッファ70に格納されたイメージデータからテキストデータを認識する光学的文字認識手段としてのOCR部72、テキスト抽出部71又はOCR部72から得られるテキストデータを格納するテキストバッファ73、クライアント装置63から得られるインデックス情報を格納するインデックス情報抽出手段としてのインデックスバッファ74、及び、テキストバッファ73に格納されたテキストデータからインデックス情報を作成するインデックス作成部75を備えている。これらの構成要素は、常にその全てが必要でなく、後述するように、その目的によっては必須ではない要素も併せて示している。また、制御部67は、後述するデータ転送手段、クライアント情報付加手段、送信許否決定手段等の機能を実行する。
このような構成において、クライアント装置63からプリントデータが送信されると、プリンタ装置61では受信したプリントデータを制御部67によってデータバッファ68に一旦格納する。データバッファ68に格納されたプリントデータは、制御部67による制御の下に、描画部69によりイメージデータに展開され、展開されたイメージデータはフレームバッファ70に蓄積される。フレームバッファ70に蓄積されたイメージデータはプリンタエンジン66に送られ、実際のプリントに供される。
また、データバッファ68上のプリントデータは必要に応じてテキスト抽出部71に送られ、テキストデータが抽出される。テキスト抽出部71により抽出されたテキストデータはテキストバッファ73に格納される。或いは、フレームバッファ70上のイメージデータは必要に応じてOCR部72に送られ、テキストデータが認識される。OCR部72により認識されたテキストデータはテキストバッファ73に格納される。即ち、テキストデータとしてはプリントデータから抽出されたものであっても、イメージデータから認識されたものであっても、何れでもよい。
テキストバッファ73に格納されたテキストデータに対して、インデックスバッファ74に格納されたクライアントからのインデックス情報がインデックス作成部75により付加される。このインデックス作成部75による処理が、制御部67によりクライアント情報付加手段の機能として実行される。ここに、インデックス情報は、プリンタ装置61上で自動的に生成されるもので、プリントデータを送信したクライアント名、プリントデータを受け取った日時、プリントデータから抽出されたテキストデータから取り出したキーワード等が使用される。インデックス情報の例としては、次のリスト1のようになる。
リスト1
AAAA-PC:1999-02-20:プリンタ:クライアント:キーワード
各項目間は、“:”を区切りとしてプリントデータを送信したクライアント名、プリントデータを受け取った日時、キーワードを並べる。キーワードとしては、プリントデータから抽出したテキストデータ中の最頻出の単語やキーワードリストに登録されているものと一致したもの等が使用される。
プリント終了後、或いは、プリント終了前の適宜タイミングにおいて、第1の例として、最も単純には、制御部67はフレームバッファ70に格納されているプリント済みのイメージデータを通信路65を介してホスト機64に転送する。この動作が請求項1記載の発明のデータ転送手段の機能として実行される。このためには、図15において、テキスト抽出部71、OCR部72、テキストバッファ73、インデックスバッファ74及びインデックス作成部75は必須ではない。このように、プリンタ装置61で用いたデータをイメージデータの形でホスト機64に転送させて蓄積させることにより、プリントデータの各種再利用が容易に可能となる。この再利用において、例えば再印刷するときにはオリジナルに近いイメージを再現させることができる。もっとも、ホスト機64側における転送されたイメージデータの利用方法として、データベース化等は一例に過ぎず、任意である(ホスト機64側におけるイメージデータ等の後の利用方法は本発明の範疇に属するものではない)。
プリント終了後、或いは、プリント終了前の適宜タイミングにおいて、第2の例として、制御部67はフレームバッファ70に格納されているプリント済みのイメージデータ及びデータバッファ68に格納されているプリントデータを通信路65を介してホスト機64に転送する。この動作が請求項2記載の発明のデータ転送手段の機能として実行される。このためには、図15において、テキスト抽出部71、OCR部72、テキストバッファ73、インデックスバッファ74及びインデックス作成部75は必須ではない。このように、プリンタ装置61で用いたデータとしてイメージデータ及びプリントデータをホスト機64に転送させて蓄積させることにより、プリントデータの各種再利用が容易に可能となる。この再利用において、例えば再印刷するときにはオリジナルに近いイメージを再現させることができる上に、OCRを用いることなくテキストデータを抽出することができる。
プリント終了後、或いは、プリント終了前の適宜タイミングにおいて、第3の例として、制御部67はフレームバッファ70に格納されているプリント済みのイメージデータ、データバッファ68に格納されているプリントデータ、及び、テキストバッファ73に格納されているテキストデータを通信路65を介してホスト機64に転送する。この動作が請求項3又は4記載の発明のデータ転送手段の機能として実行される。このためには、図15において、インデックスバッファ74及びインデックス作成部75は必須ではなく、テキスト抽出部71とOCR部72とは何れか一方があればよい。このように、データとしてイメージデータ、プリントデータ及びインデックス情報をホスト機64に蓄積させることにより、プリントデータの再利用において、例えば再印刷するときにはオリジナルに近いイメージを再現させることができる上に、OCRを用いることなくテキストデータを抽出することができる。加えて、プリンタ装置61側でテキストデータを抽出又は認識することにより、データベースシステムにおけるホスト機64側にプリントデータを解釈するためのプログラムを用意する必要はない。即ち、プリントデータからテキストデータを抽出する場合、プリントデータを解釈するためのプログラムが必要となり、プリンタ種類毎にプリントデータの形式が変わるため対応するプリンタの種類を増やすとそれに対応するプログラムも用意する必要があるが、これが不要となる。OCR部72を利用する場合も同様であるが、プリントデータからテキストデータを抽出する際、イメージ中のテキストデータの抽出は一般に難しいが、OCR部72の利用による場合にはイメージ中のテキストデータの抽出が比較的容易に可能となる。
この第3の例において、イメージデータ、プリントデータ、テキストデータに関して、その全てをホスト機64に転送することは常に必要でなく、転送データの種類を選択自在としてもよい(請求項5記載の発明に相当する)。転送データの種類を選択自在に切換えるための方法としては、予めプリンタ装置61上で何れのデータ(イメージデータ、プリントデータ、テキストデータ)を転送するかを指定しておいてもよく、或いは、ホスト機64側からの命令によって切換えるようにしてもよい。ここでは、プリンタ装置61上で転送データの種類を指定し、制御部67により制御する例を、図16に示すフローチャートを参照して説明する。
フラグはプリンタ装置61における操作パネル或いはプリンタドライバによって設定する。プリンタ装置61がプリントデータを受信すると、制御部67はフラグをチェックし、このフラグがprintdataと設定されていればデータバッファ68内のプリントデータを、imagedataと設定されていればフレームバッファ70内のイメージデータを、textdataと設定されていればテキストバッファ73内のテキストデータをホスト機64に対して転送させる。この場合の転送データの種類の選択としては、1種類に限られることなく、例えば、プリントデータとテキストデータとの組合せや、イメージデータとテキストデータとの組合せ等であってもよい。これによれば、必要な転送データの種類を選択することにより、転送するデータ量が必要以上に多くなることを回避できる。
第4の例として、図15中からインデックスバッファ74のみを除いた構成とし、テキストバッファ73に格納されたテキストデータからインデックス作成部75によりインデックス情報を取り出し、取り出したインデックス情報をテキストデータとしてプリントデータ、イメージデータとともにホスト機64に転送させることも可能である(請求項6記載の発明に相当する)。このようにプリンタ装置61側でインデックス情報を作成することよりデータ転送量を減らすことができ、かつ、インデックスデータを作成するためのデータベース側の負荷を減らすこともできる。
第5の例として、図15に示す構成において、クライアント装置63から取得しインデックスバッファ74に格納された情報を、インデックス作成部75においてインデックス情報に付加し、プリントデータ、イメージデータとともにホスト機64に転送させることも可能である(請求項7記載の発明に相当する)。これによれば、クライアント装置63からの情報もインデックス情報として付加されて転送されるので、より使いやすいデータベースの構築が可能となる。
第6の例として、図15に示す構成において、インデックス作成部75によるインデックス情報の内容に応じて、送信許否決定手段によりホスト機64に対してデータ転送を行なうか否かを決定することも可能である(請求項8記載の発明に相当する)。
プリンタ装置61上には、例えばリスト2の如く設定されている。
リスト2
AAAAAA-PC
BBBB-PC
CCCCC-PC
そこで、このリスト2と、前述したリスト1に示したようなインデックス情報の中の項目を比較することにより、データを転送するか否かを制御部67により決定する。図17にこの処理例の概略を示す。プリンタ装置61がプリントデータを受信した後、作成されたインデックス情報からクライアント名を取り出し、リスト2にそのクライアント名があるか否かをチェックする。そのクライアント名がリスト2中にあれば、データをホスト機64に転送し、リスト2中になければホスト機64に対するデータ転送をせずに処理を終了する。この処理が送信許否決定手段の機能として実行される。このようにインデックス情報によって、予めホスト機64にデータを転送するか否かを決定するので、データ転送量が必要以上に増えることがなく、全体的なデータ転送量を減らすことができる。
第7の例として、図15に示す構成において、インデックス作成部75によるインデックス情報の内容に応じて、転送データの種類を選択自在としてもよい(請求項9記載の発明に相当する)。
プリンタ装置61上には、例えばリスト3の如く、クライアント名と転送するデータの種類が“:”を区切りとして設定されている。
リスト3
AAAAAA-PC:imagedata
BBBB-PC:textdata,imagedata
CCCCC-PC
ちなみに、複数のデータの種類を指定する場合には、“,”を区切りとする。また、データの種類が記載されていない場合にはデータ転送を行なわない対象とし、かつ、このリスト3にリストアップされていないクライアント名の場合にもデータ転送を行なわない対象とする。
図18を参照してこの場合の処理例を説明する。プリンタ装置61がプリントデータを受信した後、作成されたインデックス情報からクライアント名を取り出し、リスト3にそのクライアント名があるか否かをチェックする。そのクライアント名がリスト3中になければホスト機64に対するデータ転送をせずに処理を終了する。そのクライアント名がリスト3中にあれば、転送するデータの種類をチェックする。Printdataが指定されていればデータバッファ68内のプリントデータを、imagedataが指定されていればフレームバッファ70内のイメージデータを、textdataが指定されていればテキストバッファ73内のテキストデータをホスト機64に対して転送させる。種類が何も指定されていなければ、転送しない。この場合の転送データの種類の指定としては、1種類に限られることなく、例えば、プリントデータとテキストデータとの組合せや、イメージデータとテキストデータとの組合せ等であってもよい。このようにインデックス情報によって、予めホスト機64にデータを転送するか否かを決定し、かつ、必要な転送データの種類も指定に応じて選択するので、データ転送量が必要以上に増えることがなく、全体的なデータ転送量を減らすことができる上に、そのための制御としてより細かい対応が可能となる。
第8の例として、図15に示す構成において、ホスト機64が複数台の場合であれば、インデックス作成部75によるインデックス情報の内容に応じて、データを転送するホスト機を選択自在としてもよい(請求項10記載の発明に相当する)。
プリンタ装置61上には、例えばリスト4の如く、クライアント名と転送するホスト機64のホスト名が“:”を区切りとして設定されている。
リスト4
AAAAAA-PC:HOST1
BBBB-PC:HOST2
CCCCC-PC
ホスト名が記載されていない場合にはデータ転送を行なわない対象とし、かつ、このリスト4にリストアップされていないクライアント名の場合にもデータ転送を行なわない対象とする。
図19を参照してこの場合の処理例を説明する。プリンタ装置61がプリントデータを受信した後、作成されたインデックス情報からクライアント名を取り出し、リスト4にそのクライアント名があるか否かをチェックする。制御部67はそのクライアント名がリスト4中になければデータ転送をせずに処理を終了する。そのクライアント名がリスト4中にあれば、転送するホスト名をチェックする。ホスト名が指定されていれば、そのホスト名を取り出して、対応するホスト名のホスト機64に対してデータを転送させる。ホスト名が指定されていなければ、転送しない。このようにインデックス情報によって、データ転送するホスト機64を選択するので、複数台のホスト機64が接続されている場合に、ユーザの手を煩わせることなくホスト機64の選択が可能となる。
2 プリンタ装置
3 クライアント装置
4 ホスト機
5 通信路
6 プリンタエンジン
8 バッファ
10 プリントデータ
11 プリンタ出力情報
22 プリンタ装置
32 プリンタ装置
52 プリンタ装置
61 プリンタ装置
63 クライアント装置
64 ホスト機
65 通信路
66 プリンタエンジン
68 データバッファ
69 イメージ展開手段
70 フレームバッファ
71 テキスト抽出手段
72 光学式文字認識手段
74 インデックス情報抽出手段

Claims (10)

  1. クライアント装置及びホスト機に双方向通信自在な通信路により接続されたプリンタ装置であって、
    プリンタエンジンと、前記クライアント装置から受信したプリントデータをイメージデータに展開するイメージ展開手段と、そのイメージデータを一時格納するフレームバッファと、展開された前記イメージデータを前記ホスト機に転送するデータ転送手段とを備えるプリンタ装置。
  2. クライアント装置及びホスト機に双方向通信自在な通信路により接続されたプリンタ装置であって、
    プリンタエンジンと、前記クライアント装置から受信したプリントデータを一時格納するデータバッファと、そのプリントデータをイメージデータに展開するイメージ展開手段と、そのイメージデータを一時格納するフレームバッファと、受信した前記プリントデータ及び展開された前記イメージデータを前記ホスト機に転送するデータ転送手段とを備えるプリンタ装置。
  3. クライアント装置及びホスト機に双方向通信自在な通信路により接続されたプリンタ装置であって、
    プリンタエンジンと、前記クライアント装置から受信したプリントデータを一時格納するデータバッファと、そのプリントデータからテキストデータを抽出するテキスト抽出手段と、前記プリントデータをイメージデータに展開するイメージ展開手段と、そのイメージデータを一時格納するフレームバッファと、受信した前記プリントデータ、抽出された前記テキストデータ及び展開された前記イメージデータを前記ホスト機に転送するデータ転送手段とを備えるプリンタ装置。
  4. クライアント装置及びホスト機に双方向通信自在な通信路により接続されたプリンタ装置であって、
    プリンタエンジンと、前記クライアント装置から受信したプリントデータを一時格納するデータバッファと、そのプリントデータをイメージデータに展開するイメージ展開手段と、そのイメージデータを一時格納するフレームバッファと、展開された前記イメージデータに基づきテキストデータを認識する光学的文字認識手段と、受信した前記プリントデータ、展開された前記イメージデータ及び認識された前記テキストデータを前記ホスト機に転送するデータ転送手段とを備えるプリンタ装置。
  5. 前記データ転送手段により転送する転送データの種類が選択自在である請求項3又は4記載のプリンタ装置。
  6. 前記テキストデータからインデックス情報を取り出すインデックス情報抽出手段を備え、前記データ転送手段は、前記テキストデータとしてこのインデックス情報を前記ホスト機に転送する請求項3又は4記載のプリンタ装置。
  7. 前記クライアント装置から取得した情報を前記インデックス情報に付加するクライアント情報付加手段を備える請求項6記載のプリンタ装置。
  8. 前記インデックス情報の内容に応じて前記ホスト機へのデータ転送の許否を決定する送信許否決定手段を備える請求項6又は7記載のプリンタ装置。
  9. 前記インデックス情報の内容に応じて、前記データ転送手段により転送する転送データの種類が選択自在である請求項6又は7記載のプリンタ装置。
  10. 前記ホスト機が複数台の場合、前記インデックス情報の内容に応じてデータ転送する前記ホスト機が選択自在である請求項6又は7記載のプリンタ装置。
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