JPH09107471A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH09107471A
JPH09107471A JP7260524A JP26052495A JPH09107471A JP H09107471 A JPH09107471 A JP H09107471A JP 7260524 A JP7260524 A JP 7260524A JP 26052495 A JP26052495 A JP 26052495A JP H09107471 A JPH09107471 A JP H09107471A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/401Compensating positionally unequal response of the pick-up or reproducing head

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  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
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  • Character Input (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯型のメモリパック3と据置型の本体1と
で、携帯可能な読取スキャナ2を共用する画像処理装置
において、メモリパック3の小型化を図る。 【解決手段】 読取スキャナ2からの画像データを出力
する本体1を設ける。読取スキャナ2からの画像データ
を記憶するメモリパック3を携帯可能に設ける。メモリ
パック3と本体1とが通信ケーブル9によって接続され
たときに、本体1からメモリパック3に対し、本体1の
第1補正データを通信ケーブル9を介して送出し、上記
第1補正データによってメモリパック3の第2補正デー
タを更新するようにメモリパック3および本体1を制御
する制御部17を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等の画像を
最適化して処理する画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、原稿等の画像を読み取り、上
記画像に応じた画像データを出力するCCD(Charge Co
upled Device) アレイからなる読取スキャナが設けられ
たファクシミリや複写機等の画像処理装置が知られてい
る。
【0003】このような画像処理装置では、画像を読み
取る際に、レンズを介して読取スキャナ上に上記画像を
結像させるために、上記レンズによるシェーディング歪
みが生じる。このため、上記読取スキャナからの画像デ
ータにおけるシェーディング歪みを補正する歪み補正処
理(以下、シェーディング補正処理という)を行う補正
回路と、上記シェーディング補正処理に必要な補正デー
タを記憶する補正用メモリーとが設けられている。
【0004】さらに、上記画像処理装置には、上記画像
データを補正データに基づいてシェーディング補正処理
したデータを、電話回線等により送信したり、プリンタ
ー等により印刷したりするために、上記データを記憶す
る記憶手段としてのRAM(Random Access Memory) が
設けられている。
【0005】このようなシェーディング補正処理では、
まず、基準原稿となる白色原稿を読取スキャナによって
読み取らせて白レベル基準の画像データを画像処理装置
の補正メモリーに対し、シェーディング補正用の補正デ
ータとして記憶させ、次に、通常の原稿等を上記読取ス
キャナによって読み取らせた画像データを、上記補正デ
ータにより正規化(割り算)処理することにより、上記
画像データがシェーディング補正される。
【0006】ところで、このような読取スキャナとして
の原稿読み取り装置を、据え置き型の画像処理装置とし
てのファクシミリ装置本体に対して着脱自在に設け、上
記ファクシミリ装置本体と異なる位置にて画像を読み取
ることのできるファクシミリ装置が知られている(特開
平4-217170号公報参照)。
【0007】このようなファクシミリ装置では、原稿読
み取り装置がファクシミリ装置本体に取り付けられてい
るときには、原稿がセットされるたびにセットされた原
稿のシェーディング補正用データを更新して記憶し、原
稿読み取り装置がファクシミリ装置本体から分離して使
用されるときには、上記記憶された最新の補正用データ
によりシェーディング補正するようになっている。
【0008】これにより、上記ファクシミリ装置は、原
稿読み取り装置がファクシミリ装置本体と分離されてい
るときでも、シェーディング補正をより確実に行うこと
ができるものとなっている。
【0009】しかしながら、このような原稿読み取り装
置は、分離されて使用されるときにはファクシミリ装置
本体に対して有線にて用いられるため、上記ファクシミ
リ装置本体と異なる位置にて画像を読み取ることの可能
な位置範囲が有線の長さによって制限されるという問題
を生じている。
【0010】そこで、上記の問題を回避すると共に、よ
り汎用性を高めるために、原稿読み取り装置である読取
スキャナからの画像データを記憶できる携帯型の読取専
用装置を備えた画像処理装置が考えられた。
【0011】すなわち、上記画像処理装置では、ファク
シミリ装置本体等の本体に対し分離して用いる、携帯自
在の原稿読み取り装置としての読取スキャナに対して接
続され、上記読取スキャナからの画像データを記憶する
読取専用装置を、携帯型である持ち運び自在とし、読取
専用装置において画像データを記憶した後に、上記読取
専用装置と上記本体とを接続して、上記読取専用装置に
記憶した画像データを上記本体に転送して、上記本体に
設けられたプリンタや送信手段等の出力部により外部に
出力することが考えられた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
画像処理装置では、読取専用装置に対し、複数の画像処
理装置に対して用い得るように汎用性を備えさせた場
合、各画像処理装置における読取スキャナに対して、そ
れぞれシェーディング補正処理を行う必要から、読取ス
キャナを変えるたびに、基準原稿となる白色原稿を用い
てシェーディング補正のための補正データを読取専用装
置にて測定し、その結果を格納させておく必要がある
(図11のフローチャート参照)。
【0013】このため、上記従来の画像処理装置では、
シェーディング補正処理に手間取るという問題を生じる
と共に、上記補正データを測定して算出するための制御
回路等の部材が必要となり、携帯型の上記読取専用装置
の大型化を招来するという問題も生じている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
画像処理装置は、以上の課題を解決するために、入射さ
れた画像を画像データに変換するスキャナが携帯可能に
設けられ、上記画像データを外部に出力するための読取
記録手段が、スキャナを着脱自在とし、かつ、スキャナ
からの画像データに対し歪み補正する第1補正部と、上
記歪み補正のための第1補正データを格納する第1メモ
リとを有して設けられ、読取記録手段から外したスキャ
ナを着脱自在に接続し得る読取専用手段が、携帯可能な
形状に形成されると共に、スキャナからの画像データに
対し歪み補正する第2補正部と、上記歪み補正のための
第2補正データとを格納する第2メモリと、上記スキャ
ナからの画像データを第2補正部および第2補正データ
により補正して記憶する第3メモリとを有して設けら
れ、読取専用手段と読取記録手段との間で画像データ
や、上記両手段の制御信号を通信する接続手段が設けら
れ、読取専用手段と読取記録手段とが接続手段によって
接続されたときに、読取記録手段から読取専用手段に対
し第1補正データを接続手段を介して送出し、上記第1
補正データによって第2補正データを更新するように上
記読取専用手段および読取記録手段を制御する制御手段
が設けられていることを特徴としている。
【0015】上記の請求項1記載の構成によれば、読取
記録手段では、スキャナを接続して上記スキャナにより
画像を画像データに変換して入力し、第1メモリの第1
補正データに基づいて第1補正部により補正された画像
データを、例えばプリンタ等により印刷して外部に出力
することができる。
【0016】また、携帯可能な読取専用手段では、同じ
く携帯可能なスキャナと読取専用手段とを接続して、読
取記録手段の設置位置と異なる位置にて上記スキャナに
より画像を画像データに変換し、第2メモリの第2補正
データに基づいて第2補正部により補正された画像デー
タを第3メモリに記憶しておき、続いて、読取専用手段
を接続手段を介して読取記録手段に接続して、上記画像
データを読取記録手段により外部に出力することが可能
となる。
【0017】その上、スキャナを読取記録手段から外す
際等において、読取記録手段と読取専用手段とを接続手
段により接続することにより、上記スキャナのための第
1補正データを読取専用手段に送出し、上記読取専用手
段の第2補正データを、上記第1補正データによって更
新することが制御手段により可能となる。
【0018】このことから、上記スキャナにおいて変換
した画像データに対して生じる固有な歪みを補正するた
めの第2補正データを読取専用手段において予め算出し
て第2メモリに格納しておく手間を省くことができる。
【0019】したがって、読取専用手段において、スキ
ャナを取り付けた際に生じる第2補正データを算出する
ための制御の手間や時間を軽減できて、上記読取専用手
段の小型化を図ることが可能となる。
【0020】本発明の請求項2記載の画像処理装置は、
請求項1記載の画像処理装置において、制御手段は、読
取専用手段と読取記録手段とが接続手段によって接続さ
れた際に、第2補正データを読取記録手段に転送させ、
上記第2補正データと第1補正データとを比較して、上
記第1補正データおよび第2補正データが互いに不一致
のときに第1補正データによって第2補正データを更新
するようになっていることを特徴としている。
【0021】上記の請求項2記載の構成によれば、第1
補正データおよび第2補正データが互いに不一致、つま
り互いに異なる場合のみ、第2補正データを更新するの
で、第1補正データおよび第2補正データが互いに一致
するときにも更新するといった無駄な制御を回避できる
ことから、読取記録手段と読取専用手段とを接続した際
における必要な動作時間を低減できる。
【0022】本発明の請求項3記載の画像処理装置は、
請求項1記載の画像処理装置において、読取記録手段
は、第1補正データの加算値である第1データサム値を
算出する第1算出部を有し、読取専用手段は、第2補正
データの加算値である第2データサム値を算出する第2
算出部を有し、制御手段は、読取専用手段と読取記録手
段とが接続手段によって接続された際に、第2データサ
ム値を読取記録手段に転送させ、上記第2データサム値
と第1データサム値とを比較して、上記第1データサム
値および第2データサム値が互いに不一致のときに第1
補正データによって第2補正データを更新するようにな
っていることを特徴としている。
【0023】上記の請求項3記載の構成によれば、第1
補正データおよび第2補正データの比較を、第2データ
サム値と第1データサム値との比較により行うので、比
較のためのデータ量を軽減できて、更新のための通信時
間を低減できることから、第2補正データの更新を迅速
化できる。
【0024】本発明の請求項4記載の画像処理装置は、
請求項1記載の画像処理装置において、読取記録手段か
ら読取専用手段に対し第1補正データを接続手段を介し
て送出した転送回数を記憶する転送カウンタが設けら
れ、制御手段は、読取専用手段と読取記録手段とが接続
手段によって接続された際に、上記転送回数により第1
補正データが未転送のときに第1補正データを読取専用
手段に対し接続手段を介して送出し、上記第1補正デー
タによって第2補正データを更新するようになっている
ことを特徴としている。
【0025】上記の請求項4記載の構成によれば、制御
手段は、第2補正データの更新の有無を転送カウンタに
おける第1補正データの転送回数により判定できる。す
なわち、制御手段は、転送回数が、例えば1であれば更
新済とし、転送回数が0であれば未更新と判断して第2
補正データを更新するために、上記第1補正データを読
取専用手段に対し接続手段を介して送出し、上記第1補
正データにより第2補正データを更新することが可能と
なる。また、更新完了後、転送回数を1として、以降、
接続手段を介して接続されたときに第1補正データを、
読取記録手段から読取専用手段に対し送出することを回
避できる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
ないし図10に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。本発明の画像処理装置では、図1に示すように、画
像データを、プリンタ等で印刷したり、電話回線等に送
信したりして出力するファクシミリや複写機等の画像処
理装置における本体(読取記録手段)1に対し、着脱自
在となっている読取スキャナ2が、画像に応じて読み取
った画像データを本体1に出力し、かつ、読取スキャナ
2を本体1から取り外したときに使用者が容易に携帯で
きるハンディな形状と重量となるように設けられてい
る。
【0027】その上、この画像処理装置には、本体1か
ら取り外した読取スキャナ2を駆動すると共に上記読取
スキャナ2からの画像データを記憶するメモリパック3
が、使用者が容易に携帯できるハンディな形状と重量と
なるように、かつ、本体1に接続して記憶した画像デー
タを本体1に対し転送し得るように設けられている。
【0028】読取スキャナ2には、画像を受光して画像
データに変換して出力するための電荷結合素子(Charge
Coupled Device)を線状のアレイ状に配してなるCCD
部4と、そのCCD部4に対して画像を結像させるため
の複数のマイクロレンズをアレイ状に集合したレンズ部
5と、上記本体1に対して画像データを送出するための
通信ケーブル6とが設けられている。
【0029】さらに、読取スキャナ2には、原稿に対し
て光をほぼ均等となるように照射するための光源(図示
せず)が、CCD部4に対してほぼ平行に配された直管
状の陰極管、または発光ダイオード素子からなって設け
られている。
【0030】その上、読取スキャナ2では、上記読取ス
キャナ2をメモリパック3と接続して手動にて原稿を読
取スキャナ2によって走査するときに、読取スキャナ2
を原稿上を移動させるための円柱状の一対のローラ(図
示せず)が、それらの回転軸をCCD部4の長さ方向と
ほぼ平行となるように、かつ、CCD部4の長さ方向両
端部に近接して設けられている。
【0031】これら各ローラには、それらの回転角度を
検出する検出部(図示せず)がCCD部4の走査のため
の同期信号が出力するようにそれぞれ設けられている。
これら各ローラによって、CCD部4を原稿の走査方向
に対しほぼ直角の位置関係を維持しながら読取スキャナ
2を原稿上を移動させながら、上記原稿を読取スキャナ
2の移動に伴ってCCD部4を上記各検出部の同期信号
によって走査できることから、上記読取スキャナ2にお
いて上記原稿の画像を正確に画像データに変換できるよ
うになっている。
【0032】本体1には、読取スキャナ2を着脱自在に
保持するスキャナ装着部7が設けられ、このようなスキ
ャナ装着部7に装着された読取スキャナ2に対し、原稿
を読み取るために順次搬送する原稿搬送部8が、上記読
取スキャナ2に近接して設けられている。このような原
稿搬送部8には、上記読取スキャナ2の受光部に面した
位置に、後述するシェーディング補正のための基準原稿
となる白色板8aが設定されている。
【0033】また、本体1には、読取スキャナ2からの
画像データを出力するために、A/D変換部10と、シ
ェーディング補正部(第1補正部)11(以下、SHD
補正部11という)と、補正データメモリ(第1メモ
リ)12と、2値化回路13と、画像データメモリ14
と、出力部15と、I/F部16と、制御部(制御手
段)17とが設けられている。さらに、本体1は、図示
しないが、読取スキャナ2を駆動するための電源や制御
信号を、読取スキャナ2に対して出力するスキャナ駆動
部を有している。
【0034】A/D変換部10は、CCD部4からのア
ナログ画像データをデジタル画像データに変換して出力
するものである。SHD補正部11は、上記デジタル画
像データに対し、読取スキャナ2におけるレンズ部5に
より生じるシェーディング歪みを補正するためのもので
ある。
【0035】補正データメモリ12は、上記の補正のた
めの補正データを格納しておくメモリである。上記補正
データは、例えばCCD部4が2048画素からなり、1画
素のデジタル画像データが8ビットからなるように設定
されている場合、2Kバイトのデータ量となるものであ
る。
【0036】2値化回路13は、上記のように補正され
たデジタル画像データを、ファクシミリや、サーマルプ
リンタ等による印刷のために2値化する回路である。な
お、上記デジタル画像データをそのまま出力のために用
いる場合には、上記2値化回路13を省くことも可能で
ある。画像データメモリ14は、2値化データまたはデ
ジタル画像データを記憶しておくメモリである。
【0037】出力部15は、上記デジタル画像データや
2値化データを外部に対して出力、つまり電話回線に送
信したり、サーマルプリンタ等により印刷したりするも
のである。I/F部16は、本体1と前記のメモリパッ
ク3との間で、パラレルデータである画像データや制御
信号を、通信ケーブル9を介して相互にシリアルデータ
にて通信するための接続手段である。また、上記通信ケ
ーブル9も接続手段の一部を形成している。
【0038】制御部17は、上記の各部材10ないし1
6をそれぞれ制御するためのものであり、例えばマイク
ロコンピュータと、上記マイクロコンピュータを制御し
て、本体1の機能を操作するためのプログラムを有する
メモリ等とからなるものである。
【0039】一方、前記のメモリパック3にも、読取ス
キャナ2からの画像データを記憶するために、同様の機
能を有する、A/D変換部30と、SHD補正部(第2
補正部)31と、補正データメモリ(第2メモリ)32
と、2値化回路33と、画像データメモリ(第3メモ
リ)34と、I/F部(接続手段)36と、制御部37
と、図示しないが、スキャナ駆動部とがそれぞれ設けら
れている。上記画像データメモリ34としては、例えば
A4サイズの原稿を30枚程度分記憶できる容量に設定
されたフラッシュメモリ等が挙げられる。
【0040】そして、本体1には、制御部17からの要
求信号に基づいて、補正データメモリ12に格納された
第1補正データを全て加算した第1データサム値を算出
するサム値算出部18が設けられている。
【0041】一方、メモリパック3にも、補正データメ
モリ32に格納された第2補正データを全て加算した第
2データサム値を、本体1の制御部17からの要求信号
に基づいて算出するサム値算出部38と、その第2デー
タサム値を、I/F部36を介して本体1に対して送出
するサム値送出部39とが設けられている。
【0042】さらに、本体1には、メモリパック3から
の第2データサム値と、サム値算出部18からの第1デ
ータサム値とが、互いに一致するか否かを比較によって
判定するサム値比較部19と、上記各データサム値が互
いに不一致の場合に、補正データメモリ12に格納され
た第1補正データをメモリパック3に対して転送する補
正データ転送部20とが設けられている。
【0043】次に、A/D変換部10・30、SHD補
正部11・31、2値化回路13・33、出力部15、
I/F部16・36について、図2ないし図8に基づい
てさらに詳述する。
【0044】A/D変換部10・30は、図2に示すよ
うに、読取スキャナ2のCCD部4からの出力が入力さ
れるバッファアンプ21と、そのパッファアンプ21か
らの信号が入力され、CCD部4からのアナログ画像デ
ータの出力に含まれるスイッチングノイズを除去するた
めのサンプリング回路22とを有している。
【0045】さらに、A/D変換部10・30は、上記
サンプリング回路22からの信号が入力されるバッファ
アンプ23と、このバッファアンプ23からのアナログ
信号を多値(テジタル)データであるデジタル画像出力
に変換して出力するA/Dコンバータ24とを有してい
る。図2以下の図面における各ブロック図では、互いに
交差した2線間が相互に電気的に接続されているとき、
その交差点を黒丸にて示した。
【0046】上記各バッファアンプ21・23は、オペ
アンプからなり、その出力を一方の入力端子に帰還させ
ることにより、増幅倍率が1に設定され、出力インピー
ダンスを低下させて、それぞれ後段の各サンプリング回
路22およびA/Dコンバータ24の動作を安定化する
ためのものである。
【0047】サンプリング回路22は、サンプリングク
ロックに基づいてCCD部4からのアナログ画像データ
を断接するアナログスイッチ25と、上記アナログスイ
ッチ25がON時に電荷を蓄積するコンデンサ26とを
有している。
【0048】このようなサンプリング回路22では、サ
ンプリングクロックによるアナログスイッチ25がON
/OFFし、読取スキャナ2からのCCD部4の有効出
力部分をサンプリングし、上記CCD部4からのアナロ
グ画像データに含まれる前記スイッチングノイズを除去
できるようになっている。
【0049】前記SHD補正部11・31は、図3に示
すように、読取スキャナ2における光源の照度バラツ
キ、CCD部4の感度バラツキ、レンズ部5によるcos4
θ則の周辺減光により、白原稿である白色板8aを読取
スキャナ2によって走査しても、CCD部4からの出力
電圧が、走査時間に対してかまぼこ型に歪むため、周辺
が黒っぽくなる光学系の歪みであるシェーディング歪み
を補正するためのものである。
【0050】このようなSHD補正部11・31では、
図4に示すように、上記シェーディング歪みを補正のた
めのアドレスをカウントして出力するアドレスカウンタ
44と、そのアドレスカウンタ44からのアドレスに応
じて、デジタル画像出力におけるシェーディング補正の
ため、予め基準原稿、つまり白色板8aを基準として予
め測定して得られた光学系等のバラツキを補正データと
して記憶させておくRAM等の記憶素子45とが設けら
れている。
【0051】さらに、SHD補正部11・31では、デ
ジタル画像出力を上記補正データによって割り算処理を
実行することにより、上記デジタル画像出力に対してシ
ェーディング補正、すなわちシェーディング歪みをキャ
ンセルする補正を行う補正回路46とが設けられてい
る。
【0052】前記2値化回路13・33では、2値化ス
ライス値レジスタ42、および白黒判定用の比較回路4
3が設けられている。比較回路43は、上記補正回路4
6からの補正されたデジタル画像出力(C)と2値化ス
ライス値レジスタ42に格納された判定基準となるレベ
ル(D)とを比較して、つまり、C−Dの演算をC+
(−D)として加算器により行い、その加算結果(キャ
リーの有無)によって上記の比較判定を行うことによ
り、2値化出力を出力するようになっている。
【0053】出力部15としては、例えばサーマルプリ
ンタを駆動する駆動部を挙げることができる。そのよう
な駆動部では、2値化回路13にて白黒判定されて2値
化された画像データを、例えば図5に示すように、記録
クロックでラッチし記録クロックと同期させて印字デー
タとしてデータ転送するフリップフロップ51が設けら
れている。
【0054】さらに、駆動部では、サーマルヘッドにお
ける転送クロックを生成するために、所定印字幅(B4
サイズなち2048画素)に応じて、例えば10ビットカウ
ンタ53、インバータ54およびANDゲート55が設
けられている。
【0055】10ビットカウンタ53のCK入力および
RESET入力に対し記録クロックおよびスタート信号
がそれぞれ入力されており、上記10ビットカウンタ5
3のCR出力である出力信号(GATE1)がインバータ54
を介してANDゲート55の一方の入力に入力されてい
る。また、上記ANDゲート55の他方の入力には記録
クロックが入力されている。これにより、上記出力信号
(GATE1)がLOのときにのみ、上記記録クロックが転送ク
ロックとして送出されるようになっている。
【0056】さらに、駆動部には、サーマルヘッドにお
けるラッチ信号を生成するために、フリップフロップ5
6とANDゲート57とが設けられている。フリップフ
ロップ56のD入力およびCK入力には前記CR出力お
よび記録クロックがそれぞれ入力されており、上記AN
Dゲート57の各入力にはフリップフロップ56のQバ
ー出力および上記CR出力がそれぞれ入力されている。
【0057】その上、駆動部には、上記印字素子に転送
された印字データに応じて感熱記録紙印字するために、
サーマルヘッドの発熱素子58に対する電圧印加を、上
記ラッチ信号に基づきON/OFFするヘッド駆動回路
52が設けられている。
【0058】次に、このようなサーマルヘッドについて
説明すると、上記サーマルヘッドでは、例えば図7に示
すように、発熱素子58が一定密度(ファクシミリでは
8ドット/mmの間隔)で1列に並んだ構造を有し、発
熱素子58と、発熱素子58に対する電源をON、OF
FするためのANDゲート59と、上記ON、OFFを
ラッチ信号に応じて設定するためのレジスタ60と、印
字データを受信して上記レジスタ60に印字データに基
づく信号を送出するシフトレジスタ61からなってい
る。
【0059】このようなサーマルヘッドでは、上記駆動
部から転送クロックと印字データとが、サーマルヘッド
内のシフトレジスタ61に1ビットずつ転送され、所定
数の転送が終了すると、出力信号(GATE1)がHIとなるこ
とにより出力されたラッチ信号によりシフトレジスタ6
1上の印字データはレジスタ60に取り込まれる。
【0060】この後、発熱素子58に対するシステム電
源を、上記ラッチ信号に基づき、前記ヘッド駆動回路5
2によって所定時間ONとすると、印字データの1
(黒)、0(白)に応じて、レジスタ値が1の発熱素子
58が発熱し、感熱記録紙を発色させる。これを1ライ
ンずつ繰り返すことで走査された画像を印刷できるよう
になっている。
【0061】次に、前記I/F部16・36について説
明すると、I/F部16・36は、図8に示すように、
本体1と2値化回路13との間で画像データや制御信号
等をデータ通信するための双方向インタフェースであ
り、例えばクロック同期式シリアルインタフェースであ
る。
【0062】このようなI/F部16・36では、本体
1は、TX/RX 信号によりメモリパック3に対して送信か
受信かをメモリパック3に伝達する。送信するときに
は、本体1の制御部17がTX/RX 信号をHIとすることに
よって、メモリパック3が受信モードになる。
【0063】続いて、本体1の制御部17は、パラレル
・シリアル変換回路62に対し送信用のデータを1バイ
ト分書き込む。パラレル・シリアル変換回路62は、IF
クロックを8回クロック信号線(CLK)に対し順次出力し
ながら、IFクロックに同期して1ビットずつTX信号線
(TXD)に対しデータを出力する。
【0064】メモリパック3は、上記IFクロックに同期
して1ビットずつTX信号線(TXD)のデータをシリアル
・パラレル変換回路63に取り込まれて8ビット揃う
と、そのデータをメモリパック3が1バイトデータとし
て取り込む。これを繰り返すことにより、本体1はデー
タ送信を行うことができる。
【0065】一方、受信するときは、本体1の制御部1
7がTX/RX 信号をLOとすることによって、メモリパック
3が送信モードになる。メモリパック3は、パラレル・
シリアル変換回路64に対し送信用のデータを1バイト
分書き込む。パラレル・シリアル変換回路64は、IFク
ロックを8回クロック信号線(CLK)に対し順次出力しな
がら、IFクロックに同期して1ビットずつRX信号線
(RXD)に対しデータを出力する。
【0066】本体1では、上記IFクロックに同期して1
ビットずつRX信号線(RXD)のデータをシリアル・パラ
レル変換回路65に取り込まれて8ビット揃うと、その
データを本体1の制御部17が1バイトデータとして取
り込む。これを繰り返すことにより、本体1はデータ受
信を行うことができる。
【0067】次に、上記実施の形態の構成の動作につい
て説明する。上記の構成によれば、本体1では、読取ス
キャナ2を接続して上記読取スキャナ2により画像が画
像データに変換して入力され、補正データメモリ12の
第1補正データに基づいてSHD補正部11により補正
された画像データを出力部15により外部に出力するこ
とができる。
【0068】このような本体1では、制御部17は、読
取スキャナ2が取り付けられた際や、読取スキャナ2に
よる原稿の走査回数をカウントしておき所定回数に達し
た場合等において、白色板8aを基準原稿として用いて
シェーディング歪みを読取スキャナ2により測定し、そ
の測定結果を、新たな第1補正データとして読取スキャ
ナ2の第1補正データを順次更新するものとなってい
る。
【0069】また、携帯可能なメモリパック3では、同
じく携帯可能な読取スキャナ2とメモリパック3とを接
続して、本体1の設置位置と異なる位置、例えば別室に
て原稿や地図などを上記読取スキャナ2により走査した
画像を画像データに変換し、補正データメモリ32の第
2補正データに基づいてSHD補正部31により補正さ
れた画像データを画像データメモリ34に記憶する。
【0070】続いて、メモリパック3を通信ケーブル9
を介して本体1に接続して、上記画像データを本体1に
送出することにより、上記画像データを本体1の出力部
15によって外部に出力することが可能となる。
【0071】このようにメモリパック3と読取スキャナ
2とが携帯型に、かつ、上記読取スキャナ2が本体1お
よびメモリパック3に対して着脱自在に形成されている
ことにより、原稿等の画像を、場所にほぼ無関係に複写
することが容易にできる。
【0072】次に、メモリパック3における第2補正デ
ータの更新の動作について説明すると、図9に示すフロ
ーチャートに示すように、まず、本体1とメモリパック
3とが通信ケーブル9を介して接続されると、制御部1
7からの制御信号が、メモリパック3に対し送出され、
その制御信号に対するメモリパック3からの識別番号等
の返答信号により、上記制御部17はメモリパック3が
接続されたことを認識する(ステップ1、以下、ステッ
プをSと略す)。
【0073】続いて、制御部17は、メモリパック3に
対して前述の補正データメモリ32の第2補正データの
第2データサム値を本体1に対して送出するように指示
するサム値要求信号をメモリパック3に対して送出する
(S2)。
【0074】その後、メモリパック3の制御部37は、
サム値要求信号を受信すると、それに基づいてサム値算
出部38を、第2補正データの第2データサム値を算出
するように制御し(S3)、その第2データサム値を本
体1に対して送出するようにサム値送出部39を制御し
て、得られた第2データサム値を本体1に対して送出す
る(S4)。
【0075】その次に、上記第2データサム値を受信し
た制御部17は、補正データメモリ12における第1補
正データの第1データサム値を算出するようにサム値算
出部18を制御し(S5)、その第1データサム値と、
メモリパック3からの第2データサム値をサム値比較部
19にて比較するようにサム値比較部19を制御する
(S6)。
【0076】続いて、サム値比較部19では、上記の各
データサム値が互いに一致する場合には、補正データメ
モリ32の第2補正データと補正データメモリ12の第
1補正データとが同一であると判定する一方、上記の各
データサム値が互いに不一致である場合には、補正デー
タメモリ32の第2補正データと補正データメモリ12
の第1補正データとが互いに異なるものと判定する。
【0077】制御部17では、サム値比較部19からの
判定結果を示す信号に基づき、上記の各データサム値が
互いに不一致である場合にのみ、メモリパック3に対
し、第2補正データの更新を要求する更新要求信号を送
出すると共に、補正データメモリ12の第1補正データ
をメモリパック3に対して順次送出するように補正デー
タ転送部20を制御する(S7)。
【0078】その後、上記第1補正データを受信したメ
モリパック3では、上記更新要求信号に基づき、制御部
37は、上記第1補正データにより、補正データメモリ
32の第2補正データを更新して格納するようになって
いる(S8)。
【0079】これにより、上記構成では、読取スキャナ
2からの画像データを補正するために、上記読取スキャ
ナ2に応じた補正データを第2補正データとしてメモリ
パック3に格納させ、上記読取スキャナ2からの画像デ
ータのシェーディング補正を確実に行うことが可能とな
る。
【0080】それゆえ、上記構成は、通信ケーブル9に
より本体1とメモリパック3との間を接続するときに、
本体1側にて、シェーディング補正用の補正データを格
納している補正データメモリ32の補正データを更新す
ることの適否を判定し、更新することが適な場合、制御
部17により自動的にメモリパック3に補正データメモ
リ12の補正データを、転送し補正データメモリ32に
対し更新により格納することにより、メモリパック3お
よび読取スキャナ2に対し携帯自在として汎用性を備え
させた場合でも、上記メモリパック3におけるシェーデ
ィング補正を行う手間や時間と、シェーディング補正の
ための測定部や制御部等の部材とを回避できて、上記メ
モリパック3の小型化を図ることが可能となる。
【0081】その上、上記構成では、第1補正データお
よび第2補正データが互いに不一致、つまり互いに異な
る場合のみ、第2補正データを更新するので、第1補正
データおよび第2補正データが互いに一致するときにも
更新するといった無駄な制御を回避できることから、本
体1とメモリパック3とを接続した際における必要な動
作時間を低減できて、上記両者を接続したときの初期動
作を迅速化できる。
【0082】さらに、上記構成では、第1補正データお
よび第2補正データの比較を、第2データサム値と第1
データサム値との比較により行うので、例えば2Kバイ
トといった補正データを比較のために転送する必要を省
くことができることから、比較のためのデータの通信量
を軽減できて、更新のための通信時間を低減できること
から、第2補正データの更新を迅速化できる。
【0083】なお、上記構成では、得られた第2データ
サム値を全て本体1に対して送出する例を挙げたが、第
1補正データと第2補正データとの不一致を判定できれ
ば、上記第2データサム値の全てを本体1に対して送出
する必要はなく、例えば得られた第2データサム値の下
2バイト分の第2データのみを送出し、その第2データ
と、第1データサム値の下2バイト分の第1データとを
比較してもよい。これにより、さらに比較のためのデー
タ通信量を低減できて、第2補正データの更新を迅速化
できる。
【0084】また、上記構成では、読取スキャナ2を取
り付けた本体1において、常時、上記読取スキャナ2の
シェーディング歪みを補正するための第1補正データが
更新できることから、上記読取スキャナ2を本体1から
取外し、上記本体1に対し通信ケーブル9を介してメモ
リパック3を接続して、上記第1補正データにより上記
メモリパック3の第2補正データを上記読取スキャナ2
に応じたデータに更新できる。
【0085】これにより、上記構成では、上記読取スキ
ャナ2とメモリパック3とを共に携帯して、種々の場所
にて原稿等の画像を上記読取スキャナ2によって走査し
た場合、上記画像からの画像データは、上記読取スキャ
ナ2に応じて正規化、つまり標準化されて上記メモリパ
ック3に記憶されていることになる。
【0086】したがって、上記構成では、上記メモリパ
ック3を、上記本体1と異なる他の本体1に対して接続
しても、上記画像データから正確な画像を上記本体1に
おいて再現できて、読取スキャナ2やメモリパック3の
汎用性を向上させることが可能となる。
【0087】なお、上記実施の形態では、補正データメ
モリ32における第2補正データは、各第1および第2
補正データに基づいて更新されるようになっているが、
それ以外の他の実施の形態として、第1補正データをメ
モリパック3に送出した転送回数によって第2補正デー
タを更新するか否かを設定することも可能である。
【0088】このような他の実施の形態のために、メモ
リパック3に対し、図10に示すように、上記転送回数
を計数して記憶する転送カウンタ40が、接続された読
取スキャナ2の識別番号等の識別記号と共に記憶するよ
うに設けられている。図10に示す画像処理装置におい
ては、前記図1に示した画像処理装置と同様の機能を有
する各部材については同一の部材番号を付与して、それ
らの説明を省いた。
【0089】また、本体1の制御部17は、メモリパッ
ク3と本体1とが通信ケーブル9によって接続された際
に、転送カウンタ40の上記転送回数および読取スキャ
ナ2の識別記号を検出し、上記転送回数および識別記号
により、本体1に接続される読取スキャナ2のための第
1補正データがメモリパック3に対して未転送のときに
第1補正データをメモリパック3に通信ケーブル9を介
して送出し、上記第1補正データによって第2補正デー
タを更新するようになっている。
【0090】上記の構成によれば、制御部17は、第2
補正データの更新の有無を転送カウンタ40における第
1補正データの転送回数により判定、すなわち、転送回
数が、例えば1であれば更新済とし、転送回数が0であ
れば未更新と判断して第2補正データを更新するため
に、上記第1補正データをメモリパック3に対し通信ケ
ーブル9を介して送出し、上記第1補正データにより第
2補正データを更新することが可能となる。
【0091】また、制御部17は、更新完了後、転送回
数を1として、以降、通信ケーブル9を介して接続され
たときに第1補正データを、本体1からメモリパック3
に対し送出することを回避できる。
【0092】それゆえ、上記構成では、メモリパック3
の小型化、軽量化を図りながら、第1補正データがメモ
リパック3に対して未転送のときにのみ、第2補正デー
タを更新するので、既に更新された第2補正データを再
度更新するといった無駄な制御を回避できることから、
本体1とメモリパック3とを接続した際における必要な
動作時間を低減できる。
【0093】その上、このような構成では、第1補正デ
ータが更新されない場合、例えば、本体1の出荷時に、
上記本体1に対し取り付けられた読取スキャナ2に応じ
た第1補正データが予め補正データメモリ12に設定さ
れている場合に本体1とメモリパック3との相互間での
データ転送量を軽減できる。
【0094】すなわち、上記の場合、本体1とメモリパ
ック3とが最初に接続されたときに第1補正データをメ
モリパック3に送出して、メモリパック3の第2補正デ
ータを一度のみ更新すればよいので、転送カウンタ40
における転送回数と読取スキャナ2の識別記号というデ
ータ量のみにて、更新の適否を判定することから、上記
適否の判定のためのデータ転送量を抑制することが可能
となる。
【0095】よって、このような構成では、本体1とメ
モリパック3とを接続した際に必要な動作時間を軽減す
ることができると共に、白色板8aや、その白色板8a
を用いたシェーディング補正のための制御プログラムを
省くことができて、本体1の小型化、軽量化を図ること
が可能となる。
【0096】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の画像処理装置
は、以上のように、携帯可能な読取専用手段と読取記録
手段とが携帯可能なスキャナを共用するように設けら
れ、読取専用手段と読取記録手段とが接続手段によって
接続されたときに、読取記録手段から読取専用手段に対
し、読取記録手段の第1補正データを接続手段を介して
送出し、上記第1補正データによって読取専用手段の第
2補正データを更新するように上記読取専用手段および
読取記録手段を制御する制御手段が設けられている構成
である。
【0097】それゆえ、上記構成は、スキャナを共用す
る読取専用手段と読取記録手段との間を、接続手段によ
り接続するときに読取記録手段の第1補正データにより
読取専用手段の第2補正データをスキャナに応じて更新
できる。
【0098】このことから、上記構成では、読取専用手
段およびスキャナに対して携帯可能とすることによって
汎用性を備えさせた場合でも、上記読取専用手段におけ
る第2補正データを予め実際に測定して格納しておくと
いう手間を軽減できると共に、読取専用手段において第
2補正データを予め測定するための部材を省くことがで
きるので、上記読取専用手段を小型化できるという効果
を奏する。
【0099】本発明の請求項2記載の画像処理装置は、
読取専用手段と読取記録手段とが接続手段によって接続
された際に、制御手段によって第2補正データを読取記
録手段に転送させ、上記第2補正データと第1補正デー
タとを比較して、上記第1補正データおよび第2補正デ
ータが互いに不一致のときに第1補正データによって第
2補正データを更新するように上記制御手段がなってい
る構成である。
【0100】それゆえ、上記構成では、第1補正データ
および第2補正データが互いに一致するときにも更新す
るといった無駄な制御を回避できることから、読取記録
手段と読取専用手段とを接続した際における必要な動作
時間を低減できて、上記両手段を接続したときの初期動
作を迅速化できるという効果を奏する。
【0101】本発明の請求項3記載の画像処理装置は、
制御手段によって、読取専用手段と読取記録手段とが接
続手段によって接続された際に、第2補正データの加算
値である第2データサム値を読取記録手段に転送させ、
上記第2データサム値と第1補正データの加算値である
第1データサム値とを比較して、上記第1データサム値
および第2データサム値が互いに不一致のときに第1補
正データによって第2補正データを更新するように上記
制御手段がなっている構成である。
【0102】それゆえ、上記構成では、第1補正データ
および第2補正データの比較を、第2データサム値と第
1データサム値との比較により行うので、比較のための
データ通信量を軽減できて、更新のための通信時間を低
減できることから、第2補正データの更新を迅速化でき
るという効果を奏する。
【0103】本発明の請求項4記載の画像処理装置は、
読取記録手段から読取専用手段に対し第1補正データを
接続手段を介して送出した転送回数により、読取専用手
段と読取記録手段とが接続手段によって接続された際
に、第1補正データが未転送のときに制御手段によって
第1補正データを読取専用手段に対し接続手段を介して
送出し、上記第1補正データによって第2補正データを
更新するようになっている構成である。
【0104】それゆえ、上記構成では、第1補正データ
が読取専用手段に対して未転送のときにのみ、第2補正
データを更新するので、既に更新された第2補正データ
を再度更新するといった無駄な制御を回避できることか
ら、読取記録手段と読取専用手段とを接続した際におけ
る必要な動作時間を低減できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置のブロック図である。
【図2】上記画像処理装置のA/D変換部のブロック図
である。
【図3】上記画像処理装置におけるシェーディング歪み
を示すグラフである。
【図4】上記画像処理装置のSHD補正部および2値化
回路のブロック図である。
【図5】上記画像処理装置の出力部における駆動部のブ
ロック図である。
【図6】上記出力部のタイミングチャートである。
【図7】上記出力部のサーマルヘッドの構成図である。
【図8】上記画像処理装置の各I/F部のブロック図で
ある。
【図9】上記画像処理装置の第2補正データにおける更
新の手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明の画像処理装置における実施の他の形
態を示すブロック図である。
【図11】従来の画像処理装置における読取専用装置の
シェーディング補正のための補正データを格納する手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 本体(読取記録手段) 2 読取スキャナ(スキャナ) 3 メモリパック(読取専用手段) 9 通信ケーブル(接続手段) 16 I/F部(接続手段) 17 制御部(制御手段) 36 I/F部(接続手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入射された画像を画像データに変換するス
    キャナが携帯可能に設けられ、 上記画像データを外部に出力するための読取記録手段
    が、スキャナを着脱自在とし、かつ、スキャナからの画
    像データに対し歪み補正する第1補正部と、上記歪み補
    正のための第1補正データを格納する第1メモリとを有
    して設けられ、 読取記録手段から外したスキャナを着脱自在に接続し得
    る読取専用手段が、携帯可能な形状に形成されると共
    に、スキャナからの画像データに対し歪み補正する第2
    補正部と、上記歪み補正のための第2補正データとを格
    納する第2メモリと、上記スキャナからの画像データを
    第2補正部および第2補正データにより補正して記憶す
    る第3メモリとを有して設けられ、 読取専用手段と読取記録手段との間で画像データや、上
    記両手段の制御信号を通信する接続手段が設けられ、 読取専用手段と読取記録手段とが接続手段によって接続
    されたときに、読取記録手段から読取専用手段に対し第
    1補正データを接続手段を介して送出し、上記第1補正
    データによって第2補正データを更新するように上記読
    取専用手段および読取記録手段を制御する制御手段が設
    けられていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】制御手段は、読取専用手段と読取記録手段
    とが接続手段によって接続された際に、第2補正データ
    を読取記録手段に転送させ、上記第2補正データと第1
    補正データとを比較して、上記第1補正データおよび第
    2補正データが互いに不一致のときに第1補正データに
    よって第2補正データを更新するようになっていること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】読取記録手段は、第1補正データの加算値
    である第1データサム値を算出する第1算出部を有し、 読取専用手段は、第2補正データの加算値である第2デ
    ータサム値を算出する第2算出部を有し、 制御手段は、読取専用手段と読取記録手段とが接続手段
    によって接続された際に、第2データサム値を読取記録
    手段に転送させ、上記第2データサム値と第1データサ
    ム値とを比較して、上記第1データサム値および第2デ
    ータサム値が互いに不一致のときに第1補正データによ
    って第2補正データを更新するようになっていることを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】読取記録手段から読取専用手段に対し第1
    補正データを接続手段を介して送出した転送回数を計数
    して記憶する転送カウンタが設けられ、 制御手段は、読取専用手段と読取記録手段とが接続手段
    によって接続された際に、上記転送回数により第1補正
    データが未転送のときに第1補正データを読取専用手段
    に対し接続手段を介して送出し、上記第1補正データに
    よって第2補正データを更新するようになっていること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
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