JPH09108648A - 灰の混練処理装置 - Google Patents

灰の混練処理装置

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JPH09108648A
JPH09108648A JP7273788A JP27378895A JPH09108648A JP H09108648 A JPH09108648 A JP H09108648A JP 7273788 A JP7273788 A JP 7273788A JP 27378895 A JP27378895 A JP 27378895A JP H09108648 A JPH09108648 A JP H09108648A
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JP
Japan
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kneading
ash
casing
receiving tray
small
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Pending
Application number
JP7273788A
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English (en)
Inventor
Bou Jiyou
澎 聶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
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Publication of JPH09108648A publication Critical patent/JPH09108648A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押出口の閉塞もなく、また押し出された小塊
状混練物もくっつきにくく、破損して飛散することも少
ない。さらに混練物の嵩比重も大きくできる。 【解決手段】 有害重金属を含む灰に加湿水と固化剤ま
たはキレート剤とを添加して混練し小塊状に形成する灰
の混練処理装置において、ケーシング11内に混練用パド
ル13bおよび搬送スクリュー13a,13c を有する混練軸13
を少なくとも2本備え、ケーシング11の一端側に灰の投
入口14が形成されるとともに、他端側に開放された押出
口16を有する混練機本体1を設け、前記押出口の下方に
配置されて混練物を受ける受けトレイ21と、この受けト
レイ21を振動させて混練物を整形する加振機24とを備え
た整形装置2を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ごみ焼却炉などか
ら排出される有害重金属などを含む灰を無害化するため
の薬剤処理およびセメント固化処理する為の混練処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばごみ焼却炉で排ガスから捕集さ
れた飛灰は、特に有害重金属等を多く含むため、無害化
処理する必要がある。この飛灰を無害化処理するため
に、セメント等の固化剤またはキレート剤に加湿水を飛
灰に添加して混練する装置として、従来では、振動式と
2軸パトル式とが使用されている。前記振動式は、振動
や騒音が大きく、また加湿水量に敏感なため、安定運転
が困難であるのに対して、2軸パドル式は振動や騒音が
なく、安定運転が可能なため、多く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、2軸パドル
式では、ケーシング内に配置された2本のパドル付スク
リューにより灰が攪拌混練され押出口でダイスを介して
円柱状に押し出され、自重により折れて形のほぼ揃った
小塊状に形成される。しかし、連続運転中に混練物が詰
まることが多いという問題があった。
【0004】そのためダイスなしで混練物を押し出すこ
とも考えられる。しかし、ダイス無しで押し出された混
練物は、大きさや形が不揃いの小塊状でしかも尖角部の
多い形状となるため、搬送コンベヤや養生ピット内で
小塊状混練物同士がくっつきやすく、特にコンクリート
の場合には強固にくっつき、後の作業が困難になる、
尖角部分の強度が弱いため、搬送時などの振動によりぶ
つかって破損し、粉塵となって大気中に飛散し、2次公
害を引き起こす恐れがある、形とサイズが不揃いのた
め、嵩比重が小さく、養生や搬送などに不経済となる、
という問題があった。
【0005】本発明のうち請求項1記載の発明は、上記
問題点を解決して、押出口の閉塞もなく、また押し出さ
れた小塊状混練物もくっつきにくく、さらに破損して飛
散することも少なく、嵩比重も大きくできる灰の混練処
理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の発明は、有害重金属を含む灰
に加湿水と固化剤またはキレート剤とを添加して混練し
小塊状に形成する灰の混練処理装置において、ケーシン
グ内に混練用パドルおよび搬送用スクリューを有する混
練軸を備え、ケーシングの一端側に灰の投入口が形成さ
れるとともに、他端側に開放された押出口を有する混練
機本体を設け、前記押出口の下方に配置されて混練物を
受ける受けトレイと、この受けトレイを振動させて混練
物を整形する振動手段とを備えた整形装置を設けたこと
を特徴とする。
【0007】上記構成によれば、混練機本体の開放され
た押出口から押出される混練物は、形が不揃いで尖角部
のある小塊状のものが排出されるが、整形装置の受けト
レイ上で振動手段により振動されることで、角が丸く形
の揃った小塊状に整形することができる。したがって、
搬送コンベヤ上や養生ピット内で小塊同士がくっつきに
くくなり、また尖った部分が無くなるため、衝突により
破損しにくく粉塵が飛散することもない。さらに形が揃
い、嵩比重が大きくなるため、養生や搬送などに有利と
なる。
【0008】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る飛灰の混練
処理装置の実施の形態を図1および図2に基づいて説明
する。
【0009】この飛灰の混練処理装置は、排ガス中から
捕集されて有害重金属を含む飛灰を無害化処理するもの
で、飛灰にキレート剤(またはコンクリートなどの固化
剤)と加湿水を添加して攪拌混合し、混練して押し出す
混練機本体1と、混練機本体1から排出される小塊状混
練物の形を整える整形装置2とで構成されている。3は
小塊状の混練物を搬出する搬出コンベヤ装置である。
【0010】混練機本体1は、横置きされたケーシング
11内に、駆動モータ12により減速機および連動装置
を介して回転駆動される2本の混練軸13が互いに平行
に配置されている。このケーシング11の一端側には、
灰投入口14が形成されて灰投入管15が連結され、他
端側は全面にわたって開放された混練物の押出口16が
形成されている。またケーシング11の中間上部には、
加湿水を供給する加湿水供給口17が設けられている。
前記混練軸13には、灰投入口14に対応して押込用ス
クリュー(搬送用スクリュー)13aが設けられ、また
加湿水供給口16に対応する中間部に複数の混練用パド
ル13bが取り付けられている。さらに混練軸13の押
出口16側には、押出用スクリュー(搬送用スクリュ
ー)13cが設けられている。
【0011】整形装置2は、混練物の排出口16の下方
に受けトレイ21が配置され、この受けトレイ21は架
台22上に複数の弾性支持材23、たとえばコイルばね
により弾性支持されるとともに、搬出コンベヤ装置3側
ほど下方に傾斜されている。またこの受けトレイ21の
下面には振動手段である加振機24が装着されている。
【0012】上記構成において、キレート剤(またはコ
ンクリートなどの固化剤)と所定の割合で混合された飛
灰は、灰投入口14からケーシング11内に供給され、
矢印A,B方向に回転される押込用スクリュー13aに
より混練用パドル13b側に送り出される。混練用パド
ル13b部分では、所定量の加湿水が加湿水供給口16
から添加され、飛灰が攪拌混練されて無害化が図られ
る。充分に混練攪拌された後、この混練物が押出用スク
リュー13cにより開放された押出口16に押し出され
る。押し出された混練物は、自重により折れて不揃いで
尖角部の多い小塊状となり、受けトレイ21上に排出さ
れる。この時、受けトレイ21が加振装置24により適
度に振動されることから、尖角部の多い小塊状の混練物
は、丸く形状および大きさが似た小塊状に整形され、さ
らに搬出コンベヤ装置3上に送られる。
【0013】上記構成によれば、混練機本体1の押出口
16にダイスを設けることなく、開放したので混練物が
詰まることがなくなり、長時間の連続運転が可能とな
る。また開放された押出口16から排出される混練物を
整形装置2により受けトレイ21上で振動させるので、
不揃いで尖角部の多い小塊状の混練物を角の丸く形状や
大きさが似た小塊状に整形することができる。したがっ
て、搬送時や養生時に小塊がくっついて固化することが
なくなり、また尖角部の崩壊による粉塵も発生すること
がない。さらに嵩比重を大きく出来ることから、体積を
減らすことができ、養生や搬送に有利となる。
【0014】なお、上記実施の形態では、効率よく混練
するためにケーシング11内に2本の混練軸13を配置
したが、充分に混練効果をあげられるものであれば、混
練軸13は1軸であってもよい。
【0015】
【発明の効果】以上に述べたごとく、請求項1記載の発
明によれば、混練機本体の開放された押出口から押出さ
れる混練物は、形が不揃いで尖角部のある小塊状のもの
が排出されるが、整形装置の受けトレイ上で振動手段に
より振動されることで、角が丸く形の揃った小塊状に整
形することができる。したがって、搬送コンベヤ上や養
生ピット内で小塊同士がくっつきにくくなり、また尖っ
た部分が無くなるため、衝突により破損しにくく粉塵が
飛散することもない。さらに形が揃い、嵩比重が大きく
なるため、養生や搬送などに有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る灰の混練処理装置の実施の形態を
示す側面断面図である。
【図2】同装置の正面図である。
【符号の説明】
1 混練機 2 整形装置 11 ケーシング 12 駆動モータ 13 混練軸 13a 押込用スクリュー 13b 混練用パドル 13c 押出用スクリュー 14 灰投入口 15 灰投入管 16 押出口 17 加湿水供給口 21 受けトレイ 23 弾性支持材 24 加振機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有害重金属を含む灰に加湿水と固化剤また
    はキレート剤とを添加して混練し小塊状に形成する灰の
    混練処理装置において、 ケーシング内に混練用パドルおよび搬送用スクリューを
    有する混練軸を備え、ケーシングの一端側に灰の投入口
    が形成されるとともに、他端側に開放された押出口を有
    する混練機本体を設け、前記押出口の下方に配置されて
    混練物を受ける受けトレイと、この受けトレイを振動さ
    せて混練物を整形する振動手段とを備えた整形装置を設
    けたことを特徴とする灰の混練処理装置。
JP7273788A 1995-10-23 1995-10-23 灰の混練処理装置 Pending JPH09108648A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7273788A JPH09108648A (ja) 1995-10-23 1995-10-23 灰の混練処理装置

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JP7273788A JPH09108648A (ja) 1995-10-23 1995-10-23 灰の混練処理装置

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JPH09108648A true JPH09108648A (ja) 1997-04-28

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ID=17532597

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JP7273788A Pending JPH09108648A (ja) 1995-10-23 1995-10-23 灰の混練処理装置

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JP (1) JPH09108648A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010048236A (ko) * 1999-11-25 2001-06-15 이원서 음식물찌꺼기 전처리 장치
KR100334328B1 (ko) * 1999-11-20 2002-04-25 주식회사 제이오스테크 중금속 함유 비산재 처리방법 및 이 처리방법으로 제조된고형물을 사용하는 복토재
JP2010207794A (ja) * 2009-02-12 2010-09-24 Tosoh Corp 飛灰の処理方法

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KR20010048236A (ko) * 1999-11-25 2001-06-15 이원서 음식물찌꺼기 전처리 장치
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