JPH09108386A - ラケットフレーム - Google Patents

ラケットフレーム

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JPH09108386A
JPH09108386A JP7293458A JP29345895A JPH09108386A JP H09108386 A JPH09108386 A JP H09108386A JP 7293458 A JP7293458 A JP 7293458A JP 29345895 A JP29345895 A JP 29345895A JP H09108386 A JPH09108386 A JP H09108386A
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JP
Japan
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racket frame
frame
racket
width
ball
Prior art date
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Pending
Application number
JP7293458A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Sakata
泰博 坂田
Mitsuya Watanabe
光哉 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mizuno Corp
Original Assignee
Mizuno Corp
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Publication date
Application filed by Mizuno Corp filed Critical Mizuno Corp
Priority to JP7293458A priority Critical patent/JPH09108386A/ja
Publication of JPH09108386A publication Critical patent/JPH09108386A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラケットフレームの良好なしなりを保持しつ
つ、ねじれ剛性を高めることによって、スイートエリア
をはずしてボールを打球した場合でもコントロール性能
に優れ、心地よい打球感が得られるラケットフレームを
提供する。 【構成】 ガットが張設される打球部2とグリップ部
3、及び前記打球部2とグリップ部3とを連結する2本
のシャフト部4a、4bとからなる繊維強化プラスチッ
クス製のソフトテニス用ラケットフレームにおいて、前
記ラケットフレームの長さ方向の、前記グリップ部下端
から40%から55%の位置に相当する領域のフレーム
に、前記ラケットフレームの最大側面幅の40〜80%
の側面幅を持つ最小側面幅の領域を設け、かつ、前記最
小側面幅の領域内に、該最小側面幅の25〜75%の側
面幅を有する、前記2本のシャフト4a、4bを結ぶ連
結部材6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維強化プラスチック
スで成形された特にソフトテニス用として好適なラケッ
トフレームに関するものであり、打球時にスイートエリ
アを外して打球した場合でもコントロール性能を損なう
ことなく、心地よい打球感を供することができるラケッ
トフレームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ラケットフレームは、木や金属な
どの材料を用いて形成されていたが、現在では、ラケッ
トフレームに要求される強靭性、剛性及び反発力等の諸
特性を満足させ、しかも必要な形状が得やすいことか
ら、繊維強化プラスチックス製のラケットフレームが主
流を占めるようになった。また、テニス競技には使用す
るボールの相違に応じて、硬式とソフト(軟式とも称さ
れる)の区別が有り、それぞれ使用するテニスラケット
の品質が異なることも知られている。
【0003】ところで、テニスラケットでボールを打撃
する場合は、図4に示すように、ラケット11の縦方向
の中心軸線上を外してボール20を打撃した場合に、打
球部12からシャフト部14にかけてねじれの挙動が発
生し、このねじれの挙動によって、打球面の面安定性が
著しく低下し、コントロール性能に悪影響を及ぼすとい
う問題がある。そのため、従来よりラケットフレームの
打球面の面安定性を高めることで、コントロール性を向
上させる種々の方法が講じられている。
【0004】例えば、打球部12とグリップ部13を連
結するシャフト部14を左右2本14a、14bとした
オープンスロート形状とすることや、該オープンスロー
ト形状のラケットフレームの打球面の面積を、従来のも
のより20〜30%程度拡大させ、打球面の幅方向の距
離を大きくして、打球部の幅方向のフレームとラケット
の中心軸線の距離を大きくすることで、中心軸線まわり
の慣性モーメントを高め、打球面の面安定性を高めると
いったものや、図示はしなかったが、打球面の最大正面
幅にあたる部分のフレームに質量体を付加することで中
心軸線まわりの慣性モーメントを高め、打球面の面安定
性を高めるといったものが一般に知られている。
【0005】又、ラケットフレームの打球部からシャフ
ト部にかけて、FRPの強化繊維の種類、弾性率や前記
強化繊維の配向角度等の仕様設計によりラケットフレー
ム自体の剛性を高めて打球面の面安定性を高めるといっ
た技術も一般に知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のラケットフレームにおいては、以下のような欠点が
あった。即ち、打球面の面積を拡大して中心軸線まわり
の慣性モーメントを高めるものにあっては、ラケットフ
レーム自体の面安定性は向上するが、打球面に張設する
ガット長が長くなり、同じテンションでガットを張った
場合にガット面の面圧が小さくなりコントロール性能が
低下するといった欠点があった。また、ガット面の面圧
を高くするためには過大なテンションでガットを張設し
なければならず、前記構造に対応しようとすると、ラケ
ットフレームの強度、剛性や重量等の設計の自由度が制
限されるものであった。
【0007】打球面の最大正面幅にあたる部分に質量体
を付加するものにあっては、質量体の付加位置がラケッ
トの先端側であるため、ラケットの重心位置が先寄りに
移動してしまい、ラケットの操作性に悪影響を与えると
いった問題があった。打球部からシャフト部にかけて強
化繊維の仕様設計によってラケットフレームの剛性を強
化するものにあっては、ラケットフレームのねじり剛性
を高めて打球面の面安定性を向上させることができる
が、それと同時にシャフト部周辺の曲げ剛性も同時に強
化されてしまうため、打球時にシャフト部がしなりにく
くなり、ひいては打球感が低下するという問題があっ
た。
【0008】特に、ソフトテニスラケットにおいては、
ボールが柔らかいところから、打球した時のボールの反
発性能を向上させる為に、ラケットフレームの剛性を硬
式テニスラケットフレームより小さくすることが要求さ
れる。従って、打球時のラケットフレームにねじれ挙動
が生じやすいところから、前述した問題点を解決するこ
とがより望まれていた。そこで本発明は、上記事情に鑑
み、ラケットフレームの良好なしなりを保持しつつ、ね
じれ剛性を高めると共に、スイートエリアを外してボー
ルを打球した場合でもコントロール性能に優れ、心地よ
い打球感が得られるソフトテニス用のラケットフレーム
を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明は、打球部とグリップ部、及び前記打球部
とグリップ部とを連結する2本のシャフト部とからなる
繊維強化プラスチックス製のソフトテニス用ラケットフ
レームにおいて、前記ラケットフレームの長さ方向の、
前記グリップ部下端から、ラケットフレームのしなりに
最も影響を与える40%から55%の範囲に相当する領
域のフレームに、前記ラケットフレームの最大側面幅の
40〜80%の側面幅を持つ最小側面幅の領域を設け、
かつ、前記最小側面幅の領域内に、該最小側面幅の25
〜75%の側面幅を有する、前記2本のシャフトを結ぶ
連結部材を設けたラケットフレームとした。
【0010】本発明にいうソフトテニス用ラケットフレ
ームとは、JIS「S7009 7.8 フレームのた
わみ試験」に規定する測定方法にて、そのたわみ量が5
mm以上、30mm未満であり、且つガットを含まない重量
が270g未満の重量を有するラケットフレームのこと
で、この範囲に入るテニスラケットフレームに前記構成
を実施すると、次のような作用を生じる。
【0011】
【作用】本願発明のソフトテニス用ラケットフレーム
は、ガットを張設する打球面とグリップ部を連結するシ
ャフト部が、左右2本のシャフトで構成されている、い
わゆるオープンスロートと称される形状であり、グリッ
プ部の下端から長さ方向の40%から55%の範囲に相
当する領域のフレームに、前記ラケットフレームの最大
側面幅の40〜80%の最小側面幅の領域を設けること
により、シャフト部に適度なしなりを持たせることがで
きる。さらに、その最小側面幅の領域に、該最小側面幅
の25〜75%の側面幅を持つ、左右シャフトを結ぶ連
結部材を設けることで、図3に示すように、中心軸線を
外して打球した場合に発生する左右のシャフト4a、4
bの断面の倒れ込みねじれ角Aを、前記連結部材6の抵
抗によって少なくすることができる。その結果、ラケッ
トフレーム全体のねじれ角Bも低下させることができる
ので、スイートエリアを外して打球しても打球面の面安
定性が向上する。
【0012】また、連結部材の打球方向の幅である側面
幅を、ラケットフレームの最小側面幅の25〜75%と
小さく構成することにより、ラケットフレームの打球方
向への剛性アップを抑えて、ラケットフレームのしなり
を保つことができる。従って、スイートエリアをはずし
てボールを打球した時でも、コントロールを損なうこと
なく心地よい打球感をプレーヤーにもたらすことができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は、ソフトテニス用ラケットフレームにガッ
トを張設して網面を形成した状態を表す一実施例の正面
図、図2は同ラケットフレームの側面図、図3は図1の
ラケットフレームのA−A部断面説明図を示す。
【0014】本実施例のラケットフレーム1は、図1に
示すように、ガットが張設され、網面が形成される打球
部2と、該打球部2とグリップ部3とを連結する左右2
本のシャフト部4a、4bと、該左右のシャフト部4
a、4b間を連結する連結部材6とからなるオープンス
ロート形状を有している。
【0015】該ラケットフレーム1の全長を、一般的な
ソフトテニスラケットに従い例えば680〜690mmと
し、図2に示すフレームの打球方向の幅である側面幅T
1を、頭頂部7で25〜30mmとする。前記ラケットフ
レームのグリップ部3の下端部から、長さ方向の40%
から55%の範囲に相当する320〜370mm近傍の位
置におけるシャフト部4a、4bのフレーム側面幅を、
T1の40〜80%の範囲に相当する15〜20mmと
し、最小側面幅T2の領域を形成している。
【0016】さらに、前記フレームの最小側面幅T2が
形成されるシャフト部4a、4b間には、その側面の幅
T3がT2の25〜75%の範囲に相当する4〜15mm
となるよう成形された連結部材6を1本配置し、前記左
右のシャフト4a、4bを連結している。前記連結部材
6は、打球部を構成するヨーク部材5の曲率に相似し
て、ラケットフレームの成形と同時に一体的に形成され
る。なお、前記は本発明の一実施例について述べたもの
であって、当然のことながら本発明の趣旨を逸脱しない
範囲であれば、種々のサイズのソフトテニスラケットに
実施することができる。
【0017】前記連結部材6は、ラケットフレームの中
心軸線に対するフレームのねじれ剛性のみを向上させる
ために、前記シャフト部のフレームの最小側面幅T2の
25〜75%の範囲内の幅T3を有する形態で、少なく
とも1つ以上形成される。連結部材の幅T3がラケット
フレームの最小側面幅T2の25%未満であれば、フレ
ームのねじれ剛性を改善することができず、75%を越
えるとシャフト部4a、4bの剛性が硬くなり過ぎて、
球離れが早くなり、ボールをコントロールすることが難
しくなる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成とすること
によって、以下のような効果を奏するものである。即
ち、本発明のソフトテニスラケットフレームは、オープ
ンスロート形状の2本のシャフト部を有し、グリップ部
の下端から長さ方向の40%から55%の位置に相当す
る領域のフレームに、前記ラケットフレームの最大側面
幅の40〜80%に相当する幅の最小側面幅の領域を設
けたため、ラケットフレーム全長におけるシャフト部領
域の剛性を小さくして、しなりやすいラケットフレーム
とすることができる。又、前記フレームの最小側面幅の
領域内に、該最小側面幅の25〜75%の側面幅を持つ
連結部材を、左右のシャフト部材間に配置したため、中
心軸線を外して打球した場合に発生する左右のシャフト
部のねじれ角を少なくさせることができる。
【0019】本発明のラケットフレームと、本発明のラ
ケットフレームと同じ構造のラケットフレームであっ
て、連結部材を有しない構造のラケットフレームとを、
ねじれ試験機で50kg・cmのトルクをかけた時のラケッ
トフレームのねじれ角度を測定し、表1に示す。測定方
法は、ラケットフレームのグリップ部分を固定治具に回
動不能な状態で固定させ、該ラケットフレームのフレー
ム枠に一定量のトルクをかけた際に生じるラケットフレ
ームのねじれ角度を測定することによって行った。
【0020】
【表1】
【0021】この測定結果から分かるように、本発明の
連結部材を設けたラケットフレームは、連結部材を設け
ないラケットフレームに比較して、そのねじれ角を約2
0%少なくさせることができるといった効果が得られ
た。
【0022】さらに、曲げ剛性に関しては、ラケットフ
レームのしなりに悪影響を及ぼさない程度に抑えること
ができるのでラケットフレームのしなりを保つことがで
き、コントロール性能に優れ、且つ心地よい打球感が得
られるラケットフレームとすることができるといった効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のソフトテニスラケットフレームの一実
施例の正面図。
【図2】図1のラケットフレームの側面図。
【図3】図1のラケットフレームの構成を示すA−A部
切断拡大説明図。
【図4】従来のソフトテニスラケットフレームの正面
図。
【符号の説明】
1 ラケットフレーム 2 打球部 3 グリップ部 4a シャフト部 4b シャフト部 5 ヨーク部材 6 連結部材 7 頭頂部 11 ラケット 12 打球部 13 グリップ部 14 シャフト部 14a シャフト部 14b シャフト部 20 ボール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打球部とグリップ部、及び前記打球部と
    グリップ部とを連結する2本のシャフト部とからなる繊
    維強化プラスチックス製のソフトテニス用ラケットフレ
    ームにおいて、前記ラケットフレームの長さ方向の、前
    記グリップ部下端から40%から55%の範囲に相当す
    る領域のフレームに、前記ラケットフレームの最大側面
    幅の40〜80%の側面幅を持つ最小側面幅の領域を設
    け、かつ、前記最小側面幅の領域内に、該最小側面幅の
    25〜75%の側面幅を有し、前記2本のシャフトを結
    ぶ連結部材を設けたことを特徴とするラケットフレー
    ム。
JP7293458A 1995-10-16 1995-10-16 ラケットフレーム Pending JPH09108386A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112337066A (zh) * 2020-10-15 2021-02-09 程龙 一种羽毛球拍穿线方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112337066A (zh) * 2020-10-15 2021-02-09 程龙 一种羽毛球拍穿线方法
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