JP2010284742A - 打撃工具及び打撃工具用潤滑剤 - Google Patents
打撃工具及び打撃工具用潤滑剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010284742A JP2010284742A JP2009139519A JP2009139519A JP2010284742A JP 2010284742 A JP2010284742 A JP 2010284742A JP 2009139519 A JP2009139519 A JP 2009139519A JP 2009139519 A JP2009139519 A JP 2009139519A JP 2010284742 A JP2010284742 A JP 2010284742A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricant
- hammer
- anvil
- spindle
- impact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】打撃機構8にハンマー21とアンビル9とを備えたインパクトドライバ1において、打撃機構8を収容するハンマーケース6内に封入される潤滑剤として、潤滑油又はグリースに、ハンマー21の爪22の突設高さよりも高さが小さい弾性体34,34・・を、潤滑剤全体の封入量の1/3重量%〜2/3重量%となる範囲で混合したものを用いた。この弾性体34により、インパクト発生時にハンマー21がアンビル9に係合する際の衝撃が緩和される。
【選択図】図1
Description
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、弾性体を、潤滑剤全体の封入量の1/3重量%〜2/3重量%となる範囲で混合したことを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、ハウジング内でモータによって回転するスピンドルと、そのスピンドルの前方でハウジングに同軸で軸支され、ビットが装着される前端をハウジングの前方へ突出させ、後端にフランジを放射状に突設したアンビルと、そのフランジに係合する爪を前面に突設してスピンドルに外装され、アンビルのトルクに応じてフランジと係脱してスピンドルの回転を回転打撃力としてアンビルに伝達するハンマーとを備える打撃工具に用いられ、ハウジング内に封入される潤滑剤であって、潤滑油又はグリースに、ハンマーの爪の突設高さよりも高さが小さい弾性体を混合してなることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3の構成において、弾性体を、潤滑剤全体の封入量の1/3重量%〜2/3重量%となる範囲で混合したことを特徴とするものである。
請求項2及び4に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、潤滑油による摩耗等の防止効果を損なうことなく、十分な打撃音軽減効果が得られる適切な量で弾性体が混合可能となる。
図1に示すように、打撃工具の一例であるインパクトドライバ1は、左右の半割ハウジング3,3を組み付けて形成され、モータ4を収容する本体ハウジング2と、その本体ハウジング2の前方(図1の右側)に組み付けられ、スピンドル7、打撃機構8、アンビル9を収容する前側のハウジングである断面釣り鐘形状のハンマーケース6とを備えてなる。本体ハウジング2の下方には、下端に電源となる図示しないバッテリーパックを装着したハンドル10が延設され、ハンドル10の上方には、トリガー12を備えたスイッチ11が収容されている。また、本体ハウジング2におけるハンマーケース6の下方部分には、当該下方部分を覆う延設部13が形成され、延設部13の内部には、アンビル9の前方へ向けたライトユニット14が装着されている。
また、ハンマーケース6から突出するアンビル9の前端には、挿着孔30に挿入されたビット31を抜け止め装着するボール32及びスリーブ33等を備えたチャック機構が設けられている。
そして、ハンマー21の爪22がフランジ20から外れると、ハンマー21はコイルバネ23の付勢により、ボール26,26がV字溝25,25の先端に向けて転動することで回転しながら前進する。よって、ハンマー21の爪22が再びフランジ20に係合して回転打撃力(インパクト)を発生させる。このアンビル9への係脱を繰り返すことで増し締めが行われる。
各インパクトドライバを用いて、半無響室において、木材(メラピ)に対して四角穴付コーススレッド(木工ネジ)90mm(A−35112)を5箇所でねじ込んで、締付時間と騒音値(EN規格準拠)とを夫々測定した。測定結果(5箇所の平均値)を表1に示す。比較例として、上記グリースを2gのみ封入して弾性体を用いない場合の測定結果も併せて示している。
さらに、弾性体の材質も、上記形態のシリコン樹脂に限らず、フッ素樹脂やアクリル樹脂等の耐熱性樹脂であれば、適宜選択できる。
Claims (4)
- ハウジング内でモータによって回転するスピンドルと、そのスピンドルの前方で前記ハウジングに同軸で軸支され、ビットが装着される前端を前記ハウジングの前方へ突出させ、後端にフランジを放射状に突設したアンビルと、そのフランジに係合する爪を前面に突設して前記スピンドルに外装され、前記アンビルのトルクに応じて前記フランジと係脱して前記スピンドルの回転を回転打撃力として前記アンビルに伝達するハンマーとを備える一方、前記ハウジング内に潤滑剤を封入した打撃工具であって、
前記潤滑剤として、潤滑油又はグリースに、前記ハンマーの爪の突設高さよりも高さが小さい弾性体を混合したものを用いたことを特徴とする打撃工具。 - 前記弾性体を、前記潤滑剤全体の封入量の1/3重量%〜2/3重量%となる範囲で混合したことを特徴とする請求項1に記載の打撃工具。
- ハウジング内でモータによって回転するスピンドルと、そのスピンドルの前方で前記ハウジングに同軸で軸支され、ビットが装着される前端を前記ハウジングの前方へ突出させ、後端にフランジを放射状に突設したアンビルと、そのフランジに係合する爪を前面に突設して前記スピンドルに外装され、前記アンビルのトルクに応じて前記フランジと係脱して前記スピンドルの回転を回転打撃力として前記アンビルに伝達するハンマーとを備える打撃工具に用いられ、前記ハウジング内に封入される潤滑剤であって、
潤滑油又はグリースに、前記ハンマーの爪の突設高さよりも高さが小さい弾性体を混合してなることを特徴とする打撃工具用潤滑剤。 - 前記弾性体を、前記潤滑剤全体の封入量の1/3重量%〜2/3重量%となる範囲で混合したことを特徴とする請求項3に記載の打撃工具用潤滑剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009139519A JP2010284742A (ja) | 2009-06-10 | 2009-06-10 | 打撃工具及び打撃工具用潤滑剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009139519A JP2010284742A (ja) | 2009-06-10 | 2009-06-10 | 打撃工具及び打撃工具用潤滑剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010284742A true JP2010284742A (ja) | 2010-12-24 |
Family
ID=43540855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009139519A Pending JP2010284742A (ja) | 2009-06-10 | 2009-06-10 | 打撃工具及び打撃工具用潤滑剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010284742A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10569393B2 (en) | 2017-02-10 | 2020-02-25 | Makita Corporation | Attachment and fastening tool |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5481598A (en) * | 1977-12-10 | 1979-06-29 | Yutani Iron Works | Sound insulation method in impact tool* such as* inpact wrench* etc* and its device |
JPS6357694A (ja) * | 1986-08-29 | 1988-03-12 | Shigehira Takahashi | エンジンオイル添加剤及びその添加剤を混入してなるエンジンオイル |
JPH09109044A (ja) * | 1995-10-24 | 1997-04-28 | Makita Corp | インパクト工具 |
JP2008138810A (ja) * | 2006-12-04 | 2008-06-19 | Nsk Ltd | 噛み合いによる回転伝達機構 |
-
2009
- 2009-06-10 JP JP2009139519A patent/JP2010284742A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5481598A (en) * | 1977-12-10 | 1979-06-29 | Yutani Iron Works | Sound insulation method in impact tool* such as* inpact wrench* etc* and its device |
JPS6357694A (ja) * | 1986-08-29 | 1988-03-12 | Shigehira Takahashi | エンジンオイル添加剤及びその添加剤を混入してなるエンジンオイル |
JPH09109044A (ja) * | 1995-10-24 | 1997-04-28 | Makita Corp | インパクト工具 |
JP2008138810A (ja) * | 2006-12-04 | 2008-06-19 | Nsk Ltd | 噛み合いによる回転伝達機構 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10569393B2 (en) | 2017-02-10 | 2020-02-25 | Makita Corporation | Attachment and fastening tool |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101322216B1 (ko) | 마찰 클러치를 가진 파워 툴 | |
JP5448884B2 (ja) | 打撃工具 | |
JP5583500B2 (ja) | 打撃工具 | |
JP2009226568A (ja) | 打撃工具 | |
RU2006111588A (ru) | Ударный инструмент (варианты) | |
JP2010280021A (ja) | インパクトレンチ | |
JP2009214226A (ja) | 打撃工具 | |
JP2010142916A (ja) | 打撃工具 | |
EP2205402A1 (en) | Power tool with friction clutch | |
JP2007152448A (ja) | 回転打撃工具 | |
JP2010284742A (ja) | 打撃工具及び打撃工具用潤滑剤 | |
JP5284856B2 (ja) | 打撃工具 | |
JP5420928B2 (ja) | 打撃工具 | |
JP5356097B2 (ja) | 打撃工具 | |
JP2001054874A (ja) | 打撃工具 | |
JP2009172732A (ja) | インパクト回転工具 | |
JP2006247792A (ja) | ねじ締め工具 | |
JP2011125994A (ja) | インパクト回転工具 | |
JP6032041B2 (ja) | インパクト工具 | |
JP2013022691A (ja) | インパクト回転工具 | |
JP2007054934A (ja) | 接続工具及びこれを備えたインパクト工具 | |
JP5802173B2 (ja) | 極短ビット | |
JP5307609B2 (ja) | 打撃工具 | |
JP5507726B2 (ja) | 打撃工具 | |
TWM651681U (zh) | 動力工具錘打組 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20111130 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130430 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130430 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130617 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131203 |