JPH09109288A - 防振装置の製造方法 - Google Patents

防振装置の製造方法

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JPH09109288A
JPH09109288A JP7268486A JP26848695A JPH09109288A JP H09109288 A JPH09109288 A JP H09109288A JP 7268486 A JP7268486 A JP 7268486A JP 26848695 A JP26848695 A JP 26848695A JP H09109288 A JPH09109288 A JP H09109288A
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JP
Japan
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elastic body
outer peripheral
rubber elastic
rubber
die
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Pending
Application number
JP7268486A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Umemura
聡 梅村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/1418Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles the inserts being deformed or preformed, e.g. by the injection pressure

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ゴム弾性体に軸方向の全域において良好に予備
圧縮を施すことができる防振装置の製造方法を提供す
る。 【解決手段】円柱状の外周面をもつ内側部材1と、内側
部材1の円柱状外周面1aに一体的に固定され外周部に
軸方向外方に延設された筒状の型シール部2aを有する
ゴム弾性体2とからなる加硫成形品を射出成形型5内に
配置し、ゴム弾性体2の型シール部2aの内周面及び軸
端面と対向する部分にゴム製中型6を配置し、射出成形
型5内に溶融樹脂を射出してゴム弾性体2を射出圧によ
り求心方向に圧縮しつつゴム弾性体2の外周面に外側部
材3を形成する防振装置の製造方法において、射出成形
型5にはゴム弾性体2の軸端面と対向する部分にゴム製
中型6を配置し、溶融樹脂の射出圧により中型6の弾性
変形を伴ってゴム弾性体2が圧縮されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に用いら
れるエンジンマウントやロールインシュレータ、ブッシ
ュ等の防振装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防振装置として、円柱状の外周面
をもつ内側部材と、該内側部材の円柱状外周面に一体的
に固定され外周部に軸方向外方に延設された筒状の型シ
ール部を有するゴム弾性体と、ゴム弾性体の外周面に一
体的に固定された樹脂製の外側部材とで構成されたもの
が知られている。
【0003】この防振装置は次のようにして製造され
る。即ち、図4に示すように、内側部材11の円柱状外
周面11aにゴム弾性体12を一体的に固定した加硫成
形品を用意し、そのゴム弾性体12の外周面に接着剤を
塗布した後、その加硫成形品を射出成形型15内の所定
位置に配置する。その状態で、射出成形型15のキャビ
ティ15a内に溶融樹脂Aを射出してゴム弾性体12を
射出圧により求心方向に圧縮しつつゴム弾性体12の外
周面に外側部材13を成形する。このようにして製造さ
れた防振装置は、ゴム弾性体12が射出圧により径方向
に予備圧縮された状態となり、これにより耐久性の向上
が図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
防振装置におけるゴム弾性体12には、外周部に軸方向
外方に延出する筒状の型シール部12cが設けられてお
り、外側部材13を射出成形により形成する際にその型
シール部12cによってゴム弾性体12の端部から溶融
樹脂Aが漏れるのを防止するようにしている。
【0005】一方、耐久性を向上させるためにゴム弾性
体12を予備圧縮する場合には、射出成形型15とゴム
弾性体15との間に適宜大きさの隙間を設けておくこと
により、その隙間の体積に相当する量のゴム弾性体12
の圧縮が得られる。しかし、ゴム弾性体12の型シール
部12cの部分には、溶融樹脂Aの漏れを防止するため
に射出成形型15との間に予備圧縮用の隙間を設けるこ
とができない。そのため、ゴム弾性体12の端部には充
分な予備圧縮を施すことができず、ゴム弾性体12の中
央部分(図4の斜線部分)にのみ予備圧縮が施された状
態となる。
【0006】本発明は上記実情に鑑み案出されたもので
あり、ゴム弾性体に軸方向の全域において良好に予備圧
縮を施すことができる防振装置の製造方法を提供するこ
とを解決すべき課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1の発明は、円柱状の外周面をもつ内側部材と、該内
側部材の円柱状外周面に一体的に固定され外周部に軸方
向外方に延設された筒状の型シール部を有するゴム弾性
体とからなる加硫成形品を射出成形型内に配置し、該射
出成形型内に溶融樹脂を射出して前記ゴム弾性体を射出
圧により求心方向に圧縮しつつ前記ゴム弾性体の外周面
に外側部材を形成する防振装置の製造方法において、前
記射出成形型には前記ゴム弾性体の軸端面と対向する部
分にゴム製中型を配置し、前記溶融樹脂の射出圧により
前記中型の弾性変形を伴って前記ゴム弾性体が圧縮され
るようにしたことを特徴とするものである。
【0008】そして、請求項2の発明は、請求項1の発
明において、前記中型には該中型が圧縮される際の変形
量を吸収するすぐり部が形成されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき説明する。本実施形態の防振装置の製造方法を説
明するに際して、先ずその防振装置について説明する。
図2は本実施形態において製造される防振装置の正面図
であり、図3はその側面図である。この防振装置は、金
属により円筒状に形成された内側部材1と、内側部材1
の外周面1aに一体的に固定された筒状のゴム弾性体2
と、ゴム弾性体2の外周面に射出成形により一体的に固
定された樹脂製のブラケット部(外側部材)3とで構成
されている。
【0010】ゴム弾性体2は、そのばね定数を適宜設定
するために軸方向に沿って貫設された貫通孔2aを有す
る。ゴム弾性体2の軸端面には、ゴムの耐久性を確保す
るための窪み部2bが周方向に沿ってリング状に形成さ
れているとともに、その窪み部2bの外周縁部には、軸
方向外方に突設された筒状の型シール部2cが形成され
ている。この型シール部2cを含むゴム弾性体2の外周
面は外側部材3の軸端部の内周面に接着剤により固着さ
れている。
【0011】ブラケット部3は、ゴム弾性体2の外周面
を覆い内側部材1と共にゴム弾性体2を予備圧縮する略
円筒状の本体部3aと、本体部3aの一方側に形成され
た取付座部3bとを備え、これらは樹脂を射出成形する
により一体的に形成されている。取付座部3bの両端に
は取付用のナット3cが埋設されている。この防振装置
は以下に述べる方法により製造される。
【0012】先ず、内側部材1の円柱状外周面1aにゴ
ム弾性体2を一体的に固定した加硫成形品を形成する。
そして、加硫成形品のゴム弾性体2の外周面及び型シー
ル部2aに接着剤を塗布した後、図1(a)に示すよう
に、外側部材3を形成する射出成形型5のキャビティ5
aの所定位置にその加硫成形品を配置する。このとき、
ゴム弾性体2の軸端面と対向する部分には、シリコンゴ
ム等によりゴム弾性体2と略同じ硬度に形成されたリン
グ状の中型6がゴム弾性体2の軸端面と密着した状態に
配置される。この中型6は、ゴム弾性体2の厚み幅と同
じ厚み幅でリング状に形成されており、ゴム弾性体2の
軸端面と対向する内側面は、型シール部2cの端面及び
内周面と窪み部2bの面とからなるゴム弾性体2の軸端
面の形状と符合して密着している。中型6の外周面は、
ゴム弾性体2の外周面と同一面上に位置する平面に形成
され、この平面のみがキャビティ5aに面している。中
型6の外側面中央部には、中型6が圧縮される際の変形
体積に相当する容積を有するすぐり部6aが形成されて
いる。なお、射出成形型5のキャビティ5aの所定位置
にはナット3cが配置される。
【0013】その状態で、射出成形型5のキャビティ5
aに溶融樹脂を所定圧で射出する。これにより、図1
(b)に示すように、溶融樹脂Aがキャビティ5a内に
充満すると、その射出圧がゴム弾性体2の外周面及び中
型6の外周面に作用し、ゴム弾性体2はゴム製の中型6
と共に弾性変形して軸芯方向に圧縮される。このとき、
中型6は、すぐり部6aによって初期の弾性変形が容易
に生起されるとともにその変形量が吸収され、ゴム弾性
体2と同じ程度に圧縮される。これにより、ゴム弾性体
2は軸方向の全域において求心方向に略均一に圧縮され
た状態となる。そして、所定時間が経過し、溶融樹脂A
の固化によりブラケット部3が形成された後、射出成形
型6を離型してその成形品を取り出す。これにより、ゴ
ム弾性体2の外周面に一体的に固着した樹脂製のブラケ
ット部3を備え、射出圧によりゴム弾性体2が良好に予
備圧縮された防振装置が完成する。
【0014】以上のように、本実施形態の防振装置の製
造方法によれば、射出成形型5の所定位置にゴム製の中
型6を配置し、溶融樹脂30の射出圧により中型6の弾
性変形を伴ってゴム弾性体2が圧縮されるようにしてい
るため、ゴム弾性体2に軸方向の全域において均一とな
るよう良好に予備圧縮を施すことができる。また、ゴム
弾性体2は、軸方向の全域において圧縮されるので全体
的な圧縮量(圧縮率)を大きくすることができ、ゴム弾
性体2の耐久性をより一層向上することができる。
【0015】そして、本実施形態で用いられる中型6に
は、その外側面中央部にすぐり部6aが設け設けられて
いるため、中型6の初期の弾性変形を容易に生起させる
ことができるとともに、その変形量がすぐり部6aによ
って吸収されることにより、中型6の弾性変形を円滑に
することができる。これにより、ゴム弾性体2の予備圧
縮を良好に行うことができる。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、射出成形型に
はゴム弾性体の軸端面と対向する部分にゴム製中型を配
置し、溶融樹脂の射出圧により中型の弾性変形を伴って
ゴム弾性体が圧縮されるようにしているため、ゴム弾性
体に軸方向の全域において均一となるよう良好に予備圧
縮を付与することができ、これにより耐久性の向上を図
ることができる。また、ゴム弾性体の全体的な圧縮量を
大きくすることができることから、ゴム弾性体の耐久性
をより一層向上することができる。
【0017】そして、請求項2の発明によれば、中型に
は該中型が圧縮される際の変形量を吸収するすぐり部が
形成されていることにより、中型の初期の弾性変形を容
易に生起させるとともに、その変形量をすぐり部によっ
て吸収して中型の弾性変形を円滑にすることができ、こ
れによりゴム弾性体の予備圧縮を良好に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施形態において射出成形型
に加硫成形品を配置した状態を示す断面図であり、
(b)はその射出成形型に溶融樹脂を射出した状態を示
す断面図である。
【図2】本発明の実施形態において製造される防振装置
の正面図である。
【図3】本発明の実施形態において製造される防振装置
の側面図である。
【図4】従来の防振装置の製造方法において射出成形型
に加硫成形品を配置して溶融樹脂を射出した状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
1…内側部材 1a…円柱状外周面 2…ゴム弾性
体 2a…型シール部 3…ブラケット部(外側部材)
3a…本体部 3b…取付座部 3c…ナット 5…射出成形型
6…中型 6a…すぐり部 A…溶融樹脂
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状の外周面をもつ内側部材と、該内
    側部材の円柱状外周面に一体的に固定され外周部に軸方
    向外方に延設された筒状の型シール部を有するゴム弾性
    体とからなる加硫成形品を射出成形型内に配置し、該射
    出成形型内に溶融樹脂を射出して前記ゴム弾性体を射出
    圧により求心方向に圧縮しつつ前記ゴム弾性体の外周面
    に外側部材を形成する防振装置の製造方法において、 前記射出成形型には前記ゴム弾性体の軸端面と対向する
    部分にゴム製中型を配置し、前記溶融樹脂の射出圧によ
    り前記中型の弾性変形を伴って前記ゴム弾性体が圧縮さ
    れるようにしたことを特徴とする防振装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記中型には該中型が圧縮される際の変
    形量を吸収するすぐり部が形成されている請求1記載の
    防振装置の製造方法。
JP7268486A 1995-10-17 1995-10-17 防振装置の製造方法 Pending JPH09109288A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1270284A1 (de) * 2001-06-28 2003-01-02 EMS-Chemie AG Dämpferlager
JP2012132551A (ja) * 2010-12-03 2012-07-12 Kurashiki Kako Co Ltd 防振装置の製造方法
JP2015117808A (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 住友理工株式会社 筒形防振装置

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EP1270284A1 (de) * 2001-06-28 2003-01-02 EMS-Chemie AG Dämpferlager
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