JPH09109044A - インパクト工具 - Google Patents

インパクト工具

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JPH09109044A
JPH09109044A JP27551995A JP27551995A JPH09109044A JP H09109044 A JPH09109044 A JP H09109044A JP 27551995 A JP27551995 A JP 27551995A JP 27551995 A JP27551995 A JP 27551995A JP H09109044 A JPH09109044 A JP H09109044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hammer
oil
impact
anvil
impact tool
Prior art date
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Pending
Application number
JP27551995A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Kondo
昌義 近藤
Hideki Okubo
秀喜 大久保
Toru Horiyama
徹 堀山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
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Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP27551995A priority Critical patent/JPH09109044A/ja
Publication of JPH09109044A publication Critical patent/JPH09109044A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷電流を過大にすることなくインパクト工
具における防音効果を高める。 【解決手段】 ハンマーケース25内にオイルを封入す
ることでハンマー衝撃音を減衰させるようにしたインパ
クトドライバ10であって、さらに、ハンマーケース2
5の外周にスポンジ37を貼り付け、その上をラバー製
のカバー39で覆う。また、アンビル23の軸受31と
ハンマーケース25との間にナイロン製のブッシュ33
を介在させる。この他、アンビル23とハンマー17の
当り面をショットピーニング加工して微小な凹凸を付け
てオイルを抱え込み易くしたり、ハンマー17を軸方向
に流線型となる表面形状としてオイルの抵抗を低減して
より高粘度のオイルを使用可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインパクトドライバ
等のインパクト工具に係り、特に、その防音構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、インパクトレンチの防音構造とし
て、ハンマー室内にオイルと空気とを混合充満せしめ、
ハンマーの衝撃音を減衰させる手法が提案されている
(特公昭58−13306号公報。以下、「オイルダン
パー方式」という。)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、オイルダンパ
ー方式による防音効果には限界があり、さらなる防音効
果の向上が望まれている。オイルダンパー方式でさらに
防音効果を向上するにはオイルの粘度を高める方法が考
えられるが、この場合、工具の負荷電流が大きくなり過
ぎるという問題がある。
【0004】そこで、本発明は、負荷電流を過大にする
ことなくインパクト工具における防音効果を高めること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段、発明の実施の形態及び発
明の効果】かかる課題を解決するため、本発明のインパ
クト工具は、ハンマー室内にオイルを封入することでハ
ンマー衝撃音を減衰させるようにしたインパクト工具に
おいて、少なくともハンマーケース外周に吸音材を貼り
付けたことを特徴とする。この吸音材には、スポンジ上
にラバー製のカバーを施したものを用いるとよい。
【0006】こうすることで、ハンマーとアンビルとの
衝突によって発生した衝撃音がハンマーケースに対する
振動となって外部へ伝播しようとするとき、ハンマーケ
ース外周の吸音材がこれを吸収し、衝撃音を和らげる。
この場合、さらに、アンビルの軸受とハンマーケースと
の間に合成樹脂製のブッシュを介在させておくとよい。
これにより、アンビルからハンマーケースへと伝達され
る振動自体が小さくなり、一層の防音効果を発揮し得る
からである。
【0007】また、さらに、アンビルとハンマーの当り
面に微小な凹凸を付けておくとよい。こうした微小な凹
凸を設けることで、アンビルとハンマーとが衝突する際
にオイルに対して絡み易くなり、オイルダンピング効果
を向上するからである。一方、上記課題を解決するもう
一つのインパクト工具は、ハンマー室内にオイルを封入
することでハンマー衝撃音を減衰させるようにしたイン
パクト工具において、さらに、ハンマーを軸方向に流線
型となる表面形状としたことを特徴とする。
【0008】かかる構成を採用することで、ハンマー移
動時のオイルによる流体抵抗を低減する。そして、流体
抵抗が低減できる分だけ、オイルとして粘度の高いもの
を使用できるようになる。こうしてオイルの粘度アップ
を可能にすることにより、従来よりも高い防音効果を発
揮することができる。
【0009】なお、この流線型表面形状の構成は、ハン
マーケースに吸音材を貼り付けるタイプとしたインパク
ト工具においても併用するとよい。この様に、本発明に
よれば、従来よりも防音効果を高めることができ、しか
も、それによって負荷電流の過大化を招くことがないと
いう顕著な効果を奏する。
【0010】
【実施例】次に、発明の実施の形態を、実施例としての
電動式インパクトドライバに基づいて説明する。実施例
のインパクトドライバ10は、図1に示す様に、後方か
らコイルスプリング11で付勢され、回転軸13に対し
てスチールボール15を介して係合するハンマー17
と、このハンマー17の前端に設けた2個の突起19の
側面で打撃される腕21を後端に設けた断面T字状のア
ンビル23とを備えている。
【0011】また、ハンマー17及びコイルスプリング
11を収納する様にアルミダイキャスト製のハンマーケ
ース25が装着され、その後方はカバー27で塞がれて
いる。そして、このハンマーケース25の内部には、衝
撃音の減衰用としてオイルが収納されている。
【0012】アンビル23は、ハンマーケース25の前
端の開口29の部分で軸受31により支持されると共
に、前端をこの開口29から突出させている。軸受31
はオイルレスメタル製のブッシュであり、その外側に
は、さらにナイロン製のブッシュ33が外嵌されてい
る。また、アンビル23の腕21とハンマーケース25
との間には、やはりナイロン製のワッシャ35が介在さ
れている。
【0013】ハンマーケース25の外周には、インパク
トドライバのハウジング全体を包む様にスポンジ37を
貼り付けてある。そして、その上を覆う様に、ラバー製
のカバー39を装着してある。なお、スポンジ37は、
ブリジストン社製の商品名「エバーライトエーテルフォ
ームVP」を使用した。
【0014】次に、この実施例のインパクトドライバ1
0に対して、比較例として、ナイロン製のブッシュ3
3、スポンジ37、ラバー製のカバー39を備えないも
の(比較例1)と、さらに、オイルを封入しないもの
(比較例2)とを用意し、三者の騒音を比較した。
【0015】その結果、最も騒音レベルの高かった比較
例2が89dBであり、比較例1では84dBまで低下
し、実施例ではさらに79dBまで低下していた。この
ことから、ナイロン製ブッシュ33の採用によりアンビ
ル23の振動がメタルタッチでハンマーケース25へ伝
達されないようにすることと、スポンジ37及びラバー
製のカバー39をハンマーケース25の外周に装着して
ハンマーケース25の振動を抑制することとによる防音
効果は、単なるオイルダンパー方式に比べてかなり高い
ものとなっていることが分かる。
【0016】なお、スポンジ37を大和ゴム社製の商品
名「大和ゴムNV」に変更した実施例では、同様の騒音
レベル計測結果が79.5dBであり、こちらも従来に
比べて相当の防音効果が発揮された。次に、第2実施例
について説明する。
【0017】第2実施例は、上述の実施例(以下、第1
実施例という)に、さらに、次の点を付加したものであ
る。即ち、この第2実施例では、ハンマー17の突起1
9とアンビル23の腕21の各当り面19a,21a
(図2参照)をショットピーニング加工した点で第1実
施例と相違するものである。
【0018】この様に当り面にショットピーニング加工
を施すことで、当り面に多数の微小凹凸を形成し、この
凹凸にてオイルを抱え込み易くして衝撃音のさらなる減
衰を図るものである。この凹凸の深さや量を調節するこ
とで、第1実施例以上の防音効果が期待できる。
【0019】次に、第3実施例について説明する。第3
実施例は、第1実施例に、さらに、次の点を付加したも
のである。即ち、この第3実施例では、ハンマー17の
外形形状を、図3に示す様に、前端17a及び後端17
bを曲面形状となるようにして、軸方向に対して全体的
に流線型にした点で第1実施例と相違するものである。
【0020】この第3実施例については、最大負荷電流
を第1実施例のものと比較して見た。試験の前提とし
て、オイルとしては同一粘度のものを使用した。その結
果、第1実施例では最大負荷電流が6Aであったのに対
し、第3実施例では5.5Aと約10%低減されてい
た。
【0021】このことから、第3実施例によれば、さら
に粘度の高いオイルを使用することが可能となり、一層
の防音効果向上が期待できる。以上、本発明の実施例を
説明したが、本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、さらに種々なる形態にて実施することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のインパクトドライバの断面図であ
る。
【図2】 第2実施例のインパクトドライバにおけるハ
ンマー及びアンビルに対するショットピーニング加工の
位置を示す説明図である。
【図3】 第3実施例のインパクトドライバにおけるハ
ンマーの断面図である。
【符号の説明】
10・・・インパクトドライバ、11・・・コイルスプ
リング、13・・・回転軸、15・・・スチールボー
ル、17・・・ハンマー、19・・・突起、21・・・
腕、23・・・アンビル、25・・・ハンマーケース、
27・・・カバー、29・・・開口、31・・・軸受、
33・・・ブッシュ、35・・・ワッシャ、37・・・
スポンジ、39・・・カバー。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンマー室内にオイルを封入することで
    ハンマー衝撃音を減衰させるようにしたインパクト工具
    において、少なくともハンマーケース外周に吸音材を貼
    り付けたことを特徴とするインパクト工具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインパクト工具におい
    て、前記吸音材は、スポンジ上にラバー製のカバーを施
    したものであることを特徴とするインパクト工具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のインパクト
    工具において、アンビルの軸受とハンマーケースとの間
    に合成樹脂製のブッシュを介在させたことを特徴とする
    インパクト工具。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のインパクト工具におい
    て、アンビルとハンマーの当り面に微小な凹凸を付けた
    ことを特徴とするインパクト工具。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のインパクト工具におい
    て、ハンマーを軸方向に流線型となる表面形状としたこ
    とを特徴とするインパクト工具。
  6. 【請求項6】 ハンマー室内にオイルを封入することで
    ハンマー衝撃音を減衰させるようにしたインパクト工具
    において、ハンマーを軸方向に流線型となる表面形状と
    したことを特徴とするインパクト工具。
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